JP2013191656A - 光電変換素子およびその製造方法 - Google Patents

光電変換素子およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】曲線因子および開放電圧を向上可能な光電変換素子を提供する。
【解決手段】光電変換素子100は、n型単結晶シリコン基板1と、パッシベーション膜2と、i型非晶質膜3と、p型非晶質膜11〜1mと、n型非晶質膜21〜2m−1と、電極31〜3m,41〜4m−1とを備える。i型非晶質膜3は、n型単結晶シリコン基板1の光入射側の面と反対側の表面に接して設けられる。そして、i型非晶質膜3において、p型非晶質膜11〜1mに接する部分およびn型非晶質膜21〜2m−1に接する部分の膜厚は、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分の膜厚よりも薄い。電極31〜3mは、それぞれ、p型非晶質膜11〜1mに接して配置され、電極41〜4m−1は、それぞれ、n型非晶質膜21〜2m−1に接して配置される。
【選択図】図1

Description

この発明は、光電変換素子およびその製造方法に関するものである。
バックコンタクト型太陽電池は、従来、受光面側にあったpn接合および電極を裏面側に形成することで、受光面側の電極による影を無くし、太陽光をより吸収させることで、高効率を得る太陽電池である。
そして、この太陽電池においては、pn接合は、熱拡散によって形成されている(特許文献1)。
また、熱拡散以外の方法によって、pn接合を裏面に形成した太陽電池も提案されている(特許文献2)。この太陽電池は、半導体基板の裏面にi型アモルファスシリコン(a−Si)およびn型a−Siを順次積層し、その積層したi型a−Siおよびn型a−Siの一部分を除去し、その除去した一部分にi型a−Siおよびp型a−Siを順次積層した構造からなる。
特表2006−523025号公報 特開2010−80887号公報
しかし、特許文献2に記載された太陽電池においては、p型a−Siとi型a−Siとの合計膜厚、およびn型a−Siとi型a−Siとの合計膜厚が厚い場合、直列抵抗が高くなり光電変換素子の曲線因子(FF:Fill Factor)が低下するという問題がある。一方、p型a−Siとi型a−Siとの合計膜厚、およびn型a−Siとi型a−Siとの合計膜厚が薄い場合、半導体基板に対するパッシベーション効果が低下し、光電変換素子の開放電圧が低下するという問題がある。
そこで、この発明の実施の形態によれば、曲線因子および開放電圧を向上可能な光電変換素子を提供する。
また、この発明の実施の形態によれば、曲線因子および開放電圧を向上可能な光電変換素子の製造方法を提供する。
この発明の実施の形態によれば、光電変換素子は、半導体基板と、第1から第3の非晶質膜とを備える。半導体基板は、第1の導電型を有する単結晶シリコンからなる。第1の非晶質膜は、半導体基板の一方の表面に接して設けられ、i型の導電型を有する。第2の非晶質膜は、第1の非晶質膜に接して設けられ、第1の導電型と反対の第2の導電型を有する。第3の非晶質膜は、半導体基板の面内方向において第2の非晶質膜に隣接し、かつ、第1の非晶質膜に接して設けられ、第1の導電型を有する。そして、第1の非晶質膜において、第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方と接する部分の膜厚が第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方と接しない部分の膜厚よりも薄い。
また、この発明の実施の形態によれば、光電変換素子の製造方法は、第1の導電型を有する単結晶シリコンからなる半導体基板の一方の表面に接して、i型の導電型を有する第1の非晶質膜を形成する第1の工程と、半導体基板の面内方向において第1の非晶質膜の一部分を除去する第2の工程と、第1の導電型と反対の第2の導電型を有する第2の非晶質膜を第1の非晶質膜に接して形成する第3の工程と、半導体基板の面内方向において第2の非晶質膜に隣接し、かつ、第1の非晶質膜に接して、第1の導電型を有する第3の非晶質膜を形成する第4の工程とを備え、第3および第4の工程の少なくとも一方において、第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方は、一部分が除去された第1の非晶質膜に接して形成される。
この発明の実施の形態による光電変換素子においては、i型の導電型を有する第1の非晶質膜において、半導体基板の導電型と反対の導電型を有する第2の非晶質膜と、半導体基板の導電型と同じ導電型を有する第3の非晶質膜との少なくとも一方に接する部分の膜厚が第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方に接しない部分の膜厚よりも薄い。その結果、半導体基板中で光励起された電子および正孔の少なくとも一方は、電極に到達するときの直列抵抗が低くなり、第1の非晶質膜において、第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方に接しない部分は、半導体基板に対するパッシベーション効果が高く、キャリア(電子および正孔)の再結合を抑制する。
従って、光電変換素子の曲線因子および開放電圧を向上できる。
また、この発明の実施の形態による光電変換素子の製造方法は、上述した光電変換素子を製造する。
従って、この発明の実施の形態による光電変換素子の製造方法を用いることによって、光電変換素子の曲線因子および開放電圧を向上できる。
この発明の実施の形態1による光電変換素子の構成を示す断面図である。 図1に示す光電変換素子の製造方法を示す第1の工程図である。 図1に示す光電変換素子の製造方法を示す第2の工程図である。 図1に示す光電変換素子の製造方法を示す第3の工程図である。 実施の形態2による光電変換素子の構成を示す断面図である。 図5に示す光電変換素子の製造工程の一部を示す工程図である。 実施の形態3による光電変換素子の構成を示す断面図である。 図7に示す光電変換素子の製造工程の一部を示す工程図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
この明細書において、「非晶質相」とは、シリコン(Si)原子等がランダムに配列された状態を言う。また、アモルファスシリコンを「a−Si」と表記するが、この表記は、実際には、水素(H)原子が含まれていることを意味する。アモルファスシリコンカーバイド(a−SiC)、アモルファスシリコンオキサイド(a−SiO)、アモルファスシリコンナイトライド(a−SiN)、アモルファスシリコンカーボンナイトライド(a−SiCN)、アモルファスシリコンゲルマニウム(a−SiGe)およびアモルファスゲルマニウム(a−Ge)についても、同様に、H原子が含まれていることを意味する。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による光電変換素子の構成を示す断面図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1による光電変換素子100は、n型単結晶シリコン基板1と、パッシベーション膜2と、i型非晶質膜3と、p型非晶質膜11〜1m(mは2以上の整数)と、n型非晶質膜21〜2m−1と、電極31〜3m,41〜4m−1とを備える。
n型単結晶シリコン基板1は、例えば、(100)の面方位および0.1〜1.0Ω・cmの比抵抗を有する。また、n型単結晶シリコン基板1は、例えば、100〜300μmの厚みを有し、好ましくは、100〜200μmの厚みを有する。
パッシベーション膜2は、例えば、二酸化シリコン(SiO)からなり、n型単結晶シリコン基板1の光入射側の表面に接して設けられる。そして、パッシベーション膜2は、例えば、100nmの膜厚を有する。
i型非晶質膜3は、非晶質相からなり、n型単結晶シリコン基板1の光入射側の面と反対側の表面に接して設けられる。そして、i型非晶質膜3は、例えば、i型a−Siからなる。また、i型非晶質膜3の膜厚は、p型非晶質膜11〜1mに接する部分およびn型非晶質膜21〜2m−1に接する部分において5〜10nmであり、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分において10〜20nmである。
p型非晶質膜11〜1mの各々は、非晶質相からなり、i型非晶質膜3に接して設けられる。そして、p型非晶質膜11〜1mの各々は、例えば、p型a−Siからなり、膜厚は、例えば、10nmである。また、p型非晶質膜11〜1mは、n型単結晶シリコン基板1の面内方向において所望の間隔で配置される。更に、p型非晶質膜11〜1mの各々におけるボロン(B)濃度は、例えば、5×1019cm−3である。
n型非晶質膜21〜2m−1は、非晶質相からなり、それぞれ、p型非晶質膜11,12間、p型非晶質膜12,13間、・・・、およびp型非晶質膜1m−1,1m間において、i型非晶質膜3に接して配置される。そして、n型非晶質膜21〜2m−1の各々は、例えば、n型a−Siからなり、膜厚は、例えば、10nmである。また、n型非晶質膜21〜2m−1の各々におけるリン(P)濃度は、例えば、5×1019cm−3である。
電極31〜3mは、それぞれ、p型非晶質膜11〜1mに接して設けられる。電極41〜4m−1は、それぞれ、n型非晶質膜21〜2m−1に接して設けられる。そして、電極31〜3m,41〜4m−1の各々は、例えば、銀(Ag)からなる。
p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1は、図1の紙面に垂直な方向において同じ長さを有する。そして、p型非晶質膜11〜1mの全体の面積がn型単結晶シリコン基板1の面積に占める割合である面積占有率は、60〜93%であり、n型非晶質膜21〜2m−1の全体の面積がn型単結晶シリコン基板1の面積に占める割合である面積占有率は、5〜20%である。
このように、p型非晶質膜11〜1mの面積占有率をn型非晶質膜21〜2m−1の面積占有率よりも大きくするのは、n型単結晶シリコン基板1中で光励起された電子および正孔がpin接合(p型非晶質膜11〜1m/i非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1)によって分離され易くし、光励起された電子および正孔の発電への寄与率を高くするためである。
図2〜図4は、それぞれ、図1に示す光電変換素子100の製造方法を示す第1〜第3の工程図である。
光電変換素子100の製造方法について説明する。光電変換素子100は、プラズマ装置を主に用いてプラズマCVD法によって製造される。
プラズマ装置は、仕込室と、反応室CB1〜CB3と、取出室と、整合器と、RF電源とを備える。仕込室、反応室CB1〜CB3および取出室は、直列に配置されている。そして、仕込室と反応室CB1との間、反応室CB1と反応室CB2との間、反応室CB2と反応室CB3との間、および反応室CB3と取出室との間は、仕切バルブで仕切られている。また、仕込室から反応室CB1、反応室CB2、反応室CB3および取出室へ単結晶シリコン基板を順次搬送する搬送機構がプラズマ装置に備えられている。
仕込室は、加熱機構と排気機構とを備える。加熱機構は、単結晶シリコン基板を所定の温度に昇温する。排気機構は、仕込室内のガスを排気し、仕込室の到達圧力を、例えば、1×10−5Pa以下に設定する。
反応室CB1〜CB3の各々は、平行平板電極と、加熱機構と、排気機構とを備える。加熱機構は、単結晶シリコン基板を所定の温度に昇温する。排気機構は、反応室CB1〜CB3内のガスを排気し、反応室CB1〜CB3の到達圧力を、例えば、1×10−5Pa以下に設定する。平行平板電極は、整合器を介してRF電源に接続される。なお、反応室CB1は、i型a−Siを堆積するための反応室であり、反応室CB2は、p型a−Siを堆積するための反応室であり、反応室CB3は、n型a−Siを堆積するための反応室である。
取出室は、排気機構を備える。排気機構は、取出室内のガスを排気し、取出室の到達圧力を、例えば、1×10−5Pa以下に設定する。
仕込室、反応室CB1〜CB3および取出室の各排気機構は、ターボ分子ポンプ、メカニカルブースタポンプおよびロータリーポンプからなる。ターボ分子ポンプ、メカニカルブースタポンプおよびロータリーポンプは、ターボ分子ポンプが仕込室、反応室CB1〜CB3および取出室に最も近くなるように、それぞれ、仕込室、反応室CB1〜CB3および取出室に直列的に連結されている。そして、各排気機構は、ターボ分子ポンプ、メカニカルブースタポンプおよびロータリーポンプによって、それぞれ、仕込室、反応室CB1〜CB3および取出室内のガスを排気し、またはメカニカルブースタポンプおよびロータリーポンプによって、それぞれ、仕込室、反応室CB1〜CB3および取出室内のガスを排気する。
RF電源は、例えば、13.56MHzのRF電力を整合器を介して反応室CB1〜CB3の平行平板電極に印加する。
光電変換素子100の製造が開始されると、n型単結晶シリコン基板1をエタノール等で超音波洗浄して脱脂し、その後、n型単結晶シリコン基板1をフッ酸中に浸漬してn型単結晶シリコン基板1の表面に形成された自然酸化膜を除去するとともに、n型単結晶シリコン基板1の表面を水素で終端する(図2の工程(a)参照)。
n型単結晶シリコン基板1の洗浄が終了すると、n型単結晶シリコン基板1を酸化炉に入れ、1000℃の温度で酸素雰囲気中でn型単結晶シリコン基板1を熱酸化する。この場合、酸化時間は、例えば、30分である。そして、n型単結晶シリコン基板1の片側の表面および端面に形成されたSiOをフッ酸によって除去し、n型単結晶シリコン基板1の一方の表面にSiOからなるパッシベーション膜2を形成する(図2の工程(b)参照)。
そして、n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2をプラズマ装置の仕込室の基板ホルダー上に配置する。
そして、仕込室の排気機構は、1×10−5Pa以下に仕込室内のガスを排気し、仕込室の加熱機構は、n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2の温度を200℃に設定するように基板ホルダーを加熱する。
n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2の温度が200℃に達すると、仕込室と反応室CB1との間の仕切バルブが開けられ、n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2は、仕込室から反応室CB1へ搬送される。
i型非晶質膜3、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1を形成するときの材料ガスの流量を表1に示す。
Figure 2013191656
n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2が反応室CB1へ搬送されると、10sccmのシラン(SiH)ガスと、100sccmの水素(H)ガスとを反応室CB1に流し、反応室CB1の圧力を13.3Pa〜665Paの範囲に設定する。そして、RF電源は、16〜80mW/cmの範囲のRFパワーを整合器を介して平行平板電極に印加する。これによって、反応室CB1内でプラズマが発生し、i型a−Siからなるi型非晶質膜20がn型単結晶シリコン基板1の表面(=パッシベーション膜2が形成された面と反対側の表面)に堆積される(図2の工程(c)参照)。
i型非晶質膜20の膜厚が10〜20nmになると、反応室CB1の平行平板電極へのRFパワーの印加を停止するとともに、SiHガスおよびHガスの反応室CB1への供給を停止し、排気機構によって1×10−5Pa以下に反応室CB1を真空引きする。そして、仕切バルブを開け、i型非晶質膜20/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2を反応室CB1から取出室へ搬送し、i型非晶質膜20/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2を室温まで冷却した後、取り出す。
そして、取り出したi型非晶質膜20/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2のi型非晶質膜20の全面にレジストを塗布し、その塗布したレジストをフォトリソグラフィによってパターンニングしてレジストパターン30を形成する(図2の工程(d)参照)。
その後、レジストパターン30をマスクとしてi型非晶質膜20をドライエッチングまたはウェットエッチングによってエッチングし、i型非晶質膜3を形成する(図2の工程(e)参照)。
i型非晶質膜3を形成すると、i型非晶質膜3の全面にレジストを塗布し、その塗布したレジストをフォトグラフィによってパターンニングし、レジストパターン40を形成する(図3の工程(f)参照)。
そして、レジストパターン40/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2のi型非晶質膜3をフッ酸で洗浄し、レジストパターン40/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2をプラズマ装置の仕込室の基板ホルダー上に配置する。
そして、仕込室の排気機構は、1×10−5Pa以下に仕込室内のガスを排気し、仕込室の加熱機構は、レジストパターン40/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2の温度を200℃に設定するように基板ホルダーを加熱する。
レジストパターン40/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2の温度が200℃に達すると、レジストパターン40/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2を仕込室から反応室CB2へ搬送する。
レジストパターン40/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2が反応室CB2へ搬送されると、2sccmのSiHガスと、42sccmのHガスと、水素希釈された12sccmのジボラン(B)ガスとを反応室CB2に流し(表1参照)、反応室CB2の圧力を13.3Pa〜665Paの範囲に設定する。そして、RF電源は、16〜80mW/cmの範囲のRFパワーを整合器を介して平行平板電極に印加する。なお、水素希釈されたBガスの濃度は、0.1%である。これによって、反応室CB2内でプラズマが発生し、p型a−Siからなるp型非晶質膜11〜1mがi型非晶質膜3およびレジストパターン40の表面に堆積される。
p型非晶質膜11〜1mの膜厚が10nmになると、反応室CB2の平行平板電極へのRFパワーの印加を停止するとともに、SiHガス、HガスおよびBガスの反応室CB2への供給を停止し、排気機構によって1×10−5Pa以下に反応室CB2を真空引きする。そして、仕切バルブを開け、p型非晶質膜11〜1m/レジストパターン40/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2を反応室CB2から取出室へ搬送する。そして、p型非晶質膜11〜1m/レジストパターン40/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2を室温まで冷却し、取出室から取出す。
その後、p型非晶質膜11〜1m/レジストパターン40/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2のレジストパターン40を除去する。これによって、レジストパターン40上に堆積されたp型a−Siは、リフトオフによって除去され、p型非晶質膜11〜1mがi型非晶質膜3の薄膜部に接して形成された構造が作製される(図3の工程(g)参照)。
引き続いて、p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2のp型非晶質膜11〜1mおよびi型非晶質膜3上にレジストを塗布し、その塗布したレジストをフォトリソグラフィによってパターンニングしてレジストパターン50を形成する(図3の工程(h)参照)。
その後、レジストパターン50/p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2のi型非晶質膜3をフッ酸で洗浄し、レジストパターン50/p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2をプラズマ装置の仕込室の基板ホルダー上に配置する。
その後、仕込室の排気機構は、1×10−5Pa以下に仕込室内のガスを排気し、仕込室の加熱機構は、レジストパターン50/p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2の温度を200℃に設定するように基板ホルダーを加熱する。
レジストパターン50/p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2の温度が200℃に達すると、レジストパターン50/p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2を仕込室から反応室CB3へ搬送する。
レジストパターン50/p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2が反応室CB3へ搬送されると、20sccmのSiHガスと、150sccmのHガスと、水素希釈された50sccmのフォスフィン(PH)ガスとを反応室CB3に流し(表1参照)、反応室CB3の圧力を13.3Pa〜665Paの範囲に設定する。そして、RF電源は、16〜80mW/cmの範囲のRFパワーを整合器を介して平行平板電極に印加する。なお、水素希釈されたPHガスの濃度は、0.2%である。これによって、反応室CB3内でプラズマが発生し、n型a−Siからなるn型非晶質膜21〜2m−1がi型非晶質膜3およびレジストパターン50の表面に堆積される。
n型非晶質膜21〜2m−1の膜厚が10nmになると、反応室CB3の平行平板電極へのRFパワーの印加を停止するとともに、SiHガス、HガスおよびPHガスの反応室CB3への供給を停止し、排気機構によって1×10−5Pa以下に反応室CB3を真空引きする。そして、仕切バルブを開け、n型非晶質膜21〜2m−1/レジストパターン50/p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2を反応室CB3から取出室へ搬送する。そして、n型非晶質膜21〜2m−1/レジストパターン50/p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2を室温まで冷却し、取出室から取出す。
その後、n型非晶質膜21〜2m−1/レジストパターン50/p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1/パッシベーション膜2のレジストパターン50を除去する。これによって、レジストパターン50上に堆積されたn型a−Siは、リフトオフによって除去され、n型非晶質膜21〜2m−1がi型非晶質膜3の薄膜部に接して形成された構造が作製される(図3の工程(i)参照)。
引き続いて、n型非晶質膜21〜2m−1およびp型非晶質膜11〜1m側にAgを蒸着し、その蒸着したAgをフォトリソグラフィおよびエッチングによってパターンニングし、電極31〜3m,41〜4m−1を形成する。これによって、光電変換素子100が完成する(図4の工程(j)参照)。
光電変換素子100において、太陽光がパッシベーション膜2側から光電変換素子100に照射されると、n型単結晶シリコン基板1中で電子および正孔が光励起される。
光励起された電子および正孔は、パッシベーション膜2側へ拡散しても、パッシベーション膜2によるn型単結晶シリコン基板1のパッシベーション効果によって再結合し難く、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1側へ拡散する。
そして、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1側へ拡散した電子および正孔は、p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜3/n型単結晶シリコン基板1(=pin接合)による内部電界によって分離され、正孔は、i型非晶質膜3およびp型非晶質膜11〜1mを介して電極31〜3mへ到達し、電子は、i型非晶質膜3およびn型非晶質膜21〜2m−1を介して電極41〜4m−1へ到達する。
電極41〜4m−1へ到達した電子は、電極31〜3mと電極41〜4m−1との間に接続された負荷を介して電極31〜3mへ到達し、正孔と再結合する。
このように、光電変換素子100は、n型単結晶シリコン基板1中で光励起された電子および正孔をn型単結晶シリコン基板1の裏面(=パッシベーション膜2が形成されたn型単結晶シリコン基板1の表面と反対側の面)から取り出すバックコンタクト型の光電変換素子である。
そして、光電変換素子100においては、i型非晶質膜3において、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接する部分の膜厚(=5〜10nm)がp型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分の膜厚(=10〜20nm)よりも薄い。その結果、正孔がn型単結晶シリコン基板1からi型非晶質膜3およびp型非晶質膜11〜1mを介して電極31〜3mへ到達するときの直列抵抗が低下するとともに、電子がn型単結晶シリコン基板1からi型非晶質膜3およびn型非晶質膜21〜2m−1を介して電極41〜4m−1へ到達するときの直列抵抗が低下する。また、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しないi型非晶質膜3の部分は、20nm程度の膜厚があるので、n型単結晶シリコン基板1の裏面に対するパッシベーション効果が高く、n型単結晶シリコン基板1の裏面におけるキャリア(電子および正孔)の再結合が抑制される。
従って、光電変換素子100の曲線因子FFおよび開放電圧Vocを向上できる。
上記においては、i型非晶質膜3は、i型a−Siからなると説明したが、実施の形態1においては、これに限らず、i型非晶質膜3は、i型a−SiC、i型a−SiO、i型a−SiN、i型a−SiCNおよびi型a−SiGeのいずれかからなっていてもよい。
また、p型非晶質膜11〜1mの各々は、p型a−Siからなると説明したが、実施の形態1においては、これに限らず、p型非晶質膜11〜1mの各々は、p型a−SiC、p型a−SiO、p型a−SiN、p型a−SiCN、p型a−SiGeおよびp型a−Geのいずれかからなっていてもよい。
更に、n型非晶質膜21〜2m−1の各々は、n型a−Siからなると説明したが、実施の形態1においては、これに限らず、n型非晶質膜21〜2m−1の各々は、n型a−SiC、n型a−SiO、n型a−SiN、n型a−SiCN、n型a−SiGeおよびn型a−Geのいずれかからなっていてもよい。
即ち、光電変換素子100においては、p型非晶質膜11〜1m、n型非晶質膜21〜2m−1およびi型非晶質膜3は、それぞれ、表2に示す材料のいずれかからなっていてもよい。
Figure 2013191656
この場合、p型a−SiCは、SiHガス、メタン(CH)ガス、BガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。p型a−SiOは、SiHガス、酸素(O)ガス、BガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。p型a−SiNは、SiHガス、アンモニア(NH)ガス、BガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。p型a−SiCNは、SiHガス、CHガス、NHガス、BガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。p型a−SiGeは、SiHガス、ゲルマン(GeH)ガス、BガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。p型a−Geは、GeHガス、BガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。
また、n型a−SiCは、SiHガス、CHガス、PHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。n型a−SiOは、SiHガス、Oガス、PHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。n型a−SiNは、SiHガス、NHガス、PHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。n型a−SiCNは、SiHガス、CHガス、NHガス、PHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。n型a−SiGeは、SiHガス、GeHガス、PHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。n型a−Geは、GeHガス、PHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。
更に、i型a−SiCは、SiHガス、CHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。i型a−SiOは、SiHガス、OガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。i型a−SiNは、SiHガス、NHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。i型a−SiCNは、SiHガス、CHガス、NHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。i型a−SiGeは、SiHガス、GeHガスおよびHガスを材料ガスとして、上述したプラズマCVD法によって形成される。
なお、i型非晶質膜3としては、i型a−Geも想定されるが、i型a−Geは、n型単結晶シリコン基板1よりも光学バンドギャップが小さいので、i型a−Geをi型非晶質膜3として用いた場合、開放電圧Vocの向上が困難である。光電変換素子100においては、i型非晶質膜3の光学バンドギャップが開放電圧Vocを支配的に決定するからである。
そこで、実施の形態1においては、n型単結晶シリコン基板1の光学バンドギャップよりも大きい光学バンドギャップを有するi型a−SiC,i型a−SiO,i型a−SiN,i型a−SiCN,i型a−Si,i型a−SiGeをi型非晶質膜3として用いることにした。
また、光電変換素子100においては、p型非晶質膜11〜1mに接するi型非晶質膜3の膜厚は、n型非晶質膜21〜2m−1に接するi型非晶質膜3の膜厚と同じであってもよく、異なっていてもよい。
更に、光電変換素子100においては、電極31〜3mの幅は、それぞれ、p型非晶質膜11〜1mの幅以上であればよく、電極41〜4m−1の幅は、それぞれ、n型非晶質膜21〜2m−1の幅以上であればよい。
更に、光電変換素子100においては、n型単結シリコン基板1のパッシベーション膜2側の表面は、テクスチャ化されていてもよい。
[実施の形態2]
図5は、実施の形態2による光電変換素子の構成を示す断面図である。図5を参照して、実施の形態2による光電変換素子200は、図1に示す光電変換素子100のi型非晶質膜3をi型非晶質膜103に代えたものであり、その他は、光電変換素子100と同じである。
i型非晶質膜103は、非晶質相からなり、n型単結晶シリコン基板1の光入射側の面と反対側の表面に接して設けられる。そして、i型非晶質膜103は、例えば、i型a−Siからなる。また、i型非晶質膜103の膜厚は、p型非晶質膜11〜1mに接する部分において5〜10nmであり、n型非晶質膜21〜2m−1に接する部分と、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分とにおいて10〜20nmである。
このように、光電変換素子200においては、p型非晶質膜11〜1mは、i型非晶質膜103の薄膜部に接して配置され、n型非晶質膜21〜2m−1は、i型非晶質膜103の厚膜部に接して配置される。
図6は、図5に示す光電変換素子200の製造工程の一部を示す工程図である。光電変換素子200は、図2から図4に示す工程(a)〜工程(l)の工程(d),(e)をそれぞれ図6に示す工程(d’),(e’)に代えた工程に従って製造される。
光電変換素子200の製造が開始されると、上述した工程(a)〜工程(c)が順次実行される。そして、工程(c)の後、i型非晶質膜20上にレジストを塗布し、その塗布したレジストをフォトリソグラフィによってパターンニングし、レジストパターン60を形成する(図6の工程(d’)参照)。
その後、レジストパターン60をマスクとしてi型非晶質膜20をドライエッチングまたはウェットエッチングによってエッチングし、i型非晶質膜103を形成する(図8の工程(e’)参照)。
そして、上述した工程(f)〜(j)が順次実行され、光電変換素子200が完成する。
光電変換素子200において、太陽光がパッシベーション膜2側から光電変換素子200に照射されると、n型単結晶シリコン基板1中で電子および正孔が光励起される。
光励起された電子および正孔は、パッシベーション膜2側へ拡散しても、パッシベーション膜2によるn型単結晶シリコン基板1のパッシベーション効果によって再結合し難く、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1側へ拡散する。
そして、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1側へ拡散した電子および正孔は、p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜103/n型単結晶シリコン基板1(=pin接合)による内部電界によって分離され、正孔は、i型非晶質膜103およびp型非晶質膜11〜1mを介して電極31〜3mへ到達し、電子は、i型非晶質膜103およびn型非晶質膜21〜2m−1を介して電極41〜4m−1へ到達する。
電極41〜4m−1へ到達した電子は、電極31〜3mと電極41〜4m−1との間に接続された負荷を介して電極31〜3mへ到達し、正孔と再結合する。
このように、光電変換素子200は、n型単結晶シリコン基板1中で光励起された電子および正孔をn型単結晶シリコン基板1の裏面(=パッシベーション膜2が形成されたn型単結晶シリコン基板1の表面と反対側の面)から取り出すバックコンタクト型の光電変換素子である。
そして、光電変換素子200においては、i型非晶質膜103の膜厚は、p型非晶質膜11〜1mに接する部分において5〜10nmであり、n型非晶質膜21〜2m−1に接する部分と、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分とにおいて10〜20nmである。
その結果、正孔がn型単結晶シリコン基板1からi型非晶質膜103およびp型非晶質膜11〜1mを介して電極31〜3mへ到達するときの直列抵抗が低下する。また、n型非晶質膜21〜2m−1に接する部分と、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分とは、20nm程度の膜厚を有するので、n型単結晶シリコン基板1の裏面に対するパッシベーション効果が高く、n型単結晶シリコン基板1の裏面におけるキャリア(電子および正孔)の再結合が抑制される。
従って、光電変換素子200の曲線因子FFおよび開放電圧Vocを向上できる。
上記においては、i型非晶質膜103は、i型a−Siからなると説明したが、実施の形態2においては、これに限らず、i型非晶質膜103は、i型a−SiC、i型a−SiO、i型a−SiN、i型a−SiCNおよびi型a−SiGeのいずれかからなっていてもよい。即ち、i型非晶質膜103は、表2に示すi型非晶質膜3を構成する材料のいずれかからなっていてもよい。そして、i型非晶質膜103を構成する材料としてi型a−Geが除外されるのは、i型非晶質膜3を構成する材料としてi型a−Geが除外される理由(実施の形態1参照)と同じである。
実施の形態2におけるその他の説明は、実施の形態1における説明と同じである。
[実施の形態3]
図7は、実施の形態3による光電変換素子の構成を示す断面図である。図7を参照して、実施の形態3による光電変換素子300は、図1に示す光電変換素子100のi型非晶質膜3をi型非晶質膜203に代えたものであり、その他は、光電変換素子100と同じである。
i型非晶質膜203は、非晶質相からなり、n型単結晶シリコン基板1の光入射側の面と反対側の表面に接して設けられる。そして、i型非晶質膜203は、例えば、i型a−Siからなる。また、i型非晶質膜203の膜厚は、n型非晶質膜21〜2m−1に接する部分において5〜10nmであり、p型非晶質膜11〜1mに接する部分と、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分とにおいて10〜20nmである。
このように、光電変換素子300においては、n型非晶質膜21〜2m−1は、i型非晶質膜203の薄膜部に接して配置され、p型非晶質膜11〜1mは、i型非晶質膜203の厚膜部に接して配置される。
図8は、図7に示す光電変換素子300の製造工程の一部を示す工程図である。光電変換素子300は、図2から図4に示す工程(a)〜工程(l)の工程(d),(e)をそれぞれ図8に示す工程(d”),(e”)に代えた工程に従って製造される。
光電変換素子300の製造が開始されると、上述した工程(a)〜工程(c)が順次実行される。そして、工程(c)の後、i型非晶質膜20上にレジストを塗布し、その塗布したレジストをフォトリソグラフィによってパターンニングし、レジストパターン70を形成する(図8の工程(d”)参照)。
その後、レジストパターン70をマスクとしてi型非晶質膜20をドライエッチングまたはウェットエッチングによってエッチングし、i型非晶質膜203を形成する(図8の工程(e”)参照)。
そして、上述した工程(f)〜(j)が順次実行され、光電変換素子300が完成する。
光電変換素子300において、太陽光がパッシベーション膜2側から光電変換素子300に照射されると、n型単結晶シリコン基板1中で電子および正孔が光励起される。
光励起された電子および正孔は、パッシベーション膜2側へ拡散しても、パッシベーション膜2によるn型単結晶シリコン基板1のパッシベーション効果によって再結合し難く、非晶質膜11〜1m,21〜2m−1側へ拡散する。
そして、非晶質膜11〜1m,21〜2m−1側へ拡散した電子および正孔は、p型非晶質膜11〜1m/i型非晶質膜203/n型単結晶シリコン基板1(=pin接合)による内部電界によって分離され、正孔は、i型非晶質膜203およびp型非晶質膜11〜1mを介して電極31〜3mへ到達し、電子は、i型非晶質膜203およびn型非晶質膜21〜12m−1を介して電極41〜4m−1へ到達する。
電極41〜4m−1へ到達した電子は、電極31〜3mと電極41〜4m−1との間に接続された負荷を介して電極31〜3mへ到達し、正孔と再結合する。
このように、光電変換素子300は、n型単結晶シリコン基板1中で光励起された電子および正孔をn型単結晶シリコン基板1の裏面(=パッシベーション膜2が形成されたn型単結晶シリコン基板1の表面と反対側の面)から取り出すバックコンタクト型の光電変換素子である。
そして、光電変換素子300においては、i型非晶質膜203の膜厚は、n型非晶質膜21〜2m−1に接する部分において5〜10nmであり、p型非晶質膜11〜1mに接する部分と、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分とにおいて10〜20nmである。
その結果、電子がn型単結晶シリコン基板1からi型非晶質膜203およびn型非晶質膜21〜2m−1を介して電極41〜4m−1へ到達するときの直列抵抗が低下する。また、p型非晶質膜11〜1mに接する部分と、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分とは、20nm程度の膜厚を有するので、n型単結晶シリコン基板1の裏面に対するパッシベーション効果が高く、n型単結晶シリコン基板1の裏面におけるキャリア(電子および正孔)の再結合が抑制される。
従って、光電変換素子300の曲線因子FFおよび開放電圧Vocを向上できる。
上記においては、i型非晶質膜203は、i型a−Siからなると説明したが、実施の形態3においては、これに限らず、i型非晶質膜203は、i型a−SiC、i型a−SiO、i型a−SiN、i型a−SiCNおよびi型a−SiGeのいずれかからなっていてもよい。即ち、i型非晶質膜203は、表2に示すi型非晶質膜3を構成する材料のいずれかからなっていてもよい。そして、i型非晶質膜203を構成する材料としてi型a−Geが除外されるのは、i型非晶質膜3を構成する材料としてi型a−Geが除外される理由(実施の形態1参照)と同じである。
実施の形態3におけるその他の説明は、実施の形態1における説明と同じである。
上記においては、単結晶シリコン基板としてn型単結晶シリコン基板1を備える光電変換素子100,200,300について説明したが、この発明の実施の形態による光電変換素子は、単結晶シリコン基板としてp型単結晶シリコン基板を備える光電変換素子であってもよい。
この場合、p型非晶質膜11〜1mに代えてn型非晶質膜が用いられ、n型非晶質膜21〜2m−1に代えてp型非晶質膜が用いられる。
そして、p型単結晶シリコン基板を備える光電変換素子は、上述した工程(a)〜(j)、工程(a)〜(c),(d’),(e’),(f)〜(j)および工程(a)〜(c),(d”),(e”),(f)〜(j)のいずれかに従って製造される。
実施の形態1においては、i型非晶質膜3において、p型非晶質膜11〜1mに接する部分およびn型非晶質膜21〜2m−1に接する部分の膜厚がp型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分の膜厚よりも薄い場合について説明した。
また、実施の形態2においては、i型非晶質膜103において、p型非晶質膜11〜1mに接する部分の膜厚がn型非晶質膜21〜2m−1に接する部分の膜厚と、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分の膜厚とよりも薄い場合について説明した。
更に、実施の形態3においては、i型非晶質膜203において、n型非晶質膜21〜2m−1に接する部分の膜厚がp型非晶質膜11〜1mに接する部分の膜厚と、p型非晶質膜11〜1mおよびn型非晶質膜21〜2m−1に接しない部分の膜厚とよりも薄い場合について説明した。
従って、この発明の実施の形態による光電変換素子は、第1の導電型を有する単結晶シリコンからなる半導体基板と、半導体基板の一方の表面に接して設けられ、i型の導電型を有する第1の非晶質膜と、第1の非晶質膜に接して設けられ、第1の導電型と反対の第2の導電型を有する第2の非晶質膜と、半導体基板の面内方向において第2の非晶質膜に隣接し、かつ、第1の非晶質膜に接して設けられ、第1の導電型を有する第3の非晶質膜とを備え、第1の非晶質膜において、第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方と接する部分の膜厚が第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方と接しない部分の膜厚よりも薄ければよい。
そして、n型単結晶シリコン基板1が用いられる場合、第1の導電型は、n型であり、第2の導電型は、p型である。また、p型単結晶シリコン基板が用いられる場合、第1の導電型は、p型であり、第2の導電型は、n型である。
また、この発明の実施の形態による光電変換素子の製造方法は、上述した光電変換素子100,200,300と、光電変換素子100,200,300と同様の裏面構造を有し、p型単結晶シリコン基板を用いた光電変換素子を製造する製造方法であればよい。従って、この発明の実施の形態による光電変換素子の製造方法は、第1の導電型を有する単結晶シリコンからなる半導体基板の一方の表面に接して、i型の導電型を有する第1の非晶質膜を形成する第1の工程と、半導体基板の面内方向において第1の非晶質膜の一部分を除去する第2の工程と、第1の導電型と反対の第2の導電型を有する第2の非晶質膜を第1の非晶質膜に接して形成する第3の工程と、半導体基板の面内方向において第2の非晶質膜に隣接し、かつ、第1の非晶質膜に接して、第1の導電型を有する第3の非晶質膜を形成する第4の工程とを備え、第3および第4の工程の少なくとも一方において、第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方は、一部分が除去された第1の非晶質膜に接して形成されるものであればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、光電変換素子およびその製造方法に適用される。
1 n型単結晶シリコン基板、2 パッシベーション膜、3,20,103,203 i非晶質膜、11〜1m p型非晶質膜、21〜2m−1 n型非晶質膜、30,40,50,60,70 レジストパターン、31〜3m,41〜4m−1 電極、100,200,300 光電変換素子。

Claims (13)

  1. 第1の導電型を有する単結晶シリコンからなる半導体基板と、
    前記半導体基板の一方の表面に接して設けられ、i型の導電型を有する第1の非晶質膜と、
    前記第1の非晶質膜に接して設けられ、前記第1の導電型と反対の第2の導電型を有する第2の非晶質膜と、
    前記半導体基板の面内方向において前記第2の非晶質膜に隣接し、かつ、前記第1の非晶質膜に接して設けられ、前記第1の導電型を有する第3の非晶質膜とを備え、
    前記第1の非晶質膜において、前記第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方と接する部分の膜厚が前記第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方と接しない部分の膜厚よりも薄い、光電変換素子。
  2. 前記第1の非晶質膜は、前記第2の非晶質膜に接する部分において第1の膜厚を有し、前記第3の非晶質膜に接する部分において第2の膜厚を有し、前記第2および第3の非晶質膜に接しない部分において前記第1および第2の膜厚よりも厚い第3の膜厚を有する、請求項1に記載の光電変換素子。
  3. 前記第1の非晶質膜は、前記第2の非晶質膜に接する部分において第1の膜厚を有し、前記第2の非晶質膜に接しない部分および第3の非晶質膜に接する部分において前記第1の膜厚よりも厚い第2の膜厚を有する、請求項1に記載の光電変換素子。
  4. 前記第1の非晶質膜は、前記第3の非晶質膜に接する部分において第1の膜厚を有し、前記第3の非晶質膜に接しない部分および第2の非晶質膜に接する部分において前記第1の膜厚よりも厚い第2の膜厚を有する、請求項1に記載の光電変換素子。
  5. 前記第1の非晶質膜は、i型アモルファスシリコンカーバイド、i型アモルファスシリコンナイトライド、i型アモルファスシリコンカーボンナイトライド、i型アモルファスシリコンオキサイド、i型アモルファスシリコンおよびi型アモルファスシリコンゲルマニウムのいずれかからなる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  6. 前記半導体基板は、n型単結晶シリコンからなり、
    前記第2の非晶質膜は、p型の導電型を有し、
    前記第3の非晶質膜は、n型の導電型を有する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  7. 前記第2の非晶質膜は、p型アモルファスシリコンカーバイド、p型アモルファスシリコンナイトライド、p型アモルファスシリコンカーボンナイトライド、p型アモルファスシリコンオキサイド、p型アモルファスシリコン、p型アモルファスシリコンゲルマニウムおよびp型アモルファスゲルマニウムのいずれかからなり、
    前記第3の非晶質膜は、n型アモルファスシリコンカーバイド、n型アモルファスシリコンナイトライド、n型アモルファスシリコンカーボンナイトライド、n型アモルファスシリコンオキサイド、n型アモルファスシリコン、n型アモルファスシリコンゲルマニウムおよびn型アモルファスゲルマニウムのいずれかからなる、請求項6に記載の光電変換素子。
  8. 前記半導体基板は、p型単結晶シリコンからなり、
    前記第2の非晶質膜は、n型の導電型を有し、
    前記第3の非晶質膜は、p型の導電型を有する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  9. 前記第2の非晶質膜は、n型アモルファスシリコンカーバイド、n型アモルファスシリコンナイトライド、n型アモルファスシリコンカーボンナイトライド、n型アモルファスシリコンオキサイド、n型アモルファスシリコン、n型アモルファスシリコンゲルマニウムおよびn型アモルファスゲルマニウムのいずれかからなり、
    前記第3の非晶質膜は、p型アモルファスシリコンカーバイド、p型アモルファスシリコンナイトライド、p型アモルファスシリコンカーボンナイトライド、p型アモルファスシリコンオキサイド、p型アモルファスシリコン、p型アモルファスシリコンゲルマニウムおよびp型アモルファスゲルマニウムのいずれかからなる、請求項8に記載の光電変換素子。
  10. 第1の導電型を有する単結晶シリコンからなる半導体基板の一方の表面に接して、i型の導電型を有する第1の非晶質膜を形成する第1の工程と、
    前記半導体基板の面内方向において前記第1の非晶質膜の一部分を除去する第2の工程と、
    前記第1の導電型と反対の第2の導電型を有する第2の非晶質膜を前記第1の非晶質膜に接して形成する第3の工程と、
    前記半導体基板の面内方向において前記第2の非晶質膜に隣接し、かつ、前記第1の非晶質膜に接して、前記第1の導電型を有する第3の非晶質膜を形成する第4の工程とを備え、
    前記第3および第4の工程の少なくとも一方において、前記第2および第3の非晶質膜の少なくとも一方は、前記一部分が除去された第1の非晶質膜に接して形成される、光電変換素子の製造方法。
  11. 前記第3の工程において、前記一部分が除去された第1の非晶質膜に接して前記第2の非晶質膜を形成し、
    前記第4の工程において、前記一部分が除去された第1の非晶質膜に接して前記第3の非晶質膜を形成する、請求項10に記載の光電変換素子の製造方法。
  12. 前記第3の工程において、前記一部分が除去された第1の非晶質膜に接して前記第2の非晶質膜を形成し、
    前記第4の工程において、前記一部分が除去されていない第1の非晶質膜に接して前記第3の非晶質膜を形成する、請求項10に記載の光電変換素子の製造方法。
  13. 前記第3の工程において、前記一部分が除去されていない第1の非晶質膜に接して前記第2の非晶質膜を形成し、
    前記第4の工程において、前記一部分が除去された第1の非晶質膜に接して前記第3の非晶質膜を形成する、請求項10に記載の光電変換素子の製造方法。
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