JP2013180985A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗い流し後に肌のかさつき感やつっぱり感がなく起泡性や洗浄性が良好な褐色から黒色の皮膚洗浄剤を提供する。
【解決手段】洗い流し後に肌のかさつき感やつっぱり感がない皮膚洗浄剤であって、さとうきび由来の糖蜜類とカテキン類含有植物抽出エキスを含有し、褐色から黒色であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚に対して低刺激であり、洗い流し後に皮膚のかさつき感やつっぱり感のない皮膚洗浄剤組成物に関し、さらにさとうきび由来の糖蜜類である糖蜜および/または糖蜜アルコール発酵蒸留残渣とカテキン類含有植物抽出エキスを含有する褐色から黒色の皮膚洗浄剤組成物に関する。
この明細書において、糖蜜とは、さとうきび搾汁から遠心分離によって砂糖を除去して残った残渣のことをいい、糖蜜アルコール発酵蒸留残渣とは、前記糖蜜を酵母によってアルコール発酵させた後、蒸留して得られる残渣のことをいう。そして糖蜜類とは、これら糖蜜及び糖蜜アルコール発酵蒸留残渣のことをいう。
また、カテキン類含有植物抽出エキスのアセンヤクとは、ガンビール・ルンパン(Gambir lumpamg、学名:Uncaria gambir)から抽出して得られるもののことをいい、別名ガンビールノキともいう。カテキン類含有植物抽出エキスの茶エキスとは、茶の葉や枝から抽出して得られる茶のことをいい、例えば抹茶、玉露、煎茶、番茶などの緑茶の他、ウーロン茶、紅茶などのことをいう。カテキン類含有植物抽出エキスの柿エキスとは、柿の木の葉や果実から抽出して得られるもののことをいう。
皮膚を清潔に美しく保つためには汚れや余分な皮脂、老廃物などを除去することが重要であり、そのために脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムを主成分とする固形石鹸やクリーム状皮膚洗浄剤が使用されている。皮膚洗浄剤として最も汎用的に使用されている石鹸は、豊かな泡立ちやクリーミィな泡の特性を有し洗浄力に優れているが、その過度な洗浄力によって皮膚表面から汚れ以外に皮膚の水分維持に必要なアミノ酸や各種脂質成分を除去してしまう。そのために、洗浄後に皮膚にかさつき感やつっぱり感を引き起こす問題がある。
このような皮膚のつっぱり感を解決するために、クラフト点が0℃以下のポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートなどの界面活性剤を配合する方法(特許文献1)、ヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を配合する方法(特許文献2)、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシブチレンポリグリセリンモノアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールなどを配合する方法(特許文献3、特許文献4)、ミリスチン酸、N−アシルメチルタウリンのナトリウム塩、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドを配合する方法(特許文献5)などが知られている。また、パーム油、オリーブ油などの植物油や芍薬、玉竹、地黄、紫胡、忍冬、杏仁、車前草、ヨクイニンなどを配合する方法(特許文献6)、炭素数10〜18の脂肪酸、海洋性コラーゲン、L−アルギニンなどを配合する方法(特許文献7)が知られている。
しかしながら、これらの報告されている配合技術では、皮膚刺激に敏感な人や何らかの原因で皮膚の防御機能が衰えた人にとっては、肌のかさつき感やつっぱり感の残る問題があった。
人の不快な体臭の消臭作用や美白作用、セラミド産生作用、抗老化作用、肌荒れ防止作用などの目的でさまざまな植物抽出エキスを石鹸や洗浄剤、皮膚外用剤に配合することが行われている。例えば、人の不快な体臭、特に腋臭の発生を抑制するためにアポリポプロテインDの合成・分泌の抑制成分としてオウバク、ゴバイシ、コメ、ログウッド、アルニカ、ウイキョウ、エンメイソウ、オウレン、サイシン、サンショウ、レンゲソウ、セイヨウキヅタ、ケイヒ、メリッサ、マロニエ、アセンヤク、コウホネ、ツボクサ、ワレモコウ(特許文献8)などが知られている。これらの成分のうち、アセンヤク(ガンビールノキ)は、セラミド産生促進効果による皮膚外用剤(特許文献9)や洗い流し型化粧料(特許文献10)、皮膚酸化抑制効果(特許文献11)、肌荒れ防止作用(特許文献12)、美白作用(特許文献13、特許文献14)、抗老化作用(特許文献15)などが知られており皮膚外用剤に応用されている。
前記の特許文献9、10及び12では、アセンヤクを化粧水、乳液、クリーム、ボディー化粧料、洗浄料、軟膏などの皮膚外用剤、毛髪用シャンプー、ボディシャンプーなどの洗い流し化粧料に応用することが報告されているが、アセンヤクを石鹸などの皮膚洗浄剤に応用するとその収斂作用により皮膚のかさつき感やつっぱり感が発生する問題があった。
また、特許文献15では、抗老化を目的にアセンヤクとグルタチオンを配合する皮膚外用剤、ファンデーション、ボディーソープや石鹸などのトイレタリー製品に応用することが報告されているが、アセンヤクを石鹸などの皮膚洗浄剤に応用するとその収斂作用により皮膚のかさつき感やつっぱり感が発生する問題があった。
また、特許文献8では、アポリポプロテインDの合成・分泌を抑制する効果のあるアセンヤクなどの植物エキスをクリーム、乳液、ローションなどの化粧料、外用医薬品又は医薬部外品に応用して根本的に腋臭の発生を抑制することが報告されているが、石鹸などの皮膚洗浄剤に応用した場合の皮膚のかさつき感やつっぱり感の問題は解決されていない。
また、石鹸に消臭目的で配合されるものには、柿タンニン、茶カテキン、クロロフィリン、パセリパウダー(特許文献16)、柿の葉粉末(特許文献17)などが知られている。更に、美白作用の目的で茶抽出物と松樹皮抽出物(特許文献18)、茶カテキン(特許文献19)を石鹸に応用することが知られている。また更に殺菌作用によって石鹸に緑茶抽出成分(特許文献20)を配合することも知られている。しかしながら、これらの茶や柿の抽出物である茶カテキンや柿タンニンを石鹸などの皮膚洗浄剤に応用すると、皮膚のたんぱく質と結合して凝集させて収斂作用をもたらし皮膚のかさつき感やつっぱり感が発生する問題があった。
このように、洗浄後の皮膚のかさつき感やつっぱり感をなくすために、豊かな泡立ちやクリーミィな泡の特性を有する石鹸に種々の物質が配合された洗浄剤が開発されているが、皮膚刺激に敏感な人や何らかの原因で皮膚の防御機能が衰えた人にとっては、かさつき感やつっぱり感の残る問題があった。更に、消臭効果や美白作用などの効果を有するカテキンやタンニン類を含むアセンヤク、茶エキス、柿エキスなどを配合した石鹸などの皮膚洗浄剤では、通常の人でもその収斂作用により洗浄後に皮膚のかさつき感やつっぱり感が発生し、また化粧のりが悪くなるという問題があった。
また、人の生活において、色は視覚的な刺激として重要な役割を果たしており、特に石鹸、ボディシャンプーなどの皮膚洗浄剤においても重要である。これらの応用分野においては、色は美味しさや高級感に影響し、購買の喚起にも大きな影響を与えており、特に褐色から黒色の着色は高級感のある製品や強烈な印象を与える製品を開発するために重要な課題である。
特に、黒色の石鹸は高級石鹸として販売されており、黒色系着色剤としてカーボンブラックが使用されているが、洗浄時に用いるタオルが黒く変色してしまう欠点があった。また、酸化鉄、銅クロロフィリンナトリウム、有機合成顔料があるが合成着色料は好まれていない。
天然系の黒色着色料として木炭、竹炭、イカスミなどがあるが水不溶性であり、微粒子に粉砕する必要があり、また黒色系着色剤としては十分な効果が得られていない。
特開平10−183171号公報 特開2004−67943号公報 特開平11−61182号公報 特開平11−92785号公報 特開2011−213653号公報 特開2006−290865号公報 特開2003−89614号公報、 特開2006−152003号公報 特開2000−319157号公報 特開2003−246725号公報 特開平8−127524号公報 特開2002−3358号公報 特開平9−30949号公報、 特開平10−265363号公報 特開平11−263720号公報 特開2011−37970号公報 特開2003−119499号公報 特開2009−40735号公報 特開平11−140497号公報 特開平11−43696号公報
カテキンやタンニンなどの化合物を含むアセンヤク、茶エキス、柿エキスなどのカテキン類含有植物抽出エキスを石鹸などの皮膚洗浄剤において、皮膚のかさつき感やつっぱり感がなく、化粧のりが良好な黒色の皮膚洗浄剤の開発が求められてきた。
そこで、本発明者らは、鋭意検討を行ったところ、さとうきび由来の糖蜜類である糖蜜および糖蜜アルコール発酵蒸留残渣をアセンヤク、茶エキス、柿エキスなどのカテキン類含有植物抽出エキスを含む石鹸などの皮膚洗浄剤に配合すると、皮膚のかさつき感やつっぱり感が発生しないことを見出した。また、さとうきび由来の糖蜜類である糖蜜および糖蜜アルコール発酵蒸留残渣は、アセンヤク、茶エキス、柿エキスなどのカテキン類含有植物抽出エキスを石鹸などの皮膚洗浄剤に配合しても褐色から黒色に着色することができ、黒色系の着色料として非常に優れ、しかも、泡立ちが極めて良く、洗浄性にも優れていることを見出した。
従って、本発明の目的は、皮膚のかさつき感やつっぱり感がない褐色から黒色の石鹸などの洗浄剤を得るために、さとうきび由来の糖蜜類である糖蜜および糖蜜アルコール発酵蒸留残渣とアセンヤク、茶エキス、柿エキスなどのカテキン類含有植物抽出エキスを配合する石鹸などの皮膚洗浄剤を提供することである。
請求項1に係る発明は、さとうきび由来の糖蜜類とカテキン類含有植物抽出エキスを含有し、褐色から黒色であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物に関する。
請求項2に係る発明は、前記さとうきび由来の糖蜜類が、糖蜜および/または糖蜜をアルコール発酵させ蒸留した後の糖蜜アルコール発酵蒸留残渣からなることを特徴とする請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物に関する。
請求項3に係る発明は、前記カテキン類含有植物抽出エキスが、アセンヤク、茶エキス、柿エキスから選ばれる1種、または2種以上の抽出エキスであることを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚洗浄剤組成物に関する。
請求項4に係る発明は、前記皮膚洗浄剤組成物が前記糖蜜を含み、前記糖蜜を1〜20重量%含有することを特徴とする請求項2又は3記載の皮膚洗浄剤組成物に関する。
請求項5に係る発明は、前記皮膚洗浄剤組成物が前記糖蜜アルコール発酵蒸留残渣を含み、前記糖蜜アルコール発酵蒸留残渣を0.1〜20重量%含有することを特徴とする請求項2乃至4いずれか一つに記載の皮膚洗浄剤組成物に関する。
請求項6に係る発明は、前記カテキン類含有植物抽出エキスを0.01〜10重量%含有することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一つに記載の皮膚洗浄剤組成物に関する。
請求項1に係る発明によれば、皮膚洗浄剤組成物がさとうきび由来の糖蜜類とカテキン類含有植物抽出エキスを含有することにより、皮膚のかさつき感やつっぱり感がなく、褐色から黒色に着色された起泡性や洗浄性が良好な石鹸などの皮膚洗浄剤を得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、さとうきび由来の糖蜜類が、糖蜜および/または糖蜜をアルコール発酵させ蒸留した後の糖蜜アルコール発酵蒸留残渣からなることにより、皮膚のかさつき感やつっぱり感がなく、褐色から黒色に着色された起泡性や洗浄性が良好な石鹸などの皮膚洗浄剤を得ることができる。
請求項3に係る発明によれば、前記カテキン類含有植物抽出エキスが、アセンヤク、茶エキス、柿エキスから選ばれる1種、または2種以上の抽出エキスであることにより、石鹸臭のしない、皮膚のかさつき感やつっぱり感がない石鹸などの皮膚洗浄剤を得ることができる。
請求項4に係る発明によれば、糖蜜を1〜20重量%含有することにより、褐色から黒色に着色された、石鹸臭のしない、皮膚のかさつき感やつっぱり感がない石鹸などの皮膚洗浄剤を得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、糖蜜アルコール発酵蒸留残渣を0.1〜20重量%含有することにより、褐色から黒色に着色された、石鹸臭のしない、皮膚のかさつき感やつっぱり感がない石鹸などの皮膚洗浄剤を得ることができる。
請求項6に係る発明によれば、カテキン類含有植物抽出エキスを0.01〜10重量%含有することにより、消臭効果が高く、皮膚のかさつき感やつっぱり感がなく、化粧ののりが良好な石鹸などの皮膚洗浄剤を得ることができる。
本発明に用いられるさとうきび由来の糖蜜類の糖蜜とは、さとうきびの搾汁から砂糖を製造する工程において、遠心分離によって砂糖を除去して残った残渣であり、例えば、原糖製造工場における一番白下、二番白下、製糖廃蜜、および精製糖製造工場における洗糖蜜、ブラウンリカー、製糖廃蜜などが挙げられる。特に製糖廃蜜とは、さとうきびの搾汁から砂糖の大部分を除去して残った糖蜜部分であり、製糖工場で最終的に得られるものであり、経済的に砂糖を回収できない粘稠な液体である。
本発明に用いられる糖蜜の代表的なものは、一般に水分15〜25%、糖分35〜50%、塩類15〜25%、その他にポリフェノール、たんぱく質、有機酸などから構成されている。本発明に用いられる糖蜜をそのまま洗浄剤に配合することもできるが、異物を除去するためにろ過して用いることが好ましい。更に、電気透析やイオン交換樹脂による塩類を除去した糖蜜を用いることもできる。
本発明に用いられるさとうきび由来の糖蜜類の糖蜜アルコール発酵蒸留残渣とは、前記の糖蜜を酵母によってアルコール発酵させた後、発酵液を蒸留して得られる残渣である。黒糖焼酎の製造で得られる蒸留残渣、ラム酒の製造で得られる蒸留残渣などが挙げられる他、工業用アルコールの製造で得られる蒸留残渣が挙げられる。
本発明に用いられる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣は、アルコール発酵酵母を分離したもの、また分離せずに酵母を含有している固体または液体であってもよい。
本発明に用いられる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣で酵母を分離した代表的な液体のものは、一般に水分65〜75%、糖分15〜25%、塩類3〜10%、その他にポリフェノール、たんぱく質、有機酸などから構成されている。また、乾燥物のものは、糖分50〜65%、塩類15〜25%、その他にポリフェノール、たんぱく質、有機酸、水分などから構成されている。本発明に用いられる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣をそのまま洗浄剤に配合することもできるが、異物を除去するためにろ過して用いることが好ましい。更に、電気透析やイオン交換樹脂による塩類を除去した糖蜜アルコール発酵蒸留残渣を用いることもできる。
本発明に用いられる糖蜜は、石鹸などの皮膚洗浄剤に対して、1〜20重量%、より好ましくは2〜15重量%、更に好ましくは3〜10重量%を配合する。1重量%未満では本発明の褐色の皮膚洗浄剤が得られず、かさつき感やつっぱり感が残ってしまう。また、十分な洗浄性と起泡性が得られず化粧ののりも悪くなる。20重量%を超える場合は黒色化の増加とかさつき感やつっぱり感の改良効果の増加は望めず経済的にも適当でない。
本発明に用いられる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣は、石鹸などの皮膚洗浄剤に対して、0.1〜20重量%、より好ましくは0.2〜15重量%、更に好ましくは1〜10重量%を配合する。0.1重量%未満では本発明の褐色の皮膚洗浄剤が得られず、かさつき感やつっぱり感が残ってしまう。また、十分な洗浄性と起泡性が得られず化粧ののりも悪くなる。20重量%を超える場合は黒色化の増加とかさつき感やつっぱり感の改良効果の増加は望めず経済的にも適当でない。
本発明に用いられるアセンヤクは、アカネ科ウンカリア属(カギカズラ属)植物であるガンビール・ルンパン(Gambir lumpamg、学名:Uncaria gambir)から得られる抽出物であり、ガンビールノキとも呼ばれるものである。本発明に用いられるアセンヤクは、ガンビール・ルンパンの葉、若枝を抽出溶媒に浸漬または加熱還流した後、ろ過し濃縮して得られ、カテキン類が抽出される方法であることが望ましい。また、葉、若枝以外にも茎、果実、全草を用いることができる。
本発明に用いられる茶エキスは、ツバキ科ツバキ属の常緑樹である茶の木(学名:Camellia sinensis)の茶葉、若枝を抽出溶媒に浸漬または加熱還流した後、ろ過し濃縮して得られ、カテキン類が抽出される方法であることが望ましい。
カテキン類を高濃度に抽出するためには、カテキン類を多量に含む緑茶葉を用いる方法があり、市販品としては東京フードテクノ(株)「ポリフェノン」、伊藤園(株)「テアフラン」、太陽化学(株)「サンフェノン」等が挙げられる。これらの茶抽出液の濃縮物は大別して二種類あり、ひとつは茶抽出液をそのまま濃縮あるいは濃縮噴霧乾燥したものであり、固形分中の組成は緑茶葉抽出液に類似している。他方はこれらの抽出液の濃縮物に溶剤抽出あるいは吸着剤等を用いて精製したものであり、組成的にはカテキン類とその縮合物、重合物が中心となっていると推定される。
本発明に用いられる柿エキスは、カキノキ科の落葉樹である柿の木(学名:Diospyros kaki thunberg)の葉、果実を抽出溶媒に浸漬または加熱還流した後、ろ過し濃縮して得られ、カテキン類のタンニンが抽出される方法であることが望ましい。市販品としてはリリース科学工業(株)「パンシルCOS−15」、「パンシルAS−10」等が挙げられる。
本発明に用いられる抽出溶媒は、通常抽出に用いられる溶媒であれば何でも良く、水の他、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、酢酸エチル、プロピレングリコール、1,3ブチレングリコール、グリセリンなどの溶媒を単独あるいは組み合わせて用いることができる。
本発明のカテキン類含有植物抽出エキスのアセンヤク、茶エキス、柿エキスは乾燥物として、皮膚洗浄剤に対して0.01〜10重量%、より好ましくは0.02〜5重量%、更に好ましくは0.03〜3重量%を配合する。0.01重量%未満では本発明の効果が得られず、消臭効果も低くなる。また、10重量%を超える場合は皮膚のかさつき感やつっぱり感が生じてしまい、化粧ののりが悪く、また消臭効果の増加は望めず経済的にも適当でない。
また、本発明のカテキン類含有植物抽出エキス以外にポリフェノール化合物を含有するヌルデ、五倍子、ゲンノショウコ、ダイオウ、ケイヒ、ニッケイ、エンメイソウなどの植物エキスを配合することができる。
本発明に用いられる糖蜜は、カテキン類含有植物抽出エキスに含まれるカテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート、カテコールタンニン、加水分解タンニンを構成するガロタンニンやエラジタンニン、縮合型タンニンを構成するカテキンなどのカテキン類に起因する収斂作用を軽減する効果があるために、石鹸などの皮膚洗浄剤で洗浄した後の皮膚のかさつき感やつっぱり感を無くするものと考えられる。
更に、カテキン類含有植物抽出エキスに含まれるカテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、カテコールタンニン、加水分解タンニンを構成するガロタンニンやエラジタンニン、縮合型タンニンを構成するカテキンなどのカテキン類は、糖蜜に含まれる高分子のアミノカルボニル化合物と複合体を形成するために、皮膚のたんぱく質と結合して凝集させる収斂作用が軽減されるものと推定される、また、生成した糖-たんぱく質-カテキン類の高分子複合化合物によって、きめこまかい泡が形成され起泡性や洗浄性が高くなるものと推定される。
また、糖蜜類はメイラード反応による糖-たんぱく質からなる高分子のアミノカルボニル化合物と糖-たんぱく質-ポリフェノールの高分子複合化合物からなる分子量1万以上の黒色成分を多量に含有しているために、石鹸に配合しても褐色から黒色に着色することができる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、前記糖蜜類とカテキン類含有植物抽出エキスを添加する以外は通常の皮膚洗浄剤と同様の方法で調製される。また、本発明の皮膚洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で色素、香料、キレート剤、保湿剤、消炎剤、殺菌剤、ビタミン類などを配合することができる。糖蜜類とカテキン類含有植物抽出エキスを配合する本発明は、石鹸、透明石鹸、ボディソープ、洗顔クリーム、ボディシャンプー、ヘアケアーシャンプなどの皮膚洗浄剤に応用することができる。また、本発明の皮膚洗浄剤組成物は、ボディローション、化粧水、乳液、クリーム、ジェルなどの化粧料、外用医薬品又は医薬部外品に応用することができる。
次に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明は当該実施例のみに限定されるものではない。
抽出例1 アセンヤクの調製
ガンビール・ルンパンの葉100gを粗砕機を用いて砕いた後、50V/V%エタノール水溶液2000mLを加えて70℃で3時間ゆっくり撹拌した。その後、ろ紙でろ過して抽出液を得た。この抽出液をエバポレーターで濃縮してアセンヤク抽出乾燥物15.6gを得た。
抽出例2 茶エキスの調製
緑茶(煎茶)100gに50V/V%エタノール水溶液2000mLを加えて70℃で3時間ゆっくり撹拌した。その後、ろ紙でろ過して抽出液を得た。この抽出液をエバポレーターで濃縮して緑茶抽出乾燥物32.6gを得た。
抽出例3 柿エキスの調製
未熟な柿の実100gを粗砕機を用いて砕いた後、50V/V%エタノール水溶液2000mLを加えて70℃で3時間ゆっくり撹拌した。その後、ろ紙でろ過して抽出液を得た。この抽出液をエバポレーターで濃縮して柿抽出乾燥物5.3gを得た。
実施例1 透明石鹸の調製−1
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物と、水分20重量%、糖分45重量%、塩類20重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)15重量%からなる種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)を用いて、下記の透明石鹸を調製した。ラウリン酸25重量%、ミリスチン酸15重量%、パルミチン酸20重量%、ステアリン酸10重量%、オレイン酸30重量%からなる脂肪酸ナトリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる透明石鹸を得た。得られた透明石鹸は黒褐色であった。
脂肪酸Na石鹸 57重量%
砂糖 11重量%
グリセリン 10重量%
水分 18重量%
アセンヤク抽出乾燥物 1重量%
種子島産糖蜜 3重量%
実施例2 透明石鹸の調製−2
抽出例2で得られた茶抽出乾燥物と、水分20重量%、糖分45重量%、塩類20重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)15重量%からなる種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)を用いて、下記の透明石鹸を調製した。ラウリン酸25重量%、ミリスチン酸15重量%、パルミチン酸20重量%、ステアリン酸10重量%、オレイン酸30重量%からなる脂肪酸ナトリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる透明石鹸を得た。得られた透明石鹸は黒褐色であった。
脂肪酸Na石鹸 57重量%
砂糖 11重量%
グリセリン 10重量%
水分 18重量%
茶抽出乾燥物 1重量%
種子島産糖蜜 3重量%
実施例3 透明石鹸の調製−3
抽出例3で得られた柿抽出乾燥物と、糖分18重量%、塩類6重量%、水分70重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)6重量%からなる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣の液体品(日本アルコール産業株式会社製)を用いて、下記の透明石鹸を調製した。ラウリン酸25重量%、ミリスチン酸15重量%、パルミチン酸20重量%、ステアリン酸10重量%、オレイン酸30重量%からなる脂肪酸ナトリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる透明石鹸を得た。得られた透明石鹸は褐色であった。
脂肪酸Na石鹸 58.0重量%
砂糖 11.8重量%
グリセリン 12.0重量%
水分 18.0重量%
柿抽出乾燥物 0.1重量%
糖蜜アルコール発酵蒸留残渣(液体品) 0.1重量%
実施例4 透明石鹸の調製−4
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物、及び抽出例3で得られた柿抽出乾燥物と水分20重量%、糖分45重量%、塩類20重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)15重量%からなる種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)を用いて、下記の透明石鹸を調製した。ラウリン酸25重量%、ミリスチン酸15重量%、パルミチン酸20重量%、ステアリン酸10重量%、オレイン酸30重量%からなる脂肪酸ナトリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる透明石鹸を得た。得られた透明石鹸は黒褐色であった。
脂肪酸Na石鹸 57.0重量%
砂糖 10.5重量%
グリセリン 12.0重量%
水分 18.0重量%
アセンヤク抽出乾燥物 1.0重量%
柿抽出乾燥物 0.5重量%
種子島産糖蜜 1.0重量%
実施例5 透明石鹸の調製−5
抽出例3で得られた柿抽出乾燥物と、水分20重量%、糖分45重量%、塩類20重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)15重量%からなる種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)を用いて、下記の透明石鹸を調製した。ラウリン酸25重量%、ミリスチン酸15重量%、パルミチン酸20重量%、ステアリン酸10重量%、オレイン酸30重量%からなる脂肪酸ナトリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる透明石鹸を得た。得られた透明石鹸は黒褐色であった。
脂肪酸Na石鹸 57重量%
砂糖 11重量%
グリセリン 10重量%
水分 18重量%
柿抽出乾燥物 1重量%
種子島産糖蜜 3重量%
実施例6 透明石鹸の調製−6
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物と、糖分58重量%、塩類19重量%、水分5重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)18重量%からなる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣の乾燥品(日本アルコール産業株式会社製)を用いて、下記の透明石鹸を調製した。ラウリン酸25重量%、ミリスチン酸15重量%、パルミチン酸20重量%、ステアリン酸10重量%、オレイン酸30重量%からなる脂肪酸ナトリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる透明石鹸を得た。得られた透明石鹸は黒褐色であった。
脂肪酸Na石鹸 58.0重量%
砂糖 11.8重量%
グリセリン 12.0重量%
水分 18.0重量%
アセンヤク抽出乾燥物 0.1重量%
糖蜜アルコール発酵蒸留残渣(乾燥品) 0.1重量%
実施例7 ボディシャンプーの調製−1
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物と、水分20重量%、糖分45重量%、塩類20重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)15重量%からなる種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)を用いて、下記のボディシャンプーを調製した。ラウリン酸17重量%、ミリスチン酸50重量%、パルミチン酸17重量%、オレイン酸16重量%からなる脂肪酸カリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなるボディシャンプーを得た。得られたボディシャンプーは黒色であった。
脂肪酸K石鹸 20.00重量%
ラウロイルジエタノールアミド 5.00重量%
グリセリン 10.00重量%
精製水 58.00重量%
アセンヤク抽出乾燥物 0.01重量%
種子島産糖蜜 6.99重量%
実施例8 ボディシャンプーの調製−2
抽出例2で得られた茶抽出乾燥物と、糖分18重量%、塩類6重量%、水分70重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)6重量%からなる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣の液体品(日本アルコール産業株式会社製)を用いて、下記のボディシャンプーを調製した。ラウリン酸17重量%、ミリスチン酸50重量%、パルミチン酸17重量%、オレイン酸16重量%からなる脂肪酸カリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなるボディシャンプーを得た。得られたボディシャンプーは黒色であった。
脂肪酸K石鹸 20重量%
ラウロイルジエタノールアミド 5重量%
グリセリン 12重量%
精製水 50重量%
茶抽出乾燥物 10重量%
糖蜜アルコール発酵蒸留残渣(液体品) 3重量%
実施例9 ボディシャンプーの調製−3
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物、抽出例2で得られた茶抽出乾燥物および抽出例3で得られた柿抽出乾燥物と、水分20重量%、糖分45重量%、塩類20重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)15重量%からなる種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)、糖分18重量%、塩類6重量%、水分70重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)6重量%からなる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣の液体品(日本アルコール産業株式会社製)を用いて、下記のボディシャンプーを調製した。ラウリン酸17重量%、ミリスチン酸50重量%、パルミチン酸17重量%、オレイン酸16重量%からなる脂肪酸カリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなるボディシャンプーを得た。得られたボディシャンプーは黒色であった。
脂肪酸K石鹸 20重量%
ラウロイルジエタノールアミド 5重量%
グリセリン 12重量%
精製水 50重量%
アセンヤク抽出乾燥物 1重量%
茶抽出乾燥物 3重量%
柿抽出乾燥物 1重量%
種子島産糖蜜 5重量%
糖蜜アルコール発酵蒸留残渣(液体品) 3重量%
実施例10 固形石鹸の調製−1
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物、抽出例2で得られた茶抽出乾燥物および抽出例3で得られた柿抽出乾燥物と、水分20重量%、糖分45重量%、塩類20重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)15重量%からなる種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)を用いて、下記の組成からなる固形石鹸を調製した。
パーム油脂肪酸ナトリウム70重量%とパーム核油脂肪酸ナトリウム30重量%の組成からなる石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる固形石鹸を得た。得られた固形石鹸は黒色であった。
パーム・パーム核油脂肪酸Na石鹸生地 70.0重量%
グリセリン 8.5重量%
アセンヤク抽出乾燥物 0.5重量%
茶抽出乾燥物 0.5重量%
柿抽出乾燥物 0.5重量%
種子島産糖蜜 20.0重量%
実施例11 固形石鹸の調製−2
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物および抽出例2で得られた茶抽出乾燥物と、糖分58重量%、塩類19重量%、水分5重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)18重量%からなる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣の乾燥品(日本アルコール産業株式会社製)を用いて、下記の固形石鹸を調製した。パーム油脂肪酸ナトリウム70重量%とパーム核油脂肪酸ナトリウム30重量%の組成からなる石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる固形石鹸を得た。得られた固形石鹸は黒色であった。
パーム・パーム核油脂肪酸Na石鹸生地 70重量%
グリセリン 7重量%
アセンヤク抽出乾燥物 2重量%
茶抽出乾燥物 1重量%
糖蜜アルコール発酵蒸留残渣(乾燥品) 20重量%
実施例12 固形石鹸の調製−3
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物と、水分20重量%、糖分45重量%、塩類20重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)15重量%からなる種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)及び糖蜜アルコール発酵蒸留残渣の乾燥品(日本アルコール産業株式会社製)を用い、下記の組成からなる固形石鹸を調製した。
パーム油脂肪酸ナトリウム70重量%とパーム核油脂肪酸ナトリウム30重量%の組成からなる石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる固形石鹸を得た。得られた固形石鹸は黒色であった。
パーム・パーム核油脂肪酸Na石鹸生地 70重量%
グリセリン 9重量%
アセンヤク抽出乾燥物 1重量%
種子島産糖蜜 10重量%
糖蜜アルコール発酵蒸留残渣(乾燥品) 10重量%
実施例13 固形石鹸の調製−4
抽出例3で得られた柿抽出乾燥物と、糖分58重量%、塩類19重量%、水分5重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)18重量%からなる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣の乾燥品(日本アルコール産業株式会社製)及び種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)を用いて、下記の固形石鹸を調製した。
パーム油脂肪酸ナトリウム70重量%とパーム核油脂肪酸ナトリウム30重量%の組成からなる石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる固形石鹸を得た。得られた固形石鹸は黒色であった。
パーム・パーム核油脂肪酸Na石鹸生地 75重量%
グリセリン 14重量%
柿抽出乾燥物 1重量%
種子島産糖蜜 5重量%
糖蜜アルコール発酵蒸留残渣(乾燥品) 5重量%
比較例1 透明石鹸の調製−7
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物を用いて、下記の透明石鹸を調製した。実施例1と同様に、ラウリン酸25重量%、ミリスチン酸15重量%、パルミチン酸20重量%、ステアリン酸10重量%、オレイン酸30重量%からなる脂肪酸ナトリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる透明石鹸を得た。得られた透明石鹸は黄色であった。
脂肪酸Na石鹸 57重量%
砂糖 12重量%
グリセリン 11重量%
水分 19重量%
アセンヤク抽出乾燥物 1重量%
比較例2 透明石鹸の調製−8
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物と、水分20重量%、糖分45重量%、塩類20重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)15重量%からなる種子島産糖蜜(新光糖業株式会社製)を用いて、下記の透明石鹸を調製した。ラウリン酸25重量%、ミリスチン酸15重量%、パルミチン酸20重量%、ステアリン酸10重量%、オレイン酸30重量%からなる脂肪酸ナトリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる透明石鹸を得た。得られた透明石鹸は黄色であった。
脂肪酸Na石鹸 57.0重量%
砂糖 13.0重量%
グリセリン 10.1重量%
水分 18.0重量%
アセンヤク抽出乾燥物 1.0重量%
種子島産糖蜜 0.9重量%
比較例3 透明石鹸の調製−9
抽出例3で得られた柿抽出乾燥物を用いて、下記の透明石鹸を調製した。ラウリン酸25重量%、ミリスチン酸15重量%、パルミチン酸20重量%、ステアリン酸10重量%、オレイン酸30重量%からなる脂肪酸ナトリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる透明石鹸を得た。得られた透明石鹸は淡黄色であった。
脂肪酸Na石鹸 58.00重量%
砂糖 11.99重量%
グリセリン 12.00重量%
水分 18.00重量%
柿抽出乾燥物 0.01重量%
比較例4 ボディシャンプーの調製−4
抽出例2で得られた茶抽出乾燥物を用いて、下記のボディシャンプーを調製した。実施例5と同様に、ラウリン酸17重量%、ミリスチン酸50重量%、パルミチン酸17重量%、オレイン酸16重量%からなる脂肪酸カリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなるボディシャンプーを得た。得られたボディシャンプーは黄色であった。
脂肪酸K石鹸 20重量%
ラウロイルジエタノールアミド 5重量%
グリセリン 10重量%
精製水 55重量%
茶抽出乾燥物 10重量%
比較例5 ボディシャンプーの調製−5
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物、抽出例2で得られた茶抽出乾燥物および抽出例3で得られた柿抽出乾燥物を用いて、下記のボディシャンプーを調製した。ラウリン酸17重量%、ミリスチン酸50重量%、パルミチン酸17重量%、オレイン酸16重量%からなる脂肪酸カリウム石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなるボディシャンプーを得た。得られたボディシャンプーは黄色であった。
脂肪酸K石鹸 20.0重量%
ラウロイルジエタノールアミド 5.0重量%
グリセリン 15.0重量%
精製水 54.5重量%
アセンヤク抽出乾燥物 1.0重量%
茶抽出乾燥物 3.0重量%
柿抽出乾燥物 1.0重量%
種子島産黒糖 0.5重量%
比較例6 固形石鹸の調製−5
抽出例1で得られたアセンヤク抽出乾燥物、抽出例2で得られた茶抽出乾燥物と、糖分18重量%、塩類6重量%、水分70重量%、その他(ポリフェノール、有機酸、蛋白質など)6重量%からなる糖蜜アルコール発酵蒸留残渣の液体品(日本アルコール産業株式会社製)を用いて、糖下記の固形石鹸を調製した。パーム油脂肪酸ナトリウム70重量%とパーム核油脂肪酸ナトリウム30重量%の組成からなる石鹸生地を用いて、定法により下記の組成からなる固形石鹸を得た。得られた固形石鹸は黄色であった。
パーム・パーム核油脂肪酸Na石鹸生地 75.00重量%
グリセリン 21.95重量%
アセンヤク抽出乾燥物 2.00重量%
茶抽出乾燥物 1.00重量%
糖蜜アルコール発酵蒸留残渣(液体品) 0.05重量%
試験例1 透明石鹸のかさつき感、つっぱり感と洗浄性、起泡性の測定
実施例1〜6および比較例1〜3で得られた透明石鹸を、10人で顔や全身を洗浄する実使用試験を実施し、洗い流し後の肌のかさつき感とつっぱり感を評価した。また、顔や全身を洗浄した時の洗浄性と起泡性の体感を評価した。
肌のかさつき感の評価は、0:かさつき感が全くない、1:ややかさつき感がある、2:かさつき感がある、3:かさつき感が激しい で評価した。
肌のつっぱり感の評価は、0:つっぱり感が全くない、1:ややつっぱり感が残る、2:つっぱり感がある、3:つっぱり感が激しい で評価した。
洗浄性と起泡性の評価は 0:良好、1:普通、2:悪い で判定した。
その平均値を表1に示した。平均値1以下を合格とした。
実施例1〜6の透明石鹸は、肌のかさつき感やつっぱり感がなく、洗浄性と起泡性も同時に良好であることがわかる。また、化粧ののりも良好であることが報告された。
一方、比較例1〜3の透明石鹸は、かさつき感やつっぱり感において不合格であった。更に、化粧ののりが悪いことが報告された。
Figure 2013180985
試験例2 ボディシャンプーのかさつき感、つっぱり感と洗浄性、起泡性の測定
実施例7〜9、および比較例4,5で得られたボディシャンプーを、10人で顔や全身を洗浄する実使用試験を実施し、洗い流し後の肌のかさつき感とつっぱり感を評価した。また、顔や全身を洗浄した時の洗浄性と起泡性の体感を評価した。
肌のかさつき感の評価は、0:かさつき感が全くない、1:ややかさつき感がある、2:かさつき感がある、3:かさつき感が激しい で評価した。
肌のつっぱり感の評価は、0:つっぱり感が全くない、1:ややつっぱり感が残る、2:つっぱり感がある、3:つっぱり感が激しい で評価した。
洗浄性と起泡性の評価は 0:良好、1:普通、2:悪い で判定した。
その平均値を表2に示した。平均値1以下を合格とした。
実施例7〜9のボディシャンプーは消臭効果に優れ、洗浄性と起泡性も同時に良好であることがわかる。また、化粧ののりも良好であることが報告された。
一方、比較例4,5のボディシャンプーは、かさつき感やつっぱり感において不合格であった。更に、化粧ののりが悪いことが報告された。
Figure 2013180985
試験例3 固形石鹸のかさつき感、つっぱり感と洗浄性、起泡性の測定
実施例10〜13、および比較例6で得られた固形石鹸を、10人で顔や全身を洗浄する実使用試験を実施し、洗い流し後の肌のかさつき感とつっぱり感を評価した。また、顔や全身を洗浄した時の洗浄性と起泡性の体感を評価した。
肌のかさつき感の評価は、0:かさつき感が全くない、1:ややかさつき感がある、2:かさつき感がある、3:かさつき感が激しい で評価した。
肌のつっぱり感の評価は、0:つっぱり感が全くない、1:ややつっぱり感が残る、2:つっぱり感がある、3:つっぱり感が激しい で評価した。
洗浄性と起泡性の評価は 0:良好、1:普通、2:悪い で判定した。
その平均値を表3に示した。平均値1以下を合格とした。
実施例10〜13の固形石鹸は消臭効果に優れ、洗浄性と起泡性も同時に良好であることがわかる。また、化粧ののりも良好であることが報告された。
一方、比較例6のボディシャンプーは、かさつき感やつっぱり感において不合格であった。更に、化粧ののりが悪いことが報告された。
Figure 2013180985
本発明のさとうきび由来の糖蜜類である糖蜜および/または糖蜜アルコール発酵蒸留残渣とアセンヤク、茶エキス、柿エキスなどのカテキン類含有植物抽出エキスを含有する石鹸、シャンプーなどの皮膚洗浄剤は、実施例から褐色または黒色であることが明らかであり、また試験例1,2,3の結果から肌のかさつき感やつっぱり感がないことが明らかであり、起泡性、洗浄性も優れていることが分かる。
本発明のさとうきび由来の糖蜜類である糖蜜および/または糖蜜アルコール発酵蒸留残渣とアセンヤク、茶エキス、柿エキスなどのカテキン類含有植物抽出エキスを含有する皮膚洗浄剤組成物は、肌のかさつき感やつっぱり感の問題がなく、起泡性、洗浄性を同時に有する褐色から黒色の皮膚洗浄剤に利用できる。

Claims (6)

  1. さとうきび由来の糖蜜類とカテキン類含有植物抽出エキスを含有し、褐色から黒色であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
  2. 前記さとうきび由来の糖蜜類が、糖蜜および/または糖蜜をアルコール発酵させ蒸留した後の糖蜜アルコール発酵蒸留残渣からなることを特徴とする請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物。
  3. 前記カテキン類含有植物抽出エキスが、アセンヤク、茶エキス、柿エキスから選ばれる1種、または2種以上の抽出エキスであることを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚洗浄剤組成物。
  4. 前記皮膚洗浄剤組成物が前記糖蜜を含み、前記糖蜜を1〜20重量%含有することを特徴とする請求項2又は3記載の皮膚洗浄剤組成物。
  5. 前記皮膚洗浄剤組成物が前記糖蜜アルコール発酵蒸留残渣を含み、前記糖蜜アルコール発酵蒸留残渣を0.1〜20重量%含有することを特徴とする請求項2乃至4いずれか一つに記載の皮膚洗浄剤組成物。
  6. 前記カテキン類含有植物抽出エキスを0.01〜10重量%含有することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一つに記載の皮膚洗浄剤組成物。
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