JP2013177182A - 詰め替え容器 - Google Patents

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剛 佐々木
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Abstract

【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供する。
【解決手段】容器本体2の口部2aに装着され、容器本体2内に開口する連通孔3が形成された装着筒4と、装着筒4の容器軸O方向に沿う容器本体2の外側に配設されて本容器に当接され、かつ連通孔3を通して容器本体2内に連通する注出孔5aが形成された注出部5と、注出部5と装着筒4とを連結し、かつ圧縮変形自在に形成された連結筒6と、連通孔3を閉塞するシール部7と、シール部7と注出部5との間に配設され、注出部5の、装着筒4に対する容器軸O方向に沿う容器本体2の内側に向けた移動に伴って、シール部7を押し込み連通孔3を開放させる押し込み部21を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
従来、例えば下記特許文献1に記載されるような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されているとともに、注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
この詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。次いで、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を、詰め替え容器の中栓に螺着する。この状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに、詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して、本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上述した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器を上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、内容物がこぼれるおそれがある。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、詰め替え作業を簡便に行うことができ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に開口する連通孔が形成された装着筒と、該装着筒の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に配設されて前記本容器に当接され、かつ前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する注出孔が形成された注出部と、該注出部と前記装着筒とを連結し、かつ圧縮変形自在に形成された連結筒と、前記連通孔を閉塞するシール部と、該シール部と前記注出部との間に配設され、該注出部の、前記装着筒に対する容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けた移動に伴って、前記シール部を押し込み前記連通孔を開放させる押し込み部と、を備えていることを特徴としている。
本発明に係る詰め替え容器から本容器に内容物を詰め替える際は、まず、注出部を本容器に当接させて、詰め替え容器と本容器とを組み合わせる。この状態から、詰め替え容器の容器本体と、本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させると、この移動に伴って押し込み部がシール部を容器軸方向に沿う容器本体側に向かって押し込む。これにより、シール部による連通孔の閉塞が解除され、連通孔が開放される。すると、注出部と装着筒とを連結する連結筒が容器軸方向に圧縮変形して、注出部と装着筒とが容器軸方向にさらに接近するとともに、押し込み部によってシール部が容器本体内へさらに押し込まれる。これにより、連通孔及び注出孔を通して、詰め替え容器の容器本体内と本容器内とが連通する。よって、詰め替え容器の容器本体内に収容されている内容物が、本容器内に注出され、詰め替え容器から本容器内に内容物が詰め替えられる。
そして、このような特徴により、本容器に注出部を当接させた状態にして、これら詰め替え容器及び本容器を組み合わせた後、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業により、内容物を詰め替えることができるので、詰め替え作業を容易化することができる。
また、詰め替え時において、本容器に注出部を当接させるので、詰め替え容器を安定した姿勢で本容器に組み合わせることができる。したがって、内容物をこぼし難い。
さらに、上述したように、本容器に注出部を当接させることで詰め替え容器を安定化させることができるので、注出部及び押し込み部を滑らかに移動させることができ、過大な力を必要とせずにシール部を押し込んで連通孔を容易に開放させ易い。
また、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器内に詰め替えられるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業が行える。よって、本容器内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
特に、本発明の構成によれば、注出部と装着筒とが圧縮変形自在に形成された連結筒により連結されているため、注出部と装着筒とを互いに容器軸方向に沿って接近移動させる際に、両者の移動が規制されることなく、滑らかに移動させることができる。加えて、注出部と装着筒とが連結筒により連結されているため、押し込み部によりシール部を押し込む際に、押し込み部がシール部に対して傾いたり、シール部から外れたりするのを抑制でき、連通孔を確実に開放することができるとともに、液漏れを防止することができる。
また、前記装着筒、前記注出部、前記連結筒及び前記押し込み部は、同一の材質で一体に形成されていてもよい。
この場合、装着筒、注出部、連結筒及び押し込み部が、同一の材質で一体に形成されているため、それぞれを別体で形成する場合に比べて部品点数の増加を抑制できるとともに、構造の簡素化を図り、組み立て性を向上させることができる。
また、前記シール部には、前記押し込み部が係合する被係合部が配設されていてもよい。
この場合、押し込み部がシール部の被係合部に係合しているので、開封前に、例えば、外力が加えられたり、注出部及び押し込み部の自重が作用したりした場合であっても、注出部及び押し込み部と、装着筒と、が相対的に位置ずれするのを抑制できる。
また、前記注出部は、前記本容器の口部内に挿入される筒体と、該筒体に径方向の外側に向けて突設されるとともに、前記本容器の前記口部の開口端縁上に配置される当接部と、を備えていてもよい。
この場合、注出部が、本容器の口部内に挿入される筒体と、本容器の口部の開口端縁上に配置される当接部と、を備えているので、内容物の詰め替え時に、本容器に対する詰め替え容器の姿勢をより一層確実に安定させることが可能になり、内容物をこぼし難くすることができる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
(a)は本発明の実施形態に係る詰め替え容器の断面図であり、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 図1の詰め替え容器を倒立姿勢にして、正立姿勢の本容器に組み合わせた状態を示す要部の断面図である。 図2の状態から詰め替え容器の容器本体と本容器とを接近移動させて、詰め替え容器内の内容物を本容器内に詰め替えている状態を示す要部の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示されるように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される容器本体2を備えており、この容器本体2から、別体の本容器30(図2参照)に内容物を詰め替えるものである。
詰め替え容器1は、有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着され、容器本体2内に開口する連通孔3が形成された装着筒4と、装着筒4の容器軸O方向に沿う容器本体2の外側に配設されて本容器30に当接され、かつ連通孔3を通して容器本体2内に連通する注出孔5aが形成された注出部5と、注出部5と装着筒4とを連結し、かつ圧縮変形自在に形成された連結筒6と、連通孔3を閉塞するシール部7と、を備えている。なお、容器本体2、装着筒4、及びシール部7は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う注出部5側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2の口部2aのうち、容器軸O方向に沿う中間部には、径方向の外側に向けて突出する突起部2bが周方向の全周に亘って形成されている。また、口部2aの下端部には、径方向の外側に向けて突出するとともに、周方向の全周に亘って延びる環状のフランジ部2cが形成されている。なお、突起部2bは、周方向に沿って間欠的に形成してよく、また突起部2bに代えて雄ねじ部等を形成してもよい。
装着筒4は、容器本体2の口部2aに装着される基筒8と、基筒8よりも小径とされ、口部2a内に嵌合されるシール筒9と、これら基筒8及びシール筒9の上端部同士を連結するとともに、口部2aの開口端縁上に配置された環状の連結環10と、を備えている。
基筒8は、下端縁が上述した口部2aのフランジ部2cの上面に近接した状態で、口部2aの突起部2bにアンダーカット嵌合されている。また、基筒8の上端部は、下端部に比べて外径が縮小した縮径部8aとなっている。
連結環10は、口部2aの開口端縁に上方から当接している。そして、連結環10の内周端部から下方に向けてシール筒9が延設されている。なお、連結環10の内径は、シール筒9の内径よりも小さく形成されており、連結環10の内周縁は、シール筒9の内周面よりも径方向の内側に位置している。
シール部7は、連通孔3に液密に嵌合された有頂筒状の栓状部材であり、連通孔3を閉塞する円板状の閉塞板7aと、閉塞板7aの外周縁から下方に向けて延設されてシール筒9内に嵌合された嵌合筒7bと、を備えている。シール部7は、閉塞板7aの外周縁が連結環10の内周縁に下方から当接するように、シール筒9内に嵌合されている。
また、閉塞板7aには、後述する押し込み部21が係合する被係合部11が配設されている。被係合部11は、閉塞板7aから上方に向けて立設された環状の外側リング部12と、外側リング部12の内側に配設された環状の内側リング部13と、を備えている。
外側リング部12は、容器軸Oと同軸に配置されるとともに、その内周面は、上方に向かうに従い径方向の内側から外側に向けて延びる傾斜面とされている。これにより、外側リング部12は、上方に向かうに従い内径が漸次拡大している。
内側リング部13は、容器軸Oと同軸に配置されるとともに、容器軸O方向に沿う長さが外側リング部12よりも短く形成されている。内側リング部13の外周面は、上方に向かうに従い径方向の外側から内側に向けて延びる傾斜面とされ、これにより内側リング部13は、上方に向かうに従い外径が漸次縮小している。
そして、これら外側リング部12及び内側リング部13間に押し込み部21が係合、もしくはガイドされるように構成されている。なお、外側リング部12及び内側リング部13は、容器軸Oから径方向にずれて配置されている。
注出部5は、本容器30の口部31(図2参照)内に挿入される筒体15と、筒体15に径方向の外側に向けて突設されるとともに、本容器30の口部31の開口端縁上に配置される当接部16と、を備えている。
筒体15は、上述した外側リング部12よりも小径に形成されるとともに、シール部7の上方で容器軸Oに沿って延在している。そして、筒体15は、下端開口部が注出孔5aとして下方に向けて開口しているとともに、上端開口部が上方に向けて開口している。
当接部16は、筒体15の下端縁に全周に亘って形成されている。また、当接部16には、上方に向けて突出するリブ17が周方向に間隔をあけて複数形成されている。これらリブ17は、当接部16の内周縁から外周縁に向けて径方向に沿って延在している。なお、リブ17に代えて、当接部16に溝を形成しても構わない。
連結筒6は、装着筒4、注出部5及び押し込み部21と同一の材質で一体的に形成されるとともに、これら装着筒4、注出部5及び押し込み部21よりも薄肉に形成されて圧縮変形自在とされている。具体的に、連結筒6は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径するテーパ筒とされ、その下端縁が装着筒4における連結環10の内周縁に連結されるとともに、上端縁が当接部16の外周縁に連結されている。したがって、連結筒6は、容器軸O方向に沿う装着筒4と注出部5との間を径方向の外側から取り囲んでおり、その内側が装着筒4と注出部5の筒体15とを連通させる連通空間Sを構成している。
ここで、注出部5の当接部16のうち、被係合部11における外側リング部12と内側リング部13との間に容器軸O方向に対向する部分には、連通空間S内を下方に向けて延在する押し込み部21が配設されている。押し込み部21は、容器軸O方向から見た平面視で円弧状をなす半割状の筒体とされ、その上端縁が当接部16の下面に連設され、下端縁が被係合部11における外側リング部12と内側リング部13との間に係合されている。これにより、装着筒4と注出部5との相対的な移動が規制されるとともに、連結筒6の変形が抑制されている。なお、図示の例では、押し込み部21の容器軸Oを中心とする角度は180度以下になっている。なお、押し込み部21は、容器軸Oから径方向にずれて配置されている。
また、本実施形態の詰め替え容器1は、装着筒4、注出部5及び連結筒6を上方から覆う有頂筒状のオーバーキャップ22を備えている。このオーバーキャップ22は、筒体15の上端開口部に対して容器軸O方向で対向する天板部23と、天板部23の外周縁から下方に向かうに従い漸次拡径されたテーパ筒部24と、を備えている。テーパ筒部24は、装着筒4、注出部5及び連結筒6を径方向の外側から取り囲むように配設され、その下端縁が装着筒4の縮径部8aに外嵌されている。
次に、詰め替え容器1から本容器30に内容物を詰め替える手順について説明する。
まず、図2に示すように、オーバーキャップ22を取り外した後、詰め替え容器1を倒立姿勢にするとともに、本容器30を正立姿勢にした状態で、これら詰め替え容器1の口部2aと本容器30の口部31とを対向させて配置する。ここで、詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った注出部5側が下側、容器本体2側が上側となる。
この状態で、詰め替え容器1と本容器30とを、互いの容器軸Oが同軸となるように位置合わせし、注出部5の筒体15を本容器30の口部31内に挿入する。このとき、注出部5における当接部16のリブ17が本容器30の口部31の開口端縁に当接する位置まで、詰め替え容器1と本容器30とを容器軸O方向に沿って接近させ、詰め替え容器1と本容器30とを組み合わせる。
なお、詰め替え容器1は、連通孔3がシール部7で閉塞されていることから、詰め替え容器1を倒立姿勢としても、容器本体2内の内容物が連通孔3を通して外部に流出することはない。また、シール部7の閉塞板7aの外周縁が、連結環10の内周縁に上方から当接しているため、内容物の重量によってシール部7が開放されてしまうことが防止されている。
続いて、詰め替え容器1と本容器30とを容器軸O方向に沿ってさらに互いに接近移動させると、本容器30における口部31の開口端縁が当接部16を容器本体2側(図3中上方)に向けて押し込む。すると、図3に示すように、当接部16の押し込み部21がシール部7を上方(容器本体2側)に向けて押し込み、シール部7がシール筒9から離脱するとともに、押し込み部21とシール部7の被係合部11との係合が解除されることで、連通孔3が開放される。そして、シール部7が離脱することで、押し込み部21による装着筒4と注出部5との相対的な移動、及び連結筒6の圧縮変形の規制が解除される。
そのため、注出部5と装着筒4とを容器軸O方向に沿ってさらに接近させることで、注出部5と装着筒4とを連結する連結筒6が容器軸O方向に圧縮変形するとともに、押し込み部21によりシール部7が容器本体2内へさらに押し込まれる。これにより、連通孔3、連通空間S及び注出孔5aを通して、詰め替え容器1の容器本体2内と本容器30内とが連通する。よって、詰め替え容器1の容器本体2内に収容されている内容物が、本容器30内に注出され、詰め替え容器1から本容器30内に内容物が詰め替えられる。
なお、詰め替え作業中において、当接部16のリブ17と、本容器30における口部31の開口端縁と、の間の隙間を通して、本容器30内及び詰め替え容器1の容器本体2内と、これら容器1,30の外部との空気置換を効率よく行うことができるようになっている。そのため、本容器30内にスムーズに内容物を注出して、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
このように、本実施形態では、本容器30の口部31の開口端縁に詰め替え容器1の当接部16を当接させた状態にして、これら詰め替え容器1及び本容器30を組み合わせた後、容器本体2と本容器30とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業により、内容物を詰め替えることができるので、詰め替え作業を容易化することができる。
また、詰め替え時において、本容器30の口部31の開口端縁に当接部16を当接させるので、詰め替え容器1を安定した姿勢で本容器30に組み合わせることができる。したがって、内容物をこぼし難い。
さらに、上述したように、当接部16を口部31の開口端縁に当接させることで詰め替え容器1を安定化させることができるので、注出部5及び押し込み部21を滑らかに移動させることができ、過大な力を必要とせずにシール部7を押し込んで連通孔3を容易に開放させ易い。
また、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器30内に詰め替えられるので、本容器30を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業が行える。よって、本容器30内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
特に、本実施形態によれば、注出部5と装着筒4とが圧縮変形自在に形成された連結筒6により連結されているため、注出部5と装着筒4とを容器軸O方向に沿って互いに接近移動させる際に、両者の移動が規制されることなく、滑らかに移動させることができる。加えて、注出部5と装着筒4とが連結筒6により連結されているため、押し込み部21によりシール部7を押し込む際に、押し込み部21がシール部7に対して傾いたり、シール部7から外れたりするのを抑制した上で、連通孔3を開放することができるとともに、液漏れも防止できる。
さらに、本実施形態の連結筒6は、上方から下方に向かうに従い漸次拡径するテーパ筒状に形成されているため、注出部5と装着筒4とを容器軸O方向に沿って互いに接近移動させる際に、連結筒6が滑らかに圧縮変形することになる。そのため、注出部5及び押し込み部21と、装着筒4と、の位置ずれを抑制し、シール部7を押し込み部21により押し込むことができる。
また、本実施形態では、装着筒4、注出部5、連結筒6及び押し込み部21は、同一の材質で一体に形成されているため、それぞれを別体で形成する場合に比べて部品点数の増加を抑制できるとともに、構造の簡素化を図り、組み立て性を向上させることができる。
さらに、押し込み部21がシール部7の被係合部11に係合しているので、開封前に、例えば、外力が加えられたり、注出部5及び押し込み部21の自重が作用したりしても、連結筒6が変形させられながら注出部5及び押し込み部21と、装着筒4と、が相対的に位置ずれするのを抑制できる。
また、注出部5が、本容器30の口部31内に挿入される筒体15と、本容器30の口部31の開口端縁上に配置される当接部16と、を備えているので、内容物の詰め替え時に、本容器30に対する詰め替え容器1の姿勢をより一層確実に安定させることが可能になり、内容物をこぼし難くすることができる。
ところで、上述したように本実施形態では、押し込み部21が容器軸Oから径方向にずれて配置されているため、押し込み部21がシール部7を押し込む際、シール部7の外周縁部を押圧することになる。そのため、応力がシール部7に部分的に作用して、シール部7は回動しながらシール筒9から離脱する。これにより、シール部7が容易に開放される。
また、被係合部11のうち、内側リング部13が外側リング部12に対して容器軸O方向に沿う長さが短く形成されているため、押し込み部21の押し込みによりシール部7がシール筒9から離脱する際に、押し込み部21が被係合部11から離間し易くなっている。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、押し込み部21を円弧状に形成した場合について説明したが、これに限らず、筒状、棒状等、種々の形状を採用することが可能である。
さらに、被係合部11はリング部12,13に限らず、種々の形状を採用することが可能である。
また、上述した実施形態では、被係合部11を一対のリング部12,13に形成したが、これに限らず、少なくとも容器軸O方向で押し込み部21と重なる位置に形成されていれば構わず、何れか一方のリング部のみとしたり、円弧壁部や凹部としたりしてもよい。
また、上述した実施形態では、装着筒4、注出部5、連結筒6及び押し込み部21は、同一の材質で一体に形成されていたが、別体で形成してもよい。
また、連結筒6を蛇腹状にしたり、折り目や薄肉部分を設けたりすることで、連結筒6の圧縮変形を促すような構成にしても構わない。
さらに、上述した実施形態ではシール部7がシール筒9内に嵌合される場合について説明したが、これに限らず、連通孔3を閉塞する構成であれば、容器本体2の口部2a内に嵌合される構成でも構わない。例えば、破断可能なフィルムやシート等によりシール部7を形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、注出部5が筒体15と当接部16を有する場合について説明したが、少なくとも本容器30の口部31に当接可能で、かつ連通孔3を通して容器本体2内に連通する注出孔5aが形成されていれば、筒体15は設けなくても構わない。
さらに、装着筒4、注出部5、連結筒6及び押し込み部21は、それぞれ別体で設けても構わない。
また、押し込み部21は、シール部7と注出部5との間に配設され、装着筒4に対する容器軸O方向に沿う移動に伴って、シール部7を押し込み可能であれば、構わない。例えば、上述した実施形態において、押し込み部21が当接部16及びシール部7に当接した場合について説明したが、図1に示す状態においては当接部16やシール部7に対して離間していても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…詰め替え容器
2…容器本体
2a…口部
3…連通孔
4…装着筒
5…注出部
5a…注出孔
6…連結筒
7…シール部
21…押し込み部
30…本容器
31…口部
O…容器軸

Claims (4)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に開口する連通孔が形成された装着筒と、
    該装着筒の容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に配設されて前記本容器に当接され、かつ前記連通孔を通して前記容器本体内に連通する注出孔が形成された注出部と、
    該注出部と前記装着筒とを連結し、かつ圧縮変形自在に形成された連結筒と、
    前記連通孔を閉塞するシール部と、
    該シール部と前記注出部との間に配設され、該注出部の、前記装着筒に対する容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けた移動に伴って、前記シール部を押し込み前記連通孔を開放させる押し込み部と、を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1記載の詰め替え容器であって、
    前記装着筒、前記注出部、前記連結筒及び前記押し込み部は、同一の材質で一体に形成されていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項1または請求項2記載の詰め替え容器であって、
    前記シール部には、前記押し込み部が係合する被係合部が配設されていることを特徴とする詰め替え容器。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の詰め替え容器であって、
    前記注出部は、前記本容器の口部内に挿入される筒体と、
    該筒体に径方向の外側に向けて突設されるとともに、前記本容器の前記口部の開口端縁上に配置される当接部と、を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
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