JP2013169754A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】封入封緘装置の生産性を高めると共に、用紙コストの低減を図ること。
【解決手段】印刷部77によって印刷を行う前に、内容物通データに基づいて、内容物用紙P1の枚数が許容枚数取得部によって取得された基準の許容枚数以下であるか否かを判定する許容枚数判定部と、内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数以下であると判定した場合に第1用紙排出部を作動させ、かつ許容枚数判定部によって内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定した場合に第2用紙排出部を作動させるように制御する排出制御部と、を備えたこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、封入封緘装置によって内容物用紙及び封筒用紙に封入封緘処理を施して封書を作成する前に、印刷ジョブに基づいて内容物用紙及び封筒用紙に印刷処理を施す画像形成装置に関する。
近年、ダイレクトメール等の封筒の利用拡大に伴い、印刷ジョブに基づいて内容物用紙及び封筒用紙に印刷処理を施す画像形成装置と、印刷済みの内容物用紙及び封筒用紙に封入封緘処理を施して封書を作成する封入封緘装置とを組み合わせた画像形成システムの開発が行われている。ここで、封入封緘装置による封入封緘処理とは、画像形成装置から排出された印刷済みの内容物用紙及び封筒用紙から内容物及び封筒をそれぞれ形成しつつ、内容物を封入した状態で封筒を封緘することをいう。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1に示すものがある。
特開2002−370718号公報
ところで、封筒に封入される内容物の厚みには限界があり、内容物の厚みが厚すぎると、封入封緘装置内の紙詰まりジャムが発生する。そのため、封入封緘装置の稼動を一旦中断して、封入封緘装置内から紙詰まりジャムの対象になった内容物用紙及び封筒用紙を取り出す必要があり、封入封緘装置の生産性が低下するという問題がある。また、封入封緘装置内から紙詰まりジャムの対象になった内容物用紙及び封筒用紙は損紙となり、損紙が増えると、用紙コストの増大を招くことになるという問題がある。
そこで、本発明は、封入封緘装置の生産性を高めかつ用紙コストの低減を図ることができる、新規な構成の画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に係る発明)は、封入封緘装置によって内容物用紙及び封筒用紙に封入封緘処理を施して、前記内容物用紙及び前記封筒用紙から内容物及び封筒を形成しつつ、前記内容物を封入した前記封筒を封緘することにより封書を作成する前に、印刷ジョブに基づいて前記内容物用紙及び前記封筒用紙に印刷処理を施す画像形成装置において、前記印刷ジョブのうちの前記内容物に関する内容物通データ及び前記封筒に関する封筒通データに基づいて印刷を行う画像形成部と、前記画像形成部によって前記内容物通データ及び前記封筒通データに基づいて印刷された前記内容物用紙及び前記封筒用紙を前記封入封緘装置へ排出する第1用紙排出部と、前記画像形成部によって前記内容物通データ及び前記封筒通データに基づいて印刷された用紙を前記封入封緘装置と異なる場所へ排出する第2用紙排出部と、前記画像形成部によって印刷を行う前に、前記内容物通データに基づいて前記内容物の厚みが前記封入封緘装置内の紙詰まりジャムを防止するための基準の許容厚み以下であるか否かを判定する許容厚み判定部と、前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記基準の許容厚み以下であると判定した場合に前記第1用紙排出部を作動させ、かつ前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に前記第2用紙排出部を作動させるように制御する排出制御部と、を備えたことを要旨とする。
なお、「用紙」とは、内容物用紙、封筒用紙、及びシール用紙等を含む意である。
本発明の第2の特徴(請求項2に係る発明)は、第1の特徴に加えて、前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、前記封筒通データに基づいて前記封筒用紙の代わりに封筒用紙以外の別の用紙に印刷を行うように前記画像形成部を制御する画像形成制御部と、を備えたことを要旨とする。
本発明の第3の特徴(請求項3に係る発明)は、第1の特徴に加えて、前記許容厚み判定部は、前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、前記内容物通データに基づいて前記内容物の厚みが手動(手作業)によって封入封緘処理を施すための第2の基準の許容厚み以下であるか否かを判定するようになっており、前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記第2の基準の許容厚み以下であると判定した場合に前記封筒通データに基づいて前記封筒用紙に印刷を行い、かつ前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記第2の基準の許容厚みを超えていると判定した場合に前記封筒通データに基づいて前記封筒用紙の代わりに封筒用紙以外の別の用紙に印刷を行うように前記画像形成部を制御する画像形成制御部と、を備えたことを要旨とする。
本発明の第4の特徴(請求項4に係る発明)は、第2の特徴又は第3の特徴に加えて、前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、前記封筒通データの中に前記封筒用紙に両面印刷をするための両面印刷データが含まれているか否か判定する両面印刷判定部と、前記画像形成制御部は、前記両面印刷判定部によって前記封筒通データに前記両面印刷データが含まれていると判定した場合に、前記両面印刷データのうちの裏面印刷データに基づいて内容物用紙の片面(表面)に印刷を行うと共に、前記両面印刷データのうちの表面印刷データに基づいて別の内容物用紙の片面に印刷を行うように前記画像形成部を制御するようになっていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴(請求項5に係る発明)は、第1から第4の特徴に加えて、前記画像形成部によって印刷を行う前に、前記内容物用紙の厚みを検出する厚み検出センサと、前記内容物用紙の厚みと前記基準の許容厚みに関する情報との関係を示す内部テーブルを記憶するテーブル記憶部と、前記画像形成部によって印刷を行う前に、前記テーブル記憶部に記憶された前記内部テーブルを参照しつつ、前記厚み検出センサからの検出結果に基づいて前記内容物用紙の厚みに応じた前記基準の許容厚みを取得する許容厚み取得部と、を備え、前記許容厚み判定部は、前記内容物通データに基づいて、前記内容物の厚みが前記許容厚み取得部によって取得された前記基準の許容厚み以下であるか否かを判定するようになっていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、前記画像形成部によって印刷を行う前に、前記許容厚み判定部によって前記内容物通データに基づいて前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、前記排出制御部によって前記第2用紙排出部を作動させて、前記内容物通データ及び前記封筒通データに基づいて印刷された用紙を前記異なる場所へ排出しているため、前記封入封緘装置内の紙詰まりジャムが発生すること十分に防止することができると共に、前記異なる場所に排出された前記内容物用紙を前記封書の一部として用いることができる。よって、前記封入封緘装置の稼動を中断しないで、前記封入封緘装置の生産性を高めると共に、損紙を極力なくして、用紙コストの低減を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、前記封筒通データに基づいて前記封筒用紙の代わりに封筒用紙以外の別の用紙に印刷を行うように前記画像形成制御部によって前記画像形成部を制御しているため、前記封入封緘装置による封入封緘処理によって前記封筒として形成されない前記封筒用紙の発生を防止して、用紙コストの低減をより図ることができる。
請求項3に係る発明によれば、前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記第2の基準の許容厚み以下であると判定した場合に、前記封筒通データに基づいて前記封筒用紙に印刷を行うように前記画像形成制御部によって前記画像形成部を制御しているため、前記異なる場所に排出された前記封筒用紙に手動による封入封緘処理を施すことにより、前記封筒用紙から封筒を形成することができ、市販封筒の使用枚数を減らすことができる。
また、前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記第2の基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、前記封筒通データに基づいて前記封筒用紙の代わりに封筒用紙以外の別の用紙に印刷を行うように前記画像形成制御部によって前記画像形成部を制御しているため、手動による封入封緘処理によって封筒として形成されない前記封筒用紙の発生を防止して、用紙コストの低減をより図ることができる。
請求項4に係る発明によれば、前記両面印刷判定部によって前記封筒通データに前記両面印刷データが含まれていると判定した場合に、前記裏面印刷データに基づいて内容物用紙の片面に印刷を行うように前記画像形成制御部によって前記画像形成部を制御しているため、前記裏面印刷データに基づいて印刷された前記内容物用紙を前記封書の一部として用いることができ、用紙コストの低減をより一層図ることができる。
請求項5に係る発明によれば、前記許容厚み取得部によって前記内部テーブルを参照しつつ、前記厚み検出センサからの検出結果に基づいて前記内容物用紙の厚みに応じた前記基準の許容厚みを取得し、前記許容厚み判定部によって前記内容物通データに基づいて前記内容物の厚みが前記基準の許容厚み以下であるか否かを判定しているため、前記許容厚み判定部による判定処理が簡単になる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムを説明する模式的な図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御ブロック図である。 図3は、内容物用紙の厚みと基準の許容枚数との関係を示す内部テーブルの図である。 図4は、本発明の実施形態に係る封入封緘装置及び封筒の形成過程を説明する模式的な図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作におけるの正常処理を説明するフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作における異常処理を説明するフローチャートである。 図8は、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の動作における異常処理を説明するフローチャートである。
本発明の実施形態について図1から図7を参照して説明する。なお、説明中において、「上流」とは、内容物用紙P1等の搬送方向から見て上流のことをいい、「下流」とは、内容物用紙P1等の搬送方向から見て下流ことをいい、図中において、「L」は、左方向、「R」は、右方向をそれぞれ指している。
図1及び図4に示すように、本発明の実施形態に係る画像形成システム1は、複数枚の内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷を行い、印刷済みの複数枚の内容物用紙P1及び封筒用紙P2から内容物B及び封筒Eをそれぞれ形成して、内容物Bを封入した状態で封筒Eを封緘することにより、封書Mを作製するシステムである。換言すれば、画像形成システム1は、内容物用紙P1及び封筒用紙P2に封入封緘処理を施して封書Mを作成する封入封緘装置3と、封書Mを作成する前に印刷ジョブに基づいて内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷処理を施す画像形成装置5との組み合わせからなっている。
図4に示すように、画像形成システム1における封入封緘装置3は、封入封緘装置筐体7(以下、適宜に装置筐体7という)を具備しており、この装置筐体7内には、印刷済みの内容物用紙P1及び封筒用紙P2を右方向へ搬送するための導入搬送路9が設けられている。そして、装置筐体7内には、印刷済みの内容物用紙P1等(内容物Bを含む)を搬送するための内容物用紙搬送路11が設けられており、この内容物用紙搬送路11の上流端部(基端部)は、公知の封入封緘用フラッパの作動により導入搬送路9の下流端部(先端部)に接続、遮断可能である。また、装置筐体7内における内容物用紙搬送路11の上側には、印刷済みの封筒用紙P2を搬送するための封筒用紙搬送路13が設けられており、この封筒用紙搬送路13の上流端部(基端部)は、前述の封入封緘用フラッパの作動により導入搬送路9の下流端部に接続、遮断可能である。更に、内容物用紙搬送路11の下流端側と封筒用紙搬送路13の下流端側は合流してあり、装置筐体7内における内容物用紙搬送路11と封筒用紙搬送路13の合流部の下流側(出口側)には、内容物Bを封入した状態で封筒E等(封書Mを含む)を搬送するための封筒搬送路15が設けられている。
内容物用紙搬送路11の途中には、整合部17が設けられており、この整合部17は、印刷済みの複数枚の内容物用紙P1を集積して整合するものである。また、整合部17は、印刷済みの複数枚の内容物用紙P1を待機させる整合ゲート(待機ゲート)19を備えており、この整合ゲート19は、内容物用紙搬送路11を開状態と閉状態に切り替え可能になっている。
内容物用紙搬送路11における整合部17の出口側(下流側)には、内容物形成部21が設けられており、この内容物形成部21は、整合部17から送り出された整合済みの複数枚の内容物用紙P1(以下、適宜に内容物用紙P1という)を折り曲げて内容物Bを形成するものである。そして、内容物形成部21の具体的な構成は、次のようになる。
装置筐体7内における整合部17の出口側(下流側)には、主折りローラ23が回転可能に設けられており、装置筐体7内における主折りローラ23に隣接した位置には、主折りローラ23と協働して内容物用紙P1を内容物用紙搬送路11から導入する導入ローラ25が回転可能に設けられている。また、装置筐体7内における主折りローラ23の下側には、主折りローラ23と導入ローラ25によって導入された内容物用紙P1を案内するガイド板27が設けられている。更に、ガイド板27には、内容物用紙P1に突き当たって内容物用紙P1の折り曲げ線P1a付近にたるみを与える突当て部材29が設けられており、この突当て部材29は、ガイド板27に沿って位置調節可能である。そして、装置筐体7内における主折りローラ23に隣接しかつ導入ローラ25に対向した位置には、中間ローラ31が回転可能に設けられており、この中間ローラ31は、内容物用紙P1の折り曲げ線P1a付近をたるませた状態で主折りローラ23と協働して内容物用紙P1を折り曲げ線P1aから折り曲げるものである。
装置筐体7内における主折りローラ23の左側には、主折りローラ23と中間ローラ31によって折り曲げられた内容物用紙P1を案内するガイド板33が設けられている。また、ガイド板33には、内容物用紙P1に突き当たって内容物用紙P1の折り曲げ線P1b付近にたるみを与える突当て部材35が設けられており、この突当て部材35は、ガイド板33に沿って位置調節可能である。更に、装置筐体7内における主折りローラ23に隣接しかつ中間ローラ31に対向した位置には、導出ローラ37が回転可能に設けられており、この導出ローラ37は、内容物用紙P1の折り曲げ線P1b付近をたるませた状態で主折りローラ23と協働して内容物用紙P1を折り曲げ線P1bから折り曲げつつ、内容物用紙搬送路11側へ導出するものである。
ここで、主折りローラ23、導入ローラ25、中間ローラ31、及び導出ローラ37は、それぞれ適宜の第1折りモータ(図示省略)の駆動により回転可能である。
封筒用紙搬送路13の途中には、前折り部39が設けられており、この前折り部39は、印刷済みの封筒用紙P2(以下、適宜に封筒用紙P2という)の前折りを行うものである。そして、前折り部39の具体的な構成は、次のようになる。
装置筐体7内における封筒用紙搬送路13の途中には、主折りローラ41が回転可能に設けられており、装置筐体7内における主折りローラ41に隣接した位置には、主折りローラ41と協働して封筒用紙P2を封筒用紙搬送路13から導入する導入ローラ43が回転可能に設けられている。また、装置筐体7内における主折りローラ41の下側には、主折りローラ41と導入ローラ43によって導入された封筒用紙P2を案内するガイド板45が設けられている。更に、ガイド板45には、封筒用紙P2に突き当たって封筒用紙P2の折り曲げ線P2a付近にたるみを与える突当て部材47が設けられており、この突当て部材47は、ガイド板45に沿って位置調節可能である。そして、装置筐体7内における主折りローラ41に隣接しかつ導入ローラ43に対向した位置には、導出ローラ49が回転可能に設けられており、この導出ローラ49は、封筒用紙P2の折り曲げ線P2a付近をたるませた状態で主折りローラ41と協働して封筒用紙P2を折り曲げ線P2aから折り曲げつつ、封筒用紙搬送路13側へ導出するものである。
ここで、主折りローラ41、導入ローラ43、及び導出ローラ49は、それぞれ適宜の第2折りモータ(図示省略)の駆動により回転可能である。
内容物用紙搬送路11と封筒用紙搬送路13の合流部には、封筒形成部51が設けられており、この封筒形成部51は、内容物形成部21から送り出された内容物Bを前折り部39から送り出された封筒用紙P2に封入しつつ、封筒用紙P2を折り曲げて封筒Eを形成するものである。そして、封筒形成部51の具体的な構成は、次のようになる。
装置筐体7内における前折り部39の出口側(下流側)には、主折りローラ53が回転可能に設けられており、装置筐体7内における主折りローラ53に隣接した位置には、主折りローラ53と協働して封筒用紙P2を封筒用紙搬送路13から導入する導入ローラ55が回転可能に設けられている。また、装置筐体7内における主折りローラ53の下側には、主折りローラ53と導入ローラ55によって導入された封筒用紙P2を案内するガイド板57が設けられている。更に、ガイド板57には、封筒用紙P2に突き当たって封筒用紙P2の折り曲げ線P2b付近にたるみを与える突当て部材59が設けられており、この突当て部材59は、ガイド板57に沿って位置調節可能である。そして、装置筐体7内における主折りローラ53に隣接しかつ導入ローラ55に対向した位置には、中間ローラ61が回転可能に設けられており、この中間ローラ61は、封筒用紙P2の折り曲げ線P2b付近をたるませた状態で主折りローラ53と協働して封筒用紙P2を折り曲げ線P2bから折り曲げるものである。
装置筐体7内における主折りローラ53の右側には、主折りローラ53と中間ローラ61によって折り曲げられた封筒用紙P2を案内するガイド板63が設けられている。また、ガイド板63には、封筒用紙P2に突き当たって封筒用紙P2の折り曲げ線P2c付近にたるみを与える突当て部材65が設けられており、この突当て部材65は、ガイド板63に沿って位置調節可能である。更に、装置筐体7内における主折りローラ53に隣接しかつ中間ローラ61に対向した位置には、導出ローラ67が回転可能に設けられており、この導出ローラ67は、封筒用紙P2の折り曲げ線P2c付近をたるませた状態で主折りローラ53と協働して封筒用紙P2を折り曲げ線P2cから折り曲げつつ、封筒搬送路15側へ導出するものである。
ここで、主折りローラ53、導入ローラ55、中間ローラ61、及び導出ローラ67は、それぞれ適宜の第3折りモータ(図示省略)の駆動により回転可能である。
封筒搬送路15の途中には、封緘部69が設けられており、この封緘部69は、封筒形成部51から送り出された封筒Eを封緘するものである。また、封緘部69は、封筒Eを挟持して押圧する封緘ローラ対71を備えており、この封緘ローラ対71は、適宜の封緘モータ(図示省略)の駆動により回転可能である。ここで、封筒Eは、封緘ローラ対71によって挟持して押圧されることにより、封筒用紙P2に予め塗布した感圧接着剤によって封緘されるようになっている。そして、装置筐体7の上部における封筒搬送路15の出口側(下流端側)には、封筒搬送路15から送り出された封書Mを排出する封書排出部73が設けられている。
図1に示すように、画像形成システム1における画像形成装置5は、画像形成装置筐体75(以下、適宜に装置筐体75という)を具備しており、この装置筐体75内には、内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷を行うインクジェット方式の印刷部77が設けられており、この印刷部77は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のインクを吐出する複数のライン型のインクヘッド79A,79B,79C,79Dを備えている。また、装置筐体75内には、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を搬送するためのループ状の印刷搬送路81が印刷部77を囲むように設けられている。
装置筐体75内における印刷部77の下側には、複数枚の内容物用紙P1を印刷部77側(印刷搬送路81側)へ順次給紙する複数の内容物用紙給紙部83が上下方向に段状に設けられており、各内容物用紙給紙部83は、複数枚の内容物用紙P1を積載する給紙トレイ85と、この給紙トレイ85に積載された複数枚の内容物用紙P1を印刷部77側へ順次送り出す複数の給紙ローラ87とを備えており、複数の給紙ローラ87は、適宜の内容物用紙給紙モータ(図示省略)の駆動により回転可能である。また、装置筐体75内の左部には、内容物用紙P1を印刷部77側へ搬送するための給紙搬送路89が設けられており、この給紙搬送路89は、下流端側(基端側)に3つの分岐部分89aを有している。更に、給紙搬送路89の各分岐部分89aの端部は、対応する内容物用紙給紙部83に接続してあり、給紙搬送路89の上流端部(先端部)は、印刷搬送路81に接続されている。
装置筐体75の左側部には、封筒用紙P2を印刷部77側(印刷搬送路81側)へ給紙する封筒用紙給紙部91が設けられており、この封筒用紙給紙部91は、複数枚の封筒用紙P2を積載する給紙トレイ93と、この給紙トレイ93に積載された封筒用紙P2を印刷部77側へ送り出す複数の給紙ローラ95とを備えており、複数の給紙ローラ95は、適宜の封筒用紙給紙モータ(図示省略)の駆動により回転可能である。また、装置筐体75内の左部には、封筒用紙P2を印刷部77側へ搬送するための給紙搬送路97が設けられており、この給紙搬送路97の上流端部(基端部)は、封筒用紙給紙部91に接続してあって、給紙搬送路97の下流端部(先端部)は、印刷搬送路81に接続されている。
ここで、図2に示すように、印刷部77、内容物用紙給紙部83、及び封筒用紙給紙部91は、印刷ジョブのうちの内容物B(図4参照)に関する内容物通データ及び封筒E(図4参照)に関する封筒通データに基づいて内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷を行う画像形成部99に相当する。
図1及び図2に示すように、装置筐体75内の右部には、印刷搬送路81から送り出された内容物用紙P1及び封筒用紙P2を封入封緘装置3側(右方向)へ排出するための第1排出路101が設けられており、この第1排出路101の上流端部(基端部)は、第1排出用フラッパ103(図2にのみ図示)の作動により印刷搬送路81に接続、遮断可能になっている。ここで、第1排出路101及び第1排出用フラッパ103は、画像形成部99(印刷部77)によって内容物通データ及び封筒通データに基づいて印刷された複数枚の内容物用紙P1及び封筒用紙P2を封入封緘装置3へ排出する第1用紙排出部105に相当する。
印刷搬送路81の左側上部には、封入封緘装置3と異なる場所としての排紙台(排紙トレイ)107が設けられている。また、装置筐体75内の左部には、印刷搬送路81から送り出された内容物用紙P1を排紙台107側(左方向)へ排出するための第2排出路109が設けられており、この第2排出路109の上流端部は、第2排出用フラッパ111(図2にのみ図示)の作動により印刷搬送路81に接続、遮断可能になっている。ここで、第2排出路109及び第2排出用フラッパ111は、画像形成部99よって内容物通データ及び封筒通データに基づいて印刷された内容物用紙P1を排紙台107へ排出する第2用紙排出部113に相当する。
図1に示すように、装置筐体75内の左部から排紙台107内にかけて、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を表裏反転させて印刷部77側へ搬送するためのスイッチバック搬送路115が設けられており、このスイッチバック搬送路115の基端部は、公知のスイッチバック用フラッパ(図示省略)の作動により印刷搬送路81に接続、遮断可能になっている。
装置筐体75内の適宜位置には、画像形成部99(印刷部77)によって印刷を行う前に、印刷搬送路81に送り出された1枚目の内容物用紙P1の厚みを検出する光センサ等の厚み検出センサ117が設けられている。
図1及び図2に示すように、装置筐体75内の適宜位置には、画像形成コントローラ119が設けられており、この画像形成コントローラ119は、画像形成部99、第1用紙排出部105、及び第2用紙排出部113等の動作を制御するものである。また、画像形成コントローラ119は、画像形成に関する制御プログラム等を記憶するメモリと、画像形成に関する制御プログラムを実行するCPUとを備えてあって、画像形成コントローラ119には、厚み検出センサ117が電気的に接続されている。更に、画像形成コントローラ119のメモリは、テーブル記憶部121としての機能を有しており、画像形成コントローラ119のCPUは、許容枚数取得部123としての機能、許容枚数判定部125としての機能、両面印刷判定部127としての機能、画像形成制御部129としての機能、及び排出制御部131としての機能を有している。そして、テーブル記憶部121、許容枚数取得部123、許容枚数判定部125、両面印刷判定部127、画像形成制御部129、及び排出制御部131の具体的な内容は、次のようになる。
図2及び図3に示すように、テーブル記憶部121は、内容物用紙P1の厚みと封入封緘装置3内の紙詰まりジャムを防止するための基準の許容枚数との関係を示す内部テーブルを記憶するものである。ここで、内容物用紙P1の基準の許容枚数は、封入封緘装置3内の紙詰まりジャムを防止するための内容物Bの基準の許容厚みに関する情報である。
図2に示すように、許容枚数取得部123は、印刷部77(画像形成部99)によって印刷を行う前に、テーブル記憶部121に記憶された内部テーブルを参照しつつ、厚み検出センサ117からの検出結果に基づいて1枚目の内容物用紙P1の厚みに応じた内容物用紙P1の基準の許容枚数を取得するものである。ここで、内容物用紙P1の基準の許容枚数が内容物Bの基準の許容厚みに関する情報であることから、許容枚数取得部123を、厚み検出センサ117からの検出結果に基づいて1枚目の内容物用紙P1の厚みに応じた内容物Bの基準の厚み枚数を取得する許容厚み取得部の1つとして捉えることができる。
許容枚数判定部125は、印刷部77によって印刷を行う前に、入力された内容物通データに基づいて、内容物用紙P1の枚数が許容枚数取得部123によって取得された基準の許容枚数以下であるか否かを判定するものである。ここで、内容物用紙P1の基準の許容枚数が内容物Bの基準の許容厚みに関する情報であることから、許容枚数判定部125を、入力された内容物通データに基づいて、内容物Bの厚みが許容厚み取得部によって取得された基準の許容厚み以下であるか否かを判定する許容厚み判定部の1つとして捉えることができる。
両面印刷判定部127は、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定した場合に、入力された封筒通データの中に封筒用紙P2に両面印刷をするための両面印刷データが含まれているか否か判定するものである。
画像形成制御部129は、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定した場合に、入力された封筒通データに基づいて封筒用紙P2の代わりに封筒用紙P2以外の別の用紙である内容物用紙P1に印刷を行うように画像形成部99を制御するものである。また、画像形成制御部129は、両面印刷判定部127によって封筒通データに両面印刷データが含まれていると判定した場合に、両面印刷データのうちの裏面印刷データに基づいて内容物用紙P1の片面(表面)に印刷を行うと共に、両面印刷データのうちの表面印刷データに基づいて別の内容物用紙P1の片面(表面)に印刷を行うように画像形成部99を制御するものである。
排出制御部131は、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数以下であると判定した場合に第1用紙排出部105を作動させ、かつ許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定した場合に第2用紙排出部113を作動させるように制御するものである。具体的には、排出制御部131は、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数以下であると判定した場合に、第1排出路101の上流端部を印刷搬送路81に接続させるように第1排出用フラッパ103の作動を制御する。一方、排出制御部131は、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定した場合に、第1排出路101の上流端部を印刷搬送路81に遮断させるように第1排出用フラッパ103の作動を制御しかつ第2排出路109の上流端部を印刷搬送路81に接続させるように第2排出用フラッパ111の作動を制御するものである。
続いて、本発明の実施形態に係る画像形成システム1の一般的な動作について説明する。
図1に示すように、内容物用紙給紙部83によって複数枚の内容物用紙P1を給紙搬送路89を介して印刷部77側(印刷搬送路81側)へ順次給紙する。そして、順次給紙された内容物用紙P1を印刷搬送路81に沿って搬送しつつ、印刷部77によって内容物通データに基づいて複数枚の内容物用紙P1に順次印刷を行う。ここで、内容物用紙P1をスイッチバック搬送路115を経由して循環搬送することにより、印刷部77によって複数枚の内容物用紙P1に両面印刷を行うことができる。更に、印刷された複数枚の内容物用紙P1を第1排出路101へ排出して、第1排出路101から封入封緘装置3(導入搬送路9)へ順次排出する。
複数枚の内容物用紙P1に印刷を行った後に、封筒用紙給紙部91によって封筒用紙P2を給紙搬送路97を介して印刷部77側へ給紙する。そして、封筒用紙P2を印刷搬送路81に沿って搬送しつつ、印刷部77によって封筒通データに基づいて封筒用紙P2に印刷を行う。ここで、封筒用紙P2をスイッチバック搬送路115を経由して循環搬送することにより、印刷部77によって封筒用紙P2に両面印刷を行うことができる。更に、印刷された封筒用紙P2を第1排出路101へ排出して、第1排出路101から導入搬送路9へ排出する。
複数枚の内容物用紙P1を導入搬送路9へ送り出した後に、複数枚の内容物用紙P1を導入搬送路9及び内容物用紙搬送路11に沿って搬送して、閉状態の整合ゲート19側へ順次送り出す。次に、整合部17によって複数枚の内容物用紙P1を整合する。更に、整合ゲート19を閉状態から開状態に切り替えて、整合済みの内容物用紙P1を内容物用紙搬送路11側へ送り出して、内容物用紙P1を内容物用紙搬送路11に沿って内容物形成部21側へ搬送する。そして、内容物形成部21における主折りローラ23と導入ローラ25の協働により内容物用紙P1を内容物用紙搬送路11から導入し、内容物形成部21によって内容物用紙P1に折り曲げを行う。これにより、印刷済みの複数枚の内容物用紙P1から内容物Bを形成することができる。
封筒用紙P2を導入搬送路9へ送り出した後に、封筒用紙P2を導入搬送路9及び封筒用紙搬送路13に沿って前折り部39側へ搬送する。次に、前折り部39における主折りローラ41と導入ローラ43の協働により封筒用紙P2を封筒用紙搬送路13から導入し、前折り部39によって封筒用紙P2に前折りを行う。更に、封筒用紙P2を封筒用紙搬送路13に沿って封筒形成部51側へ搬送する。そして、封筒形成部51における主折りローラ53と導入ローラ55の協働により封筒用紙P2を封筒用紙搬送路13から導入し、封筒形成部51によって封筒用紙P2に折り曲げを行う。また、封筒用紙P2を折り曲げ線P2cから折り曲げる途中に、内容物Bを所定のタイミングで内容物形成部21へ送り出す。これにより、内容物Bを封筒用紙P2に封入しつつ、封筒用紙P2から封筒Eを形成して、封筒搬送路15側へ送り出すことができる。
封筒Eを封筒搬送路15側へ送り出した後に、封筒Eを封筒搬送路15に沿って封緘部69側へ搬送しつつ、封緘部69における封緘ローラ対71によって封筒Eを挟持して押圧することにより、内容物Bを封入した状態で封筒Eを封緘する。これにより、封書Mに仕上げて、封書Mを封筒搬送路15を介して封書排出部73に排出することができる。
続いて、本発明の実施形態に係る画像形成装置5の動作について説明する。
図5に示すように、ホストコンピュータ(図示省略)から印刷ジョブの内容物通データ及び封筒通データを画像形成コントローラ119に転送すると(図5におけるステップS101)、画像形成装置5による一連の印刷処理を開始する(図5におけるステップS102)。
画像形成装置5による一連の印刷処理を開始した後であって印刷部77(画像形成部99)によって印刷を行う前に、厚み検出センサ117によって1枚目の内容物用紙P1の厚みを検出する(図5におけるステップS103)。次に、許容枚数取得部123によって内部テーブルを参照しつつ、厚み検出センサ117からの検出結果に基づいて1枚目の内容物用紙P1の厚みに応じた内容物用紙P1の基準の許容枚数を取得する(図5におけるステップS104)。
許容枚数取得部123によって内容物用紙P1の基準の許容枚数を取得した後に、許容枚数判定部125によって内容物通データに基づいて内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数以下であるか否かを判定する(図5におけるステップS105)。そして、内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数以下であると判定された場合には、正常処理を実行する(図5におけるステップS106)。一方、内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定された場合には、異常処理を実行する(図5におけるステップS107)。
具体的には、図6に示すように、内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数以下であると判定された場合には、排出制御部131によって第1用紙排出部105を作動させて、内容物通データに基づいて印刷された複数枚の内容物用紙P1を第1排出路101へ排出して、第1排出路101から封入封緘装置3(導入搬送路9)へ順次排出する(図6におけるステップS201)。続いて、封筒通データに基づいて印刷された封筒用紙P2を第1排出路101へ排出して、第1排出路101から導入搬送路9へ排出する(図6におけるステップS202)。なお、導入搬送路9へ排出された複数枚の内容物用紙P1及び封筒用紙P2は、前述の封入封緘処理が施される。
図7に示すように、内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定された場合には、排出制御部131によって第2用紙排出部113を作動させて、内容物通データに基づいて印刷された複数枚の内容物用紙P1を第2排出路109へ排出して、第2排出路109から排紙台107へ順次排出する(図7におけるステップS301)。続いて、両面印刷判定部127によって封筒通データの中に両面印刷データが含まれているか否か判定する(図7におけるステップS302)。そして、封筒通データの中に両面印刷データが含まれていると判定した場合には、画像形成制御部129によって両面印刷データのうちの裏面印刷データに基づいて内容物用紙P1の片面(表面)に印刷を行った後に、その内容物用紙P1を第2排出路109へ排出して、第2排出路109から排紙台107へ排出する(図7におけるステップS303)。更に、画像形成制御部129によって両面印刷データのうちの表面印刷データに基づいて別の内容物用紙P1の片面(表面)に印刷を行った後に、その別の内容物用紙P1を第2排出路109へ排出して、第2排出路109から排紙台107へ排出する(図7におけるステップS304)。一方、封筒通データの中に両面印刷データが含まれていないと判定した場合には、画像形成制御部129によって封筒通データに基づいて内容物用紙P1の片面(表面)に印刷を行った後に、その内容物用紙P1を第2排出路109へ排出して、第2排出路109から排紙台107へ排出する(図7におけるステップS305)。
図5に示すように、ステップS106又はステップS107の処理の終了後に、次の通データ(内容物通データ及び封筒通データ)がある場合には、ステップS103に戻って、ステップS103以下の処理を実行する(図5におけるステップS108)。
なお、いずれかの内容物用紙給紙部83における給紙トレイ85に複数枚の内容物用紙P1に代えて複数枚のシール用紙(図示省略)を積載するようにし、内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定された場合に、画像形成制御部129によって封筒通データの表面印刷データに基づいて内容物用紙P1の代わりにシール用紙に印刷を行うように画像形成部99を制御しても構わない。
従って、本発明の実施形態によれば、印刷部77(画像形成部99)によって印刷を行う前に、許容枚数判定部125によって内容物通データに基づいて内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定した場合に、排出制御部131によって第2用紙排出部113を作動させて、内容物通データ及び封筒通データに基づいて印刷された複数枚の内容物用紙P1を排紙台107へ排出しているため、封入封緘装置3内の紙詰まりジャムが発生すること十分に防止することができると共に、排紙台107に排出された内容物用紙P1を封書Mの一部として用いることができる。よって、封入封緘装置3の稼動を中断しないで、封入封緘装置3の生産性を高めると共に、損紙を極力なくして、用紙コストの低減を図ることができる。
特に、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の厚みが基準の許容厚み以下であると判定した場合に、封筒通データに基づいて封筒用紙P2の代わりに内容物用紙P1に印刷を行うように画像形成制御部129によって画像形成部99を制御しているため、封入封緘装置3による封入封緘処理によって封筒Mとして形成されない封筒用紙P2の発生を防止して、用紙コストをより低減することができる。また、両面印刷判定部127によって封筒通データに両面印刷データが含まれていると判定した場合に、裏面印刷データに基づいて内容物用紙P1の片面に印刷を行うように画像形成制御部129によって画像形成部99を制御しているため、裏面印刷データに基づいて印刷された内容物用紙P2を封書Mの一部として用いることができ、用紙コストを更に低減することができる。
許容枚数取得部123によって内部テーブルを参照しつつ、厚み検出センサ117からの検出結果に基づいて内容物用紙P1の厚みに応じた基準の許容枚数を取得し、許容枚数判定部125によって内容物通データに基づいて内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数以下であるか否かを判定しているため、許容枚数判定部125による判定処理が簡単になる。
なお、内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定された場合に、画像形成制御部129によって封筒通データの表面印刷データに基づいてシール用紙に印刷を行うように画像形成部99を制御することにより、封筒Mの代わりに市販封筒(図示省略)を用いる場合に、ユーザーが市販封筒に宛名等を記載する必要がなく、ユーザーの利便性の向上を図ることができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態における前述の本発明の実施形態と異なる点についてのみ図2及び図8を参照して説明する。
図2に示すように、許容枚数判定部125は、内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定した場合に、印刷部77によって印刷を行う前に、入力された内容物通データに基づいて内容物用紙P1の枚数が第2の基準の許容枚数以下であるか否かを判定するようになっている。ここで、内容物用紙P1の第2の基準の許容枚数は、手動(手作業)によって封入封緘処理を施すための内容物Bの第2の基準の許容厚みに関する情報であって、図5におけるステップS103及びステップS104の処理と同様の処理を実行することによって1枚目の内容物用紙P1の厚みに応じて取得されるものである。
画像形成制御部129は、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が第2の基準の許容枚数以下であると判定した場合に、入力された封筒通データに基づいて封筒用紙P2に印刷を行い、かつ許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が第2の基準の許容枚数を超えていると判定した場合に、入力された封筒通データに基づいて封筒用紙P2の代わりに封筒用紙P2以外の別の用紙である内容物用紙P1に印刷を行うように画像形成部99を制御するようになっている。
続いて、本発明の他の実施形態に画像形成装置5の動作における異常処理について説明する。
図8に示すように、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が基準の許容枚数を超えていると判定された場合には、排出制御部131によって第2用紙排出部113を作動させて、内容物通データに基づいて印刷された複数枚の内容物用紙P1を第2排出路109へ排出して、第2排出路109から排紙台107へ順次排出する(図8におけるステップS401)。続いて、許容枚数判定部125によって内容物通データに基づいて内容物用紙P1の枚数が第2の基準の許容枚数以下であるか否かを判定する(図8におけるステップS402)。そして、内容物用紙P1の枚数が第2の基準の許容枚数以下であると判定された場合には、画像形成制御部129によって封筒通データに基づいて封筒用紙P2に印刷を行った後に、その封筒用紙P2を第2排出路109へ排出して、第2排出路109から排紙台107へ排出する(図8におけるステップS403)。一方、内容物用紙P1の枚数が第2の基準の許容枚数を超えていると判定された場合には、画像形成制御部129によって封筒通データに基づいて内容物用紙P1に印刷を行った後に、その内容物用紙P1を第2排出路109へ排出して、第2排出路109から排紙台107へ排出する(図8におけるステップS404)。
なお、ステップS403及びステップ404の処理を実行する際には、図7におけるステップS302からステップS305の処理を併せて実行する。
従って、本発明の他の実施形態によれば、前述の本発明の実施形態の効果を奏する他に、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が第2の基準の許容枚数以下であると判定した場合に、封筒通データに基づいて封筒用紙P2に印刷を行うように画像形成制御部129によって画像形成部99を制御しているため、排紙台107に排出された封筒用紙P2に手動による封入封緘処理を施すことにより、封筒用紙P2から封筒Eを形成することができ、市販封筒の使用枚数を減らすことができる。
また、許容枚数判定部125によって内容物用紙P1の枚数が第2の基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、封筒通データに基づいて封筒用紙P2の代わりに内容物用紙P1に印刷を行うように画像形成制御部129によって画像形成部99を制御しているため、手動による封入封緘処理によって封筒Eとして形成されない封筒用紙P2の発生を防止して、用紙コストの低減をより図ることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、適宜の変更を行うことにより、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
1 画像形成システム
3 封入封緘装置
5 画像形成装置
77 印刷部
101 第1排出路
103 第1排出用フラッパ
105 第1用紙排出部
107 排紙台
109 第2排出路
111 第2排出用フラッパ
113 第2用紙排出部
117 厚み検出センサ
119 画像形成コントローラ
121 テーブル記憶部
123 許容枚数取得部
125 許容枚数判定部
127 両面印刷判定部
129 画像形成制御部
131 排出制御部

Claims (5)

  1. 封入封緘装置によって内容物用紙及び封筒用紙に封入封緘処理を施して、前記内容物用紙及び前記封筒用紙から内容物及び封筒を形成しつつ、前記内容物を封入した前記封筒を封緘することにより封書を作成する前に、印刷ジョブに基づいて前記内容物用紙及び前記封筒用紙に印刷処理を施す画像形成装置において、
    前記印刷ジョブのうち前記内容物に関する内容物通データ及び前記封筒に関する封筒通データに基づいて印刷を行う画像形成部と、
    前記画像形成部によって前記内容物通データ及び前記封筒通データに基づいて印刷された前記内容物用紙及び前記封筒用紙を前記封入封緘装置へ排出する第1用紙排出部と、
    前記画像形成部によって前記内容物通データ及び前記封筒通データに基づいて印刷された用紙を前記封入封緘装置と異なる場所へ排出する第2用紙排出部と、
    前記画像形成部によって印刷を行う前に、前記内容物通データに基づいて前記内容物の厚みが前記封入封緘装置内の紙詰まりジャムを防止するための基準の許容厚み以下であるか否かを判定する許容厚み判定部と、
    前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記基準の許容厚み以下であると判定した場合に前記第1用紙排出部を作動させ、かつ前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に前記第2用紙排出部を作動させるように制御する排出制御部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、前記封筒通データに基づいて前記封筒用紙の代わりに封筒用紙以外の別の用紙に印刷を行うように前記画像形成部を制御する画像形成制御部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記許容厚み判定部は、前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、前記内容物通データに基づいて前記内容物の厚みが手動によって封入封緘処理を施すための第2の基準の許容厚み以下であるか否かを判定するようになっており、
    前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記第2の基準の許容厚み以下であると判定した場合に前記封筒通データに基づいて前記封筒用紙に印刷を行い、かつ前記許容厚み判定部によって前記第2の基準の許容厚みを超えていると判定した場合に前記封筒通データに基づいて前記封筒用紙の代わりに封筒用紙以外の別の用紙に印刷を行うように前記画像形成部を制御する画像形成制御部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記許容厚み判定部によって前記内容物の厚みが前記基準の許容厚みを超えていると判定した場合に、前記封筒通データの中に前記封筒用紙に両面印刷をするための両面印刷データが含まれているか否か判定する両面印刷判定部と、
    前記画像形成制御部は、前記両面印刷判定部によって前記封筒通データに前記両面印刷データが含まれていると判定した場合に、前記両面印刷データのうちの裏面印刷データに基づいて内容物用紙の片面に印刷を行うと共に、前記両面印刷データのうちの表面印刷データに基づいて別の内容物用紙の片面に印刷を行うように前記画像形成部を制御するようになっていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成部によって印刷を行う前に、前記内容物用紙の厚みを検出する厚み検出センサと、
    前記内容物用紙の厚みと前記基準の許容厚みに関する情報との関係を示す内部テーブルを記憶するテーブル記憶部と、
    前記画像形成部によって印刷を行う前に、前記テーブル記憶部に記憶された前記内部テーブルを参照しつつ、前記厚み検出センサからの検出結果に基づいて前記内容物用紙の厚みに応じた前記基準の許容厚みを取得する許容厚み取得部と、を備え、
    前記許容厚み判定部は、前記内容物通データに基づいて、前記内容物の厚みが前記許容厚み取得部によって取得された前記基準の許容厚み以下であるか否かを判定するようになっていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の画像形成装置。
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