JP2006082753A - ウェザーストリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウェザーストリップの組付作業性向上及び低コスト化の要求を満たしながら、ウェザーストリップをがたつき無く組み付けることができるようにする。
【解決手段】 ウェザーストリップ16は、ドアトリム15に係止される係止部19とインナーパネル14の上縁フランジ17と窓板13との間に配置される脚部20とを有する本体部21と、車外側へ突出するシールリップ22と、車内側へ突出する第1の係止リップ23及び第2の係止リップ24とが一体成形され、第1の係止リップ23が上縁フランジ17の上端に当接して弾性変形したときの弾性力で係止部19を上方に付勢して係止部19をドアトリム15に係止させた状態に保持すると共に、第2の係止リップ24が上縁フランジ17の車外側面に当接して弾性変形したときの弾性力で脚部20を車外側へ付勢して係止部19をドアトリム15に強固に係止させる方向に押し付ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両のドアの車内側の窓開口縁と窓板との間をシールするようにドアトリムの縁に沿って装着される長尺なウェザーストリップに関するものである。
ウェザーストリップの取付構造として、例えば、特許文献1(特許第3002805号公報)に記載されているように、ウェザーストリップの頭部と保持部との間に形成した隙間に基材を挿入して、ウェザーストリップを基材に装着するものにおいて、ウェザーストリップの保持部と基材のリブとを溶着したり、或は、ウェザーストリップの保持部をリベットで基材に締結したりすることで、ウェザーストリップを基材に固定するようにしたものがある。
特許第3002805号公報(第5頁等)
ところで、車内側の窓開口縁と窓板との間をシールするようにドアトリムの縁に沿って装着するウェザーストリップにおいて、ウェザーストリップをがたつき無く組み付けるために、上記特許文献1の技術を利用して、ウェザーストリップを溶着やリベットでドアトリムや窓開口縁に固定することが考えられる。しかし、この場合、ウェザーストリップを組み付ける際に、ウェザーストリップを溶着する作業やリベットで締結する作業が必要となるため、ウェザーストリップの組付作業が複雑化すると共に組付工数が増加して、組付作業性が低下したり、製造コストが高くなるという欠点がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、組付作業性向上及び低コスト化の要求を満たしながら、ウェザーストリップをがたつき無く組み付けることができるようにすることである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のウェザーストリップは、車両のドアの車内側の窓開口縁と窓板との間をシールするようにドアトリムの縁に沿って装着される長尺なウェザーストリップであって、ドアトリムの縁に係止される係止部と該係止部から下方に延びて窓開口縁のフランジと窓板との間に配置される脚部とを有する本体部と、本体部よりも柔軟な弾性材料により本体部から車外側へ突出するように設けられて窓板の車内側面に接触可能なシールリップとを備え、本体部よりも柔軟な弾性材料により本体部の車内側の上側部に第1の付勢手段を設けて、当該ウェザーストリップを装着したドアトリムが車両の所定位置に取り付けられたときに、この第1の付勢手段がフランジの上端に当接して弾性変形することで係止部を上方に付勢可能にすると共に、本体部よりも柔軟な弾性材料により脚部の車内側の下側部に第2の付勢手段を設けて、当該ウェザーストリップを装着したドアトリムが車両の所定位置に取り付けられたときに、この第2の付勢手段がフランジの車外側面に当接して弾性変形することで脚部を車外側へ付勢可能にするようにしたものである。
この構成では、ウェザーストリップを組み付けたとき(ウェザーストリップを装着したドアトリムが車両の所定位置に取り付けられたとき)に、第1の付勢手段がフランジの上端に当接して弾性変形したときの弾性力で係止部を上方に付勢して係止部をドアトリムに係止させた状態に保持することができると共に、第2の付勢手段がフランジの車外側面に当接して弾性変形したときの弾性力で脚部(本体部の下側部)を車外側へ付勢して係止部(本体部の上部側)をドアトリムに強固に係止させる方向に押し付けることができ、ウェザーストリップをがたつき無く組み付けることができる。しかも、ウェザーストリップを組み付ける際に、必ずしもウェザーストリップを溶着やリベットで固定する必要がないため、ウェザーストリップの組付作業を簡単化することができると共に組付工数を低減することができ、組付作業性向上及び低コスト化の要求を満たすことができる。
この場合、請求項2のように、ウェザーストリップの係止部は、ドアトリムを内側と外側の両面から挟むように形成された一対の挟持片を有し、これら内側及び外側の挟持片でドアトリムの縁に形成された凸状係合部を挟持することでドアトリムの縁に係止するようにすると良い。このようにすれば、ウェザーストリップの係止部をドアトリムの縁に確実に係止させることができ、安定した装着状態を維持することができる。
更に、請求項3のように、内側の挟持片の長手方向の所定位置に、ドアトリムの内側面に形成された凸部に嵌合されるスリットを形成するようにしても良い。このようにすれば、ウェザーストリップを組み付ける際に、内側の挟持片のスリットをドアトリムの内側面の凸部に嵌合させることで、ウェザーストリップの長手方向の位置決めを行うことができると共に、組付後の位置ずれを防止することもできる。
また、請求項4のように、脚部と外側の挟持片とを略平板状に連続して形成すると共に、脚部の上端から車内側に突出する段差部を介して脚部と内側の挟持片とを連結し、その段差部の下面に第1の付勢手段を設けるようにしても良い。このようにすれば、第1の付勢手段が上方に過度に弾性変形することを段差部によって防止することができる。
第1の付勢手段は種々の形状が考えられるが、例えば、請求項5のように、第1の付勢手段は、車内側に突出してリップ状に形成するようにしても良い。このようにすれば、リップ状の第1の付勢手段がフランジの上端に当接して弾性変形したときの弾性力で係止部を上方に付勢することができる。
或は、請求項6のように、第1の付勢手段は、車内側に突出して中空状に形成するようにしても良い。このようにすれば、中空状の第1の付勢手段がフランジの上端に当接して弾性変形したときの弾性力で係止部を上方に付勢することができる。
また、請求項7のように、シールリップを、本体部の車外側の上側部と下側部にそれぞれ設ける場合には、第2の付勢手段を、本体部の下側部に設けたシールリップの根元部に対応する位置に設けるようにすると良い。このようにすれば、本体部の下側部に設けたシールリップが窓板に接触して弾性変形したときの弾性力で脚部(本体部の下側部)がフランジ側に過度に押し付けられることを、第2の付勢手段がフランジに当接して弾性変形したときの弾性力によって効果的に防止することができる。
また、請求項8のように、シールリップと第1の付勢手段と第2の付勢手段を、同一材料で共押出成形により本体部と一体成形すると良い。このようにすれば、本発明のウェザーストリップを能率良く製造することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を3つの実施例1〜3を用いて説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図3に基づいて説明する。
図1に示すように、自動車のフロントドア11には、窓枠12が一体的に設けられ、この窓枠12に対して、窓板13が開閉昇降動可能に設けられている。また、ドア11のインナーパネル14に取り付けられるドアトリム15の上側縁に沿って長尺なウェザーストリップ16(「インナーベルトモール」とも呼ばれる)が装着されている。図2に示すように、このウェザーストリップ16によって、インナーパネル14の上縁(車内側の窓開口縁)に設けられた上縁フランジ17と窓板13との間がシールされるようになっている。インナーパネル14の上縁フランジ17は、補強パネル18で補強されている。以下、この補強パネル18を含めて上縁フランジ17ということがある。
次に、図2及び図3に基づいてウェザーストリップ16の構成について説明する。図3に示すように、ウェザーストリップ16は、ゴムや合成樹脂、熱可塑性エラストマー等のポリマー材料の押出成形により連続的に成形したものを所定の長さに切断して形成した長尺な押出成形品である。図2に示すように、ウェザーストリップ16は、装着状態において、ドアトリム15の上側縁に係止される係止部19と該係止部19から下方に延びてインナーパネル14の上縁フランジ17と窓板13との間に配置される脚部20とを有する本体部21と、この本体部21の上側部から二点鎖線で示すように車外側(窓板13側)へ突出するように設けられた弾性変形可能なシールリップ22と、二点鎖線で示すように本体部21の上側部から車内側のやや下向きに突出するように長手方向に沿って連続して設けられた弾性変形可能なリップ状の第1の係止リップ23(第1の付勢手段)と、二点鎖線で示すように本体部21の下端部から車内側のやや上向きに突出するように長手方向に沿って連続して設けられた弾性変形可能なリップ状の第2の係止リップ24(第2の付勢手段)とが、本体部21の材料と相溶性を有するポリマー材料で共押出成形により本体部21と接合部で融着されて一体化されている。
尚、第1及び第2の係止リップ23,24について、車内側への突出長さ(係止リップの先端位置)は、第2の係止リップ24よりも第1の係止リップ23の方が大きくなるように設定されている。これにより、ウェザーストリップ16を車体の所定位置に取り付ける際に、第1の係止リップ23が上縁フランジ17の車外側に位置して取り付けられるような誤取付を防止することができる。
このウェザーストリップ16の本体部21(係止部19及び脚部20)を成形するポリマー材料は、硬質(例えばJISK7215によるデュロメータ硬さがHDD60程度)のTPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)等の熱可塑性エラストマーが用いられている。また、シールリップ22と第1の係止リップ23と第2の係止リップ24を成形するポリマー材料は、本体部21よりも軟質(例えばJISK7215によるデュロメータ硬さがHDA70程度)で柔軟なTPO等の熱可塑性エラストマーが用いられている。また、シールリップ22の表面(少なくとも窓板13との接触面)には、ナイロンパイル等の植毛により低摩擦材層25が形成されている。
このウェザーストリップ16の係止部19には、ドアトリム15の上縁から下側に向けて延びる延出部15aの先端を内側と外側の両面から挟むように形成された一対の挟持片26,27が設けられている。内側の挟持片26と脚部20とは、脚部20の上端から車内側に突出する段差部28を介して連結され、この段差部28の下面に、第1の係止リップ23が設けられている。この場合、第1の係止リップ23の過度の変形が段差部28によって防止され、その結果、ウェザーストリップ16を車体に取り付ける際の作業が容易化される。
一方、外側の挟持片27と脚部20とは、略平板状に連続して形成され、外側の挟持片27の先端部に、係止爪29が設けられている。これら内側の挟持片26と外側の挟持片27でドアトリム15の上縁から下側に向けて延びる延出部15aの先端に形成された凸状係合部30を挟持した状態で外側の挟持片27の係止爪29をドアトリム15の凸状係合部30に係止させることで、係止部19がドアトリム15の上側縁に係止されるようになっている。
また、内側の挟持片26の長手方向の所定位置には、スリット31(図3参照)が設けられ、このスリット31が、ドアトリム15の延出部15aの内側面に形成されたリブ32(凸部)に嵌合されるようになっている。
図3に示すように、ウェザーストリップ16を組み付ける場合には、まず、矢印Aで示すように、ウェザーストリップ16の係止部19に設けた両挟持片26,27間の溝に、ドアトリム15の延出部15aに設けた凸状係合部30を差し込んで、ドアトリム15の延出部15aにウェザーストリップ16の係止部19を係止させる。その際、内側の挟持片26のスリット31をドアトリム15のリブ32に嵌合させて、ウェザーストリップ16の長手方向の位置決めを行うと共に、組付後のウェザーストリップ16のドアトリム15に対する車両前後方向の位置ずれを防止する。この後、矢印Bで示すように、インナーパネル14の上縁フランジ17と窓板13との間に、ドアトリム15に装着したウェザーストリップ16の脚部20を挿入してから、インナーパネル14にドアトリム15をクリップ等(図示せず)で所定位置に固定する。これにより、ウェザーストリップ16が所定の位置に配置される。
図2に示すように、ウェザーストリップ16を組み付けたとき(ウェザーストリップ16を装着したドアトリム15がインナーパネル14に取り付けられたとき)に、シールリップ22が窓板13の車内側面に接触することで、インナーパネル14の上縁フランジ17と窓板13との間がシールされるようになっている。また、ウェザーストリップ16を組み付けたときに、第1の係止リップ23が上縁フランジ17の上端に当接して弾性変形することで、第1の係止リップ23の弾性力(弾発力)で係止部19を上方に付勢して係止部19をドアトリム15に係止させた状態に安定して保持するようになっている。更に、ウェザーストリップ16を組み付けたときに、第2の係止リップ24が上縁フランジ17(補強パネル18)の車外側面に当接して折れ曲がるように弾性変形することで、第2の係止リップ24の弾性力で脚部20(本体部21の下側部)を車外側へ付勢して係止部19(本体部21の上部側)の係止爪29をドアトリム15の凸状係合部30に強固に係止させる方向に押し付けるようになっている。
また、第1の係止リップ23と第2の係止リップ24を上縁フランジ17(補強パネル18)の上端及び車外側面にそれぞれ当接させることで、埃等がインナーパネル14の車内側へ侵入することを防止すると共に、車内・車外間の遮音性を向上させるようになっている。
以上説明した本実施例1では、ウェザーストリップ16を組み付けたとき(ウェザーストリップ16を装着したドアトリム15がインナーパネル14に取り付けられたとき)に、第1の係止リップ23が上縁フランジ17の上端に当接して弾性変形したときの弾性力で係止部19を上方に付勢して係止部19をドアトリム15に係止させた状態に保持することができると共に、第2の係止リップ24が上縁フランジ17(補強パネル18)の車外側面に当接して弾性変形したときの弾性力で脚部20を車外側へ付勢して係止部19をドアトリム15に強固に係止させる方向に押し付けることができるため、ウェザーストリップ16をがたつき無く組み付けることができる。しかも、ウェザーストリップ16を組み付ける際に、必ずしもウェザーストリップ16をクリップ及び溶着やリベットで固定する必要がないため、ウェザーストリップ16の組付作業を簡単化することができると共に組付工数を低減することができ、組付作業性向上及び低コスト化の要求を満たすことができる。
また、本実施例1では、ウェザーストリップ16の係止部19に設けた一対の挟持片26,27でドアトリム15の凸状係合部30を挟持することで、係止部19をドアトリム15に係止するようにしたので、ウェザーストリップ16の係止部19をドアトリム15に確実に係止させることができ、ウェザーストリップ16のドアトリム15への装着状態を安定維持することができる。
更に、本実施例1では、内側の挟持片26に、ドアトリム15のリブ32と嵌合するスリット31を形成したので、ウェザーストリップ16を組み付ける際に、内側の挟持片26のスリット31をドアトリム15のリブ32に嵌合させることで、ウェザーストリップ16の長手方向の位置決めを行うことができると共に、ウェザーストリップ16の組付後のドアトリム15に対する車両前後方向の位置ずれを防止することもできる。
また、本実施例1では、脚部20と内側の挟持片26とを連結する段差部28の下面に、第1の係止リップ23を設けるようにしたので、第1の係止リップ23が上方に過度に弾性変形することを段差部28によって防止することができる。
また、本実施例1では、シールリップ22と第1の係止リップ23と第2の係止リップ24を、同一材料で共押出成形により本体部21(係止部19及び脚部20)と一体成形するようにしたので、ウェザーストリップ16を能率良く製造することができる。
次に、図4を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
前記実施例1では、ウェザーストリップ16の段差部28の下面から脚部20の車内側の上側部にかけて、係止部19を上方に付勢する第1の付勢手段として、リップ状に形成された第1の係止リップ23を設けるようにしたが、本実施例2では、図4に示すように、ウェザーストリップ33の段差部28の下面に、係止部19を上方に付勢する第1の付勢手段として、中空状に形成された係止突部34を設けるようにしている。この係止突部34の内部には、長手方向に延びる中空部35が形成され、ウェザーストリップ33を組み付けたときに、中空状の係止突部34が上縁フランジ17の上端に当接して弾性変形することで、係止突部34の弾性力で係止部19を上方に付勢して係止部19をドアトリム15に係止させた状態に保持するようになっている。
以上説明した本実施例2では、中空状の係止突部34が上縁フランジ17の上端に当接して弾性変形したときの弾性力で係止部19を上方に付勢して係止部19をドアトリム15に係止させた状態に保持することができるので、前記実施例1に比べて二重壁の作用により遮音性を更に向上させることができる。
次に、図5を用いて本発明の実施例3を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
前記実施例1では、ウェザーストリップ16の本体部21の上側部のみにシールリップ22を設けるようにしたが、本実施例3では、図5に示すように、ウェザーストリップ36の本体部21の上側部に上側のシールリップ22を設けると共に、本体部21の下側部(脚部20の下側部)に下側のシールリップ37を設けるようにしている。この下側のシールリップ37の表面(少なくとも窓板13との接触面)にも、ナイロンパイル等の植毛により低摩擦材層38が形成されている。また、第1の係止リップ23の表面(少なくとも上縁フランジ17との接触面)には、長手方向に延びる複数の突条39が形成され、これらの突条39が上縁フランジ17の端縁に引っ掛かることによって第1の係止リップ23が上縁フランジ17の上端から外れてしまうことを防止するようになっている。
また、脚部20の車外側の下端部であって、下側のシールリップ37の根元部の対応位置に、第2の係止リップ24の根元部を位置させるようにしている。このようにすれば、下側のシールリップ37が窓板13に接触して弾性変形したときの弾性力で脚部20(本体部21の下側部)が上縁フランジ17側に過度に押し付けられることを、第2の係止リップ24が上縁フランジ17に当接して弾性変形したときの弾性力によって効果的に防止することができる。
上記各実施例1〜3では、フロントドアに取り付けられるウェザーストリップに本発明を適用したが、これに限定されず、リアドアに取り付けられるウェザーストリップに本発明を適用しても良い。
その他、本発明は、ウェザーストリップの各部(係止部、脚部、シールリップ、第1の係止リップ、第2の係止リップ等)の形状を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。
例えば、上記各実施例1〜3では、ウェザーストリップの係止部19に設けた係止溝(両挟持片26,27間の溝)に、ドアトリム15の延出部15aに設けた凸状係合部30を係止させるようにしたが、これとは逆に、ドアトリム15の延出部15aに設けた係止溝に、ウェザーストリップの係止部19に設けた凸状係合部を係止させるようにしても良い。
更に、第1の係止リップ23や係止突部34は、インナーパネル14の上縁フランジ17の形状や位置によっては、これに対応させて挟持片26に設けるようにしても良い。
また、挟持片26に設けるスリット31の数は1つに限定されず、複数のスリット31を設けるようにしても良く、ドアトリム15に設けたリブ32に応じて適宜変更すれば良い。
本発明の実施例1におけるフロントドアの概略構成図である。 図1のA−A断面図である。 ウェザーストリップの組み付け方法を説明するための斜視図である。 実施例2のウェザーストリップ及びその周辺の断面図である。 実施例3のウェザーストリップ及びその周辺の断面図である。
符号の説明
11…フロントドア、13…窓板、14…インナーパネル、15…ドアトリム、16…ウェザーストリップ、17…上縁フランジ、19…係止部、20…脚部、21…本体部、22…シールリップ、23…第1の係止リップ(第1の付勢手段)、24…第2の係止リップ(第2の付勢手段)、26,27…挟持片、28…段差部、29…係止爪、30…凸状係合部、31…スリット、32…リブ(凸部)、33…ウェザーストリップ、34…係止突部(第1の付勢手段)、36…ウェザーストリップ、37…シールリップ

Claims (8)

  1. 車両のドアの車内側の窓開口縁と窓板との間をシールするようにドアトリムの縁に沿って装着される長尺なウェザーストリップであって、
    前記ウェザーストリップは、
    前記ドアトリムの縁に係止される係止部と該係止部から下方に延びて前記窓開口縁のフランジと前記窓板との間に配置される脚部とを有する本体部と、
    前記本体部よりも柔軟な弾性材料により前記本体部から車外側へ突出するように設けられて前記窓板の車内側面に接触可能なシールリップと、
    前記本体部よりも柔軟な弾性材料により前記本体部の車内側の上側部に設けられ、当該ウェザーストリップを装着したドアトリムが車両の所定位置に取り付けられたときに、前記フランジの上端に当接して弾性変形することで前記係止部を上方に付勢可能な第1の付勢手段と、
    前記本体部よりも柔軟な弾性材料により前記脚部の車内側の下側部に設けられ、当該ウェザーストリップを装着したドアトリムが車両の所定位置に取り付けられたときに、前記フランジの車外側面に当接して弾性変形することで前記脚部を車外側へ付勢可能な第2の付勢手段と
    を備えていることを特徴とするウェザーストリップ。
  2. 前記係止部は、前記ドアトリムを内側と外側の両面から挟むように形成された一対の挟持片を有し、これら内側及び外側の挟持片で前記ドアトリムの縁に形成された凸状係合部を挟持することで前記ドアトリムの縁に係止されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のウェザーストリップ。
  3. 前記内側の挟持片の長手方向の所定位置には、前記ドアトリムの内側面に形成された凸部に嵌合されるスリットが形成されていることを特徴とする請求項2に記載のウェザーストリップ。
  4. 前記脚部と前記外側の挟持片とが略平板状に連続して形成されると共に、前記脚部の上端から車内側に突出する段差部を介して前記脚部と前記内側の挟持片とが連結され、前記段差部の下面に前記第1の付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のウェザーストリップ。
  5. 前記第1の付勢手段は、車内側に突出してリップ状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のウェザーストリップ。
  6. 前記第1の付勢手段は、車内側に突出して中空状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のウェザーストリップ。
  7. 前記シールリップは、前記本体部の車外側の上側部と下側部にそれぞれ設けられ、
    前記第2の付勢手段は、前記本体部の下側部に設けられたシールリップの根元部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のウェザーストリップ。
  8. 前記シールリップと前記第1の付勢手段と前記第2の付勢手段は、同一材料で共押出成形により前記本体部と一体成形されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のウェザーストリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013180709A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Honda Motor Co Ltd 車両用灯体のシール構造
JP2013189152A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 自動車用ドアにおけるインサイドシールの取付構造

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