JP2013178282A - 細胞分取装置、細胞分取システムおよび細胞分取方法 - Google Patents

細胞分取装置、細胞分取システムおよび細胞分取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】生体組織の薄切片から遺伝子検査にも十分な量の細胞を簡便な構成と操作で採取する。
【解決手段】所定の分割線によって複数の小片に分割可能に設けられ、生体組織の薄切片(A)を貼り付け可能な平坦な表面を有する基板(4)と、該基板(4)を剥離可能に接着するとともに、表面に沿う方向に伸展可能なシート状の伸展部材(5)と、伸展部材(5)を、少なくとも基板(4)が接着されている領域において表面に沿う方向に伸展させる伸展手段(6)と、分割された小片を伸展部材(5)から剥離して採取する採取手段とを備える細胞分取装置を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、細胞分取装置、細胞分取システムおよび細胞分取方法に関するものである。
従来、病理診断などに用いられる組織の薄切片から、数十ミクロン程度の微小領域を切り取って採取するための技術としてLMD(laser Microdissection)法が知られている。LMD法は、組織切片の採取すべき微小領域にUVレーザを照射することにより、薄切片から微小領域を切り取っている。
Leica MICROSYSTEMS、"Leica LMD 7000"、[online]、[平成22年4月23日検索]、インターネット<URL:http://www.leica-microsystems.co.jp/Website/Products.nsf/(ALLIDs)/9482D2B75AA53E5F49257555001FB123>
しかしながら、薄切片から癌細胞などの特定の細胞が存在する領域を切り取り、切り取った微小な断片に含まれる細胞から抽出した遺伝子を用いて遺伝子検査を実施したい場合、LMD法によって採取された断片に含まれる細胞数では少なすぎて検査に必要な量の遺伝子を抽出することができない。したがって、多数の薄切片をマイクロダイセクションして十分な数の細胞を収集しなければならず、1度の遺伝子検査を行うのに膨大な労力および時間を要するという問題がある。
一方、切り取る断片の面積を大きくする、または、生体組織から切き出す薄切片を厚くすることが考えられる。しかしながら、LMD法で切り取る断片を大きくしようした場合、レーザを走査可能な領域を大きくしたり、レーザを走査して切り取った断片をレーザの圧力で吹き飛ばすためにレーザの出力を高くしたりする必要がある。そのために装置の構成が一層大掛かりになり装置の価格も高騰するという不都合がある。また、薄切片を厚くした場合、レーザで薄切片を切断するためにはやはりレーザの出力を高くする必要があるという不都合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、生体組織の薄切片から遺伝子検査にも十分な量の細胞を簡便な構成と操作で採取することができる細胞分取装置、細胞分取システムおよび細胞分取方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の第1の態様は、所定の分割線によって複数の小片に分割可能に設けられ、生体組織の薄切片を貼り付け可能な平坦な表面を有する基板と、該基板を剥離可能に接着するとともに、前記表面に沿う方向に伸展可能なシート状の伸展部材と、前記伸展部材を、少なくとも前記基板が接着されている領域において前記表面に沿う方向に伸展させる伸展手段と、分割された前記小片を前記伸展部材から剥離して採取する採取手段とを備える細胞分取装置である。
前記第1の態様によれば、生体組織の薄切片が貼り付けられた基板を伸展部材上に接着した状態で、伸展手段により伸展部材を伸展させることにより、基板上に貼り付けられた薄切片が基板とともに所定の分割線によって分割される。したがって、分割された複数の小片の中から所望の細胞を含む薄切片の断片が付着した小片を採取手段によって採取することにより、簡便な構成と操作のみで薄切片から細胞を採取することができる。
この場合に、薄切片を厚くし、または、小片を平面方向に大きくすることにより、各小片に付着した細胞の量を増やし、1個または数個の小片を採取するだけで遺伝子検査にも十分な量の細胞を容易に採取することができる。
前記第1の態様においては、前記伸展部材が、その表面に粘着性を有していてもよい。
このようにすることで、基板を容易に伸展部材上に接着することができる。
また、前記第1の態様においては、前記基板は、複数の分離された小片が、互いに隣接して配列した状態で前記伸展部材に接着されてなっていてもよい。
このようにすることで、伸展部材を伸展させたときに基板を容易にかつ確実に小片に分割することができる。
また、前記第1の態様においては、前記分割線が、前記基板の表面に形成された溝により構成されていてもよい。
このようにすることで、伸展部材を伸展させたときに基板を溝の位置において容易に分割することができる。
また、前記第1の態様においては、前記伸展部材が、光学的に透明または半透明な材料からなっていてもよい。
このようにすることで、伸展部材の透過光像を光学顕微鏡で観察したときに伸展部材上の小片の位置を確認することができる。
また、前記第1の態様においては、前記小片が、0.05〜0.5mmの厚さ寸法と0.05〜5.0mmの辺寸法とを有する直方体状であってもよい。
このようにすることで、薄切片から所望の領域を十分に細かい精度で選択して採取しつつ、各小片に十分な量の細胞を付着させることができる。
また、前記第1の態様においては、前記伸展手段が、前記伸展部材の、前記基板が接着されている領域の周辺部位を所定の形状に固定する固定部材と、該固定部材により固定された前記伸展部材の前記領域を、前記基板が接着されている面とは反対の面の側から押圧する押圧部材とを備えていてもよい。
このようにすることで、伸展部材を簡便な構成と操作のみで伸展させることができる。
また、前記第1の態様においては、前記採取手段が、前記伸展部材の前記小片が接着されている位置を、該小片が接着されている面と反対側の面から突く針部材を備えていてもよい。
このようにすることで、複数の小片の中から特定の小片だけを容易に伸展部材から剥離させて採取することができる。
また、前記第1の態様においては、前記伸展部材の前記領域を伸展した状態に保持する保持部材を備えている構成であってもよい。
このようにすることで、伸展部材を伸展させて各小片同士の間に間隔が空いた状態に保持し、採取手段による小片の採取をより容易にすることができる。
また、上記構成においては、前記保持部材が、前記伸展部材の前記基板が接着されている側の面を下向きに保持可能であってもよい。
このようにすることで、保持部材により伸展部材を、基板を下に向けて保持した状態で小片を剥離させることにより、小片を自重により落下させて容易に回収することができる。
また、前記保持部材を備える構成においては、前記保持部材により保持された前記伸展部材の、前記基板が接着されている面の側に配置され、内部が陰圧に吸引される吸引部材を備えていてもよい。
このようにすることで、吸引部材を採取すべき小片に接近させるだけで容易に該小片を吸引部材内に回収することができる。
また、前記第1の態様においては、前記小片が、0.001〜0.5mmの直径寸法を有する磁性粒子である構成であってもよい。
このようにすることで、例えば、回収した小片を溶液中で処理する際に磁力を利用して溶液から分離するなど、処理を効率化することができる。
また、上記構成においては、前記採取手段が、前記小片の寸法と略同一の大きさの空間に、前記磁性粒子を引き寄せる磁力を発生させる磁石を有していることが好ましい。
このようにすることで、磁石を所望の小片に接近させることにより、該小片を磁石に捕捉して容易に伸展部材から採取することができる。
また、本発明の第2の態様は、上記いずれかに記載の細胞分取装置と、前記伸展部材に接着された前記基板上の前記薄切片を観察する観察装置とを備える細胞分取システムである。
前記第2の態様によれば、基板上に貼付された薄切片や分割後に形成された小片などを観察装置によって観察することにより、採取すべき小片の選択や、選択した小片の採取をより容易にかつより正確に行なうことができる。
また、本発明の第3の態様は、所定の分割線によって複数の小片に分割可能な基板の表面上に、前記分割線をまたいで生体組織の薄切片を貼付する貼付ステップと、前記薄切片が貼付された前記基板を前記表面に沿う方向に引っ張ることにより、前記基板および前記生体組織の薄切片を前記分割線で分割させる分割ステップと、該分割ステップにおいて分割された前記薄切片の前記小片を採取する採取ステップとを備える細胞分取方法である。
前記第3の態様によれば、貼付ステップにおいて薄切片を基板に貼付した後、分割ステップにおいて基板を引っ張ることにより基板とともに該基板上に貼付された薄切片を複数の小片に分割し、分割された複数の小片の中から採取ステップにおいて小片を選択して採取することにより、生体組織の薄切片から遺伝子検査にも十分な量の細胞を簡便な構成と操作で採取することができる。
本発明によれば、生体組織の薄切片から遺伝子検査にも十分な量の細胞を簡便な構成と操作で採取することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る細胞分取システムの全体構成図である。 粘着シートに接着されたガラス基板の側面図であり、溝を粘着シート側に向けたときを示している。 粘着シートに接着されたガラス基板の側面図であり、溝を粘着シートと反対側に向けたときを示している。 粘着シートに接着したガラス基板を示す図である。 粘着シートの伸展により分割されたガラス基板を示す図である。 伸展用ステージおよび治具の構成を示す図である。 図4の伸展用ステージおよび治具の使用方法を説明する図であり、粘着シートを伸展させる前の状態を示している。 図4の伸展用ステージおよび治具の使用方法を説明する図であり、粘着シートを伸展させた状態を示している。 図4の伸展用ステージおよび治具の使用方法を説明する図であり、粘着シートをグリップリングで保持した状態を示している。 図1の細胞分取装置および細胞分取システムを使用して薄切片から細胞を採取する手順を説明するフローチャートである。 基板の変形例を示す図である。 基板のもう1つの変形例を示す図である。 図1の細胞分取システムの変形例を示す図である。 図1の細胞分取システムのもう1つの変形例を示す図である。 図1の細胞分取システムを使用して細胞を採取する手順の変形例を示すフローチャートである。 外筒および内筒を用いた粘着シートを伸展させる方法の変形例を示す図であり、外筒に粘着シートを設置した状態を示す図である。 図12の外筒および内筒を用いて粘着シートを伸展させた状態を示す図である。 図12の外筒および内筒を用いて別の方法により粘着シートを伸展させた状態を示す図である。 粘着シートを伸展させる方法のもう1つ変形例を示す図であり、粘着シートの伸展前を示している。 粘着シートを伸展させる方法のもう1つ変形例を示す図であり、粘着シートの伸展後を示している。 グリップリングの変形例を示す図である。 本発明の実施例により作成した薄切片の写真であり、分割前の状態を示している。 図17の薄切片の分割後の状態を示す写真である。 伸展済みの粘着性シートから小片を分離し、採取する態様の例を示す図である。 伸展済みの粘着性シートから小片を分離し、吸引部材にて小片を採取する態様の例を示す図である。 伸展済みの粘着性シートから小片を分離し、吸引部材にて小片を採取する態様の例を示す拡大図である。 伸展済みの粘着シートを斜めにして針にて小片を採取する態様を示す図である。 伸展済みの粘着シートを斜めにして吸引部材にて小片を採取する態様を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る細胞分取装置1および細胞分取システム100について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る細胞分取システム100は、図1に示されるように、光学顕微鏡(観察装置)2と、本実施形態に係る細胞分取装置1とを備えている。
光学顕微鏡2は、正立型である。光学顕微鏡2は、その視野を撮像するCCDカメラなどの撮像装置3がカメラ用ポート2aに接続されており、撮像装置3によって撮像された映像は図示しないモニタに表示されるようになっている。撮像装置3によって撮像された映像は、イメージプロセッサなどの図示しない映像処理装置によって映像処理が施されてからモニタに表示されてもよい。
細胞分取装置1は、生体組織の薄切片が貼付されるガラス基板(基板)4と、その表面に沿う方向に伸展可能でありガラス基板4が接着される粘着シート(伸展部材)5と、該粘着シート5を伸展させる伸展用ステージ(伸展手段、押圧部材)6と、該伸展用ステージ6で伸展させる際に粘着シート5を保持する治具7と、粘着シート5からガラス基板4の小片4bを採取する採取手段8とを備えている。
ガラス基板4は、平坦な表面を有する平板状である。ガラス基板4の表面には、図2Aおよび図3Aに示されるように、所定の間隔を空けて格子状の溝(分割線)4aが形成されている。溝4aは、例えば、レーザ加工や化学エッチング、ダイシングなどにより形成されてもよく、ガラス切りなどを用いて操作者の手作業により形成されてもよい。
ガラス基板4は、生体組織の薄切片を安定に支持可能な厚さ、例えば、0.05〜0.5mmが好ましい。溝4aの間隔は、薄切片から採取すべき断片の大きさによって適宜変更可能であるが、薄切片内から十分に細かい位置精度で所望の領域の断片を採取しつつ、採取した断片に十分な量の細胞が含まれているように、0.05〜5.0mmが好ましい。ガラス基板4は、その上に貼付された薄切片の透過光像を光学顕微鏡2で観察できるように、光学的に透明なものが用いられる。
また、ガラス基板4は、その表面と薄切片との密着性を向上するために表面にシラン化などの化学処理が施されていてもよく、小片4bの採取後に行う検査などの目的に応じて、例えば、核酸やタンパク質などが吸着を防ぐためのコーティング処理などが施されていてもよい。
粘着シート5は、一方の面に接着剤が塗布され、ガラス基板4を十分に堅固にかつ後述する採取手段8により剥離可能に接着可能な粘着性を有している。また、粘着シート5はその表面に沿う方向に伸展可能である。粘着シート5上にガラス基板4を接着した状態で粘着シート5をその表面に沿う方向に伸展させたときに、粘着シート5の伸展に伴ってガラス基板4もその表面に沿う方向に引っ張られ、図3Bに示されるように、ガラス基板4が溝4aの位置で切断されて複数の小片4bに分割するようになっている。また、このときに、ガラス基板4の表面上に貼付された薄切片Aも同時にその表面に沿う方向に引っ張られて溝4bに沿って切断される。
粘着シート5は、光学的に透過性または半透過性を有しており、光学顕微鏡2で粘着シート5を観察したときに、該粘着シート5を挟んで光学顕微鏡2の対物レンズと反対側に配置された物体も観察可能になっている。粘着シート5としては、例えば、半導体製造プロセスのダイシング工程においてウエハの一時的な固定に使用されるダイシングテープを好適に用いることができる。
なお、図2Aには、ガラス基板4が溝4aを粘着シート5側に向けて粘着シート5に接着されている例を示したが、図2Bに示されるように、ガラス基板4が溝4aを粘着シート5と反対側に向けて該粘着シート5に接着されてもよい。
伸展用ステージ6は、図4に示されるように、略円柱状であり、両端が略平行にかつ平坦に形成されている。伸展用ステージ6は上端側の部分(以下、小径部分という。)6aが、他の部分(以下、大径部分という。)6bよりも小さい径寸法を有するように、側面に段差が形成されている。
治具7は、粘着シート5を広げた状態で貼付可能な下枠(固定部材)9aと、該下枠9aに上からかぶせる上枠9bと、粘着シート5を伸展した状態に保持するグリップリング10a,10b(保持部材)とを有している。グリップリング10a,10bは、外リング10aと内リング10bとからなり、外リング10aの内径寸法と内リング10bの外径寸法とが略同一に形成されている。下枠9aと上枠9bは、略中央部分に板圧方向に貫通した窓9c,9dがそれぞれ形成されている。上枠9bの窓9dの内側にはその内周面に沿って外リング10aが嵌めこまれている。下枠9aの窓9cは、小径部分6aの外径寸法以上の直径を有している。
治具7は次のように使用される。まず、内リング10bを小径部分6aの外周に沿って嵌める。また、ガラス基板4が接着された粘着シート5を、ガラス基板4を窓9cの位置に配置し、ガラス基板4が接着されている側を上方に向けた状態で下枠9aの下面に接着する。これにより、図5Aに示されるように、粘着シート5のガラス基板4が接着された領域の周辺が所定の形状に固定される。次に、粘着シート5の窓9cと一致している部分を伸展用ステージ6の上端面に押し当てた状態で下枠9aを下方向に押圧して移動させる。これにより、図5Bに示されるように、粘着シート5の窓9cと一致している部分が伸展用ステージ6から押圧されて伸展し、粘着シート5の伸展に伴ってガラス基板4が複数の小片4bに分割される。
次に、図5Cに示されるように、粘着シート5を伸展させたままの状態で上枠9bを下枠9aにかぶせることにより外リング10aと内リング10bを嵌める。これにより、粘着シート5の窓9cと一致する部分が伸展された状態にグリップリング10a,10bによって保持される。
なお、このようにして粘着シート5を伸展させたときに、該粘着シート5がどの程度伸展したかを知るための目印、例えば、目盛りが粘着シート5に付されていてもよい。
採取手段8は、採取針11と、該採取針11を操作するマニピュレータ12とを備えている。採取針11の先端部は、小片4bと略同一またはそれ以下の直径寸法を有している。マニピュレータ12は、アーム12aの先端に採取針11を保持している。マニピュレータ12は、操作者による操作に従ってアーム12aを3次元方向に移動させるようになっている。
このように構成された細胞分取装置1および細胞分取システム100を使用して生体組織の薄切片から所望の細胞を含む断片を採取する方法について、図6を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る細胞分取装置1および細胞分取システム100を使用して生体組織の薄切片から目的の細胞を採取するには、まず、生体組織から採取用薄切片(薄切片)を切り出し(ステップS1)、切り出した採取用薄切片をガラス基板4上に貼付する(ステップS2、貼付ステップ)。そして、採取用薄切片を光学顕微鏡2で観察して検体画像を取得する(ステップS3)。
採取用薄切片の切り出しは、例えば、凍結切片法やパラフィン切片法などにより行われる。採取用薄切片の厚さは、採取した細胞の用途にもよるが、通常の病理標本などに用いられる薄切片の厚さ(約数〜10μm)より厚くてもよく、例えば、50μm程度の厚さで採取用薄切片が切り出される。切り出した採取用薄切片の寸法がガラス基板4の溝4aの間隔よりも小さいときには、採取用薄切片が溝4aをまたぐように採取用薄切片をガラス基板4上に貼付する。
また、採取用薄切片とは別に、生体組織の採取用薄切片の切り出し位置と隣接した位置から厚さ数〜10μm程度の染色用薄切片を切り出す。切り出した染色用薄切片は、スライドガラスに貼付した後に、例えば、病理診断用の染色を施しておく(ステップS4)。そして、染色済みの染色用薄切片を光学顕微鏡2で観察して染色画像を取得し(ステップS5)、取得した染色画像内において所望の細胞が存在している採取すべき領域、例えば、癌細胞に浸食されている領域を決定する(ステップS6)。
次に、取得した検体画像と染色画像とを、各画像内の薄切片がぴったり重なり合うように重畳して表示し(ステップS7)、染色用薄切片内の決定した採取すべき領域に一致する小片4bの位置、例えば、その小片4bの列番号と段番号を記録する(ステップS8)。
次に、ガラス基板4を粘着シート5に接着する。なお、粘着シート5に予め接着しておいたガラス基板4上に切り出した採取用薄切片を貼付してもよい。次に、粘着シート5を伸展用ステージ6および治具7を使用して伸展させることによりガラス基板4を分割する(ステップS9、分割ステップ)。このときに、ガラス基板4上に貼付された採取用薄切片もガラス基板4とともにその平面方向に引っ張られることにより溝4aの位置で断片に分割される。
次に、粘着シート5をグリップリング10a,10bによって伸展した状態に保持し、ガラス基板4が接着された側の面が下方を向くように粘着シート5を標本ステージ2b上に設置する。このときに、粘着シート5を、下枠9aから剥離した状態で標本ステージ2bに設置してもよく、下枠9aとともに標本ステージ2bに設置しても良い。
次に、記録しておいた位置の小片4bを光学顕微鏡2で観察しながら、その視野内でマニピュレータ12を操作することより採取針11を採取すべき小片4bの背後に配置し、採取すべき小片4bの背面を採取針11で突くことにより小片4bを粘着シート5から剥離させて落下させる(ステップS10、採取ステップ)。このときに、標本ステージ2bの下方にチューブラック13を配置し、小片4bの落下位置に予め回収チューブ13aを設置しておいてもよい。
以上の手順により、採取用薄切片から所望の細胞が存在する領域の断片を小片4bとともに採取することができる。採取された細胞は、例えば、遺伝子検査などに用いられる。
このように、本実施形態によれば、簡便な構成と操作のみで薄切片から所望の細胞が存在する領域を選択的に採取することができるという利点がある。また、UVレーザ光源のような高価な構成が不要であるので、製造コストを安価に抑えることができるという利点がある。また、LMDと異なり薄切片を力学的に切断しているので、比較的厚い薄切片でも容易に切断可能であるとともに、溝4aの間隔を調節するだけで小片4bの大きさを容易に拡大することができる。したがって、従来十分な細胞数を回収するために複数の薄切片から断片を採取する必要があり多大な労力を要していた作業が、1つまたは少数の小片4bを採取するだけで済むので、作業に要する労力と時間とを大幅に削減することができるという利点がある。
上記実施形態においては、薄切片を貼付する基板として、格子状の溝4aが形成されたガラス基板4を用いることとしたが、これに代えて、ガラスの小片4bが平面方向に配列されてなるガラス基板4を使用してもよい。
この場合、ガラス基板4の形状を保持するために、図7に示されるように、予め粘着シート5上にガラスの小片4bが配列された状態で接着されている。このようにすることで、粘着シート5を伸展させたときに、小片4b同士の境界(分割線)においてより容易にかつ確実にガラス基板4を分割することができる。
なお、予め分割された小片を粘着シート5上に配列した状態にするには、一例として以下のような方法を用いることができる。
粘着シート5上にガラス基板4を接着し、該ガラス基板4にガラス切りで格子状に傷をつける。そして、ガラス基板4を傷の位置で徒手的に割ることにより、容易に図7のように小片4bが粘着シート上5に配列した状態とすることができる。このときに、ガラス基板4が汚れないように、ガラス基板4表面をフィルムなどで保護しながら行うことが好ましい。
また、上記実施形態で採用した基板の構成は一例であり、この構成に限定されるものではない。
例えば、基板の素材は、ガラスの他に樹脂などでもよい。小片4bの形状としては、粘着シート5の表面に密に配列可能な形状であればよく、例えば、正六角形や三角形でもよい。また、図8に示されるように、小片として球状のガラスビーズや樹脂ビーズ4cを用い、これらを粘着シート5上に好ましくは単層で配列させることにより基板4’が構成されていてもよい。
また、基板として磁性を有するものを用いても良い。例えば、直径が1〜500μmの磁性粒子を粘着シート5の表面に密に配列させてもよいし、ステンレスなどの金属板を基板として使用してもよい。基板として金属のような可視光を透過させないものを用いた場合には、光学顕微鏡で粘着シート5の透過光像を観察したときに、小片4bが小さくてもよりはっきりと視認することができる。
この場合、採取手段8として、磁石を使用してもよい。例えば、採取針11の先端に、磁性粒子と略同一の大きさの磁石を設ける。そして、採取針11の先端を、磁性粒子に粘着シート5と反対側から近づけることにより、所望の磁性粒子を磁力によって採取針11の先端に捕捉して粘着シート5から採取することができる。
また、上記実施形態においては、正立型の光学顕微鏡2を使用し、伸展用ステージ6が光学顕微鏡2と別体で設けられている構成を採用したが、細胞分取システム100の構成はこれに限定されるものではない。例えば、光学顕微鏡2として倒立型を使用してもよく、伸展用ステージ6を光学顕微鏡2に搭載してもよい。
図9は、倒立型の光学顕微鏡2に、伸展用ステージ6と治具7とを設けた構成の一例を示している。標本ステージ2bは、光学顕微鏡2の観察位置と、光学顕微鏡2の本体から外れた位置との間でガイドレール2cに沿って水平方向にスライド可能に設けられている。このような構成においては、標本ステージを観察位置に配置した状態で治具7を下方に移動させることにより伸展用ステージ6上で粘着シート5を伸展させる。その後、標本ステージ2bをスライドさせ、光学顕微鏡2と別体で設けられた採取手段8を使用して小片4bが採取される。
図10は、正立型の光学顕微鏡2に、伸展用ステージ6、治具7および採取手段8を設けた構成の一例を示している。伸展用ステージ6は、標本ステージ2bの上方に対物レンズと一体で上下方向に移動可能に設けられ、治具7によって標本ステージ2bの上方に保持された粘着シート5に対して伸展用ステージ6を上方から押し当てるようになっている。この構成においては、標本ステージ2b上で、粘着シート5の伸展から小片4bの採取までの一連の作業を行うことができる。
また、上記実施形態においては、採取用薄切片の検体画像と染色用薄切片の染色画像とを照らし合わせることにより採取すべき小片4bを決定することとしたが、これに代えて、採取用薄切片の画像から採取すべき小片4bを決定してもよい。
比較的厚い採取用薄切片の場合、細胞が厚さ方向に重なっているため、染色を施しても個々の細胞の形状や細胞の分布などを正確に像から認識することが難しい。しかし、そのような染色像や未染色の薄切片の像からでも、大まかな組織形状や細胞の分布に基づいて採取すべき領域を判別可能な場合には、例えば、図11に示されるように、光学顕微鏡2で採取用薄切片を観察しながらその場で採取すべき小片4bを選択し(ステップS11)、粘着シート5の伸展(ステップS9)および小片4bの採取(ステップS10)を行ってもよい。このようにすることで、必要に応じて手順をさらに簡略化することができる。
また、上記実施形態においては、略円柱状の伸展用ステージ6を使用して粘着シート5を伸展させることとしたが、粘着シート5を伸展させる方法はこれに限定されるものではない。
例えば、伸展用ステージ6に代えて外筒14aおよび該外筒14a内に収納可能な内筒14bを使用してもよい。
この場合、図12に示されるように、粘着シート5を外筒14aの上端面に被せて外筒14aの側面に固定する。符号15は、粘着シート5を外筒14aの側面に固定するために固定部材を示している。次に、図13に示されるように、内筒14bを外筒14aの内部から相対的に突出させる、または、図14に示されるように、内筒14bを外筒14aの外部から該外筒14a内に相対的に押し込むことにより、粘着シート5を各方向に略均一に伸展させることができる。
また、図15Aに示されるように、ホルダ16によりガラス基板4が接着された領域を覗いた位置において粘着シート5を一定の形状に保持し、図15Bに示されるように、ガラス基板4が接着された領域を伸展用ステージ6に押し当てることにより粘着シート5を伸展させてもよい。
また、グリップリングとして、磁力によって互いに密着状態に維持できるものを用いてもよい。例えば、図16に示されるように、グリップリング10c,10dは、同一の径寸法を有する、磁石からなる上リング10cとステンレスなどの金属からなる下リング10dとからなり、上リング10cと下リング10dとの間に粘着シート5を伸展させた状態で挟んで両リング10c,10dを互いに磁力で密着させることによっても、粘着シート5を伸展した状態に保持することができる。両方のリング10c,10dが、互いに引力を発生させる磁石からなっていてもよい。
また、上記実施形態においては、採取針11で小片4bを背後から突くことにより該小片4bを粘着シート5から剥離させて回収することとしたが、これに代えて、内部が陰圧に吸引可能な吸引部材を使用してもよい。このようにしても、吸引部材を採取すべき小片4bに粘着シート5と反対側から近づけることにより、小片4bを粘着シート5から剥離させて吸引部材内に回収することができる。
また、粘着シート5として、紫外線が照射されることにより粘着性が失われるものを用いてもよい。
この場合、例えば、光学顕微鏡2に紫外光源を搭載する。そして、紫外光源から放射された紫外線を、対物レンズを介して採取すべき小片4bの位置に局所的に照射することにより、小片4bを容易に粘着シート5から剥離させて回収することができる。他にも、光ファイバで紫外光を導き、ファイバ端を採取すべき小片4bの位置に向けて局所的に照射することによっても、同様の効果を得られる。
<吸引で小片を採取する態様>
先端に小片が通過しない大きさの穴が開いた管状の吸引部材により任意の小片を粘着シートから採取してもよい。吸引部材の内部は必要に応じて陰圧にすることができ、先端に小片を吸着し粘着性シート上から移送し採取できる。この管状の吸引部材は複数束ねている形態でもよく、管状の吸引部材の先端に小片が通過しない大きさの穴が伸展後の小片の間隔にあわせた配置で複数開けられていてもよい。このような部材を使えば複数の小片を同時に採取することができる。
また、管状吸引部材の穴の大きさを小片より大きくし、吸引することで小片を管内に回収してもよい。
さらに導電性のある材料で吸引部材を作製し、吸引部材を設置していてもよい。こうすれば小片が帯電しても除電できるため小片の取り扱いが容易になる。
<伸展済みの粘着性シートからすべて、または一部の小片を分離してから、採取する態様>
粘着性シートに紫外線感受性の粘着剤を使用すれば、紫外線を照射することで粘着性を下げることができる。このような粘着性シートで粘着性を低下させた状態で、図19に示されるような集合針部材17にてすべて、もしくは任意の小片を平板18上に分離し、平板18上に分離された小片群から必要な小片を採取してもよい。採取の方法としてはピンセットにより把持し採取してもよく、先に述べた管状吸引部材19を使い、図20Aまたは図20Bに示されるように、吸引により採取してもよい。
<伸展済みの粘着シートを斜めにして針または吸引部材にて小片を採取する態様>
伸展済みの粘着シートを鉛直真下に向けず、鉛直線に対して斜めにして小片を落下させて採取してもよい。こうした場合、粘着シートを水平にした時に比べて、小片を観察する観察部24と落下した小片を回収する容器23の配置が容易になる。採取の方法としては、図21Aに示されるように、伸展済みの粘着シート5裏側から針21で押圧して落下させた小片を漏斗状案内部材22を使って採取してもよく、また、先に述べた管状吸引部材19を使い図21Bに示されるように吸引により採取してもよい。
<容器の上に漏斗状の部材を配置することにより、小片を回収する態様>
十分大きな漏斗状の部材を、回収する容器の上に配置してもよい。こうすれば、小さい開口の回収容器でも取りこぼすことなく容易に小片を採取することができる。
次に、上述した実施形態の実施例について説明する。
本実施例では、細胞分取装置により生体組織の薄切片が分割されることを確認するため、以下の実験を行った。
生体組織としてブタの結腸を使用し、生体組織から、厚さが50μm、4辺が約10mmの薄切片を凍結切片法により切り出した。切り出した薄切片を、ダイシングシート(伸展部材)上に角が互いに隣接するように配列して貼付された2枚のカバーガラス上に、該カバーガラスの境界(分割線)をまたぐように貼付した後、薄切片を風乾した。カバーガラスは、各辺寸法が18mm、厚さが0.13〜0.17mmのものを使用した。
次に、ダイシングテープを、略中央部に円状の窓が貫通して形成されている上枠に、薄切片が窓の略中央部分に配置されるように貼り付けた。次に、カバーガラスが貼付されている側の面を上方に向け、窓内に円柱状のステージが配置された状態で、上枠を略水平に保ちながら押し下げることにより、ダイシングテープの窓内に配置されている部分をその平面方向に伸展させた。これにより、2枚のカバーガラスを互いに離間させ、カバーガラス上に貼付されていた薄切片を、カバーガラスの境界において2つの断片に分割した。このようにして薄切片を分割する前と後の薄切片の写真を図17,図18に示す。
図17は、ダイシングテープを伸展する前の状態を示している。写真の略中央に縦方向現れている線Lが、カバーガラスの境界(分割線)である。
図18は、ダイシングテープを伸展させた状態を示しており、薄切片がカバーガラスの境界に沿ってきれいに分割されていることが分かる。
以上の実験から、本発明の細胞分取装置および細胞分取システムを用いることにより、比較的厚い薄切片であっても容易にかつ分割線に沿って十分にきれいに分割できることが確認された。
1 細胞分取装置
2 光学顕微鏡(観察装置)
2a カメラ用ポート
2b 標本ステージ
3 撮像装置
4 ガラス基板(基盤)
4a 溝(分割線)
4b 小片
5 粘着シート(伸展部材)
6 伸展用ステージ(伸展手段、押圧部材)
7 治具
8 採取手段
9a 下枠(固定部材)
9b 上枠
9c,9d 窓
10a グリップリング、外リング(保持部材)
10b グリップリング、内リング(保持部材)
10c グリップリング、上リング(保持部材)
10d グリップリング、下リング(保持部材)
11 採取針(針部材)
12 マニピュレータ
12a アーム
13 チューブラック
13a 回収チューブ
14a 外筒
14b 内筒
15 固定部材
16 ホルダ
17 集合針部材
18 平板
19 吸引部材
21 針
22 漏斗状案内部材
23 回収容器
24 観察部
100 細胞分取システム

Claims (28)

  1. 複数の小片に分割可能に設けられ、生体組織の薄切片を貼り付け可能な表面を有する基板と、
    該基板を複数の小片に分割することによって、前記表面に貼り付けられた薄切片を分割する分割部とを備える細胞分取装置。
  2. 前記分割部が、前記小片同士を相対的に移動させる力を前記基板に加えることで前記基板を前記複数の小片に分割する請求項1に記載の細胞分取装置。
  3. 前記基板が、該基板に設けられた分割線によって前記複数の小片に分割可能に設けられている請求項1または請求項2に記載の細胞分取装置。
  4. 前記基板が、前記分割線によって複数の領域に区切られ、各該領域には各前記小片が含まれている請求項3に記載の細胞分取装置。
  5. 前記分割線が、前記基板の表面に形成された溝により構成されている請求項3または請求項4に記載の細胞分取装置。
  6. 前記基板は、複数の分離された小片が、互いに隣接して配列されてなる請求項1または請求項2に記載の細胞分取装置。
  7. 前記小片が、0.05〜0.5mmの厚さ寸法と0.05〜5.0mmの辺寸法とを有する直方体状である請求項1から請求項6のいずれかに記載の細胞分取装置。
  8. 前記小片が、0.001〜0.5mmの直径寸法を有する磁性粒子である請求項1から請求項6のいずれかに記載の細胞分取装置。
  9. 前記分割部が、前記小片同士を前記表面に沿う方向に相対的に移動させる力を前記基板に加える請求項2に記載の細胞分取装置。
  10. 前記基板の背面を接着するとともに、前記表面に沿う方向に伸展可能な伸展部材を備え、
    前記分割部が、少なくとも前記基板が接着されている領域において前記伸展部材を前記表面に沿う方向に伸展させる伸展手段を備える請求項9に記載の細胞分取装置。
  11. 前記伸展部材が、その表面に粘着性を有する請求項10に記載の細胞分取装置。
  12. 前記伸展部材が、光学的に透明または半透明な材料からなる請求項10または請求項11に記載の細胞分取装置。
  13. 前記伸展手段が、
    前記伸展部材の、前記基板が接着されている領域の周辺部位を所定の形状に固定する固定部材と、
    該固定部材により固定された前記伸展部材の前記領域を、前記基板が接着されている面と反対の面の側から押圧する押圧部材とを備える請求項10から請求項12のいずれかに記載の細胞分取装置。
  14. 前記伸展部材の前記領域を伸展した状態に保持する保持部材を備える請求項10から請求項13のいずれかに記載の細胞分取装置。
  15. 前記保持部材が、前記伸展部材の前記基板が接着されている側の面を下向きに保持可能である請求項14に記載の細胞分取装置。
  16. 前記保持部材により保持された前記伸展部材の、前記基板が接着されている面の側に配置され、内部が陰圧に吸引される吸収部材を備える請求項14または請求項15に記載の細胞分取装置。
  17. 前記分割部によって分割された前記薄切片の断片を採取する採取手段を備える請求項1から請求項16のいずれかに記載の細胞分取装置。
  18. 前記採取手段が、前記薄切片の断片を該断片が貼り付いている前記小片とともに採取する請求項17に記載の細胞分取装置。
  19. 前記採取手段が、前記伸展部材の前記小片が接着されている位置を、該小片が接着されている面とは反対側の面から突く針部材を備える請求項18に記載の細胞分取装置。
  20. 前記小片が、0.001〜0.5mmの直径寸法を有する磁性粒子であり、
    前記採取手段が、前記小片の寸法と略同一の大きさの空間に、前記磁性粒子を引き寄せる磁力を発生させる磁石を有する請求項18に記載の細胞分取装置。
  21. 前記分割部が、前記薄切片を複数の断片に分割する請求項1から請求項20のいずれかに記載の細胞分取装置。
  22. 前記分割部が、前記薄切片を前記小片と略同等の形状の前記断片に分割する請求項1から請求項21のいずれかに記載の細胞分取装置。
  23. 請求項1から請求項22のいずれかに記載の細胞分取装置と、
    前記基板上の前記薄切片を観察する観察装置とを備える細胞分取システム。
  24. 前記観察装置によって観察された薄切片を表示する表示部を備える請求項23に記載の細胞分取システム。
  25. 複数の小片に分割可能に設けられ生体組織の薄切片を貼り付け可能な表面を有し、複数の小片に分割されることによって前記表面に貼り付けられた前記薄切片を分割する基板。
  26. 複数の小片に分割可能に設けられ生体組織の薄切片を貼り付け可能な表面を有する基板の背面に接着されると共に前記基板の表面方向に伸展可能な伸展部材であって、
    前記表面方向に伸展することによって接着されている前記基板を複数の小片に分割する伸展部材。
  27. 複数の小片に分割可能な基板の表面上に生体組織の薄切片を貼付する貼付ステップと、
    前記基板を複数の小片に分割することによって前記基板および前記生体組織の薄切片を分割する分割ステップとを備える細胞分取方法。
  28. 前記分割ステップにおいて分割された前記薄切片の断片を採取する採取ステップを備える請求項27に記載の細胞分取方法。
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