JP2013177279A - 吹付材料およびそれを用いた吹付け工法 - Google Patents

吹付材料およびそれを用いた吹付け工法 Download PDF

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Abstract

【課題】 吹付け後10分から3N/mm2以上と高い初期強度発現性を持ち、掘削直後の地山の安定化を早期実現でき、かつ、pH11.0以下となる急結性吹付コンクリートを得ることが可能となる吹付材料を提供すること。
【解決手段】 高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質、高強度混和材、急結剤、細骨材、粗骨材、及び水を含有してなる吹付材料であって、フライアッシュが、高炉スラグ含有セメント100質量部に対して30〜400質量部であり、高強度混和材が、石膏と、CaSO4換算の石膏100質量部に対して0.5〜5質量部のアルカリ金属炭酸塩と0.2〜5質量部のオキシカルボン酸類とを含有し、セメント物質100質量部に対して6〜20質量部である高強度混和材であり、急結剤が、酸化物換算で1〜4質量部のSiO2を含有するカルシウムアルミネートと、該カルシウムアルミネート100質量部に対して1〜50質量部のアルカリ金属アルミン酸塩と1〜20質量部の水酸化カルシウムとを含有し、セメント物質100質量部に対して6〜20質量部である急結剤であり、水が、セメント物質100質量部に対して、30〜55質量部である吹付材料を構成とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、例えば、道路、鉄道、導水路等のトンネル、及び石油やLNG備蓄施設や放射性廃棄物処分場等の地下空洞建設において、露出した地山に、短時間で支保でき、低pHを得ることができる吹付材料、それを用いた吹付け方法に関する。
短時間で強度発現性を示す吹付け方法として、セメント、カルシウムアルミネート、及び石膏を併用した吹付け方法が提案されている(特許文献1〜4)。
しかしながら、これらの方法を用いて吹付けたコンクリートは、低pHを有することが技術的に困難であった。
その理由としては、短時間で強度発現性を示すことは、セメント系材料の硬化後に発生する水酸化カルシウムの量によって決まり、短時間強度を発現させる場合には、水酸化カルシウム生成量が多い普通セメントや早強セメントなどが用いられている。
また、セメント、フライアッシュ、及びシリカヒュームを組合せた放射性廃棄物処分場用セメント系材料が提案されている(特許文献5)。
しかしながら、特許文献5は放射性廃棄物処分場用セメント系材料に関するもので、吹付材料および吹付方法については記載がない。また、これらを用いて吹付けた場合には、10分以内に3N/mm2以上の圧縮強度を有することができなかった。
また、日本のように岩盤に亀裂が多い場合、道路や、鉄道トンネルでは、トンネル掘削後に、吹付けコンクリートを介して、湧水が発生する場合がある。その際に、吹付けコンクリートから高いアルカリ成分が溶出するため、発生した湧水を濁水処理してpHを下げるといった作業が行われている。
放射性廃棄物処分場の建設における支保部材として、このような吹付材料を使用した場合、高いpHの地下水の浸入が課題となる。
現在、放射性廃棄物処分方法は、原子力発電に伴って排出されるであろう放射性廃棄物の処分施設として、地下空洞を形成し、長期保存をするといった方法がある。その際に放射性廃棄物をそのまま保存するのではなく、岩盤と放射性廃棄物が入った容器の間を充填することが計画されている。
この充填材としては、鉱物系で膨潤性があるベントナイトなどの粘土鉱物が検討されている(非特許文献1)。
しかし、岩盤と廃棄物容器の間をベントナイト系粘土鉱物で充填したとしても、接する水のpHによって変質し、透水係数が変化し、pH12以上を示す地下水と接触した場合には透水係数が増大し、止水効果が薄れるといった報告があり、吹付けコンクリートの低pHが課題であった。
さらに、普通セメント、フライアッシュ、及びシリカヒュームを用いた混合セメントを用いることが提案されている(非特許文献2)。
しかしながら、この混合セメントでは、用いられるシリカヒュームの刺激成分が少ないためポゾラン反応が進まず、湧水や静水中に浸漬した際にシリカヒューム起因のSiイオンが溶出して空隙となり、各種イオンの透過性や透水性が損なわれるといった課題があった。
特開2011−001203号公報 特開2007−297227号公報 特開平09−169557号公報 再特表WO01/060760号公報 特開2000−065992号公報
放射性廃棄物処分におけるベントナイト系材料のアルカリ溶液による変質挙動(その1)−アルカリ性の各種溶液に浸漬した締固めベントナイトの鉱物学的な変質と透水性の変化− (財)電力中央研究所 電力中央研究所報告 研究報告:N09015 平成22年5月 内川浩 混合セメントの水和および構造形成に及ぼす混合材の効果《その4・完》 セメント・コンクリート No.488 1987.10
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の材料を使用し、吹付け後の初期強度を確保しながらも、Siイオンの溶出量が従来技術に比べて低減することを可能とし、低pHを得ることを確認して本発明を完成するに至った。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の手段を採用する。
(1)高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質、高強度混和材、急結剤、細骨材、粗骨材、及び水を含有してなる吹付材料であって、前記フライアッシュが、高炉スラグ含有セメント100質量部に対して30〜400質量部であり、前記高強度混和材が、石膏と、CaSO4換算の石膏100質量部に対して0.5〜5質量部のアルカリ金属炭酸塩と0.2〜5質量部のオキシカルボン酸類とを含有してなり、前記セメント物質100質量部に対して6〜20質量部である高強度混和材であり、前記急結剤が、酸化物換算で1〜4質量部のSiO2を含有するカルシウムアルミネートと、該カルシウムアルミネート100質量部に対して1〜50質量部のアルカリ金属アルミン酸塩と1〜20質量部の水酸化カルシウムとを含有してなり、前記セメント物質100質量部に対して6〜20質量部である急結剤であり、水が、前記セメント物質100質量部に対して30〜55質量部であることを特徴とする吹付材料である。
(2)前記高炉スラグが、セメント100質量部に対して5〜250質量部であることを特徴とする前記(1)の吹付材料である。
(3)前記高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質、高強度混和材、急結剤、及び水を配合してなるセメント硬化体から溶出する可溶性Siイオンが7mg/L未満であることを特徴とする前記(1)又は(2)の吹付材料である。
(4)前記(1)〜(3)のうちのいずれか1の吹付材料を使用することを特徴とする吹付工法である。
(5)高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質、細骨材、及び粗骨材をドライ混合し、その後、水を配合して混練りし、次いで、前記高強度混和材を添加し、さらに、前記急結剤を添加して急結性吹付けコンクリートを調製し、吹付けることを特徴とする前記(4)の吹付工法である。
本発明の吹付材料を用いることで、吹付け後10分から3N/mm2以上と高い初期強度発現性を持ち、掘削直後の地山の安定化を早期実現でき、かつ、pH11.0以下となる急結性吹付コンクリートを得ることが可能であり、急結性吹付けコンクリートからのSiイオンの溶出が少なく、硬化後の緻密なセメント硬化体を得ることができ、浸透する劣化因子に対して長期的に優れた遮蔽効果を有する急結性吹付けコンクリートを得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
なお、本発明における部や%は、特に断らない限り質量規準で示す。
また、本発明の吹付材料とは、骨材を含まない材料や骨材を含む材料を示すものである。
本発明では、吹付コンクリートの強度発現性の付与と硬化後に生成する水酸化カルシウムの低減のため高炉スラグ含有セメントを用いる。
本発明で使用する高炉スラグ含有セメントとしては、通常用いられる、JIS R 5211に記載のある高炉セメントA種、B種、C種が好ましいが、特に限定されるものではない。普通ポルトランドセメントと高炉スラグを配合しても使用可能である。
高炉スラグ含有セメントのブレーン比表面積値(以下、ブレーン値という)は、2,500〜10,000cm2/gが好ましく、3,500〜6,500cm2/gがより好ましい。2,500cm2/g未満では、吹付けコンクリートの初期強度を損なう恐れがあり、10,000cm2/gを超えると、コンクリートに粘性が生じ、圧送性を損なう可能性がある。
ここで使用する高炉スラグとは、例えば、CaO 41〜44%、Al2O3 13〜16%、及びSiO2 32〜36%などからなるもので、高炉水砕スラグであり、転炉スラグ、電気炉スラグ、及び徐冷スラグの使用は困難である。
高炉スラグのブレーン値は、2,500〜10,000cm2/gが好ましく、3,500〜6,500cm2/gがより好ましい。2,500cm2/g未満では、吹付けコンクリートの初期強度を損なう恐れがあり、10,000cm2/gを超えると、コンクリートに粘性が生じ、圧送性を損なう可能性がある。
高炉スラグの使用量は、セメント100部に対して、5〜250部が好ましく、50〜150部がより好ましい。5部未満では、得られるセメント硬化体のpHが11以上となる恐れがあり、250部を超えると、初期強度を損なう恐れがある。
本発明では硬化後に高炉スラグ含有セメント起因で生成する水酸化カルシウムを消費するためフライアッシュを用いる。
また、フライアッシュは、急結剤に含有する水酸化カルシウムとも反応するため、急結剤の反応で消費されない水酸化カルシウムも消費する。
本発明で使用するフライアッシュは、JIS A 6201に記載のあるコンクリート用フライアッシュI種、II種、III種、及びIV種が好ましいが、特に限定されるわけではない。
フライアッシュのブレーン値は、2,500〜10,000cm2/gが好ましく、3,500〜6,500cm2/gがより好ましい。2,500cm2/g未満では、吹付けコンクリートの初期強度を損なう恐れがあり、10,000cm2/gを超えると、コンクリートに粘性が生じ、圧送性を損なう可能性がある。
本発明で使用するフライアッシュは、高炉スラグ含有セメント100部に対して、30〜400部が好ましく、80〜300部がより好ましい。30部未満では、硬化後のpHが下がらない恐れがあり、400部を超えると、吹付けコンクリートの初期強度の発現を損なう恐れがある。
本発明の高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質の単位量は、360〜600kg/m3が好ましく、400〜550kg/m3がより好ましい。360kg/m3未満では、練り上げたコンクリートが材料分離しやすくなり、施工性を低下する恐れがあり、600kg/m3を超えるとコンクリートの粘性が増大し、施工作業性が低下する恐れがある。
本発明の水は、高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質100部に対し、30〜55部が好ましく、35〜45部がより好ましい。30部未満では、吹付け時、配管が閉塞する恐れがあり、55部より大きいと、所定の圧縮強度を得られない恐れがある。
本発明で使用する高強度混和材は、セメント硬化体の強度発現性を向上させる目的で使用するもので、石膏を主成分とするものである。
石膏としては、無水石膏、半水石膏、及び二水石膏等が挙げられ、これらのうち一種又は二種以上の使用が可能である。
石膏の結晶の形態は特に限定されるものではなく、α型半水石膏、β型半水石膏、I型無水石膏、II型無水石膏、及びIII型無水石膏等が使用可能である。
また、これらの石膏には、天然で産出するものや、産業副産物として得られる排脱石膏や弗酸副生無水石膏が含まれる。
石膏の粒度は、ブレーン値で、2,000cm2/g以上が好ましく、3,000cm2/g以上が強度発現性の観点からより好ましい。
本発明で使用するアルカリ金属炭酸塩は、初期の強度を向上させるもので、アルカリ金属炭酸塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及び重炭酸ナトリウムなどが挙げられ、これらの一種又は二種以上が使用可能である。
アルカリ金属炭酸塩の使用量は、CaSO4換算の石膏100部に対して、0.5〜5部が好ましく、1〜4部がより好ましい。0.5部未満では効果がなく、5部を超えると、コンクリートのスランプ保持性が低下し、施工性が悪化しやすくなる。
本発明で使用するオキシカルボン酸類は、初期の強度を向上させるものである。
オキシカルボン酸類としては、例えば、グルコン酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、サリチル酸、及び乳酸又はこれらの塩が挙げられる。これらの中では、クエン酸が好ましい。
オキシカルボン酸類の使用量は、CaSO4換算の石膏100部に対して、0.2〜5部が好ましく、1〜4部がより好ましい。0.2部未満では、吹付材料の凝結性や初期強度発現性を阻害し、5部を超えると、凝結性や強度発現性を阻害する恐れがある。
高強度混和材の使用量は、高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質100部に対し、6〜20部が好ましく、8〜16部がより好ましい。6部未満では、初期強度を得られない場合があり、20部を超えると、長期にコンクリートが膨張し、強度発現性を損なう恐れがある。
本発明で使用するカルシウムアルミネートは、初期にセメントコンクリートの凝結を起こさせる急結成分である。
カルシウムアルミネートとは、カルシアを含む原料、アルミナを含む原料、シリカを含む原料等を混合して、キルンでの焼成や、電気炉での溶融等の熱処理をして得られる、CaOとAl2O3とを主たる成分とし、酸化物換算で1〜4部でSiO2を含有するカルシウムアルミネートである。また、前記カルシウムアルミネートのCaO及び/又はAl2O3の一部が、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、酸化チタン、酸化鉄、アルカリ金属ハロゲン化合物、アルカリ土類金属ハロゲン化合物、アルカリ金属硫酸塩、及びアルカリ土類金属硫酸塩等と置換した化合物、あるいはCaOとAl2O3とを主たる成分とするものに、これらが少量固溶した物質でも使用可能である。鉱物形態としては、結晶質、非晶質いずれであってもよい。
これらの中では、反応活性とポンプ圧送性の点で、非晶質のカルシウムアルミネートが好ましく、C12A7組成に酸化ケイ素が一部含有した熱処理物を急冷した非晶質のカルシウムアルミネートがより好ましい。
カルシウムアルミネートに含有するSiO2は、カルシウムアルミネート100部中、酸化物換算で1〜4部が好ましく、2〜4部がより好ましい。1部未満では、凝結特性を損なう恐れがあり、4部を超えると、初期強度を損なう恐れがある。
カルシウムアルミネートの粒度は、ブレーン値で5,000cm2/g以上が好ましい。5,000cm2/g未満では、急結性や初期強度発現性が低下する恐れがある。
本発明のアルカリ金属アルミン酸塩は、例えば、初期凝結を促す目的で使用する。
アルカリ金属アルミン酸塩としては、アルミン酸リチウム、アルミン酸ナトリウム、及びアルミン酸カリウムなどが挙げられ、これらの一種又は二種以上が使用可能である。
アルカリ金属アルミン酸塩の使用量は、カルシウムアルミネート100部に対して、1〜50部が好ましく、2〜25部がより好ましい。1部未満では、初期凝結を起こすことが困難である恐れがあり、50部を超えると、凝結性の低下や長期強度発現性を阻害する恐れがある。
本発明の水酸化カルシウムは、例えば、初期強度の発現性を促す目的で使用する。
水酸化カルシウムとしては、市販の消石灰や、カルシウムカーバイドからアセチレンを発生させる際に副生するカーバイド滓等が挙げられる。
水酸化カルシウムの使用量は、カルシウムアルミネート100部に対して、1〜20部が好ましく、2〜10部がより好ましい。1部未満では、初期凝結を阻害する恐れがあり、20部を超えると、凝結性の低下や長期強度発現性を阻害しやすくなる。
カルシウムアルミネート、アルカリ金属アルミン酸塩、及び水酸化カルシウムを主成分とした急結剤の使用量は、作業性、初期強度発現性、及び耐久性の点で、高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質100部に対して、6〜20部が好ましく、8〜16部がより好ましい。6部未満では、凝結力や強度発現性が低下する恐れがあり、20部を超えると、吹付けコンクリートが吹付け中に配管を閉塞する恐れや長期強度発現性を損なう恐れがある。
本発明では、必要に応じて、さらに、減水剤、空気連行剤、ポリマーエマルジョン、増粘剤、収縮低減剤、防錆剤、防凍剤、粘土鉱物、シリカフュームなどの一般に市販されているセメント混和剤(材)を性能に支障のない範囲で使用してもよい。
本発明で使用される細骨材や粗骨材の骨材は、吸水率が低く、骨材自体の強度が高いものが好ましいが、特に限定されるものではない。
細骨材は、最大寸法5mm以下のものが好ましく、川砂、山砂、及び砕石等が挙げられる。粗骨材としては、最大寸法15mm以下のものが好ましい。
細骨材と粗骨材の割合は、細骨材の容積(s)と骨材容積(a)の比で表すことができ、s/aは60〜70容積%が好ましい。
本発明において、吹付けコンクリートの製造方法は、急結剤と混合する前に吹付けコンクリート中に石膏が混合してあれば、特に制限されるものではない。あらかじめセメントに規定量の石膏を混合しておく方法や、吹付けコンクリートを混練りするときに別途添加する方法等がある。
混合装置としては、既存のいかなる装置も使用可能であり、例えば、傾動ミキサ、オムニミキサ、ヘンシェルミキサ、V型ミキサ、及びナウタミキサなどの使用が可能である。
本発明の吹付け方法は、一般に適応される湿式吹付け工法等により施工でき、所定の材料で混練り製造したコンクリートを、コンクリート圧送機で吹付けコンクリート圧送管を介して圧送し、吹付けコンクリート圧送の途中の吹付けノズル手前に、Y管等の混合管を設置して、別途圧送した粉体急結剤と合流して急結性吹付けコンクリートとして、地山に吹付ける方法である。
吹付けコンクリート圧送管としては、耐圧性の金属メッシュ入りホース(耐圧ホース)や金属製の配管が使用可能である。通常は、耐圧ホースが使用され、その前後は金属管を使用することが好ましい。
耐圧ホースの長さは特に限定されるものではなく、施工状況により使用される長さは変わってくるが、通常、5〜30mのものが使用される。
耐圧ホースの直径は、圧送性や、耐圧ホースの取り扱いなどの作業性の面から2.5〜3.5インチのものが通常使用される。
本発明で使用するノズルとしては、連続的に縮径しているものや、縮径後に急結性吹付けコンクリートを整流する直管をつけたものが使用可能である。
急結剤混合区間の長さは、吹付けコンクリートと急結剤との混合性、付着性、及び圧送性の面から、15〜145cm程度が好ましく、25〜75cmがより好ましい。
ノズルは、金属製のものやセラミック製のものが使用可能であり、ゴム素材でできたノズルの配管内面に、セラミックスや金属でライニングされたものやこれらをチップ状のものを埋め込んだものが使用可能である。
本発明においては、従来使用の吹付け方法が使用可能であり、吹付け圧力は特に限定されるものではなく、吹付けコンクリートの吐出量は、通常、1.5〜20m3/hであり、吹付け空気量は特に限定されるものではない。
吹付け設備は、吹付けが充分に行われれば特に限定されるものではなく、例えば、吹付けコンクリートの圧送にはアリバー社商品名「アリバ280」、シンテック社「MKW-25SMT」、PET社「G4ポンプ」、及びスクイズポンプ、プランジャーポンプ、ダイヤフラムポンプ、スクリューポンプ、及びギヤポンプなどが使用可能である。
以下、実験例に基づいて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実験例1
10分強度発現性、pHを評価するため、吹付けコンクリートの粉体組成に着目して、吹付け試験を行った。
下記に示した材料を用いて高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質の単位量を500kg/m3とし、細骨材比率(s/a)を65%とした配合を用い、水は、セメント物質100部に対し、45部とし、CaSO4換算の石膏100部に対し、オキシカルボン酸3部、アルカリ金属炭酸塩3部とした高強度混和材を、セメント物質100部に対し、12部添加したベースコンクリートを練混ぜ、吹付けコンクリートとして調製し、コンクリートポンプ「シンテックMKW-25MT」を使用して圧送した。
カルシウムアルミネート100部、アルカリ金属アルミン酸塩6部、及び水酸化カルシウム3部を混合し、急結剤Aとして調製し、圧送配管途中にY字管を設け、混合区間を100cmとした。
粉体急結剤添加装置「デンカナトムクリートPAC250V」で空気圧送した粉体急結剤を、セメント物質100部に対し、12部添加して急結性吹付けセメントコンクリートとし、材齢10分と3時間の圧縮強度を測定した。
また、各試験時に急結性吹付けコンクリートをコア箱に吹付けてpH試験用試験体を採取し、pH試験を行った。結果を表1に示す。
<使用材料>
普通セメント:市販品、ブレーン値3,200cm2/g
高炉スラグ含有セメントβ:高炉セメントB種、高炉スラグ含有率45%、ブレーン値3,600cm2/g
フライアッシュb:JIS品、II種、ブレーン値4,500cm2/g
高炉スラグ微粉末:高炉スラグの粉砕分級品、平均粒径10μm以下
フライアッシュd:フライアッシュ微粉末、分級フライアッシュ、平均粒径10μm以下
石膏 :無水石膏、ブレーン値5,000cm2/g
オキシカルボン酸:クエン酸、市販品
アルカリ金属炭酸塩:炭酸ナトリウム、市販品
カルシウムアルミネート:C12A7に相当する熱処理物を急冷した非晶質、ブレーン値5,900cm2/g、酸化物換算でSiO23部含有
アルカリ金属アルミン酸塩:アルミン酸ナトリウム、市販品
水酸化カルシウム:市販品
急結剤A :酸化物換算で3部のSiO2を含有するカルシウムアルミネート100部、アルカリ金属アルミン酸塩6部、及び水酸化カルシム3部の混合品
細骨材 :新潟県糸魚川市姫川水系砂、、最大寸法5mm以下、密度2.62
粗骨材 :新潟県糸魚川6号砕石、最大寸法15mm、密度2.64
<測定方法>
配管閉塞の有無::吹付け試験終了後、吹付けノズルを取り外し、配管内の目視観察を行った。
圧縮強度 :プルアウト試験により10分後の圧縮強度を求めた。プルアウト型枠表面からピンまで急結性吹付けセメントコンクリートで被覆し、型枠の裏側からピンを引抜き、そのときの引抜き強度を求め、圧縮強度=引抜き強度×4/(供試体の接触面積)の式で換算し、圧縮強度を算出。
水酸化カルシウム量:コア箱に吹付けたコンクリートを粉砕し、74μmの篩を通過したものを用い、示差熱分析計で測定した。
pH :水酸化カルシウムと同じく、粉砕した試料と純水を1:20の比率でポリ容器の中に入れ、沈降しないようスターラーを回転させて試験を行った。24時間を1試験とし、上澄みのpHを測定した後に、試料を濾紙で濾過して再度試料と純水が1:20になるよう調整し試験を50回繰返し後、測定した。
Siイオン量:pH測定と同様に試料と純水を1:20の比率でポリ容器の中に入れ、沈降しないようスターラーを回転させて試験を行った。24時間を1試験とし、上澄みのSiイオン量を測定する試験を10回繰返し後、測定した。
Figure 2013177279
表1の結果より、本発明による実施例では、短時間強度の発現性、水酸化カルシウム量の低減に優れ、Siイオン溶出量が少ない吹付材料であることが確認された。比較例として、高炉スラグ微粉末とフライアッシュ微粉末を用いて実験した実験No.1-9〜1-14では、水酸化カルシウム量が多く、pHが11.0を上回る結果となった。
実験例2
実験例1と同様の材料を用い、実験No.1- 5と同様のコンクリートを用い、高炉スラグ含有セメント、高炉スラグ、及びフライアッシュの品種を変えて吹付け試験を行った。結果を表2に示す。
<使用材料>
高炉スラグ含有セメントα:高炉セメントA種、スラグ含有率20%、ブレーン値3,500cm2/g
高炉スラグ含有セメントγ:高炉セメントC種、スラグ含有率65%、ブレーン値4,300cm2/g
高炉スラグA:粉砕品、ブレーン値3,000cm2/g
高炉スラグB:粉砕品、ブレーン値4,500cm2/g
高炉スラグC:粉砕品、ブレーン値7,500cm2/g
フライアッシュa:ブレーン値3,000cm2/g
フライアッシュc:ブレーン値7,500cm2/g
Figure 2013177279
表2の結果から、本発明に用いる高炉スラグ含有セメント、高炉スラグ、フライアッシュを用いることで、良好な作業性、良好な初期強度発現性が得られることが確認された。
実験例3
実験例1と同様の材料を用い、実験No.1- 5と同様のコンクリートを用い、高強度混和材の添加量および組成を変えて吹付け試験を行った。結果を表3に示す。
<試験方法>
スランプ試験:コンクリートの調製直後と90分経過後のスランプを測定
強度試験 :コア箱に吹付けたコンクリートをφ55×110mmの寸法に調整した供試体の圧縮強度試験を行った。
Figure 2013177279
表3の結果から、本発明による高強度混和材を用いることで、流動性の発現および保持に優れ、急結性に優れ、かつ、良好な強度発現性を得られることが確認された。比較例として実験した実験No.3- 7は、1日強度、28日強度ともに劣った結果となり、実験No.3-24は28日強度が低い値となり、長期耐久性に劣ると考えられる。
実験例4
急結剤の添加量を、高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質100部に対して12部とし、含有するSiO2の量が異なるカルシウムアルミネートを使用してモルタル試験を行った。
カルシウムアルミネート100部に対して、アルカリ金属アルミン酸塩6部と水酸化カルシウム3部を混合し、各急結剤とした。
砂をセメント物質100部に対して200部、高炉スラグ含有セメントβ:フライアッシュbを100部:100部とし、実験例1と同様に、セメント物質100部に対し、高強度混和材を12部、水を45部をいれてモルタルを調製した。結果を表4に示す。
<使用材料>
急結剤A-1:C12A7に対応する熱処理物を急冷した非晶質、ブレーン値5,900cm2/g、酸化物換算でSiO20.5部含有
急結剤A-2:C12A7に対応する熱処理物を急冷した非晶質、ブレーン値5,900cm2/g、酸化物換算でSiO21.0部含有
急結剤A-3:C12A7に対応する熱処理物を急冷した非晶質、ブレーン値5,900cm2/g、酸化物換算でSiO22.0部含有
急結剤A-4:C12A7に対応する熱処理物を急冷した非晶質、ブレーン値5,900cm2/g、酸化物換算でSiO24.0部含有
急結剤A-5:C12A7に対応する熱処理物を急冷した非晶質、ブレーン値5,900cm2/g、酸化物換算でSiO25.0部含有
<試験方法>
凝結試験 :JIS R 5201-1997「セメントの物理試験方法」に準拠し、モルタルに急結剤を添加混合した材料の凝結時間を測定した。
圧縮強度 :JIS R 5201-1997「セメントの物理試験方法」に準拠し、モルタルに急結剤を添加混合したモルタルの圧縮強度を、急結剤を添加してから10分、3時間の圧縮強度をそれぞれ測定した。
Figure 2013177279
表4の結果より、本発明の急結剤を用いることで凝結特性に優れ、かつ、良好な強度発現性が得られることが確認された。比較例として実験した実験No.4- 1では、凝結試験で始発と終結が同時間に生じていることにより、吹付け時に良好な付着ができず、混合部分の閉塞が生じる可能性があり、実用的なものではないと判断された。実験No.4- 6では、10分、3時間の圧縮強度がともに低い値となり、実用性が低いと判断された。
実験例5
急結剤Aの配合および添加量を変えてモルタル試験を行った。
砂を、高炉スラグ含有セメントβとフライアッシュbからなるセメント物質100部に対し200部、高炉スラグ含有セメントβ:フライアッシュbを100部:100部とし、実験例1と同様に高強度混和材をセメント物質100部に対して12部とし、水を45部としてモルタルを調製し、その後、急結剤を添加した。
また、比較例として、急結剤Bと急結剤Cを用いて同様に行った。結果を表5に示す。
<使用材料>
急結剤B :酸化物換算で3部のSiO2を含有するカルシウムアルミネート100部、アルカリ金属アルミン酸塩5部、アルカリ金属炭酸塩1部、及び石膏100部の混合品
急結剤C :カルシウムアルミネート系急結剤、市販品
Figure 2013177279
表5の結果から、本発明の急結剤を用いることで凝結特性に優れ、かつ、良好な強度発現性が得られることが確認された。
比較のため、急結剤Bを使用した実験No.5-25では初期強度が低く、また、急結剤Cを使用した実験No.5-26は初期強度は非常に低く、28日強度も低いものであった。
実験例6
実験例1と同様の材料用い、同様にコンクリートとして調製し、高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質の単位量を360〜600kg/m3とし、吹付け試験を行った。
比較例として行った実験No.6-24の混合セメントの配合比率、急結剤添加量も実験例1で行ったものと同様とした。結果を表6に示す。
<使用材料>
セメントA:高炉スラグ含有セメントβとフライアッシュbを質量比100:100で混合したセメント
セメントB:普通セメント、高炉スラグC、及びフライアッシュbを質量比で75:25:100で混合したセメント
セメントC:普通セメント、高炉スラグC、及びフライアッシュbを質量比で25:75:100で混合したセメント
セメントD:普通セメントと高炉スラグ微粉末を質量比100:30で混合したセメント
セメントE:普通セメントとフライアッシュ微粉末を質量比100:30で混合したセメント
<試験方法>
材料分離の有無:スランプ試験を行った後、スランプ板をつき棒で15回叩き、モルタル分と骨材が分離したかで判断した。
Figure 2013177279
表6の結果から、本発明による高炉スラグ含有セメント、フライアッシュを所定量配合することで、急結剤による配管の閉塞がなく、初期強度発現性に優れ、水酸化カルシウム量、pH、及びSiイオン溶出量も少ない吹付材料が得られた。
実験例7
急結剤添加後の混合区間の長さを変化させたこと以外は、実験例1の実験No.1-5と同様の材料、配合の吹付けコンクリートを調製し、急結剤AをY字管から調製した吹付けコンクリートへ添加した。混合区間を変えたほかは、変えずに10分間、急結性吹付けコンクリートを吹付けした後の配管を確認した。また、急結剤とコンクリートとの混合性を確認するためプルアウト試験も併せて行った。測定結果を表7に示す。
Figure 2013177279

Claims (5)

  1. 高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質、高強度混和材、急結剤、細骨材、粗骨材、及び水を含有してなる吹付材料であって、前記フライアッシュが、高炉スラグ含有セメント100質量部に対して30〜400質量部であり、前記高強度混和材が、石膏と、CaSO4換算の石膏100質量部に対して0.5〜5質量部のアルカリ金属炭酸塩と0.2〜5質量部のオキシカルボン酸類とを含有し、前記セメント物質100質量部に対して6〜20質量部である高強度混和材であり、前記急結剤が、酸化物換算で1〜4質量部のSiO2を含有するカルシウムアルミネートと、該カルシウムアルミネート100質量部に対して1〜50質量部のアルカリ金属アルミン酸塩と1〜20質量部の水酸化カルシウムとを含有し、前記セメント物質100質量部に対して6〜20質量部である急結剤であり、水が、前記セメント物質100質量部に対して30〜55質量部であることを特徴とする吹付材料。
  2. 前記高炉スラグが、セメント100質量部に対して5〜250質量部であることを特徴とする請求項1に記載の吹付材料。
  3. 前記高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質、高強度混和材、急結剤、及び水を配合してなるセメント硬化体から溶出する可溶性Siイオンが7mg/L未満であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吹付材料。
  4. 前記請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の吹付材料を使用することを特徴とする吹付工法。
  5. 高炉スラグ含有セメントとフライアッシュからなるセメント物質、細骨材、及び粗骨材をドライ混合し、その後、水を配合して混練りし、次いで、前記高強度混和材を添加し、さらに、前記急結剤を添加して急結性吹付けコンクリートを調製し、吹付けることを特徴とする請求項4に記載の吹付工法。
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