JP7075042B2 - 光学機器の開口カバー、その開放方法および装置 - Google Patents
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Description
本発明の第二の態様によれば、光学機器のフードの開口部を覆う開口カバーの開放装置は、前記開口部の少なくとも一部を覆う遮光シートと、前記開口部の周辺に設けられ、前記遮光シートの複数の端部をそれぞれ前記フードに着脱可能に保持する複数の係止手段と、前記フードの側面に設けられ、前記遮光シートを前記係止手段から外して前記フードの側面に引き込む引込手段と、前記引き込まれた前記遮光シートを収納する収納手段と、
を有し、複数のシート固定ワイヤの先端がそれぞれ前記複数の係止手段に着脱可能に固定され、前記複数のシート固定ワイヤに前記遮光シートが固定されている。
本発明の第三の態様によれば、光学機器のフードの開口部を覆う開口カバーの開放方法は、前記開口部の周辺に設けられ複数の係止手段が、前記開口部の少なくとも一部を覆う遮光シートを、当該遮光シートの複数の端部で、それぞれ前記フードに着脱可能に保持し、前記フードの側面に設けられた引き込み手段が、前記遮光シートを前記係止手段から外して前記フードの側面に引き込み、収納手段が、前記引き込まれた前記遮光シートを収納し、前記複数の係止手段に複数のシート固定ワイヤの先端をそれぞれ固定し、前記遮光シートが前記複数のシート固定ワイヤに固定されている。
本発明の実施形態によれば、光学機器のフードの開口部を覆う開口カバーを遮光シートで構成する。遮光シートは、フード開口部の複数箇所で着脱可能に係止され、開口部の少なくとも一部を覆う。開口カバーを開放する時には、フード側面から遮光シートを引き離して、引き離された遮光シートをフードの側面に収納する。このように、質量の大きい開口カバーの代わりに遮光シートを用いることで大幅な軽量化を達成できる。また、遮光シートをフード側面に引き込んで収納することで、開口カバーを展開することで生じるデッドスペースを回避でき、フード側面のスペースを観測機器等の取り付けに利用することができる。
図2に例示するように、衛星本体10は光学鏡11を搭載し、光学鏡11のフード12の開口部12aは、本発明の第1実施形態による開口カバー100により覆われる。本実施形態では、フード12の開口部12aが正六角形の場合を例示するが、この形状に限定されない。たとえば、フード12の開口部12aが正多角形あるいは円形であっても、本実施形態を適用可能である。
図3を参照すれば、6本のシート固定ワイヤSFW(1)~SFW(6)は、一端がワイヤ結合部201に結合し、他端が開口部12aの六角形の頂点に配置されたワイヤ固定部WF(1)~WF(6)にそれぞれ着脱可能に固定される。言い換えれば、シート固定ワイヤSFW(1)~SFW(6)はワイヤ結合部201を中心として、開口部12aの六角形の頂点へ放射状に配置される。ただし、ワイヤ結合部201は、開口部12aの中心付近ではなく、収納ポケット102により近く配置されてもよい。ワイヤ結合部201はリードワイヤ202に接続され、リードワイヤ202は、後述するように、収納ポケット102を通して引込装置103に接続されている。
図3~図5に例示するように、フード12の六角形の筒の一側面に、収納ポケット102と引込装置103とが取り付けられる。収納ポケット102はフード12の先端側面に配置される。収納ポケット102は、図5に例示するように、その上端部が遮光シート101を受け入れ可能な幅を有する収納口となり、下がるに従って幅が狭くなるポケット形状を有する。収納ポケット102の下端部はリードワイヤ202を通す貫通孔が形成されているだけである。収納ポケット102はフード12の側面に取り付けられるが、収納ポケット102の上には必要に応じて他の機器を配置可能であるから、デッドスペースとはならない。
まず、図3に示すように、シート固定ワイヤSFWの固定ボール304がワイヤ固定部WFにそれぞれ固定され、遮光シート101が開口部12aを覆っているものとする。続いて、引込装置103が十分な力でリードワイヤ202を巻き取り始める。
上述したように、本実施形態によれば、開口カバー100をMLI等の遮光シート101で構成し、フード側面に引き込んで収納することで大幅な軽量化を達成でき、衛星のアジリティを向上させることができる。また、従来の開口カバーを展開することで生じるデッドスペースをなくすことができるために、フード側面のスペースを観測機器104等の取り付けに利用することができる。
上述した第1実施形態では、フード12の開口部12aが遮光シート101により全面が覆われる構成であったが、全面ではなく所定範囲の中心部分を覆うことで太陽光の直射による光学鏡の損傷、デブリによる性能劣化等を有効に防止することもできる。
本発明の第3実施形態によれば、図10および図11に例示するように、遮光シート101(あるいは遮光シート401)を収納ポケット102に引き込む際、遮光シート101やシート固定ワイヤSFWおよびシート固定部SFがフード12内に入り込まないように、フード12の開口部12aに、ワイヤネット501を設けても良い。ワイヤネット501は光学鏡11への入射光を不必要に遮光しないように、また不要な反射光を生じないように、黒色化したワイヤで構成することが望ましい。ワイヤネット501は上記目的を達成するための必要最小限の本数であることが望ましく、図11に示す正六角形の頂点を結ぶネット構成は一例である。
11 光学鏡
12 フード
12a 開口部
101 遮光シート
102 収納ポケット
103 引込装置
104 観測機器
201 ワイヤ結合部
202 リードワイヤ
WF ワイヤ固定部
SF シート固定部
SFW シート固定ワイヤ
Claims (7)
- 光学機器のフードの開口部を覆う開口カバーであって、
前記開口部の少なくとも一部を覆う遮光シートと、
前記開口部の周辺に設けられ、前記遮光シートの複数の端部をそれぞれ前記フードに着脱可能に保持する複数の係止手段と、
からなり、
複数のシート固定ワイヤの先端がそれぞれ前記複数の係止手段に着脱可能に固定され、前記複数のシート固定ワイヤに前記遮光シートが固定されており、
前記開口部を露出する場合、前記遮光シートが前記係止手段から引き離され前記フードの側面に収納される開口カバー。 - 前記複数のシート固定ワイヤを結合したワイヤ結合部にリードワイヤを接続し、前記リードワイヤを前記開口部の一端から引き込む、請求項1に記載の開口カバー。
- 光学機器のフードの開口部を覆う開口カバーの開放装置であって、
前記開口部の少なくとも一部を覆う遮光シートと、
前記開口部の周辺に設けられ、前記遮光シートの複数の端部をそれぞれ前記フードに着脱可能に保持する複数の係止手段と、
前記フードの側面に設けられ、前記遮光シートを前記係止手段から外して前記フードの側面に引き込む引込手段と、
前記引き込まれた前記遮光シートを収納する収納手段と、
を有し、
複数のシート固定ワイヤの先端がそれぞれ前記複数の係止手段に着脱可能に固定され、前記複数のシート固定ワイヤに前記遮光シートが固定された、開口カバー開放装置。 - 前記複数のシート固定ワイヤを結合したワイヤ結合部にリードワイヤを接続し、前記引込手段が前記リードワイヤを前記開口部の一端から引き込む、請求項3に記載の開口カバー開放装置。
- 前記収納手段が前記フードの側面に設けられ、前記収納手段の下に前記引込手段が設けられた、請求項3または4に記載の開口カバー開放装置。
- 光学機器のフードの開口部を覆う開口カバーの開放方法であって、
前記開口部の周辺に設けられ複数の係止手段が、前記開口部の少なくとも一部を覆う遮光シートを、当該遮光シートの複数の端部で、それぞれ前記フードに着脱可能に保持し、
前記フードの側面に設けられた引き込み手段が、前記遮光シートを前記係止手段から外して前記フードの側面に引き込み、
収納手段が、前記引き込まれた前記遮光シートを収納し、
前記複数の係止手段に複数のシート固定ワイヤの先端をそれぞれ固定し、前記遮光シートが前記複数のシート固定ワイヤに固定された、
開口カバーの開放方法。 - 前記複数のシート固定ワイヤを結合したワイヤ結合部にリードワイヤを接続し、
前記引き込み手段が前記リードワイヤを前記開口部の一端から引き込む、請求項6に記載の開口カバー開放方法。
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