JP2013182070A - 偏光子保護用フィルム及び偏光板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の偏光子保護用フィルムは、透明な成形品を与える熱可塑性樹脂と、体積平均粒子径が50〜500nmのゴム質重合体(ジエン系ゴム質重合体等)の存在下に、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含む重合性不飽和単量体を重合して得られた微粒子とを含有し、熱可塑性樹脂の屈折率と、微粒子の屈折率との差が0.02以下である。本発明の偏光板1は、偏光子5の少なくとも1面側に、偏光子保護用フィルム3が配設されている。
【選択図】図1
Description
1.透明な成形品を与える熱可塑性樹脂と、微粒子とを含有する偏光子保護用フィルムであって、
上記微粒子は、体積平均粒子径が50〜500nmのゴム質重合体(a1)の存在下に、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含む重合性不飽和単量体(a2)を重合して得られた微粒子であり、
上記熱可塑性樹脂の屈折率と、上記微粒子の屈折率との差が0.0200以下である偏光子保護用フィルム。
2.上記熱可塑性樹脂が、ゴム質重合体の非存在下に、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含む重合性不飽和単量体を重合して得られた、該(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構造単位を含む(メタ)アクリル系(共)重合体を含有する上記1に記載の偏光子保護用フィルム。
3.上記ゴム質重合体(a1)が、ジエン系ゴム質重合体、(メタ)アクリル系ゴム質重合体及びエチレン・α−オレフィン系ゴム質重合体から選ばれた少なくとも1種である上記1又は2に記載の偏光子保護用フィルム。
4.上記重合性不飽和単量体(a2)が、更に、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物を含む上記1乃至3のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
5.上記重合性不飽和単量体(a2)を構成する(メタ)アクリル酸アルキルエステル、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物の含有量が、それぞれ、40〜90質量%、5〜40質量%及び1〜30質量%(但し、これらの合計を100質量%とする)である上記4に記載の偏光子保護用フィルム。
6.上記微粒子の含有量が、上記熱可塑性樹脂100質量部に対して、5〜100質量部である上記1乃至5のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
7.波長590nmの光を照射して測定された面内複屈折が0.0001以下である上記1乃至6のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
8.全光線透過率が80%以上である上記1乃至7のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
9.厚さが1〜1,000μmである上記1乃至8のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
10.偏光子と、該偏光子の少なくとも1面側に配された、上記1乃至9のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルムと、を備える偏光板。
本発明において、「複屈折」は、温度23℃及び湿度50%RHの条件で、所定の厚さを有するフィルムに、590nmの波長の光を照射して測定された面内位相差(R0)を基に、下記式による面内△nの算出値によって評価される。「複屈折が小さい」(以下、「低複屈折性」という場合がある)とは、△nが0.00010以下であると定義する。
面内△n=R0/d
(R0:面内位相差(nm)、d:フィルムの厚さ(nm))
本発明において、「屈折率」は、ISO 489に準じて測定された値であり、2者を比較した場合の屈折率の差は、計算値の絶対値で評価される。
本発明において、「透湿度」は、JIS K7129Bに準じて、温度40℃、湿度90%RHで測定された値であり、「低透湿性」とは、透湿度が300g/(m2・24hr)以下であることを意味する。
また、本発明において、「体積平均粒子径」は、測定試料の性状により、測定方法が異なり、微粒子が液体中に分散されている場合には光散乱法又はレーザー回折法により、微粒子が固体中に分散されている場合には、電子顕微鏡を用いた画像解析法により、測定された値である。
また、本発明の偏光板は、低複屈折性、透明性(光透過性)及び低透湿性に優れた偏光子保護用フィルムを備えるので、画像表示装置における信頼性を得ることができる。
本明細書において、「(メタ)アクリル」は、アクリル及びメタクリルを、「(メタ)アクリレート」は、アクリレート及びメタクリレートを、「(共)重合体」は、単独重合体及び共重合体を意味する。
尚、グラフト重合により得られたゴム強化樹脂は、通常、グラフト樹脂のほかに、ゴム質重合体(a1)にグラフトしていない、重合性不飽和単量体(a2)に由来する構造単位を含む(共)重合体(以下、「未グラフト重合体」という)を含むが、この未グラフト重合体は、微粒子(A)ではない。
従って、本発明の偏光子保護用フィルムが、グラフト重合により得られたゴム強化樹脂を含む原料組成物を用いて形成された場合には、熱可塑性樹脂(B)の一部として、上記未グラフト重合体が含まれる。
また、上記微粒子(A)は、グラフト樹脂の凝集物ではなく、好ましい大きさは、後述される。
本発明においては、フィルムの透明性及び耐衝撃性の観点から、ジエン系ゴム質重合体が好ましく、耐候性及び耐熱性の観点から、(メタ)アクリル系ゴム質重合体及びエチレン・α−オレフィン系ゴム質重合体が好ましい。
また、上記の各共重合体は、更に、(メタ)アクリル酸アルキルエステル等のビニル系単量体に由来する構造単位を含むことができる。これらの共重合体を用いて得られた微粒子(A)を、熱可塑性樹脂(B)とともに併用すると、両者の屈折率の差をより小さくすることができる場合があり、透明性を向上させることができる。
尚、上記ジエン系ゴム質重合体のゲル含率は、例えば、以下の方法により求めることができる。
まず、ジエン系ゴム質重合体1gをトルエン100ml中に投入し、室温にて48時間放置する。その後、100メッシュ篩を用いてろ過して不溶分と可溶分を含むろ液とに分離する。分離後、トルエン可溶分を含むろ液からトルエンを蒸留除去し、得られた固体を乾燥し、秤量する(質量をWtグラムとする。)。この秤量値から、ゲル含率は、下記式により算出される。
ゲル含率(質量%)=〔1(g)−Wt(g)〕×100
上記シアン化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられる。
上記アミド基含有不飽和化合物としては、アクリルアミド、メタクリルアミド等が挙げられる。
上記アルキルビニルエーテルとしては、アルキル部を構成するアルキル基の炭素原子数が1〜6の化合物が挙げられる。
上記2官能性(メタ)アクリル酸エステルとしては、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、(メタ)アクリル酸アリル、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート等が挙げられる。
上記3官能性(メタ)アクリル酸エステルとしては、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート等が挙げられる。
上記4官能性(メタ)アクリル酸エステルとしては、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート等が挙げられる。
上記5官能性(メタ)アクリル酸エステルとしては、ペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールペンタメタクリレート等が挙げられる。
上記6官能性(メタ)アクリル酸エステルとしては、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート等が挙げられる。
上記多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステルとしては、(ポリ)エチレングリコールジメタクリレート等が挙げられる。
その他、アリルメタクリレート、ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルフマレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイルオキシエチル)エーテル等を用いることができる。
これらのうち、アリルメタクリレート及びトリアリルシアヌレートが好ましい。
尚、上記(メタ)アクリル系ゴム質重合体のゲル含率は、例えば、以下の方法により求めることができる。
まず、(メタ)アクリル系ゴム質重合体の約0.2グラムを秤量(質量をWrグラムとする。)し、トルエン25mlに投入して、撹拌する。その後、25℃にて48時間放置し、予め、秤量した200メッシュの金網(質量をWmグラムとする。)を用いてろ過して不溶分と可溶分とに分離する。分離後、速やかに、不溶分を、ろ別した金網とともに秤量(質量をW1グラムとする)し、その秤量値(W1)から金網の秤量値(Wm)を差し引いて、トルエンで膨潤した不溶分の秤量値を得る。次いで、トルエンで膨潤した不溶分には、トルエンが含まれているため、これを、25℃で12時間風乾し、引き続き、真空乾燥機を用いて、60℃で12時間乾燥することにより、不溶分に含まれるトルエンを乾燥除去する。乾燥後の不溶分を金網と共に秤量し(質量をW2グラムとする。)、その秤量値(W2)から金網の秤量値(Wm)を差し引いて、不溶分の乾燥重量を得る(質量をWdグラムとする。)。これらの秤量値から、ゲル含率は、下記式により算出される。
ゲル含率(質量%)=〔Wd(g)/Wr(g)〕×100
=〔{W2(g)−Wm(g)}/Wr(g)〕×100
上記構造単位(e1)の含有量は、上記エチレン・α−オレフィン系ゴム質重合体を構成する構造単位の全量を100質量%とした場合、好ましくは5〜95質量%、より好ましくは50〜90質量%、更に好ましくは60〜88質量%である。上記構造単位(e1)の含有量がこの範囲にあると、耐候性及び耐衝撃性のバランスに優れる。
上記構造単位(e2)の含有量は、上記エチレン・α−オレフィン系ゴム質重合体を構成する構造単位の全量を100質量%とした場合、好ましくは95〜5質量%、より好ましくは50〜10質量%、特に好ましくは40〜12質量%である。上記構造単位(e2)の含有量がこの範囲にあると、耐候性及び耐衝撃性のバランスに優れる。
上記エチレン・α−オレフィン系ゴム質重合体が三元共重合体である場合、エチレン・α−オレフィン・非共役ジエン三元共重合体等が好ましい。
上記重合性不飽和単量体(a2)に含まれる(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有量は、微粒子(A)において所望の屈折率を得るために、ゴム質重合体(a1)の種類によって、適宜、選択され、以下に示す使用量に設定することが有効な場合がある。例えば、ゴム質重合体(a1)がジエン系ゴム質重合体である場合であって、屈折率が1.5122〜1.5226の範囲にある微粒子(A)とするためには、重合性不飽和単量体(a2)に含まれる(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有量は、好ましくは50〜90質量%、より好ましくは60〜80質量%、更に好ましくは65〜75質量%である。また、ゴム質重合体(a1)が(メタ)アクリル系ゴム質重合体である場合であって、屈折率が1.4632〜1.5206の範囲にある微粒子(A)とするためには、重合性不飽和単量体(a2)に含まれる(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有量は、好ましくは99質量%以下、より好ましくは50〜90質量%である。
上記カルボキシル基含有不飽和化合物(不飽和酸)としては、(メタ)アクリル酸、エタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、桂皮酸等が挙げられる。これらの化合物は、単独であるいは2つ以上を組み合わせて用いることができる。
また、上記ゴム質重合体(a1)がアクリル系ゴム質重合体であり、重合性不飽和単量体(a2)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物からなる場合、これらの化合物の割合は、3者の合計を100質量%とした場合に、それぞれ、好ましくは5〜90質量%、5〜80質量%及び5〜45質量%、より好ましくは7〜50質量%、40〜75質量%及び5〜30質量%とすることができる場合がある。
乳化重合を行う場合には、重合開始剤、連鎖移動剤(分子量調節剤)、乳化剤、水等が用いられる。
また、レドックス型重合開始剤としては、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート、アスコルビン酸、硫酸第一鉄等を還元剤とし、ペルオキソ二硫酸カリウム、過酸化水素、クメンハイドロパーオキサイド、tert−ブチルハイドロパーオキサイド等を酸化剤としたものを用いることができる。
尚、上記重合開始剤は、反応系に一括して、又は、連続的に供給することができる。
尚、上記連鎖移動剤は、反応系に一括して、又は、連続的に供給することができる。
また、ノニオン系界面活性剤としては、ポリエチレングリコールのアルキルエステル型化合物、アルキルエーテル型化合物等が挙げられる。
グラフト率(%)={(S−T)/T}×100
式中、Sは、グラフト重合により得られたゴム強化樹脂1グラムを、アセトン(ゴム質重合体がアクリル系ゴムの場合、アセトニトリルを使用)20mlに投入し、振とう機を用いて、振とう(温度25℃、2時間)した後、遠心分離機を用いて、遠心分離(温度5℃、回転数23,000rpm、1時間)し、不溶分と可溶分とを分離して得られる不溶分の質量(g)であり、Tは、ゴム強化樹脂1グラムに含まれるゴム質重合体(a1)の質量(g)である。このゴム質重合体(a1)の質量は、重合処方及び重合転化率から算出することができる。
尚、固有粘度[η]は、例えば、以下の要領で求めることができる。
測定試料をメチルエチルケトンに溶解させ、濃度の異なる溶液を5点調製し、ウベローデ粘度管を用いて、30℃で各溶液の還元粘度を測定することにより、固有粘度[η]が求められる。
上記微粒子(A)の体積平均粒子径は、グラフト重合後の反応液、又は、ゴム強化樹脂から分離された微粒子(A)を、光散乱法又はレーザー回折法に供して測定することができる。
また、本発明の偏光子保護用フィルムに含まれる微粒子(A)の体積平均粒子径は、電子顕微鏡を用いた画像解析法に供して測定することができる。
上記屈折率は、微粒子(A)を用いて形成したフィルムを試験片として測定することができる。
上記熱可塑性樹脂(B)としては、特に限定されず、ゴム質重合体の存在下又は非存在下に、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含まず、芳香族ビニル化合物を含む重合性不飽和単量体を重合して得られた、芳香族ビニル化合物に由来する構造単位を含む芳香族ビニル系樹脂、ゴム質重合体の非存在下に、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含む重合性不飽和単量体を重合して得られた、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構造単位を含む(メタ)アクリル系(共)重合体、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂等から選ばれた少なくとも1種とすることができる。これらは、単独で用いてよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明においては、(メタ)アクリル系(共)重合体が好ましい。この(メタ)アクリル系(共)重合体は、ゴム強化樹脂に含まれる未グラフト重合体に由来するものであってよいし、未グラフト重合体と、別途、準備された(メタ)アクリル系(共)重合体とからなるものであってよいし、別途、準備された(メタ)アクリル系(共)重合体のみからなるものであってもよい。
上記(メタ)アクリル系(共)重合体が、未グラフト重合体と、別途、準備された(メタ)アクリル系(共)重合体とからなる場合、各重合体の構成は、同一であってよいし、異なってもよい。
また、上記熱可塑性樹脂(B)が、(メタ)アクリル系(共)重合体と、他の樹脂とからなる場合、この熱可塑性樹脂(B)において、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構造単位の含有量の下限は、フィルムの透明性及び低複屈折性の観点から、好ましくは50質量%、より好ましくは60質量%、更に好ましくは70質量%である。尚、上限値は、好ましくは100質量%、より好ましくは95質量%である。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、上記重合性不飽和単量体(a2)に含まれる(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして例示した化合物が好ましく、メタクリル酸メチルを含むことが特に好ましい。
他のビニル系単量体としては、芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物、マレイミド系化合物、不飽和酸無水物、カルボキシル基含有不飽和化合物(不飽和酸)、ヒドロキシル基含有不飽和化合物、オキサゾリン基含有不飽和化合物等が挙げられる。これらのうち、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物が好ましい。尚、上記他のビニル系単量体は、上記重合性不飽和単量体(a2)として例示した化合物とすることができる。
尚、固有粘度[η]の測定方法は、上記の通りである。
また、反応系難燃剤としては、テトラブロモビスフェノールA、ジブロモフェノールグリシジルエーテル、臭素化芳香族トリアジン、トリブロモフェノール、テトラブロモフタレート、テトラクロロ無水フタル酸、ジブロモネオペンチルグリコール、ポリ(ペンタブロモベンジルポリアクリレート)、クロレンド酸(ヘット酸)、無水クロレンド酸(無水ヘット酸)、臭素化フェノールグリシジルエーテル、ジブロモクレジルグリシジルエーテル等が挙げられる。
尚、本発明において、偏光板保護フィルムの膜厚の最大値と最小値との差が、平均膜厚の5%以下であることが好ましく、より好ましくは3%以下、更に好ましくは2%以下である。膜厚のむらが小さいと、画像表示装置による画質品位を低下させることなく、画像が歪む等の不具合が抑制される。
面内△n=R0/d
(R0:面内位相差(nm)、d:フィルムの厚さ(nm))
上記性能を備えることにより、画像表示装置における画質品位を高く維持することができ、画像の色が部分的に薄色化してコントラストが低下する、画像が歪む、等の不具合が抑制される。
偏光子の厚さは、通常、5〜100μm程度である。
下記の実験例で用いたゴム質重合体、得られた微粒子及び熱可塑性樹脂(ゴム強化樹脂)、フィルム用熱可塑性樹脂組成物、偏光子保護用フィルム並びに偏光板に対する評価に係る方法を以下に示す。
微粒子の製造原料であるゴム質重合体、及び、ラテックス中に分散する微粒子の体積平均粒子径を、日機装社製「マイクロトラックUPA150 Model9340」を用いて、光散乱法により測定した。
ゴム強化樹脂1gを、アセトン又はアセトニトリル20mlに投入し、振とう機を用いて、振とう(温度25℃、2時間)した後、遠心分離機を用いて、温度5℃及び回転数23,000rpmの条件で、1時間遠心分離した。次いで、アセトン不溶分又はアセトニトリル不溶分と、アセトン可溶分又はアセトニトリル可溶分とを分離して、アセトン不溶分又はアセトニトリル不溶分を秤量し(この質量(g)をSとする)、ゴム強化樹脂1グラムに含まれるゴム質重合体の質量(この質量(g)をTとする)とから、下記式によりグラフト率を得た。
グラフト率(%)={(S−T)/T}×100
ゴム強化樹脂におけるアセトン可溶分又はアセトニトリル可溶分の固有粘度、ビニル系(共)重合体の固有粘度、並びに、熱可塑性樹脂組成物におけるアセトン可溶分又はアセトニトリル可溶分の固有粘度を、上記記載の方法で測定した。
ISO 489に準じて、アタゴ社製アッベ屈折計「NAR−3T」(型式名)を用い、D線、温度23℃及び湿度50%RHの条件で測定した。
厚さ100μmのフィルムを試験片として、王子計測社製自動複屈折計「KOBRA21ADH」(型式名)を用いて、波長590nm、温度23℃及び湿度50%RHの条件で、面内位相差R0(nm)を測定し、下記式に基づいて面内△nを算出した。面内△nが0.0001以下であれば、低複屈折性に優れると評価した。
面内△n=R0/d
(d:フィルムの厚さ(nmに換算))
厚さ100μmのフィルムを試験片として、ISO 13468−1に準じて、BYK−GARDNER社製「haze−gard plus」(商品名)を用いて測定した。
厚さ100μmのフィルムを試験片として、JIS K7129Bに準じて、温度40℃及び湿度90%RHの条件で、MOCON社製水蒸気透過率測定装置「PERMATRAN W3/31」(型式名)を用いて測定した。
厚さ100μm、縦100mm及び横30mmのフィルムを試験片として、温度23℃の蒸留水に100時間放置し、縦長さについて、放置後に収縮したフィルムの程度を、放置前のものと比較し、変化率を算出した。
大きさが100mm×100mmの偏光板を2枚準備し、温度60℃、湿度90%RHの条件下、100時間放置した後、室内に取り出した偏光板をクロスニコルに配置し、色温度5000Kのライトボックスに入れ、目視により光漏れの有無を観察した。
合成例1−1
攪拌機を備えた内容積10リットルのセパラブルフラスコに、体積平均粒子径が250nmでありゲル含率が90%であるポリブタジエンゴム30部を含むラテックス(a−1)(固形分濃度50%)を仕込んだ後、オレイン酸カリウム0.5部、ブドウ糖0.2部、ピロリン酸ナトリウム0.2部、硫酸第一鉄0.01部及び脱イオン水100部を添加した。次いで、この混合物を攪拌しながら昇温し、メタクリル酸メチル49部、スチレン16部、アクリロニトリル5部、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.4部及びt−ドデシルメルカプタン0.8部からなる単量体混合物を、5時間に渡って連続的に添加しつつ、70℃で重合を行った。得られたラテックスを凝固、水洗及び乾燥に供して、グラフト化ポリブタジエンからなる微粒子と、遊離したメタクリル酸メチル・スチレン・アクリロニトリル共重合体とを含有する、粉末状のゴム強化樹脂(R−1)を得た(重合転化率98%)。
ゴム強化樹脂(R−1)のアセトン処理により得られたグラフト化ポリブタジエン(アセトン不溶分)のグラフト率は60%であり、体積平均粒子径は260nmであった。また、遊離したメタクリル酸メチル・スチレン・アクリロニトリル共重合体(アセトン可溶分)の屈折率は1.5171であった。
得られた微粒子及びゴム強化樹脂(R−1)の評価結果を、表1に示す。
ゴム質重合体としてポリブタジエンゴムを含むラテックスと、重合性不飽和単量体とを、表1に示す割合で用いた以外は、合成例1−1と同様にして、微粒子及びゴム強化樹脂(R−2)〜(R−8)を製造した(表1参照)。
乳化重合により得られた、アクリル酸n−ブチルに由来する構造単位及びアリルメタクリレートに由来する構造単位の含有量が、それぞれ、99%及び1%であり、重量平均粒子径が284nmであるアクリル系ゴム100部と、水110部とを、ガラス製反応器に仕込んだ後、攪拌しながら、窒素気流下、昇温した。40℃に達したところで、20部の水に、ブドウ糖0.3部、ピロリン酸ナトリウム1.2部及び硫酸第一鉄0.01部を溶解した水溶液(以下、「RED水溶液」という)のうちの86%分と、30部の水にtert−ブチルハイドロパーオキサイド(以下、「BHP」という)0.4部及び不均化ロジン酸カリウム2.4部を溶解した水溶液(以下、「CAT水溶液」という)のうちの30%分とを反応器に添加した。その直後から、スチレン74%及びアクリロニトリル26%からなる単量体混合物100部と、CAT水溶液の残り70%分とを、それぞれ、3時間及び3時間30分に渡って連続的に添加し、重合を行った。重合は、開始時から75℃まで昇温し、その後、75℃で保持して進めた。そして、重合を開始して180分後に、RED水溶液の残り14%分を反応器に添加し、60分間、同じ温度で保持して、重合を終了した。得られたラテックスを凝固、水洗及び乾燥に供して、グラフト化アクリル系ゴムからなる微粒子と、遊離したスチレン・アクリロニトリル共重合体とを含有する、粉末状のゴム強化樹脂(R−9)を得た。
得られた微粒子及びゴム強化樹脂(R−9)の評価結果を、表2に示す。
表2に示すアクリル系ゴムラテックスと、表2に示す重合性不飽和単量体とを用いた以外は、合成例1−9と同様にして、微粒子及びゴム強化樹脂(R−10)〜(R−11)を製造した(表2参照)。
合成例2−1
内容積10リットルのオートクレーブに、メタクリル酸メチル73部、スチレン20部、アクリロニトリル7部、トルエン20部及びtert−ドデシルメルカプタン0.5部を仕込み、撹拌しながら、150℃で5時間重合して、共重合体(V−1)を得た(重合転化率70%)。
得られた共重合体(V−1)の評価結果を、表3に示す。
表3に示す重合性不飽和単量体を用いた以外は、合成例2−1と同様にして、共重合体(V−2)〜(V−4)を製造した(表3参照)。
ガラス製反応器に、オレイン酸ナトリウム2部及び水110部を仕込み、攪拌しながら、窒素気流下、昇温した。40℃に達したところで、過硫酸カリウム0.3部を反応器に添加した。その直後から、メタクリル酸メチル80部及びアクリロニトリル20部からなる単量体混合物を、3時間に渡って連続的に添加し、重合を行った。重合は、開始時から75℃まで昇温し、その後、75℃で保持して進めた。得られたラテックスを凝固、水洗及び乾燥に供して、粉末状のアクリロニトリル・メタクリル酸メチル共重合体(V−5)を得た。
得られた共重合体(V−5)の評価結果を、表3に示す。
表3に示す重合性不飽和単量体を用いた以外は、合成例2−5と同様にして、アクリロニトリル・スチレン・メタクリル酸メチル共重合体(V−6)を製造した(表3参照)。
実施例1−1
合成例1−1で得たゴム強化樹脂(R−1)100部と、熱安定剤である、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](商品名「IRGANOX1010」、BASF社製)0.4部と、滑剤である、ステアリン酸カルシウム(日東化成工業社製)0.2部とを、高速混合機により均一混合した後、φ58mmベント式二軸押出機(L/D=32)を使用して溶融混練し、ストランドカット法によりペレット(フィルム用熱可塑性樹脂組成物)を得た。次いで、Tダイ(ダイ幅:1,600mm、リップ間隔:0.4mm)を備え、スクリュー径115mmの押出機を備えたフィルム成形機を用い、得られたペレットを加熱して溶融温度を220℃とした樹脂をTダイから吐出させ、薄肉体を得た。その後、この薄肉体を、エアーナイフにより、表面温度が70℃に制御されたキャストロールに面密着させて冷却固化させ、100μmの厚さを有する偏光子保護用フィルムを作製した。そして、このフィルムの面内Δn、全光線透過率及び透湿度を測定した(表4参照)。
<偏光子作製方法>
厚さ75μmのポリビニルアルコールフィルム「クラレビニロン#7500」(クラレ社製)をチャックに装着し、ヨウ素0.2g/l及びヨウ化カリウム60g/lを含む30℃の水溶液に240秒浸漬し、次いで、ホウ酸70g/l及びヨウ化カリウム30g/lを含む30℃の水溶液に浸漬し、6.0倍に一軸延伸しつつ5分間に渡ってホウ酸処理を行った。その後、室温で24時間乾燥して偏光子を得た。
合成例1−1で得たゴム強化樹脂(R−1)50部と、合成例2−1で得た共重合体(V−1)50部とを、200℃で溶融混練した以外は、実施例1−1と同様にして、偏光子保護用フィルム及び偏光板を製造し、評価した(表4参照)。
表4に示すゴム強化樹脂(R)及びビニル系(共)重合体(V)を、それぞれ、表4に示す割合で使用した以外は、実施例1−2と同様にして、偏光子保護用フィルム及び偏光板を製造し、評価した(表4参照)。
表4に示すビニル系(共)重合体(V)を使用した以外は、実施例1−2と同様にして、偏光子保護用フィルム及び偏光板を製造し、評価した(表4参照)。
合成例1−9で得たゴム強化樹脂(R−9)40部と、合成例2−5で得た共重合体(V−5)60部とを、二軸押出機を使用した以外は、実施例1−1と同様にして、偏光子保護用フィルム及び偏光板を製造し、評価した(表5参照)。
表5に示すゴム強化樹脂(R)及びビニル系(共)重合体(V)を、それぞれ、表5に示す割合で使用した以外は、実施例1−8と同様にして、偏光子保護用フィルム及び偏光板を製造し、評価した(表5参照)。
表5に示すビニル系(共)重合体(V)を使用した以外は、実施例1−8と同様にして、偏光子保護用フィルム及び偏光板を製造し、評価した(表5参照)。
3,3A,3C,3E及び3G:偏光子保護用フィルム
5,5A及び5B:偏光子
7:液晶セル
9:バックライト
Claims (10)
- 透明な成形品を与える熱可塑性樹脂と、微粒子とを含有する偏光子保護用フィルムであって、
前記微粒子は、体積平均粒子径が50〜500nmのゴム質重合体(a1)の存在下に、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含む重合性不飽和単量体(a2)を重合して得られた微粒子であり、
前記熱可塑性樹脂の屈折率と、前記微粒子の屈折率との差が0.0200以下である偏光子保護用フィルム。 - 前記熱可塑性樹脂が、ゴム質重合体の非存在下に、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含む重合性不飽和単量体を重合して得られた、該(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構造単位を含む(メタ)アクリル系(共)重合体を含有する請求項1に記載の偏光子保護用フィルム。
- 前記ゴム質重合体(a1)が、ジエン系ゴム質重合体、(メタ)アクリル系ゴム質重合体及びエチレン・α−オレフィン系ゴム質重合体から選ばれた少なくとも1種である請求項1又は2に記載の偏光子保護用フィルム。
- 前記重合性不飽和単量体(a2)が、更に、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
- 前記重合性不飽和単量体(a2)を構成する(メタ)アクリル酸アルキルエステル、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物の含有量が、それぞれ、40〜90質量%、5〜40質量%及び1〜30質量%(但し、これらの合計を100質量%とする)である請求項4に記載の偏光子保護用フィルム。
- 前記微粒子の含有量が、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、5〜100質量部である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
- 波長590nmの光を照射して測定された面内複屈折が0.0001以下である請求項1乃至6のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
- 全光線透過率が80%以上である請求項1乃至7のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
- 厚さが1〜1,000μmである請求項1乃至8のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルム。
- 偏光子と、該偏光子の少なくとも1面側に配された、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の偏光子保護用フィルムと、を備える偏光子。
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