JP2013186231A - レンズカバー装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズカバーの開閉動作を省スペースで行え、開閉動作に対してダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー装置、およびレンズカバー装置を備えたプロジェクターを提供する。
【解決手段】レンズカバー装置5は、レンズ30の前面に対し、3分割されて閉塞するレンズカバー52を備え、レンズ30の前面を開放する場合、3分割されたレンズカバー52は、レンズ30を収容する前側筒34の側方周囲にそれぞれ移動する。また、レンズ30の前面を開放する場合、レンズカバー52は、レンズ30の前方に起立しながら前側筒34の側方周囲にそれぞれ移動していく。
【選択図】図3
【解決手段】レンズカバー装置5は、レンズ30の前面に対し、3分割されて閉塞するレンズカバー52を備え、レンズ30の前面を開放する場合、3分割されたレンズカバー52は、レンズ30を収容する前側筒34の側方周囲にそれぞれ移動する。また、レンズ30の前面を開放する場合、レンズカバー52は、レンズ30の前方に起立しながら前側筒34の側方周囲にそれぞれ移動していく。
【選択図】図3
Description
本発明は、レンズカバー装置、およびレンズカバー装置を備えるプロジェクターに関する。
従来、光源装置から射出された光束を画像信号に応じて光変調装置で変調し、投写レンズを介してスクリーン等に画像光として投写するプロジェクターが知られている。また、プロジェクターは、投写レンズの保護(塵埃の付着防止や傷付き防止等)を目的に、投写レンズの先端部にレンズカバーを装着している。レンズカバーは、取り外し可能なキャップ式のものや、プロジェクターの外装筺体に備えるスライド可能なシャッター(レンズカバー)をスライドすることにより、投写レンズを開閉させるもの(例えば、特許文献1)等がある。
特許文献2に開示されるレンズカバーは、カメラの撮影レンズの保護に用いるものである。このカメラは、レンズカバーを開閉動作させるレンズカバー開閉機構を備え、開閉機構は主軸部が鏡筒の光軸と平行な平面内で回動可能な如く一端を取付け枠の一部に軸支され、先端でレンズカバーの略中心部位を回動自在に枢支するリンクと、回動するレンズカバーを取付け枠の周面に沿って光軸と平行な方向へカバー回動基端部をカメラ本体に近い側にしてスライドさせるスライド移動手段とを備えている。
特許文献3に開示されるレンズカバーも、カメラの撮影レンズの保護に用いるものである。このカメラは、ズームリングの回動を移動検出スイッチが検出して電源オン状態となると共に、レンズを支持する移動筒が繰出して押圧することによりレンズカバーが開放位置となり、撮影可能な状態となる。
特許文献1に開示されるレンズカバーは、投写レンズを開閉する動作を行う場合、光軸に対して垂直方向に広いスペースが必要になるという課題がある。また、特許文献1〜3に開示されるレンズカバーは、投写レンズや撮影レンズの保護を目的に構成されている。そのため、レンズカバーが開閉動作を行う場合、開閉動作の使用者に与える感性的な面(例えば、ダイナミックさや高級感等)に対してあまり配慮されていないという課題がある。
従って、レンズカバーの開閉動作を省スペースで行え、開閉動作に対してダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー装置、およびレンズカバー装置を備えたプロジェクターが要望されていた。
従って、レンズカバーの開閉動作を省スペースで行え、開閉動作に対してダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー装置、およびレンズカバー装置を備えたプロジェクターが要望されていた。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るレンズカバー装置は、投写または撮影する際に使用するレンズの前面を閉塞および開放させるレンズカバー装置であって、レンズの前面に対し、N分割(N≧2、Nは自然数)されて閉塞するレンズカバーを備え、レンズの前面を開放する場合、N分割されたレンズカバーは、レンズを収容するレンズ鏡筒の側方周囲にそれぞれ移動することを特徴とする。
このようなレンズカバー装置によれば、レンズの前面を開放する場合、N分割されたレンズカバーは、レンズを収容するレンズ鏡筒の側方周囲にそれぞれ移動することにより、開閉動作を省スペースで行うことができる。
[適用例2]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズの前面を開放する場合、レンズカバーは、レンズの前方に起立しながらレンズ鏡筒の側方周囲にそれぞれ移動していくことが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、レンズの前面を開放する場合、レンズカバーがレンズの前方に起立しながらレンズ鏡筒の側方周囲にそれぞれ移動していく。この動作により、レンズカバーの開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバーの開閉動作とすることができる。
[適用例3]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズの前面を閉塞した場合、レンズカバーは、レンズの中央部に相対する部分が突出する曲面を有して構成され、レンズの前面を開閉する場合、レンズカバーは、曲面がレンズの外径形状に沿うように移動することが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、レンズの前面を閉塞した場合、レンズの中央部に相対する部分が突出する曲面となることで、湾曲したレンズカバーとすることができ、また、レンズの前面を開閉する場合、湾曲したレンズカバーは、曲面がレンズの外径形状に沿うように移動する。これらにより、レンズカバー装置は、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー形状、および開閉動作とすることができる。また、レンズカバーの開閉動作を省スペースで行うことができる。
[適用例4]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズカバーを光軸直交方向に回動可能に支持する第1支軸と、第1支軸を支点として、レンズカバーを光軸方向に沿うようにスライド可能に支持する第2支軸と、を備え、レンズの前面を開放する場合、レンズカバーは、前方に起立しながらレンズの中央部から外径方向に移動することが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、第1支軸と第2支軸とを備えることにより、レンズカバーの開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバーの開閉動作とすることができる。
[適用例5]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズカバーを挿通する孔部を有し、レンズ鏡筒の外周側に設置される筒状部材を備え、レンズの前面を開放する場合、レンズカバーは、孔部の第1の側面に当接することによりレンズの前方に起立することが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、レンズ鏡筒の外周側に設置される筒状部材の孔部の第1の側面にレンズカバーを当接させてレンズカバーを起立する。これにより、レンズカバー装置は、レンズカバーの開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバーの開閉動作とすることができる。
[適用例6]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズカバーは、それぞれ、レンズカバーのベースとなる第1カバーと、第1カバーに対して支軸を中心に回動可能となる第2カバーと、を備え、第2カバーは、孔部の第2の側面に当接することにより、支軸を中心に回動して第1カバーに重なることが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、第2カバーは、孔部の第2の側面に当接することにより、支軸を中心に回動して第1カバーに重なる。これにより、レンズカバー装置は、開放動作を行う際、レンズカバーの面積を小さくしていくことができるため、レンズカバーの開閉動作を更に省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を更に向上させたレンズカバーの開閉動作とすることができる。
[適用例7]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズカバーを回動可能に支持する支持部材を有すると共に、レンズ鏡筒の外周側に設置されてレンズカバーを保持する保持部と、保持部をレンズの光軸方向にスライド可能とするリンク機構と、を備えていることが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、支持部材によりレンズカバーを回動可能に支持し、保持部によりレンズカバーをレンズ鏡筒の外周側に保持し、リンク機構により保持部をレンズの光軸方向にスライドさせる。これにより、レンズカバー装置は、レンズの前面を容易に閉塞および開放させることができる。
[適用例8]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズの前面を開放する場合、レンズカバーは、レンズ鏡筒の外径端部に当接することによりレンズの前方に起立することが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、レンズ鏡筒の外径端部に当接することにより、レンズカバーを起立する。これにより、レンズカバー装置は、レンズカバーの開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバーの開閉動作とすることができる。
[適用例9]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズカバーを回動可能に支持する支持部材を有すると共に、レンズ鏡筒の外周側に設置されてレンズカバーを保持する筒状の第1保持部と、第1保持部の内周側または外周側に設置されて第1保持部を保持する筒状の第2保持部と、を備え、第1保持部と第2保持部とは、互いに螺合するねじ部を有し、第1保持部は、第2保持部に対して回動することにより、レンズカバーをレンズ鏡筒の側方周囲に移動させることが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、第1保持部が第2保持部に対して回動することにより、レンズカバーは、レンズ鏡筒の外径端部を周方向に回転しながら収納される動作を行う。これにより、レンズカバー装置は、レンズカバーの開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバーの開閉動作とすることができる。
[適用例10]上記適用例に係るレンズカバー装置において、N分割されたレンズカバー同士の隣り合う外形端は、平面視、曲線状に構成されていることが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、レンズカバーの開閉動作に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させることができる。
[適用例11]上記適用例に係るレンズカバー装置において、N分割されたレンズカバー同士の隣り合う外形端は、平面視、曲線で構成され、平面上で二次元的にレンズカバーが開いた場合、曲線がレンズ鏡筒の外径端部に沿うように構成されていることが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、レンズカバーの開閉動作に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させることができる。また、レンズカバーを移動させる際のスペースが少なくてすみ、レンズカバー装置の小型化を図ることができる。
[適用例12]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズカバーは、レンズの中央部を中心として放射状にN分割されていることが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、レンズカバーの開閉動作に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させることができる。
[適用例13]上記適用例に係るレンズカバー装置において、レンズカバーは、3分割されていることが好ましい。
レンズカバーの分割数が少なすぎるとレンズ鏡筒の周りの空間を大きく必要とすることになる一方、分割数が多すぎると部品点数が多くなり過ぎコストがかかってくることになる。このため、このようなレンズカバー装置によれば、レンズカバーを3分割程度にすることが望ましいと思われる。
[適用例14]上記適用例に係るレンズカバー装置において、N分割されたレンズカバーは、それぞれ隣のレンズカバーを受けて支持する受部を備えていることが好ましい。
このようなレンズカバー装置によれば、受部により、レンズカバー同士が隣のレンズカバーを受けて支持することで、レンズカバーがレンズの前面を閉塞した場合、レンズカバーのガタツキを抑制することができる。
[適用例15]本適用例に係るプロジェクターは、光束を射出する光源装置と、光源装置により射出された光束を画像信号に応じて変調する光変調装置と、変調されて形成された画像光を投写する投写レンズと、上述したいずれかのレンズカバー装置と、を備えることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、上述したレンズカバー装置を備えることにより、大型化することを抑制し、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたプロジェクターを実現することができる。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。なお、本実施形態のレンズカバー装置5は、このプロジェクター1の投写レンズ3に設置されている。図1を参照して、プロジェクター1の概略構成と動作に関して簡略に説明する。
本実施形態のプロジェクター1は、光源装置21から射出される光束を画像信号に応じて変調して画像光を形成し、この画像光をレンズとしての投写レンズ3で、スクリーン(図示省略)等に拡大投写する。なお、図1に示すように、プロジェクター1は、光学ユニット2、各装置を収容して外装を構成する外装筺体1A、プロジェクター1の動作の制御を行う制御部(図示省略)、制御部等に電力を供給する電源装置(図示省略)、およびプロジェクター1内部を冷却する冷却ファンを含む冷却機構(図示省略)等を備えている。
光学ユニット2は、図1に示すように、画像信号に応じて光束を変調して投写するものであり、左右方向に延出すると共に、投写レンズ3が前方向に向けて延出する平面視略L字形状を有する。光学ユニット2は、光源装置21、照明光学装置22、色分離光学装置23、リレー光学装置24、電気光学装置25、およびこれら光学装置21〜25を内部に収容すると共に、投写光学装置(投写レンズ3)を所定位置で支持固定する光学部品用筺体28を備えて構成されている。
光学ユニット2の構成を説明する。
光学ユニット2は、図1に示すように、発光管211とリフレクター212を有する光源装置21と、レンズアレイ221,222、偏光変換素子223、重畳レンズ224、および平行化レンズ225を有する照明光学装置22とを備える。また、光学ユニット2は、ダイクロイックミラー231,232、および反射ミラー233を有する色分離光学装置23と、入射側レンズ241、リレーレンズ243、および反射ミラー242,244を有するリレー光学装置24とを備える。
光学ユニット2は、図1に示すように、発光管211とリフレクター212を有する光源装置21と、レンズアレイ221,222、偏光変換素子223、重畳レンズ224、および平行化レンズ225を有する照明光学装置22とを備える。また、光学ユニット2は、ダイクロイックミラー231,232、および反射ミラー233を有する色分離光学装置23と、入射側レンズ241、リレーレンズ243、および反射ミラー242,244を有するリレー光学装置24とを備える。
また、光学ユニット2は、光変調装置としての3つの液晶パネル253、3つの入射側偏光板251、3つの出射側偏光板254、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム255を有する電気光学装置25と、投写光学装置としての投写レンズ3とを備える。また、光学ユニット2は、光源装置21、照明光学装置22、色分離光学装置23、リレー光学装置24、および電気光学装置25を内部に収容すると共に、投写レンズ3を所定位置で支持固定する光学部品用筺体28を備える。
なお、投写レンズ3は、1つあるいは複数のレンズを1つのレンズ群とする複数のレンズ群を備えており、これらのレンズ群が光軸OAに沿って配置されている。そして、投写レンズ3は、入射する画像光をズーム調整する機能、およびフォーカス調整する機能を備えている。
光学ユニット2の概略動作を説明する。
光源装置21から射出されて照明光学装置22を経た光束は、色分離光学装置23により、赤色光、緑色光、青色光の3つの色光に分離される。また、分離された各色光は、各液晶パネル253により画像信号に応じてそれぞれ変調される。変調された各色光は、クロスダイクロイックプリズム255により合成されて画像光を形成し、投写レンズ3によりスクリーン等に投写される。
光源装置21から射出されて照明光学装置22を経た光束は、色分離光学装置23により、赤色光、緑色光、青色光の3つの色光に分離される。また、分離された各色光は、各液晶パネル253により画像信号に応じてそれぞれ変調される。変調された各色光は、クロスダイクロイックプリズム255により合成されて画像光を形成し、投写レンズ3によりスクリーン等に投写される。
図2は、投写レンズ3の概略斜視図である。また、図2は、本実施形態のレンズカバー装置5を装着する前の投写レンズ3を示している。図2を参照して、基本となる投写レンズ3に関して説明する。なお、以降の説明では、投写レンズ3に画像光が入射する入射側を後側、投写レンズ3から画像光が投写される投写側を前側として適宜使用する。
図2に示すように、投写レンズ3は、後側に配置されるフランジ31、案内筒32、カム筒33、および前側筒34を備えている。また、投写レンズ3は、本実施形態では、光軸OAに沿って前側から順に配置される第1レンズ群〜第7レンズ群(図示省略)を備えている。投写レンズ3は、第7レンズ群から入射した画像光を光学的に処理した後、第1レンズ群から射出する。なお、第1レンズ群を構成する最も前側となるレンズを以降では、レンズ30として適宜使用する。なお、後述する本実施形態のレンズカバー装置5は、このレンズ30の前側を開閉する動作を行う。
フランジ31は、平面視において外形が矩形状に形成されており、中央部には、第7レンズ群が固定配置され、四隅には、ネジを挿通する丸孔311が形成されている。投写レンズ3は、このフランジ31にネジ固定されることにより、光学部品用筺体28に取り付けられている。
案内筒32は、大きな径の大円筒部321と、小さい径の小円筒部322とが互いの端部で結合された形状を有し、大円筒部321が前側となるように構成されている。案内筒32には、小円筒部322の前側から後側に向けて光軸OAの方向に沿って切り欠かれた直進溝(図示省略)が形成されている。また、案内筒32は、小円筒部322の後側端部がフランジ31にネジ固定されている。
カム筒33は、円筒状に形成されており、内側に案内筒32が挿嵌され、案内筒32に対して光軸OAを中心として回動可能となっている。カム筒33の内周面には、第2レンズ群〜第6レンズ群の移動動作を規定するカム溝(図示省略)が所定の経路で形成されている。
前側筒34は、円筒状に形成され、フォーカス調整用のレンズ30を含む第1レンズ群が固定配置されている。前側筒34は、内周面にネジ部(図示省略)が形成されており、案内筒32(大円筒部321)のネジ部(図示省略)と螺合して案内筒32に取り付けられている。そして、第1レンズ群は、前側筒34が光軸OAを中心として回動することによって、光軸OA方向に沿って移動するように構成されている。なお、前側筒34が光軸OAを中心として回動することにより、フォーカス調整が行われる。
第2レンズ群〜第6レンズ群は、それぞれレンズ枠(図示省略)に保持されて案内筒32の小円筒部322に挿嵌され、光軸OAに沿って移動可能に構成されている。なお、レンズ枠にはカムピン(図示省略)が形成されており、このカムピンが直進溝およびカム溝に係合されている。そして、各レンズ枠は、このカムピンがカム筒33の回動により直進溝とカム溝との交点に誘導されることで光軸OA方向に移動する。なお、カム筒33が光軸OAを中心として回動することにより、ズーム調整が行われる。
なお、本実施形態の投写レンズ3は、カム筒33および前側筒34が電動機構(図示省略)によって回転するように構成されている。なお、以降の説明において、便宜上、回動方向に関して、前側から見て時計回りの方向を「右方向」、反時計回りの方向を「左方向」として適宜使用する。
図3は、投写レンズ3に装着したレンズカバー装置5の開閉動作を示す概略斜視図であり、(a)は、レンズカバー52が投写レンズ3(レンズ30)を閉塞している状態を示す図であり、(b)は、レンズカバー52が開放動作を開始した状態を示す図であり、(c)は、レンズカバー52の開放動作が進んだ状態を示す図であり、(d)は、レンズカバー52が投写レンズ3(レンズ30)を開放した状態(開放動作の終了状態)を示す図である。
図4、図5は、レンズカバー装置5の概略構成および動作を示す概略斜視図である。なお、図4、図5は、レンズカバー装置5のカバー筺体50を取り外した図であり、図3に示す各図に対応させたレンズカバー装置5の動作状態を示している。詳細には、図4(a)は、図3(a)に対応するレンズカバー装置5の動作状態を示し、図4(b)は、図3(b)に対応するレンズカバー装置5の動作状態を示す。そして、図5(a)は、図3(c)に対応するレンズカバー装置5の動作状態を示し、図5(b)は、図3(d)に対応するレンズカバー装置5の動作状態を示す。
図6は、第1支軸521の周囲の構造を示す概略斜視図である。
図3〜図6を参照して、レンズカバー装置5の構成および動作を説明する。
図3〜図6を参照して、レンズカバー装置5の構成および動作を説明する。
図3に示すように、レンズカバー装置5は、投写レンズ3の前側筒34の外周側に設置される。レンズカバー装置5は、図3、図4に示すように、外装を構成するカバー筺体50と、レンズカバー装置5のベースとなるベース部51と、レンズカバー52と、レンズカバー52を駆動する駆動部53とを備えている。
図4に示すように、カバー筺体50は、投写レンズ3(レンズ30)、および開放したレンズカバー52を囲むように、円筒状に形成されている。また、ベース部51は、図4に示すように、駆動部53が設置されるベース枠510と、後述する第2支軸522の移動を案内するガイド枠511と、後述する第1支軸521を保持する保持枠512と、を備えている。
レンズカバー52は、図3(a)に示すように、本実施形態では、3分割されて構成されている。詳細には、レンズカバー52は、投写レンズ3(レンズ30)の中央部に相対する位置を中心として放射状に3分割されている。3分割されたレンズカバー52を、それぞれレンズカバー52A,52B,52Cと呼称する。また、それぞれの隣り合うレンズカバー52A,52B,52Cの外形端部の形状は、平面視で、曲線状に構成されている。
なお、曲線状に構成される外形端部の曲線形状は、前側から平面視した場合で、また、二次元的にレンズカバー52が開いた場合、前側筒34の外径端部に沿うように構成されている。言い換えると、外形端部の曲線形状は、平面視で、前側筒34の外径形状の同心円形状となる曲線形状に構成されている。
レンズカバー52は、一様の厚さを有して構成されている、また、レンズカバー52は、レンズ30の前面を閉塞した場合、レンズ30の中央部に相対する部分が前方(投写方向)に突出する曲面を有して構成されている。詳細には、本実施形態では、レンズカバー52は、レンズ30の中央部に相対する端部525(図3(a)参照)が投写方向に膨らんだ湾曲面を有して構成されている。
レンズカバー52は、図4(a)に示すように、各レンズカバー52の外周の端部に、レンズカバー52を回動およびスライドする支軸(第1支軸521、第2支軸522)がそれぞれ構成されている。第1支軸521は、図4、図5に示すように、レンズカバー52の外形端部の一方の側に固定される。第1支軸521は、図6に示すように、球状部5211を備え、保持枠512に設置される支軸保持板5121と押え板5122に、回動可能に挟持される。これにより、第1支軸521は、レンズカバー52を光軸OAの直交方向に回動可能に支持する。
なお、支軸保持板5121から、第1支軸521に繋がるレンズカバー52にかけて、図示省略する付勢部材としてのコイルばねが設置されている。このコイルばねは、ねじりコイルばねとして構成されている。コイルばねは、第1支軸521を支点として回動するレンズカバー52を付勢することにより、レンズ30を閉塞する状態に戻す働きを有している。
第2支軸522は、図4(a)に示すように、レンズカバー52の外形端部の他方の側に固定される。第2支軸522は、ガイド枠511に長孔として形成されるガイド孔5111に挿通する軸部(図示省略)と、抜け止め用の係止板5221とを備えている。なお、ガイド孔5111は、概略、光軸OA方向に沿うように形成されている。第2支軸522は、軸部がガイド孔5111に沿って摺動する。これにより、第2支軸522は、第1支軸521を支点として、レンズカバー52を光軸OA方向に沿うようにスライド可能に支持する。なお、第2支軸522が摺動してスライドすることにより、レンズカバー52は開閉動作を行う。なお、各レンズカバー52(52A,52B,52C)は、それぞれ上述したと同様に構成されている。
駆動部53は、レンズカバー52を開閉動作させる動力を発生させるものである。駆動部53は、図示省略するモーターと、モーターの駆動に従動して回動するベルト531と、ベルト531の回動に従動して回動するプーリー532と、プーリー532の回動に従動して回動するドラム533と、ドラム533に一端が巻回され、他端がベース枠510の案内溝(図示省略)を経由して第2支軸522の軸部に固定されるワイヤー(図示省略)とを備えている。
ベルト531は、略円板状のベース枠510の外周に沿った状態に設置されている。また、ベルト531の内周で、ベース枠510の前側の面には、プーリー532が設置されている。プーリー532の後側の端部には、ギヤ5321が設置され、このギヤ5321がベース枠510の後側の面に設置されるドラム533の有するギヤ5331に噛合っている。なお、プーリー532、ドラム533、およびワイヤーは、3つのレンズカバー52(52A,52B,52C)に対応して、3セット設置されている。
図3(a)、図4(a)は、レンズカバー52がレンズ30の前面を覆う閉塞した状態を示している。この状態では、図4(a)に示すように、第2支軸522が、ガイド孔5111の最も前側に位置している。また、モーターは駆動を止めている。ワイヤーは、ドラム533から繰り出されて、張った状態となっている。
図3(b)、図4(b)は、レンズカバー52が、レンズ30を閉塞した状態から開放動作を開始した状態を示している。図4(b)に示すように、モーターが順方向(開放させる方向)の駆動を開始した場合、ベルト531は、矢印で示すように回転を開始する。ベルト531の回転によりプーリー532が矢印で示すように回転を開始する。プーリー532の回転により、ドラム533が矢印で示すように回転を開始する。
この一連の動作により、ワイヤーは、ドラム533に巻かれ始める。そして、ワイヤーの第2支軸522に対する張力が、第1支軸521に設置されるコイルばねの付勢力に勝ることにより、ワイヤーは第2支軸522を後側に引張る動作を行う。これにより、レンズカバー52は、第1支軸521を支点として、図4(b)に示すように、第2支軸522がガイド孔5111に沿って後側にスライドを開始する。この動作により、レンズカバー52は、開放動作を開始する。なお、ワイヤーは、第2支軸522とドラム533との間に常にテンションを有した状態となっている。
なお、ここに示したワイヤー引張りによる駆動に代えて第2支軸522を上下させるリンク機構を採用することも可能である。
なお、ここに示したワイヤー引張りによる駆動に代えて第2支軸522を上下させるリンク機構を採用することも可能である。
レンズカバー52は、第1支軸521を支点として、第2支軸522が、光軸OA方向に沿うように、ガイド孔5111を摺動しながらスライド動作を行う。この動作により、レンズカバー52は、図3(b)に示すように、レンズ30の中央部に相対するレンズカバー52の端部525を頂点として、前方(前側)に起立する状態となる。また、レンズカバー52は、開放動作を開始した場合、第1支軸521を支点として、レンズ30の中央部から外径方向に移動(回転)を開始する。
図3(c)、図5(a)は、レンズカバー52の開放動作が進んだ状態を示している。駆動部53は、上述した同様の動作が維持される。なお、湾曲面を有して構成されるレンズカバー52は、開放動作において、レンズ30の外径形状となる丸形状に沿うように移動する。なお、各レンズカバー52A,52B,52Cは、光軸OAを対称軸として、略同様のタイミングで略対称に開く動作(開放動作)を行う。
図3(d)、図5(b)は、レンズカバー52がレンズ30を開放した状態(開放動作の終了状態)を示している。この場合、図5(b)に示すように、レンズカバー52は、第2支軸522がガイド孔5111の最も後側に位置している。また、モーターは駆動を止める。ワイヤーは、ドラム533に巻回され、張った状態となっている。また、この状態では、レンズカバー52は、それぞれ、レンズ30を収容するレンズ鏡筒としての前側筒34の側方周囲にそれぞれ移動した状態となる。そして、レンズカバー52は、カバー筺体50に囲まれて収容された状態となる。
なお、レンズカバー52がレンズ30を開放した状態から、レンズカバー52に閉塞動作を行わせる場合には、モーターに、逆方向(閉塞させる方向)の駆動を行わせる。これにより、ベルト531は、図4(b)に示す矢印方向とは逆方向の回転を開始する。ベルト531の逆方向の回転により、プーリー532が図4(b)に示す矢印方向とは逆方向の回転を開始する。プーリー532の逆方向の回転により、ドラム533が図4(b)に示す矢印方向とは逆方向の回転を開始する。
これにより、レンズカバー52は、コイルばねの付勢力により、第1支軸521を支点として、第2支軸522が、光軸OA方向に沿うように、ガイド孔5111に摺動しながら前側にスライド動作を行う。この動作により、レンズカバー52は、閉塞動作を開始する。そして、レンズカバー52は、開放動作とは逆の動作を継続し、開放動作の軌跡を逆にたどる動作を行うことにより、図3(a)、図4(a)に示すように、レンズ30を閉塞する状態となる。なお、湾曲面を有して構成される各レンズカバー52A,52B,52Cは、レンズ30の外径形状となる丸形状に沿うように移動し、光軸OAを対称軸として、略同様のタイミングで略対称に閉じる動作(開閉動作)を行う。
図3(b)、図5(a)に示すように、各レンズカバー52(52A,52B,52C)の端部525には、それぞれ隣のレンズカバー52を受けて支持する受部526(526A,526B,526C)が設置されている。詳細には、レンズカバー52Aに設置される受部526Aは、レンズカバー52Aの端部525で、内面側から隣のレンズカバー52Bに向って延出して設置される。なお、他のレンズカバー52B,52Cにおいてもレンズカバー52Aと同様に、受部526B,526Cが設置される。
そして、図3(a)、図4(a)に示すように、レンズ30を閉塞する状態となった場合、レンズカバー52Aの受部526Aは、隣のレンズカバー52Bの端部525の内面部分が当接することで、レンズカバー52Bを受けて支持する状態となる。また、レンズカバー52Bの受部526Bは、隣のレンズカバー52Cの端部525の内面部分が当接することで、レンズカバー52Cを受けて支持する状態となる。同様に、レンズカバー52Cの受部526Cは、隣のレンズカバー52Aの端部525の内面部分が当接することで、レンズカバー52Aを受けて支持する状態となる。
このように、レンズ30を閉塞する状態となった場合、レンズカバー52(52A,52B,52C)は、それぞれの端部525に設置される受部526(526A,526B,526C)により、3つのレンズカバー52A,52B,52Cが相互に支持し合う状態となる。これにより、それぞれの受部526(526A,526B,526C)は、レンズカバー52(52A,52B,52C)のガタツキ、特に光軸OA方向のガタツキを抑制する。
上述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態のレンズカバー装置5によれば、投写レンズ3(レンズ30)の前面を開放した場合、3分割されたレンズカバー52は、レンズ30を収容するレンズ鏡筒(前側筒34)の側方周囲にそれぞれ移動することにより、開閉動作を省スペースで行うことができる。
本実施形態のレンズカバー装置5によれば、投写レンズ3(レンズ30)の前面を開放した場合、3分割されたレンズカバー52は、レンズ30を収容するレンズ鏡筒(前側筒34)の側方周囲にそれぞれ移動することにより、開閉動作を省スペースで行うことができる。
本実施形態のレンズカバー装置5によれば、レンズ30の前面を閉塞した場合、レンズカバー52は、レンズ30の中央部に相対する端部525が投写方向に突出する曲面(湾曲面)を有して構成されている。そして、レンズ30の前面を開閉する場合、湾曲面を有して構成されるレンズカバー52は、この湾曲面がレンズ30の外径形状となる丸形状に沿うように移動する。従って、レンズカバー装置5は、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー52の形状、および開閉動作とすることができる。また、レンズカバー52の開閉動作を省スペースで行うことができる。
本実施形態のレンズカバー装置5によれば、レンズカバー52を光軸OAの直交方向に回動可能に支持する第1支軸521と、第1支軸521を支点として、レンズカバー52を光軸OA方向に沿うようにスライド可能に支持する第2支軸522と、を備えている。そして、この第1支軸521と第2支軸522とを備えることにより、開放動作時には、レンズカバー52を前方に起立させながらレンズ30の中央部から外径方向に回転させる。また、閉塞動作時には、逆の動作を行わせることができる。これにより、レンズカバー52の開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー52の開閉動作とすることができる。
本実施形態のレンズカバー装置5によれば、レンズカバー52A,52B,52Cのそれぞれ隣り合う外形端部の形状は、平面視で、曲線状に構成されている。また、レンズカバー52A,52B,52Cは、レンズ30の中央部に相対する位置を中心として放射状に分割されている。これらにより、レンズカバー52の開閉動作に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させることができる。
本実施形態のレンズカバー装置5によれば、レンズカバー52A,52B,52Cのそれぞれ隣り合う外形端部の形状は、平面視で、曲線(曲線形状)で構成され、平面上で二次元的にレンズカバー52A,52B,52Cが開いた場合、曲線が前側筒34の外径端部に沿うように構成されている。これにより、レンズカバー52の開閉動作に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させることができる。また、レンズカバー52を移動させる際のスペースが少なくてすみ、レンズカバー装置5の小型化を図ることができる。
本実施形態のレンズカバー装置5によれば、レンズカバー52は3分割されている。従って、閉塞した状態で、レンズカバー52を互いに支持し合う(固定する)ことにおいて、最も安定させることができ、レンズカバー52の開閉動作を安定させることができる。
本実施形態のレンズカバー装置5によれば、レンズカバー52は3分割されている。従って、レンズカバー52を収容する前側筒34の周りの空間を適度とすることができ、また、レンズカバー52を組み立てるのに必要とする部品コストや製造コストも適度とすることができる。なお、レンズカバーの分割数が少ないと前側筒34の周りの空間を大きく必要とすることになる一方、分割数が多いと構成部品数が多くなり部品コストや製造コストが増加することになる。
本実施形態のレンズカバー装置5によれば、3分割されたレンズカバー52(52A,52B,52C)は、それぞれ受部526(526A,526B,526C)を備えている。そして、受部526Aは隣のレンズカバー52Bを受けて支持し、受部526Bは隣のレンズカバー52Cを受けて支持し、受部526Cは隣のレンズカバー52Aを受けて支持する。これにより、レンズカバー52がレンズ30の前面を閉塞した場合、相互にレンズカバー52のガタツキ、特に、光軸OA方向のガタツキを抑制することができる。従って、各レンズカバー52(52A,52B,52C)の外面は、段差が押えられ、湾曲面が滑らかにつながることにより、レンズカバー52に対する高級感等の感性的な面を向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、レンズカバー装置5を備えることにより、大型化することを抑制し、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたプロジェクターを実現することができる。
(第2実施形態)
(第2実施形態)
図7〜図10は、第2実施形態に係るレンズカバー装置6の開閉動作を示す概略図である。なお、図7〜図10は、投写レンズ3に装着したレンズカバー装置6を示している。
詳細には、図7は、レンズカバー62が投写レンズ3(レンズ30)を閉塞している状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は斜視図である。図8は、レンズカバー62が投写レンズ3(レンズ30)の開放動作を開始した状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は斜視図である。図9は、レンズカバー62が投写レンズ3(レンズ30)を開放した状態(開放動作の終了状態)を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は斜視図である。
図10は、レンズカバー装置6の開閉動作を示す概略側面図であり、(a)は、レンズカバー62がレンズ30を閉塞している状態を示す図であり、(b)は、レンズカバー62がレンズ30の開放動作を開始した状態を示す図であり、(c)は、レンズカバー62がレンズ30を開放した状態(開放動作の終了状態)を示す図である。なお、図10(a)は、図7に対応した側面図であり、図10(b)は、図8に対応した側面図であり、図10(c)は、図9に対応した側面図である。なお、図10は、カバー筺体60の内側に設置されるレンズカバー保持部61を透視した図としている。
図7〜図10を参照して、レンズカバー装置6の構成および動作を説明する。
図7〜図10を参照して、レンズカバー装置6の構成および動作を説明する。
図7に示すように、レンズカバー装置6は、第1実施形態のレンズカバー装置5と同様に、投写レンズ3の前側筒34の外周に設置される。レンズカバー装置6は、外装を構成するカバー筺体60と、レンズカバー62と、レンズカバー62を保持するレンズカバー保持部61(図10参照)とを備えている。また、レンズカバー装置6は、レンズカバー保持部61を駆動してレンズカバー62を開閉動作させる駆動部としてのリンク機構63を備えている。
図7〜図10に示すように、カバー筺体60は、投写レンズ3(レンズ30)、および開放したレンズカバー62を囲むように、円筒状に形成されている。また、カバー筺体60は、前側のカバー筺体60を構成する第1筺体601と、後側のカバー筺体60を構成する第2筺体602とを備えている。なお、第1筺体601は、第2筺体602に比べて外径が大きく形成されている。
また、第1筺体601は、レンズ30が配置される前側筒34の前側端面より若干前側の位置で、前側筒34の外周側に、光軸OAに垂直な端面601aを有している。この端面601aには、矩形状の孔部6011が設置されている。孔部6011は、レンズカバー62、およびレンズカバー保持部61の一部が挿通する。
孔部6011は、レンズカバー62の分割数に対応して設置されている。後述するが、レンズカバー62は、本実施形態では3分割されている。このため、孔部6011は、光軸OAを中心に、略等間隔(約120度間隔)で、3つ形成されている。
第2筺体602は、孔部6011の後側の内周面で、後述するレンズカバー保持部61(図10参照)を光軸OA方向に沿うようにスライド可能に保持する。また、レンズカバー保持部61を保持する内周面に相対する第2筺体602の外周面には、レンズカバー保持部61をスライドさせるリンク機構63が設置されている。第2筺体602の外周面には、レンズカバー保持部61に設置される案内突起613を挿通し、リンク機構63の動作により、案内突起613を摺動させてスライドさせるガイド孔6021が光軸OA方向に沿うように設置されている。
リンク機構63は、レバー631を有して構成されている。レバー631は、一端部をレバー支軸6311で支持され、レバー支軸6311を支点に回動する。また、レバー631は、他端部に長孔6312を有している。なお、リンク機構63は、レンズカバー62の分割数に対応させて設置され、孔部6011の後側で、第2筺体602の外周側に3つ設置されている。
なお、第2筺体602の内周側に設置されるレンズカバー保持部61の案内突起613は、第2筺体602に設置されるガイド孔6021を挿通して、レバー631の長孔6312に係合する。言い換えると、案内突起613は、第2筺体602のガイド孔6021と、レバー631の長孔6312とに係合する。なお、リンク機構63は、図示省略するモーターの駆動によりレバー631を駆動する。
レンズカバー保持部61は、図10に示すように、レンズカバー62を保持すると共に、リンク機構63と協働してレンズ30に対してレンズカバー62を開閉動作させるものである。レンズカバー保持部61は、レンズカバー62を回動可能に支持するレンズカバー支持部材611を備えている。また、レンズカバー保持部61は、レンズカバー支持部材611を前側端部に保持し、リンク機構63の動作により、第2筺体602の内周に案内されてスライドするレンズカバー保持部材612を備えている。そしてレンズカバー保持部材612は、第2筺体602のガイド孔6021(図7(b)参照)と、レバー631の長孔6312とに係合する案内突起613を備えている。レンズカバー保持部61もレンズカバー62の分割数に対応して、孔部6011の後側で、第2筺体602の内周側に3つ設置されている。
レンズカバー62は、平板状に形成され、平面視で、レンズ30の中央部に相対する位置を中心として放射状に3分割されている。なお、図7に示すように、3分割されたそれぞれのレンズカバー62(62A,62B,62C)は、それぞれ2つの部材から構成されている。詳細には、レンズカバー62(例えば、レンズカバー62A)は、レンズカバー62のベースとなる第1カバー621(例えば、第1カバー621A)と、第1カバー621に保持されて第1カバー621に対して支軸6221を中心に回動可能となる第2カバー622(例えば、第2カバー622A)とを備えている。同様に、レンズカバー62Bは、第1カバー621Bと第2カバー622Bとを備え、レンズカバー62Cは、第1カバー621Cと第2カバー622Cとを備える。なお、第1カバー621は、レンズカバー保持部61(レンズカバー支持部材611)に、回動可能に支持される。
第2カバー622は、第1カバー621に対して支軸6221を中心に回動する。その際、第2カバー622は、第2カバー622の内側に形成される案内突起6222が第1カバー621の内側に形成されるガイド溝6211に案内されることにより回動する。なお、第1カバー621と第2カバー622とには、支軸6221を支点として、常に第2カバー622を第1カバー621に対して開く方向に付勢する付勢部としてのコイルばね(図示省略)が設置されている。
なお、3つのレンズカバー62A,62B,62Cは、それぞれ上述した第1カバー621、第2カバー622、支軸6221、案内突起6222、ガイド溝6211、およびコイルばねの構成を有して構成されている。この構成により、レンズカバー62を平面視した場合、6分割されているように見せることができる。なお、3つのレンズカバー62A,62B,62Cにおいて、それぞれ隣り合う外形端部の形状は、平面視で、曲線状に構成されている。
図7、図10(a)は、レンズカバー62がレンズ30の前面を覆う閉塞した状態を示している。この場合、リンク機構63のレバー631は、ガイド孔6021の最も前側に位置し、レバー631に従動するレンズカバー保持部61も最も前側に位置している。なお、レンズカバー支持部材611と第1カバー621とには、第1カバー621を閉じる方向に付勢するコイルばね(図示省略)が設置されている。このコイルばねにより、レンズカバー支持部材611が最も前側に位置した状態では、第1カバー621は、孔部6011から前側に抜け出ることにより、抵抗が付加されないため、光軸OA方向に向かって回転することで、レンズ30の前面を閉塞する。なお、この状態のとき、レンズカバー支持部材611は、孔部6011の内部に位置している。
図8、図10(b)は、レンズカバー62がレンズ30を閉塞した状態から、開放動作を開始した状態を示している。モーターが順方向(開放させる方向)の駆動を開始した場合、レバー631は、図8(b)、図10(b)に矢印で示すように、レバー支軸6311を支点に回転を開始する。レバー631の回転により、ガイド孔6021と長孔6312とに係合する案内突起613は、長孔6312を摺動しながら、図8(b)に矢印で示すように、ガイド孔6021を後側にスライドする。
案内突起613がガイド孔6021を後側にスライドすることにより、レンズカバー保持部61が従動して、図10(b)に矢印で示すように、後側にスライドする。レンズカバー保持部61が後側にスライドすることにより、レンズカバー支持部材611に回動可能に支持されるレンズカバー62には、後側に引張る力が作用する。
レンズカバー支持部材611により、レンズカバー62に対して、後側に引張る力が作用した場合、この引張る力が、レンズカバー支持部材611と第1カバー621との間に設置されるコイルばねの付勢力に勝ることにより、レンズカバー62は、孔部6011に向かって移動する。そして、第1カバー621は、内面側が、コイルばねの付勢力により、孔部6011の光軸OA側となる第1の側面としての側面6011aに当接する。
この動作により、レンズカバー62は、図8、図10(b)に示すように、開放動作を開始する。レンズカバー62は、開放動作を開始した場合、レンズ30の中央部に相対するレンズカバー62の端部625を頂点として、投写レンズ3の投写方向(前側)に起立する状態となる。
そして、レンズカバー支持部材611により、レンズカバー62を後側に引張る力が継続することにより、第1カバー621は、内面側が孔部6011の光軸OA側の側面6011aに当接しながら摺動し、除々に孔部6011に挿入されていく。この動作により、レンズカバー62は、起立しながらレンズ30の中央部から外径方向に移動(回転)していく。
ここまでは、第2カバー622は第1カバー621に従動して動作する。しかし、第1カバー621の孔部6011への挿入が進み、第2カバー622の外周端6223が孔部6011の側面6011aに略垂直に交差する第2の側面としての側面6011bに当接した場合、第2カバー622は、第1カバー621に対して移動(回転)を開始する。
第2カバー622の外周端6223が、孔部6011の側面6011bに当接し始めた場合、第1カバー621を引張る力が、第1カバー621と第2カバー622とに設置されたコイルばねの付勢力に勝ることにより、第2カバー622は、支軸6221を支点として第1カバー621の内面側に重なる方向に回転する。これにより、レンズカバー62は、第1カバー621が起立しながらレンズ30の外径方向に移動(回転)すると共に、第2カバー622が第1カバー621の内面側に重なるように移動(回転)して、レンズカバー62としての面積を除々に小さくする動作を行う。なお、各レンズカバー62A,62B,62Cは、光軸OAを対称軸として、略同様のタイミングで略対称に開く動作(開放動作)を行う。
図9、図10(c)は、レンズカバー62がレンズ30を開放した状態(開放動作の終了状態)を示している。この場合、リンク機構63のレバー631は、ガイド孔6021の最も後側に位置し、レバー631に従動するレンズカバー保持部61も最も後側に位置している。レンズカバー62は、第1カバー621が起立しながらレンズ30の外径方向に移動(回転)すると共に、第2カバー622が第1カバー621の内面側に重なるように移動(回転)する動作を行い、最終的には、孔部6011の内部に挿入される。
レンズカバー支持部材611が最も後側に位置した状態では、第1カバー621は、図10(c)に示すように、孔部6011の内部に位置している。そして、第2カバー622は、第1カバー621の内面側に重なった状態で、同様に、孔部6011の内部に位置している。言い換えると、3分割されたレンズカバー62は、レンズ30を開放した場合、レンズ30を収容するレンズ鏡筒としての前側筒34の側方周囲にそれぞれ移動した状態となる。また、この状態で、レンズカバー62は、レンズカバー62としての面積が最も小さくなる。そして、レンズカバー62は、カバー筺体60に囲まれて収容された状態となる。
なお、レンズカバー62がレンズ30を開放した状態から、レンズカバー62に閉塞動作を行わせる場合には、モーターに、逆方向(閉塞させる方向)の駆動を行わせる。これにより、レバー631は、図8(b)、図10(b)に示す矢印方向とは逆方向の回転を開始する。レバー631の逆方向の回転により、案内突起613が図8(b)に示す矢印方向とは逆方向(前側方向)のスライドを開始する。案内突起613の逆方向のスライドにより、レンズカバー保持部61が図10(b)に示す矢印方向とは逆方向(前側方向)のスライドを開始する。
これにより、レンズカバー62は、レンズカバー支持部材611に前側に押されて、孔部6011の内部を前側に移動する。そして、レンズカバー62は、レンズカバー支持部材611に前側に継続して押されることにより、開放動作の軌跡を逆にたどる動作を行うことにより、図7、図10(a)に示すように、レンズ30を閉塞する状態となる。なお、各レンズカバー62A,62B,62Cは、光軸OAを対称軸として、略同様のタイミングで略対称に閉じる動作(開閉動作)を行う。
なお、レンズカバー62(第2カバー622)は、レンズカバー62(第1カバー621)の端部625近傍の内面側に、第1実施形態の受部526と同様に、それぞれ受部(図示省略)が設置されている。そして、レンズ30を閉塞する状態となった場合、受部により、第1実施形態と同様に、3つのレンズカバー62(62A,62B,62C)が相互に支持し合う状態となる。これにより、それぞれの受部は、レンズカバー62(62A,62B,62C)のガタツキ、特に光軸OA方向のガタツキを抑制する。
上述した第2実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態のレンズカバー装置6によれば、投写レンズ3(レンズ30)の前面を開放する場合、レンズカバー62が投写レンズ3の投写方向に起立してレンズ鏡筒(前側筒34)の側方周囲にそれぞれ移動する。この動作により、レンズカバー62の開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー62の開閉動作とすることができる。
本実施形態のレンズカバー装置6によれば、投写レンズ3(レンズ30)の前面を開放する場合、レンズカバー62が投写レンズ3の投写方向に起立してレンズ鏡筒(前側筒34)の側方周囲にそれぞれ移動する。この動作により、レンズカバー62の開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー62の開閉動作とすることができる。
本実施形態のレンズカバー装置6によれば、レンズ鏡筒(前側筒34)の外周側に設置される筒状部材(カバー筺体60)の孔部6011の側面6011aにレンズカバー62(第1カバー621)の内面側を当接させてレンズカバー62を起立する。これにより、レンズカバー装置6は、レンズカバー62の開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー62の開閉動作とすることができる。
本実施形態のレンズカバー装置6によれば、レンズカバー62は、それぞれ、レンズカバー62のベースとなる第1カバー621と、第1カバー621に対して支軸6221を中心に回動可能となる第2カバー622と、を備えている。そして、第2カバー622は、孔部6011の側面6011bに当接することにより、支軸6221を中心に回動して第1カバー621に重なる。これにより、レンズカバー装置6は、開放動作を行う際、レンズカバー62の面積を小さくしていくことができるため、レンズカバー62の開閉動作を更に省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を更に向上させたレンズカバー62の開閉動作とすることができる。
本実施形態のレンズカバー装置6によれば、レンズカバー支持部材611によりレンズカバー62(第1カバー621)を回動可能に支持すと共に、レンズカバー保持部61(レンズカバー保持部材612)によりレンズカバー62をレンズ鏡筒(前側筒34)の外周側に保持し、リンク機構63によりレンズカバー保持部61を投写レンズ3の光軸OA方向にスライドさせる。これにより、レンズカバー装置6は、レンズ30の前面を容易に閉塞および開放させることができる。
本実施形態のレンズカバー装置6によれば、第1実施形態と同様に、レンズカバー62A,62B,62Cのそれぞれ隣り合う外形端部の形状は、平面視で、曲線状に構成されている。また、レンズカバー62A,62B,62Cは、レンズ30の中央部に相対する位置を中心として放射状に分割されている。これらにより、レンズカバー62の開閉動作に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させることができる。
本実施形態のレンズカバー装置6によれば、第1実施形態と同様に、レンズカバー62は3分割されている。従って、閉塞した状態で、レンズカバー62を互いに支持し合う(固定する)ことにおいて、最も安定させることができ、レンズカバー62の開閉動作を安定させることができる。
(第3実施形態)
(第3実施形態)
図11、図12は、第3実施形態に係るレンズカバー装置7の開閉動作を示す概略図である。なお、図11、図12は、投写レンズ3に装着したレンズカバー装置7を示している。詳細には、図11は、レンズカバー72が投写レンズ3(レンズ30)を閉塞している状態を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。図12は、レンズカバー72が投写レンズ3(レンズ30)を開放した状態(開放動作の終了状態)を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。
図11、図12を参照して、レンズカバー装置7の構成および動作を説明する。
図11、図12を参照して、レンズカバー装置7の構成および動作を説明する。
図11に示すように、レンズカバー装置7は、第1実施形態のレンズカバー装置5と同様に、投写レンズ3の前側筒34の外周側に設置される。レンズカバー装置7は、レンズカバー72と、レンズカバー72を保持する筒状の第1保持部71と、第1保持部71の外周側に設置されて第1保持部71と螺合する筒状の第2保持部73とを備えている。なお、レンズカバー装置7は、本実施形態では、手動により第1保持部71を第2保持部73に対して、光軸OAを中心に回動させることにより、開閉動作を行う。
図11、図12に示すように、第1保持部71は、投写レンズ3(レンズ30)を囲むように、円筒状に形成されている。また、第1保持部71は、大きい径の大円筒部711と、小さい径の小円筒部712とが互いの端部で結合された形状を有し、大円筒部711が前側となるように構成されている。
大円筒部711の前側の端面には、レンズカバー72を回動可能に支持するレンズカバー支持部材715がレンズカバー72の分割数に対応して設置されている。後述するが、レンズカバー72は、本実施形態では3分割されている。このため、レンズカバー支持部材715は、光軸OAを中心に、略等間隔(約120度間隔)で、3つ形成されている。小円筒部712の外周面には、第2保持部73のネジ部(図示省略)と螺合するネジ部(図示省略)が形成されている。
第2保持部73は、第1保持部71の小円筒部712の外周側に設置される。第2保持部73の内周面には、小円筒部712のネジ部(図示省略)と螺合するネジ部(図示省略)が形成されている。なお、第2保持部73は、投写レンズ3のフランジ31に間接的に固定されている。
レンズカバー72は、平板状に形成され、平面視で、レンズ30の中央部に相対する位置を中心として放射状に3分割されている。レンズカバー72は、レンズカバー支持部材715に、回動可能に支持される。なお、レンズカバー72とレンズカバー支持部材715とには、常にレンズカバー72を閉じる方向に付勢するコイルばね(図示省略)が設置されている。
3つのレンズカバー72A,72B,72Cは、それぞれ同様に構成されている。なお、3つのレンズカバー72A,72B,72Cにおいて、それぞれ隣り合う外形端部の形状は、平面視で、曲線状に構成されている。
図11に示すように、第1保持部71が最も前側に位置する場合には、レンズカバー72は、抵抗が付加されないため、コイルばねにより、レンズカバー支持部材715を支点として光軸OA方向に向かって回転することにより、レンズ30の前面を閉塞する。
レンズカバー72がレンズ30を閉塞した状態から、開放動作を開始させる場合には、図12に矢印で示すように、大円筒部711を手動により光軸OAを中心に回転させる。なお、本実施形態では、右方向に回転させる。第1保持部71と第2保持部73とは、互いのネジ部が螺合して回転する。
なお、本実施形態では、第2保持部73は固定されているため、大円筒部711を右方向に回転させることにより、第1保持部71は、第2保持部73に対して回転しながら、光軸OAに沿って、前側から後側に移動を開始する。
レンズカバー72の内面側には、レンズカバー72の内面に略垂直に突出する突起片721が形成されている。第1保持部71が、前側から後側に移動を開始した場合、レンズカバー支持部材715も従動して移動する。
レンズカバー支持部材715に支持されるレンズカバー72に対して、後側に引張る力が作用した場合、この引張る力が、レンズカバー支持部材715とレンズカバー72との間に設置されるコイルばねの付勢力に勝ることにより、レンズカバー72は、後側に向かって移動する。
そして、レンズカバー72は、コイルばねの付勢力により、内面側に形成される突起片721が、レンズ30を固定する前側筒34の外径端部341に当接し、外径端部341の周方向に摺動しながら回転して後側に移動する。
この動作により、レンズカバー72は、レンズ30の中央部に相対するレンズカバー72の端部725を頂点として、投写レンズ3の投写方向(前側)に起立する状態となる。また、第1保持部71の回転が継続することにより、レンズカバー72は、起立しながらレンズ30の中央部から外径方向に回転しながら移動していく。そして、レンズカバー72は、最終的に、図12に示すように、レンズ鏡筒としての前側筒34の側方周囲にそれぞれ移動した状態となる。図12に示す状態が、開放動作が終了した状態となる。なお、各レンズカバー72A,72B,72Cは、光軸OAを対称軸として、略同様のタイミングで略対称に開く動作(開放動作)を行う。
なお、レンズカバー72がレンズ30を開放した状態から、レンズカバー72に閉塞動作を行わせる場合には、手動により、大円筒部711を逆方向(本実施形態では、左方向)に回転させる。これにより、第1保持部71は、第2保持部73に対して回転しながら、光軸OAに沿って、後側から前側に移動を開始する。
これにより、レンズカバー72は、レンズカバー支持部材715に前側に押されて、前側筒34の外径端部341に当接しながら前側に移動する。そして、レンズカバー72は、レンズカバー支持部材715に前側に継続して押されることにより、開放動作の軌跡を逆にたどる動作を行うことにより、図11に示すように、レンズ30を閉塞する状態となる。なお、各レンズカバー72A,72B,72Cは、光軸OAを対称軸として、略同様のタイミングで略対称に閉じる動作(開閉動作)を行う。
なお、レンズカバー72は、レンズカバー72の端部725の内面側に、第1実施形態の受部526と同様に、それぞれ受部(図示省略)が設置されている。そして、レンズ30を閉塞する状態となった場合、受部により、第1実施形態と同様に、3つのレンズカバー72(72A,72B,72C)が相互に支持し合う状態となる。これにより、それぞれの受部は、レンズカバー72(72A,72B,72C)のガタツキ、特に光軸OA方向のガタツキを抑制する。
上述した第3実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態のレンズカバー装置7によれば、投写レンズ3(レンズ30)の前面を開放する場合、レンズカバー72が投写レンズ3の投写方向に起立してレンズ鏡筒(前側筒34)の側方周囲にそれぞれ移動する。この動作により、レンズカバー72の開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー72の開閉動作とすることができる。
本実施形態のレンズカバー装置7によれば、投写レンズ3(レンズ30)の前面を開放する場合、レンズカバー72が投写レンズ3の投写方向に起立してレンズ鏡筒(前側筒34)の側方周囲にそれぞれ移動する。この動作により、レンズカバー72の開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー72の開閉動作とすることができる。
本実施形態のレンズカバー装置7によれば、レンズ鏡筒(前側筒34)の外径端部341に当接することにより、レンズカバー72を起立する。これにより、レンズカバー装置7は、レンズカバー72の開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー72の開閉動作とすることができる。
本実施形態のレンズカバー装置7によれば、第1保持部71が第2保持部73に対して回動することにより、レンズカバー72は、レンズ鏡筒(前側筒34)の外径端部341を周方向に摺動させながら回転して収納される動作となる。これにより、レンズカバー装置7は、レンズカバー72の開閉動作を省スペースで行うことができると共に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させたレンズカバー72の開閉動作とすることができる。
本実施形態のレンズカバー装置7によれば、第1実施形態と同様に、レンズカバー72A,72B,72Cのそれぞれ隣り合う外形端部の形状は、平面視で、曲線状に構成されている。また、レンズカバー72A,72B,72Cは、レンズ30の中央部に相対する位置を中心として放射状に分割されている。これらにより、レンズカバー72の開閉動作に、ダイナミックさや高級感等の感性的な面を向上させることができる。
本実施形態のレンズカバー装置7によれば、第1実施形態と同様に、レンズカバー72は3分割されている。従って、閉塞した状態で、レンズカバー72を互いに支持し合う(固定する)ことにおいて、最も安定させることができ、レンズカバー72の開閉動作を安定させることができる。
なお、上述した第1、第2、第3実施形態は、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
前記第1実施形態のレンズカバー装置5は、レンズカバー62が3分割されている。しかし、分割数はこれに限られず、2分割でもよいし、4分割以上でもよい。これは、第2、第3実施形態においても同様である。
前記第1実施形態のレンズカバー装置5は、ワイヤーを有する駆動部53で第2支軸522を駆動することにより、結果的に、レンズカバー52に開閉動作を行わせている。しかし、これに限られず、第2実施形態のリンク機構63と同様のリンク機構を用いることにより、第2支軸522を駆動する構成として、レンズカバー52に開閉動作を行わせてもよい。また、リンク機構に限定されず、その他の駆動系により、レンズカバー52に開閉動作を行わせてもよい。
前記第2実施形態のレンズカバー装置6は、リンク機構63により、結果的に、レンズカバー62に開閉動作を行わせている。しかし、リンク機構63以外の駆動系により、レンズカバー62に開閉動作を行わせることでもよい。
前記第3実施形態のレンズカバー装置7は、第1保持部71が第2保持部73に対して回動することにより、結果的に、レンズカバー72に開閉動作を行わせている。しかし、第1保持部71、第2保持部73による駆動以外の駆動系により、レンズカバー72に開閉動作を行わせることでもよい。
前記第2実施形態のレンズカバー装置6は、レンズカバー62として、第1カバー621と第2カバー622との2つのカバーで構成されている。しかし、これに限られず、1つのカバーで構成されていてもよい。
前記第3実施形態のレンズカバー装置7は、第1保持部71の外周側に第2保持部73が設置されている。しかし、これに限られず、第1保持部71の内周側に第2保持部73が設置され、第1保持部71の内周面と、第2保持部73の外周面とに相互に螺合するネジ部を構成してもよい。
前記第3実施形態のレンズカバー装置7は、第1保持部71を第2保持部73に対して回動することにより、レンズカバー72は、前側筒34の外径端部341に当接し、外径端部341の周方向に摺動しながら回転して後側に移動する。しかし、レンズカバー72は、外径端部341の周方向に回転せずに後側に移動させることでもよい。
前記第1実施形態のレンズカバー装置5において、各レンズカバー52A,52B,52Cは、光軸OAを対称軸として、開閉動作(対称に開く動作および対称に閉じる動作)を行う。しかし、これに限られず、開閉動作は、対称に行わなくてもよい。これは、第2、第3実施形態においても同様である。
前記第1〜第3実施形態のレンズカバー装置5,6,7は、プロジェクター1の投写レンズ3に対応させて実施している。しかし、これに限られず、プロジェクター以外に、レンズを介して画像を投写する電子機器や、レンズを介して風景等を撮影するカメラ等の電子機器に対応させて実施してもよい。
前記第1実施形態のレンズカバー装置5は、プロジェクター1の投写レンズ3に対応させて実施している。なお、投写レンズ3は、カム筒33が光軸OAを中心として回動することにより、ズーム調整を行っている。その場合、カム筒33自身は、光軸OA方向に沿って移動は行わない。しかし、投写レンズの構造が異なり、例えば、ズーム調整を行う場合に、レンズ及びレンズ鏡筒が、光軸OA方向に沿って移動する構造の場合にも、レンズカバー装置5を適用することができる。言い換えると、投写レンズの構造が、レンズカバー52が開いた後に、ズーム調整用のレンズが前側に飛び出すような構造の場合にも、レンズカバー装置5を適用することができる。これは、第2、第3実施形態においても同様である。
前記第1〜第3実施形態の光源装置21は、本実施形態では、超高圧水銀ランプを採用している。しかし、これに限定されず、高輝度発光する種々の放電型のランプを採用することができ、例えば、メタルハライドランプや高圧水銀ランプ等を採用することができる。また、光源装置21は、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種固体発光素子を採用してもよい。
前記第1〜第3実施形態の光学ユニット2は、赤色光、緑色光、青色光に対応する3つの光変調装置(液晶パネル253)を用いる、いわゆる3板方式を採用している。しかし、これに限られず、単板方式の光変調装置を採用してもよい。また、コントラストを向上させるための光変調装置を追加して採用してもよい。
前記第1〜第3実施形態の光学ユニット2は、透過型の光変調装置(透過型の液晶パネル253)を採用している。しかし、これに限られず、反射型の光変調装置を採用してもよい。
前記第1〜第3実施形態の光学ユニット2は、光変調装置として液晶パネル253を採用している。しかし、これに限られず、一般に、入射光束を画像情報(画像信号)に応じて変調するものであればよく、例えば、マイクロミラー型の光変調装置等、他の方式の光変調装置を採用することができる。なお、マイクロミラー型の光変調装置としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を採用することができる。
1…プロジェクター、3…投写レンズ、5,6,7…レンズカバー装置、30…レンズ、34…前側筒、52…レンズカバー、60…カバー筺体、61…レンズカバー保持部、62…レンズカバー、63…リンク機構、71…第1保持部、72…レンズカバー、73…第2保持部、253…液晶パネル、341…外径端部、521…第1支軸、522…第2支軸、611…レンズカバー支持部材、621…第1カバー、622…第2カバー、715…レンズカバー支持部材、6011…孔部、6011a…側面、6011b…側面、6221…支軸、OA…光軸。
Claims (15)
- 投写または撮影する際に使用するレンズの前面を閉塞および開放させるレンズカバー装置であって、
前記レンズの前記前面に対し、N分割(N≧2、Nは自然数)されて閉塞するレンズカバーを備え、
前記レンズの前記前面を開放する場合、前記N分割された前記レンズカバーは、前記レンズを収容するレンズ鏡筒の側方周囲にそれぞれ移動することを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項1に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズの前記前面を開放する場合、前記レンズカバーは、前記レンズの前方に起立しながら前記レンズ鏡筒の前記側方周囲にそれぞれ移動していくことを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項1または請求項2に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズの前記前面を閉塞した場合、前記レンズカバーは、前記レンズの中央部に相対する部分が突出する曲面を有して構成され、
前記レンズの前記前面を開閉する場合、前記レンズカバーは、前記曲面が前記レンズの外径形状に沿うように移動することを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項3に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズカバーを光軸直交方向に回動可能に支持する第1支軸と、
前記第1支軸を支点として、前記レンズカバーを前記光軸方向に沿うようにスライド可能に支持する第2支軸と、を備え、
前記レンズの前記前面を開放する場合、前記レンズカバーは、前方に起立しながら前記レンズの前記中央部から外径方向に移動することを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項1または請求項2に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズカバーを挿通する孔部を有し、前記レンズ鏡筒の外周側に設置される筒状部材を備え、
前記レンズの前記前面を開放する場合、前記レンズカバーは、前記孔部の第1の側面に当接することにより前記レンズの前記前方に起立することを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項5に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズカバーは、それぞれ、前記レンズカバーのベースとなる第1カバーと、前記第1カバーに対して支軸を中心に回動可能となる第2カバーと、を備え、
前記第2カバーは、前記孔部の第2の側面に当接することにより、前記支軸を中心に回動して前記第1カバーに重なることを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項5または請求項6に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズカバーを回動可能に支持する支持部材を有すると共に、前記レンズ鏡筒の外周側に設置されて前記レンズカバーを保持する保持部と、
前記保持部を前記レンズの光軸方向にスライド可能とするリンク機構と、
を備えていることを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項1または請求項2に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズの前記前面を開放する場合、前記レンズカバーは、前記レンズ鏡筒の外径端部に当接することにより前記レンズの前記前方に起立することを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項8に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズカバーを回動可能に支持する支持部材を有すると共に、前記レンズ鏡筒の外周側に設置されて前記レンズカバーを保持する筒状の第1保持部と、
前記第1保持部の内周側または外周側に設置されて前記第1保持部を保持する筒状の第2保持部と、を備え、
前記第1保持部と前記第2保持部とは、互いに螺合するねじ部を有し、前記第1保持部は、前記第2保持部に対して回動することにより、前記レンズカバーを前記レンズ鏡筒の前記側方周囲に移動させることを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載のレンズカバー装置であって、
前記N分割された前記レンズカバー同士の隣り合う外形端は、平面視、曲線状に構成されていることを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項1〜請求項9に記載のレンズカバー装置であって、
前記N分割された前記レンズカバー同士の隣り合う外形端は、平面視、曲線で構成され、平面上で二次元的に前記レンズカバーが開いた場合、前記曲線が前記レンズ鏡筒の外径端部に沿うように構成されていることを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズカバーは、前記レンズの前記中央部を中心として放射状に前記N分割されていることを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載のレンズカバー装置であって、
前記レンズカバーは、3分割されていることを特徴とするレンズカバー装置。 - 請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載のレンズカバー装置であって、
前記N分割された前記レンズカバーは、それぞれ隣の前記レンズカバーを受けて支持する受部を備えていることを特徴とするレンズカバー装置。 - 光束を射出する光源装置と、
前記光源装置により射出された前記光束を画像信号に応じて変調する光変調装置と、
変調されて形成された画像光を投写する投写レンズと、
請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載のレンズカバー装置と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012050123A JP2013186231A (ja) | 2012-03-07 | 2012-03-07 | レンズカバー装置およびプロジェクター |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2012
- 2012-03-07 JP JP2012050123A patent/JP2013186231A/ja active Pending
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