JP2013168403A - 部品実装装置及び部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送対象物が作業位置に不安定な状態で保持されたまま部品の実装作業が行われることによって生じ得る不具合の発生を抑制する部品実装装置及びその方法を提供する。
【解決手段】キャリア3の上面3aに設定されている複数の計測点Mを高さセンサ21によって計測し、計測した各計測点のうち一つでも当接部材7の下面7aの高さ(計測点Mの正規の高さ)と一致していないと判断部26によって判断された場合、判断部26は正規の高さと一致していないと判断された計測点Mの位置情報を含んだ表示指令信号を表示処理部28に対して出力する。判断部26からの表示指令信号を受けた表示処理部28は、判断部26によって正規の高さと一致していないと判断された計測点Mがある旨を、その対象箇所を明示する画像とともに画像表示器29に出力して当該画像を表示することで作業員に報知する。
【選択図】図7

Description

本発明は、基板に部品を実装する部品実装装置及び部品実装方法に関するものである。
部品実装装置は、基板又は基板を載置した平板状のキャリアを搬送対象物として、搬送手段により所定の作業位置に搬送したうえで、実装ヘッドが備える吸着ノズルにより吸着した部品を基板上の電極に実装する。このような部品実装装置では、作業位置に搬送された搬送対象物を当該作業位置に安定した状態で保持するための機構が設けられている。
この機構の一例として、作業位置に搬送された搬送対象物を下受けピン等の部材を用いて下方から持ち上げて、搬送対象物の上面の両側部を当該搬送対象物の両側部の上方に設けられた当接部材に下方から当接させるものがある(例えば特許文献1)。この機構によれば、搬送対象物の上面と当接部材の下面を密着させることによって、搬送対象物の安定的な保持状態を実現することができる。
特開2006―4973号公報
しかしながら、搬送対象物の上面の両側部の領域(当接部材の下面に当接する領域)に、傷による盛り上がり(打痕等)があったり異物が付着したりしているような場合には、搬送対象物の両側部の上面と当接部材の下面が密着せずに搬送対象物が不安定な状態で保持され、そのまま部品の実装作業がなされると装置稼働時の振動を要因とする基板の位置ずれによる実装位置精度低下等の不具合が発生するおそれがあるという問題があった。
そこで本発明は、搬送対象物が作業位置に不安定な状態で保持されたまま部品の実装作業が行われることによって生じ得る不具合の発生を抑制する部品実装装置及び部品実装方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装装置は、部品供給部から供給される部品を実装ヘッドが備える吸着ノズルによって吸着して基板に実装する部品実装装置であって、基板又は基板を載置したキャリアを搬送対象物として、その両側部を下方から支持して所定の作業位置に搬送する搬送手段と、前記搬送手段により前記所定の作業位置に搬送された搬送対象物の両側部の上方に設けられた当接部材と、前記搬送手段により前記所定の作業位置に搬送された搬送対象物を下方から持ち上げて搬送対象物の上面の両側部を前記当接部材に下方から当接させる持ち上げ機構と、前記当接部材の下面の高さを記憶する記憶部と、前記持ち上げ機構によって持ち上げられた後の搬送対象物の上面の高さを計測する高さ計測手段と、前記高さ計測手段によって計測された搬送対象物の上面の高さが前記記憶部に記憶された当接部材の下面の高さと一致しているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記高さ計測手段によって計測された搬送対象物の上面の高さが前記記憶部に記憶された当接部材の下面の高さと一致していないと判断された場合にその旨の報知を行う報知手段とを備えた。
請求項2に記載の部品実装方法は、部品供給部から供給される部品を実装ヘッドが備える吸着ノズルによって吸着して基板に実装する部品実装方法であって、基板又は基板を載置したキャリアを搬送対象物として、その両側部を下方から支持して所定の作業位置に搬送する搬送工程と、前記搬送工程において前記所定の作業位置に搬送された搬送対象物を持ち上げることにより、前記所定の作業位置に搬送された搬送対象物の両側部の上方に設けられた当接部材に搬送対象物の上面の両側部を下方から当接させる当接工程と、前記当接工程において前記当接部材に当接された状態の搬送対象物の上面の高さを計測する高さ計測工程と、前記高さ計測工程において計測された搬送対象物の上面の高さが記憶部に記憶された前記当接部材の下面の高さと一致しているか否かを判断する判断工程と、前記判断工程において、計測された搬送対象物の上面の高さが前記記憶部に記憶された前記当接部材の下面の高さと一致していないと判断された場合にその旨の報知を行う報知工程とを含む。
本発明では、搬送対象物の上面の両側部を当接部材に当接させて搬送対象物を作業位置に保持した状態において、搬送対象物の両側部の上面に傷による盛り上がりがあったり異物が付着したりしていて搬送対象物の上面の高さと当接部材の下面の高さが一致していない状況となっている場合にはその旨の報知がなされるので、当該報知を受けた作業員は搬送対象物を交換したりその上面に付着する異物を除去する等の適切な措置をとることができるので、搬送対象物が不安定な状態で保持されたまま部実装作業が行われることが防止され、不具合の発生が抑制される。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の側面図 本発明の一実施の形態の制御系の構成を示すブロック図 (a)(b)本発明の一実施の形態の部品実装装置の一部を拡大した平面図 本発明の一実施の形態の動作フローを示す図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態の動作説明図 (a)本発明の一実施の形態の部品実装装置の部分拡大図(b)本発明の一実施の形態の側面図 (a)(b)本発明のその他の実施の形態の部品実装装置の側面図
まず、図1〜3を参照して部品実装装置1の全体構造を説明する。部品実装装置1は、上面に電極(不図示)が設けられた基板2を水平面内の一の方向(X方向とする)に搬入して所定の作業位置に位置決め保持し、その位置決め保持した基板2上に電子部品等の部品Pを装着する装置であり、基台4、基台4上に設けられた基板搬送保持部5、部品Pの供給を行う部品供給部としての複数のテープフィーダ12、ヘッド移動機構13によって移動する実装ヘッド17及び各部の作動制御を行う制御装置22(図4)等を備えて構成されている。
基板搬送保持部5は、基台4上で基板2上をX方向と直交するY方向に対向してX方向に延びた一対の搬送コンベア支持部材6に取り付けられ、基板2又は基板2を載置した矩形平板状のキャリア3を搬送対象物として、その両端を下方から支持して所定の作業位置に搬送する搬送手段としての搬送コンベア6aの他、一対の搬送コンベア支持部材6の上端部にそれぞれ設けられた当接部材7及び一対の搬送コンベア支持部材6の間に設けられた持ち上げ機構8から成る。図3に示すように、2つの当接部材7はそれぞれ搬送コンベア6aにより所定の作業位置に搬送されたキャリア3の両端部の上方に位置するように設けられている。
図3において、持ち上げ機構8は、基台4に設けられた動力部としてのシリンダ9及びシリンダ9によって昇降(矢印a)する下受けユニット10から成る。下受けユニット10は、上端がキャリア3の下面に当接するように設けられた複数の下受けピン11を備えている。持ち上げ機構8は、搬送コンベア6aによって所定の作業位置に搬送されたキャリア3を、シリンダ9によって上昇させた下受けユニット10によって持ち上げ、キャリア3の上面3aの両側部をそれぞれその直上に設けられた当接部材7に下方から当接させてキャリア3の保持を行う。本実施の形態では、複数枚の基板2を上面に載置したキャリア3を搬送対象物としている。
図1、図2において、各テープフィーダ12は、基台4のY方向に対向する両端部にX方向に整列して設けられている。各テープフィーダ12は、搬送コンベア6a側の上端部に設けられた部品供給口12aに部品Pを連続的に供給する。
ヘッド移動機構13は、基台4のX方向の一端部にY方向に延びて設けられたY軸テーブル14と、X方向に延び、Y軸テーブル14に一端が取り付けられてY軸テーブル14に沿って移動自在な2つのX軸テーブル15と、各X軸テーブル15上をX方向に移動自在に設けられた移動プレート16から成り、実装ヘッド17は各移動プレート16に取り付けられている。実装ヘッド17は複数の保持ヘッド18から成り、各保持ヘッド18の下方には部品Pの吸着及びその解除を行うことができる吸着ノズル18aが装着されている(図3)。吸着ノズル18aは、実装ヘッド17に内蔵された昇降機構(不図示)によって個別に昇降可能(矢印b)となっている。
図1、図2において、テープフィーダ12と搬送コンベア支持部材6との間には部品認識カメラ19が配設されている。また、実装ヘッド17にはX軸テーブル15の下面側に位置して一体的に移動する基板認識カメラ20が装着されている。さらに、移動プレート16には計測対象物の高さを非接触で検出可能な高さセンサ21が装着されている。
次に、図4を参照して制御系の構成を説明する。部品実装装置1に備えられた制御装置22は、機構制御部23、画像処理部24、高さ計測部25、判断部26、記憶部27及び表示処理部28を備えている。機構制御部23は、搬送コンベア6aとシリンダ9の作動制御を行ってキャリア3の搬送及び保持を行い、ヘッド移動機構13の作動制御(Y軸テーブル14に対するX軸テーブル15の移動制御及びX軸テーブル15に対する移動プレート16の移動制御)を行って実装ヘッド17を移動させる。
また、機構制御部23は昇降機構の作動制御を行って吸着ノズル18aを保持ヘッド18に対して昇降させ、実装ヘッド17に内蔵された吸着機構(不図示)の作動制御を行って吸着ノズル18aに部品Pの吸着を行わせる。さらに、機構制御部23は部品認識カメラ19及び基板認識カメラ20の撮像動作制御を行い、各カメラの撮像動作によって得られた画像データは画像処理部24に入力されて画像認識処理がなされる。
高さセンサ21は検査光を投光する投光部と、投光部が投光した検査光の反射光を受光する受光部を有して成り、高さ計測部25により制御されて検査光の投受光を行い、三角測量の原理で計測対象の高さを導出する。本実施の形態では、図5(a)に示すように、基板搬送保持部5によって保持されたキャリア3の当接部材7と当接する近傍の領域E1内の複数個所を計測点Mとして設定しており、当接部材7の下面7aにキャリア3の上面3aが当接した状態で、高さ計測部25によって高さセンサ21から検査光を計測点Mに向けて投光し、その反射光を受光して(図7(b)の矢印d)計測点Mの位置におけるキャリア3の上面3aの高さを計測する。上記構成において、高さセンサ21及び高さ計測部25は、持ち上げ機構8によって持ち上げられた後のキャリア3の上面3aの高さを計測する高さ計測手段となっている。
判断部26は、高さ計測部25において計測された各計測点Mの高さ(キャリア3の上面3aの高さ)が正規の高さであるか否かの判断を行う。具体的には、高さ計測部25において計測された各計測点Mの高さを、記憶部27に予め記憶された当接部材7の下面7aの高さの値と比較し、両者が一致しているか否かを判断する。その結果、一致していない計測点Mがあった場合には、その一致していなかった計測点Mの位置情報を含んだ表示指令信号を表示処理部28に対して出力する。判断部26は、高さ計測手段によって計測されたキャリア3の上面3aの高さが記憶部27に記憶された当接部材7の下面7aの高さと一致しているか否かを判断する判断手段となっている。
表示処理部28は判断部26からの表示指令信号を受けて、計測した高さが正規の高さと一致していない計測点Mがある旨を、その対象箇所を明示する画像とともに制御装置22に繋がるモニタ等の画像表示器29に出力して表示させることで作業員に報知する。表示処理部28及び画像表示器29は、判断手段により、高さ計測手段によって計測されたキャリア3の上面3aの高さが記憶部27に記憶された当接部材7の下面7aの高さと一致していないと判断された場合にその旨の報知を行う報知手段となっている。
本発明の部品実装装置1は上記のように構成され、次に動作について図6、図7を参照しながら説明する。まず、制御装置22は搬送コンベア6aを駆動させることにより、上流側の装置(不図示)から供給されたキャリア3の両側部を下方から支持した状態で所定の作業位置に搬送する(図6に示すST1の搬送工程)。次に、図7(a)に示すように、制御装置22はシリンダ9を駆動させることにより、所定の作業位置に搬送されたキャリア3の下方に対して下受けピン11を上昇(矢印c)させてキャリア3を下方から持ち上げることにより、当接部材7にキャリア3の上面3aの両側部を下方から当接させる(ST2の当接工程)。ここで、当接部材7の下面7aと当接するキャリア3の上面3aの領域に異物等が存在しないときには、キャリア3の上面3aの両側部は当接部材7の下面7aと密着(面接触)し(すなわちキャリア3の上面3aと当接部材7の下面7aの高さが一致)、キャリア3は水平を維持した状態で当接部材7と下受けピン11とによって挟持される(図7(a))。
次に、図7(b)に示すように、制御装置22はヘッド移動機構13を駆動させることによって高さセンサ21を水平方向に移動させ、当接部材7に当接した状態のキャリア3の上面3aの高さ(複数の計測点Mについての高さ)を計測する(ST3の高さ計測工程)。制御装置22はキャリア3の上面3aの複数の計測点Mについての高さの計測を行ったら、計測された各計測点Mの高さがそれぞれ記憶部27に記憶された当接部材7の下面7aの高さ(計測点Mの正規の高さ)と一致しているか否かを判断部26において判断する(ST4の判断工程)。ここで、キャリア3の上面3aの両側部が当接部材7の下面7aと水平を維持した状態で密着しているならば、各計測点Mの高さは全て同一であり、記憶部27に記憶されている当接部材7の下面7aの高さの値とも同一である。
図8(a)、(b)は、キャリア3の上面3aの一端部(図面右側)に傷による盛り上がりや異物(以下、「凸部Q」と称する)が存在していることに起因して、当該一端部において当接部材7とキャリア3との間に隙間Rが生じたままキャリア3が作業位置に保持された状態を示している。このように、当接部材7の下面7aと当接するキャリア3上の領域に凸部Qが存在する場合、計測点Mの高さ(キャリア3の上面3aの高さ)と当接部材7の下面7aの高さは一致していないと判断部26によって判断される。
なお、傷による盛り上がりが発生する原因の一例としては、作業員が取り扱う際、誤ってキャリア3の外周部を作業台等に打ち当ててしまうことによって生じる場合が考えられる。また異物の一例としては、何らかの理由によってキャリア3上に落下(付着)した電子部品等の部品が挙げられる。
前述のように、キャリア3の上面3aに凸部Qが存在していること等に起因して、計測された複数の計測点Mのうち一つでも当接部材7の下面7aの高さ(計測点Mの正規の高さ)と一致していないと判断部26によって判断された場合、判断部26は正規の高さと一致していないと判断された計測点Mの位置情報を含んだ表示指令信号を表示処理部28に対して出力する。そして、判断部26からの表示指令信号を受けた表示処理部28は、判断部26によって正規の高さと一致していないと判断された計測点Mがある旨を、その対象箇所を明示する画像とともに画像表示器29に出力して当該画像を表示することで作業員に報知し(ST5の報知工程)、そのキャリア3に載置された基板2についての部品実装をとりやめて終了する。
なお、画像表示器29に表示される画像として、キャリア3の上面3aの高さと当接部材7の下面7aの高さが一致していない旨の表示の他、当接部材7の下面7aと高さが一致していないと判断された箇所にチェックマークを付したキャリア3の平面画像を用いると、キャリア3上においてどの位置に凸部Qが発生しているのかを迅速且つ容易に把握することができる。
画像表示器29に表示された画像を確認した作業員は実装作業を中断させ、キャリア3の上面3aに傷による盛り上がりがないか、若しくは異物が付着していないか等の確認を行い、傷による盛り上がり等を発見した場合には、作業員は基板2を新しいキャリア3に載せ換え、交換後のキャリア3を搬送コンベア6aに改めて投入する。
一方、(ST4)において各計測点Mの全ての高さが記憶部27に記憶された当接部材7の下面7aの高さの値と一致していると判断部26が判断した場合、制御装置22はヘッド移動機構13を駆動させることによって、実装ヘッド17に装着された基板認識カメラ20を基板2の上方の任意の位置に移動させ、基板2を撮像して認識し(ST6の基板認識工程)、この認識結果を用いて基板2の基準位置からの位置ずれを算出する。
次に、制御装置22はヘッド移動機構13を駆動させて実装ヘッド17をテープフィーダ12の部品供給口12aまで移動させ、部品供給口12aから供給された部品Pを吸着ノズル18aによって吸着して保持させる(ST7の部品吸着工程)。次に、制御装置22はヘッド移動機構13を駆動させて実装ヘッド17を部品認識カメラ19の上方に移動させ、吸着ノズル18aに吸着された状態の部品Pを撮像して認識し、(ST8の部品認識工程)この認識結果を用いて吸着ノズル18aに対する部品Pの吸着位置のずれを算出する。
そして図7(c)に示すように、制御装置22はヘッド移動機構13を駆動させて実装ヘッド17を基板2上の任意の位置まで移動させ、当該位置で吸着ノズル18aを下降(矢印e)させ、最下降位置で吸着ノズル18aによる部品Pの吸着を解除して基板2に部品Pを搭載する(ST9の搭載工程)。なお、基板2への部品Pの搭載に際しては、部品認識カメラ19及び基板認識カメラ20の撮像動作によってそれぞれ得られた画像データを画像処理部24によって画像認識処理し、当該画像認識処理の結果に基づいて、吸着ノズル18aの下降位置の補正がなされたうえで実行される。
部品Pを基板2に搭載したならば、制御装置22はシリンダ9を駆動して下受けユニット10を下降させることで搬送コンベア6a上にキャリア3を再び載置させる。そして、制御装置22は搬送コンベア6aを駆動させることによって、キャリア3を下流側の装置(不図示)に搬送し(ST10)、部品実装装置1における実装作業が終了する。
前述のように、本実施の形態ではキャリア3の上面3aの両側部を当接部材7の下面7aに当接させた状態におけるキャリア3の上面3aの高さが、当接部材7の下面7aの高さと一致しているか否かを判断し、一致していない場合は画像表示器29にその旨を表示して作業員に報知するようにしていることから、報知を受けた作業員は直ちにキャリア3の上面3aを確認し、傷による盛り上がりや異物の付着等を発見した場合には、キャリア3を交換する等の措置をとることができ、これによりキャリア3が不安定な状態のまま作業位置に保持されて実装作業が行われることを防止するとともに、実装不良基板の発生を抑制することができる。
また、計測点Mの設定箇所(キャリア3の上面3aの計測箇所)を当接部材7の下面7aに当接する領域の近傍の領域E1内に設定すると(図5(a))、当接部材7の下面7aと当接する領域に凸部Qが存在する場合(図8(b))、凸部Qの近傍箇所を計測し得ることになる。そのため、キャリア3の中心部付近を計測する場合に比して、計測されるキャリア3の上面3aの高さと当接部材7の下面7aの高さとの差異がより大きくあらわれ、判断部26における高さの一致・不一致の判断精度が向上する。
本実施の形態では、搬送コンベア6aに載置される搬送対象物はキャリア3であるが、基板30を搬送対象物とした場合(図9(b))、持ち上げ機構8によって持ち上げられる対象物、当接部材7の下面7aに当接する対象物は基板30となる。また、高さ計測手段は基板30の上面の任意の箇所の高さを計測し、判断部26は高さ計測手段によって計測された基板30の上面の高さと記憶部27に記憶された当接部材7の下面7aの高さが一致していないか否かを判断する。なお、図5(b)に示すように、高さセンサ21による基板30上の計測箇所(計測点MAの設定箇所)を、当接部材7の下面7aと当接する領域の近傍の領域E2内に設定し、当該箇所を計測することで前述と同様の効果を得ることができる。
また、キャリア3又は基板30を所定の作業位置で下受けする部材として、図9(a)、(b)に示すように、キャリア3又は基板30の裏面の一定の領域と当接可能な水平面を有する下受け部材90をシリンダ9に取り付け、下受け部材90をシリンダ9によって昇降させてキャリア3又は基板30を下方から支持するようにしても良い。また作業員への報知は、画像表示器29による視覚的な報知に加え、警告音による聴覚的な報知も併せて行うようにしてもよい。
本発明の部品実装装置及び部品実装方法によれば、搬送対象物が不安定な状態で保持されたまま部実装作業が行われることによる実装位置ずれの不具合を抑制することができ、基板に部品を実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
2,30 基板(搬送対象物)
3 キャリア(搬送対象物)
6a 搬送コンベア
7 当接部材
8 持ち上げ機構
12 テープフィーダ
17 実装ヘッド
18a 吸着ノズル
21 高さセンサ
25 高さ計測部
26 判断部
27 記憶部
28 表示処理部
29 画像表示器

Claims (2)

  1. 部品供給部から供給される部品を実装ヘッドが備える吸着ノズルによって吸着して基板に実装する部品実装装置であって、
    基板又は基板を載置したキャリアを搬送対象物として、その両側部を下方から支持して所定の作業位置に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により前記所定の作業位置に搬送された搬送対象物の両側部の上方に設けられた当接部材と、
    前記搬送手段により前記所定の作業位置に搬送された搬送対象物を下方から持ち上げて搬送対象物の上面の両側部を前記当接部材に下方から当接させる持ち上げ機構と、
    前記当接部材の下面の高さを記憶する記憶部と、
    前記持ち上げ機構によって持ち上げられた後の搬送対象物の上面の高さを計測する高さ計測手段と、
    前記高さ計測手段によって計測された搬送対象物の上面の高さが前記記憶部に記憶された当接部材の下面の高さと一致しているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記高さ計測手段によって計測された搬送対象物の上面の高さが前記記憶部に記憶された当接部材の下面の高さと一致していないと判断された場合にその旨の報知を行う報知手段とを備えたことを特徴とする部品実装装置。
  2. 部品供給部から供給される部品を実装ヘッドが備える吸着ノズルによって吸着して基板に実装する部品実装方法であって、
    基板又は基板を載置したキャリアを搬送対象物として、その両側部を下方から支持して所定の作業位置に搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程において前記所定の作業位置に搬送された搬送対象物を持ち上げることにより、前記所定の作業位置に搬送された搬送対象物の両側部の上方に設けられた当接部材に搬送対象物の上面の両側部を下方から当接させる当接工程と、
    前記当接工程において前記当接部材に当接された状態の搬送対象物の上面の高さを計測する高さ計測工程と、
    前記高さ計測工程において計測された搬送対象物の上面の高さが記憶部に記憶された前記当接部材の下面の高さと一致しているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程において、計測された搬送対象物の上面の高さが前記記憶部に記憶された前記当接部材の下面の高さと一致していないと判断された場合にその旨の報知を行う報知工程とを含むことを特徴とする部品実装方法。
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