JP2013186352A - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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政昭 吉川
Kenji Ishii
賢治 石井
Sadafumi Ogawa
禎史 小川
Takeshi Uchitani
武志 内谷
Hirotada Takagi
啓正 高木
Naoki Iwatani
直毅 岩谷
Takuya Seshimo
卓弥 瀬下
Arinobu Yoshiura
有信 吉浦
Teppei Kawada
哲平 川田
Takahiro Imada
高広 今田
So Goto
創 後藤
Takamasa Hase
岳誠 長谷
Toshihiko Shimokawa
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裕司 荒井
Yoshinori Yamaguchi
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Abstract

【課題】ベルト寄り規制部材の利用以外の方法により無端ベルトのベルト寄りを抑制する簡単な構成の定着装置を提供する。
【解決手段】無端ベルト11の内周側から加圧回転体21に圧接して押圧領域41を形成する加圧部材31を有し、押圧領域41で無端ベルト11と加圧回転体21が記録媒体Pを狭んで搬送する。押圧部材31は支持部材51に対して固定し、無端ベルト11が押圧部材31上を摺動する。定着領域42を押圧部材31による押圧領域41より幅狭くして、加圧回転体21が無端ベルト11を狭まない領域を押圧領域41の端部に存在させる。押圧領域41の端部で加圧回転体21が無端ベルト11を従動回転させる回転速度を押圧領域41の他の略すべての領域よりも遅くする。無端ベルト11は回転時に押圧部材31側の面に働く摺動摩擦抵抗に対して充分な回転駆動力を加圧回転体21から得る。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録媒体に画像を定着する定着装置、及び定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の各種画像形成装置に用いられる定着装置として、記録媒体上のトナーを定着させる定着領域の昇温速度の向上などを目的として、加圧回転体に対向するように配置した押圧部材を加圧回転体に対して押圧することにより押圧領域を形成し、押圧領域において狭まれて回転する薄肉の無端ベルトと加圧回転体の間に定着領域を形成することが行われている。
前記の押圧領域において、押圧部材と加圧回転体との間で狭まれた無端ベルトを加圧回転体の回転によって従動回転させる場合、無端ベルトおよび加圧回転体の周長の軸方向偏差や加圧回転体と無端ベルトの平行度の崩れなどが原因で、無端ベルトの回転に伴うベルト軸方向への移動(ベルト寄り)が発生することがある。このようなベルト寄りに対して、一定量のベルト寄りが無端ベルトに発生した場合に、無端ベルトの一部に突き当たるようなベルト寄り規制部材を設ける方法によりベルト寄り量を規制し、無端ベルトの回転軸方向の位置を一定範囲内に収めることが可能である。しかし、無端ベルトの回転速度が速い場合、または無端ベルトが薄肉である場合は、ベルト寄り規制部材から受ける抗力および摩擦力などの負荷によって無端ベルトに座屈や亀裂などの破損が生じ、最終的に無端ベルトの破断に至ることがある。そのため、ベルト寄り規制部材の利用以外の方法によって無端ベルトのベルト寄りを抑制する構成が既に提案されている。
従来のベルト寄り規制部材の利用以外の方法により無端ベルトのベルト寄りを抑制する構成においては、例えば無端ベルトを押圧領域で狭むとともにローラに張架し、ローラ形状または押圧領域とローラの位置関係によりベルト寄りを抑制するもの(特許文献1、特許文献2など参照)や、押圧領域において無端ベルトを狭む加圧回転体の表面の摺動抵抗を軸方向で変化させるもの(特許文献3)などがある。しかしながら、いずれもその実施に複雑な構成を必要とし、コストが掛かるという問題がある。
本発明は、ベルト寄り規制部材の利用以外の方法により無端ベルトのベルト寄りを抑制する構成を、簡単な構成で実現することを目的とする。
本発明の定着装置は、回転する加圧回転体と、前記加圧回転体に対向するように配置され前記加圧回転体に押圧されることによって前記加圧回転体との間に押圧領域を形成する押圧部材と、前記押圧領域の少なくとも一部において前記加圧回転体と前記押圧部材との間で狭み持たれる無端ベルトと、を有し、前記無端ベルトが前記加圧回転体の回転運動に従動回転する定着装置において、少なくとも前記無端ベルトが回転に伴って該無端ベルトのベルト軸方向に移動した場合に前記押圧部材と前記加圧回転体が前記無端ベルトを狭まない領域を前記押圧領域の端部に存在させ、かつ、前記押圧領域端部の少なくとも一部において前記加圧回転体が前記無端ベルトを従動回転させる回転速度を前記押圧領域の他の略すべての領域よりも遅くしたことを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、ベルト寄り規制部材の利用以外の方法により無端ベルトのベルト寄りを抑制する構成を、簡単な構成で実現することができる。
本発明に係る定着装置を備え得る画像形成装置の一例を示す概略構成図 本発明に係る定着装置の実施形態1の構成を示す図 無端ベルトのベルト寄りの理論について説明するための図 無端ベルトの回転速度のベルト軸方向偏差に伴う傾き変動の理論について説明するための図 記録媒体搬送方向下流側から見た実施形態1の定着装置の構成について説明する図 実施形態1における加圧回転体の形状について説明するための図 実施形態1におけるベルト寄りの抑制効果について説明するための図 実施形態2における定着装置の構成について説明するための図 実施形態2における定着装置の構成(ベルトを除去)について説明するための図 実施形態2における押圧領域端部における定着装置の構成について説明するための図
以下に説明する本発明の実施形態では、無端ベルトの回転に伴うベルト寄りの方向および量は、押圧領域における無端ベルトのベルト軸方向と加圧回転体の回転方向が成す角に依存する。
また、押圧領域における無端ベルトのベルト軸方向と加圧回転体の回転方向がなす角が無端ベルトの回転に伴って変動する量は、押圧領域において無端ベルトが従動回転する回転速度のベルト軸方向偏差に依存する。
さらに、無端ベルトのベルト寄りによって無端ベルトの端部が押圧領域内へ入り込み、さらにベルト寄りが進んだ場合、押圧領域において無端ベルトを狭む範囲が変化する。
これらの点を利用し、押圧部材と加圧回転体の間に形成する押圧領域において、無端ベルトを従動回転させる速度のベルト軸方向分布を調整し、押圧領域内に端部が入り込んだ無端ベルトの押圧領域における無端ベルト軸方向と加圧回転体の回転方向がなす角を、ベルト寄りが抑制される方向へ変動させるようなものとする。
このことによって、本発明の実施形態は、ベルト寄り規制部材の利用以外の方法によって無端ベルトのベルト寄りを抑制する構成を、簡単な構成で実現するものである。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより説明する。
<実施形態1>
まず、図1を参照して、本発明の実施対象となる画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置100は、カラーレーザープリンタであり、その装置本体の中央には、4つの作像部140Y、140M、140C、140Kが設けられている。各作像部140Y〜140Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的に、各作像部140Y〜140Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体150と、感光体150の表面を帯電させる帯電装置160と、感光体150の表面にトナーを供給する現像装置170と、感光体150の表面をクリーニングするクリーニング装置180などを備える。なお、図1では、ブラックの作像部140Kが備える感光体150、帯電装置160、現像装置170、クリーニング装置180のみに符号を付しており、その他の作像部140Y〜140Cにおいては符号を省略している。
各作像部140Y〜140Kの下方には、感光体150の表面を露光する露光装置190が配設されている。露光装置190は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体150の表面へレーザー光を照射するようになっている。
各作像部140Y〜140Kの上方には、転写装置130が配設されている。転写装置130は、転写体としての中間転写ベルト137と、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ131と、二次転写手段としての二次転写ローラ136と、二次転写バックアップローラ132と、クリーニングバックアップローラ133と、テンションローラ134、ベルトクリーニング装置135を備える。
中間転写ベルト137は、無端状のベルトであり、二次転写バックアップローラ132、クリーニングバックアップローラ133及びテンションローラ134によって張架されている。ここでは、二次転写バックアップローラ132が回転駆動することによって、中間転写ベルト137は図の矢印で示す方向に周回走行(回転)するようになっている。
4つの一次転写ローラ131は、それぞれ、各感光体150との間で中間転写ベルト137を挟み込んで一次転写ニップを形成している。また、各一次転写ローラ131には、図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が各一次転写ローラ131に印加されるようになっている。
二次転写ローラ136は、二次転写バックアップローラ132との間で中間転写ベルト137を挟み込んで二次転写ニップを形成している。また、上記一次転写ローラ131と同様に、二次転写ローラ136にも図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ136に印加されるようになっている。
ベルトクリーニング装置135は、中間転写ベルト137に当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードを有する。このベルトクリーニング装置135から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、図示しない廃トナー収容器の入り口部に接続されている。
プリンタ本体の上部には、ボトル収容部112が設けられており、ボトル収容部112には補給用のトナーを収容した4つのトナーボトル112Y、112M、112C、112Kが着脱可能に装着されている。各トナーボトル112Y〜112Kと上記各現像装置170との間には、図示しない補給路が設けてあり、この補給路を介して各トナーボトル112Y〜112Kから各現像装置170へトナーが補給されるようになっている。
一方、プリンタ本体の下部には、記録媒体としての記録媒体Pを収容した給紙トレイ110や、給紙トレイ110から記録媒体Pを搬出する給紙ローラ111等が設けてある。ここで、記録媒体には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート等が含まれる。また、図示しないが、手差し給紙機構が設けてあってもよい。
プリンタ本体内には、記録媒体Pを給紙トレイ110から二次転写ニップを通過させて装置外へ排出するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ136の位置よりも記録媒体搬送方向上流側には、二次転写ニップへ記録媒体Pを搬送する搬送手段としての一対のレジストローラ122が配設されている。
また、二次転写ローラ136の位置よりも記録媒体搬送方向下流側には、記録媒体Pに転写された未定着画像を定着するための定着装置120が配設されている。さらに、定着装置120よりも搬送路Rの記録媒体搬送方向下流側には、記録媒体を装置外へ排出するための一対の排紙ローラ113が設けられている。また、プリンタ本体の上面部には、装置外に排出された記録媒体をストックするための排紙トレイ114が設けてある。
図1に示したカラーレーザープリンタの基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各作像部140Y〜140Kにおける各感光体150が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体150の表面が帯電装置160によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体150の表面には、露光装置190からレーザー光がそれぞれ照射されて、各感光体150の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体150に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体150上に形成された静電潜像に、各現像装置170によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、二次転写バックアップローラ132が図の反時計回りに回転駆動し、中間転写ベルト137を図の矢印で示す方向に周回走行させる。そして、各一次転写ローラ131に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ131と各感光体150との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体150の回転に伴い、感光体150上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、各感光体150上のトナー画像が中間転写ベルト137上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト137の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト137に転写しきれなかった各感光体150上のトナーは、クリーニング装置180によって除去される。その後、図示しない除電装置によって各感光体150の表面が除電され、表面電位が初期化される。
画像形成装置の下部では、給紙ローラ111が回転駆動を開始し、給紙トレイ110から記録媒体Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された記録媒体Pは、レジストローラ122によってタイミングを計られて、二次転写ローラ136と二次転写バックアップローラ132との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ136には、中間転写ベルト137上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。
その後、中間転写ベルト137の周回走行に伴って、中間転写ベルト137上のトナー画像が二次転写ニップに達したときに、上記二次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト137上のトナー画像が記録媒体P上に一括して転写される。また、このとき記録媒体Pに転写しきれなかった中間転写ベルト137上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置135によって除去され、除去されたトナーは図示しない廃トナー収容器へと搬送され回収される。
その後、記録媒体Pは定着装置120へと搬送され、定着装置120によって記録媒体P上のトナー画像が当該記録媒体Pに定着される。そして、記録媒体Pは、排紙ローラ113によって装置外へ排出され、排紙トレイ114上にストックされる。
以上の説明は、記録媒体上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部140Y〜140Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像部を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図2は、本発明に係る定着装置の実施形態1の構成を示す図である。図中11は無端ベルト、21は加圧回転体、21aは芯金部、21bは弾性層、31は押圧部材、41は押圧領域、42は定着領域、51は支持部材、R1は無端ベルトの回転方向、R2は加圧回転体の回転方向、Pはシート状記録媒体、Tはトナー画像、Y:記録媒体の搬送方向である。
押圧部材31と加圧回転体21は対向して配置され、押圧部材31が加圧回転体21に押圧されることで略平坦な押圧領域41を形成している。無端ベルト11は押圧領域41において押圧部材31と加圧回転体21の間で狭まれている。加圧回転体21がR2方向に回転することで、無端ベルト11は押圧領域41において加圧回転体21から駆動力を受け、R1方向に従動回転する。無端ベルト11が従動回転することで記録媒体Pを加圧回転体21との間で狭んで搬送し、かつ押圧領域41の端部は搬送される記録媒体Pが押圧領域41を通過する領域外にあり、そのため記録媒体Pが無端ベルト11上から外れてしまって画像異常が発生するのを防げる。
定着領域42は押圧領域41のうち無端ベルト11と加圧回転体21が圧接しているベルト軸方向の少なくとも一部の領域において形成されている。トナー画像Tを有するシート状の記録媒体Pは無端ベルト11と加圧回転体21に狭まれ、定着領域42をY方向に搬送される。この時、搬送と同時に定着領域42において記録媒体P上のトナー画像Tに無端ベルト11および加圧回転体21から熱および圧力を加えることでトナー画像Tを記録媒体Pに定着させる。
なお定着領域42でトナー画像Tに供給する熱の熱源は図示を省略してある。加熱源としては例えばハロゲンヒータ、IHコイル、抵抗発熱体などを挙げることができ、さらにその他のものであっても良い。
無端ベルト11は、一般的なサイズの記録媒体を対象とする画像形成装置に用いるものであれば、例えば直径15〜120mmのものが望ましく、厚さが1mm以内の薄肉であり可撓性を有するものが望ましい。構造としては、例えば内周面側から順に基材層、弾性層、離型層が積層されている。ただし、無端ベルト11の加熱手段としてIH方式を用いる場合は前記いずれかの層に発熱層を設ける。なお本実施形態では、無端ベルト11の直径を25mmとして、以下各要素の寸法を説明する。ただし、これはあくまでも一例であり、本発明がこの数値に限定されることはない。
基材層は厚さが20〜60μmでポリイミド等の樹脂材料もしくはニッケル、ステンレスなどの金属材料で形成する。IH方式を用いる場合の発熱層は厚さが10μm 程度で金属材料、特に銅が望ましい。IHコイルからの相互誘導加熱により発熱する。弾性層は厚さが50〜300μmでシリコーンゴムなどのゴム材料が用いられる。弾性層を設けることにより、定着領域42において記録媒体Pに熱および圧力を加える際に記録媒体および無端ベルト表面に凹凸があることによる加圧力および熱伝導の不均一化を改善することができる。
離型層には3〜50μmの厚さ、記録媒体およびトナーの剥離性が高い材料を用いる。例えばPFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(4フッ化エチレン樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)などが用いられる。
加圧回転体21は金属材料で形成される芯金部21aとシリコーンゴム、発泡シリコーンゴムなどのゴム材料で形成される弾性層21bによって構成する、また図示していないが、弾性層外周にPFA、PTFEなどで構成する薄肉の離型層を設けても良い。なお本実施形態では加圧回転体21の直径を約25mmとする。
本実施形態では、押圧部材31は支持部材51に対して実質的に回転不可能に固定し、無端ベルト11が押圧部材31上を摺動する。押圧部材31の材質はLCP(液晶ポリマー)、ポリイミド、PAI(ポリアミドイミド)などの樹脂材料が望ましいが、アルミ、ステンレスなどの金属材料でも良い押圧部材31と無端ベルト11の間の摺動抵抗は、加圧回転体21による無端ベルト11の従動回転に影響することの無いように、加圧回転体21と無端ベルト11との間の摺動抵抗に対して充分に小さくする必要がある。図示していないが、押圧部材31の周囲に摩擦係数の低いシート材を巻くなどの手段により、無端ベルト11の押圧部材31に対する摺動摩擦抵抗を抑制することができる。これにより押圧部材31と加圧回転体21によって狭まれている無端ベルト11は、記録媒体Pの搬送時を含むすべての条件下での回転時において、押圧部材31側の面に働く摺動摩擦抵抗に対して充分な回転駆動力を加圧回転体21から得ることができる。
支持部材51は加圧回転体21から見て背面側から押圧部材31を支持することで押圧部材31が軸方向に撓むのを防止している。この場合、押圧部材31が無端ベルト11を加圧回転体に押圧する圧力を均一にするために、支持部材51が押圧部材31の裏面に広い範囲に渡って当接していることが望ましく、また支持部材の材質としてはステンレスや鉄など剛性の高い金属材料が望ましい。また支持部材51の図示されていない凹凸形状によって、押圧部材31は無端ベルト11の回転方向にずれないように固定されている。なお押圧部材31は必ずしも実質的に回転不可能に固定されている必要はなく、押圧部材31を回転体とすることも可能である。これにより無端ベルト11の回転時に押圧部材31側の面に働く摩擦抵抗を抑制することができるが、この場合は押圧部材31を支持するように支持部材51を当接できないため、押圧部材31の剛性を充分に高くすることが必要である。
定着領域42のY方向の幅は無端ベルト11および加圧回転体12と記録媒体Pおよびトナー画像Tとの間の熱の移動量に大きく影響するため、記録媒体Pの搬送速度などを考慮して決める必要がある。本実施形態では定着領域42のY方向の幅は例えば9mmとする。また本実施形態では定着領域42が略平坦形状をしているが、必ずしも平坦形状である必要は無く、例えば略凹形状、略凸形状などでも良く、定着領域42を通過するトナー画像Tの画像品質および記録媒体Pの搬送性の維持を考慮して適宜決定することが望ましい。
図3は、無端ベルトのベルト寄りの理論について説明するための図である。図中11aは展開した無端ベルト11、A1aは無端ベルト11が1回転する前のベルト代表点の押圧領域41に対する位置、A1bは代表点A1aを無端ベルト11が1回転後に押圧領域41に到達する点として捉えた場合の位置、A1cは無端ベルト11が押圧領域41に対して1回転した後の代表点A1aの押圧領域41に対する位置、ΔLは無端ベルト11が押圧領域41に対して1回転する間のベルト軸方向への移動量、αは無端ベルト11のベルト軸方向と加圧回転体21の回転方向の成す傾き角である。
本実施形態では押圧領域41において加圧回転体21と押圧部材31が狭む以外に、無端ベルト11を狭みまたは張架する部材は後述する端部フランジのみである。ただし、詳細は後述するように、端部フランジは無端ベルト11をベルト軸方向に摺動させることはない。そのため、無端ベルト11を押圧領域41内でベルト軸方向に摺動させるのに充分な力は存在しない。押圧領域41において無端ベルト11aは加圧回転体21と押圧部材31に狭まれながら回転するため、押圧領域41における無端ベルト11と加圧回転体21の回転方向は平行である。この時、押圧領域41における無端ベルト11のベルト軸方向と回転方向のなす傾き角αが直角でない場合、傾き角αの値に応じてベルト一回転あたりに無端ベルト11がベルト軸方向へ移動する量ΔLが決定され、結果として無端ベルト11には回転に応じてベルト軸方向への移動、すなわちベルト寄りが発生する。なお実機では、加圧回転体21の回転速度や無端ベルト11の内周長の軸方向分布、また無端ベルト11と押圧部材31との間の摺動抵抗などによっても無端ベルト11のベルト寄り速度は変化するが、傾き角αを自動的に調節する構造をとることによってベルト寄りを抑制可能である。
図4は、無端ベルトの回転速度のベルト軸方向偏差に伴う傾き変動の理論について説明するための図である。
押圧領域41において狭み持たれる無端ベルト11の回転速度の軸方向分布が、図4に例示するように、X負方向端部における回転速度が他の領域よりも遅い分布である場合、回転に伴って無端ベルト11にはベルト軸周りの微小なねじれが生じる。無端ベルト11の剛性が無端ベルト11の加圧回転体21との間の摩擦抵抗に対して充分に大きい場合、無端ベルト11に生じる復元力によって押圧領域における無端ベルト11と加圧回転体21の間に微小なスリップが生じ、無端ベルトのねじれ形状が回復する。このようなスリップを繰り返しながら無端ベルト11が加圧回転体21に対して従動回転する場合、無端ベルト11のX負方向端部の回転速度はX正方向端部の回転速度に比較して遅くなる。このため無端ベルト11のベルト軸方向が加圧回転体21の回転方向に対して成す傾き角αは無端ベルト11の回転が進むにつれて増大する。
端部領域の効果が支配的でない範囲では、この無端ベルト11の回転速度の軸方向偏差による傾き角αの変化は、押圧領域41において狭まれる無端ベルト11において、回転速度が遅い端部領域の面積が広く、またこの端部領域において無端ベルト11が加圧回転体21に狭まれる際の圧力・摩擦係数が大きく摺動抵抗が大きいほど効果が大きくなる。なお、端部領域の面積が極端に広いか、もしくは圧力や摩擦係数が極端に高いと、それ以外の領域の影響が減少して、傾き角αの変化は発生しづらくなる。そして、傾き角αが増大して鈍角になった場合、無端ベルト11は回転に伴ってX正方向に移動する。また、傾き角αが鋭角である場合も、傾き角αが増大することによって無端ベルト11が回転に伴ってX負方向へ移動する速度を低減できる。すなわち、押圧領域41のX負方向端部において加圧回転体21が無端ベルト11を回転させる速度が他の領域よりも遅いことは、無端ベルト11の回転に伴うX負方向側へのベルト寄りを抑制する効果を奏する。この効果は押圧領域41のいずれの端部でも同様に発生させることができる。「端部領域の効果が支配的でない範囲
図5は、記録媒体搬送方向下流側から見た実施形態1の定着装置の構成について説明する図である。図中61、62は端部フランジ、61a、62aは端部フランジのベルト傾き規制面、71、72は軸受、81は駆動ギヤ、91、92は板金、Xは押圧領域41の長手方向(無端ベルト11から見て駆動ギヤ81がある方向が正方向)である。
加圧回転体21、押圧部材31によって構成される押圧領域41の長手方向(X方向)の範囲は記録媒体Pのサイズ、熱や湿気による膨張、斜行、位置ずれ等を考慮して設定された定着領域42の範囲よりも広く作られ、また無端ベルト11のX方向の幅も定着領域42に対して広くなっている。このような構成にすることで、無端ベルト11にベルト寄りが発生し、無端ベルト11の端部が押圧領域41内に入り込んだ場合に、押圧領域41のうち定着領域42に含まれない範囲において無端ベルト11を狭まない領域が生じ、押圧領域41において狭まれている無端ベルト11の回転速度のベルト軸方向分布を変化させることができる。この際、押圧領域41および無端ベルト11のX方向の幅は、無端ベルト11の端部がベルト寄りによって定着領域42の内側に入り込むことのないように、定着領域42よりも充分に広く設定する必要がある。定着領域42を通過する記録媒体Pが無端ベルト11上から外れることによる画像異常を防ぐのに有効である。
本実施形態では押圧部材31は実質的に非回転である。そのため、ベルト寄りによって押圧領域41の端部に無端ベルト11を狭み持たない領域が生じた場合に、押圧部材31と加圧回転体21が直接当接する際の摺動抵抗によって双方が破損しないように、各々の表面の摩擦係数および当接圧を調節することが重要である。
押圧部材31および支持部材51は例えば板金製の側板91、92に支持されている。また端部フランジ61、62もそれぞれ側板91、92に固定されている。端部フランジ61の傾き規制面61a、62aは、無端ベルト11のベルト軸方向端部に内接し、無端ベルト11の概形を定めると同時に、無端ベルト11に過度な傾きが生じないように規制している。ただし、端部フランジ61、62と無端ベルト11の接触圧は小さいために、双方の間に生じる摺動摩擦抵抗が無端ベルト11の回転に与える影響は微小である。また端部フランジ61、62に無端ベルト11の端面に対向するようなベルト寄り規制面を設け、仮に無端ベルト11に過度なベルト寄りが発生したとしても、無端ベルト11がベルト寄り規制面61a、62aに突き当たることで無端ベルト11の位置を規制することもできる。
また本実施形態においては、加圧回転体21は側板91、92に固設された軸受71、72に芯金部21aが回転自在に支持されている。なお定着領域42の記録媒体P搬送方向における幅を調整するために、側板91、92に対する位置決め機構を有する別部材に軸受71、72を固設しても良い。駆動ギヤ81は加圧回転体21の芯金部21aに固定されており、駆動ギヤ81を駆動することにより加圧回転体21が回転し、また駆動トルクが押圧領域41において無端ベルト11に伝達されることで無端ベルト11が従動回転する。
図6は、実施形態1における加圧回転体21の形状について説明するための図、図7は、実施形態1におけるベルト寄りの抑制効果について説明するための図である。
実施形態1においては、ベルト寄りを抑制するために加圧回転体21の形状を図6に示すような形状、すなわち押圧領域41に含まれ、かつ定着領域42に含まれない両端部において加圧回転体21の半径hが端部に向かって緩やかに減少し、その領域での半径hが他の領域に比較して小さくなるものとしている。これにより、加圧回転体21が回転する際に、押圧領域41において無端ベルト11を従動回転させる速度のベルト軸方向分布は、両端部が中央部よりも小さくなるようなものとなる。すなわち、押圧領域41において無端ベルト11の位置が変化することで、無端ベルト11の回転速度の軸方向分布が変化する。
また本実施形態では、加圧回転体21の半径hを小さくすることによって押圧領域41の当接圧が減少することのないように押圧領域41の両端部において押圧部材31の加圧回転体21に対向する面を加圧回転体21側に高くし、これによって押圧領域41の全面に亘って略同一な当接圧を得ている。
なお実施形態1では定着領域42における加圧回転体21の半径は一定としたが、必ずしも一定である必要はない。例えば定着領域42の一部または全部における加圧回転体21の形状をベルト寄りの抑制効果を発生させる形状とすることも可能ではあるが、定着領域42は記録媒体Pが通過する範囲であるため、記録媒体Pの搬送性および記録媒体Pに対するトナー画像Tの定着性を考慮して慎重に加圧回転体21の形状を定める必要がある。
また本実施形態においては、無端ベルト11がX負方向側に寄り、押圧領域41のX正方向側の端部が無端ベルト11を狭んでいない図7に示すような位置で回転した場合、X負方向側端部の無端ベルト11の回転速度が他の領域に比較して遅くなる。そのため、結果としてX負方向側へのベルト寄りが抑制されるように、押圧領域41における加圧回転体21の回転方向に対する無端ベルト11軸方向の傾きが変化する。無端ベルト11がX正方向に寄った場合にも同様にX正方向へのベルト寄りを抑制する効果が生じる。そのため、結果的に無端ベルト11は押圧領域41の中央部にとどまろうとする。これに対して、無端ベルト11の円筒度など、無端ベルト11のベルト寄りに寄与する他の特性を適切な範囲に設計することにより、加圧回転体21によって従動回転する無端ベルト11が常に押圧領域41の中央部にとどまり続けるようにすることができる。本実施形態では、例えばD1=250mm、D2=220mmとし、無端ベルト11の幅を240mmとし、その他の特性を調節することにより、回転中の無端ベルト11の位置を、記録媒体Pが無端ベルト11から常にはみ出すことがないような範囲内にとどめることができた。
さらに実施形態1では、加圧回転体21の両端部の半径hを中央部に比較して例えば0.5mm小さくすることで良好なベルト寄りの抑制効果を得ることができる。また、本発明者が実験したところでは、加圧回転体21の両端部の半径hを中央に比較して0.2mm以上小さくすることによってベルト寄りの抑制効果が発生することを確認した。
<実施形態2>
図8は、実施形態2における定着装置の構成について説明するための図、図9は、実施形態2における定着装置の構成(無端ベルトを除去)について説明するための図である。さらに図10は、実施形態2における押圧領域端部における定着装置の構成について説明するための図である。図中101、102は押圧補助部材である。
本実施形態が実施形態1と異なる点は、押圧領域41のうち少なくとも無端ベルト11にベルト寄りが生じた場合に無端ベルト11を加圧回転体21が狭まない範囲においては、加圧回転体21に対向して設置する部材を押圧部材31ではなく押圧補助部材101および102とすることで押圧領域41を形成する点である。すなわち実施形態1では、非回転体である押圧部材31と加圧回転体21が直接当接する際に発生する摺動抵抗によって押圧部材31および加圧回転体21に摩耗および破損が発生する可能性があったが、実施形態2では、加圧回転体21に直接当接する範囲では押圧補助部材101、102を加圧回転体21に対向させ、押圧補助部材101、102を回転体とすることによって摺動抵抗を減少させている。記録媒体Pが通過する定着領域42の範囲においては実施形態1と同様に加圧回転体21と押圧部材31で無端ベルト11を狭むことで、記録媒体Pの搬送性および記録媒体Pに対するトナー画像Tの定着性を保ったまま摺動抵抗を下げることを可能としている。
また実施形態2では押圧補助部材101、102を回転自由に固定するために、支持部材51を押圧補助部材101、102の軸受として使用したが、押圧補助部材101、102を固設する部材を別個に設けても良く、また本部材を側板91、92に対する位置決め調整可能にしても良い。
なお、押圧部材31は押圧領域41のうち記録媒体Pが狭まれつつ搬送される領域と押圧領域端部とで別体によって構成することで、定着ニップの形状および材質を、記録媒体が通過する部分では定着性を重視するものとし、ベルト寄りを規制する部分では摺動性や耐久性を重視したものとして特化できる。また定着領域の形状および材質を、記録媒体Pが通過する部分では定着性を重視するものとし、ベルト寄りを規制する部分では摺動性や耐久性を重視したものとして特化することもできる。
なお、以上説明してきた本発明に係る定着装置は、図1に示すカラーレーザープリンタに限らず、モノクロ画像形成装置や、その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等に搭載することももちろん可能である。
また本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
11、11a :無端ベルト
12、21 :加圧回転体
21a :芯金部
21b :弾性層
31 :押圧部材
41 :押圧領域
42 :定着領域
51 :支持部材
61 :端部フランジ
61a :規制面
71 :軸受
81 :駆動ギヤ
91 :側板
100 :画像形成装置
101 :押圧補助部材
110 :給紙トレイ
111 :給紙ローラ
112 :ボトル収容部
113 :排紙ローラ
114 :排紙トレイ
120 :定着装置
122 :レジストローラ
130 :転写装置
131 :一次転写ローラ
132 :二次転写バックアップローラ
133 :クリーニングバックアップローラ
134 :テンションローラ
135 :ベルトクリーニング装置
136 :二次転写ローラ
137 :中間転写ベルト
140 :作像部
150 :感光体
160 :帯電装置
170 :現像装置
180 :クリーニング装置
190 :露光装置
P :記録媒体
R :搬送路
T :トナー画像
P :記録媒体
特許3734121号公報 特開2005−017482号公報 特開2005−265993号公報

Claims (8)

  1. 回転する加圧回転体と、
    前記加圧回転体に対向するように配置され前記加圧回転体に押圧されることによって前記加圧回転体との間に押圧領域を形成する押圧部材と、
    前記押圧領域の少なくとも一部において前記加圧回転体と前記押圧部材との間で狭み持たれる無端ベルトと、を有し、
    前記無端ベルトが前記加圧回転体の回転運動に従動回転する定着装置において、
    少なくとも前記無端ベルトが回転に伴って該無端ベルトのベルト軸方向に移動した場合に前記押圧部材と前記加圧回転体が前記無端ベルトを狭まない領域を前記押圧領域の端部に存在させ、かつ、
    前記押圧領域端部の少なくとも一部において前記加圧回転体が前記無端ベルトを従動回転させる回転速度を前記押圧領域の他の略すべての領域よりも遅くしたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、前記無端ベルトは前記加圧回転体の回転運動に従動回転することで記録媒体を前記加圧回転体との間で狭んで搬送し、かつ搬送される前記記録媒体が前記押圧領域を通過する領域の外に前記押圧領域端部を位置させることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1または2に記載の定着装置において、前記押圧領域端部は前記押圧領域の両端部に存在し、該両端部の各々の少なくとも一部において前記加圧回転体が前記無端ベルトを従動回転させる速度が前記押圧領域の他の略すべての領域よりも遅くしたことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の定着装置において、前記押圧部材は少なくとも前記押圧領域端部において回転体であることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項2から4のいずれかに記載の定着装置において、前記押圧部材は、前記押圧領域のうち前記記録媒体が狭まれて搬送される領域と前記押圧領域端部とを別体によって構成したことを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の定着装置において、前記押圧領域端部において前記無端ベルトが前記押圧部材と前記加圧回転体に狭まれる圧力を、他の押圧領域での圧力以上としたことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の定着装置において、前記押圧領域端部において前記無端ベルトを狭み持つ前記加圧回転体の前記無端ベルトに対する摩擦係数を、他の領域での摩擦係数以上としたことを特徴とする定着装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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