JP2009265640A - プリズムシート - Google Patents

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Abstract

【課題】耐擦傷性に優れ、輝度・品位劣化を防止し、薄肉化しても反りのないプリズムシートを目的とする。
【解決手段】(a)成分:(ジ)ペンタエリスリトールから誘導される構造と、9以上の重合性二重結合とを有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレート(30〜60質量部)と、(b)成分:ウレタン結合を有さず、分子量500以上で硬化物のtanδピークが70℃未満である2つの(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物(5〜55質量部)と、(c)成分:25℃における粘度が50mPa・s以下である脂肪族化合物(5〜55質量部)と、(d)成分:重合開始剤とを有し、50℃における粘度が200mPa・s以下である活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を透光性基材14に塗布し、凹凸が形成された光拡散層12を賦形することよりなる。
【選択図】図1

Description

本発明はプリズムシートに関する。
ノートパソコン、携帯電話等の液晶表示装置等においては、液晶表示面の背面で、光源から導光板に光を入射して発光させる面発光が利用されている。このような液晶表示装置においては、光源から得られる光をより効率的に利用するために、面光源からの光を特定の方向に集中して出光させるためのプリズムシートが用いられている。
例えば、図3に示すように、反射シート101と、導光板102と、プリズムシート105とを順に載置し、その導光板102の側面に光源103と光源用反射フィルム104とを有するようなバックライトシステム100が用いられている。
このバックライトシステム100では、光源103から出た光が、光源用反射フィルム104によって導光板102に入射し、プリズムシート105で一定の方向に揃えられた後、液晶表示面を点灯させる。
プリズムシート105は、透光性の基材の一方の面に、単位プリズムまたはレンズが形成され、他方に光拡散層が設けられたものである。そして、上述の液晶表示装置においては、プリズムシート105のプリズム面が導光板102と接して載置される。
近年、液晶表示装置は、携帯電話やモバイルパソコンに代表されるように持ち運んで使用される機会が増加している。このため、液晶表示装置に対して振動や強い押圧がかかる場合が多く想定されるようになり、プリズムシート105は、擦傷等の損傷を受けることがあった。また、裏面に凹凸が形成された液晶パネルにプリズムシート105を直接接触させた場合には、プリズムシート105はより損傷を受けやすくなる。プリズムシート105の光拡散層が損傷を受けると、輝度の低下や均一な面発光状態が得られなくなる等、品位劣化の原因となる。
このような問題に対し、レンズ層とマット層とを一体化させた面光源用レンズフィルムにおいて、耐久性を向上させるために、紫外線硬化性樹脂を用いた面光源用レンズフィルムが開示されている(例えば、特許文献1)。
また、光学シートの表面に、粒子を添加する等によって凹凸の光拡散層を形成させることにより、損傷防止を図った発明が開示されている(例えば、特許文献2)。
さらに、液晶表示装置の薄肉化、軽量化を図るために、プリズムシートの薄肉化が求められている。プリズムシートの薄肉化に当たっては、プリズムシートの反りが問題となる。このような問題に対して、活性エネルギー線硬化性樹脂を用いたプリズムシートが開示されている(例えば、特許文献3)。
特許第3827832号公報 特許第3913870号公報 国際公開第2006/041089号パンフレット
しかしながら、プリズムシートの拡散面に、粒子で凹凸面を形成させた場合には、擦れによる該粒子の脱落の可能性がある。拡散面の粒子が脱落した場合には、脱落した粒子がシート自身を擦り、傷をつける原因となり、輝度・品位が低下する。また、光拡散層に粒子を使用することで、粒子自体の凝集により、スペックルやテクスチャー斑といったディスプレイ上の品位低下を起こすという問題があった。
他方、粒子を添加せずに光拡散層に凹凸面を形成させ、かつ、耐擦傷性を付与するには、凹凸パターン形成面への樹脂の浸透性等を適切なものとしなければ、薄肉化が図れないという問題もあった。そして、プリズムシートを薄肉化しても、反り発生を防止することが求められている。
そこで本発明は、耐擦傷性に優れ、輝度・品位劣化を防止し、薄肉化しても反りのないプリズムシートを目的とする。
本発明のプリズムシートは、透光性基材の一方の面にプリズム層を有し、前記透光性基材の他方の面に、表面に凹凸が形成された光拡散層を有するプリズムシートであり、前記光拡散層は、50℃における粘度が200mPa・s以下である、下記(a)〜(d)成分を主成分とする活性エネルギー線硬化性樹脂組成物から得られることを特徴とする。
(a)成分:ペンタエリスリトール、および/または、ジペンタエリスリトールから誘導される構造と、9つ以上の重合性二重結合基を有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレート化合物(30〜60質量部)
(b)成分:ウレタン結合を有さず、分子量500以上で硬化物のtanδピークが70℃未満である2つの(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物(5〜55質量部)。
(c)成分:25℃における粘度が50mPa・s以下である脂肪族化合物(5〜50質量部)。
(d)成分:重合開始剤。
[但し、上記の(a)成分、(b)成分、(c)成分の合計は100質量部である。]
前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物は、損失正接tanδのピーク温度が60℃以上であることが好ましく、25℃における引張り弾性率が2.7GPa以上であることが好ましい。
本発明のプリズムシートによれば、耐擦傷性に優れ、輝度・品位劣化を防止し、薄肉化しても反りを防止することができる。
本発明のプリズムシートの一実施形態を示す断面図である。 本発明の実施に用いる製造装置の一実施形態を示す模式図である。 バックライトシステムの一例を示す斜視図である。
本発明の実施形態の一例について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態の一例を示す、プリズムシート10の断面図である。
図1に示すとおり、プリズムシート10は、透光性基材14の一方の面に、プリズム層20が形成されている。プリズム層20は、中間層16に三角柱状のプリズム列18が所定のピッチで一方向に複数配列されて構成されている。透光性基材14の、プリズム層20が形成された面とは反対側の面には、表面に凹凸を有する光拡散層12が形成されている。
(光拡散層)
光拡散層12の表面に形成された凹凸面の形状は、特に限定されず、光拡散層12表面の被接触物の材質や、プリズムシート10に求める拡散の程度に応じて決定することができる。例えば、算術平均粗さRaが0.05〜2.0μm、10点平均粗さRzが0.5〜10μmとすることができる。
また、光拡散層12の厚さは特に限定されないが、例えば、1〜12μmの範囲で決定することが好ましい。1μmより薄いと拡散構造を転写するのが困難となり、12μmより厚いと樹脂組成物の使用量が多くなり、薄肉化の要求を満たすことができなくなり、シートの柔軟性が低下するなどの問題がある。
光拡散層12の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、(a)成分:ペンタエリスリトール、および/または、ジペンタエリスリトールから誘導される構造と、9つ以上の重合性二重結合基を有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレート化合物(30〜60質量部)と、(b)成分:ウレタン結合を有さず、分子量500以上で硬化物のtanδピークが70℃未満である2つの(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物(5〜55質量部)と、(c)成分:25℃における粘度が50mPa・s以下である脂肪族化合物(5〜50質量部)と、(d)成分:重合開始剤とを有し、50℃における粘度が200mPa・s以下のものである。なお、本発明における粘度とは、B型粘度計により測定した値を言う。
<(a)成分>
(a)成分は、ペンタエリスリトール、および/または、(ジ)ペンタエリスリトールから誘導される構造と、9つ以上の重合性二重結合基とを有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートである。(a)成分は、ラジカル重合性光重合開始剤等の存在下で、紫外線等の活性エネルギーを照射することにより重合反応や架橋反応を起こす成分であり、光拡散層12に耐擦傷性、耐熱性を付与する。(a)成分としては、例えば、(a1)成分:トリイソシアネート化合物と、(a2)成分:(ジ)ペンタエリスリトールとを反応させて得られたものが好ましい。
(a1)成分としては、脂環式脂肪族、脂肪族のいずれを用いても良い。例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、HDIの環状3量体等を挙げることができる。(a1)成分は、1種単独で、または、2種以上を併用することができる。
(a2)成分は特に限定されないが、例えば、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート等が挙げられる。(a2)成分は、1種単独で、または、2種以上を併用することができる。
(a1)成分と、(a2)成分との反応は、常法にて、例えば、ジブチル錫ジラウレート等の錫系化合物を触媒とし、60〜100℃で加熱することで容易に実施することができる。得られる(a)成分は、一般に高い粘性を有するため、反応には直接関与しない低粘度の(メタ)アクリレート等の反応性希釈剤を合成時に使用しても良い。
こうして得られる(a)成分としては、例えば、以下の構造式(1)〜(7)で表される脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートの混合物等が挙げられる。このような(a)成分を用いることで、得られる硬化物に優れた耐擦傷性、耐熱性を付与することができる。
Figure 2009265640
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(a)成分の構成において、イソシアネート基に対する水酸基のモル比は、1.0〜1.5の範囲内であることが好ましい。このモル比が1.0以上であれば、未反応イソシアネート基が樹脂組成物中に残留するのを低減し、保管安定性を良好にできる。また、このモル比が1.5以下であれば、未反応の水酸基含有化合物の含有量を低減し、硬化物の物性を強靭にできる。
活性エネルギー線硬化性樹脂中の(a)成分の配合量は(a)〜(c)成分の合計100質量部に対して30〜60質量部であり、40〜55質量部が好ましい。上記範囲の下限値未満であると、硬化物に所望する引張り弾性率を得ることができず、プリズムシート10において、プリズム面側に反りが生じる場合がある。また、所望するtanδピークが得られず、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(以下、樹脂組成物と称する場合がある)の硬化物に充分な耐熱性を付与できないおそれがある。上記範囲の上限値を超えると、樹脂組成物の粘度が高くなり、薄膜賦型が困難になる。
<(b)成分>
(b)成分は、ウレタン結合を有さず、分子量500以上で硬化物のtanδピークが70℃未満である2つの(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物である。(b)成分は、ラジカル重合性光重合開始剤の存在下で、紫外線等の活性エネルギー線照射をすることにより、重合反応や架橋反応を起こす成分である。さらに(a)成分と混合することにより、主に光拡散層12の成形性を向上させ、柔軟性の付与、耐擦傷性の付与を行うための成分である。
(b)成分としては、例えば、分子量500以上の脂肪族ジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールA、または、F系のジ(メタ)アクリレート等が好ましい。例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール等のポリアルキレングリコールのジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルのカプロラクトン変性ジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAのエチレンオキシドの付加数が4モル以上のジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールFのエチレンオキシドの付加数が4モル以上のジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
中でも、ポリブチレングリコールのジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAのエチレンオキシドの付加数が6モル以上のジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールFのエチレンオキシドの付加数が6モル以上のジ(メタ)アクリレートが、樹脂組成物の硬化物の引張り弾性率の調整の点で好ましい。
さらに、下記一般式(I)、(II)で表される化合物は、光拡散層12の耐擦傷性を低下させない点で好ましい。
Figure 2009265640
Figure 2009265640
(b)成分は1種を単独でも良いし、2種以上を併用しても良い。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物中の(b)成分の配合量は特に限定されないが、(a)〜(c)成分の合計100質量部に対して5〜55質量部であり、10〜40質量部が好ましく、15〜35質量部がより好ましい。上記範囲の下限値未満であると、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の粘度を低減する効果が現れないおそれがあり、さらには硬化物の靭性が低下して耐擦傷性の向上効果が充分に発現しないおそれがある。上記範囲の上限値を超えると、硬化物の引張り弾性率が低くなりすぎて、好ましいとされる光拡散層12の厚みの範囲(1〜12μm)ではプリズムシート10においてプリズム面側に反りが生じるおそれがあるためである。
<(c)成分>
(c)成分は、25℃における粘度が50mPa・s以下の、脂肪族化合物である。(c)成分は活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の粘度を低下させる成分である。(c)成分としては、例えば、ジアクリレートとしては、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート(HPN)、ポリエチレングリコール200ジアクリレート(PE−200)、ポリエチレングリコール300ジアクリレート(PE−300)、ポリエチレングリコール400ジアクリレート(PE−400)、ポリプロピレングリコール400ジアクリレート(PP−400)、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)、2−エチル−2ブチル−プロパンジオールジアクリレート(C9A)、1,9−ノナンジオールジアクリレート(L−C9A)、ネオペンチルグリコールジアクリレート(NPA)、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート(DCP)等が挙げられる。
アクリレートおよびメタクリレートのどちらも含む化合物としては、2−ヒドロキシ−3−アクロイロキシプロピルメタクリレート(G201P)等を挙げることができる。
(c)成分は1種を単独でも良いし、2種以上を併用しても良い。
(c)成分の配合量は、(a)〜(c)成分の合計100質量部に対して5〜50質量部であり、好ましくは10〜45質量部である。(c)成分の配合量が上記範囲の下限値未満では樹脂組成物の粘度が高くなりすぎ、上記範囲の上限値を超えると、(a)成分および(b)成分の樹脂組成物中に占める割合が低下し、硬化物の耐熱性、耐擦傷性の向上効果が充分に発現しなくなるためである。
<(d)成分>
(d)成分は、重合開始剤である。(d)成分は、具体的には光重合開始剤や熱重合開始剤である。光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、4,4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、メチルオルソベンゾイルベンゾエート、4−フェニルベンゾフェノン、t−ブチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン等のチオキサントン;ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシル−フェニルケトン、2−メチル−2−モルホリノ(4−チオメチルフェニル)プロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン等のアセトフェノン;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド等のアシルホスフィンオキサイド;メチルベンゾイルホルメート、1,7−ビスアクリジニルヘプタン、9−フェニルアクリジン等が挙げられる。また、市販の光重合開始剤を使用してもよい。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
熱硬化反応を利用する場合、熱重合開始剤としては例えば、メチルエチルケトンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシオクトエート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ラウロイルパーオキサイド等の有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系化合物;前記有機過酸化物にN,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−p−トルイジン等のアミンを組み合わせたレドックス重合開始剤等が挙げられる。また、市販の熱重合開始剤を使用してもよい。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
上述した光重合開始剤および熱重合開始剤は、それぞれ単独で用いても、併用しても良い。
(d)成分の配合量は特に限定されず、(a)〜(c)成分の合計100質量部に対して、好ましくは0.01〜10質量部、より好ましくは0.05〜5質量部、特に好ましくは0.1〜4質量部である。(d)成分の配合量が上記範囲の下限値未満では、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の活性エネルギー線による充分な硬化性が得られないおそれがある。上記範囲の上限値を超えると、光拡散層12が黄色く着色する、基材との密着性が低下する等の場合があるためである。
<(e)成分:その他の成分>
さらに、光拡散層12の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物には、必要に応じて、(e)成分:その他成分として、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、レベリング剤、熱安定剤、被膜物質改質剤、難燃剤、重合防止剤、光重合促進剤、増感剤、離型剤等の各種添加物を含有させても良い。
(e)成分の配合量は、本発明の本質的な硬化に影響しない範囲であれば、特に限定されない。例えば、(a)〜(c)成分の合計量100質量部に対して、好ましくは0〜10質量部、より好ましくは0〜4質量部で決定することができる。
本発明における光拡散層12の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の、50℃における粘度は、200mPa・s以下、好ましくは30〜150mPa・sである。50℃における粘度が200mPa・sを超えると、光拡散層12を積層する際に、薄肉化が図れないためである。
光拡散層12の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物のtanδピークは特に限定されないが、60℃以上であることが好ましい。tanδピークが60℃以上であると、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物の耐熱性の向上を図ることができるためである。
光拡散層12の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物は、引張り弾性率が2.7GPa以上であることが好ましい。引張り弾性率が2.7GPa以上であると、光拡散層をより薄膜化した場合でもプリズムシート10の反り防止効果がさらに向上するためである。
(透光性基材)
透光性基材14としては、活性エネルギー線を透過するものであれば特に限定されず、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリメタクリルイミド樹脂等の樹脂からなるフィルム、シート、板等を使用することができる。また、帯電防止、反射防止、基材同士の密着性防止等の他の処理を施すこともできる。透光性基材14の厚さは特に限定されない。透光性基材14の厚さが厚いほど、プリズムシート10の反りを小さくできると考えられる。ただし、薄い厚さのプリズムシート10が、一般に求められることから、透光性基材14の厚さは、例えば50〜200μmのものが好ましい。また、透光性基材14には、プリズム層20との密着性を向上させるための表面処理部を有しても良い。表面処理としては、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等からなる易接着性を有するものが挙げられる。また、透光性基材14の表面を粗面化処理したものであっても良い。
(プリズム層)
プリズム層20は、中間層16とプリズム列18とにより構成されている。プリズム層20の厚さは特に限定されないが、例えば、15〜100μmの範囲で決定することが好ましい。上記範囲の下限値未満であるとプリズム形状の再現性が困難となり、上記範囲の上限値を超えるとプリズムピッチが大きくなり、液晶パネルの画素ピッチと干渉してモアレが発生するためである。
<プリズム列>
プリズム列18の形状は特に限定されず、プリズムシート10に求める性能に合わせて適宜決定することができる。例えば、高輝度バックライト用のプリズムシートでは、プリズム列18の高さを15〜75μm程度、プリズム頂角を45〜75°程度、プリズム列18のピッチを10〜70μm程度とすることが好ましい。
プリズム列18の材質は特に限定されないが、例えば活性エネルギー線硬化性樹脂からなり、屈折率は1.48〜1.6程度である。プリズム列を形成する活性エネルギー線硬化性樹脂としては、紫外線、電子線等の活性エネルギー線で硬化するものであれば特に限定されるものではないが、例えば、ポリエステル類、エポキシ系樹脂、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート系樹脂等が挙げられる。中でも、(メタ)アクリレート系樹脂がその光学特性等の観点から特に好ましい。このような活性エネルギー線硬化性樹脂組成物としては、取扱い性や硬化性等の点で、多官能アクリレートおよび/または多官能メタクリレート(以下、多官能(メタ)アクリレートと記載)、モノアクリレートおよび/またはモノメタクリレート(以下、モノ(メタ)アクリレートと記載)、および活性エネルギー線による光重合開始剤を主成分とするものが好ましい。代表的な多官能(メタ)アクリレートとしては、ポリオールポリ(メタ)アクリレート、ポリエステルポリ(メタ)アクリレート、エポキシポリ(メタ)アクリレート、ウレタンポリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは、単独あるいは2種以上の混合物として使用される。また、モノ(メタ)アクリレートとしては、モノアルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステル、ポリオールのモノ(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
<中間層>
中間層16の材質は、プリズム列18と同様である。
中間層16の厚さとしては、硬化収縮によるプリズム列18の変形を小さくすることができる体積が十分あればよく、例えば、1〜15μmの範囲で決定することが好ましい。
(製造方法)
本発明のプリズムシート10の製造方法は、前記透光性基材に、前記(a)成分と、前記(b)成分と、前記(c)成分と、前記(d)成分とを主成分とし、50℃における粘度が200mPa・s以下である活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を塗布する工程と、前記透光性基材に塗布された活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に、前記光拡散層の凹凸に対応した凹凸パターンが形成された面を押圧する工程と、前記透光性基材を通して活性エネルギー線を照射して、前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を硬化して賦形する工程とを有するものである。
本発明のプリズムシート10の製造方法の一例について、図2に基づいて説明する。図2は、本発明の実施に用いられるプリズムシート製造装置の一例を示す模式図である。この製造方法は、光拡散層12の表面の凹凸を円筒形の型で賦形する方法である。
製造装置40は、型ロール46と、ニップロール48と、固定ロール49と、活性エネルギー線発光源50と、タンク42とを有する。タンク42には、ノズル44が備えられている。ニップロール48は、ニップロール48の軸方向と、型ロール46の軸方向とが平行で、かつ、型ロール46との間に任意の間隙を有して設置されている。型ロール46の二次側には、固定ロール49が配置されている。活性エネルギー線発光源50は、型ロール46の周面にエネルギー線を照射できるように配置されている。
型ロール46は、光拡散層12の表面の凹凸に対応した、凹凸パターンを表面に有する円筒形のロールである。前記凹凸パターンは、円筒状物の表面に直接形成されたものや、凹凸パターンを形成した薄板を芯ロールに巻き付け固定したもの等が挙げられる。型ロール46の材質は特に限定されず、例えば、アルミニウム、黄銅、鋼等の金属製の型、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂、フッ素樹脂、ポリメチルペンテン樹脂等の合成樹脂製の型や、これらの材料にメッキを施したものや各種金属粉を混合したもの等を挙げることができる。特に、金属製の型は、耐熱性や強度の面から好ましく、また、連続生産に適している。より具体的には、金属製の型は、重合発熱に強い、変形しにくい、傷がつきにくい、温度制御が可能である、精密成形に適している等の利点がある。
活性エネルギー線発光源50は特に限定されず、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、無電極UVランプ(フュージョンUVシステム社製)、可視光ハロゲンランプ、キセノンランプ、太陽光等が使用できる。
ニップロール48の材質は特に限定されず、ゴム材等が挙げられる。
透光性基材14は、ニップロール48と型ロール46とに掛け回されて、型ロール46の周面に添って、巻き取られるように移送される。そして、型ロール46の二次側に配置された固定ロール49に掛け回される。この間、透光性基材14と型ロール46の周面の間に、ノズル44から活性エネルギー線硬化性樹脂組成物54が注入される。この際、ニップロール48が透光性基材14を型ロール46の方向に押圧すると共に、ニップロール48と固定ロール49とにより、透光性基材14には任意の張力が与えられ、透光性基材14は型ロール46の周面に一定の力で押圧されながら移送される。このため、型ロール46とニップロール48との間隙に注入された活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の膜厚が、均一化される。活性エネルギー線硬化性樹脂組成物54は、型ロール46と透光性基材14との間に保持されたまま、型ロール46の凹凸パターン形成面に入り込んだ状態で、活性エネルギー線発光源50から活性エネルギー線の照射を受ける。活性エネルギー線は、透光性基材14を透過し、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物54に照射される。こうして、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物54は硬化され、光拡散層12表面の凹凸が形成されると共に、透光性基材14に光拡散層12が形成されたシート56となる。シート56は、固定ロール49の周面に添って、巻き取られるようにしながら進行方向を変えて移送される。
次いで、得られたシート56の、光拡散層12を設けた面と反対側の面に、プリズム層20を設けることで、凹凸が形成された光拡散層12を有するプリズムシート10を製造することができる。
「塗布する工程」には、上述した「ノズル44から活性エネルギー線硬化性樹脂組成物54を注入」する工程が相当する。「面を押圧する工程」には、上述した「ニップロール48が透光性基材14を型ロール46の方向に押圧」と、「透光性基材14は型ロール46の周面に一定の力で押圧」とが相当する。「硬化して賦形する工程」には、上述の「型ロール46の凹凸パターン形成面に入り込んだ状態で、活性エネルギー線発光源50から活性エネルギー線の照射」が相当する。
活性エネルギー線照射時の雰囲気は、空気中でも良いし、窒素、アルゴン等の不活性ガス中でも良い。照射エネルギーは特に限定されないが、200〜600nm、好ましくは320〜390nmの波長範囲における積算エネルギーが、例えば、0.1〜10J/cm、好ましくは0.5〜8J/cmとなるように照射することが好ましい。活性エネルギー線の照射時間は、使用する光源の照度と活性エネルギー線硬化性樹脂の必要照射量とで決まるが、生産性の観点から0.1秒〜10秒の範囲で決定することが好ましい。
プリズム層20を設ける方法は特に限定されることはなく、例えば、上述の光拡散層12と同様の方法を用いることができる。具体的には、プリズム列18の形状パターンを型ロール46の表面に形成させ、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物54をプリズム層20に使用する樹脂に変更し、光拡散層12と同様の方法で形成させることができる。
プリズムシート10の製造方法は、透光性基材14との間に活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を塗布し、凹凸パターン形成した面で押圧しながら、硬化・賦形する方法であれば特に限定されず、活性エネルギー線硬化性樹脂を透光性基材14に塗布してもよいし、型に直接塗布してもよい。また、上述の型ロール46のような型を用いても良いし、水平面に載置した透光性基材14に、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を塗布し、凹凸パターンを刻設した板状の型で押圧しながら、硬化・賦形しても良い。また、所望するプリズムシート10の大きさに切り揃えた透光性基材14に活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を塗布し、凹凸パターンを刻設した型で押圧しながら、硬化・賦形するバッチ方式を採用しても良い。
本発明によれば、光拡散層に(a)成分と、(b)成分と、(c)成分と、(d)成分とを有し、50℃における粘度が200mPa・s以下である活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を用いることにより、高い耐擦傷性を発揮することができる。また、粒子を含有していないため、粒子の欠落による損傷発生や、粒子の凝集によるスペックルやテクスチャー斑等の品位劣化を防止することができる。加えて、薄肉化しても反りのないプリズムシートを得ることができる。
さらに、前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物のtanδピークを60℃とすることで、耐熱性の向上を図ることができる。前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物の引張り弾性率を2.7GPa以上とすることで、さらなる反り発生防止を図ることができる。
本発明によれば、光拡散層に(a)成分と、(b)成分と、(c)成分と、(d)成分とを有し、50℃における粘度が200mPa・s以下である活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を透光性基材に塗布し、凹凸パターンを刻設した型を押圧し、活性エネルギー線を照射することで、容易にプリズムシートを製造することができる。
以下、本発明について実施例を挙げて具体的に説明するが、実施例に限定されるものではない。
(評価手段)
<耐擦傷性の評価>
耐擦傷試験は、染色物摩擦堅牢度試験機(型式RT−200、株式会社大栄化学精機製作所製)の平滑型摩擦子のヘッドの中心に、5mm四方のPET製フィルム(厚さ188μm)を貼り、それを覆うように15mm四方のアンチグレアタイプの偏光フィルムの凹凸面が表面となるように貼付した。試験台に厚さ2mmのガラス板を固定し、該ガラス板の上にプリズムシートの光拡散層が表面となるように貼付し、摩擦子を2Nの力で押圧しながら10往復させて、光拡散層の状態を目視で評価した。損傷が確認できた場合を×、損傷が確認できない場合を○とした。
<反りの評価>
作製したプリズムシートをプリズム稜線方向と垂直な向きを縦方向とし、縦195mm、横309mmに切断し、試験片とした。前記試験片を60℃、相対湿度30%の環境下にプリズム面を上にして4時間放置した。反り量測定は、23℃、相対湿度50%環境下で、平坦なステージの上に置き、マイクロスコープを用いて、ステージ面からの四隅の垂直距離を観測し、その平均値で評価した。プリズムの反りがない場合、あるいは反りの程度が小さい場合は、確認のためにプリズム面を下側にして同様の測定をした。反りが、プリズム側のものを「+」、光拡散層側のものを「−」として標記した。
<引張り弾性率、損失正接(tanδ)ピークの評価>
《試験片の作製》
内側面を鏡面仕上げした、70mmφのガラスモールド2枚を200μmの間隔となるように配置し、その周囲をポリエステルテープで囲んで型を作製した。そして、この型の内部に、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を注入し、コンベア型UV照射装置(10インチDバルブ、フュージョンUVシステムズ・ジャパン株式会社製)により、1000mJ/cmの紫外線を型の外側から照射し、板状の樹脂組成物の硬化物を得た。
《引張り弾性率、tanδピークの測定》
次の方法により引張り弾性率は、動的弾性率E’として、同時にtanδのプロファイルよりtanδピークが得られる。板状の樹脂組成物の硬化物を長さ30mm、幅10mmに切断したものを試験片とした。動的弾性率E’の測定は、動的粘弾性測定装置(DMS6100、セイコーインスツルメンツ株式会社製)を用いて、引張りモード、周波数10Hz、昇温速度3℃/min、サンプリングレート15秒の条件で行った。
《粘度の測定》
粘度は50℃における樹脂組成物をB型粘度計(TVB−10、東機産業株式会社、ロータNo.10)で少量アダプターを用いて測定した。
(製造例1)光拡散層の製造
直径200mmφ、長さ3400mmの鉄心外周部に、厚さ300μmの銅メッキを施し、さらに銅の酸化防止のためにニッケルメッキを施した型ロールを作成し、これを回転させながらブラスト加工を行った。ブラスト加工は、型ロールの表面から290mmの距離に8mmφのブラストノズルを設置し、該型ロールの回転中心に向かって、吐出圧0.5MPaで、型ロールの周面前面に研削材を吹き付け、微細凹凸形状を有する型ロールを作製した。前記研削材には、粒径が45μm以下のガラスビーズ(J400、ポッターズ・バロティーニ社製)を用いた。
次いで、図2の製造装置40と同様に、前記型ロールと、ゴムニップロールとを平行に配置した。型ロールとゴムニップロールとの間に、両面に活性エネルギー線硬化性樹脂組成物との密着を向上させるためのコーティング処理をした厚さ188μmのPET製フィルム(T910E、三菱化学ポリエステルフィルム株式会社製)からなる透光性基材を型ロールに添って供給した。そして、ゴムニップロール(ゴム硬度90度)と型ロールとの間で、前記透光性基材をニップした。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物をゴムニップロールによって、型ロールへとニップされている透光性基材の型ロール側に供給しながら、透光性基材を8m/minの速度で移動させた。型ロールを回転させながら、紫外線照射装置から紫外線(メタルハライドランプ、120W/cm)を照射し、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を重合硬化させ、型ロールの形状転写面の凹凸を転写させた。その後、型ロールから離型し、透光性基材の一方の面に光拡散層が形成された積層体を得た。
(製造例2)プリズム層の作製
プリズム列の形状に対応するパターンが複数形成された型ロールと、ゴムニップロール(ゴム硬度20度)との間に、光拡散層が形成された側と反対側の面が型ロール側となるように、「(製造例1)」で得られた積層体を供給した。活性エネルギー線硬化性樹脂組成物をゴムニップロールによって、型ロールへとニップされている透光性基材の型ロール側に供給しながら、透光性基材を5m/minの速度で移動させた。型ロールを回転させながら、紫外線照射装置から、紫外線(高圧水銀灯、240W/cm×2灯)を照射することで、プリズム列と中間層を一体としたプリズム層を形成させ、プリズムシートを得た。プリズム列は、頂角68°のプリズム列が、ピッチ50μm、および30μmで配列されたものを形成させた。
(合成例1)ウレタンアクリレート化合物(UA1)の調製
硝子製フラスコに、イソシアネート化合物として、ヘキサメチレンジイソシアネート117.6g(0.7モル)およびイソシアヌレート型のヘキサメチレンジイソシアネート3量体151.2g(0.3モル)と、水酸基を有する(メタ)アクリルロイル化合物として、2−ヒドロキシプロピルアクリレート128.7g(0.99モル)およびペンタエリスリトールトリアクリレート693g(1.54モル)と、触媒として、ジラウリル酸ジ−n−ブチル錫100質量ppmと、重合禁止剤として、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.55gと、を加え、70〜80℃の温度で残存イソシアネート濃度が0.1質量%以下になるまで反応させ、ウレタンアクリレート化合物(UA1)を得た。
(合成例2)ウレタンアクリレート化合物(UA2)の合成
硝子製フラスコに、イソシアネート化合物として、ヘキサメチレンジイソシアネート環状3量体151.2g(0.3モル)と、水酸基を有するアクリルロイル化合物として、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート577g(1.1モル)と、触媒として、ジラウリル酸ジ−n−ブチル錫100質量ppmと、重合禁止剤として、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.30g、希釈剤としてヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート82.7g(2.65)モルとを仕込み、50℃の条件にて残存イソシアネート濃度が0.1質量%以下になるまで反応させ、ウレタンアクリレート化合物(UA2)を得た。
(実施例1)
<光拡散層>
光拡散層を形成する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物として、下記の配合に従って混合し、樹脂組成物Aを得た。得られた樹脂組成物Aを用い、50℃の粘度、tanδピーク、引張り弾性率を測定し、その結果を表1に示す。
(b)成分:ウレタン結合を有さず、分子量500以上で硬化物のtanδピークが70℃未満である2つの(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物として、アクリエステルPBOM(前記(I)式においてl=9である化合物、三菱レイヨン株式会社製)・・・25質量部
(c)成分:25℃における粘度が50mPa・s以下である脂肪族化合物として、ニューフロンティアHPN(ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート、第一工業製薬株式会社製)・・・20質量部
(d)成分:重合開始剤として、イルガキュア184(1−ヒドロキシシクロフェニルケトン、日本チバガイギー株式会社製)・・・1.6質量部
合成例2で調製したウレタンアクリレート化合物UA2・・・55質量部
得られた樹脂組成物Aを用いて、前述の製造例1に従い、ニップ圧を0.12MPaとして光拡散面の賦形を行った。ここでUA2には、(a)成分:ペンタエリスリトール、および/または、ジペンタエリスリトールから誘導される構造と、9つ以上の重合性二重結合基を有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレート化合物と、(c)成分:25℃における粘度が50mPa・s以下である脂肪族化合物とのどちらも含まれるので、(a):(b):(c):(d)の質量分率は42.5:25:32.5:1.6となった。
<プリズム列>
プリズム列および中間層を形成する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物として、RP4000S(三菱レイヨン株式会社製)を用いて、前述の製造例2に従い、ニップ圧を0.12MPaとしてピッチ50μmのプリズム列の賦形を行い、プリズムシートAを得た。得られたプリズムシートAについて、耐擦傷性の評価、反りの評価を行い、その結果を表1に示す。
(実施例2)
光拡散層を形成する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物として、下記の配合を用い、実施例1と同様にして樹脂組成物Bを得た。得られた樹脂組成物Bを用い、50℃の粘度、tanδピーク、引張り率を測定し、その結果を表1に示す。また、得られた樹脂組成物Bを用い、光拡散層形成時のニップ圧を0.2MPaとし、プリズム形成時のニップ圧を0.13MPaとした以外は実施例1と同様にして、プリズムシートBを得た。得られたプリズムシートBについて、耐擦傷性の評価、反りの評価を行い、その結果を表1に示す。
(b)成分:アクリエステルPBOM・・・20質量部
(c)成分:ニューフロンティアHPN・・・25質量部
(d)成分:イルガキュア184・・・1.6質量部
ウレタンアクリレート化合物UA2・・・55質量部
ここでUA2には(a)成分と(c)成分のどちらもが含まれるので、(a):(b):(c):(d)の質量分率は42.5:20:37.5:1.6となった。
(実施例3)
光拡散層を形成する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物として、下記の配合を用い、実施例1と同様にして樹脂組成物Cを得た。得られた樹脂組成物Cを用い、50℃の粘度、tanδピーク、引張り弾性率を測定し、その結果を表1に示す。また、得られた樹脂組成物Cを用い、光拡散層形成時のニップ圧を0.1MPaとし、プリズム形成時のニップ圧を0.16MPaとした以外は実施例1と同様にして、プリズムシートCを得た。得られたプリズムシートCについて、耐擦傷性の評価、反りの評価を行い、その結果を表1に示す。
(a)成分:ウレタンアクリレート化合物UA1・・・50質量部
(b)成分:アクリエステルPBOM・・・33質量部
(c)成分:PE−200(ポリエチレングリコール200ジアクリレート、第一工業製薬株式会社製)・・・17質量部
(d)成分:イルガキュア184・・・1.6質量部
(実施例4)
光拡散層形成時のニップ圧を0.5MPaとし、プリズムのピッチを30μm、プリズム形成時のニップ圧を0.2MPaとした以外は、実施例1と同様にして、プリズムシートDを得た。得られたプリズムシートDについて、耐擦傷性の評価、反りの評価を行い、その結果を表1に示す。
(比較例1、2)
光拡散層を形成する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物として、プリズム列の形成に用いる樹脂組成物(RP4000S)を使用し、光拡散層形成時のニップ圧を0.26MPaとし、プリズム形成時のニップ圧を0.13MPaとした以外は、実施例1と同様にしてプリズムシートE−1を得た(比較例1)。また、プリズム形成時のニップ圧を0.10MPaとした以外は、実施例1と同様にしてプリズムシートE−2を得た(比較例2)。得られたプリズムシートについて反りの評価を行ったところ、反りをキャンセルする為には15μm以上の光拡散層が必要となる為、耐擦傷試験を行うまでもなく、プリズムシートE−1、2を規格外と判断した。また、RP4000Sについて、50℃の粘度、tanδピーク、引張り弾性率を測定し、その結果を表1に示す。
(比較例3)
重合反応容器の2Lのセパラブルフラスコにトルエン106質量部、メチルエチルケトン(MEK)71質量部、メチルメタクリレート(MMA)69質量部、アクリル酸エチル(EA)25質量部、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)5質量部、MAA1質量部を計り取り、攪拌しながら、窒素によるバブリングを30分間行った。その後、ラジカル重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.45質量部を加えた後、90℃に昇温し、その状態で5時間保持した。さらにAIBN1質量部を加えて、4時間保持した後、室温まで冷却して反応を完了した。こうしてアクリル樹脂Aの溶液を得た。
アクリル樹脂Aは、分子量=75100、水酸基価=21.6mgKOH/g、酸価=2.1mgKOH/g、tanδピーク=61℃であり、アクリル樹脂Aの溶液の加熱残分は36.0質量%であった。
光拡散材として、第一光拡散材であるシリコーン樹脂微粒子(屈折率:1.42、平均粒子径:3.0μm、真比重:1.32、商品名:トスパール130、GE東芝シリコーン株式会社製)70質量%と、第二光拡散材であるアクリル樹脂微粒子(屈折率:1.49、平均粒子径:3.0μm、真比重:1.20、商品名:XX−57B、積水化成品工業株式会社製)30質量%の混合物を得た。
溶媒として、MEK40質量%とトルエン60質量%との混合液を調製した。
架橋剤(デュラネートTPA−100:旭化成ケミカルズ株式会社製)は、アクリル樹脂Aの固形分92.8質量%に対して7.2質量%となるように計量した。
そして、アクリル樹脂Aの溶液258質量部と、光拡散材28質量部と、溶媒328質量部と、架橋剤7.2質量部とを攪拌混合し、光拡散層形成用の塗工液を調製した。
リバースグラビアコート法により、前記塗工液をPET製フィルム(T910E、三菱化学ポリエステルフィルム株式会社製)の片面に塗布し、凹凸面を有する光拡散層を形成させた。得られたフィルムの光拡散層と反対側に、ニップ圧を0.20MPaとした以外は、実施例1と同様にしてプリズムを賦形した。
Figure 2009265640
表1の実施例1〜4の通り、(a)〜(d)成分を有する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物である樹脂組成物A〜Cは、いずれも50℃における粘度が200mPa・s以下であり、樹脂組成物A〜Cの硬化物は、tanδピークが60℃以上であった。
そして、実施例1〜4の通り、樹脂組成物A〜Cは10μm以下の厚さで光拡散層を形成できたが、比較例1、2の樹脂は、反りをキャンセルする為の光拡散層が10μmを超える厚さとなった。このことから、樹脂組成物A〜Cでは、薄肉化が容易であることが判った。
さらに、実施例1〜4では、プリズムシートの反りがいずれも1mm未満であり、薄肉化した際にも、反り発生防止に優れていることが判った。
実施例1〜4のプリズムシートは、耐擦傷性試験において、損傷は認められなかった。一方、比較例3では、耐擦傷試験において、損傷が認められた。このことから、光拡散層に樹脂組成物A〜Cを用いた実施例1〜4は耐擦傷性に優れることが判った。
10、105 プリズムシート
12 光拡散層
14 透光性基材
20 プリズム層

Claims (3)

  1. 透光性基材の一方の面にプリズム層を有し、
    前記透光性基材の他方の面に、表面に凹凸が形成された光拡散層を有するプリズムシートであり、
    前記光拡散層は、50℃における粘度が200mPa・s以下である、下記(a)〜(d)成分を主成分とする活性エネルギー線硬化性樹脂組成物から得られることを特徴とするプリズムシート。
    (a)成分:ペンタエリスリトール、および/または、ジペンタエリスリトールから誘導される構造と、9つ以上の重合性二重結合基を有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレート化合物(30〜60質量部)
    (b)成分:ウレタン結合を有さず、分子量500以上で硬化物のtanδピークが70℃未満である2つの(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物(5〜55質量部)。
    (c)成分:25℃における粘度が50mPa・s以下である脂肪族化合物(5〜50質量部)。
    (d)成分:重合開始剤。
    [但し、上記の(a)成分、(b)成分、(c)成分の合計は100質量部である。]
  2. 前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物は、tanδのピーク温度が60℃以上であることを特徴とする請求項1に記載のプリズムシート。
  3. 前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の前記硬化物は、25℃における引張り弾性率が2.7GPa以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のプリズムシート。
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