JP2013172492A - モータ駆動回路、およびそれを備えるモータユニット - Google Patents

モータ駆動回路、およびそれを備えるモータユニット Download PDF

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Abstract

【課題】外乱によりモータが発電動作を行ったとしても、インバータ回路に高電圧がかかることを防ぐことができるモータ駆動回路を提供する。
【解決手段】モータ1に電力を供給するインバータ回路2と、制御回路3と、を備え、前記制御回路3は、外部から入力される速度指令電圧40を参照して、前記インバータ回路2に含まれる上アーム側スイッチング素子と下アーム側スイッチング素子をオンまたはオフに切り換えるスイッチング制御部と、前記上アーム側スイッチング素子を駆動するための電力を蓄電可能なブートストラップコンデンサと、を備える。前記スイッチング制御部は、前記速度指令電圧40が所定電圧以上のときに、所定時間、前記ブートストラップコンデンサの充電を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動回路、およびそれを備えるモータユニットに関する。
ブラシレスDCモータは、インバータ回路から駆動電圧が供給されることで動作することができる。特許文献1は、ブラシレスDCモータに駆動電圧を供給するインバータ回路を開示している。インバータ回路は、ブラシレスDCモータの各コイルに電圧を供給するための複数のスイッチング素子を備える。スイッチング素子の駆動方式には、ブートストラップ方式がある。ブートストラップ方式は、複数のスイッチング素子各々にコンデンサを接続し、コンデンサに蓄積した電荷でスイッチング素子をオン動作させる方式である。
特開2003−158887号公報
一般的なブートストラップ方式では、外乱に対する対策がなされている構成は少ない。例えば、空気調和機の室外機に備わるモータは、インバータ回路に速度指令信号が入力されていない状態で、モータの出力軸に連結されたインペラが風等により回転した場合、発電動作を行う。モータで発電された回生電圧は、インバータ回路に供給され、インバータ回路における電圧が上昇する可能性がある。
本願に開示するモータ駆動回路は、モータに備わるコイルに電力を供給するインバータ回路と、制御回路と、を備える。前記インバータ回路は、モータ電圧が印加される端子と前記コイルとの間に接続される上アーム側スイッチング素子と、前記上アーム側スイッチング素子とグランドとの間に接続される下アーム側スイッチング素子と、を備える。前記制御回路は、外部から入力される速度指令電圧と前記検出信号とを参照して、前記インバータ回路に含まれるスイッチング素子をオンまたはオフに切り換えるスイッチング制御部と、前記上アーム側スイッチング素子を駆動するための電力を蓄電可能なブートストラップコンデンサと、を備える。前記スイッチング制御部は、前記速度指令電圧が所定電圧以上のときに、所定時間、前記ブートストラップコンデンサの充電を実行する。
本願に開示するモータユニットは、モータと、インバータ回路と、制御回路とを備える。前記モータは、コイルを備える静止部と、前記静止部に回転可能に支持される回転部と、を備える。前記インバータ回路は、モータ電圧が印加される端子と前記コイルとの間に接続される上アーム側スイッチング素子と、前記上アーム側スイッチング素子とグランドとの間に接続される下アーム側スイッチング素子と、を備える。前記制御回路は、外部から入力される速度指令電圧と前記検出信号とを参照して、前記インバータ回路に含まれるスイッチング素子をオンまたはオフに切り換えるスイッチング制御部と、前記上アーム側スイッチング素子を駆動するための電力を蓄電可能なブートストラップコンデンサと、を備える。前記スイッチング制御部は、前記速度指令電圧が所定電圧以上のときに、所定時間、前記ブートストラップコンデンサの充電を実行する。
本発明によれば、外乱によりモータが発電動作を行ったとしても、インバータ回路に高電圧がかかることを防ぐことができる。
図1は、本実施の形態にかかるモータユニットのブロック図である。 図2は、本実施の形態にかかるインバータ回路及びドライブ回路の回路図である。 図3は、本実施の形態にかかるモータユニットのフローチャートである。 図4は、本実施の形態にかかるモータユニットのタイミングチャートである。 図5は、本実施の形態にかかるモータユニットの変形例である。
(実施の形態1)
〔1.モータ駆動回路の構成〕
図1は、本実施の形態にかかるモータユニットのブロック図である。モータユニットは、モータ1、インバータ回路2、および制御回路3を備える。制御回路3は、インバータ回路2を動作させる。インバータ回路2は、モータ1へ駆動電圧を供給する。モータユニットは、シャント抵抗R1を備える。
モータ1は、例えばブラシレスDCモータである。モータ1は、静止部と、回転部とを備える。静止部は、ステータコア、コイルなどを含む。回転部は、ロータコア、マグネット、シャフトなどを含む。モータ1は、回転部の回転位置を検出するためのセンサ4を備える。
インバータ回路2は、スイッチング素子を備える。インバータ回路2は、スイッチング素子として例えばトランジスタ、電界効果トランジスタ(FET)、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)を備えてもよい。本実施の形態では、インバータ回路2は、スイッチング素子の一例としてFETを備える。スイッチング素子は、モータ1の相数に比例した数とすることが好ましい。インバータ回路2は、例えばモータ1が三相モータである場合、6個のスイッチング素子を備えることが好ましい。本実施の形態では、モータ1が三相のブラシレスDCモータであるため、インバータ回路2は6個のスイッチング素子を備える。
制御回路3は、三角波発振回路31、比較器32、PWM信号生成部33、タイミング制御部34、通電信号形成部35、ドライブ回路36、比較器37、位置検出部38、および充電制御部39を備える。制御回路3は、制御ICで構成することができる。制御回路3は、制御電源から供給される直流の制御用電圧Vccが供給されることで駆動することができる。制御回路3は、外部コントローラ等から速度指令電圧Vspが印加される。制御回路3は、速度指令電圧Vspに従う速度で、モータ1を動作させることができる。
三角波発振回路31は、三角波(のこぎり波)信号を出力する。
比較器32は、三角波発振回路31から出力される三角波信号と、外部から入力される速度指令電圧Vspとを比較する。
PWM信号生成部33は、比較器32から出力される比較結果からPWM信号を生成する。具体的には、PWM信号生成部33は、比較器32から出力される比較結果を参照し、速度指令電圧Vspが三角波よりも大きい期間がON期間となり、速度指令電圧Vspが三角波より小さい期間がOFF期間となるパルス信号を生成する。
タイミング制御部34は、位置検出部38から出力される回転位置信号を参照して、PWM信号生成部33から出力されるPWM信号のタイミング(例えば立ち上がりタイミング)を調整する。タイミング制御部34は、シャント抵抗R1の端子電圧を検出して、インバータ回路2に流れる電流の値を算出することができる。
通電信号形成部35は、タイミング制御部34にて調整されたPWM信号を基に、スイッチング素子6を駆動するための通電信号を生成する。通電信号形成部35は、生成した通電信号をドライブ回路36に出力する。
ドライブ回路36は、通電信号形成部35から出力された通電信号を参照し、インバータ回路2のスイッチング素子をオン/オフ制御することができる信号をインバータ回路2へ送る。具体的には、ドライブ回路36は、通電信号形成部35から出力された通電信号を参照し、インバータ回路2に含まれる6個のスイッチング素子のそれぞれに印加するための制御信号を生成する。ドライブ回路36は、生成した制御信号をインバータ回路2に含まれる6個のスイッチング素子に送る。
位置検出部38は、センサ4から出力される検出信号を参照し、モータ1に含まれる回転部の回転位置を検出する。位置検出部38は、検出した回転部の回転位置の情報を回転位置信号としてタイミング制御部34に送る。
充電制御部39は、ドライブ回路36に含まれるブートストラップコンデンサC1〜C3への充電動作を制御する。具体的には、充電制御部36は、位置検出部38が検出した位置情報を参照し、所定のタイミングでブートストラップコンデンサC1〜C3への充電が行われる充電制御信号を生成する。
センサ4は、モータ1に含まれ、回転部の近傍に配置される。センサ4は、複数のセンサ素子を含むことが好ましく、本実施の形態では3個のセンサ素子を含む。センサ4に含まれるセンサ素子は、回転部の回転軸を中心とした電気角120度の間隔で配置されることが好ましい。センサ4は、回転部の回転位置を検出することができる。センサ4は、例えば回転部に含まれるマグネットの磁束を検出できる磁気センサで実現することができ、例えばホール素子で実現することができる。なお、センサ4の数は、本実施の形態では3個としたが、これに限らない。センサ4の位置は、本実施の形態では電気角120度の間隔で配置したが、これに限らない。
図2は、インバータ回路2及びドライブ回路36の回路図である。図2に示すように、インバータ回路2は、6個のスイッチング素子Q1〜Q6を備える。なお、本明細書では、スイッチング素子Q1,Q3,Q5を「上アーム」と称し、スイッチング素子Q2,Q4,Q6を「下アーム」と称する。ドライブ回路36は、第1の上アーム駆動回路36a、第1の下アーム駆動回路36b、第2の上アーム駆動回路36c、第2の下アーム駆動回路36d、第3の上アーム駆動回路36e、第3の下アーム駆動回路36f、ダイオードD1〜D3、電流制限抵抗R11〜R13、およびブートストラップコンデンサC1〜C3を備える。スイッチング素子Q1,Q3,Q5のドレインには、モータ電圧Vmが印加される。スイッチング素子Q1は、ゲートが第1の上アーム駆動回路36aに接続され、ソースがモータ1のU相コイル及びスイッチング素子Q2のドレインに接続される。スイッチング素子Q2は、ゲートが第1の下アーム駆動回路36bに接続され、ソースが接地される。スイッチング素子Q3は、ゲートが第2の上アーム駆動回路36cに接続され、ソースがモータ1のV相コイル及びスイッチング素子Q4のドレインに接続される。スイッチング素子Q4は、ゲートが第2の下アーム駆動回路36dに接続され、ソースが接地される。スイッチング素子Q5は、ゲートが第3の上アーム駆動回路36eに接続され、ソースがモータ1のW相コイル及びスイッチング素子Q6のドレインに接続される。スイッチング素子Q6は、ゲートが第3の下アーム駆動回路36fに接続され、ソースが接地される。
端子UHは、第1の上アーム駆動回路36aに接続される。端子ULは、第1の下アーム駆動回路36bに接続される。端子VHは、第2の上アーム駆動回路36cに接続される。端子VLは、第2の下アーム駆動回路36dに接続される。端子WHは、第3の上アーム駆動回路36eに接続される。端子WLは、第3の下アーム駆動回路36fに接続される。端子UH〜WLには、通電信号形成部35から出力される通電信号が入力される。
電流制限抵抗R1は、ダイオードD1のアノードに接続される。電流制限抵抗R2は、ダイオードD2のアノードに接続される。電流制限抵抗R3は、ダイオードD3のアノードに接続される。電流制限抵抗R1〜R3は、ブートストラップコンデンサC1〜C3の初期充電電流によって、過電流制限動作が発生するのを防ぐためのものである。
ブートストラップコンデンサC1は、ダイオードD1と、スイッチング素子Q1のソースとの間に接続される。ブートストラップコンデンサC2は、ダイオードD2と、スイッチング素子Q3のソースとの間に接続される。ブートストラップコンデンサD3は、ダイオードD3と、スイッチング素子Q5のソースとの間に接続される。ダイオードD1〜D3には、制御用電圧入力端子に接続される。したがって、スイッチング素子Q1がオフで、スイッチング素子Q2がオンのときに、ブートストラップコンデンサC1が充電される。また、スイッチング素子Q3がオフで、スイッチング素子Q4がオンのときに、ブートストラップコンデンサC2が充電される。また、スイッチング素子Q5がオフで、スイッチング素子Q6がオンのときに、ブートストラップコンデンサC3が充電される。
〔2.モータユニットの動作〕
〔2ー1.モータユニットの運転動作〕
図3は、モータユニットの動作を示すフローチャートである。以下、図3を参照しながら、モータユニットの動作を説明する。なお、図3に示すフローは、Vsp入力端子40に速度指令電圧Vspが印加されておらずモータ1が停止していること、ブートストラップコンデンサの充電動作が停止していること、を前提としている。また、一例として、本実施の形態のモータユニットは、空気調和機の室外機に搭載されているファンを回転させるモータとする。したがって、モータ1のシャフトには、負荷としてインペラが連結されている。なお、室外機は、空気調和機の室内機からの命令に基づき動作する。
空気調和機の室内機は、リモートコントローラ等から、電源をオフからオンに切り換える命令を含む信号を受けると、外部コントローラへ動作命令を送る。外部コントローラは、動作命令を受けると、速度指令電圧VspをモータユニットのVsp入力端子40へ印加する(S1)。
次に、タイミング制御部34は、速度指令電圧Vspと基準電圧Vthとを比較する。タイミング制御部34は、比較動作を継続的に実行する(S2)。
充電制御部39は、位置検出部38から送られる回転位置信号を参照して、モータ1の回転部の回転周波数fを算出する。充電制御部39は、算出した回転周波数fと、基準周波数fthとを比較する。充電制御部39は、周波数の比較結果を充電制御信号としてタイミング制御部34へ送る。なお、基準電圧Vthは、速度指令電圧Vspが印加されていることを検出できる値であればよく、本実施の形態では一例として2.1ボルトとした(S3)。
タイミング制御部34は、充電制御信号を参照し、回転周波数fが基準周波数fth未満であると判断すると(S3におけるYES判断)、ドライブ回路36に含まれるブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を開始させる。なお、基準周波数fthは、モータ1の回転部の回転動作が停止していることを検出できる値であればよく、本実施の形態では一例として1ヘルツとした。また、基準周波数fth未満の回転周波数は、モータ1の回転部が停止しているときの回転周波数(0ヘルツ)を含む。また、タイミング制御部34は、タイマーを備え、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を開始したタイミングから計時を開始する(S4)。
具体的には、タイミング制御部34は、インバータ回路2における上アームをオフにして下アームをオンにする命令を通電信号形成部35に送る。通電信号形成部35は、タイミング制御部34からの命令に基づき、インバータ回路2の上アームをオフにするUH信号、VH信号、およびWH信号を生成し、インバータ回路2の下アームをオンにするUL信号、VL信号、およびWL信号を生成する。通電信号形成部35は、生成した信号をドライブ回路36へ送る。
第1の上アーム駆動回路36aは、スイッチング素子Q1のゲート電圧を下げて、スイッチング素子Q1をオフにする。第2の上アーム駆動回路36cは、スイッチング素子Q3のゲート電圧を下げて、スイッチング素子Q3をオフにする。第3の上アーム駆動回路36eは、スイッチング素子Q5のゲート電圧を下げて、スイッチング素子Q5をオフにする。第1の下アーム駆動回路36bは、スイッチング素子Q2のゲート電圧を上げて、スイッチング素子Q2をオンにする。第2の下アーム駆動回路36dは、スイッチング素子Q4のゲート電圧を上げて、スイッチング素子Q4をオンにする。第3の下アーム駆動回路36fは、スイッチング素子Q6のゲート電圧を上げて、スイッチング素子Q6をオンにする。
上記のようにスイッチング素子Q1及びQ2が動作することにより、スイッチング素子QQ2のドレインが低電位となるため、制御用電圧Vccに基づく電流は、ダイオードD1、ブートストラップコンデンサC1、スイッチング素子Q2に流れ、ブートストラップコンデンサC1が充電される。また、上記のようにスイッチング素子Q3及びQ4が動作することにより、スイッチング素子QQ4のドレインが低電位となるため、制御用電圧Vccに基づく電流は、ダイオードD2、ブートストラップコンデンサC2、スイッチング素子Q4に流れ、ブートストラップコンデンサC2が充電される。また、上記のようにスイッチング素子Q5及びQ6が動作することにより、スイッチング素子QQ6のドレインが低電位となるため、制御用電圧Vccに基づく電流は、ダイオードD3、ブートストラップコンデンサC3、スイッチング素子Q6に流れ、ブートストラップコンデンサC3が充電される。
タイミング制御部34は、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電時間が、所定の充電時間を経過したか否かを判断する。なお、所定の充電時間は、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電が完了する(満充電に到達する)最短時間とすることが好ましい。所定の充電時間は、ブートストラップコンデンサC1〜C3の容量が大きければ長くし、容量が小さければ短くすることができる。所定の充電時間は、本実施の形態では一例として1.5ミリ秒とした(S5)。
タイミング制御部34は、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電時間が、所定の充電時間を経過したと判断すると(S5におけるYES判断)、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を停止させる。具体的には、タイミング制御部34は、インバータ回路2における上アームをオフにして下アームをオンにする状態を解除する(S6)。
タイミング制御部34は、インバータ回路2のスイッチング素子Q1〜Q6を順次オンまたはオフにし、インバータ制御を行わせる。インバータ回路2は、インバータ制御を実行し、モータ1の運転を継続させる(S7)。
以下、モータユニットの具体的な運転動作について説明する。
比較器32は、Vsp入力端子40に印加される速度指令電圧Vspと、三角波発振回路31から送られる三角波とを比較し、比較結果をPWM信号生成部33へ送る。PWM信号生成部33は、比較器32から送られる比較結果に基づき、PWM信号を生成する。具体的には、速度指令電圧Vspが三角波の値を超える期間のみHIGHレベルとなるパルス信号を生成する。すなわち、比較器32及びPWM信号生成部33は、PWM制御を実行し、速度指令電圧Vspのレベルに応じてパルス幅(デューティ比)が変調されたパルス信号を生成する。PWM信号生成部33は、PWM信号(パルス信号)をタイミング制御部34へ送る。
タイミング制御部34は、PWM信号と、位置検出部38から送られる位置信号とを参照し、PWM信号の立ち上がりタイミングを制御する。タイミング制御部34は、PWM信号を、通電信号形成部35へ送る。
通電信号形成部35は、PWM信号を参照し、モータ1の三相コイルに対応した通電信号を生成する。具体的には、通電信号形成部35は、U相のUH信号及びUL信号と、V相のVH信号及びVL信号と、W相のWH信号及びWL信号とを生成する。通電信号形成部35は、生成した信号をドライブ回路36へ送る。なお、UH信号、VH信号、およびWH信号は、インバータ回路2の上アームを動作させるための信号である。UL信号、VL信号、およびWL信号は、インバータ回路2の下アームを動作させるための信号である。UH信号、VH信号、およびWH信号は、互いに例えば120度の位相差を有する。UL信号、VL信号、およびWL信号は、互いに例えば120度の位相差を有する。
UH信号は、ドライブ回路36の第1の上アーム駆動回路36aに入力される。第1の上アーム駆動回路36aは、UH信号に基づき、スイッチング素子Q1のゲートをオンまたはオフにする。UL信号は、ドライブ回路36の第1の下アーム駆動回路36bに入力される。第1の下アーム駆動回路36bは、UL信号に基づき、スイッチング素子Q2のゲートをオンまたはオフにする。VH信号は、ドライブ回路36の第2の上アーム駆動回路36cに入力される。第2の上アーム駆動回路36cは、VH信号に基づき、スイッチング素子Q3のゲートをオンまたはオフにする。VL信号は、ドライブ回路36の第2の下アーム駆動回路36dに入力される。第2の下アーム駆動回路36dは、VL信号に基づき、スイッチング素子Q4のゲートをオンまたはオフにする。WH信号は、ドライブ回路36の第3の上アーム駆動回路36eに入力される。第3の上アーム駆動回路36eは、WH信号に基づき、スイッチング素子Q5のゲートをオンまたはオフにする。WL信号は、ドライブ回路36の第3の下アーム駆動回路36fに入力される。第3の下アーム駆動回路36fは、WL信号に基づき、スイッチング素子Q6のゲートをオンまたはオフにする。
インバータ回路2は、スイッチング素子Q1〜Q6を選択的にオンとオフにすることで、モータ1の三相コイルに通電を行い、モータ1の回転部を回転させることができる。例えば、スイッチング素子Q1及びQ4をオンにすることにより、モータ電圧Vmに基づく電流がスイッチング素子Q1,U相コイル、スイッチング素子Q4の順に流れる。また、スイッチング素子Q3及びQ6に通電を行うことにより、モータ電圧Vmに基づく電流がスイッチング素子Q3、V相コイル、スイッチング素子Q6の順に流れる。また、スイッチング素子Q5及びQ2に通電を行うことにより、モータ電圧Vmに基づく電流がスイッチング素子Q5、W相コイル、スイッチング素子Q2の順に流れる。
ブートストラップコンデンサC1は、スイッチング素子Q1がオンになるタイミングで放電される。ブートストラップコンデンサC2は、スイッチング素子Q3がオンになるタイミングで放電される。ブートストラップコンデンサC3は、スイッチング素子Q5がオンになるタイミングで放電される。
一方、ブートストラップコンデンサC1は、スイッチング素子Q2がオンになるタイミングで充電される。ブートストラップコンデンサC2は、スイッチング素子Q4がオンになるタイミングで充電される。ブートストラップコンデンサC3は、スイッチング素子Q5がオンになるタイミングで充電される。なお、スイッチング素子Q2、Q4、Q6がオンになるタイミングは120度の位相差を有するため、ブートストラップコンデンサC1〜C3は、120度周期で充電される。
以上のようにインバータ回路2が動作することにより、モータ1の回転部は、速度指令電圧Vspに応じた回転速度で回転を行う。
図4は、本実施の形態にかかるモータ1の運転動作及びブートストラップコンデンサC1〜C3の充電動作を示すタイミングチャートである。図4(a)は、位置検出部38から出力される回転位置信号であり、HIGH期間がセンサ4でマグネットの磁束を検出した期間を示している。図4(b)は、充電制御部39から出力される充電制御信号であり、HIGH期間がブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を行う期間である。図4(c)は、速度指令電圧Vspを示す。
図4において、空気調和機の室内機は、リモートコントローラ等から、電源をオフからオンに切り換える命令を含む信号を受けると、外部コントローラへ動作命令を送る。外部コントローラは、動作命令を受けると、速度指令電圧VspをモータユニットのVsp入力端子40へ印加する(タイミングt1)。
タイミング制御部34は、速度指令電圧Vspと基準電圧Vthとを比較し、速度指令電圧Vspが基準電圧Vthを超えたと判断すると、下アーム(図2に示すスイッチング素子Q2,Q4,Q6)をオンにして、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を開始する(タイミングt2)。
タイミング制御部34は、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を開始するタイミングt2から計時を行う。タイミング制御部34は、タイミングt2から予め設定されている所定時間Tが経過すると、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を停止させる(タイミングt3)。
タイミング制御部34は、タイミングt3以降、インバータ回路2に対してインバータ制御を実行させる。インバータ回路2は、タイミングt3以降、インバータ制御を実行して、モータ1の運転を開始させる。
〔2ー2.負荷が外部要因で回転したときのモータユニットの動作〕
空気調和機の室外機は、屋外に設置されていることが多い。このような室外機では、モータが運転をしていないときに風等がインペラ(負荷)に吹き付けると、インペラが回転することがある。モータ1が運転をしていない状態でインペラが外部要因(風等)によって回転すると、インペラに連結されているモータ1の回転部が回転する。回転部が回転すると、モータ1の静止部に回生電圧が発生する。
本実施の形態では、図3に示すように、速度指令電圧Vspを監視するステップ(S2)と、モータ1の回転周波数fを監視するステップ(S3)とを含むことを、特徴の一つとしている。すなわち、本実施の形態では、速度指令電圧Vspが基準電圧Vth以上で、モータ1の回転周波数fが基準周波数fthよりも高いとき、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を行わない。つまり、外部要因によりインペラが回転している状態で、速度指令電圧Vspが印加されるとき、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電は行わない。このような構成とすることで、インペラが外部要因(風等)によって回転している状態で、モータ1を運転させる際、ブートストラップコンデンサC1〜C3が充電されないため、インバータ回路2の電圧が大幅に上昇することを防ぐことができる。
例えば、速度指令電圧Vspを監視するステップが無いフローでは、インペラが外的要因によって回転しているときにモータユニットに速度指令電圧Vspが印加され、速度指令電圧Vspが基準電圧Vthを超えると、ブートストラップコンデンサの充電が行われる。ブートストラップコンデンサの充電が行われるときは、下アーム(図2に示すスイッチング素子Q2,Q4,Q6)がオンとなる。下アームがオンになると、スイッチング素子Q1及びQ2のノード、スイッチング素子Q3及びQ4のノード、スイッチング素子Q5及びQ6のノードにおける電圧が上がり、回転している回転部にブレーキがかかる。このとき、外部要因によって回転している回転部の回転速度が高い場合、モータ1の静止部には、高い値の回生電圧がかかり、インバータ回路2のモータ電圧Vmが高くなる。モータ電圧Vmがインバータ回路2の耐圧を超えてしまうと、スイッチング素子が破損してしまう可能性がある。
〔2ー3.モータが外部要因で停止したときのモータユニットの動作〕
モータユニットが運転をしているときに、モータユニットへの給電が遮断された場合、速度指令電圧Vsp、制御用電圧Vcc、およびモータ電圧Vmが急激に低下する。
本実施の形態では、図3に示すように、速度指令電圧Vspを監視するステップ(S2)と、モータ1の回転周波数fを監視するステップ(S3)とを含むことを、特徴の一つとしている。すなわち、本実施の形態では、速度指令電圧Vspが基準電圧Vth以上で、モータ1の回転周波数fが基準周波数fthよりも高いとき、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を行わない。このような構成とすることで、速度制御信号Vspが印加されているときに、モータユニットへの給電が遮断されてモータ1の回転部が慣性等により回転しているとき、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を行わない。したがって、インバータ回路2の電圧が大幅に上昇することを防ぐことができる。
例えば、速度指令電圧Vspを監視するステップ、およびモータ1の回転周波数fを監視するステップが無いフローでは、モータ1が運転をしているときに給電が遮断され、速度指令電圧Vspが充電動作レベルまで低下すると、ブートストラップコンデンサの充電が行われる。ブートストラップコンデンサの充電が行われるときは、下アーム(図2に示すスイッチング素子Q2,Q4,Q6)がオンとなる。下アームがオンになると、スイッチング素子Q1及びQ2のノード、スイッチング素子Q3及びQ4のノード、スイッチング素子Q5及びQ6のノードの電圧が高くなり、モータ1の回転部にブレーキがかかる。このとき、ブレーキがかかる直前の回転部の回転速度が高い場合、モータ1の静止部に発生する回生電圧が高くなる。回生電圧が高くなると、インバータ回路2のモータ電圧Vmが高くなる。モータ電圧Vmがインバータ回路2の耐圧を超えてしまうと、スイッチング素子が破損してしまう可能性がある。
〔3.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態にかかるモータユニットは、駆動フローに、速度指令電圧Vspを監視するステップ(S2)と、モータ1の回転部の回転周波数fを監視するステップ(S3)とを含む。モータユニットは、速度指令電圧Vspが基準電圧Vth以上で、回転周波数fが基準周波数fth未満のときに、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を行う。このような構成とすることにより、モータ1に連結されたインペラ等の負荷が風等の外部要因で回転しているときに速度指令電圧Vspが印加されたとしても、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を行わないため、モータ1に高い回生電圧が発生することを防止できる。したがって、インバータ回路2における電圧の上昇を防ぐことができ、インバータ回路2に含まれるスイッチング素子の破損を防止できる。
また、モータ1が運転中に給電が遮断され、速度指令電圧Vspが急激に低下したとしても、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電を行わないため、モータ1に高い回生電圧が発生することを防止できる。したがって、インバータ回路2における電圧の上昇を防ぐことができ、インバータ回路2に含まれるスイッチング素子の破損を防止できる。
また、本実施の形態において、タイミング制御部34は、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電時間を監視するタイマーを備える。これにより、タイミング制御部34は、ブートストラップコンデンサC1〜C3への充電動作を、所定時間に限定して行うため、消費電力を低減することができる。
なお、本実施の形態では、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電時間を1.5ミリ秒としたが、この値はブートストラップコンデンサC1〜C3の容量を1マイクロファラッド(一例)としたときの必要充電量を確保するために必要な最短時間である。必要充電量は、満充電に限らず、消費電力の低下を抑えるために充電時間を意図的に短く(例えば0.5ミリ秒等)してもよい。
また、本実施の形態では、モータ1の回転部の回転周波数を検出するためにセンサ4を用いたが、モータ1で発生する誘起電圧を検出して回転部の回転周波数を検出する構成としてもよい。図5は、本実施の形態にかかるモータユニットの変形例を示す。図5に示すモータユニットは、図1に示すモータユニットにさらに検出回路41を備える。検出回路41は、モータ1で発生する誘起電圧を検出できる。検出回路41は、検出した誘起電圧の値を位置検出部38へ送る。位置検出部38は、検出回路41から送られる誘起電圧の値から誘起電圧の周波数を検出する。位置検出部38は、誘起電圧の周波数をタイミング制御部34へ送る。タイミング制御部34は、誘起電圧の周波数と基準電圧周波数とを比較する。タイミング制御部34は、誘起電圧の周波数が基準電圧周波数よりも低い場合、モータ1の回転部が停止していると判断する。タイミング制御部34は、判断結果を、図3における判断ステップS3の判断基準として用いる。
また、制御回路3は、ブートストラップコンデンサC1〜C3の充電量が所定値未満である場合、各ブートストラップコンデンサC1〜C3に接続されたコイルへの給電を行わない構成としてもよい。このような構成は、低電圧保護回路を備えることで実現することが可能となる。
また、モータ駆動回路は、制御回路3を備えるパッケージICと、インバータ回路2を含むパッケージICとを備える構成とすることができる。また、モータ駆動回路は、インバータ回路2と制御回路3とを含むパッケージICを備えることができる。また、モータ駆動回路は、三角波発振回路31、比較器32、PWM信号生成部33、タイミング制御部34、通電信号形成部35、比較器37、位置検出部38、および充電制御部39を含むパッケージICと、インバータ回路2及びドライブ回路36を含むパッケージICとを備える構成とすることができる。すなわち、インバータ回路2と、制御回路3に含まれる構成とは、任意の組み合わせでICにパッケージすることができる。
また、モータ駆動回路が実装される基板は、モータ1の内部に配置されていてもよいし、モータ1の外面に支持されていてもよいし、モータ1から独立していてもよい。
本発明は、モータ駆動回路、およびそれを備えるモータユニットに有用である。
1 モータ
2 インバータ回路
3 インバータ制御回路
4 センサ
31 三角波発振回路
32 比較器
33 PWM信号生成部
34 タイミング制御部
35 通電信号形成部
36 ドライブ回路
37 比較器
38 位置検出部
39 充電制御部
40 Vsp入力端子
41 検出回路

Claims (10)

  1. モータに備わるコイルに電力を供給するインバータ回路と、
    制御回路と、を備え、
    前記インバータ回路は、
    モータ電圧が印加される端子と前記コイルとの間に接続される上アーム側スイッチング素子と、
    前記上アーム側スイッチング素子とグランドとの間に接続される下アーム側スイッチング素子と、を備え、
    前記制御回路は、
    外部から入力される速度指令電圧と前記検出信号とを参照して、前記インバータ回路に含まれるスイッチング素子をオンまたはオフに切り換えるスイッチング制御部と、
    前記上アーム側スイッチング素子を駆動するための電力を蓄電可能なブートストラップコンデンサと、を備え、
    前記スイッチング制御部は、前記速度指令電圧が所定電圧以上のときに、所定時間、前記ブートストラップコンデンサの充電を実行する、
    モータ駆動回路。
  2. 請求項1に記載のモータ駆動回路であって、
    前記スイッチング制御部は、前記モータの回転周波数を算出し、前記回転周波数と所定回転周波数とを比較し、前記回転周波数が前記所定回転周波数未満のときに前記ブートストラップコンデンサの充電を実行する、モータ駆動回路。
  3. 請求項1に記載のモータ駆動回路であって、
    前記スイッチング制御部は、前記モータの誘起電圧を参照して回転周波数を算出し、前記回転周波数と所定回転周波数とを比較し、前記回転周波数が前記所定回転周波数未満のときに前記ブートストラップコンデンサの充電を実行する、モータ駆動回路。
  4. 請求項1に記載のモータ駆動回路であって、
    前記スイッチング制御部は、
    前記速度指令信号からPWM信号を生成するPWM信号生成部と、
    前記PWM信号のタイミングを調整するタイミング制御部と、
    前記タイミング制御部から出力されるPWM信号を参照して通電信号を生成する通電信号形成部と、
    前記通電信号を用いて前記上アーム側スイッチング素子及び前記下アーム側スイッチング素子をオンまたはオフに切り換えるドライブ回路と、を備える、モータ駆動回路。
  5. 請求項4に記載のモータ駆動回路であって、
    前記ドライブ回路は、
    前記上アーム側スイッチング素子をオンまたはオフに切り換える上アーム側スイッチング制御回路と、
    前記下アーム側スイッチング素子をオンまたはオフに切り換える下アーム側スイッチング制御回路と、
    前記ブートストラップコンデンサと、を備える、モータ駆動回路。
  6. モータと、インバータ回路と、制御回路とを備え、
    前記モータは、
    コイルを備える静止部と、
    前記静止部に回転可能に支持される回転部と、を備え、
    前記インバータ回路は、
    モータ電圧が印加される端子と前記コイルとの間に接続される上アーム側スイッチング素子と、
    前記上アーム側スイッチング素子とグランドとの間に接続される下アーム側スイッチング素子と、を備え、
    前記制御回路は、
    外部から入力される速度指令電圧と前記検出信号とを参照して、前記インバータ回路に含まれるスイッチング素子をオンまたはオフに切り換えるスイッチング制御部と、
    前記上アーム側スイッチング素子を駆動するための電力を蓄電可能なブートストラップコンデンサと、を備え、
    前記スイッチング制御部は、前記速度指令電圧が所定電圧以上のときに、所定時間、前記ブートストラップコンデンサの充電を実行する、
    モータユニット。
  7. 請求項6に記載のモータユニットであって、
    前記モータは、前記回転部の回転位置を検出し、検出信号を出力する位置検出部を備え、
    前記スイッチング制御部は、前記検出信号を用いて回転周波数を算出し、前記回転周波数と所定回転周波数とを比較し、前記回転周波数が前記所定回転周波数未満のときに前記ブートストラップコンデンサの充電を実行する、モータユニット。
  8. 請求項6に記載のモータユニットであって、
    前記静止部で発生する誘起電圧を検出する誘起電圧検出部を、さらに備え、
    前記スイッチング制御部は、前記誘起電圧検出部で検出された誘起電圧を用いて回転周波数を算出し、前記回転周波数と所定回転周波数とを比較し、前記回転周波数が前記所定回転周波数未満のときに前記ブートストラップコンデンサの充電を実行する、モータユニット。
  9. 請求項6に記載のモータユニットであって、
    前記スイッチング制御部は、
    前記速度指令信号からPWM信号を生成するPWM信号生成部と、
    前記PWM信号のタイミングを調整するタイミング制御部と、
    前記タイミング制御部から出力されるPWM信号を参照して通電信号を生成する通電信号形成部と、
    前記通電信号を用いて前記上アーム側スイッチング素子及び前記下アーム側スイッチング素子をオンまたはオフに切り換えるドライブ回路と、を備える、モータユニット。
  10. 請求項9に記載のモータユニットであって、
    前記ドライブ回路は、
    前記上アーム側スイッチング素子をオンまたはオフに切り換える上アーム側スイッチング制御回路と、
    前記下アーム側スイッチング素子をオンまたはオフに切り換える下アーム側スイッチング制御回路と、
    前記ブートストラップコンデンサと、を備える、モータユニット。
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