JP2013171106A - 光拡散フィルム製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧縮空気法でブラスト粒子を吹き付けて金属ロールをエンボス加工し、溶融押出法のフィルム成形条件の樹脂温度、エンボス加工ロール温度、およびニップ線圧の少なくともいずれかを制御することにより、本願出願人が製造・販売している従来品のギラツキを低減し、良好な光学特性を維持することを可能にした製造方法。
【選択図】図2
Description
本願出願人が製造・販売している従来品の光拡散フィルム(商品名:FE−2000M01:以下、「従来品」または「従来」という)は、液晶テレビのバックライトに広く使用されている実績がある。この従来品は、上記の樹脂フィルム表面をエンボス加工したものに該当し、樹脂種は、ポリカーボネート(以下、PC)である。この従来品の一番多く使用されている利用形態としては、表面形状に有用な光学特性を持たせていない光学フィルムと当該従来品のフィルムの裏面を、感圧性接着フィルム(Pressure Sensitive Adhesive)を用いて貼り合わされる場合がほとんどである。
また、「LEDギラツキ問題」が解消されているものの、配光特性が良好ではない光拡散フィルムが使用されると、ディスプレイの視野角が十分でないといった問題が生じ得る。
ダイリップから押出された溶融樹脂を、エンボスロールとニップロールとの間に導き、ニップロールで溶融樹脂をエンボスロールに押し付けて、エンボスロールの表面凹凸を転写しつつ冷却する光拡散マットフィルムの製造方法において、完全転写品の表面の粗さ曲線要素の平均長さRSmの値が70μm以下の範囲(JIS B 0601(2001)準拠で、カットオフ値0.8mmとし、当該RSm値が漸近するまで測定長を取る)の表面凹凸を形成したエンボスロールを用いて、所定のライン速度、押出樹脂温度、エンボスロール温度、ニップロール温度およびニップ線圧にて所望厚みのエンボスフィルムを製造し、
製造したエンボスフィルムの表面凹凸を、所定のフィルム面内(XY方向)ピッチおよびフィルム厚み方向(Z方向)ピッチで計測した表面の三次元形状データを用いて、XY平面上で互いに隣接する3点で張られる仮想平面の法線ベクトルとフィルム基材面の法線ベクトルとの成す角度を当該仮想平面の傾斜角度とすることにより前記三次元形状データから得られる当該仮想平面の傾斜角度データにおいて、前記傾斜角度の所定刻みの各データ区間に属する度数の全データ区間の度数の総和に対する百分率を単位%で表現したものを頻度としたときに、当該頻度の大面積データによる漸近値と、所望の配光特性を満足したエンボスフィルムについて、同様にして取得した当該頻度の大面積データによる漸近値(以下、「所望漸近値」という)とを比較し、
低傾斜角データ区間の頻度が、所望漸近値より大きい場合には、押出樹脂温度、エンボスロール温度、ニップロール温度およびニップ線圧の何れか一つ以上を、転写を高める条件側に、当該頻度が、所望漸近値よりも小さい場合には、前記の何れか一つ以上を、転写を低下させる条件側に制御して所望の配光特性の得られる製造条件を求め、
求めた条件にて光拡散マットフィルムを製造することを特徴とする、ランダムな三次元表面形状に起因して光が屈折して拡散する機能を有する光拡散マットフィルムの製造方法である。
データ区間 0° 以上 2.5°未満で、 9%以上16%以下であり、
データ区間 2.5°以上 5.0°未満で、18%以上28%以下であり、
データ区間 5.0°以上 7.5°未満で、21%以上24%以下であり、
データ区間 7.5°以上10.0°未満で、14%以上18%以下であり、
データ区間10.0°以上12.5°未満で、 8%以上13%以下であり、
データ区間12.5°以上15.0°未満で、 4%以上 8%以下であり、
データ区間15.0°以上17.5°未満で、 2%以上 5%以下であり、
データ区間17.5°以上20.0°未満で、 1%以上 3%以下であり、
データ区間20.0°以上22.5°未満で、 2%以下であり、
データ区間22.5°以上25.0°未満で、 2%以下であり、
データ区間25.0°以上27.5°未満で、 1%以下であり、
データ区間27.5°以上30.0°未満で、 1%以下であり、
データ区間30.0°以上32.5°未満で、 1%以下であり、
データ区間32.5°以上35.0°未満で、0.5%以下であり、
データ区間35.0°以上37.5°未満で、0.5%以下であり、
データ区間37.5°以上40.0°未満で、0.3%以下であり、
データ区間40.0°以上42.5°未満で、0.2%以下であり、
データ区間42.5°以上45.0°未満で、0.1%以下である。
[エンボスロールの加工]
図1は、圧縮空気法によるサンドブラストにてロール表面をエンボス加工し、エンボスロールとする方法を説明する模式図である。ロール面にめっきを施した鋼製の金属ロール10を、回転自在の水平架台(図示せず)に乗せる。ブラスト粒子吹きつけノズル12を、高さ一定で、矢印Aの示す横方向(金属ロール軸方向、また通常、水平方向)に移動可能に設置し、ノズル12からブラスト粒子14をロール面10Sに吹きつける。ブラスト粒子14を吹き付けながらノズル12を軸方向に移動させ、端から端まで移動したら金属ロール10を矢印Bの示すように回転させる。これらの操作を繰り返すことにより、金属ロール表面10Sの全面に、ムラなくエンボス加工を施す。
本発明においては、この圧力としては、0.3MPa以上、より好ましくは0.4〜2MPaを用いることが好ましい。0.3MPa未満では、凹凸の深さが不足し、所望の配光特性を得ることが困難となり、2MPaを超えても凹凸の深さを増加させる効果は殆どなくなるので好ましくない。
ブラスト粒子は、シリカ、アルミナなど無機酸化物製、略球形で直径50μm以下、好ましくは10〜40μm、特に、15〜35μm範囲で、原理的には粒子径の分散の小さいものがより分布幅の小さい凹凸を形成できると推定され好ましい。
また、ブラスト粒子の形状は、角ばったものなどあり、平均の粒子径よりも細かい凹凸の形成が見られるが、当然のこととして大きな凹凸も発生するものであり、全体に形成される凹凸模様の大きさの分布幅が大きくなる。
[エンボスマットフィルム製造方法]
図2では、本発明において用いられる、通常の溶融押出成形装置20を示している。
この溶融押出成形装置20においては、Tダイ22のダイリップ22Lから押出された溶融樹脂30をシリコン製第一冷却ロール24とエンボス加工を施した金属製第二冷却ロール26でニップすることにより溶融樹脂にエンボス形状を賦形する。そして、下流側に配置した金属製第三冷却ロール28と引き取りロール(図示せず)とで溶融樹脂を引き取ることによって、片面エンボスマットフィルム32を製造する。
[ギラツキの低減]
従来品と本実施例で製造した片面エンボスマットフィルムについて、LED光源で裏面から光を入射し、「ギラツキ」の状態を目視評価した。その結果、従来品ではギラツキを認識し、本発明品ではギラツキは認識できなかった。「LEDギラツキ問題」を解決する為には、エンボス面に形成されている凸レンズの大きさ(柄目の大きさ)が小さいことが重要である。この目的を示す「柄目の大きさ」に関して、既存の表面形状の規格に関して検討した結果、粗さ曲線要素の平均長さRSm値で表すことが適当であると思われた。
下記の表1から、ギラツキ低減の境界値がRSm値70μm付近にあることが明らかなとなった。
表2は、本実施例の片面エンボスマットフィルムの製造にあたって、成形条件を変えた場合の全光線透過率とマットヘイズである。マットヘイズ値とは、製造上発生するエンボス裏面のエンボス柄(ゴム弾性を有する第一冷却ロール表面の柄目の転写)を、PC用の屈折率マッチング液を用いてガラス板と貼り合せることにより無くした状態で測定したエンボス柄のみによるヘイズ値のことである。
表2において、最上段の条件は、通常の製造条件(比較例)である。この場合、本エンボスロールの表面凹凸の転写は不十分となり、所望のマットヘイズを示すものは製造出来ない。
用いる機器構成が同一の場合、押し出し樹脂温度からフィルム厚みまではそれぞれ独立に条件変更可能であるが、ニップロールの温度、フィルム厚、ライン速度の条件は最上段の通常の製造条件と同じになるように固定して、その他の3条件を転写良好となる方向に変更して試作した。
この結果、試作条件では、Tダイ出口樹脂温度250℃、290℃、300℃、本エンボスロール温度130℃、145℃、150℃、ニップ線圧70N/cm、230N/cmとした。
表2から、例えばTダイ出口樹脂温度290℃、300℃、本エンボスロール温度145℃、150℃、ニップ線圧230N/cmといった従来は用いられていない条件が必要であることが明らかになった。
実際に、高さ方向の測定ピッチを0.01μmとしたときには、平面(X、Y)方向の測定ピッチを0.5μmとした場合には、低角度領域の傾斜角ピッチが大きくなりすぎ、また、この値は可視光の波長範囲と重なるものであり好ましくない。ゆえに、可視光の波長より大きい値である1μmが適当なピッチとなる。
平面(X、Y)方向の測定ピッチが、1μmよりも大きい範囲に関しても使用可能であるが、前記のように、大きすぎるとこの範囲に波長よりも大きい凹凸が存在していてもこれを無視する確率が高くなり、より忠実に屈折を再現できる界面の傾斜角度の算出との点からは次第に不利になると思われ、ピッチを大きくすることに意味はないと思料される。
図4は、三次元形状データ(測定領域500μm四方、縦横ピッチ1μm、高さ精度0.01μmになるので、高さデータの数は、501×501個)から算出した実施例(右)と従来品(マットヘイズ45%、左)と従来品(マットヘイズ55%、中央)の傾斜角頻度ヒストグラムを示している。これらの従来品と本実施例については、同一ロートサンプルにおいて、500μm四方の場所を変えて繰り返し測定し、それぞれの測定領域の同一データ区間の度数の総和からヒストグラムを作製し、ヒストグラムのプロファイルが漸近(収束)するまで測定した。具体的には、それぞれ500μm四方を10点測定し、漸近(収束)を確認した。
図4中の従来品(マットヘイズ45%とマットヘイズ55%)は、従来品のマットヘイズの製品仕様の上下限品を意味している。すなわち、少なくともこれらの上下限値の範囲内にあれば、製品として出荷され、液晶バックライト光学フィルムとして工業的に良好に使用可能である。
従来品の傾斜角頻度の製品範囲(マットヘイズ45%以上55%以下が製品仕様値)を傾斜角度のヒストグラムの頻度で数値的に表現すると、概ね以下の表3の通りになる。
本願明細書における頻度とは、傾斜角度データの各データ区間の度数の、全データ区間の度数の総和に対する比率を意味する。
本発明においては、上記に説明した構成要素を用い、所定の樹脂、所定のエンボスロールを用い、所望厚みのエンボスフィルムを、所定のライン速度を選択し、押出樹脂温度、エンボスロール温度、ニップロール温度、ニップ線圧の少なくともいずれかを制御することにより、所定のエンボスフィルムを製造する。製造条件を一定とした場合、一般的に、転写は、転写のパターンの大きさが小さくなるほど、また、アスペクト比が大きくなるほど困難となる。
1).樹脂の流動性を高くする → 樹脂の分子量を小さくする、
(移動エネルギーを小さくする) 樹脂の押し出し温度を高くする
エンボスロールの温度を高くする、
2).強制移動量を高める → ニップロールの圧力(線圧)を高くする
ニップロールの材質を変える(ゴムから金属へ)
ニップ幅を狭くする(ゴムから金属へ)
3).押し込み速度を早くする → ロール回転速度(ライン速度)を早くする
ロールの直径を小さくする
などが例示される。
(1)適当な条件で、条件範囲のRSmのエンボスロールを用いエンボスフィルムを製造する。
(2)エンボスフィルムの三次元形状データを測定し、傾斜角度データの各データ区間の度数を算出する。
(3)良好な光学特性の条件を満たしている傾斜角度データとエンボスフィルムから算出された傾斜角度データとを比較する。
低傾斜角データ区分の度数が多い場合 → 前記転写を改善する手段を行う。
低傾斜角データ区分の度数が少ない場合 → 前記転写を改善する手段を逆に行う。
との手段を講じることにより所望の光学特性継承したエンボスフィルムを製造する。
これらの制御範囲にて課題の解決が出来ない場合には、押出樹脂の変更、さらには、エンボスロールやニップロールの変更までも検討することにより、所望の傾斜角度のヒストグラムの頻度のものを製造する。
(1)エンボス加工ロールの製造
添付の図1のサンドブラスト法にて金属エンボス加工ロールを作製した。直径400mm、長さ600mmのNiメッキを施した金属ロールにブラスト装置(商品名:表面処理装置PEEN MATIC 750s、IEPCO社製)を使用してブラスト処理を施した。粒子径20〜30μmで球形であるブラスト粒子(商品名:MS550BT、IEPCO社製)を使用した。このブラスト処理は、金属ロール表面から80mm離れた位置にノズル径5mmφのブラストノズルを設置し、吹きつけ圧力を0.5MPaとした。ブラスト粒子を吹き付けながらノズルを軸方向に移動させ、端から端まで移動したら金属ロールを回転させる。これにより、表面にムラなくにエンボス形状を有するNiメッキ金属ロールを得た。
(2)光拡散フィルムの製造
添付の図2の装置にてポリカーボネート製片面エンボスマットフィルムを製造した。ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンS−3000、三菱エンジニアリングプラスチック(株)製)を、ベント脱気式50mm単軸押出機とTダイ22(図2参照)により290℃で溶融押出した。押出された溶融フィルムを、直径202mmのシリコーンゴム製第一冷却ロール24と、エンボス加工した直径400mmの金属製第二冷却ロール26(図1の金属ロール10に相当)でニップした。ニップ線圧は、230N/cmとした。次に、ニップすることでエンボス柄をフィルム表面に賦形して冷却し、更に、表面が鏡面の金属製第三冷却ロール28および引取ロール(図示せず)にて引き取った。第一冷却ロール24の温度65℃、第三冷却ロール28の温度130℃およびライン速度10m/minとした。Tダイ22より押し出し樹脂温度、金属第二冷却ロール26の温度、ニップ線圧を変化させて、厚み130μmの片面エンボスマットフィルムを製造した。
押出し条件と全光線透過率およびマットヘイズに関する実施例および比較例の結果を、上記の「良好な光学特性の継承」の記載中に表2として示した。また、傾斜角ヒストグラムを算出した結果を上記の「良好な光学特性の継承」の記載中に表4として示した。
得られた光拡散フィルムの特性の評価方法は、以下の通りである。
(3)全光線透過率、ヘイズ
株式会社村上色彩技術研究所社製 ヘーズメーターHM−150を使用して測定した。
(4)配光特性
株式会社村上色彩技術研究所社製 ゴニオフォトメーター GP−200を使用して測定した。
(5)フィルム表面の三次元形状測定、粗さ曲線要素の平均長さRSm
三鷹光器株式会社製 非接触三次元測定装置 NH−3Nを使用して測定した。なお、本装置の高さ方向の解像度は、0.01μmで固定である。縦横のピッチは1.0μmとした。
12:ブラスト粒子吹きつけノズル
14:ブラスト粒子
22:Tダイ
24:シリコン製第一冷却ロール
26:エンボス加工を施した金属製第二冷却ロール
28:金属製第三冷却ロール
32:エンボスマットフィルム
Claims (9)
- ダイリップから押出された溶融樹脂を、エンボスロールとニップロールとの間に導き、ニップロールで溶融樹脂をエンボスロールに押し付けて、エンボスロールの表面凹凸を転写しつつ冷却する光拡散マットフィルムの製造方法において、
完全転写品の表面の粗さ曲線要素の平均長さRSmの値が70μm以下の範囲(JIS B 0601(2001)準拠で、カットオフ値0.8mmとし、当該RSm値が漸近するまで測定長を取る)の表面凹凸を形成したエンボスロールを用いて、所定のライン速度、押出樹脂温度、エンボスロール温度、ニップロール温度およびニップ線圧にて、所望厚みのエンボスフィルムを製造し、
製造したエンボスフィルムの表面凹凸を、所定のフィルム面内(XY方向)ピッチおよびフィルム厚み方向(Z方向)ピッチで計測した表面の三次元形状データを用いて、XY平面上で互いに隣接する3点で張られる仮想平面の法線ベクトルとフィルム基材面の法線ベクトルとの成す角度を当該仮想平面の傾斜角度とすることにより前記三次元形状データから得られる当該仮想平面の傾斜角度データにおいて、前記傾斜角度の所定刻みの各データ区間に属する度数の全データ区間の度数の総和に対する百分率を単位%で表現したものを頻度としたときに、当該頻度の大面積データによる漸近値と、所望の配光特性を満足したエンボスフィルムについて、同様にして取得した当該頻度の大面積データによる漸近値とを比較し、
低傾斜角データ区間の頻度が、所望漸近値より大きい場合には、押出樹脂温度、エンボスロール温度、ニップロール温度およびニップ線圧の何れか一つ以上を、転写を高める条件側に、逆に、所望漸近値小さい場合には、前記の何れか一つ以上を、転写を低下させる条件側にする制御にて所望の配光特性の得られる製造条件を求め、
求めた条件にて製造することを特徴とする、ランダムな三次元表面形状に起因して光が屈折して拡散する機能を有する光拡散マットフィルムの製造方法。 - 前記エンボスロールからの完全転写品の表面の粗さ曲線要素の平均長さRSmの値が50μm以下である請求項1記載の光拡散マットフィルムの製造方法。
- 前記三次元形状データが、フィルム面内(XY方向)ピッチ1〜4μmおよびフィルム厚み方向(Z方向)ピッチ10nm以下での計測にて取得したものである請求項1記載の光拡散マットフィルムの製造方法。
- 前記三次元形状データが、フィルム面内(XY方向)ピッチ1μmおよびフィルム厚み方向(Z方向)ピッチ10nmでの計測にて取得したものである請求項1記載の光拡散マットフィルムの製造方法。
- 前記所定刻みのデータ区間の刻みが2.5°である請求項4記載の光拡散マットフィルムの製造方法。
- 所望の配光特性を満足したエンボスフィルムの当該頻度の大面積データによる漸近値が、
データ区間 0° 以上 2.5°未満で、 9%以上16%以下であり、
データ区間 2.5°以上 5.0°未満で、18%以上28%以下であり、
データ区間 5.0°以上 7.5°未満で、21%以上24%以下であり、
データ区間 7.5°以上10.0°未満で、14%以上18%以下であり、
データ区間10.0°以上12.5°未満で、 8%以上13%以下であり、
データ区間12.5°以上15.0°未満で、 4%以上 8%以下であり、
データ区間15.0°以上17.5°未満で、 2%以上 5%以下であり、
データ区間17.5°以上20.0°未満で、 1%以上 3%以下であり、
データ区間20.0°以上22.5°未満で、 2%以下であり、
データ区間22.5°以上25.0°未満で、 2%以下であり、
データ区間25.0°以上27.5°未満で、 1%以下であり、
データ区間27.5°以上30.0°未満で、 1%以下であり、
データ区間30.0°以上32.5°未満で、 1%以下であり、
データ区間32.5°以上35.0°未満で、0.5%以下であり、
データ区間35.0°以上37.5°未満で、0.5%以下であり、
データ区間37.5°以上40.0°未満で、0.3%以下であり、
データ区間40.0°以上42.5°未満で、0.2%以下であり、
データ区間42.5°以上45.0°未満で、0.1%以下である
請求項5記載の光拡散マットフィルムの製造方法。 - 低傾斜角データ区間が、7.5°未満データ区間の値にて判断したものである請求項6記載の光拡散マットフィルムの製造方法。
- 上記エンボスロールの表面凹凸が、メッキ金属面に対して圧縮空気法にて直径50μm以下の球状無機のブラスト粒子を用いて空気圧0.3MPa以上で形成されたものである請求項6に記載の光拡散マットフィルムの製造方法。
- 上記ニップ線圧を200〜300(N/cm)、上記樹脂温度を270(℃)以上320(℃)以下、上記エンボスロール温度を140(℃)以上155(℃)以下とする請求項6に記載の光拡散マットフィルムの製造方法。
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