JP2013177857A - 小容量ロータリ圧縮機 - Google Patents

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Takeshi Ueda
健史 上田
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Abstract

【課題】上端板及び下端板をシリンダ容積の大きい機種と共用することができ、回転軸の摺動損失を低減してCOPの悪化を防ぎ、生産性の高い小容量ロータリ圧縮機を得ること。
【解決手段】シリンダ容積が大きい大容量ロータリ圧縮機1の圧縮機筐体と同一の圧縮機筐体を使用する、シリンダ容積が小さい小容量ロータリ圧縮機2において、回転軸の主軸部及び副軸部151aの径を前記大容量ロータリ圧縮機1の回転軸の主軸部及び副軸部の径と同一にし、前記上端板及び下端板160Sを前記大容量ロータリ圧縮機1の上端板及び下端板と同一にし、前記副軸部151aの摺動長Hを、前記大容量ロータリ圧縮機1の副軸部の摺動長よりも小さくした。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和機の冷凍サイクルに使用されるシリンダ容積が小さい小容量ロータリ圧縮機に関する。
従来、ロータリ圧縮機において、圧縮機筐体の径(内径)を同一にしてシリンダ容積の異なる機種を製作する場合、シリンダ容積の小さい機種は、回転軸の副軸部の径を小さくしていた。副軸部の径を小さくすることにより、回転軸の摺動損失を低減し、単位入力を小さくして成績係数(COP)の悪化を防いでいた。
また、従来、ロータリ圧縮機において、摩擦ロスを低減し、効率を向上するために、上端板に枢支される主軸部、主軸部と副軸部との間に偏心して設けられ、それぞれにローラが嵌合する複数のクランク軸部、隣接するクランク軸部相互を連結する連結部、を備えた回転軸と、この回転軸におけるそれぞれのクランク軸部と前記ローラを、偏心回転自在に収容する複数のシリンダ室とを具備し、上記回転軸における上記主軸部の半径をRm、上記副軸部の半径をRs、上記クランク軸部の半径をRc、上記クランク軸部の偏心量をeとしたとき、
Rc<Rm+e・・・(1)
Rc≧Rs+e・・・(2)
が成立し、上記主軸部側に設けられる第1のクランク軸部と上記副軸部側に設けられる第2のクランク軸部とを連結する上記連結部は、上記第2のクランク軸部の反偏心側周面に、第2のクランク軸部の外周面と同一、もしくは第2のクランク軸部の外周面よりも内側に位置するとともに、前記副軸部の半径をRsより大なる半径のA周面を備え、上記第1のクランク軸部の反偏心側周面に位置するとともに、前記副軸部の半径Rsより体なる半径のB周面を備え、上記連結部の軸方向長さをL、上記第1のクランク軸部に嵌合するローラの軸方向長さをCr、上記第2のクランク軸部に設けられる面取り部の軸方向長さをCsとしたとき、
H>L≧H−Cr−Cs・・・(3)
が成立するロータリ圧縮機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のロータリ圧縮機では、副軸部の直径が主軸部の直径よりも細く、信頼性が低いので、副軸部にブッシュを圧入固定して副軸部の直径を太くし、ブッシュを下端板に回転自在に枢支させている。
国際公開2009/028633号(請求項1、段落0104〜0108、図10)
しかしながら、圧縮機筐体の径を同一にし、シリンダ容積の小さい機種で、回転軸の副軸部の径を小さくする従来の技術は、下端板をシリンダ容積の大きい機種と共用することができず、生産性が悪い、という問題があった。
また、特許文献1に開示された従来の技術によれば、副軸部にブッシュを圧入固定して副軸部の直径を太くし、ブッシュを下端板に回転自在に枢支させるので、部品点数及び製造工数が増え、生産性が悪い、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、下端板をシリンダ容積の大きい機種と共用することができ、回転軸の摺動損失を低減してCOPの悪化を防ぎ、生産性の高い小容量ロータリ圧縮機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、上部に冷媒の吐出部が設けられ下部に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体の下部に配置され、前記吸入部を通して外部から冷媒ガスを吸入し、前記圧縮機筐体内を通して前記吐出部から外部へ冷媒ガスを吐出する圧縮部と、前記圧縮機筐体の上部に配置され、回転軸を介して前記圧縮部を駆動するモータと、を備え、前記圧縮部の上側に、前記回転軸の主軸部を支持する上軸受部を有する上端板を配置し、前記圧縮部の下側に、前記回転軸の副軸部を支持する下軸受部を有する下端板を配置したロータリ圧縮機であって、前記圧縮部のシリンダ容積が大きい大容量ロータリ圧縮機の圧縮機筐体と同一の圧縮機筐体を使用する、シリンダ容積が小さい小容量ロータリ圧縮機において、前記回転軸の主軸部及び副軸部の径を前記大容量ロータリ圧縮機の回転軸の主軸部及び副軸部の径と同一にし、前記上端板及び下端板を前記大容量ロータリ圧縮機の上端板及び下端板と同一にし、前記副軸部の摺動長を、前記大容量ロータリ圧縮機の副軸部の摺動長よりも小さくしたことを特徴とする。
本発明によれば、下端板をシリンダ容積の大きい機種と共用することができ、回転軸の摺動損失を低減してCOPの悪化を防ぎ、生産性の高い小容量ロータリ圧縮機が得られる。
図1は、シリンダ容積の大きいロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図である。 図2は、第1、第2の圧縮部の下から見た横断面図である。 図3は、本発明に係る小容量ロータリ圧縮機の実施例1の副軸部を示す縦断面図である。 図4は、本発明に係る小容量ロータリ圧縮機の実施例2の副軸部を示す縦断面図である。
以下に、本発明にかかるロータリ圧縮機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、シリンダ容積の大きいロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図であり、図2は、第1、第2の圧縮部の下から見た横断面図であり、図3は、本発明に係る小容量ロータリ圧縮機の実施例1の副軸部を示す縦断面図である。
図1に示すように、シリンダ容積の大きいロータリ圧縮機1は、密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体10の下部に配置された圧縮部12と、圧縮機筐体10の上部に配置され、回転軸15を介して圧縮部12を駆動するモータ11と、を備えている。
モータ11のステータ111は、円筒状に形成され、圧縮機筐体10の内周面に焼きばめされて固定されている。モータ11のロータ112は、円筒状のステータ111の内部に配置され、モータ11と圧縮部12とを機械的に接続する回転軸15に焼きばめされて固定されている。
圧縮部12は、第1の圧縮部12Sと、第1の圧縮部12Sと並列に設置され第1の圧縮部12Sの上側に積層された第2の圧縮部12Tと、を備えている。図2に示すように、第1、第2の圧縮部12S、12Tは、側部に放射状に、第1、第2吸入孔135S、135T、第1、第2ベーン溝128S、128Tが設けられた環状の第1、第2シリンダ121S、121Tを備えている。
図2に示すように、第1、第2シリンダ121S、121Tには、モータ11の回転軸15と同心に、円形の第1、第2シリンダ内壁123S、123Tが形成されている。第1、第2シリンダ内壁123S、123T内には、シリンダ内径よりも小さい外径の第1、第2環状ピストン125S、125Tが夫々配置され、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tと、第1、第2環状ピストン125S、125Tとの間に、冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する第1、第2作動室130S、130Tが形成される。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tから径方向に、シリンダ高さ全域に亘る第1、第2ベーン溝128S、128Tが形成され、第1、第2ベーン溝128S、128T内に、夫々平板状の第1、第2ベーン127S、127Tが、摺動自在に嵌合されている。
図2に示すように、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部には、第1、第2シリンダ121S、121Tの外周部から第1、第2ベーン溝128S、128Tに連通するように第1、第2のスプリング穴124S、124Tが形成されている。第1、第2のスプリング穴124S、124Tには、第1、第2ベーン127S、127Tの背面を押圧するベーンスプリング(図示せず)が挿入されている。ロータリ圧縮機1の起動時は、このベーンスプリングの反発力により、第1、第2ベーン127S、127Tが、第1、第2ベーン溝128S、128T内から第1、第2作動室130S、130T内に突出し、その先端が、第1、第2環状ピストン125S、125Tの外周面に当接し、第1、第2ベーン127S、127Tにより、第1、第2作動室130S、130Tが、第1、第2吸入室131S、131Tと、第1、第2圧縮室133S、133Tとに区画される。
また、第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部と圧縮機筐体10内とを、図1に示す開口部Rで連通して圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒ガスを導入し、第1、第2ベーン127S、127Tに、冷媒ガスの圧力により背圧をかける第1、第2圧力導入路129S、129Tが形成されている。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2吸入室131S、131Tに外部から冷媒を吸入するために、第1、第2吸入室131S、131Tと外部とを連通させる第1、第2吸入孔135S、135Tが設けられている。
また、図1に示すように、第1シリンダ121Sと第2シリンダ121Tの間には、中間仕切板140が配置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130Sと第2シリンダ121Tの第2作動室130Tとを区画している。第1シリンダ121Sの下端部には、下端板160Sが設置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130Sを閉塞している。また、第2シリンダ121Tの上端部には、上端板160Tが設置され、第2シリンダ121Tの第2作動室130Tを閉塞している。
下端板160Sには、副軸受部161Sが形成され、副軸受部161Sに、回転軸15の副軸部151が回転自在に支持されている。上端板160Tには、主軸受部161Tが形成され、主軸受部161Tに、回転軸15の主軸部153が回転自在に支持されている。
回転軸15は、互いに180°位相をずらして偏心させた第1偏心部152Sと第2偏心部152Tとを備え、第1偏心部152Sは、第1の圧縮部12Sの第1環状ピストン125Sに回転自在に嵌合し、第2偏心部152Tは、第2の圧縮部12Tの第2環状ピストン125Tに回転自在に嵌合している。
回転軸15が回転すると、第1、第2環状ピストン125S、125Tが、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tに沿って第1、第2シリンダ121S、121T内を図2の時計回りに公転し、これに追随して第1、第2ベーン127S、127Tが往復運動する。この第1、第2環状ピストン125S、125T及び第1、第2ベーン127S、127Tの運動により、第1、第2吸入室131S、131T及び第1、第2圧縮室133S、133Tの容積が連続的に変化し、圧縮部12は、連続的に冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する。
図1に示すように、下端板160Sの下側には、下マフラーカバー170Sが配置され、下端板160Sとの間に下マフラー室180Sを形成している。そして、第1の圧縮部12Sは、下マフラー室180Sに開口している。すなわち、下端板160Sの第1ベーン127S近傍には、第1シリンダ121Sの第1圧縮室133Sと下マフラー室180Sとを連通する第1吐出孔190S(図2参照)が設けられ、第1吐出孔190Sには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止する第1吐出弁200Sが配置されている。
下マフラー室180Sは、環状に形成された1つの室であり、第1の圧縮部12Sの吐出側を、下端板160S、第1シリンダ121S、中間仕切板140、第2シリンダ121T及び上端板160Tを貫通する冷媒通路136(図2参照)を通して上マフラー室180T内に連通させる連通路の一部である。下マフラー室180Sは、吐出冷媒ガスの圧力脈動を低減させる。また、第1吐出弁200Sに重ねて、第1吐出弁200Sの撓み開弁量を制限するための第1吐出弁押さえ201Sが、第1吐出弁200Sとともにリベットにより固定されている。
図1に示すように、上端板160Tの上側には、上マフラーカバー170Tが設置され、上端板160Tとの間に上マフラー室180Tを形成している。上端板160Tの第2ベーン127T近傍には、第2シリンダ121Tの第2圧縮室133Tと上マフラー室180Tとを連通する第2吐出孔190T(図2参照)が設けられ、第2吐出孔190Tには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止する第2吐出弁200Tが設置されている。また、第2吐出弁200Tに重ねて、第2吐出弁200Tの撓み開弁量を制限するための第2吐出弁押さえ201Tが、第2吐出弁200Tとともにリベットにより固定されている。上マフラー室180Tは、吐出冷媒の圧力脈動を低減させる。
第1シリンダ121S、下端板160S、下マフラーカバー170S、第2シリンダ121T、上端板160T、上マフラーカバー170T及び中間仕切板140は、通しボルト175等により一体に締結されている。通しボルト175等により一体に締結された圧縮部12のうち、上端板160Tの外周部が、圧縮機筐体10にスポット溶接により固着され、圧縮部12を圧縮機筐体10に固定している。
円筒状の圧縮機筐体10の外周壁には、軸方向に離間して下部から順に、第1、第2貫通孔101、102が、第1、第2吸入管104、105を通すために設けられている。また、圧縮機筐体10の外側部には、独立した円筒状の密閉容器からなるアキュムレータ25が、アキュムホルダー252及びアキュムバンド253により保持されている。
アキュムレータ25の天部中心には、冷凍サイクルと接続するシステム接続管255が接続され、アキュムレータ25の底部に設けられた底部貫通孔257には、一端がアキュムレータ25の内部上方まで延設され、他端が、第1、第2吸入管104、105の他端に接続される第1、第2低圧連絡管31S、31Tが接続されている。
冷凍サイクルの低圧冷媒をアキュムレータ25を介して第1、第2の圧縮部12S、12Tに導く第1、第2低圧連絡管31S、31Tは、吸入部としての第1、第2吸入管104、105を介して第1、第2シリンダ121S、121Tの第1、第2吸入孔135S、135T(図2参照)に接続されている。すなわち、第1、第2吸入孔135S、135Tは、冷凍サイクルに並列に連通している。
圧縮機筐体10の天部には、冷凍サイクルと接続し高圧冷媒ガスを冷凍サイクルに吐出する吐出部としての吐出管107が接続されている。すなわち、第1、第2吐出孔190S、190Tは、冷凍サイクルに連通している。
圧縮機筐体10内には、およそ第2シリンダ121Tの高さまで潤滑油が封入されている。また、潤滑油は、回転軸15の下部に挿入された羽根ポンプ(図示せず)により、回転軸15の下端部に取付けられた給油パイプ16から吸上げられ、圧縮部12を循環し、摺動部品の潤滑を行なうと共に、圧縮部12の微小隙間のシールをしている。以上が、シリンダ容積の大きいロータリ圧縮機の実施例の構造である。
次に、図3を参照して、シリンダ容積の小さい実施例1の小容量ロータリ圧縮機2の特徴的な構成について説明する。図示はしないが、実施例1の小容量ロータリ圧縮機2の第1、第2シリンダの内径及び第1、第2偏心部の偏心量は、シリンダ容積の大きいロータリ圧縮機1の第1、第2シリンダ121S、121Tの内径及び第1、第2偏心部152S、152Tの偏心量よりも小さくされ、シリンダ容積が小さくされている。
図3に示すように、シリンダ容積の小さい実施例1の小容量ロータリ圧縮機2では、副軸部151aの摺動長Hが、図1に示すシリンダ容積の大きいロータリ圧縮機1の副軸部151の摺動長Hに比べて小さくなっている。
なお、摺動長Hは、下記の計算式により、シリンダ容積比に応じた値とするとよい。ここで、摺動長Hは、シリンダ容積の大きいロータリ圧縮機1用に設計されている。
摺動長H=摺動長H×〔シリンダ容積(小)/シリンダ容積(大)〕
小容量ロータリ圧縮機2の副軸部151aの直径は、ロータリ圧縮機1の副軸部151の直径と同一である。また、小容量ロータリ圧縮機2の下端板160Sは、ロータリ圧縮機1の下端板160Sと同一である。実施例1の小容量ロータリ圧縮機2は、副軸部151aの摺動長H及びシリンダ容積が、図1に示すロータリ圧縮機1の副軸部151の摺動長H及びシリンダ容積に比べて小さくなっていること以外は、ロータリ圧縮機1と異なるところはない。
従来、ロータリ圧縮機において、圧縮機筐体の径(内径)を同一にしてシリンダ容積の異なる機種を製作する場合、シリンダ容積の小さい機種は、回転軸の副軸部の径を小さくし、副軸部の径を小さくすることにより、回転軸の摺動損失を低減し、単位入力を小さくして成績係数(COP)の悪化を防いでいるので、シリンダ容積の小さい機種は、下端板をシリンダ容積の大きい機種と共用することができなかったが、実施例1の小容量ロータリ圧縮機2は、副軸部151aの直径を、ロータリ圧縮機1の副軸部151の直径と同一とし、摺動長Hを小さくすることにより、回転軸15の摺動損失を低減してCOPの悪化を防いでいるので、下端板160Sをシリンダ容積の大きい機種と共用することができ、生産性が高い。
図4は、本発明に係る小容量ロータリ圧縮機の実施例2の副軸部を示す縦断面図である。図4に示すように、実施例2の小容量ロータリ圧縮機3では、副軸部151bの摺動長Hが、図1に示すシリンダ容積の大きいロータリ圧縮機1の副軸部151の摺動長Hに比べて小さくなっている。
実施例1の小容量ロータリ圧縮機2では、副軸部151aの長さは、摺動長Hと同一としたが、実施例2のロータリ圧縮機3では、副軸部151bの長さは、図1に示すシリンダ容積の大きいロータリ圧縮機1の副軸部151と同じ長さであり、小径部151cを設けることにより、摺動長Hを小さくしている。
実施例2の小容量ロータリ圧縮機3は、副軸部151bの長さを、ロータリ圧縮機1の副軸部151と同じ長さとしたので、ロータリ圧縮機1に用いた給油パイプ16と同一の給油パイプを用いて同一の潤滑油吸上げ深さを得ることができる。
1 ロータリ圧縮機
2、3 小容量ロータリ圧縮機
10 圧縮機筐体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
25 アキュムレータ
31S 第1低圧連絡管
31T 第2低圧連絡管
101 第1貫通孔
102 第2貫通孔
104 第1吸入管
105 第2吸入管
107 吐出管(吐出部)
111 ステータ
112 ロータ
12S 第1の圧縮部
12T 第2の圧縮部
121S 第1シリンダ(シリンダ)
121T 第2シリンダ(シリンダ)
123S 第1シリンダ内壁(シリンダ内壁)
123T 第2シリンダ内壁(シリンダ内壁)
124S 第1スプリング穴
124T 第2スプリング穴
125S 第1環状ピストン(環状ピストン)
125T 第2環状ピストン(環状ピストン)
127S 第1ベーン(ベーン)
127T 第2ベーン(ベーン)
128S 第1ベーン溝(ベーン溝)
128T 第2ベーン溝(ベーン溝)
129S 第1圧力導入路
129T 第2圧力導入路
130S 第1作動室(作動室)
130T 第2作動室(作動室)
131S 第1吸入室(吸入室)
131T 第2吸入室(吸入室)
133S 第1圧縮室(圧縮室)
133T 第2圧縮室(圧縮室)
135S 第1吸入孔(吸入孔)
135T 第2吸入孔(吸入孔)
136 冷媒通路
140 中間仕切板
151、151a、151b 副軸部
151c 小径部
152S 第1偏心部(偏心部)
152T 第2偏心部(偏心部)
153 主軸部
160S 下端板(端板)
160T 上端板(端板)
161S 副軸受部
161T 主軸受部
170S 下マフラーカバー
170T 上マフラーカバー
175 通しボルト
180S 下マフラー室
180T 上マフラー室
190S 第1吐出孔(吐出孔)
190T 第2吐出孔(吐出孔)
200S 第1吐出弁
200T 第2吐出弁
201S 第1吐出弁押さえ
201T 第2吐出弁押さえ
252 アキュムホルダー
253 アキュムバンド
255 システム接続管
R 第1、第2圧力導入路の開口部
、H 摺動長

Claims (2)

  1. 上部に冷媒の吐出部が設けられ下部に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、
    前記圧縮機筐体の下部に配置され、前記吸入部を通して外部から冷媒ガスを吸入し、前記圧縮機筐体内を通して前記吐出部から外部へ冷媒ガスを吐出する圧縮部と、
    前記圧縮機筐体の上部に配置され、回転軸を介して前記圧縮部を駆動するモータと、
    を備え、前記圧縮部の上側に、前記回転軸の主軸部を支持する上軸受部を有する上端板を配置し、前記圧縮部の下側に、前記回転軸の副軸部を支持する下軸受部を有する下端板を配置したロータリ圧縮機であって、前記圧縮部のシリンダ容積が大きい大容量ロータリ圧縮機の圧縮機筐体と同一の圧縮機筐体を使用する、シリンダ容積が小さい小容量ロータリ圧縮機において、
    前記回転軸の主軸部及び副軸部の径を前記大容量ロータリ圧縮機の回転軸の主軸部及び副軸部の径と同一にし、
    前記上端板及び下端板を前記大容量ロータリ圧縮機の上端板及び下端板と同一にし、
    前記副軸部の摺動長を、前記大容量ロータリ圧縮機の副軸部の摺動長よりも小さくしたことを特徴とする小容量ロータリ圧縮機。
  2. 前記副軸部の長さを、前記大容量ロータリ圧縮機の副軸部の長さと同一にし、前記副軸部に小径部を設けることにより、摺動長を前記大容量ロータリ圧縮機の副軸部の摺動長よりも小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の小容量ロータリ圧縮機。
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JP2018159347A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 三菱電機株式会社 回転式圧縮機

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