JP2013165723A - 容器入りイソロイシン含有食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】日常的に、簡易に、血糖値を改善できる容器入り食品を提供する。
【解決手段】イソロイシンを含有する血糖値改善用の食品とし、1回の服用でイソロイシンを少なくとも1g摂取することができ、その形態が粉状、顆粒状、板状、スティック状、ゲル状又は液状である容器入り食品とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、イソロイシンを含有し、粉状、顆粒状、板状、スティック状、ゲル状又は液状などの形態の食品を容器に収容してなる容器入りイソロイシン含有食品に関するものである。
必須アミノ酸は人の生命を維持したり、日々の生活を快適に行なうのに必須の栄養要素であるが、各種疾病などに対して治療効果を有するため、医薬品、栄養剤又はサプリメントなどの有効成分として使用されている。
例えば、ロイシン、イソロイシン及びバリンの少なくとも1種を含有する耐糖能異常用薬剤及び飲食品が提案されている(特許文献1及び2)。これらの公報において実際に実施例で用いられているのは、ロイシン単独、またはロイシン、イソロイシン及びバリンの混合物であり、これらをラットに1.5g/Kgの量で経口投与して、血糖値の推移を調べている。そして、この耐糖能異常用薬剤は、従来の糖尿病薬を使うことが難しいとされる、肝臓障害を有する耐糖能異常の治療、改善及び/又は予防に特に有効であるとしている。
又、ロイシン、イソロイシン及びバリンから選ばれる少なくとも1種の分岐アミノ酸と糖尿病治療薬のような薬剤とを組み合わせてなる医薬組成物が提案されている。そして、ラットに経口投与したところ併用により顕著な血糖降下が得られるとしている(特許文献3)。
しかしながら、肝臓障害を有していない人においても、特に血糖値に不安のある場合には、日常的に、簡易に、血糖値を改善できる食品が求められている。
特開2003−171271号公報 特開2006−28194号公報 WO2005−049006号公報
本発明は、日常的に、簡易に、血糖値を改善できる容器入り食品を提供することを目的とする。
本発明は、容器に1回で摂取できる量の食品を収容し、この食品に少量で特定の量のイソロイシンを配合すると、上記課題を解決できるとの知見に基づいてなされてものである。
すなわち、本発明は、イソロイシンを含有する食品であって、1回の服用でイソロイシンを少なくとも1g摂取するための容器入り食品を提供する。
食品は、その種類によって消化・吸収のメカニズムが異なる。一般に、食品摂取後の血糖値の上昇のしやすさの目安としてグリセミック指数(GI)が用いられ、同じ摂取エネルギーであっても食品毎によって摂取後の血糖値の上昇および上昇パターンが異なる。さらに食事量、繊維の量、脂肪の量、どのように調理されたかなどによっても血糖値が左右される。さらに食事時間や、咀嚼数など個人の食事習慣の違いも影響を及ぼす。
食品は高GI食品、中GI食品、低GI食品に分類することができる。ブドウ糖を100としたGIで比較すると、高GI食品としては、麦芽糖のGIが105、氷砂糖100、上白糖99、食パン100、フランスパン95を挙げることができ、血糖値を急激に上げるが、急激に低下する。中GI食品としては米飯(精白米)のGIが85、ドーナツ86、お粥57、カステラ69、ゆでたジャガイモ90、とうもろこし75、バナナ56、スパゲッティー50、パイナップル65を挙げることができる。低GI食としては、りんごのGIが36、なし32、枝豆30、寒天12、こんにゃく24、まぐろ40を挙げることができる。
このように食品によってグリセミック指数が異なるが、本発明では主食の米飯に代表される前述の中GI食、より具体的にはGIが50〜90の食品の摂取後の血糖上昇を抑制できる。より好ましくは日本で選択頻度の多い米飯摂取を対象とした場合に優れた効果を示すものである。さらにヒトの血糖上昇を抑制を低血糖等の副作用もなく抑制できる。
実施例1における被験者ごとの血糖値推移を示す図である。 実施例1における各群の血糖値(平均値)の推移を示す図である。 実施例1における各群の血糖上昇面積(AUC0-3h)。血糖上昇面積(AUC0-3h)は食直前0分から食後3時間までの食直前血糖値(0分値)からの上昇面積を示す。 実施例2における各試験(a〜c)の血糖値の推移を示す図である。 実施例2における血糖上昇面積(AUC0-3h)。血糖上昇面積(AUC0-3h)は食直前0分から食後3時間までの食直前血糖値(0分値)からの上昇面積を示す。 実施例2における空腹時血糖値推移を示す図である。
本発明で用いるイソロイシンは、L−体、D−体及びDL−体のいずれをも使用することができるが、L−体を用いるのが好ましい。
本発明でイソロイシンを含有する食品としては、粉状、顆粒状、板状、スティック状、ゲル状又は液状などの各種の形態の食品があげられるが、液状食品が好ましく、特に飲料が好ましい。
本発明では、1回の服用でイソロイシンを少なくとも1g摂取できるように容器に収容されていることが必要である。つまり、容器に収容されている食品の全てを摂取すると、人の胃の中に、イソロイシンが少なくとも1gもたらされるものである。このうち、好ましくは、1回の服用でイソロイシンを少なくとも2g摂取できる食品である。一方、1回の服用でのイソロイシンの最大量は15g以下であるのが好ましい。
本発明で対象とする食品が飲料である場合、茶系、コーヒー系、スポーツ系又はアルコール系飲料が好ましく、特に500ml以下、好ましくは350ml以下の容量の容器入り飲料が好ましい。これらのうち、50〜350ml、特に100〜350mlの容量の容器入り飲料であって、350mlあたりイソロイシンを3.5〜10.5g、好ましくは3.5〜7g含有するのが好ましい。
本発明の食品には、さらに、ロイシン及び/又はバリンを含有させることができる。ロイシン/又はバリン又はこれらの併用を含有する場合、これらの1回での服用量は1〜4gであるのが好ましい。
さらに、水溶性食物繊維の1種である難消化性デキストリンを併用することができる。難消化性デキストリンを併用すると、相加的に血糖値改善作用が増強されるなどの利点が味等の服用感を損なうことなく得られる。難消化デキストリンの市販品としては、例えば、ファイバーソル2(松谷化学工業社製)、パインファイバー(松谷化学工業社製)、ニュートリオース(ロケット社製)が挙げられる。難消化性デキストリンの1回での服用量は2〜10gであるのが好ましい。難消化性デキストリンは、特に、イソロイシンと組み合わせてコーヒー系飲料に用いるのが好ましい。
本発明で対象とする食品には、さらに各種天然や合成甘味料、着色剤、香料などを配合することができる。
本発明で対象とする食品はできるだけ糖類(単糖類、二糖類など)を含有しないのが好ましいが、食品100gまたは100ml当たり5g未満(低糖、微糖、シュガーカット)、0.5g未満(無糖、ノンシュガー、シュガーレス、シュガーゼロ)の糖類は含有してもよい。また糖類としては、摂取後血糖値の上昇が少ない、パラチノース、トレハロース、糖アルコールなどでもよい。
本発明において食品を収容する容器としては、易開封性の容器であるのが好ましく、又、自立性があるのが好ましい。
本発明の容器入り食品は、栄養補給、特にスポーツ時の栄養補給用に好適であるが、血糖値改善用に用いるのが好ましい。また、本発明のアルコール系飲料、例えば350ml缶のビールを食事前に飲むと、摂取した食品並びにアルコールによる血糖値上昇を改善するのに好適である。
本発明のアルコール系飲料、特に、ビールテイスト発酵飲料(ビール、発泡酒)に関しては、低カロリー化を図るうえで、泡品質や香味の劣化に留意した製品に対して特にイソロイシンを含有するのが好ましい。より具体的には麦芽、大麦を使用することなく、炭素源を含有するシロップ、ホップ、色素、香味、発酵性を改善する原材料及び水を原料として発酵前液を製造し、該発酵前液を酵母を使用して発酵させることにより発泡酒(ビール様発泡アルコール飲料)を製造することができる。この際、糖質を低減する原材料として難消化性デキストリンのパインファイバーC(松谷化学製)を使用することができる。より具体的にはエンドウタンパク(エンドウタンパク、オルガノローディアフード社製)、カラメル色素(コクヨカラメル、池田糖化工業社製)、ホップペレットにお湯を加えて、更にシロップを加えて溶解させ、60〜90分煮沸する。その後、沈殿槽でホップ粕などを除去し、プレートクーラーで冷却し10℃の発酵前液を得る。この発酵前液に難消化性デキストリンのパインファイバーCを添加し、されにビール酵母を添加して、6〜12℃で5日間発酵させる。その後、−1℃で貯酒する。醗酵液は珪藻土を利用して濾過して酵母を取り除き、イソロイシンを加えてイソロイシン含有発泡酒を製造することができる。このイソロイシン含有発泡酒は、難消化性デキストリンを含有し、かつできるだけ糖類(単糖類、二糖類など)を含有しないか、又は上記の量で糖類を含有するのが好ましい。
本発明の食品は、健康面で何の不安もない健常人が日常の血糖値管理のために摂取してもよいが、特に血糖(値)に不安のある場合に有用な食品である。血糖(値)に不安がある場合とは、健常人とは異なる血糖値(推移)を示し、将来的に糖尿病等の疾患に移行する可能性が考えられる場合を示し、具体的には血糖値、すなわち食後血糖値や空腹時血糖値が健常人よりも若干高い傾向にあるものの糖尿病などの疾患と診断されてない場合(例えば空腹時血糖値100mg/dl以上、より好ましくは130〜140mg/dl)やいわゆる境界型糖尿病の場合も含む。そのような場合、血糖値が気になり始めた時期から摂取するのがよい。摂取することによって血糖値の急激な上昇を抑えたり、空腹時血糖値を改善したり、食後血糖値の回復を促進したりすることが期待できる。特に継続摂取することにより空腹時血糖値の改善が食後血糖値の回復促進が期待できる。
より具体的には以下の態様で本発明の食品を使用することができる。
健康診断等で空腹時血糖が高めと診断された場合、糖負荷試験を実施し血糖値推移とインスリン分泌の状態から糖尿病治療が必要か否か判断される。中、高齢者においては、糖尿病と診断されないものの、将来加齢により膵臓機能が低下すると投薬、治療が必要になると指導を受ける場合がある。このような中高齢者は日常的に血糖値を改善することが必要で、過食を避ける、体重増加を抑える、加齢により減少する筋肉を維持するよう運動に心がけるなど留意して生活改善を図る。
本発明は、特に空腹時血糖が130〜140mg/dlで肝臓機能に特に異常がない中高年齢者の日常の血糖改善に有用な食品を提供することができる。
本発明の食品を継続的に摂取することで、糖負荷試験において150mg/dL以上の血糖値が一時間以上維持される血糖降下が遅い状態を改善することができる。
この際、食後の運動も血糖改善の効果を有するが、本発明の食品の摂取はその改善効果をさらに高め、糖尿病への移行を予防することができる。
以下本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1
被験者として健康成人ボランティア4名を対象に、L−イソロイシンによる血糖値改善効果を検討した。絶食下、イソロイシン1gあるいは2gをコップ一杯の白湯(約150cc、糖不含)に溶解し、これを内容量が約150ccの易開封性で自立性の容器に収容した。この容器内の溶液全てを一回で米飯負荷10分前に摂取した。米飯としておにぎり2個(炭水化物77.4g、372kcal)を摂取し、食直前(0分)、食後30分、1時間、2時間、3時間に採血を行い、簡易血糖測定装置(ACCU-CHEK、Roche)を用いて血糖値を測定した。対照は内容量が約150ccの易開封性の容器に収容したイソロイシンを含まない白湯のみの摂取とした。また、白湯以外に、お茶系飲料、スポーツ系飲料にイソロイシンを溶かしたものを用いてもよい。
図1に実施例1における被験者ごとの血糖値推移を示す。血糖値は各測定ポイントの血糖値から食直前血糖値(0分値)を差し引いた値を表示した。図中、○:対照(白湯のみ)、▲:イソロイシン1g、■:イソロイシン2gである。
図1に示されるように、イソロイシン1g摂取によって被験者4例中、2例で米飯負荷による血糖値の上昇が抑制され、さらに2gに増量すると全例で血糖値の上昇抑制が認められた。
図2に実施例1における各群の血糖値(平均値)の推移を示す。血糖値は各測定ポイントの血糖値から食直前血糖値(0分値)を差し引いた値の平均値を表示した(平均値±標準偏差、n=4)。図中、○:対照(白湯のみ)、▲:イソロイシン1g、■:イソロイシン2gである。
図2に示されるように、4例の平均値の解析からイソロイシンによる用量依存的な改善効果が認められた。
図3に実施例1における各群の血糖上昇面積(AUC0-3h)。血糖上昇面積(AUC0-3h)は食直前0分から食後3時間までの食直前血糖値(0分値)からの上昇面積を示す(平均値±標準偏差、n=4)。図中、□:対照(白湯のみ)、■:イソロイシン1g、■:イソロイシン2g、*:Dunnettの多重比較検定 P<0.05である。
図3に示されるように、食直前0分から食後3時間までの血糖上昇面積(ΔAUC0−3h)の比較では、イソロイシン2g摂取群で有意な血糖上昇面積の低下が認められた。
実施例2
表1に、健康診断で糖負荷試験が必要と評価された被験者背景を示す。
表1
Figure 2013165723
肝臓機能を示すGOT,GPT,γ-GTPに異常はなく肝障害を有していないが、2年間空腹時血糖が高い状態が続いていた被験者について、L‐イソロイシンの継続摂取による血糖値改善効果を検討した。
前述の被験者にイソロイシン3gを29日間朝食直前、夕食直前に摂取させた後、空腹時血糖値並びに糖負荷試験で75gの糖摂取後3時間までの血糖推移を調べた(糖負荷試験a)。また、7日間イソロイシンを摂取しない期間をおいて糖負荷試験を行い(糖負荷試験b)継続摂取した場合と比較した。さらにイソロイシンの摂取を再開して12日後にもイソロイシン非摂取後と同様の糖負荷試験を行い、血糖改善効果を調べた(糖負荷試験c)。
糖負荷試験a
Figure 2013165723
糖負荷試験b
Figure 2013165723
糖負荷試験c
Figure 2013165723
図4に実施例2における糖負荷試験a〜cごとの血糖値推移を示す。図中、○:糖負荷試験a、▲:糖負荷試験b、■:糖負荷試験cである。
図5に実施例2における各試験(糖負荷試験a〜c)の血糖上昇面積(AUC0-3h)。血糖上昇面積(AUC0-3h)は食直前0分から食後3時間までの食直前血糖値(0分値)からの上昇面積を示す。
図6に実施例2における空腹時血糖値推移を示す。図中、開始1年前:表1の20061016測定値、開始1日前:表1の20071016測定値、開始30日後:糖負荷試験aの直前値、中断8日後:糖負荷試験bの直前値、再開13日後:糖負荷試験cの直前値を示す。
実施例3
1.飲料I(L−イソロイシン、難消化性デキストリン配合)の調製
難消化性デキストリン(松谷化学工業社製、商品名「パインファイバーC」)3gとL−イソロイシン2.5gを予め均一に混合した後、ガラス容器中の100mLの水道水に攪拌しながら入れ、電子レンジで約80℃に加温した。加温後さらに攪拌し両者を溶解させ無色、透明の液体飲料を得た。
室温にて放冷後、調整液の味を確認し、さらに冷蔵庫で12時間保冷し析出物の有無を確認した。
L−イソロイシンのみを水道水に溶解させた場合に比べ、L−イソロイシンの苦味は低減されていた。
2.飲料II(L−イソロイシン、難消化性デキストリン、コーヒー配合)の調製
前記飲料を改めて調製し、室温にて放冷した調製液にインスタントコーヒー(UCC上島珈琲社製、商品名ザ・ブレンド117)1gを入れコーヒー系飲料を調製した。本調製液は前記の水道水で調製した調製液に比べ、更に摂取し易くなっていた。
3.飲料III(L−イソロイシン、コーヒー配合)の調製
難消化性デキストリンを配合しない以外は飲料Iと同じものに、インスタントコーヒーを3g配合してコーヒー飲料(無糖)を調整した。服用感が優れたコーヒー飲料であった。
このように難消化性デキストリンおよび/またはコーヒーを配合したL−イソロイシン含有飲料は服用感が優れた飲料であった。
次に本発明の態様を示す。
1. イソロイシンを含有する食品であって、1回の服用でイソロイシンを少なくとも1g摂取するための容器入り食品。
2. 1回の服用でイソロイシンを少なくとも2g摂取するための上記1記載の容器入り食品。
3. 1回の服用でイソロイシンを最大15g摂取するための上記1又は2記載の容器入り食品。
4. 1回の服用でイソロイシンを1〜3g摂取するための上記1記載の容器入り食品。
5. さらに、ロイシン及び/又はバリンを含有する上記1〜4のいずれか1項記載の容器入り食品。
6. さらに、難消化性デキストリンを含有する上記1〜5のいずれか1項記載の容器入り食品。
7. 食品の形態が、粉状、顆粒状、板状、スティック状、ゲル状又は液状である上記1〜6のいずれか1項記載の容器入り食品。
8. 食品が、飲料であって、350mlあたりイソロイシンを3.5〜10.5g含有する上記1記載の容器入り食品。
9. 飲料が、茶系、コーヒー系、スポーツ系又はアルコール系飲料である上記8記載の容器入り食品。
10. 飲料が、コーヒー系飲料であり、さらに、難消化性デキストリンを含有する上記9記載の容器入り食品。
11. 容器が、易開封性の容器である上記1〜10のいずれか1項記載の容器入り食品。
12. 糖類を含有しない上記1〜11のいずれか1項記載の容器入り食品。
13. 糖類を食品100gまたは100ml当たり5g未満含有する上記1〜12のいずれか1項記載の容器入り食品。
14. 血糖値改善用である上記1〜13のいずれか1項記載の容器入り食品。
15. 血糖値改善用が空腹時血糖値改善用である上記14記載の容器入り食品。
16. 血糖値改善用が食後血糖値回復促進用である上記14記載の容器入り食品。
17. 血糖値改善用が空腹時血糖値100mg/dl以上用である上記14記載の容器入り食品。

Claims (5)

  1. イソロイシンを含有する食品であって、1回の服用でイソロイシンを少なくとも1g摂取するための容器入り食品。
  2. 血糖値改善用である請求項1記載の容器入り食品。
  3. 血糖値改善用が空腹時血糖値改善用である請求項2記載の容器入り食品。
  4. 血糖値改善用が食後血糖値回復促進用である請求項2記載の容器入り食品。
  5. 血糖値改善用が空腹時血糖値100mg/dl以上用である請求項2記載の容器入り食品。
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