JP2013180709A - 車両用灯体のシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実にシール部材のめくれを防止することができる車両用灯体のシール構造を提供する。
【解決手段】リヤコンビネーションテールランプ3のハウジング6の背面9から起立して形成されたシール壁部16が、ハウジング6に支持されたバルブソケット11〜14の外側を一周して環状に設けられ、シール壁部16の先端部に被さるようにシート状のシール部材8が取り付けられ、シール壁部16の内側にシール部材8を仮止めするスタッドボルト17が設けられ、シール部材8をシール壁部16と車体パネルの灯体取付壁部との間で挟持することで、シール壁部16内をシールする車両用灯体のシール構造であって、ハウジング6の背面9には、シール壁部16よりも外側にシール壁部16が起立する方向とほぼ平行をなして起立する係止突起20が設けられ、シール部材8には、係止突起20が挿入され係止突起20との間に摩擦力を発生させるスリットが設けられている。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両用灯体のシール構造に関するものである。
例えば、テールランプのように車両に設置される灯体は、バルブソケットを支持するフレームの背面から、バルブソケットの周囲を一周して包囲する環状のシール壁部が起立しており、このシール壁部の先端部には、シート状のシール部材がシール壁部を塞ぐように取り付けられている。なお、バルブソケットには光源としてのバルブが接続される。この灯体を車体パネルに取り付けたときに、シール部材がシール壁部と車体パネルの灯体取付壁部との間に挟装され、これにより、外部からシール壁部内に水等が進入しないようシールしている。なお、シール部材と車体パネルにはバルブソケットとの干渉を回避するためのバルブソケット挿通孔が開いている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、前記灯体を車体パネルに取り付ける前の状態では、シール部材が前記フレームに仮止めされてはいるが、シール部材はシール壁部の先端部の全周に当接しているだけで、固定されているわけではない。しかも、シール部材の仮止め位置はシール壁部の内側であるため、灯体を取り付ける際にシール部材の端部がめくれる虞がある。シール部材の一部がめくれた状態で灯体を車体パネルに取り付けると、シール壁部の先端部の一部がシ−ル部材で覆われなくなり、シールが不完全になって、そこから水がシール壁部の内側に侵入する虞がある。
そこで、従来は、シール壁部の内側であってめくれ易い部分の近傍に、先端が尖ったピン(以下、めくれ防止ピンという)をフレームの裏面から起立して設けておき、シール部材をフレームに仮止めする際に、めくれ防止ピンの先端をシール部材に突き刺し、これによりシール部材をめくれ難くしていた。
あるいは、別の方法として、シール部材がめくれ易い部分の近傍におけるシール壁部の先端部に両面接着テープを取り付け、この両面接着テープによりシール壁部の先端部とシール部材とを部分的に接合することで、シール部材をめくれ難くしていた。
特開平8−183387号公報
しかしながら、めくれ防止ピン先端をシール部材に突き刺してシール部材をめくれ難くする場合には、めくれ防止ピンの先端がシール部材から突出するため、めくれ防止ピンの先端が車体パネルの灯体取付壁部と干渉しないように、車体パネルの灯体取付壁部に孔を開けなければならず、孔開け工程の追加によりコストアップになるという課題がある。また、めくれ防止ピンとの干渉を避けるための孔を、灯体取付壁部に設けるバルブソケット挿通孔で賄おうとすると、めくれ防止ピンが位置する部分までバルブソケット挿通孔を広げなければならず、バルブソケット挿通孔の面積が大きくなって、車体パネルの剛性が低下するという課題もある。
また、両面接着テープによりシール壁部の先端部とシール部材とを部分的に接合してシール部材をめくれ難くする場合には、両面接着テープの追加によりコスト増加となり、また、面倒な作業が増えるという課題がある。
そこで、この発明は、構造が簡単で安価ながら、確実にシール部材のめくれを防止することができる車両用灯体のシール構造を提供するものである。
この発明に係る車両用灯体のシール構造では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、灯体(例えば、後述する実施形態におけるリヤコンビネーションテールランプ3)のフレーム(例えば、後述する実施形態におけるハウジング6)の背面(例えば、後述する実施形態における背面9)から起立して形成されたシール壁部(例えば、後述する実施形態におけるシール壁部16)が、前記フレームに支持されたバルブソケット(例えば、後述する実施形態におけるバルブソケット11〜14)の外側を一周して包囲するように環状に設けられ、該シール壁部の先端部(例えば、後述する実施形態における先端面16a)に被さるようにシート状のシール部材(例えば、後述する実施形態におけるシール部材8)が取り付けられ、前記シール壁部の内側に前記シール部材を仮止めする仮止め部(例えば、後述する実施形態における取付座15、スタッドボルト17)が設けられ、該シール部材を前記シール壁部と車体パネル(例えば、後述する実施形態におけるリヤアウタパネル1)の灯体取付壁部(例えば、後述する実施形態における座面41)との間で挟持することで、前記シール壁部内をシールする車両用灯体のシール構造であって、前記灯体の前記フレームの背面には、前記シール壁部よりも外側に前記シール壁部が起立する方向とほぼ平行をなして起立する係止突起(例えば、後述する実施形態における係止突起20)が設けられ、前記シール部材には、前記係止突起が挿入され該係止突起との間に摩擦力を発生させる係止孔(例えば、後述する実施形態におけるスリット36)が設けられていることを特徴とする車両用灯体のシール構造である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記係止突起は、該係止突起が起立する方向の前方側から見た正面視にて細長い形状をなし、前記係止孔はスリット(例えば、後述する実施形態におけるスリット36)で形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記係止突起は互いに隣接して平行に対をなして設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記フレームの背面であって前記係止突起の近傍には、前記シール壁部が起立する方向とほぼ平行をなして起立する位置決めピン(例えば、後述する実施形態における位置決めピン21)が設けられ、前記シール部材には前記位置決めピンが挿入される位置決め孔(例えば、後述する実施形態における位置決め孔37)が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、係止突起及び係止孔がシール壁部の外側に位置しているので、係止突起がシール壁部の内側において他の部材と干渉することがない。したがって、車体パネルの灯体取付壁部に係止突起との干渉防止用の孔を設ける必要もないし、灯体取付壁部に設けられている既存の孔を広げる必要もない。また、係止突起の先端がシール部材を突き抜いていても、係止突起はシール壁部の外側に位置しているので、係止突起の先端と車体パネルとの干渉を回避し易い。
また、係止突起は、シール壁部が起立する方向とほぼ平行をなして起立しているので、フレームを型成形する際に型抜きをし易く、型構造が簡単になり、製造コストを低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、フレームの係止突起をシール部材のスリットに差し込んだときの両者の接触面積を大きくすることができるとともに、両者間に生じる摩擦力を大きくすることができる。また、シール部材がめくれようとしたときには、スリットの内周面が係止突起に対して楔のように作用する。その結果、係止突起をスリットから抜け難くすることができ、シール部材をよりめくれ難くすることができる。
請求項3に係る発明によれば、対をなす係止突起でシール部材を挟むことができるので、係止突起を係止孔からより抜け難くすることができ、シール部材をよりめくれ難くすることができる。
請求項4に係る発明によれば、係止突起を係止孔に挿入し易くすることができる。
この発明に係る車両用灯体のシール構造が採用されたリヤコンビネーションテールランプを有する車両の一部を後方から見た外観斜視図である。 前記リヤコンビネーションテールランプを取り付ける前の状態における車体パネルとリヤコンビネーションテールランプの分解斜視図である。 前記リヤコンビネーションテールランプの背面図である。 シール部材を取り付ける前の前記リヤコンビネーションテールランプの背面図である。 前記シール部材の要部拡大平面図である。
以下、この発明に係る車両用灯体のシール構造の実施形態を図1から図5の図面を参照して説明する。
図1は、車両の左側後部の外観斜視図であり、この図において、符号1は車体のリヤアウタパネル(車体パネル)、符号2はトランクリッド、符号3は灯体としてのリヤコンビネーションテールランプ、符号10はリヤバンパである。
図2は、トランクリッド2及びリヤバンパ10を取り付ける前のリヤアウタパネル1とリヤコンビネーションテールランプ3の分解斜視図であり、この図において符号4は、トランクリッド2で塞がれるトランク開口である。
リヤコンビネーションテールランプ3は車幅方向に細長い形状をなし、外面側(車体後方側)にプラスチック製のレンズ5を有し、背面側(車体前方側)にプラスチック製のハウジング6(図3、図4参照)を備えている。
図3は、ハウジング6側から見たリヤコンビネーションテールランプ3の背面図であり、ハウジング6はその外周部をレンズ5の内周部に嵌め込まれ、適宜の手段によって固定されレンズ5と一体化されている。この実施形態において、これらレンズ5とハウジング6によってリヤコンビネーションテールランプ3のフレーム7が構成されている。
また、レンズ5とハウジング6との間には図示しないリフレクタが設けられており、レンズ5と前記リフレクタの間が灯室(図示略)となっている。
ハウジング6の背面側(車体前方側)には、シート状のシール部材8が取り付けられている。図4は、シール部材8を取り付ける前のリヤコンビネーションテールランプ3の背面図である。
図4に示すように、ハウジング6には四つのバルブソケット11,12,13,14が支持されている。バルブソケット11は尾灯用、バルブソケット12は方向指示灯用、バルブソケット13は制動灯用、バルブソケット14は車幅灯用である。
図4に示すように、ハウジング6の背面9側から見たときに、尾灯用のバルブソケット11はハウジング6の左上部に配置され、方向指示灯用のバルブソケット12はバルブソケット11の右側であってハウジング6の中央上側に配置され、制動灯用のバルブソケット13はバルブソケット12の下方であってハウジング6の中央下側に配置され、車幅灯用のバルブソケット14はバルブソケット13の右側であってハウジング6の右下側に配置されている。
各バルブソケット11〜14の後部(コネクタ側)はハウジング6の背面9から後方(車体前方側)に突出しており、各バルブソケット11〜14の前部(バルブ接続側)はハウジング6よりも前方(車体後方側)に突出し、前記灯室に指向している。各バルブソケット11〜14の前部にはそれぞれ光源としてのバルブ(図示略)が接続され、前記各バルブは前記灯室内に突き出ている。
また、ハウジング6の背面9からは、四つのシール材固定用の取付座15が後方(車体前方)に向けて起立して設けられており、取付座15の先端面15aからスタッドボルト17が突出している。図4に示すように、ハウジング6の背面9側から見たときに、取付座15は、バルブソケット11の右上方と、バルブソケット11の左下方と、バルブソケット12の右上方と、バルブソケット13,14の間に、それぞれ一つずつ設けられている。
さらに、四つのバルブソケット11〜14と四つの取付座15の外側を一周して取り囲む環状のシール壁部16が、ハウジング6の背面9から後方(車体前方)に向けて起立して設けられている。シール壁部16の先端面(先端部)16aは、取付座15の先端面15aとほぼ同一高さとなっている。
また、シール壁部16の外側であって図4において車幅灯用のバルブソケット14の右斜め下方には、上下一対の係止突起20,20と位置決めピン21が、ハウジング6の背面9から後方(車体前方)に向けて起立して設けられている。すなわち、シール壁部16の起立方向と係止突起20及び位置決めピン21の起立方向は同一方向に設定されている。
図4に示すように、係止突起20は、係止突起20が起立する方向の前方側から見た正面視において、横方向(車幅方向)に長く、上下方向に短い、細長い長円形状をなしており、その長手方向をシール壁部16の周方向に対して略直交する方向に向けている。二つの係止突起20は、両者の間に所定寸法の間隔をあけて互いに隣接して平行に配置されている。
位置決めピン21は、二つの係止突起20,20の間であって両者からほぼ等距離の位置に配置されている。位置決めピン21の先端は半球状に丸まっている。
位置決めピン21の先端は係止突起20の先端と同じ高さか、あるいは係止突起20よりも若干高く位置している。また、係止突起20の先端及び位置決めピン21の先端は、シール壁部16の先端よりも所定寸法だけ低く位置している。換言すると、シール壁部16の先端は、係止突起20の先端及び位置決めピン21の先端よりも、ハウジング6の背面9から離間する側(車体前方側)に突出している。
図3に示すように、シール部材8は、シール壁部16の先端面16aに被さるように取り付けられている。シール部材8は、例えば天然ゴムスポンジで形成されている。シール部材8の全外周は、シール壁部16の先端面16aの全外周よりも外側に張り出しており、シール壁部16の全体を完全に覆うことができる面積を有している。
シール部材8には、各バルブソケット11〜14との干渉を避けるためのバルブソケット挿通孔31〜34が、一対一の関係で設けられている。すなわち、バルブソケット挿通孔31にはバルブソケット11が挿通可能で、バルブソケット挿通孔32にはバルブソケット12が挿通可能で、バルブソケット挿通孔33にはバルブソケット13が挿通可能で、バルブソケット挿通孔34にはバルブソケット14が挿通可能となっている。
シール部材8には、ハウジング6の取付座15に設けられたスタッドボルト17を挿通させるボルト挿通孔38が四つ形成されている。ボルト挿通孔38は、スタッドボルト17を隙間なく挿通可能な内径を有しており、シール部材8をシール壁部16の上にて適正な位置に配置したときに、スタッドボルト17に対応する位置に配置されている。
また、シール部材8は、図3においてバルブソケット挿通孔34よりも右下方に膨出部35を有しており、この膨出部35は、シール壁部16から外側への膨出長さが他の部位よりも大きくなっている。
図5に示すように、膨出部35には、互いに所定寸法の間隔をあけて平行に配置された一対のスリット(係止孔)36と、両スリット36の間に配置され両スリット36から等距離に配置された位置決め孔37が設けられている。二つのスリット36は、シール部材8をシール壁部16の上にて適正な位置に配置したときに、二つの係止突起20にそれぞれ対応する位置に配置され、スリット36の長手方向が係止突起20の長手方向と同方向となるように形成されている。
位置決め孔37は、シール部材8をシール壁部16の上にて適正な位置に配置したときに、位置決めピン21に対応する位置に配置されている。位置決め孔37の内径は、位置決めピン21の先端部の外径と同径か若干大きくされており、位置決めピン21を容易に挿入可能となっている。
図2に示すように、リヤアウタパネル1には、リヤコンビネーションテールランプ3を収容するための凹部40が形成されている。凹部40には、リヤコンビネーションテールランプ3のハウジング6におけるシール壁部16の先端面16aを受けるために、平坦面からなる座面(灯体取付壁部)41が形成されている。
座面41には、リヤコンビネーションテールランプ3のバルブソケット11〜14との干渉を避けるために、二つのバルブソケット挿通孔42,43が形成されている。図2において、右側に設けられたバルブソケット挿通孔42にはバルブソケット11が挿通可能となっており、左側のバルブソケット挿通孔43には、三つのバルブソケット12〜14が挿通可能となっている。
また、座面41には、バルブソケット挿通孔42の上側及び下側と、バルブソケット挿通孔43の上側及び下側に、合計四つのボルト挿通孔44が形成されている。ボルト挿通孔44は、リヤコンビネーションテールランプ3の四つのスタッドボルト17をそれぞれ挿通させる孔であり、リヤコンビネーションテールランプ3を適正な位置に配置したときに各スタッドボルト17に対応する位置に配置されている。
次に、このリヤコンビネーションテールランプ3の取り付け手順を説明する。
まず、リヤコンビネーションテールランプ3のハウジング6におけるシール壁部16の上に、シール部材8を仮止めする。詳述すると、シール部材8のバルブソケット挿通孔31,32,33,34に、それぞれ対応するバルブソケット11,12,13,14を挿通するとともに、四つのボルト挿通孔38に、それぞれ対応するスタッドボルト17を挿通し、シール部材8をシール壁部16の先端面16a及び取付座15の先端面15aに当接させる。このとき、スタッドボルト17によってシール部材8はハウジング6に仮止めされる。
次に、シール部材8の膨出部35をハウジング6の背面9側に押し下げるようにしながら、シール部材8の位置決め孔37に位置決めピン21の先端を挿入することで、膨出部35の位置決めを行い、その後さらに膨出部35を押し下げることによって、シール部材8の両スリット36に係止突起20を挿入する。すると、係止突起20の先端部がスリット20を押し広げながら突き出てくる。ここで、スリット20は縮まろうとするため、スリット20の内周面が係止突起20の外周面に圧接し、摩擦力が発生する。これにより、シール部材8の膨出部35はしっかりとハウジング6に固定される。
また、シール部材8の膨出部35がハウジング6の背面9から離間する方向にめくれようとすると、係止突起20の外周面とスリット20の内周面との間に前記摩擦力が生じていることと、スリット20の内周面が係止突起20の外周面に対して楔のように作用するため、膨出部35は極めてめくれ難くなる。
このようにしてシール部材8をハウジング6に仮止めしたリヤコンビネーションテールランプ3を、リヤアウタパネル1の凹部40に配置する。その際には、リヤコンビネーションテールランプ3のバルブソケット11をリヤアウタパネル1のバルブ挿通孔42に挿通し、バルブソケット12〜14をリヤアウタパネル1のバルブ挿通孔43に挿通するとともに、リヤコンビネーションテールランプ3の四本のスタッドボルト17を、リヤアウタパネル1のボルト挿通孔44に挿通する。
そして、リヤアウタパネル1のボルト挿通孔44を挿通したスタッドボルト17に図示しないナットを螺合して締め付ける。これにより、リヤアウタパネル1の座面41とリヤコンビネーションテールランプ3のハウジング6との間にシール部材8を介装させた状態で、コンビネーションテールランプ3及びシール部材8をリヤアウタパネル1に固定することができる。また、シール部材8を、ハウジング6のシール壁部16の先端面16aによって、リヤアウタパネル1の座面41に圧接することができ、これにより、外部からシール壁部16の内側に水等が侵入することができないようにシールすることができる。
ところで、このようにリヤコンビネーションテールランプ3をリヤアウタパネル1の凹部40に配置するときに、ハウジング6に係止突起20及び位置決めピン21がなく、シール部材8にスリット36及び位置決め孔37がない場合を想定する。この場合、図3において右側に配置された二つのスタッドボルト17,17を結ぶ仮想線Xよりも右側に位置するシール部材8は、スタッドボルト17において仮止めされている位置から大きく離れており、しかもフリーであるため、ハウジング6の背面6aから離間する方向にめくれ易い。そのため、シール部材8の前記部分がめくれているのに気付かずに、リヤコンビネーションテールランプ3をリヤアウタパネル1の凹部41に配置すると、シール部材8がめくれた部位において、リヤアウタパネル1の座面41とシール壁部16の先端面16aとの間に隙間が生じ、シール不良が生じる。
しかしながら、この実施形態のリヤコンビネーションテールランプ3においては、前述したように、ハウジング6に係止突起20を設け、シール部材8の膨出部35にスリット36を設けて、係止突起20をスリット36に挿入し固定しているので、膨出部35が極めてめくれ難い。その結果、シール部材8の膨出部35がめくれた状態でリヤコンビネーションテールランプ3をリヤアウタパネル1の凹部40に配置することを防止することができ、リヤアウタパネル1の座面41とシール壁部16の先端面16aとの間を確実にシールすることができる。
また、係止突起20及び位置決めピン21がシール壁部16の外側に配置されているので、シール壁部16の内側に位置する部材、例えばシール壁部16の内側の領域におけるシール部材8やリヤアウタパネル1の座面41等と干渉することがない。したがって、シール部材8やアウタパネル1の座面41に、係止突起20及び位置決めピン21との干渉を避けるための孔を設ける必要がない。これにより、これら孔をあける工程が不要であるため、製造工程が簡略化し、製造コストも低減することができる。なお、係止突起20及び位置決めピン21は、ハウジング6の製造時に成形することが可能であり、新たな工程が増えることはない。また、スリット36及び位置決め孔37もシール部材8をプレスカットする際に同時に成形することが可能であり、新たな工程が増えることはない。
また、係止突起20の先端がシール部材8から突出していても、係止突起20はシール壁部16の外側に位置しているので、係止突起の先端とリヤアウタパネル1との干渉を回避し易い。特に、この実施形態では、係止突起20の先端及び位置決めピン21の先端を、シール壁部16の先端よりも所定寸法だけ低く位置させているので、リヤアウタパネル1の座面41との干渉を確実に回避することができる。
また、シール壁部16の起立方向と係止突起20及び位置決めピン21の起立方向を同一方向としているので、ハウジング6を型用いて成形する際には、型抜きし易く、型構造が簡単になり、製造コストを低減することができる。
また、係止突起20は、係止突起20が起立する方向の前方側から見た正面視において細長い長円形状をなしているので、係止突起20をシール部材8のスリット36に差し込んだときの両者の接触面積を大きくすることができるとともに、両者間に生じる摩擦力を大きくすることができる。また、前述したように、シール部材8がめくれようとしたときには、スリット36の内周面が係止突起20に対して楔のように作用する。その結果、係止突起20をスリット36から抜け難くすることができ、シール部材8をよりめくれ難くすることができる。
さらに、二つの係止突起20が互いに平行をなして設けられているので、対をなす係止突起20,20でシール部材8を挟むことができ、係止突起20をスリット36からより抜け難くすることができる。したがって、シール部材8をよりめくれ難くすることができる。
また、係止突起20の近傍に位置決めピン21を設け、シール部材8に位置決めピン21が挿入可能な位置決め孔37を設けているので、係止突起20をスリット36に挿入し易くすることができる。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、係止突起は一箇所だけでなく複数箇所に設けてもよい。係止突起を複数箇所に設けた場合には、位置決めピンも一箇所だけでなく複数箇所に設けてもよい。係止孔はスリットに限るものではない。
灯体はリヤコンビネーションテールランプに限るものではなく、例えば前照灯などに本発明を実施することも可能である。
1 リヤアウタパネル(車体パネル)
3 リヤコンビネーションテールランプ(灯体)
6 ハウジング(フレーム)
7 フレーム
8 シール部材
9 裏面
11〜14 バルブソケット
15 取付座(仮止め部)
16 シール壁部
17 スタッドボルト(仮止め部)
20 係止突起
21 位置決めピン
36 スリット(係止孔)
37 位置決め孔
41 座面(灯体取付壁部)

Claims (4)

  1. 灯体のフレームの背面から起立して形成されたシール壁部が、前記フレームに支持されたバルブソケットの外側を一周して包囲するように環状に設けられ、該シール壁部の先端部に被さるようにシート状のシール部材が取り付けられ、前記シール壁部の内側に前記シール部材を仮止めする仮止め部が設けられ、該シール部材を前記シール壁部と車体パネルの灯体取付壁部との間で挟持することで、前記シール壁部内をシールする車両用灯体のシール構造であって、
    前記灯体の前記フレームの背面には、前記シール壁部よりも外側に前記シール壁部が起立する方向とほぼ平行をなして起立する係止突起が設けられ、前記シール部材には、前記係止突起が挿入され該係止突起との間に摩擦力を発生させる係止孔が設けられていることを特徴とする車両用灯体のシール構造。
  2. 前記係止突起は、該係止突起が起立する方向の前方側から見た正面視にて細長い形状をなし、前記係止孔はスリットで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯体のシール構造。
  3. 前記係止突起は互いに隣接して平行に対をなして設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯体のシール構造。
  4. 前記フレームの背面であって前記係止突起の近傍には、前記シール壁部が起立する方向とほぼ平行をなして起立する位置決めピンが設けられ、前記シール部材には前記位置決めピンが挿入される位置決め孔が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用灯体のシール構造。
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