JP2013190162A - 冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷却装置100は、該冷却装置100の運転情報を検出する運転情報検出手段と、運転情報検出手段からの運転情報に基づいて被冷却流体の物性値を演算し、この演算値に基づいて被冷却流体の濃度の状態を検出する被冷却流体濃度検出手段(濃度状態判定部101)を備えたものである。
【選択図】図4
Description
《機器構成》
本発明の実施の形態1に係る冷却装置100の構成を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る冷却装置100の構成図である。図1及び後述の図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
圧縮機1は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にするものである。圧縮機1は、運転容量(周波数)を可変することが可能な容積式圧縮機で構成されている。運転容量を可変させる制御方法は、例えば、インバータにより制御されるモータの駆動による方法やスライドバルブを用いた方法がある。なお、図1においては、圧縮機1が1台のみ搭載されている状態を例に示しているが、これに限定されず、2台以上の圧縮機が並列もしくは直列に接続されたものであってもよい。
凝縮器2は、圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒と外部からの熱源として供給される被熱交換媒体とが熱交換し、外部の熱源に放熱するものである。凝縮器2は、例えば、伝熱管と多数のフィンで構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器で構成するとよい。フィン・アンド・チューブ型熱交換器を用いる場合は、熱交換媒体は空気であり、媒体の送出装置はファン等の駆動手段(図示せず)を用いる。
減圧装置3は、冷媒を減圧して膨張させるものである。減圧装置3は、冷媒回路A内を流れる冷媒の流量の調節等を行うもので、ステッピングモータ(図示せず)により絞りの開度を調整することが可能な電子膨張弁で構成するとよい。なお、電子膨張弁以外にも、受圧部にダイアフラムを採用した機械式膨張弁、又は温度式膨張弁、キャピラリーチューブ等、同様な役割を成すものであれば、他の形式のものを用いてもよい。
蒸発器4は、減圧装置3で減圧された低温低圧の冷媒と被冷熱流体とが熱交換するものである。蒸発器4は、例えば間隔をおいて薄板を多数並べて、周縁部をシールし、各薄板間に形成された空間を交互に冷媒流路と被冷却流体流路としてなるプレート式熱交換器で構成するとよい。
被冷却流体流路Bを循環する被冷却流体には、水に凝固点を降下させる添加物を混ぜたブラインを用いる。被冷却流体の凍結温度(凝固点)は、添加物の含有濃度(以下、ブライン濃度という)によって異なるため、冷却装置100の使用時においては冷熱負荷500に供給する被冷却流体流出温度よりも低い凝固点になるようにブライン濃度が調整されて使用される。例えば、被冷却流体流出温度が−5℃であれば、凝固点が−15℃となるようにブライン濃度を調整して使用される。添加物の含有濃度を高めてブライン濃度を高くするほど凝固点は低くなり、添加物の含有濃度を低くしてブライン濃度を低くするほど凝固点は高くなる。
被冷却流体送出手段5は、前述のような被冷却流体を被冷却流体流路Bを循環させるため、ポンプ等の流体送出装置で構成するとよい。ただし、被冷却流体送出手段5を、ポンプ等の流体送出装置に限定するものではなく、同様な役割を成すものであれば、他形式の送出装置で構成してもよい。
冷却装置100に用いられる冷媒には、例えばR410A、R407C、R404A等のHFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒、R22、R134a等のHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)冷媒、もしくは炭化水素、ヘリウムのような自然冷媒等があるが、これらに限定されず同様の冷媒作用をするものであれば、上記以外のものであってもよい。
冷却装置100の運転情報検出手段について説明する。冷却装置100は、運転情報検出手段として、吸入冷媒温度検出手段40と、被冷却流体流入温度検出手段41と、被冷却流体流出温度検出手段42と、運転容量検出手段20と、低圧圧力検出手段30と、被冷却流体流量検出手段50と、を有している。
図2に示すように、冷却装置100は、各検出手段(各運転情報検出手段)によって検出された各検出値に基づいて、ブラインの濃度状態判定を行う濃度状態判定部(被冷却流体濃度検出手段)101、濃度状態判定部101の判定結果に基づいて冷却装置100の各アクチュエータを操作し凍結を防止する制御部150、濃度状態判定部101の判定結果を外部に報知する報知部160を有している。
続いて、冷却装置100の運転動作について図1に基づき説明する。
冷媒回路Aにおいては、圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器2へ至り、外部からの被熱交換媒体との熱交換作用により凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は、減圧装置3にて減圧されて二相冷媒となって、蒸発器4に送られる。蒸発器4に送られた二相冷媒は、被冷却流体送出手段5により供給される被冷却流体との熱交換作用により蒸発し、低圧のガス冷媒となる。
続いて、図3及び図4に基づいて冷却装置100の被冷却流体(ブライン)の濃度状態の判定方法について説明する。図3は、冷却装置100の被冷却流体濃度に対する被冷却流体の密度と比熱の積の相関関係を示した図である。図4は、冷却装置100の被冷却流体の濃度状態判定の処理の流れを示したフローチャートである。なお、図3では、縦軸が被冷却流体の密度と比熱の積を、横軸が被冷却流体濃度を、それぞれ示している。
δ:伝熱壁の厚さ[m]、
λ:伝熱壁の熱伝導率[kW/(m・K)]である。
A:蒸発器の伝熱面積[m2 ]、
Gw:被冷却流体の流量[m3 /h]、
ΔTm:蒸発器における対数平均温度差[K]、
ΔTw:蒸発器における被冷却流体の出入口温度差[K]である。
本実施の形態1に係る冷却装置100によれば、被冷却流体であるブラインの濃度管理において、濃度計等の計測器を使用することなく、ブライン濃度状態を把握することが可能となるため、安価に冷却装置100の保守管理、メンテナンス技術を実現できる。
本発明の実施の形態2に係る冷却装置(以下、便宜的に冷却装置200と称するものとする)の構成を説明する。なお、この実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。
図5に基づいて冷却装置200の被冷却流体(ブライン)の濃度状態の判定方法について説明する。図5は、冷却装置200の被冷却流体の濃度状態判定の処理の流れを示したフローチャートである。以下、実施の形態2が実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。図5に示すST22〜ST26の処理は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図6は、冷却装置200の被冷却流体(ブライン)の凍結判定の処理の流れを示したフローチャートである。図7は、蒸発器4における被冷却流体(ブライン)と冷媒との温度プロファイルを示した概念図である。図6及び図7に基づいて、冷却装置200の被冷却流体の凍結判定方法について説明する。なお、実施の形態1でも同様の流れで凍結判定が実行できる。
次に、凍結判定の閾値となる凍結壁面温度Twfの算出方法について説明する。凍結壁面温度Twfは、冷却開始からの時間(冷却運転時間)tc、被冷却流体流入温度Twi、被冷却流体流出温度Two、被冷却流体の流速Uw、被冷却流体の凝固点Tfに応じて変化することが知られている。また、被冷却流体の物性(熱伝導率λw、比熱Cpw、密度ρw、動粘度νw等)によっても異なったものとなることが知られている。ここでは、まず、凍結壁面温度Twfの算出に用いる蒸発器4の凍結限界冷却温度比θc* の算出方法について説明する。
まず、被冷却流体流入温度検出手段41により検出される被冷却流体流入温度Twiと、被冷却流体流出温度検出手段42により検出される被冷却流体流出温度Twoとにより定常運転時での凍結限界冷却温度比θcs* を算出する。また、被冷却流体流入温度Twiと、被冷却流体流出温度Twoと、冷却運転時間tcとより、冷却開始時点での過渡運転時(圧縮機起動時等)における凍結限界冷却温度比θct* を算出する。そして、θcs* とθct* の何れか高い方を蒸発器4の凍結限界冷却温度比θc* とする。θcs* 、θct* は次式(8)、(9)より求めることができる。
Fo:管内閉塞開始時刻のフーリエ数(=aw×tc/dh2 )[無次元]、
aw:被冷却流体の温度拡散率(=λw/(Cpw×ρw))[m2 /s]、
tc:冷却開始より閉塞開始までの時間[sec]、
λw:被冷却流体の熱伝導率[W/m・K]、
Cpw:被冷却流体の定圧比熱[J/(kg・K)]、
ρw:被冷却流体の密度[kg/m3 ]、
Rew:被冷却流体レイノルズ数(=Uw×dh/νw)[無次元]、
Uw:被冷却流体の流速[m/s]、
dh:水力相当直径[m]、
νw:被冷却流体の動粘度[m2 /s]である。
本実施の形態2に係る冷却装置200によれば、被冷却流体であるブラインの濃度管理において、濃度計等の計測器を使用することなく、ブライン濃度の絶対値を把握することが可能となるため、安価に冷却装置200の保守管理、メンテナンス技術を実現できる。
各実施の形態の冷却装置における冷媒回路Aの構成は、図に示した構成に限定されず、上記機器構成に記載した以外の冷媒回路要素、例えば、四方弁やアキュームレータ、レシーバ、油分離器、内部熱交換器(冷媒−冷媒熱交換器)等が接続された冷媒回路であってももちろんよい。
上記の説明では、対数平均温度差ΔTmを、被冷却流体流入温度Twi、被冷却流体流出温度Two及び蒸発温度ETを用いて算出するとしたが、以下のように算出してもよい。すなわち、図8に示すように、図1の構成に加えてさらに冷媒流入温度検出手段43及び冷媒流出温度検出手段44を設け、これらの各検出値も用いて次式(11)により算出してもよい。なお、図8は、本発明の実施の形態1に係る冷却装置100の別の構成図である。
Claims (12)
- 冷媒を圧縮する圧縮機、前記圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器、前記凝縮器によって凝縮された冷媒を減圧する減圧装置、前記減圧装置によって減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器が順次配管接続されて構成された冷媒回路と、
被冷却流体を被冷却流体送出装置により前記蒸発器に送出し、前記蒸発器を流れる冷媒と熱交換して冷却する被冷却流体流路と、を有する冷却装置であって、
該冷却装置の運転情報を検出する運転情報検出手段と、
前記運転情報検出手段からの運転情報に基づいて前記被冷却流体の物性値を演算し、この演算値に基づいて前記被冷却流体の濃度の状態を検出する被冷却流体濃度検出手段と、を備えた
ことを特徴とする冷却装置。 - 前記運転情報検出手段は、
前記冷媒回路における低圧側の冷媒圧力を検出する低圧圧力検出手段、
前記圧縮機の吸入側の冷媒温度を検出する吸入冷媒温度検出手段、
前記蒸発器に流入する被冷却流体の温度を検出する被冷却流体流入温度検出手段、
前記蒸発器から流出する被冷却流体の温度を検出する被冷却流体流出温度検出手段、
前記圧縮機の運転容量を検出する運転容量検出手段、
前記被冷却流体流路における被冷却流体の流量を検出する被冷却流体流量検出手段で構成され、
前記被冷却流体濃度検出手段は、
前記低圧圧力検出手段で検出された低圧冷媒圧力、前記吸入冷媒温度検出手段で検出された吸入冷媒温度、前記被冷却流体流入温度検出手段で検出された被冷却流体流入温度、前記被冷却流体流出温度検出手段で検出された被冷却流体流出温度、前記運転容量検出手段で検出された前記圧縮機の運転容量、前記被冷却流体流量検出手段で検出された前記被冷却流体流量を用いて被冷却流体密度と被冷却流体比熱の積を演算する演算部と、
前記演算部での演算結果と前記被冷却流体の濃度との相関に基づいて前記被冷却流体の濃度の状態を判定する判定部と、を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。 - 前記被冷却流体濃度検出手段は、
前記被冷却流体密度と被冷却流体比熱との積の初期値を記憶しておき、
冷却運転中に、前記初期値を基準として、前記被冷却流体密度と被冷却流体比熱との積が前記初期値よりも大きくなった場合に濃度低下状態と判定し、
前記初期値よりも小さくなった場合に濃度上昇状態と判定し、
前記初期値に対して変化がなければ濃度一定状態、と判定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却装置。 - 冷媒を圧縮する圧縮機、前記圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器、前記凝縮器によって凝縮された冷媒を減圧する減圧装置、前記減圧装置によって減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器が順次配管接続されて構成された冷媒回路と、
被冷却流体を被冷却流体送出装置により前記蒸発器に送出し、前記蒸発器を流れる冷媒と熱交換して冷却する被冷却流体流路と、を有する冷却装置であって、
該冷却装置の運転情報を検出する運転情報検出手段と、
前記被冷却流体の物性情報を記憶する物性情報記憶手段と、
前記運転情報検出手段からの運転情報と、前記物性情報記憶手段からの前記被冷却流体の物性情報と、を用いて前記被冷却流体の濃度の絶対値を演算し、この絶対値に基づいて前記被冷却流体の濃度の状態を検出する被冷却流体濃度検出手段と、を備えた
ことを特徴とする冷却装置。 - 前記運転情報検出手段は、
前記冷媒回路における低圧側の冷媒圧力を検出する低圧圧力検出手段、
前記圧縮機の吸入側の冷媒温度を検出する吸入冷媒温度検出手段、
前記蒸発器に流入する被冷却流体の温度を検出する被冷却流体流入温度検出手段、
前記蒸発器から流出する被冷却流体の温度を検出する被冷却流体流出温度検出手段、
前記圧縮機の運転容量を検出する運転容量検出手段、
前記被冷却流体流路における被冷却流体の流量を検出する被冷却流体流量検出手段で構成され、
前記被冷却流体濃度検出手段は、
前記低圧圧力検出手段で検出された低圧冷媒圧力、前記吸入冷媒温度検出手段で検出された吸入冷媒温度、前記被冷却流体流入温度検出手段で検出された被冷却流体流入温度、前記被冷却流体流出温度検出手段で検出された被冷却流体流出温度、前記運転容量検出手段で検出された前記圧縮機の運転容量、前記被冷却流体流量検出手段で検出された前記被冷却流体流量を用いて被冷却流体密度と被冷却流体比熱の積を演算する演算部と、
前記演算部での演算結果と前記物性情報記憶手段からの前記被冷却流体の物性情報とを用いて前記被冷却流体の濃度の絶対値を算出し、前記被冷却流体の濃度の絶対値に基づいて前記被冷却流体の濃度の状態を判定する判定部と、を備えている
ことを特徴とする請求項4に記載の冷却装置。 - 前記被冷却流体濃度検出手段は、
前記被冷却流体の濃度の絶対値の初期値を記憶しておき、
冷却運転中に、前記初期値を基準として、前記被冷却流体の濃度の絶対値が前記初期値よりも小さくなった場合に濃度低下状態と判定し、
前記初期値よりも大きくなった場合に濃度上昇状態と判定し、
前記初期値に対して変化がなければ濃度一定状態と判定する
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の冷却装置。 - 前記被冷却流体の凍結を防止する凍結防止運転を実行する制御部を備え、
前記被冷却流体濃度検出手段は、
前記運転情報検出手段からの運転情報を用いて前記蒸発器の壁面温度を演算し、
前記被冷却流体の物性情報と、前記被冷却流体の濃度の絶対値と、を用いて前記被冷却流体の凝固点を演算し、
前記被冷却流体の凝固点と、前記運転情報検出手段からの運転情報と、を用いて凍結壁面温度を演算し、
前記演算部で演算された前記壁面温度と前記凍結壁面温度とを比較し、この比較結果に基づいて前記被冷却流体の凍結の状況を判定し、
前記制御部は、
前記被冷却流体濃度検出手段により凍結による流路の閉塞が発生していると判定された場合に前記凍結防止運転を実行する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の冷却装置。 - 前記被冷却流体濃度検出手段により前記被冷却流体の濃度が低下していると判定された場合に、前記被冷却流体の凍結を防止する凍結防止制御を行う制御部を備えた
ことを特徴とする請求項3又は6に記載の冷却装置。 - 前記制御部は、
前記凍結防止制御として、前記圧縮機の回転数を連続的に又は段階的に低下させる制御、もしくは前記圧縮機の運転容量を連続的に又は段階的に低下させる制御をする
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の冷却装置。 - 前記制御部は、
前記凍結防止制御として、前記圧縮機の運転を停止させる運転停止指令を発する
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の冷却装置。 - 前記被冷却流体濃度検出手段の濃度状態判定結果に基づいて、警報を報知する報知部を備えた
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の冷却装置。 - 前記判定部の凍結判定結果に基づいて、警報を報知する報知部を備えた
ことを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載の冷却装置。
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