JP2013191726A - コイル部品およびその製造方法 - Google Patents

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Masaharu Tanaka
正治 田中
Mutsuyasu Otsubo
睦泰 大坪
Kazuaki Onishi
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Abstract

【課題】直流抵抗が小さく、小型のコイル部品を提供することを目的とするものである。
【解決手段】磁心11の側面からコイル部12の引き出し線15と保持部16を突出させ、保持部16には磁心11から突出する部分に第1の切欠き部19、側面から底面に向かって折り曲げられる部分には第2の切欠き部20を設け、第1の切欠き部19から第2の切欠き部20につながる溶接部21で、保持部16と引き出し線15とを溶接してなるコイル部品。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器、通信機器等に利用されるコイル部品およびその製造方法に関するものである。
近年電子機器の高性能化に伴い、小型化への要望とともに、使用される電流が大きくなる傾向にあり、これらに使用されるコイル部品に対して、直流抵抗を小さくすることが要求されるようになってきている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−191403号公報
上記従来の構成では、直流抵抗を下げるためにコイル電極の太さを太くすることが行われているが、それだけでは不十分であった。
本発明は、この課題に対してさらに直流抵抗を下げることを可能にし、小型化にも対応したコイル部品を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、磁性体粉末に結合剤を混ぜて加圧成形した磁心と、導線を螺旋状に巻回して形成し、磁心に埋設したコイル部と、このコイル部と電気的に接続した端子部とを備え、端子部は磁心の側面から底面に折曲加工したコイル部の引き出し線と、折曲加工したコイル部の引き出し線の位置および形状を保持する保持手段を有する保持部とからなり、保持部は、電気伝導性を有するとともに自立して形状を保持することができる自立性を有する金属の平板からなり、コイル部の引き出し線よりも幅を広くするとともに一端を前記磁心に埋設させて形成しており、保持手段は、折曲加工した平板にコイル部の引き出し線を重ねあわせて保持する手段としたものであり、保持部の磁心から突出している部分には第1の切欠き部が設けられ、側面から底面に向かって折り曲げられる部分には第2の切欠き部が設けられ、第1の切欠き部から第2の切欠き部につながる溶接部で、保持部とコイル部の引き出し線とが溶接されるように構成したものである。
上記構成により、引き出し線と保持部とが、線状に溶接されているため、半田等で接合したものに比べて接合部での抵抗を下げることができ、結果としてコイル部品の直流抵抗を小さくできるとともに、保持部および引き出し線を磁心の側面および底面に沿って折り曲げるときに外側に膨らむことを防ぐことができ、コイル部品の小型化を実現することができる。
本発明の一実施の形態におけるコイル部品の分解斜視図 本発明の一実施の形態におけるコイル部品の斜視図 本発明の一実施の形態におけるコイル部品の製造方法を示す図
以下、本発明の一実施の形態におけるコイル部品について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるコイル部品の分解斜視図であり、図2は本発明の一実施の形態におけるコイル部品の斜視図である。このコイル部品は、金属磁性体粉末と結合剤を混合して加圧成形した断面が矩形状の磁心11と、銅の表面を絶縁被覆してなる導線を螺旋状に巻回して形成し、この磁心11に埋設したコイル部12と、このコイル部12と電気的に接続した端子部13とを備えている。
磁心11は、熱硬化性樹脂を含有した結合剤と金属磁性体粉末とを熱硬化性樹脂が完全に硬化しない状態で混合して0.5トン/平方センチメートル程度で加圧成形した複数個の圧粉体14を、コイル部12を挟み込むように再加圧成形して、圧粉体14でコイル部12を被覆するとともに熱硬化性樹脂が完全に硬化するように加熱して成形している。この際、再加圧成形は加圧成形よりも大きな圧力の5トン/平方センチメートル程度で加圧しており、再加圧成形前よりも再加圧成形後は、圧粉体14の厚みが薄くなり、成形密度が大きくなるようにしている。特に圧粉体14は2個とし、一方の圧粉体14はコイル部12を完全収納する収納部を形成した角柱状の形状とし、他方の圧粉体14は一方の圧粉体14に被せる蓋状の形状とし、コイル部12の引き出し線15は2個の圧粉体14の界面から突出させている。この磁心11から突出している部分の引き出し線15は、プレス加工により平板状に加工されている。
端子部13は磁心11から突出させた磁心11の側面から底面に向かって折曲加工したコイル部12の引き出し線15と、引き出し線15に重ね合わせて引き出し線15の位置および形状を保持する保持部16とからなっている。この保持部16は自立して保持部16の形状を保持することができる自立性を有する金属の平板からなる。ここでいう自立性とは、折曲加工された引き出し線15に重ね合わせた保持部16の形状が、外力によって容易に変形することがなく、磁心11に対する引き出し線15の位置および引き出し線15の形状を保持することができる程度の剛性を有することを意味している。
保持部16の一方の端部17の形状は端面に2つの突出部18を形成したコの字形状に形成しており、両側の突出部18の間が第1の切欠き部19となっており、両側の突出部18が磁心11に埋設され、第1の切欠き部19は磁心11の外側にくるように磁心11が形成されている。このように構成することにより、磁心11の側面から突出した保持部16および引き出し線15を磁心11の側面に沿って折り曲げることが容易となっている。
さらに保持部16の側面から底面に向かって折り曲げられる部分には貫通孔が設けられ、これが第2の切欠き部20となっている。保持部16の第1の切欠き部19から第2の切欠き部20にわたって引き出し線15と溶接されており、溶接部21が形成されている。このように構成することにより、引き出し線15と保持部16とが、線状に溶接されているため、半田等で接合したものに比べて接合部での抵抗を下げることができ、結果としてコイル部品の直流抵抗を小さくできるとともに、保持部16および引き出し線15を磁心11の側面および底面に沿って折り曲げるときに外側に膨らむことを防ぐことができ、コイル部品の小型化を実現することができる。
次に本発明の一実施の形態におけるコイルの製造方法について説明する。
まず図3(a)に示すように、表面を絶縁被覆した銅線を螺旋状に巻回し、引き出し線15を左右に引き出したコイル部12を形成する。銅線は直径約1.0mmのものを用い、引き出し線15の部分は絶縁被覆を剥離したあと、プレスにより厚さ約0.23mmの平板に加工されている。
次に図3(b)のように、厚さ約0.2mmのりん青銅からなる金属平板を金型で打ち抜くことにより、一方の端部17の端面に2つの突出部18を設けてコの字形状に形成した保持部16に、コイル部12の引き出し線15を溶接することにより端子部13を形成する。保持部16の2つの突出部18の間は、第1の切欠き部19となっており、さらに折曲加工したときに保持部16の側面から底面に向かって折り曲げられる部分には貫通孔が設けられ、これが第2の切欠き部20となっている。この第1の切欠き部19と第2の切欠き部20とを結ぶラインの保持部16には直線状の突起部22aが設けられている。この突起部22aは、金属平板を打ち抜き加工するときに、金型で同時に形成することができる。この突起部22aと引き出し線15とを重ね合わせ、圧力を加えながら電流を流すことにより溶接を行う。このようにすることにより、第1の切欠き部19から第2の切欠き部20までつながった状態で溶接することができる。
以上のように、第1の切欠き部19から第2の切欠き部20までつながって溶接されているため、引き出し線15の部分での電気抵抗をより下げることができるとともに、折曲加工するときにも直線性を保ったままで加工することができる。
なお、図面では突起部22aを1本の直線状に形成しているが、これを複数本形成しても良い。このようにすることにより、本発明の効果をより発揮することができる。
また、コイル部品の底面に当接する部分にも突起部22bを形成し、溶接することがより望ましい。
次に図3(c)のように、熱硬化性樹脂を含有した結合剤と金属磁性体粉末とを熱硬化性樹脂が完全硬化しない状態で混合して、乾燥、粉砕して粉体とした磁性材料を、1トン/平方センチメートル程度で加圧成形して複数個の圧粉体を得た後、コイル部12を挟み込むようにして5トン/平方センチメートル程度で再加圧成形し、圧粉体14でコイル部12を被覆することによりコイル部品の磁心11の形にする。これを約180℃で加熱することにより磁心11を完全硬化させる。
次に、端子部13を所定の長さで切断して折り曲げることにより図3(d)のようなコイル部品を得ることができる。
本発明に係るコイル部品およびその製造方法は、直流抵抗を下げることを可能にし、小型化にも対応したコイル部品を提供することができ、産業上有用である。
11 磁心
12 コイル部
13 端子部
14 圧粉体
15 引き出し線
16 保持部
17 端部
18 突出部
19 第1の切欠き部
20 第2の切欠き部
21 溶接部
22a 突起部
22b 突起部

Claims (2)

  1. 磁性体粉末に結合剤を混ぜて加圧成形した磁心と、導線を螺旋状に巻回して形成し、前記磁心に埋設したコイル部と、前記コイル部と電気的に接続した端子部とを備え、前記端子部は前記磁心の側面から底面に折曲加工した前記コイル部の引き出し線と、折曲加工した前記コイル部の引き出し線の位置および形状を保持する保持手段を有する保持部とからなり、前記保持部は、電気導電性を有するとともに自立して形状を保持することができる自立性を有する金属の平板からなり、前記コイル部の引き出し線よりも幅を広くするとともに一端を前記磁心に埋設させて形成しており、前記保持手段は、折曲加工した前記平板に前記コイル部の引き出し線を重ねあわせて保持する手段としたものであり、前記保持部の前記磁心から突出している部分には第1の切欠き部が設けられ、前記側面から前記底面に向かって折り曲げられる部分には第2の切欠き部が設けられ、前記第1の切欠き部から前記第2の切欠き部につながる溶接部で、前記保持部と前記コイル部の引き出し線とが溶接されていることを特徴とするコイル部品。
  2. 導線を螺旋状に巻回してコイル部を形成するコイル部形成工程と、前記コイル部の導線を引き出した引き出し線を板状にプレス加工する引き出し線加工工程と、金属平板をプレス加工した保持部と前記引き出し線とを接合する接合工程と、磁性体粉末と樹脂の混合物に前記コイル部を埋め込んで加圧成形することにより磁芯を形成する磁芯形成工程と、前記磁芯から突出した前記引き出し線を折り曲げて端子を形成する端子折り曲げ工程とを備え、前記保持部には前記磁心から突出する部分には第1の切欠き部が設けられ、前記磁心の側面から底面に向かって折り曲げられる部分には第2の切欠き部が設けられ、さらに前記第1の切欠き部から前記第2の切欠き部につながる直線状の突起部が設けられており、前記接合工程は、前記保持部と前記引き出し線とは前記突起部で重ね合わせ溶接することにより接合することを特徴とするコイル部品の製造方法。
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