JP2013192884A - ティシュペーパー及びティシュペーパーの製造方法 - Google Patents

ティシュペーパー及びティシュペーパーの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】実際の使用感において表面の滑らかさが良好で、従来品と比較して柔らかさ、手触り感に優れるティシュペーパーを提供する。
【解決手段】原紙102の表裏2面(面104,106)のうち、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面108が最外面に位置するように、原紙102を複数枚積層して1組としたティシュペーパー100。
【選択図】図1B

Description

本発明は、ティシュペーパー及びティシュペーパーの製造方法に関するものである。より具体的には、柔らかく手触り感の良いティシュペーパー及びその製造方法に関するものである。
化粧用ティシュ、トイレットティシュ等のティシュペーパーは、柔らかく、手触り感の良いものが望まれている。
柔らかく、手触り感の良いティシュペーパーとしては、所定の配合のパルプ原料からなり、ヤンキードライヤのドライヤシリンダ接触面が外側を向くように2枚のティシュペーパーを積層し、1組のティシュペーパーとしたものが知られている(特許文献1、2)。
また、ティシュペーパーではないが、同じ衛生用紙の分野に属するトイレットペーパーにおいて、ヤンキードライヤのドライヤシリンダ接触面が外周面となるように衛生用紙を巻き取ったトイレットロールが知られている(特許文献3)。このトイレットロールも巻き取り状態において滑らかな手触り感を有するとされている。
特許第2705457号公報 特許第3010904号公報 特開2010−017237号公報
しかしながら、前記ティシュペーパー等は、実際の使用感において表面の滑らかさが十分ではなく、真の意味で柔らかく手触り感の良いものとは言えなかった。従って、柔らかさ、手触り感の面で未だ改善する余地があった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明は、実際の使用感において表面の滑らかさが良好で、従来品と比較して柔らかさ、手触り感に優れるティシュペーパー及びそのようなティシュペーパーを製造し得る製造方法を提供するものである。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した。その結果、抄紙された原紙の表裏2面のうち、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面が最外面に位置するように、原紙を複数枚積層して1組のティシュペーパーとすることにより前記課題を解決し得ることに想到し、本発明を完成するに至った。本発明によれば、以下のティシュペーパー及びティシュペーパーの製造方法が提供される。
[1]抄紙された原紙を複数枚積層して1組としたティシュペーパーであって、前記原紙の表裏2面のうち、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面が最外面に位置するように、前記原紙を複数枚積層して1組としたティシュペーパー。
[2]前記抄紙の際にヤンキードライヤによる乾燥が行われ、前記原紙の表裏2面のうち、前記ヤンキードライヤのフード側に位置した面が最外面に位置するように、前記原紙を複数枚積層して1組とした前記[1]に記載のティシュペーパー。
[3]抄紙機により原紙を形成し、前記原紙を複数枚積層して1組とするティシュペーパーの製造方法であって、前記原紙の表裏2面のうち、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面が最外面に位置するように、前記原紙を複数枚積層して1組とするティシュペーパーの製造方法。
[4]前記抄紙機においてヤンキードライヤによる乾燥を行い、前記原紙の表裏2面のうち、前記ヤンキードライヤのフード側に位置した面が最外面に位置するように、前記原紙を複数枚積層して1組とする前記[3]に記載のティシュペーパーの製造方法。
本発明のティシュペーパーは、実際の使用感において表面の滑らかさが良好で、従来品と比較して柔らかさ、手触り感に優れる。また、本発明のティシュペーパーの製造方法は、前記のような柔らかさ、手触り感に優れるティシュペーパーを製造し得る。
本発明のティシュペーパーの一の実施形態を模式的に示す平面図である。 図1Aに示すティシュペーパーのA−A’切断端面を模式的に示す端面図である。 傾斜角測定装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図2Aに示す傾斜角測定装置の部品であるおもりを拡大して模式的に示す斜視図である。 抄紙機の一例を模式的に示す側面図である。 クリンパ及びスリッタの一例を模式的に示す側面図である。
以下、本発明のティシュペーパー及びティシュペーパーの製造方法を実施するための形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備えるティシュペーパー等を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
[1]ティシュペーパー:
本発明のティシュペーパーは、図1A及び図1Bに示すティシュペーパー100のように、抄紙された原紙102を複数枚積層して1組としたティシュペーパーである。「ティシュペーパー」とは、衛生用紙の一種であって、顔ふき紙、化粧紙等と呼ばれるものである。
[1−1]原紙102:
「原紙」は、複数枚1組のティシュペーパーの1層を構成する、ティシュペーパーの中間体となる紙である。原紙102としては、ティシュペーパー用原紙、より具体的には坪量10〜18g/m、紙厚35〜85μmのティシュペーパー用原紙を好適に用いることができる。前記範囲内のティシュペーパー用原紙は強度と柔軟性のバランスに優れており、柔らかい触感と適正な強度を併せ持つ。
前記のような原紙は抄紙により得られる。原料パルプとしては、広葉樹材、針葉樹材から得られる化学パルプ、新聞古紙、上質古紙、OA古紙等を脱墨処理して得られる脱墨古紙パルプ等、種々のパルプを用いることができる。
より具体的には、第1層を構成する原料パルプが、広葉樹漂白パルプ(LBKP)のスラッシュパルプ5〜15質量%、LBKPのドライパルプ5〜20質量%、脱墨古紙パルプ(DIP)65〜90重量%の混合物からなり、第2層を構成する原料パルプが、針葉樹漂白パルプ(NBKPのスラッシュパルプからなる、2層抄きのティシュペーパー用原紙を好適に用いることができる。前記LBKPのドライパルプは、前記LBKPのスラッシュパルプを水分3〜25%(絶乾パルプ質量当たり)に乾燥したものである。前記DIPはパルプ篩い分け試験(JIS P8207)で24メッシュ残の繊維を9〜15質量%、150メッシュ通過の繊維を16〜21質量%含むものである。
但し、ティシュペーパー用原紙としては、前記原料パルプからなるティシュペーパー用原紙に限られず、種々の原料パルプからなるティシュペーパー用原紙を用いることができる。例えば、ドライパルプのみからなるティシュペーパー用原紙、スラッシュパルプのみからなるティシュペーパー用原紙等を用いてもよい。より具体的には、NBKPのドライパルプとLBKPのドライパルプとの混合パルプからなるティシュペーパー用原紙、NBKPのスラッシュパルプとLBKPのスラッシュパルプとの混合パルプからなるティシュペーパー用原紙等を用いることもできる。
[1−2]積層構造:
図1A及び図1Bに示すティシュペーパー100は、2枚の原紙102を積層して1組とした2プライのものである。但し、本発明においては、原紙を「複数枚」積層したものであればよい。即ち、3枚以上の原紙を積層して1組とした3プライ以上(マルチプライ)のティシュペーパーも本発明の範囲に含まれる。
図1A及び図1Bに示すティシュペーパー100は、原紙102の表裏2面(面104,106)のうち、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面108が最外面に位置するように、原紙102を複数枚積層して1組としたものである。
JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数は、実際の使用感における表面の柔らかさの指標とすることができる。従って、前記摩擦係数が小さい方の面が外側に位置するように(即ち、使用者の手に触れる面となるように)、前記原紙を複数枚積層することで、真の意味で柔らかく手触り感の良いティシュペーパーとすることができる。
前記摩擦係数は、JIS P8147に準拠して、以下のように測定することができる。測定装置としては、例えば図2Aに示すような滑り傾斜角測定装置150を用いる。滑り傾斜角測定装置150は、本体152と、錘154から構成されている。
本体152は固定台156と、固定台156に蝶番で取り付けられた傾斜板158、水準器160及び目盛板162を有する。目盛板162には傾斜角が示されている。傾斜板158は表面が平滑であり、上端側に本体用試験片164を固定する治具166が取り付けられ、下端側にはストッパー168が取り付けられている。そして、付属するハンドル170を回転させると、傾斜板158は下端を中心に傾斜させることができるように構成されている。
図2A及び図2Bに示すように、錘154は、平らな底面を持つ長方形の金属製ブロック(大きさ:55mm×45mm、重さ:150g)であり、錘用試験片172を固定する治具174が付設されている。
測定は以下のように行う。
(1)本体152の固定台156に取り付けた水準器160で水平を確認する。
(2)治具166を用いて本体用試験片164を傾斜板158に密着させ、同様に治具174を用いて錘用試験片172を錘154に密着させる。この際、本体用試験片164、錘用試験片172は、いずれも測定面が外側に露出するように固定する。即ち、試験片は、表裏2面のうち、同一面が外側に露出するように固定する。例えば、試験片の表面の摩擦係数を測定するときには、本体用試験片164、錘用試験片172とも表面が外側に露出し、互いに表面同士が接するように、傾斜板158又は錘154に固定する。また、本体用試験片164、錘用試験片172は抄造流れの方向が滑り方向と合致するように固定する。
(3)傾斜板158の傾斜角を0°に合わせ、本体用試験片164の上に、錘用試験片172を取り付けた錘154を載せる。
(4)ハンドル170をゆっくり一定の速度で回転させることにより、傾斜板158を徐々に傾斜させる。錘154が滑り始めた時の傾斜角θを読み取り、傾斜角θの正接(tanθ)を摩擦係数とする。
複数枚の原紙を積層して形成されるティシュペーパーは、エッジエンボスやクリンパが形成されていてもよい。エッジエンボスやクリンプが形成されることによって、積層した状態の原紙が層間剥離を起こし難くなる。図1A及び図1Bに示すティシュペーパー100は、その両側縁部にクリンパ110が形成されている。
上記構成のティシュペーパー100においては、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面が最外面に位置する。従って、実際の使用感において、使用者の手に触れる表面の滑らかさが良好であり、従来品と比較して柔らかさ、手触り感に優れる。
また、ティシュペーパー100では、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が大きい方の面が内側に位置する。従って、原紙間に相応の摩擦抵抗が得られ、実際の使用感において、原紙間に滑りが生じて使い難いという不都合もない。
ティシュペーパー100のうち、最外面、即ち使用者の手に触れる表面における、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数としては、0.55以上、1.0未満の範囲内であることが好ましく、0.65以上、0.95以下の範囲内であることが更に好ましい。当該摩擦係数が1.0以上であると、使用者の手に触れる表面に良好な滑らかさが得られ難い。当該摩擦係数が0.55未満であると、滑らかさが向上する反面、原紙が硬くなり、柔軟さが失われる場合がある。即ち、当該摩擦係数を0.55未満に設定するには、原紙の製造上、原紙を大きな力でプレスする必要があり、その結果、紙繊維の密度が増加して原紙が硬くなる場合がある。
[2]ティシュペーパーの製造方法:
本発明の製造方法は、抄紙機により原紙を形成し、前記原紙を複数枚積層して1組とするティシュペーパーの製造方法である。そして、前記原紙の表裏2面のうち、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面が最外面に位置するように、前記原紙を複数枚積層して1組とするティシュペーパーの製造方法である。
[2−1]抄紙:
本発明のティシュペーパーの製造方法においては、抄紙機により原紙を形成する(抄紙)。抄紙機としては、例えば図3に示すような抄紙機1を用いることができる。この抄紙機1は、ワイヤパート40、プレスパート42、ドライパート44、カレンダーパート46、リールパート48を備えている。
[2−1A]ワイヤパート40:
ワイヤパート40は、パルプスラリー9に含まれる水分を搾水し、薄層状の湿紙10を形成する工程(湿紙形成工程50)を行う部分である。ワイヤパート40は、抄き網を環状の無限軌道ベルトに構成したワイヤ2、3と、パルプスラリー9を噴き付けるヘッドボックス8(「フローボックス」、「スタッフボックス」とも称される。)とを備える。抄紙機1は上下2枚のワイヤ2、3を備えた、ツインワイヤフォーマ方式の抄紙機である。
ワイヤパート40においては、ヘッドボックス8からワイヤ2、3のニップ部に向かってパルプスラリー9が薄く噴き付けられる。パルプスラリー9に含まれる水分は、フォーミングロール12からの圧力で相互に圧着されるワイヤ2、3の網目から搾水される。ツインワイヤフォーマ方式は、パルプスラリー9を表裏両面から搾水するため脱水能力が高く、原紙の表裏で品質差が出にくいという利点がある。但し、本発明においては、ツインワイヤフォーマ方式以外の抄紙機、例えば円網フォーマ方式、サクションブレストフォーマ方式、クレセントフォーマ方式の抄紙機を用いてもよい。
パルプスラリー9としては、既に説明した原料パルプに対し、水、各種添加剤(例えば、染料、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力剤、ピッチコントロール剤、スライムコントロール剤等)等を添加し、スラリー状としたものを用いることができる。
ヘッドボックス8は、パルプスラリー9を整流し、所望の厚さ、幅、速度でワイヤ2表面に噴き付ける装置である。ヘッドボックスとしては、例えば開放型、密閉空気加圧型、ハイドローリック型等の従来公知のヘッドボックスを用いることができる。
ワイヤ2は、例えば金属、プラスチック等からなる網状体(抄き網)を環状の無限軌道ベルトに構成したものである。ワイヤとしては、例えば、長網式、円網式、ツインワイヤ式等の従来公知のワイヤを用いることができる。
ワイヤ2、3は、駆動ロール(自ら回転してワイヤに推進力を付与するロール)であるフォーミングロール12、ドライブロール14によって走行させる。フォーミングロール12、ドライブロール14はワイヤ3と当接するように配置されており、フォーミングロール12、ドライブロール14の回転力がワイヤ3(ひいては湿紙10を介してワイヤ3に当接しているワイヤ2)に伝達されることでワイヤ2、3に推進力が付与される。
図示の例では、ワイヤ2と当接するワイヤロール4の全てを従動ロール(駆動ロールの回転、ワイヤ2の進行に追従して回転するロール)としている。但し、複数のワイヤロール4の全部又は一部が駆動ロールであってもよい。
[2−1B]プレスパート42:
プレスパート42は、ワイヤパート40で形成された薄層状の湿紙10の水分を更に除去する工程(脱水工程52)を行う部分である。プレスパート42は、フェルトを環状の無限軌道ベルトに構成したドライヤフェルト22と、ドライヤフェルト22に当接するように配置され、ドライヤフェルト22の走行とともに回転する、複数のフェルトロール24と、を備える。
プレスパート42においては、ワイヤパート40から送り込まれた湿紙10をドライヤーフェルト22の表面に載置し、繊維状のドライヤーフェルト22を透過させて湿紙10に含まれる水分を更に除去する。
[2−1C]ドライパート44:
ドライパート44は、プレスパート42で水分を除去された湿紙10を更に乾燥する工程(乾燥工程54)を行う部分である。ドライパート44は、加熱可能な円柱状のドライヤシリンダ26(ヤンキードライヤ)、熱風の噴射口を有するフード28とを備える。
ドライパート44においては、内部に蒸気を吹き込み加熱状態としたドライヤシリンダ26の外周面に、プレスパート42で水分を除去された湿紙10を圧着させ、更にフード28内部に設置された噴射口からドライヤシリンダ26の外周側に熱風を噴き付け、湿紙10を乾燥させる。そして、ドライヤシリンダ26の表面に形成された原紙31を、刃物(ドクターブレード29)によりクレープを付けながら引き剥がす。
[2−1D]カレンダーパート46:
カレンダーパート46は、ドライパート44で得られた原紙31に対してカレンダー加工を施す工程(カレンダー加工工程56)を行う部分である。カレンダーパート46は、カレンダーロール30と受けロール32を備える。
カレンダーパート46においては、原紙31を、カレンダーロール30と受けロール32の間に挟みこんで押圧することで、原紙31表面の平滑化、組織の緻密化、紙厚の均一化、光沢の付与等を行う。
カレンダーロール30の種類は特に限定されないが、例えば、金属製のロール等を好適に用いることができる。
[2−1E]リールパート48:
リールパート48は、カレンダー加工を施した原紙31を巻き取る工程(巻取工程58)を行う部分である。リールパート48はリール34を備える。
リールパート48においては、原紙31をリール34に取り付けた巻芯38に固定し、リール34を回転させることで、原紙31を巻芯38に巻き取る。これにより、原紙31がロール状に巻取られた原紙ロール36を得ることができる。図示の例では、ヤンキードライヤのフード28側に位置した面が内側、ヤンキードライヤのドライヤシリンダ26と接触した面が外側となるように巻取りを行っている。
[2−2]原紙の積層:
原紙の積層は、例えば図4に示すような方法で行う。2プライのティシュペーパーであれば、2本の原紙ロール36をアンワインドし、2枚の原紙31を積層して積層体78を構成する。
[2−2A]カレンダーパート70:
カレンダーパート70は、アンワインドされた原紙31に対してカレンダー加工を施す工程(カレンダー加工工程72)を行う部分である。カレンダーパート70は、カレンダーロール74と受けロール76を備える。カレンダーパート70は、既に説明した図3に示すカレンダーパート46に準じて構成することができる。機能、効果も同様である。
図示の例では、長尺かつ幅広の原紙31を大径のロール状に巻回してなる原紙ロール36を2本用意し、この原紙ロール36から原紙31をその長手方向に送り出し、カレンダーロール74と受けロール76の間に送り込むことで合流させ、原紙31の積層体78を得ている。積層体78の幅は特に限定されるものではない。
図3に示す抄紙機1においては、原紙ロール36を得る際に、ヤンキードライヤのフード28側に位置した面が内側に、ヤンキードライヤのドライヤシリンダ26と接触した面が外側となるように巻取りを行っている。図4に示す方法においては、原紙ロール36の内側に位置する面(即ち、ヤンキードライヤのフード側に位置した面)が最外面に位置するように、原紙31を複数枚積層している。
[2−2B]クリンパパート:
クリンパパート80は、積層体78に対してプライボンディングを施す工程(プライボンディング工程82)を行う部分である。クリンパパート80は、表面にダイヤモンド模様が刻まれたホイール84と受けロール86を備える。
クリンパパート80においては、ホイール84が製品形態のティシュペーパーの両側縁部に相当する部分に対して押圧される。このクリンパを形成することで、積層体78を構成する原紙31同士が密着し、層間剥離が防止される。なお、プライボンディングの方法は、図示のようなクリンパに代えてエンボス加工(エッジエンボス)としてもよい。
[2−2C]スリッタパート:
スリッタパート88は、クリンパが形成された積層体78を製品幅に切り分ける工程(切り分け工程90)を行う部分である。スリッタパート88は、スリッタナイフ92と受けロール94を備える。図4に示す装置では、27基のスリッタナイフ92を備えており、積層体78を197mm幅で26分割するように形成されている。スリッタパート88で切り分けられた積層体78は分割された状態で巻き取られ、ロール化される。
[2−3]製品化:
前記スリッタパートでロール化された積層体は、折板式加工機(「多連機」とも称される。)、ロータリーシリンダー式加工機(「インターフォールダー」とも称される。)等の折り畳み加工機を用いて折り畳まれ、その折り畳まれた状態で製品幅に裁断される。裁断されたティシュペーパーの束は、例えば箱詰めされたカートン入りティシュ等として製品化される。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。但し、本発明はこれらによって何ら制限されるものではない。
(実施例1)
実施例1においては、図1A及び図1Bに示すティシュペーパー100を製造した。ティシュペーパー100の両側縁部には、クリンパ110が形成されている。原紙102としては、坪量12g/m、紙厚53μmのティシュペーパー用原紙を用いた。
原紙102は、第1層を構成する原料パルプが、LBKPのスラッシュパルプ30質量%、LBKPのドライパルプ30質量%の混合物からなり、第2層を構成する原料パルプが、NBKPのスラッシュパルプ30質量%、LBKPのドライパルプ10質量%の混合物からなる、2層抄きのティシュペーパー用原紙とした。
図1A及び図1Bに示すティシュペーパー100は、図3に示すツインワイヤフォーマ方式の抄紙機1及び図4に示す装置により、既述の方法で製造した。
実施例1においては、図3に示すように、ヤンキードライヤのフード28側に位置した面が内側、ヤンキードライヤのドライヤシリンダ26と接触した面が外側となるように巻取りを行い、原紙ロール36を得た。なお、実施例1においては、原紙の第1層がヤンキードライヤのドライヤシリンダ26と接触した面、原紙の第2層がヤンキードライヤのフード28側に位置した面となっている。
そして、図4に示すように、原紙ロール36の内側に位置する面(即ち、ヤンキードライヤのフード側に位置した面)が最外面に位置するように、原紙31を2枚積層して、図1A及び図1Bに示すティシュペーパー100を得た。
(実施例2)
実施例2においては、実施例1と同様の方法により、実施例1と同様の構造のティシュペーパー100を製造した。原紙102としては、坪量11g/m、紙厚47μmのティシュペーパー用原紙を用いた。
原紙102は、実施例1と同様、第1層を構成する原料パルプが、LBKPのスラッシュパルプ30質量%、LBKPのドライパルプ30質量%の混合物からなり、第2層を構成する原料パルプが、NBKPのスラッシュパルプ30質量%、LBKPのドライパルプ10質量%の混合物からなる、2層抄きのティシュペーパー用原紙とした。
実施例2においては、実施例1と同様、ヤンキードライヤのフード28側に位置した面が内側、ヤンキードライヤのドライヤシリンダ26と接触した面が外側となるように巻取りを行い、原紙ロール36を得た。なお、実施例2においては、原紙の第1層がヤンキードライヤのドライヤシリンダ26と接触した面、原紙の第2層がヤンキードライヤのフード28側に位置した面となっている。
そして、実施例1と同様に、原紙ロール36の内側に位置する面(即ち、ヤンキードライヤのフード側に位置した面)が最外面に位置するように、原紙31を2枚積層して、図1A及び図1Bに示すティシュペーパー100を得た。
(実施例3)
実施例3においては、実施例1、2と同様の方法により、実施例1、2と同様の構造のティシュペーパー100を製造した。原紙102としては、坪量16g/m、紙厚72μmのティシュペーパー用原紙を用いた。
原紙102は、実施例1、2と同様、第1層を構成する原料パルプが、LBKPのスラッシュパルプ30質量%、LBKPのドライパルプ30質量%の混合物からなり、第2層を構成する原料パルプが、NBKPのスラッシュパルプ30質量%、LBKPのドライパルプ10質量%の混合物からなる、2層抄きのティシュペーパー用原紙とした。
実施例3においては、実施例1、2と同様、ヤンキードライヤのフード28側に位置した面が内側、ヤンキードライヤのドライヤシリンダ26と接触した面が外側となるように巻取りを行い、原紙ロール36を得た。なお、実施例3においては、原紙の第1層がヤンキードライヤのドライヤシリンダ26と接触した面、原紙の第2層がヤンキードライヤのフード28側に位置した面となっている。
そして、実施例1、2と同様に、原紙ロール36の内側に位置する面(即ち、ヤンキードライヤのフード側に位置した面)が最外面に位置するように、原紙31を2枚積層して、図1A及び図1Bに示すティシュペーパー100を得た。
(比較例1)
抄紙の工程は、実施例1と同様に行い、図3に示す原紙ロール36を得た。そして、実施例1とは逆に、原紙ロール36の内側に位置する面(即ち、ヤンキードライヤのフード側に位置した面)が内側に、ヤンキードライヤのフード28側に位置した面が最外面に位置するように、原紙を2枚積層して、ティシュペーパーを得た。
(比較例2)
抄紙の工程は、実施例2と同様に行い、図3に示す原紙ロール36を得た。そして、実施例1とは逆に、原紙ロール36の内側に位置する面(即ち、ヤンキードライヤのフード側に位置した面)が内側に、ヤンキードライヤのフード28側に位置した面が最外面に位置するように、原紙を2枚積層して、ティシュペーパーを得た。
(評価)
実施例1〜3及び比較例1、2のティシュペーパーについては、図2Aに示すような滑り傾斜角測定装置150を用い、JIS P8147に準拠して、摩擦係数を測定した。また、ティシュペーパーの柔軟性(手触り感)について、官能評価を行った。男性5名、女性5名を被験者とし、非常に良い場合を「◎」、良い場合を「○」、普通の場合を「△」、悪い場合を「×」とする4段階で評価した。その結果を表1に示す。
Figure 2013192884
本実施例からも、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面を最外面に位置させた方が、実際の使用感において、使用者の手に触れる表面の滑らかさが良好になることが明らかであった。また、最外面、すなわち使用者の手に触れる表面における、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が0.55以上、1.0未満の範囲内の0.65以上、0.95以下の範囲であれば、使用者の手に触れる表面の滑らかさが良好になることが明らかであった。
また、ヤンキードライヤのフード側に位置した面が最外面に位置するように、原紙を2枚積層した実施例1〜3のティシュペーパーの方が柔らかい手触りを有していた。
本発明のティシュペーパーは、化粧用ティシュ、トイレットティシュ等として好適に用いることができる。本発明のティシュペーパーの製造方法は、本発明のティシュペーパーの製造に好適に用いることができる。
1:抄紙機、2:ワイヤ、4:ワイヤロール、8:ヘッドボックス、9:パルプスラリー、10:湿紙、22:ドライヤフェルト、24:フェルトロール、26:ドライヤシリンダ、28:フード、30:カレンダーロール、31:原紙、32:受けロール、34:リール、36:原紙ロール、38:巻芯、40:ワイヤパート、42:プレスパート、44:ドライパート、46:カレンダーパート、48:リールパート、50:湿紙形成工程、52:脱水工程、54:乾燥工程、56:カレンダー加工工程、58:巻取工程、70:カレンダーパート、72:カレンダー加工工程、74:カレンダーロール、76:受けロール、78:積層体、80:クリンパパート、82:プライボンディング工程、84:ホイール、86:受けロール、88:スリッタパート、90:切分け工程、92:スリッタナイフ、94:受けロール、100:ティシュペーパー、102:原紙、104,106,108:面、150:傾斜角測定装置、152:本体、154:錘、156:固定台、158:傾斜板、160:水準器、162:目盛板、164:本体用試験片、166:治具、168:ストッパー、170:ハンドル、172:錘用試験片、174:治具。

Claims (4)

  1. 抄紙された原紙を複数枚積層して1組としたティシュペーパーであって、
    前記原紙の表裏2面のうち、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面が最外面に位置するように、前記原紙を複数枚積層して1組としたティシュペーパー。
  2. 前記抄紙の際にヤンキードライヤによる乾燥が行われ、前記原紙の表裏2面のうち、前記ヤンキードライヤのフード側に位置した面が最外面に位置するように、前記原紙を複数枚積層して1組とした請求項1に記載のティシュペーパー。
  3. 抄紙機により原紙を形成し、前記原紙を複数枚積層して1組とするティシュペーパーの製造方法であって、
    前記原紙の表裏2面のうち、JIS P8147に準拠して測定した摩擦係数が小さい方の面が最外面に位置するように、前記原紙を複数枚積層して1組とするティシュペーパーの製造方法。
  4. 前記抄紙機においてヤンキードライヤによる乾燥を行い、
    前記原紙の表裏2面のうち、前記ヤンキードライヤのフード側に位置した面が最外面に位置するように、前記原紙を複数枚積層して1組とする請求項3に記載のティシュペーパーの製造方法。
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