JP6883760B2 - モータ駆動装置 - Google Patents
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Description
前記停止要因に応じた情報を示すデューティ比は、0.6より大きく0.9以下であってもよい。
[全体構成]
図1は、実施の形態におけるモータ制御システムの構成の一例を示す構成図である。
次に、モータ駆動装置1の構成の詳細について説明する。
VSP端子11およびFG端子12は、外部装置50との信号のインターフェース端子であり、GND端子15は、共通のGNDと接続される端子である。モータ駆動電源入力端子13は、モータ駆動電源21が接続され、モータ駆動用電源電圧VDCが入力される端子である。制御電源入力端子14は、制御電源22が接続され、制御回路用電源電圧VCCが入力される端子である。
ドライブ回路3は、インバータ回路4を駆動するPWM(Pulse Width Modulation)信号の増幅回路である。
インバータ回路4は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等のスイッチング素子で構成された3相ブリッジ回路である。
モータ5は、ロータと巻線を有したステータとを備えており、インバータ回路4によって巻線を通電駆動することでロータを回転する。モータ5は、例えば互いに120度位相が異なるU相、V相、W相とする3相で駆動されるブラシレスモータである。
センサー6は、例えばホール素子やホールICで構成され、モータ5のロータの位置等を検出するセンサーである。なお、センサー6が、モータ5の回転数を検出し、その結果をマイコン2に伝達するとしてもよい。
モータ駆動電源21は、インバータ回路4を通じて、モータ5にモータ駆動用電源電圧VDCを印加し、モータ5を駆動するための電源である。
制御電源22は、制御回路用電源電圧VCCを印加し、モータ5に内蔵されているマイコン2やドライブ回路3等の制御回路を動作させるため電源である。
マイコン2はドライブ回路3、インバータ回路4を介し、モータ5にVSP信号とセンサー6の位置信号に応じた電圧を印加する様にPWM信号を制御し、回転数に応じた周波数とモータ情報を示すデューティ比を持つパルス信号を外部装置50に出力する。本実施の形態では、マイコン2は、図2に示すように、VSP信号入力部201と、PWM信号出力部202と、回転数検出部203と、パルス周波数設定部204と、パルスDUTY設定部205と、パルス信号出力部206とを備える。
VSP信号入力部201は、外部装置50からモータの速度制御信号であるVSP信号が入力される。VSP信号入力部201は、入力されたVSP信号をPWM信号出力部202に出力する。
PWM信号出力部202は、PWM信号を出力する。より具体的には、PWM信号出力部202は、センサー6が検出したモータ5のロータの位置等に基づいて、入力されたVSP信号が示すモータの速度になるように、インバータ回路4を駆動するPWM信号を出力する。
回転数検出部203は、モータ5の回転数を検出する。より具体的には、回転数検出部203は、センサー6が検出したモータ5のロータの位置等からモータ5の回転数を検出する。
パルス周波数設定部204は、パルス信号出力部206で出力するパルス信号(FG信号)の周波数を設定する。より具体的には、パルス周波数設定部204は、回転数検出部203で検出された回転数が、モータ5で使用可能な回転数の範囲を示す使用回転数領域に含まれる場合、当該回転数に比例した第1周波数を示す第1信号を出力する。パルス周波数設定部204は、回転数検出部203で検出された回転数が、モータ5で使用できない回転数の範囲を示す不使用回転数領域に含まれる場合、当該回転数に比例した第2周波数を所定周波数分遷移させた第3周波数を示す第2信号を出力する。
パルスDUTY設定部205は、モータ5の状態に応じた情報を示すデューティ比を出力する。より具体的には、パルスDUTY設定部205は、モータ5が駆動中のときには、モータ5の負荷電流の情報を示すデューティ比を出力する。一方、パルスDUTY設定部205は、モータ5が停止中のときには、モータ5が駆動中のときに用いられるデューティ比の範囲外で、モータ5の停止要因に応じた情報を示すデューティ比を出力する。ここで、駆動中のときに用いられるデューティ比は、例えば0.1以上0.6以下であり、停止要因に応じた情報を示すデューティ比は、0.6より大きく0.9以下である。
パルス信号出力部206は、モータ駆動装置1が出力するFG信号としてパルス信号を出力する。パルス信号出力部206は、パルス周波数設定部204で設定された出力パルスの周波数とパルスDUTY設定部205で設定されたデューティ比を合わせ持つパルス信号を出力する。より具体的には、パルス信号出力部206は、パルス周波数設定部204から出力された第1信号に示された第1周波数または第2信号に示された第3周波数と、パルスDUTY設定部205から出力されたデューティ比とで設定されるパルス信号を出力する。換言すると、パルス信号出力部206は、パルス周波数設定部204から出力された出力パルスの周波数とパルスDUTY設定部205から出力されたDUTYとが設定された出力パルスをFG信号として出力する。
例えば、モータ5が通常運転中で、モータ5の回転数が450r/minであり、負荷電流が定格電流の60%であるとする。この場合、パルス信号出力部206は、図3より周波数=15Hzが設定され、図4AよりDUTY=0.3が設定される出力パルスを出力する。
例えば、速度指令がゼロでありモータ5が停止中であるとする。この場合、パルス信号出力部206は、図3より周波数=25Hzが設定され、図4Aおよび図4BよりDUTY=0.9が設定される出力パルスを出力する。
また、例えば、モータ5に異常が発生し、過熱保護が動作して停止しているとする。この場合、パルス信号出力部206は、図3より周波数=25Hzが設定され、図4Aおよび図4BよりDUTY=0.8が設定される出力パルスを出力する。
また、例えば、モータ5のロータがロックして停止し、過負荷状態となり、負荷電流が定格電流の150%になっているとする。この場合、パルス信号出力部206は、図3より、所定周波数Fo分遷移された周波数=25Hzが設定され、図4Aおよび図4BよりDUTY=0.6が設定される出力パルスを出力する。
また、例えば、速度指令がゼロでありモータ5が停止しているにもかかわらず、外部からモータ5が強制的に回転数=30r/minで回されているとする。この場合、パルス信号出力部206は、図3より所定周波数Fo分遷移された周波数=26Hzが設定され、図4Aおよび図4BよりDUTY=0.9が設定される出力パルスを出力する。なお、この状態は、エアコンの室外機用ファンモータの用途で、風によってファンが強制的に回される時などに発生する。
また、例えば、速度指令がゼロでありモータ5が停止しているにもかかわらず、外部からモータ5が強制的に回転数=300r/minで回されているとする。この場合、パルス信号出力部206は、図3より周波数=10Hz、図4Aおよび図4BよりDUTY=0.9が設定される出力パルスを出力する。なお、この状態は、台風等で強風が吹き、上記の(例5)の場合より回転数が上昇した場合などに発生する。
以上のように、本実施の形態によれば、モータの回転数がゼロである場合でも、回転数情報と回転数以外の情報とを1つの信号で伝達する出力信号におけるパルス成分を発生させることができる。つまり、モータの回転数がゼロの時でも、回転数情報以外の情報を欠落させずに出力することができるモータ駆動装置を実現することができる。
2 マイコン
3 ドライブ回路
4 インバータ回路
5 モータ
6 センサー
11 VSP端子
12 FG端子
13 モータ駆動電源入力端子
14 制御電源入力端子
15 GND端子
21 モータ駆動電源
22 制御電源
201 VSP信号入力部
202 PWM信号出力部
203 回転数検出部
204 パルス周波数設定部
205 パルスDUTY設定部
206 パルス信号出力部
Claims (4)
- モータの回転数を検出する回転数検出部と、
前記回転数検出部で検出された回転数が、前記モータで使用可能な回転数の範囲を示す使用回転数領域に含まれる場合、前記回転数に比例した第1周波数を示す第1信号を出力し、前記回転数検出部で検出された回転数が、前記モータで使用できない回転数の範囲を示す不使用回転数領域に含まれる場合、前記回転数に比例した第2周波数を所定周波数分遷移させた第3周波数を示す第2信号を出力するパルス周波数設定部と、
前記モータの状態に応じた情報を示すデューティ比を出力するパルスDUTY設定部と、
前記パルス周波数設定部から出力された前記第1信号に示された前記第1周波数または前記第2信号に示された第3周波数と、前記パルスDUTY設定部から出力されたデューティ比とで設定されるパルス信号を出力するパルス信号出力部と、を備える、
モータ駆動装置。 - 前記使用回転数領域は、前記モータで使用可能な回転数である下限回転数から上限回転数までの範囲であり、
前記不使用回転数領域は、前記モータで使用できない回転数であるゼロから前記下限回転数未満および前記上限回転数よりも大きい範囲であり、
前記パルス周波数設定部は、
前記回転数検出部で検出された回転数が前記下限回転数未満である場合、前記第2周波数を前記上限回転数に比例した周波数よりも大きい周波数になるように前記所定周波数分遷移された第3周波数を示す第2信号を出力する、
請求項1に記載のモータ駆動装置。 - 前記パルスDUTY設定部は、
前記モータが駆動中のときには、前記モータの負荷電流の情報を示すデューティ比を出力し、
前記モータが停止中のときには、前記モータが駆動中のときに用いられるデューティ比の範囲外で、前記モータの停止要因に応じた情報を示すデューティ比を出力する、
請求項1または2に記載のモータ駆動装置。 - 前記駆動中のときに用いられるデューティ比は、0.1以上0.6以下であり、
前記停止要因に応じた情報を示すデューティ比は、0.6より大きく0.9以下である、
請求項3に記載のモータ駆動装置。
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JP2017135521A JP6883760B2 (ja) | 2017-07-11 | 2017-07-11 | モータ駆動装置 |
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JP2019022249A JP2019022249A (ja) | 2019-02-07 |
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JP2017135521A Active JP6883760B2 (ja) | 2017-07-11 | 2017-07-11 | モータ駆動装置 |
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