JP2013193667A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で乗員の体格を判断するとともに、乗員の降車性を確保することができる車両用シート装置を提供する。
【解決手段】上下駆動用アクチュエータ6を備え上下駆動用アクチュエータ6の駆動によりシート1の座面を上下方向に移動自在なシート座面調整機構4と、シート1を前後方向に移動自在なシート位置調整機構5と、シート1の前後方向位置を検知するシート位置検知部9と、乗員の降車意思を検知する降車意思検知部13と、降車意思検知部13にて乗員が降車する降車意思を検知したことを条件として、シート1の前後方向位置に対応して設定された座面位置となるようシート座面調整機構4を制御する降車座面制御を行う駆動制御部10と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、座面位置を調整可能な車両用シート装置に関する。
従来、車両用シート装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用シート装置は、車両シートに着座している乗員の降車動作を予測すると、ドアミラーに設置されたカメラ装置により乗員の体格を判断し、カメラ装置の撮像データにより検出される乗員の体格に基づいて降車時の乗員に適した位置まで車両シートの座面を移動させる制御部を備え、この制御部によるシートの座面の駆動制御により、乗員が降車する際の乗員への負担感を軽減し、乗員の降車性を向上させている。
特開2009−241774号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用シート装置では、制御部はカメラ装置の撮像データに基づき乗員の体格を判断する必要がある。このため、制御部は、撮像データから体格を判断するために複雑な処理が必要となり、これに伴い制御部の高機能化を強いられることとなる。また、乗員の体格判断のためにドアミラーに別途カメラ装置を設ける必要があるため、装置全体のコストも増大してしまうおそれがある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構造で乗員の体格を判断するとともに、乗員の降車性を確保することができる車両用シート装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、アクチュエータを備え該アクチュエータの駆動により車両シートの座面を上下方向に移動自在なシート座面調整機構と、前記車両シートを車両前後方向に移動自在なシート位置調整機構と、前記車両シートの車両前後方向位置を検知するシート位置検知部と、前記乗員の降車意思を検知する降車意思検知部と、前記降車意思検知部にて前記乗員が降車する降車意思を検知したことを条件として、前記車両シートの車両前後方向位置に対応して設定された座面位置となるよう前記シート座面調整機構を制御する降車座面制御を行う駆動制御部と、を備えることをその要旨とする。
上記構成によると、降車意思検知部により乗員の降車意思が検知されると、該乗員が着座する車両シートの座面が、該車両シートの車両前後方向位置に対応した高さまで移動される。車両シートの車両前後方向位置は乗員の体格の影響が反映されやすいことから、こうした車両シートの前後方向位置に対応した高さに座面を移動させることにより、乗員の降車時にその乗員の体格に最適な座面位置とすることが可能となる。しかも、駆動制御部は、シート位置検知部により検知される車両シートの車両前後方向位置に対応した座面位置となるようシート座面調整機構を駆動制御するだけでよいため、乗員の体格を取得するための複雑な処理が不要となる。よって、上記構成によれば、簡易な構造によって乗員の体格を判断可能であるとともに、乗員の降車性も確保することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用シート装置において、前記駆動制御部は、前記降車座面制御を行うにあたり、前記車両シートの前後移動可能範囲において予め設定された第1設定エリアにあっては、該車両シートが前方に位置しているほど低く、後方に位置しているほど高い座面位置となるよう前記シート座面調整機構を駆動制御することをその要旨とする。
上記構成によると、車両シートの車両前後方向位置が第1設定エリアに位置している場合には、車両シートの車両前後方向位置が前方に位置しているほど低く後方に位置しているほど高い座面位置まで座面が移動される。つまり、車両シートの車両前後方向位置は乗員の体格が反映されやすく、車両シートの車両前後方向位置が前方に位置しているほど乗員の体格が小さく車両前後方向位置が後方に位置しているほど乗員の体格が大きいと推測することができる。すなわち、体格が大きい乗員が降車しやすい座面位置や体格が小さい乗員が降車しやすい座面位置に車両シートの座面を移動させることにより、乗員の降車時にその乗員の体格に最適な座面位置とすることができる。これにより、乗員は、座面が乗員の体格に適した位置まで移動した状態で降車できるため、乗員の降車性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の車両用シート装置において、前記第1設定エリアは、前方エリアと、該前方エリアよりも後方に設定された変動エリアと、該変動エリアよりも後方に設定された上限エリアとに細分化され、前記駆動制御部は、前記降車座面制御を行うにあたり、前記前方エリアに車両シートが位置する場合には、前記変動エリアにおける最前方位置に対応して設定された座面位置と同じ座面位置を維持するよう前記シート座面調整機構を駆動制御し、前記上限エリアに車両シートが位置する場合には、該変動エリアにおける最後方位置に対応して設定された座面位置と同じ座面位置を維持するよう前記シート座面調整機構を駆動制御することをその要旨とする。
上記構成によると、駆動制御部は、車両シートの車両前後方向位置が前方エリアにある場合に、変動エリアにおける最前方位置に対応して設定された座面位置と同じ座面位置を維持するようにシート座面調整機構を駆動制御する。すなわち、車両シートの第1設定エリアにおいて前方エリアは変動エリアよりも前方側に設定されているため、車両シートの車両前後方向位置が前方エリアに位置している場合には、座面位置が低くなるよう車両シートは移動され、前方エリアにおいて座面位置は維持される。これにより、体格が小さいと推測される乗員の降車動作における乗員の脚が車両に引っかからない位置に座面位置が設定され、乗員の降車性は向上する。また、駆動制御部は、車両シートの車両前後方向位置が上限エリアにある場合に、変動エリアにおける最後方位置に対応して設定された座面位置と同じ座面位置を維持するようにシート座面調整機構を駆動制御する。すなわち、車両シートの第1設定エリアにおいて上限エリアは変動エリアよりも後方側に設定されているため、車両シートの車両前後方向位置が上限エリアに位置している場合には、座面位置が高くなるよう車両シートは移動され、上限エリアにおいて座面位置は維持される。これにより、乗員の降車動作において、車両シートの座面が高くなりすぎることにより降車時の乗員の頭が車両の天井にぶつかることを防ぐことができる。
請求項4に記載の発明では、請求項2または請求項3に記載の車両用シート装置において、前記駆動制御部は、前記降車座面制御を行うにあたり、前記第1設定エリアよりも後方に設定された第2設定エリアにあっては、前記車両シートが後方に位置しているほど低い座面位置となるよう前記シート座面調整機構を駆動制御する、ことをその要旨とする。
上記構成によると、駆動制御部は、車両シートの車両前後方向位置が第1設定エリアよりも後方に設定された第2設定エリアにある場合に、車両前後方向位置が後方に位置しているほど座面を低くするようシート座面調整機構を駆動制御する。つまり、車両シートの前後移動可能範囲において、車両シートの車両前後方向位置が第2設定エリアに位置している場合には、第1設定エリアに位置している場合に推測される乗員の体格よりも大きいと推測される。そして、大きいと推測される体格に対応して座面位置が低くなるよう車両シートは移動され、後方エリアにおいて座面位置は維持される。これにより、降車時に体格が大きい乗員が車両の天井にぶつかることのない位置に車両シートの座面が移動した状態で乗員は降車することができるため、乗員の降車性はさらに向上する。
請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用シート装置において、前記シート位置調整機構は、前記車両シートを車両前後方向へ移動させる前後駆動用アクチュエータを有し、前記駆動制御部は、前記降車座面制御を行う際に、前記車両シートを後方へ移動させるよう前記シート位置調整機構を制御する前後移動制御を併せ行うことをその要旨とする。
上記構成によると、駆動制御部は、降車座面制御を行う際に、車両シートを後方へ移動させる前後移動制御を併せて行う。これにより、車内において車両シートと車両前方との間の空間がより広くなるため、乗員の降車時における移動空間が広くなり降車性が向上する。
請求項6に記載の発明では、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用シート装置において、車両ユーザの前記座面への乗車意思を検知する乗車意思検知部と、前記車両ユーザによって所持され固有の識別信号を送信する携帯機との通信に基づいて該車両ユーザを判別するユーザ判別部と、前記車両ユーザの車両運転時における前記車両シートの車両前後方向位置を記憶する記憶部とを備え、前記駆動制御部は、前記ユーザ判定部により車両ユーザを判別し、且つ前記乗車意思検知部にて前記座面に前記乗員が乗車する乗車意思を検知したことを条件として、前記記憶部に記憶された前記車両シートの車両前後方向位置に対応して設定された座面位置となるよう前記シート座面調整機構を駆動制御する乗車座面制御を行うことをその要旨とする。
上記構成によると、駆動制御部は、車両ユーザが所持する携帯機との通信により車両ユーザを判別し、車両ユーザが乗車する乗車意思を検知すると、記憶部に記憶された車両ユーザの車両運転時の車両シートの車両前後方向位置に対応して設定された座面位置まで座面を移動させるべくシート座面調整機構を駆動制御する。これにより、車両ユーザの体格に対応した高さまで車両シートの座面が移動した状態で車両ユーザが乗車することができるため、車両ユーザの車両への乗車性も向上させることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、簡易な構造で乗員の体格を判断するとともに、乗員の降車性を確保することができる車両用シート装置を提供することができる。
本発明の一実施形態の車両用シート装置の電気的構成を示すブロック図。 シートの車両前後方向位置に対応する座面位置の変位図。 シートの降車座面制御を示すフローチャート図。 シートの乗車座面制御を示すフローチャート図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、車両の室内フロアに設置されるシート1(車両シート)は、座面を形成するシートクッション2と、シートクッション2の後端部において前後方向に傾動可能に支持されるとともに背もたれを形成するシートバック3とを備えている。
そして、シート1は、シート1の状態(位置)を調整するための機構を搭載する。すなわち、シート1は、シート1のシートクッション2を自在に移動させて上下方向位置を調整するためのシート座面調整機構4と、シート1を自在に移動させて前後方向位置を調整するためのシート位置調整機構5とを備えている。なお、シート1は、上記機構以外に例えばシートクッション2に対してシートバック3が傾動するリクライニング機構やシートバック3に対してシートクッション2の位置を前後方向に調整するクッション長機構等を備えていてもよい。
シート座面調整機構4は、電動モータにより構成された上下駆動用アクチュエータ6(アクチュエータ)を備え、上下駆動用アクチュエータ6の駆動によりシートクッション2を上下方向に移動させる機能を有する。シート位置調整機構5は、電動モータにより構成された前後駆動用アクチュエータ7を備え、前後駆動用アクチュエータ7の駆動によりシートを前後方向に移動させる機能を有する。
また、シート1には、上下駆動用アクチュエータ6及び前後駆動用アクチュエータ7を駆動制御する駆動制御部10が設けられている。この駆動制御部10は、CPU、ROM、RAM等を具備した電子制御ユニット(ECU)で構成されROM等に予め記録された制御プログラムに従って演算処理を行う。
また、前後駆動用アクチュエータ7にはシート1の前後方向位置を検知するシート位置検知部9が設けられる。本実施形態においてシート位置検知部9は、シート位置調整機構5の前後駆動用アクチュエータ7の回転数を検出するホールICにより構成され、そのシート位置検知部9により検知される位置検知信号を電気的に接続される駆動制御部10に出力する。なお、シート位置検知部9は、こうしたアクチュエータの回転数を検出するものに限らず、シートの位置を検知するものであればホールICにより構成されたものに限定されるものでもない。
また、上下駆動用アクチュエータ6にはシート1の上下方向位置を検知する座面位置検知部8が設けられる。本実施形態において座面位置検知部8は、シート座面調整機構4の上下駆動用アクチュエータ6の回転数を検出するホールICにより構成され、その座面位置検知部8により検知される位置検知信号を電気的に接続される駆動制御部10に出力する。なお、座面位置検知部8は、こうしたアクチュエータの回転数を検出するものに限らず、シートの位置を検知するものであればホールICにより構成されたものに限定されるものでもない。
次に車両用シート装置の電気的構成について説明する。
図1に示すように、駆動制御部10には、前後駆動用アクチュエータ7とそのシート位置検知部9と、上下駆動用アクチュエータ6とその座面位置検知部8とが電気的に接続されるとともに、CAN(Controller Area network)やLIN(Local Interconnect network)などの車載LANを介して降車意思検知部13と乗車意思検知部14とが接続されている。また、駆動制御部10は、EEPROM等からなる記憶部11を内蔵する。
降車意思検知部13は、シートベルトのバックルのロック・アンロック状態を検出するバックルスイッチにより構成され、降車時の乗員の降車意思を検知可能となっている。すなわち、降車意思検知部13は、シートベルトのバックルのアンロック状態を検出するとその降車意思検知部13から検出される降車意思検知信号を駆動制御部10へ出力する。なお、降車意思検知部13は、バックルスイッチにより降車意思を検知するものに限らず、例えばエンジンのイグニッションスイッチ等で構成されイグニッションスイッチのオフ状態を検出するものであってもよい。
乗車意思検知部14は、ドアカーテシスイッチにより構成され、乗車時のユーザの乗車意思を検知可能となっている。すなわち、乗車意思検知部14は、車両ドアの開状態を検知するとその乗車意思検知部14からの乗車意思検知信号を駆動制御部10へ出力する。なお、乗車意思検知部14は、ドアカーテシスイッチにより乗車意思を検知するものに限らず、例えば電子キーからのアンロック信号を受信したことで乗車意思を検知する受信機で構成されていてもよい。
また、本実施形態において、車両用シート装置は、携帯機15と駆動制御部10におけるユーザ判別部12との無線通信により車両へ乗り込むユーザの識別を行う。携帯機15は、例えば電気キーで構成され、ユーザを示す識別信号を駆動制御部10のユーザ判別部12へ送信可能である。ユーザ判別部12は、例えば携帯機15からの信号を受信可能である受信機から構成され、携帯機15との間で無線通信を行い、受信した信号(識別信号)を駆動制御部10に出力する。駆動制御部10は、携帯機15はから送信される識別信号を受信し、識別信号が記憶部11にて記憶されている登録コードと一致等、所定の関係を満足するかの照合を行い、ユーザの識別を行う。
駆動制御部10は、例えばスイッチ等により構成されるシート操作部(図示略)の操作に応じて、駆動制御部10から上下駆動用アクチュエータ6に制御信号を出力しシート座面調整機構4を駆動制御することによりシートクッション2を上下方向に移動させる。同様に、駆動制御部10は、シート操作部の操作に応じて、駆動制御部10から前後駆動用アクチュエータ7に制御信号を出力しシート位置調整機構5を駆動制御することにより、シート1を前後方向に移動させる。ここで、図2に示すように、シート位置調整機構5は、シート1が前後方向に移動可能である前後移動可能範囲Afb(例えば0mm〜250mm)が設定されている。そして、駆動制御部10はシート位置調整機構5を駆動制御し、前後移動可能範囲Afb内においてシートを移動させることができる。また、シート座面調整機構4は、シートが上下方向に移動可能である上下移動可能範囲Aud(例えば0mm〜60mm)が設定されている。そして、駆動制御部10は、シート座面調整機構4を駆動制御し、上下移動可能範囲Aud内においてシートクッション2を移動させることができる。
また、駆動制御部10は、降車意思検知部13から入力される降車位置検知信号によってもシート座面調整機構4の駆動制御を行う。詳しくは、駆動制御部10は、降車意思検知信号が降車意思を示すものであった場合には、乗員が車両から降車する意思があると判断する。そして、駆動制御部10は、上述した降車意思検知信号を検知すると、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づきシート座面調整機構4の降車座面制御を行う。すなわち、駆動制御部10は、乗員の降車時におけるシート1の前後方向位置に対応する座面位置までシートクッション2を移動させるべくシート座面調整機構4を駆動制御する。なお、シート1の前後方向位置に対応する座面位置とは、所定の前後方向位置に位置するシート1に座る乗員が降車しやすい座面位置のことを示すものである。具体的には、シート1の前後方向位置は体格に影響されやすく、シート1の前後方向位置が車両の前方側に位置している場合には乗員の体格が小さいと推測され、シート1の前後方向位置が車両の後方側に位置している場合には乗員の体格が大きいと推測される。すなわち、駆動制御部10は、シート1の前後方向位置から推測される乗員の体格に最適な(降車しやすい)座面位置までシートクッション2を移動させる。そして、本実施形態において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からのシート1の前後方向位置から推測される乗員の体格に最適な座面位置が予め設定されており、その設定された座面位置までシートクッション2を移動させるべくシート座面調整機構4を駆動制御する。
具体的には、図2に示すように、本実施形態において駆動制御部10は、シート1の位置検知エリアを2つのエリア、すなわち前後移動可能範囲Afbにおける車両前方側の第1設定エリアA1(例えば0mm〜150mm)、第1設定エリアA1よりも車両後方側に設定された第2設定エリアA2(例えば150mm〜250mm)に区分認識する。さらに、駆動制御部10は、第1設定エリアA1を3つのエリア、すなわち車両前方側の前方エリアAf(例えば0mm〜20mm)、前方エリアAfよりも後方に設定された前変動エリアAfc(例えば20mm〜50mm)、前変動エリアAfcよりも後方に設定された上限エリアAu(例えば50mm〜150mm)に細分化され設定されている。また、駆動制御部10は、第2設定エリアA2を2つのエリア、すなわち車両前方側の後変動エリアAbc(例えば150mm〜200mm)、後変動エリアAbcよりも後方に設定された後方エリアAb(例えば200mm〜250mm)に細分化され設定されている。
そして、シート1の前後方向位置に対応するシートクッション2の座面位置は、駆動制御部10によって、前方エリアAfにおいて座面位置Pf(例えば5mm)を維持するように設定されている。また、座面位置Pfcは、前変動エリアAfcにおいてシート1の前後方向位置に対して比例して上昇するよう設定されている。また、座面位置Pu(例えば50mm)は、上限エリアAuにおいて座面位置Puを維持するように設定されている。また、座面位置Pbcは、後変動エリアAbcにおいて、シート1の前後方向位置に対して反比例して下降するよう設定されている。また、座面位置Pb(例えば5mm)は、後方エリアAbにおいて、座面位置Pfを維持するよう設定されている。
そして、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの入力信号に基づき、シート1の前後方向位置が前方エリアAfに位置していると判断すると、シート1のシートクッション2の上下方向位置を座面位置Pfまで移動させるようシート座面調整機構4を駆動制御する。
また、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの入力信号に基づき、シート1の前後方向位置が前変動エリアAfcに位置していると判断すると、シート1のシートクッション2の上下方向位置を座面位置Pfcまで移動させるようシート座面調整機構4を駆動制御する。
また、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの入力信号に基づき、シート1の前後方向位置が上限エリアAuに位置していると判断すると、シート1のシートクッション2の上下方向位置を座面位置Puまで移動させるようシート座面調整機構4を駆動制御する。
また、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの入力信号に基づき、シート1の前後方向位置が後変動エリアAbcに位置していると判断すると、シート1のシートクッション2の上下方向位置を座面位置Pbcまで移動させるようシート座面調整機構4を駆動制御する。
また、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの入力信号に基づき、シート1の前後方向位置が後方エリアAbに位置していると判断すると、シート1のシートクッション2の上下方向位置を座面位置Pbまで移動させるようシート座面調整機構4を駆動制御する。
なお、本実施形態において、座面位置Pfは、シートの前後方向位置が前方エリアAfに位置している場合に推測される乗員の体格に適した位置として設定されている。すなわち、体格が小さいと推測される乗員の降車時において乗員がシート1に座った姿勢で脚が地面に着き、且つ降車動作における乗員の脚が車両ボデーに引っかからない位置に座面位置Pfは設定されている。また、座面位置Puは、シート1の前後方向位置が上限エリアAuに位置している場合に推測される乗員の体格に適した位置として設定されている。すなわち、シート1の前後方向位置が後方エリアA2に位置している場合に推測される乗員の体格より小さいと推測される乗員が降車する降車動作において、乗員の脚が車両に引っかかることを抑制し、乗員の頭が車両の天井にぶつからない位置に座面位置Puは設定されている。また、座面位置Pbは、シート1の前後方向位置が後方エリアAbに位置している場合に推測される乗員の体格に適した位置として設定されている。すなわち、降車時の乗員の降車動作において、上限エリアAuでの推測される乗員の体格より大きいと推測される乗員の頭が車両の天井にぶつからない位置に座面位置Pbは設定されている。
また、駆動制御部10は、ユーザの車両への乗り込み時においてシート座面調整機構4の駆動制御を行う。詳しくは、駆動制御部10は、携帯機15とユーザ判別部12との間で無線通信を行い、ユーザが所有する携帯機15から送信されるユーザ固有の識別信号と記憶部11にて記憶されている登録コードとが所定の対応関係を満たすと判断すると、乗車するユーザを識別する。そして、駆動制御部10は、乗車意思検知部14からの乗車意思検知信号が乗車意思を示すものであった場合には、乗員が車両へ乗車する意思があると判断する。そして、駆動制御部10は、上述した乗車意思検知信号を検知すると、記憶部11に予め記憶されたユーザの運転時におけるシート1の前後方向位置に基づきシート座面調整機構4の乗車座面制御を行う。すなわち、駆動制御部10は、記憶部11に記憶されたシート1の前後方向位置に対応する座面位置までシートクッション2を移動させるべくシート座面調整機構4を駆動制御する。なお、シート1の前後方向位置に対応するシートクッション2の座面位置は、上述した降車座面制御と同様、図2に示すように駆動制御部10により制御されるため、以下説明を省略する。
次に本実施形態の降車時の動作について、図3のフローチャートに基づき総括して説明する。なお、ここでの処理は、予め設定された周期で繰り返し行われる。
駆動制御部10は、ステップ1において、降車意思検知部13から入力される降車意思検知信号に基づき、降車意思が検知されると、それ以降、図3に示すステップ2〜11の処理を実行する。
ステップ2において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づき、シート1の前後方向位置Pwが前方エリアAfにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ3の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Pfまで移動させる。すなわち、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pfよりも上方側に位置している場合にはシートクッション2を下方に移動させると共に座面位置Pfにて停止させ、上下方向位置と座面位置Pfが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ2における判定結果がNOの場合には、ステップ4の処理に進む。
ステップ4において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づき、シート1の前後方向位置Pwが前変動エリアAfcにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ5の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Pfcまで移動させる。すなわち、駆動制御部10は、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pfcよりも下方側に位置している場合にはシートクッション2を上方に移動させると共に座面位置Pfcにて停止させ、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pfcよりも上方側に位置している場合にはシートクッション2を下方に移動させると共に座面位置Pfcにて停止させ、上下方向位置と座面位置Pfcが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ4における判定結果がNOの場合には、ステップ6の処理に進む。
ステップ6において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づき、シート1の前後方向位置Pwが上限エリアAuにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ7の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Puまで移動させる。すなわち、駆動制御部10は、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Puよりも下方側に位置している場合にはシートクッション2を上方に移動させると共に座面位置Puにて停止させ、上下方向位置と座面位置Puが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ6における判定結果がNOの場合には、ステップ8の処理に進む。
ステップ8において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づき、シート1の前後方向位置Pwが後変動エリアAbcにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ9の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Pbcまで移動させる。すなわち、駆動制御部10は、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pbcよりも下方側に位置している場合にはシートクッション2を上方に移動させると共に座面位置Pbcにて停止させ、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pbcよりも上方側に位置している場合にはシートクッション2を下方に移動させると共に座面位置Pbcにて停止させ、上下方向位置と座面位置Pbcが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ8における判定結果がNOの場合には、ステップ10の処理に進む。
ステップ10において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づき、シート1の前後方向位置Pwが後方エリアAbにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ11の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Pbまで移動させる。すなわち、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pbよりも上方側に位置している場合にはシートクッション2を下方に移動させると共に座面位置Pbにて停止させ、上下方向位置と座面位置Pbが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ10における判定結果がNOの場合には、ここでの処理を一旦終了する。
次に本実施形態の乗車時の動作について、図4のフローチャートに基づき総括して説明する。なお、ここでの処理は、予め設定された周期で繰り返し行われる。
ステップ21において、駆動制御部10は、ユーザ判別部12にて携帯機15からの識別信号の受信を確認する。そして、ステップ21において、駆動制御部10は、識別信号を受信しユーザを識別するとステップ22に進む。
ステップ22において、駆動制御部10は、乗車意思検知部14から入力される乗車意思検知信号に基づき、乗車意思が検知されたかどうか判定する。そして駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ23の処理に進み、判定結果がNOの場合には、ここでの処理を一旦終了する。
ステップ23において、駆動制御部10は、記憶部11に記憶されたユーザの運転時のシート1の前後方向位置Pwに基づき、シート1の前後方向位置Pwが前方エリアAfにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ24の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Pfまで移動させる。すなわち、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pfよりも上方側に位置している場合にはシートクッション2を下方に移動させると共に座面位置Pfにて停止させ、上下方向位置と座面位置Pfが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ23における判定結果がNOの場合には、ステップ25の処理に進む。
ステップ25において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づき、シート1の前後方向位置Pwが前変動エリアAfcにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ26の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Pfcまで移動させる。すなわち、駆動制御部10は、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pfcよりも下方側に位置している場合にはシートクッション2を上方に移動させると共に座面位置Pfcにて停止させ、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pfcよりも上方側に位置している場合にはシートクッション2を下方に移動させると共に座面位置Pfcにて停止させ、上下方向位置と座面位置Pfcが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ25における判定結果がNOの場合には、ステップ27の処理に進む。
ステップ27において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づき、シート1の前後方向位置Pwが上限エリアAuにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ28の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Puまで移動させる。すなわち、駆動制御部10は、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Puよりも下方側に位置している場合にはシートクッション2を上方に移動させると共に座面位置Puにて停止させ、上下方向位置と座面位置Puが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ27における判定結果がNOの場合には、ステップ29の処理に進む。
ステップ29において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づき、シート1の前後方向位置Pwが後変動エリアAbcにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ30の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Pbcまで移動させる。すなわち、駆動制御部10は、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pbcよりも下方側に位置している場合にはシートクッション2を上方に移動させると共に座面位置Pbcにて停止させ、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pbcよりも上方側に位置している場合にはシートクッション2を下方に移動させると共に座面位置Pbcにて停止させ、上下方向位置と座面位置Pbcが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ29における判定結果がNOの場合には、ステップ31の処理に進む。
ステップ31において、駆動制御部10は、シート位置検知部9からの位置検知信号に基づき、シート1の前後方向位置Pwが後方エリアAbにあるかどうか判定する。そして、駆動制御部10は、判定結果がYESの場合には、ステップ32の処理に進み、シート座面調整機構4を駆動制御し、シートクッション2を座面位置Pbまで移動させる。すなわち、シートクッション2の上下方向位置が座面位置Pbよりも上方側に位置している場合にはシートクッション2を下方に移動させると共に座面位置Pbにて停止させ、上下方向位置と座面位置Pbが等しい場合にはシート座面調整機構4を駆動制御しないまま、ここでの処理を一旦終了する。一方、駆動制御部10は、ステップ31における判定結果がNOの場合には、ここでの処理を一旦終了する。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)降車意思検知部13により乗員の降車意思が検知されると、該乗員が着座するシート1のシートクッション2が、シート1の車両前後方向位置に対応した高さまで移動される。シートの前後方向位置は乗員の体格の影響が反映されやすいことから、こうしたシートの前後方向位置に対応した高さにシートクッション2を移動させることにより、乗員の降車時にその乗員の体格に最適な座面位置とすることが可能となる。しかも、駆動制御部10は、シート位置検知部9により検知されるシート1の車両前後方向位置に対応した座面位置となるようシート座面調整機構4を駆動制御するだけでよいため、乗員の体格を取得するための複雑な処理が不要となる。よって、上記構成によれば、簡易な構造によって乗員の体格を判断可能であるとともに、乗員の降車性も確保することができる。
(2)シート1の前後方向位置が第1設定エリアA1に位置している場合には、シート1の前後方向位置が前方に位置しているほど低く後方に位置しているほど高い座面位置までシートクッション2が移動される。つまり、シート1の前後方向位置は乗員の体格が反映されやすく、シート1の前後方向位置が前方に位置しているほど乗員の体格が小さく前後方向位置が後方に位置しているほど乗員の体格が大きいと推測することができる。すなわち、体格が大きい乗員が降車しやすい座面位置や体格が小さい乗員が降車しやすい座面位置にシート1のシートクッション2を移動させることにより、乗員の降車時にその乗員の体格に最適な座面位置とすることができる。これにより、乗員は、シートクッション2が乗員の体格に適した位置まで移動した状態で降車できるため、乗員の降車性を向上させることができる。
(3)駆動制御部10は、シート1の車両前後方向位置が前方エリアAfにある場合に、前変動エリアAfcにおける最前方位置に対応して設定された座面位置と同じ座面位置Pfを維持するようにシート座面調整機構4を駆動制御する。具体的には、シート1の前後方向位置が前方に位置しているほど乗員の体格が小さく前後方向位置が後方に位置しているほど乗員の体格が大きいと推測されやすいことから、乗員の体格はシート1が第1設定エリアA1において前方に位置しているほど小さく後方に位置しているほど大きいと推測される。すなわち、シート1の第1設定エリアA1において前方エリアAfは前変動エリアAfcよりも前方側に設定されているため、シート1の前後方向位置が前方エリアAfに位置している場合には、座面位置が低くなるようシートクッション2は移動され、前方エリアAfにおいて座面位置Pfは維持される。これにより、体格が小さいと推測される乗員がシート1に座った姿勢で脚が地面に着き、且つ降車動作における乗員の脚が車両に引っかからない位置に座面位置Pfが設定され、乗員の降車性は向上する。また、駆動制御部10は、シート1の前後方向位置が上限エリアAuにある場合に、前変動エリアAfcにおける最後方位置に対応して設定された座面位置と同じ座面位置Pbを維持するようにシート座面調整機構4を駆動制御する。すなわち、シート1の第1設定エリアA1において上限エリアAuは前変動エリアAfcよりも後方側に設定されているため、シート1の前後方向位置が上限エリアAuに位置している場合には、座面位置が高くなるようシート1は移動され、上限エリアAuにおいて座面位置は座面位置Puで維持される。これにより、乗員の降車動作において、乗員の脚が車両に引っかかることを抑制し、シート1のシートクッション2が高くなりすぎることにより降車時の乗員の頭が車両の天井にぶつかることを防ぐことができる。
(4)駆動制御部10は、シート1の前後方向位置が第1設定エリアA1よりも後方に設定された第2設定エリアA2にある場合に、前後方向位置が後方に位置しているほどシートクッション2を低くするようシート座面調整機構4を駆動制御する。つまり、シート1の前後移動可能範囲Afbにおいて、シート1の第2設定エリアA2は第1設定エリアA1よりも後方側に設定されているため、シート1の前後方向位置が第2設定エリアA2に位置している場合には、第1設定エリアA1に位置している場合に推測される乗員の体格よりも大きいと推測される。そして、大きいと推測される体格に対応して座面位置が低くなるようシートクッション2は移動され、後方エリアAbにおいて座面位置は座面位置Pbで維持される。これにより、降車時に体格が大きい乗員が車両の天井にぶつかることのない位置にシート1のシートクッション2が移動した状態で乗員は降車することができるため、乗員の降車性はさらに向上する。
(5)駆動制御部10は、ユーザが所持する携帯機15との通信によりユーザを判別し、ユーザが乗車する乗車意思を検知すると、記憶部11に記憶されたユーザの運転時のシート1の前後方向位置に対応して設定された座面位置までシートクッション2を移動させるべくシート座面調整機構4を駆動制御する。これにより、ユーザの体格に対応した高さまでシート1のシートクッション2が移動した状態でユーザが乗車することができるため、ユーザの車両への乗車性も向上させることができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、乗員の降車時において、駆動制御部10はシート座面調整機構4を駆動制御するがこれに限定されず、シート座面調整機構4とシート位置調整機構5を駆動制御するものであってもよい。例えば、駆動制御部10は、降車意思検知部13からの降車意思検知信号を検知するとシート座面調整機構4の降車座面制御と併せてシート位置調整機構5の駆動制御を行う。すなわち、駆動制御部10は、シート座面調整機構4の駆動制御と併せて、シート位置調整機構5を駆動制御してシート1を後方(例えば50mm)へ移動させる前後駆動制御を行う。このような構成とすると、車内においてシート1と車両前方との間の空間がより広くなるため、乗員の降車時における移動空間が広くなり降車性が向上する。
・上記実施形態では、乗員の乗車時において、駆動制御部10はシート座面調整機構4を駆動制御するがこれに限定されず、シート座面調整機構4とシート位置調整機構5を駆動制御するものであってもよい。例えば、駆動制御部10は、乗車意思検知部14からの乗車意思検知信号を検知するとシート座面調整機構4の乗車座面制御と併せてシート位置調整機構5の駆動制御を行う。すなわち、駆動制御部10はシート座面調整機構4の駆動制御と併せて、シート位置調整機構5を駆動制御してシートを後方(例えば50mm)へ移動させる前後移動制御を行う。この構成によると、車内においてシート1と車両前方との間の空間がより広くなるため、ユーザの乗車時における移動空間が広くなり乗車性が向上する。
・上記実施形態では、シート位置調整機構5は、駆動制御部10からの制御信号に基づいた前後駆動用アクチュエータ7の駆動により駆動制御されるが、これに限定されず、シート位置調整機構5が電動式ではなく乗員が手動でシート1を前後方向にさせるような機械式であってもよい。
・上記実施形態では、駆動制御部10は、シート1に設けられているが、これに限定されず、例えばシート1以外の車両の室内フロアに設けられていてもよい。
・上記実施形態では、ユーザの降車性もしくは乗車性を確保することができれば、他の数値に変更してもよい。例えば、上限エリアAuにおいて設定される座面位置Puを50mmとしたがユーザが車両の天井に頭をぶつけることなく降車もしくは乗車することができる等の降車性及び乗車性を確保することができれば、座面位置Puを55mmとする等、他の数値に変更してもよい。また、前方エリアAf及び後方エリアAbにおいて設定される座面位置Pf,Pbを5mmとしたがユーザの降車性を確保することができれば、座面位置Pf,Puを15mmとする等、他の数値に変更してもよい。また、上記実施形態において、前方エリアAfと後方エリアAbにおける座面位置Pf,Pbは同じ数値が設定されているが、これに限定されず、異なる数値に設定されていてもよい。また、前変動エリアAfc及び後変動エリアAbcにおいて座面位置Pfc,Pbcがシート1の前後方向位置に対して比例して上昇もしくは下降しているが、これに限定されず、座面位置がシート1の前後方向位置に対してステップ状、二次曲線状に上昇もしくは下降していてもよい。
1 シート(車両シート)
2 シートクッション(座面)
4 シート座面調整機構
5 シート位置調整機構
6 上下駆動用アクチュエータ(アクチュエータ)
7 前後駆動用アクチュエータ
8 座面位置検知部
9 シート位置検知部
10 駆動制御部
11 記憶部
12 ユーザ判別部
13 降車意思検知部
14 乗車意思検知部
15 携帯機

Claims (6)

  1. アクチュエータを備え該アクチュエータの駆動により車両シートの座面を上下方向に移動自在なシート座面調整機構と、
    前記車両シートを車両前後方向に移動自在なシート位置調整機構と、
    前記車両シートの車両前後方向位置を検知するシート位置検知部と、
    前記乗員の降車意思を検知する降車意思検知部と、
    前記降車意思検知部にて前記乗員が降車する降車意思を検知したことを条件として、前記車両シートの車両前後方向位置に対応して設定された座面位置となるよう前記シート座面調整機構を制御する降車座面制御を行う駆動制御部と、を備える車両用シート装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シート装置において、
    前記駆動制御部は、前記降車座面制御を行うにあたり、前記車両シートの前後移動可能範囲において予め設定された第1設定エリアにあっては、該車両シートの前記車両前後方向位置が前方に位置しているほど低く、前記車両前後方向位置が後方に位置しているほど高い座面位置となるよう前記シート座面調整機構を駆動制御する、車両用シート装置。
  3. 請求項2に記載の車両用シート装置において、
    前記第1設定エリアは、前方エリアと、該前方エリアよりも後方に設定された変動エリアと、該変動エリアよりも後方に設定された上限エリアとに細分化され、
    前記駆動制御部は、前記降車座面制御を行うにあたり、前記前方エリアに車両シートが位置する場合には、前記変動エリアにおける最前方位置に対応して設定された座面位置と同じ座面位置を維持するよう前記シート座面調整機構を駆動制御し、前記上限エリアに車両シートが位置する場合には、該変動エリアにおける最後方位置に対応して設定された座面位置と同じ座面位置を維持するよう前記シート座面調整機構を駆動制御する、車両用シート装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の車両用シート装置において、
    前記駆動制御部は、前記降車座面制御を行うにあたり、前記第1設定エリアよりも後方に設定された第2設定エリアにあっては、前記車両シートが後方に位置しているほど低い座面位置となるよう前記シート座面調整機構を駆動制御する、車両用シート装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用シート装置において、
    前記シート位置調整機構は、前記車両シートを車両前後方向へ移動させる前後駆動用アクチュエータを有し、
    前記駆動制御部は、前記降車座面制御を行う際に、前記車両シートを後方へ移動させるよう前記シート位置調整機構を制御する前後移動制御を併せ行う、車両用シート装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用シート装置において、 車両ユーザの前記座面への乗車意思を検知する乗車意思検知部と、
    前記車両ユーザによって所持され固有の識別信号を送信する携帯機との通信に基づいて該車両ユーザを判別するユーザ判別部と、
    前記車両ユーザの車両運転時における前記車両シートの車両前後方向位置を記憶する記憶部と、を備え、
    前記駆動制御部は、前記ユーザ判定部により車両ユーザを判別し、且つ前記乗車意思検知部にて前記座面に前記乗員が乗車する乗車意思を検知したことを条件として、前記記憶
    部に記憶された前記車両シートの車両前後方向位置に対応して設定された座面位置となるよう前記シート座面調整機構を駆動制御する乗車座面制御を行う、車両用シート装置。
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