JP2013165031A - 照明制御システム及び照明制御方法 - Google Patents

照明制御システム及び照明制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の照明器具と照度センサとの位置関係が不明であっても、各照明器具の光度を適切に制御することができる照明制御システム及び照明制御方法を提供する。
【解決手段】複数の照明器具2・2・・・と、快適度を検出する複数の照度センサ3・3・・・と、各照明器具2・2・・・の入力電圧を算出し、各照明器具2・2・・・の光度を調節する照明制御を繰り返すことで、各照度センサ3・3・・・により検出される平均快適度Kが予め設定された目標範囲内となるようにする制御装置4と、を具備する照明制御システム1であって、制御装置4は、繰り返し行われる照明制御によって算出された複数の平均快適度Kと、当該各平均快適度Kに基づいてそれぞれ定められた重み係数wと、に基づいて前記入力電圧の重み付き平均値を算出し、前記入力電圧の重み付き平均値に基づいて、次の照明制御における入力電圧を算出するものとした。
【選択図】図2

Description

本発明は、任意の位置で適切な照度を得ることができる照明制御システム及び照明制御方法の技術に関する。
従来、任意の位置で適切な照度を得ることができる照明制御システム及び照明制御方法の技術は公知となっている。例えば、特許文献1及び特許文献2に記載の如くである。
特許文献1に記載の技術においては、光度を調節することができる複数の照明器具と、所定の位置に配置され、当該位置の快適度(特許文献1においては、照度)を検出する1つ以上の照度センサ装置と、を具備し、当該照度センサ装置によって検出される照度や、照明器具と照度センサ装置との位置関係等に基づいて各照明器具の光度を制御することによって、照度センサ装置が配置された位置で適切な照度を得ることができる。
そして、特許文献2には、各照明器具の光度を制御する際に必要な各照明器具と照度センサ装置との位置関係に関する情報を、より正確に判断できる照明制御システムが開示されている。
特開2008−016291号公報 特開2008−243748号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の技術においては、上述の如く各照明器具の光度を制御する際に各照明器具と照度センサ装置との位置関係に関する情報が必要である。したがって、各照明器具や照度センサ装置の位置、又は当該各照明器具と照度センサ装置との相対的な位置関係がわからない場合は、各照明器具の光度を適切に制御することができない。したがって、例えば各照明器具や照度センサ装置が移動した場合には、再度各照明器具と照度センサ装置との位置関係に関する情報を取得する必要がある。
また同様に、各照明器具の光度を制御する際に各照明器具と照度センサ装置との位置関係に関する情報が必要であるため、動いている対象物(照度センサ装置)に追従して各照明器具の光度を適切に制御することは困難である。
さらに、特許文献1及び特許文献2に記載の技術は所定の位置の照度を検出するものであるが、例えば、照度ではなく単に快適度(人が感じる不快感)を検出する場合、上記のような各照明器具の光度の制御が困難になる。
具体的には、検出された照度に基づいて各照明器具の光度を制御する場合、当該検出された照度が予め定められた適切な照度になるように各照明器具の光度を制御すれば良い。
しかし、快適度に基づいて各照明器具の光度を制御する場合、同じ環境であっても快適度(不快感)は人それぞれ異なるものであるため、特に人が複数存在する場合、1つの照明器具に対して、同時に逆の指示が送られる可能性がある。例えば、ある人は部屋が暗すぎて不快に感じ、またある人は部屋が明るすぎて不快に感じている場合、1つの照明器具に対して、光度を上げる指示と光度を下げる指示が同時に送られる。このように、1つの照明器具に相反する指示が送られることにより、各照明器具の光度を適切に制御することが困難になる。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、複数の照明器具と快適度検出手段とを用いて、当該複数の照明器具と快適度検出手段との位置関係が不明であっても、各快適度検出手段によって検出される快適度が向上するように各照明器具の光度を適切に制御することができる照明制御システム及び照明制御方法を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、光度の調節が可能な複数の照明器具と、快適度を検出する複数の快適度検出手段と、前記各照明器具の光度を調節するための入力電圧を算出するとともに、当該入力電圧に基づいて前記各照明器具の光度を調節する照明制御を繰り返すことにより、前記各快適度検出手段により検出される快適度、又は前記各快適度検出手段により検出される快適度の平均値である平均快適度が、予め設定された目標範囲内となるようにする制御装置と、を具備する照明制御システムであって、前記制御装置は、前記各快適度検出手段により検出される快適度に基づいて前記平均快適度を算出し、繰り返し行われる照明制御によって算出された複数の前記平均快適度と、当該各平均快適度に基づいてそれぞれ定められた重み係数と、に基づいて前記入力電圧の重み付き平均値を算出し、前記入力電圧の重み付き平均値に基づいて、次の照明制御における入力電圧を算出するものである。
請求項2においては、前記制御装置は、前記入力電圧の重み付き平均値と前回の照明制御における入力電圧との内分点の近傍の値を、前記次の照明制御における入力電圧とするものである。
請求項3においては、前記制御装置は、前回の照明制御における平均快適度が高いほど、前記次の照明制御における入力電圧を前記各照明器具の光度が低くなる方向に誘導するものである。
請求項4においては、前記制御装置は、前記次の照明制御における入力電圧を算出する際に、生体ゆらぎ理論を取り入れるものである。
請求項5においては、光度の調節が可能な複数の照明器具と、快適度を検出する複数の快適度検出手段と、を用いて、前記各照明器具の光度を調節するための入力電圧を算出するとともに、当該入力電圧に基づいて前記各照明器具の光度を調節する照明制御を繰り返すことにより、前記各快適度検出手段により検出される快適度、又は前記各快適度検出手段により検出される快適度の平均値である平均快適度が、予め設定された目標範囲内となるようにする照明制御方法であって、前記各快適度検出手段により検出される快適度に基づいて前記平均快適度を算出する工程と、繰り返し行われる照明制御によって算出された複数の前記平均快適度と、当該各平均快適度に基づいてそれぞれ定められた重み係数と、に基づいて前記入力電圧の重み付き平均値を算出する工程と、前記入力電圧の重み付き平均値に基づいて、次の照明制御における入力電圧を算出する工程と、を含むものである。
請求項6においては、前記入力電圧の重み付き平均値と前回の照明制御における入力電圧との内分点の近傍の値を、前記次の照明制御における入力電圧とするものである。
請求項7においては、前回の照明制御における平均快適度が高いほど、前記次の照明制御における入力電圧を前記各照明器具の光度が低くなる方向に誘導するものである。
請求項8においては、前記次の照明制御における入力電圧を算出する際に、生体ゆらぎ理論を取り入れるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、複数の照明器具と快適度検出手段との位置関係が不明であっても、各快適度検出手段によって検出される快適度が向上するように各照明器具の光度を適切に制御することができる。
請求項2においては、この内分点の位置を調整すれば(前回の入力電圧側に近づけると)、照明制御において、各照明器具の光度が急激に変化するのを防止することができる。
請求項3においては、照明制御において、各照明器具の光度が必要以上に高くなるのを防止することで、省エネ化を図ることができる。
請求項4においては、複数の照明器具と快適度検出手段との位置関係が不明であっても、各快適度検出手段によって検出される快適度が向上するように各照明器具の光度を適切にかつ容易に制御することができる。
請求項5においては、複数の照明器具と快適度検出手段との位置関係が不明であっても、各快適度検出手段によって検出される快適度が向上するように各照明器具の光度を適切に制御することができる。
請求項6においては、この内分点の位置を調整すれば(前回の入力電圧側に近づけると)、照明制御において、各照明器具の光度が急激に変化するのを防止することができる。
請求項7においては、照明制御において、各照明器具の光度が必要以上に高くなるのを防止することで、省エネ化を図ることができる。
請求項8においては、複数の照明器具と快適度検出手段との位置関係が不明であっても、各快適度検出手段によって検出される快適度が向上するように各照明器具の光度を適切にかつ容易に制御することができる。
本発明の第一実施形態に係る照明制御システムの全体的な構成を示した模式図。 同じく、照明制御システムによる制御態様(照明制御方法)を示したフローチャート。 (a)入力電圧の初期値を示した図。(b)点p1を基準とするノイズの範囲を示した図。 快適度を算出するためのマップ。 (a)点p1を基準とするノイズの範囲及び次の入力電圧を示した図。(b)点p1と点p2との重み付き平均値r2を示した図。 点p2と重み付き平均値r2との中点M2を示した図。 (a)点M2を基準とするノイズの範囲及び次の入力電圧を示した図。(b)点p1、点p2及び点p3の重み付き平均値r3を示した図。 点p3と重み付き平均値r3との中点M2を示した図。 第二実施形態に係る照明制御システムによるSAを用いた制御態様(照明制御方法)を示したフローチャート。 (a)保存入力電圧の周囲から次の入力電圧を決定する場合を示した図。(b)前回入力電圧の周囲から次の入力電圧を決定する場合を示した図。 第三実施形態に係る照明制御システムによる制御態様(照明制御方法)を示したフローチャート。
以下では、本発明の第一実施形態に係る照明制御システム1について説明する。
まず、図1を用いて、照明制御システム1の全体構成について説明する。
なお、図1に記載する二点鎖線は、その二点鎖線で結ばれた部材が電気的に接続されていることを示している。
照明制御システム1は、部屋10内の照明を制御(照度を調節)するためのものである。本実施形態において、部屋10は、例えば店舗や事務所等の多くの人が在室するものであり、その内部に略直方体状の空間を形成するものである。
照明制御システム1は、主として、複数の照明器具2・2・・・と、複数の照度センサ3・3・・・と、制御装置4と、により構成される。
照明器具2・2・・・は、部屋10の内部を照らすものである。照明器具2・2・・・は、部屋10の天井に吊設される。照明器具2・2・・・は、部屋10の内部全体を照らすことができるように、互いに適当な間隔をあけて配置される。照明器具2・2・・・は、入力される電圧(入力電圧)を調節することにより、光度を調節(制御)することが可能である。
照度センサ3・3・・・は、本発明に係る快適度検出手段の一実施形態であり、照度を検出するものである。照度センサ3・3・・・は、部屋10内における「快適度」を検出する必要がある場所にそれぞれ配置される。
ここで、「快適度」とは、人が周囲の環境から感じる快感/不快感の度合いを示すものである。
本実施形態においては、各照度センサ3・3・・・によって検出される照度に基づいて、当該照度センサ3・3・・・が配置された位置における快適度が算出される。当該快適度の算出方法については後述する。
制御装置4は、照度センサ3・3・・・によって検出される照度等に基づいて、照明器具2・2・・・の光度を調節する照明制御を行うものである。制御装置4は、主として、CPU等の演算処理装置や、RAMやROM等の記憶装置や、I/O等の入出力装置等により構成される。
制御装置4は、照明器具2・2・・・とそれぞれ電気的に接続される。そして、制御装置4は、照明器具2・2・・・への入力電圧の調節に関する信号(コマンド)を発信することができる。
なお、図1においては、図面の簡略化のため、1つの照明器具2だけが制御装置4と二点鎖線で結ばれているが、実際には全ての照明器具2・2・・・と制御装置4とが電気的に接続されている。
制御装置4は、照度センサ3・3・・・とそれぞれ電気的に接続される。そして、制御装置4は、照度センサ3・3・・・による検出結果(検出された照度)に関する信号を受信することができる。
なお、図1においては、図面の簡略化のため、1つの照度センサ3だけが制御装置4と二点鎖線で結ばれているが、実際には全ての照度センサ3・3・・・と制御装置4とが電気的に接続されている。
また、制御装置4には、部屋10内の照明を制御(照度を調節)するための種々のデータが記憶される。より詳細には、制御装置4には、各照明器具2・2・・・の入力電圧と光度との関係に関するデータや、照度センサ3・3・・・により検出された照度と目標(快適)照度との差と、快適度と、の関係に関するデータ等が記憶される。
次に、図1から図8までを用いて、上述の如く構成された照明制御システム1による、部屋10内の照明の制御の様子(照明制御方法)について説明する。
なお、以下では、説明の簡略化のため、照明制御システムは図1に示した照明器具2・2・・・及び照度センサ3・3・・・のうち、第一照明器具2a及び第二照明器具2b、並びに第一照度センサ3a及び第二照度センサ3bのみを用いて部屋10内の照明の制御を行うものとする。
図2のステップS100において、制御装置4は、第一照明器具2aの入力電圧x1及び第二照明器具2bの入力電圧x2等の初期値をそれぞれ決定する。
ここでは、適切な入力電圧を算出するための情報はまだ得られていないため、例えば入力電圧x1・x2をそれぞれ50%(最大入力電圧の50%)に暫定的に決定する(図3(a)の点p1参照)。
また、ここで制御装置4は、後述する平均快適度Kの目標となる目標快適範囲も決定する。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS101に移行する。
ステップS101において、制御装置4は、ステップS100において決定した入力電圧x1・x2を第一照明器具2a及び第二照明器具2bにそれぞれ付与し、当該第一照明器具2a及び第二照明器具2bの光度を調節する。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS102に移行する。
ステップS102において、制御装置4は、平均快適度Kを算出する。
以下、このステップS102の処理について詳細に説明する。
まず、制御装置4は、第一照度センサ3a及び第二照度センサ3bによって検出された照度に基づいて、各照度センサ3(第一照度センサ3a及び第二照度センサ3b)が配置された位置における各快適度ki(快適度k1・k2)をそれぞれ算出する。
具体的には、制御装置4は、第一照度センサ3a及び第二照度センサ3bによって検出された照度と、予め設定された目標となる照度(目標照度)と、の差の絶対値(絶対差)L(lx)をそれぞれ算出する。この算出された絶対差Lと、予め制御装置4に記憶された図4に示すようなマップから、当該絶対差Lに対応した快適度k1・k2がそれぞれ算出される。本実施形態においては、第一照度センサ3aが配置された位置における快適度k1=0.4、第二照度センサ3bが配置された位置における快適度k2=0.2であるものとする(図3(a)の点p1参照)。
次に、制御装置4は、各照度センサ3(第一照度センサ3a及び第二照度センサ3b)が配置された位置における快適度k1・k2の平均値である平均快適度Kを算出する。本実施形態においては、平均快適度K(快適度k1・k2の平均値)=0.3となる(図3(a)の点p1参照)。
制御装置4は、上記ステップS102の処理を行った後、ステップS103に移行する。
ステップS103において、制御装置4は、ステップS102において算出された平均快適度Kが、目標快適範囲内に入っているか否かを判定する。
制御装置4は、平均快適度Kが目標快適範囲内に入っていると判定した場合、部屋10に在室している人全員がある程度快適であると判断し、本制御を終了(又は、一時停止)する。制御装置4は、本制御を一時停止した場合には、所定のタイミング(例えば、所定時間が経過したり、照度センサ3・3・・・の位置が変化したりする等して、平均快適度Kが目標快適範囲外になった場合)で再び本制御を再開する。
制御装置4は、平均快適度Kが目標快適範囲内に入っていないと判定した場合、ステップS104に移行する。
本実施形態においては、目標快適範囲はK>0.8であるものとする。上記ステップS102において算出された平均快適度Kは0.3であるため、当該平均快適度Kは目標快適範囲内に入っていない。このため、制御装置4は、ステップS104に移行する。
ステップS104において、制御装置4は、次に第一照明器具2a及び第二照明器具2bに付与すべき入力電圧x1・x2を、生体ゆらぎ理論を用いて決定する。
以下、このステップS104の処理について詳細に説明する。
制御装置4は、以下の数1に基づいて、次に第一照明器具2a及び第二照明器具2bに付与すべき入力電圧xi(入力電圧x1・x2)をそれぞれ決定する。
Figure 2013165031
なお、tは1から始まる自然数であり、制御装置4により図2におけるステップs101からステップS104までの処理(以下、この処理(制御)を単に「照明制御」と記す)が繰り返されるごとにtは1ずつ増加するものとする。すなわち、本実施形態においては、t=1の場合、入力電圧xi(入力電圧x1・x2)はそれぞれ初期値である50%である。
ここで、上記数1のうち、以下の数2で示された項は、過去の入力電圧と重み係数から算出される、入力電圧の重み付き平均値である。
Figure 2013165031
すなわち、上記数1は、前回の入力電圧と、過去の入力電圧から算出された入力電圧の重み付き平均値と、の内分点の近傍(より詳細には、当該内分点を基準とするノイズηiの範囲内)において、次の入力電圧を決定するものである。
ここで、重み係数wは、過去の入力電圧のうち平均快適度Kが高かったものから順に大きな値となるように設定される。重み係数wの値は、予め制御装置4に記憶される。
上記実施形態において、次の(すなわち、t=2における)入力電圧xi(2)を算出する場合、過去の入力電圧xi(t−j)はxi(1)=50%の1つしかないため、重み係数w=1.0とされ、その重み付き平均値も50%となる。
また、本実施形態においては、内分η=0.5であるものとする。すなわち、ノイズηiは、前回の入力電圧と、過去の入力電圧から算出された入力電圧の重み付き平均値と、の中点を基準に与えられる。
上記ステップS104(t=2における入力電圧xi(2)を決定する場合)においては、前回の入力電圧xi(1)と、過去の入力電圧から算出された入力電圧の重み付き平均値は共に50%であるため、ノイズηiの基準は前回の入力電圧xi(1)と同じ点(図3(a)及び(b)の点p1)となる。
制御装置4は、図3(b)の点p1を基準とするノイズηiの範囲内(図3(b)に二点鎖線で示した範囲内)から、次の入力電圧xi(2)を決定する。
ここで、ノイズηiは、例えば以下の数3のような正規分布で設定することができる。
Figure 2013165031
上記数3における「省エネ効果」の項は、平均快適度Kが高いときほど負のノイズηiを生成し易くすることで、入力電圧xiが小さくなる方向(すなわち、第一照明器具2a及び第二照明器具2bの光度が低くなる方向)に誘導する。これによって、平均快適度Kが高いときは無駄な電力消費を抑えることができ、省エネ化を図ることができる。
また、上記数3における「分散」の項は、平均快適度Kが低いときほど大きくなり、広範囲なノイズηiを生成する。これによって、平均快適度Kが低いときは次の入力電圧xiを広範囲から探索することができ、平均快適度Kをより早く目標快適範囲内へと導くことができる。
本実施形態においては、制御装置4は、次の入力電圧を、x1(2)=30%、x2(2)=20%とそれぞれ決定するものとする(図5(a)の点p2参照)。
制御装置4は、上記ステップS104の処理を行った後、ステップS101に移行し、再び照明制御(ステップS101からステップS104までの処理)を開始する。
ステップS101において、制御装置4は、前回のステップS104において決定した入力電圧x1・x2を第一照明器具2a及び第二照明器具2bにそれぞれ付与し、当該第一照明器具2a及び第二照明器具2bの光度を調節する。すなわち、第一照明器具2aには入力電圧x1(2)=30%を、第二照明器具2bには入力電圧x2(2)=20%を、それぞれ付与する。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS102に移行する。
ステップS102において、制御装置4は、平均快適度Kを算出する。
制御装置4は、前回のステップS102の場合と同様の方法で、平均快適度Kを算出する。すなわち、第一照度センサ3a及び第二照度センサ3bによって検出された照度と目標(快適)照度との差及び図4に示すマップに基づいて、各照度センサ3が配置された位置における快適度をそれぞれ算出し、当該快適度の平均値である平均快適度Kを算出する。
本実施形態においては、今回のステップS102において算出される平均快適度K=0.2であるものとする(図5(a)の点p2参照)。
制御装置4は、上記ステップS102の処理を行った後、ステップS103に移行する。
ステップS103において、制御装置4は、ステップS102において算出された平均快適度Kが、目標快適範囲内に入っているか否かを判定する。
制御装置4は、平均快適度Kが目標快適範囲内に入っていると判定した場合、本制御を終了(又は、一時停止)する。
制御装置4は、平均快適度Kが目標快適範囲内に入っていないと判定した場合、ステップS104に移行する。
本実施形態においては、目標快適範囲はK>0.8であり、上記ステップS102において算出された平均快適度Kは0.2であるため、当該平均快適度Kは目標快適範囲内に入っていない。このため、制御装置4は、ステップS104に移行する。
ステップS104において、制御装置4は、次に第一照明器具2a及び第二照明器具2bに付与すべき入力電圧x1・x2を、生体ゆらぎ理論を用いて決定する。
以下、このステップS104の処理について詳細に説明する。
制御装置4は、前述の数1に基づいて、次に第一照明器具2a及び第二照明器具2bに付与すべき入力電圧xi(入力電圧x1・x2)をそれぞれ決定する。
ここで、数1のうち、前述の数2で示された項は、過去の入力電圧(すなわち、t=1における入力電圧xi(1)、及びt=2における入力電圧xi(2))と重み係数から算出される、入力電圧の重み付き平均値である。
上記実施形態において、次の(すなわち、t=3における)入力電圧xi(3)を算出する場合、過去の入力電圧xi(3−j)としては、xi(1)及びxi(2)(図5(b)における点p1及び点p2)の2つの入力電圧があり、それぞれの平均快適度は0.3及び0.2である。よって、例えば平均快適度Kが高いxi(1)(図5(b)における点p1)に対応する重み係数wを0.7、平均快適度Kが低いxi(2)(図5(b)における点p2)に対応する重み係数wを0.3とする。この場合、過去の入力電圧xi(3−j)の重み付き平均値は、図5(b)の点r2となるものとする。
また、本実施形態においては、内分η=0.5であるものとしたので、ノイズηiの基準は、前回の入力電圧xi(2)(すなわち、図5(b)及び図6における点p2)と、過去の入力電圧から算出された入力電圧の重み付き平均値(すなわち、図5(b)及び図6における点r2)と、の中点M2となる(図6参照)。
制御装置4は、図7(a)の中点M2を基準とするノイズηiの範囲内(図7(a)に二点鎖線で示した範囲内)から、次の入力電圧xi(3)を決定する。本実施形態においては、制御装置4は、次の入力電圧を、x1(3)=80%、x2(3)=40%とそれぞれ決定するものとする(図7(a)の点p3参照)。
制御装置4は、上記ステップS104の処理を行った後、ステップS101に移行し、再び照明制御(ステップS101からステップS104までの処理)を開始する。
ステップS101において、制御装置4は、前回のステップS104において決定した入力電圧x1・x2を第一照明器具2a及び第二照明器具2bにそれぞれ付与し、当該第一照明器具2a及び第二照明器具2bの光度を調節する。すなわち、第一照明器具2aには入力電圧x1(3)=80%を、第二照明器具2bには入力電圧x2(3)=40%を、それぞれ付与する。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS102に移行する。
ステップS102において、制御装置4は、平均快適度Kを算出する。
制御装置4は、前回のステップS102の場合と同様の方法で、平均快適度Kを算出する。すなわち、第一照度センサ3a及び第二照度センサ3bによって検出された照度と目標(快適)照度との差及び図4に示すマップに基づいて、各照度センサ3が配置された位置における快適度をそれぞれ算出し、当該快適度の平均値である平均快適度Kを算出する。
本実施形態においては、今回のステップS102において算出される平均快適度K=0.7であるものとする(図7(a)の点p3参照)。
制御装置4は、上記ステップS102の処理を行った後、ステップS103に移行する。
ステップS103において、制御装置4は、ステップS102において算出された平均快適度Kが、目標快適範囲内に入っているか否かを判定する。
制御装置4は、平均快適度Kが目標快適範囲内に入っていると判定した場合、本制御を終了(又は、一時停止)する。
制御装置4は、平均快適度Kが目標快適範囲内に入っていないと判定した場合、ステップS104に移行する。
本実施形態においては、目標快適範囲はK>0.8であり、上記ステップS102において算出された平均快適度Kは0.7であるため、当該平均快適度Kは目標快適範囲内に入っていない。このため、制御装置4は、ステップS104に移行する。
ステップS104において、制御装置4は、次に第一照明器具2a及び第二照明器具2bに付与すべき入力電圧x1・x2を、生体ゆらぎ理論を用いて決定する。
以下、このステップS104の処理について詳細に説明する。
制御装置4は、前述の数1に基づいて、次に第一照明器具2a及び第二照明器具2bに付与すべき入力電圧xi(入力電圧x1・x2)をそれぞれ決定する。
ここで、数1のうち、前述の数2で示された項は、過去の入力電圧(すなわち、t=1における入力電圧xi(1)、t=2における入力電圧xi(2)、及びt=3における入力電圧xi(3))と重み係数から算出される、入力電圧の重み付き平均値である。
上記実施形態において、次の(すなわち、t=4における)入力電圧xi(4)を算出する場合、過去の入力電圧xi(4−j)としては、xi(1)、xi(2)及びxi(3)(図7(b)における点p1、点p2及び点p3)の3つの入力電圧があり、それぞれの平均快適度は0.3、0.2及び0.7である。よって、例えば平均快適度Kが最も高いxi(3)(図7(b)における点p3)に対応する重み係数wを0.6、平均快適度Kが二番目に高いxi(1)(図7(b)における点p1)に対応する重み係数wを0.3、平均快適度Kが最も低いxi(2)(図7(b)における点p2)に対応する重み係数wを0.1とする。この場合、過去の入力電圧xi(4−j)の重み付き平均値は、図7(b)の点r3となるものとする。
また、本実施形態においては、内分η=0.5であるものとしたので、ノイズηiの基準は、前回の入力電圧xi(3)(すなわち、図7(b)及び図8における点p3)と、過去の入力電圧から算出された入力電圧の重み付き平均値(すなわち、図7(b)及び図6における点r3)と、の中点M3となる(図8参照)。
制御装置4は、図8の中点M3を基準とするノイズηiの範囲内から、次の入力電圧xi(4)を決定する。
制御装置4は、上記ステップS104の処理を行った後、ステップS101に移行し、再び照明制御(ステップS101からステップS104までの処理)を開始する。
上述の如く、制御装置4は、平均快適度Kが予め設定された目標範囲(K>0.8)内となるまで、照明制御(ステップS101からステップS104までの処理)を繰り返し行う。このようにして、制御装置4は、各照度センサ(第一照度センサ3a及び第二照度センサ3b)により検出される快適度がいずれも高くなるように制御することができる。
以上の如く、本実施形態に係る照明制御システム1は、光度の調節が可能な複数の照明器具2・2・・・と、快適度を検出する複数の照度センサ3・3・・・(快適度検出手段)と、各照明器具2・2・・・の光度を調節するための入力電圧を算出するとともに、当該入力電圧に基づいて各照明器具2・2・・・の光度を調節する照明制御を繰り返すことにより、各照度センサ3・3・・・により検出される快適度の平均値である平均快適度Kが予め設定された目標範囲(目標快適範囲)内となるようにする制御装置4と、を具備する照明制御システム1であって、制御装置4は、各照度センサ3・3・・・により検出される快適度に基づいて平均快適度Kを算出し、繰り返し行われる照明制御によって算出された複数の平均快適度Kと、当該各平均快適度Kに基づいてそれぞれ定められた重み係数wと、に基づいて前記入力電圧の重み付き平均値を算出し、前記入力電圧の重み付き平均値に基づいて、次の照明制御における入力電圧を算出することを特徴とするものである。
このように構成することにより、複数の照明器具2・2・・・と照度センサ3・3・・・との位置関係が不明であっても、各照度センサ3・3・・・によって検出される快適度が向上するように各照明器具2・2・・・の光度を適切に制御することができる。したがって、例えば照度センサ3・3・・・が動く場合(例えば、部屋10に在室している人それぞれに照度センサ3・3・・・が装着されている場合)であっても、各照明器具2・2・・・の光度を適切に制御することができる。
また、制御装置4は、前記入力電圧の重み付き平均値と前回の照明制御における入力電圧との内分点の近傍の値を、前記次の照明制御における入力電圧とすることを特徴とするものである。
このように構成することにより、この内分点の位置を調整すれば(前回の入力電圧側に近づけると)、照明制御において、各照明器具2・2・・・の光度が急激に変化するのを防止することができる。したがって、照明制御によって部屋10に在室している人に与える違和感や不快感を抑制することができる。
また、制御装置4は、前回の照明制御における平均快適度Kが高いほど、前記次の照明制御における入力電圧を各照明器具2・2・・・の光度が低くなる方向に誘導することを特徴とするものである。
このように構成することにより、照明制御において、各照明器具2・2・・・の光度が必要以上に高くなるのを防止することで、省エネ化を図ることができる。
また、制御装置4は、前記次の照明制御における入力電圧を算出する際に、生体ゆらぎ理論を取り入れることを特徴とするものである。
このように構成することにより、複数の照明器具2・2・・・と照度センサ3・3・・・との位置関係が不明であっても、各照度センサ3・3・・・によって検出される快適度が向上するように各照明器具2・2・・・の光度を適切にかつ容易に制御することができる。
また、本実施形態に係る照明制御方法は、光度の調節が可能な複数の照明器具2・2・・・と、快適度を検出する複数の照度センサ3・3・・・(快適度検出手段)と、を用いて、各照明器具2・2・・・の光度を調節するための入力電圧を算出するとともに、当該入力電圧に基づいて各照明器具2・2・・・の光度を調節する照明制御を繰り返すことにより、各照度センサ3・3・・・により検出される快適度の平均値である平均快適度Kが予め設定された目標範囲(目標快適範囲)内となるようにする照明制御方法であって、各照度センサ3・3・・・により検出される快適度に基づいて平均快適度Kを算出する工程(図2のステップS102)と、繰り返し行われる照明制御によって算出された複数の平均快適度Kと、当該各平均快適度Kに基づいてそれぞれ定められた重み係数wと、に基づいて前記入力電圧の重み付き平均値を算出する工程(図2のステップS104)と、前記入力電圧の重み付き平均値に基づいて、次の照明制御における入力電圧を算出する工程(図2のステップS104)と、を含むことを特徴とするものである。
このように構成することにより、複数の照明器具2・2・・・と照度センサ3・3・・・との位置関係が不明であっても、各照度センサ3・3・・・によって検出される快適度が向上するように各照明器具2・2・・・の光度を適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る照明制御方法は、前記入力電圧の重み付き平均値と前回の照明制御における入力電圧との内分点の近傍の値を、前記次の照明制御における入力電圧とすることを特徴とするものである。
このように構成することにより、この内分点の位置を調整すれば(前回の入力電圧側に近づけると)、照明制御において、各照明器具2・2・・・の光度が急激に変化するのを防止することができる。したがって、照明制御によって部屋10に在室している人に与える違和感や不快感を抑制することができる。
また、本実施形態に係る照明制御方法は、前回の照明制御における平均快適度Kが高いほど、前記次の照明制御における入力電圧を各照明器具2・2・・・の光度が低くなる方向に誘導することを特徴とするものである。
このように構成することにより、照明制御において、各照明器具2・2・・・の光度が必要以上に高くなるのを防止することで、省エネ化を図ることができる。
また、本実施形態に係る照明制御方法は、前記次の照明制御における入力電圧を算出する際に、生体ゆらぎ理論を取り入れることを特徴とするものである。
このように構成することにより、複数の照明器具2・2・・・と照度センサ3・3・・・との位置関係が不明であっても、各照度センサ3・3・・・によって検出される快適度が向上するように各照明器具2・2・・・の光度を適切にかつ容易に制御することができる。
なお、本実施形態に係る照明制御システム1及び照明制御方法は、略直方体状の空間を形成する部屋10に適用されるものとしたが、本発明の適用範囲はこれに限るものではなく、その他の形状の部屋、ベランダ、屋外に設置されたテント等にも広く適用することができる。
また、本実施形態に係る照明器具2・2・・・は、部屋10の天井に吊設されるものとしたが、本発明に係る照明器具はこれに限るものではなく、例えば部屋10の側壁に取り付けられるものや、部屋10の床やテーブル上に置かれるものであっても良い。
また、本実施形態においては、説明の簡略化のため第一照明器具2a及び第二照明器具2b、並びに第一照度センサ3a及び第二照度センサ3bのみを用いて部屋10内の照明の制御を行うものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、3つ以上の照明器具2・2・・・及び3つ以上の照度センサ3・3・・・を用いて照明の制御を行うこともできる。
また、本実施形態に係る照明器具2・2・・・及び照度センサ3・3・・・は、図1に示されるように配置したが、本発明はこれに限るものではなく、それぞれ任意の位置に配置することができる。
また、本発明に係る快適度検出手段(本実施形態においては、照度センサ3・3・・・)は、部屋10に在室している人の快適度を検出するためのものであるため、例えば部屋10に在室している人それぞれに装着(所持)させることとしても良い。このように構成することで、快適度検出手段が各人と共に移動するため、部屋10に在室している各人の快適度を正確に検出することができる。
また、本実施形態における重み係数wや内分ηの値は一例であり、その値は任意に設定することができる。
また、本実施形態に係る快適度k1・k2は、照度センサ3(第一照度センサ3a及び第二照度センサ3b)によって検出された照度に基づいて算出するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、快適度は、人が周囲の環境から感じる快感/不快感の度合いを示すものであれば良く、当該快適度を算出するための基礎となるパラメーターは何であっても良い。例えば、部屋に在室している人の体温、心拍数、血圧、発汗量、表情、行動等を検出(観察)し、それに基づいて快適度を算出しても良い。
例えば、表情の変化や行動などの人の表出行動から快適度を算出する方法としては、以下に述べるような方法がある。
まず事前に、照明の点灯パターンから推定される照度、並びに天気及び時間等から推定される窓面の輝度データを制御装置に入力しておく。
次に、何か表出行動(例えば、表情が険しくなる等)が起きたときに、その表出行動のデータ、表出行動後の照明の点灯パターンから推定される照度、並びに天気及び時間等から推定される窓面の輝度データを制御装置に入力する。
これらの入力データから、ベイジアンネットワークを利用し、現在のこの人の不快確率を推定し、これを快適度とする。
なお、上記実施形態において、図2のステップS104では、過去の入力電圧と重み係数から、入力電圧の重み付き平均値を算出しているが、この重み付き平均値を算出する際に過去の平均快適度を減少させるように構成することも可能である。以下、具体的に説明する。
例えば、t=2である場合のステップS104において、入力電圧xi(2)を算出する際に用いる過去の(t=1における)入力電圧xi(1)の平均快適度K=0.6であったとする。
この場合、入力電圧xi(1)の平均快適度K=0.6をそのまま用いて次の入力電圧xi(2)を算出するのではなく、当該入力電圧xi(1)の平均快適度K=0.6に1未満の所定の係数(以下、単に「忘却係数」と記す)を掛けた値を、入力電圧xi(2)を算出する際に用いる過去の平均快適度Kとする。忘却係数が例えば0.9であるとすると、入力電圧xi(2)を算出する際に用いる過去の平均快適度K=0.6×0.9=0.54となる。
さらに、t=3である場合のステップS104において、入力電圧xi(3)を算出する際に用いる過去の(t=1における)入力電圧xi(1)の平均快適度Kとしては、さらに忘却係数を掛けた値、すなわち平均快適度K=0.54×0.9=0.49を用いる。
このように、ステップS104の処理を繰り返すにつれて過去の平均快適度Kに忘却係数を掛けて当該平均快適度Kを減少させることで、入力電圧の重み付き平均値を算出する際に、古いデータの重み係数を下げる方向に誘導することができる。これによって、周囲の環境の変化によって快適度が変化しているかもしれない古いデータが次の入力電圧を決定する際に与える影響を少なくし、現在に近いデータを重視しながら平均快適度Kが向上するように各照明器具2・2・・・の光度を制御することができる。
上記第一実施形態においては、生体ゆらぎ理論(図2のステップS104)を用いた照明制御システム1による照明の制御の様子(照明制御方法)を説明したが、以下では、第二実施形態として、図9及び図10を用いて、生体ゆらぎ理論に代えてSA(Simulated Annealing:焼きなまし法)を用いた制御の様子(照明制御方法)について説明する。
なお、説明の便宜上、制御装置4は、図9のステップS110からステップS116まで(又は、ステップS110からステップS115まで、並びにステップS117及びステップS118)の処理を少なくとも一度行っているものとする。この場合、ステップS110における処理は、前述の図2のステップS100の処理(第一照明器具2aの入力電圧x1及び第二照明器具2bの入力電圧x2等の初期値をそれぞれ決定)と同様であるため、説明を省略する。
図9のステップS111において、制御装置4は、後述するステップS116(又は、ステップS117)において決定した入力電圧x1・x2を第一照明器具2a及び第二照明器具2bにそれぞれ付与し、当該第一照明器具2a及び第二照明器具2bの光度を調節する。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS112に移行する。
ステップS112において、制御装置4は、平均快適度Kを算出する。
すなわち、第一照度センサ3a及び第二照度センサ3bによって検出された照度と目標(快適)照度との差及びマップ(図4参照)に基づいて、各照度センサ3が配置された位置における快適度をそれぞれ算出し、当該快適度の平均値である平均快適度Kを算出する。
本実施形態においては、今回のステップS112において算出される平均快適度K=0.2であるものとする(図10の点LP参照)。
制御装置4は、上記ステップS112の処理を行った後、ステップS113に移行する。
ステップS113において、制御装置4は、ステップS112において算出された平均快適度Kが、目標快適範囲内に入っているか否かを判定する。
制御装置4は、平均快適度Kが目標快適範囲内に入っていると判定した場合、本制御を終了(又は、一時停止)する。
制御装置4は、平均快適度Kが目標快適範囲内に入っていないと判定した場合、ステップS114に移行する。
本実施形態においては、目標快適範囲はK>0.8とする。上記ステップS112において算出された平均快適度Kは0.2であるため、当該平均快適度Kは目標快適範囲内に入っていない。このため、制御装置4は、ステップS114に移行する。
ステップS114において、制御装置4は、前回快適度LKと保存快適度SKの値を決定する。
前回快適度LKには、直前のステップS112において算出された平均快適度Kの値が用いられる(代入される)。すなわち、今回のステップS114においては、前回快適度LKには0.2という値が代入される。また、以下では、この前回快適度LKが算出された際に各照明器具(第一照明器具2a及び第二照明器具2b)に付与されている入力電圧を、前回入力電圧(図10の点LP参照)と称する。
保存快適度SKには、直前のステップS112よりも前(過去)に算出された平均快適度Kのうち最も高い値が用いられる(代入される)。また、以下では、この保存快適度SKが算出された際に各照明器具(第一照明器具2a及び第二照明器具2b)に付与されていた入力電圧を、保存入力電圧(図10の点SP参照)と称する。
制御装置4は、上記ステップS114の処理を行った後、ステップS115に移行する。
ステップS115において、制御装置4は、所定の条件が満たされているか否かを判定する。
以下、このステップS115の処理について詳細に説明する。
ステップS115における所定の条件としては、以下の2つの条件が設定される。
1つ目の条件は、保存快適度SK<前回快適度LKである場合に満たされるものとする。すなわち、過去に算出された平均快適度Kのうち最も高い値よりも、直前のステップS112で算出された平均快適度Kの値が大きい場合、所定の条件が満たされるものとする。
2つ目の条件は、保存快適度SK≧前回快適度LKである場合において、確率Pで満たされるものとする。すなわち、上記1つ目の条件を満たしていない状態であっても、P(%)の確率で条件が満たされるものと設定する。なお、確率Pの具体例としては、例えばP=exp((LK−SK)/T)等と設定される。ここで、Tは、正の数で、時間が経過するにつれて減少する値である。
制御装置4は、ステップS115において、上記2つの条件のいずれも満たされていないと判定した場合、ステップS116に移行する。
制御装置4は、ステップS115において、上記2つの条件のうちいずれかが満たされていると判定した場合、ステップS117に移行する。
ステップS116において、制御装置4は、保存入力電圧(図10の点SP参照)を基準とする所定の範囲内(図10(a)に二点鎖線で示した範囲内)から、次の入力電圧x1・x2をランダムに決定する。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS111に移行する。
一方、ステップS117において、制御装置4は、前回入力電圧(図10の点LP参照)を基準とする所定の範囲内(図10(b)に二点鎖線で示した範囲内)から、次の入力電圧x1・x2をランダムに決定する。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS118に移行する。
ステップS118において、制御装置4は、保存入力電圧の値を、前回入力電圧の値に変更する。すなわち、保存入力電圧の値として、前回入力電圧の値を用いる(代入する)。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS111に移行する。
このように、制御装置4は、平均快適度Kが予め設定された目標範囲(目標快適範囲)内となるまで、図9のステップS110からステップS116まで(又は、ステップS110からステップS115まで、並びにステップS117及びステップS118)の処理を繰り返し行う。このようにして、制御装置4は、各照度センサ(第一照度センサ3a及び第二照度センサ3b)により検出される快適度がいずれも高くなるように制御することができる。
上記第一実施形態においては、制御装置4は、「平均快適度K」が目標快適範囲内となるように制御するものとした(図2のステップS103参照)が、以下では、第三実施形態として、図11を用いて、「快適度ki」が目標快適範囲内となるように制御する場合について説明する。
なお、第三実施形態における処理(ステップ)が、第一実施形態における処理(ステップ)と略同一である場合には、その旨を記載し、詳細な説明は省略する。
図11のステップS120において、制御装置4は、第一照明器具2aの入力電圧x1及び第二照明器具2bの入力電圧x2等の初期値をそれぞれ決定する。
ステップS120の処理は、第一実施形態におけるステップS100(図2参照)の処理と略同一である。
なお、ここで制御装置4は、後述する快適度kiの目標となる目標快適範囲も決定する。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS121に移行する。
ステップS121において、制御装置4は、ステップS120において決定した入力電圧x1・x2を第一照明器具2a及び第二照明器具2bにそれぞれ付与し、当該第一照明器具2a及び第二照明器具2bの光度を調節する。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS122に移行する。
ステップS122において、制御装置4は、快適度kiが、目標快適範囲内に入っているか否かを判定する。
以下、このステップS122の処理について詳細に説明する。
まず、制御装置4は、第一照度センサ3a及び第二照度センサ3bによって検出された照度に基づいて、各照度センサ3(第一照度センサ3a及び第二照度センサ3b)が配置された位置における快適度ki(快適度k1・k2)をそれぞれ算出する。
具体的には、制御装置4は、第一照度センサ3a及び第二照度センサ3bによって検出された照度と、予め設定された目標となる照度(目標照度)と、の差の絶対値(絶対差)L(lx)をそれぞれ算出する。この算出された絶対差Lと、予め制御装置4に記憶された図4に示すようなマップから、当該絶対差Lに対応した快適度k1・k2がそれぞれ算出される。本実施形態においては、第一照度センサ3aが配置された位置における快適度k1=0.4、第二照度センサ3bが配置された位置における快適度k2=0.2であるものとする。
次に、制御装置4は、算出された快適度ki(k1・k2)が、全て目標快適範囲内に入っているか否かを判定する。
制御装置4は、快適度kiが全て目標快適範囲内に入っていると判定した場合、部屋10に在室している人全員がある程度快適であると判断し、本制御を終了(又は、一時停止)する。制御装置4は、本制御を一時停止した場合には、所定のタイミング(例えば、所定時間が経過したり、照度センサ3・3・・・の位置が変化したりする等して、平均快適度Kが目標快適範囲外になった場合)で再び本制御を再開する。
制御装置4は、快適度kiのうち少なくとも1つが目標快適範囲内に入っていないと判定した場合、ステップS123に移行する。
本実施形態においては、目標快適範囲はki>0.8であるものとする。上記ステップS122において算出された快適度kiは0.4と0.2であるため、当該快適度kiはいずれも目標快適範囲内に入っていない。このため、制御装置4は、ステップS123に移行する。
ステップS123において、制御装置4は、平均快適度Kを算出する。
平均快適度Kとは、各照度センサ3(第一照度センサ3a及び第二照度センサ3b)が配置された位置における快適度k1・k2の平均値である。本実施形態においては、平均快適度K(快適度k1・k2の平均値)=0.3となる。
制御装置4は、上記処理を行った後、ステップS124に移行する。
ステップS124において、制御装置4は、次に第一照明器具2a及び第二照明器具2bに付与すべき入力電圧x1・x2を、生体ゆらぎ理論を用いて決定する。
ステップS124の処理は、第一実施形態におけるステップS104(図2参照)の処理と略同一である。
なお、本実施形態においては、ステップS121からステップS124までの処理を「照明制御」とする。
制御装置4は、上記ステップS124の処理を行った後、ステップS121に移行し、再び照明制御(ステップS121からステップS124までの処理)を開始する。
上述の如く、制御装置4は、快適度kiが予め設定された目標範囲(ki>0.8)内となるまで、照明制御(ステップS121からステップS124までの処理)を繰り返し行う。このようにして、制御装置4は、各照度センサ(第一照度センサ3a及び第二照度センサ3b)により検出される快適度がいずれも高くなるように制御することができる。
以上の如く、本実施形態に係る照明制御システム1は、光度の調節が可能な複数の照明器具2・2・・・と、快適度を検出する複数の照度センサ3・3・・・(快適度検出手段)と、各照明器具2・2・・・の光度を調節するための入力電圧を算出するとともに、当該入力電圧に基づいて各照明器具2・2・・・の光度を調節する照明制御を繰り返すことにより、各照度センサ3・3・・・により検出される快適度が予め設定された目標範囲(目標快適範囲)内となるようにする制御装置4と、を具備する照明制御システム1であって、制御装置4は、各照度センサ3・3・・・により検出される快適度に基づいて平均快適度Kを算出し、繰り返し行われる照明制御によって算出された複数の平均快適度Kと、当該各平均快適度Kに基づいてそれぞれ定められた重み係数wと、に基づいて前記入力電圧の重み付き平均値を算出し、前記入力電圧の重み付き平均値に基づいて、次の照明制御における入力電圧を算出することを特徴とするものである。
このように構成することにより、複数の照明器具2・2・・・と照度センサ3・3・・・との位置関係が不明であっても、各照度センサ3・3・・・によって検出される快適度が向上するように各照明器具2・2・・・の光度を適切に制御することができる。したがって、例えば照度センサ3・3・・・が動く場合(例えば、部屋10に在室している人それぞれに照度センサ3・3・・・が装着されている場合)であっても、各照明器具2・2・・・の光度を適切に制御することができる。
また、本実施形態に係る照明制御方法は、光度の調節が可能な複数の照明器具2・2・・・と、快適度を検出する複数の照度センサ3・3・・・(快適度検出手段)と、を用いて、各照明器具2・2・・・の光度を調節するための入力電圧を算出するとともに、当該入力電圧に基づいて各照明器具2・2・・・の光度を調節する照明制御を繰り返すことにより、各照度センサ3・3・・・により検出される快適度が予め設定された目標範囲(目標快適範囲)内となるようにする照明制御方法であって、各照度センサ3・3・・・により検出される快適度に基づいて平均快適度Kを算出する工程(図2のステップS102)と、繰り返し行われる照明制御によって算出された複数の平均快適度Kと、当該各平均快適度Kに基づいてそれぞれ定められた重み係数wと、に基づいて前記入力電圧の重み付き平均値を算出する工程(図2のステップS104)と、前記入力電圧の重み付き平均値に基づいて、次の照明制御における入力電圧を算出する工程(図2のステップS104)と、を含むことを特徴とするものである。
このように構成することにより、複数の照明器具2・2・・・と照度センサ3・3・・・との位置関係が不明であっても、各照度センサ3・3・・・によって検出される快適度が向上するように各照明器具2・2・・・の光度を適切に制御することができる。
なお、本実施形態においては、生体ゆらぎ理論(図11のステップS124)を用いた照明制御システム1による照明の制御の様子(照明制御方法)を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、第二実施形態と同様に、生体ゆらぎ理論に代えてSAを用いた制御とすることも可能である。
また、第一実施形態と同様に、忘却係数を用いて、重み付き平均値を算出する際に過去の平均快適度を減少させるように構成することも可能である。
また、本実施形態においては、ステップS122において、快適度kiが全て目標快適範囲内に入っている場合にのみ、制御を終了するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、快適度kiのうち所定数(所定割合)以上が目標快適範囲内に入っている場合に制御を終了する構成とすることも可能である。この場合の所定数(所定割合)は、任意に設定することができるものとする。
1 照明制御システム
2 照明器具
2a 第一照明器具
2b 第二照明器具
3 照度センサ
3a 第一照度センサ
3b 第二照度センサ
4 制御装置

Claims (8)

  1. 光度の調節が可能な複数の照明器具と、
    快適度を検出する複数の快適度検出手段と、
    前記各照明器具の光度を調節するための入力電圧を算出するとともに、当該入力電圧に基づいて前記各照明器具の光度を調節する照明制御を繰り返すことにより、前記各快適度検出手段により検出される快適度、又は前記各快適度検出手段により検出される快適度の平均値である平均快適度が、予め設定された目標範囲内となるようにする制御装置と、
    を具備する照明制御システムであって、
    前記制御装置は、
    前記各快適度検出手段により検出される快適度に基づいて前記平均快適度を算出し、
    繰り返し行われる照明制御によって算出された複数の前記平均快適度と、当該各平均快適度に基づいてそれぞれ定められた重み係数と、に基づいて前記入力電圧の重み付き平均値を算出し、
    前記入力電圧の重み付き平均値に基づいて、次の照明制御における入力電圧を算出することを特徴とする、
    照明制御システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記入力電圧の重み付き平均値と前回の照明制御における入力電圧との内分点の近傍の値を、前記次の照明制御における入力電圧とすることを特徴とする、
    請求項1に記載の照明制御システム。
  3. 前記制御装置は、
    前回の照明制御における平均快適度が高いほど、前記次の照明制御における入力電圧を前記各照明器具の光度が低くなる方向に誘導することを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の照明制御システム。
  4. 前記制御装置は、
    前記次の照明制御における入力電圧を算出する際に、生体ゆらぎ理論を取り入れることを特徴とする、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の照明制御システム。
  5. 光度の調節が可能な複数の照明器具と、
    快適度を検出する複数の快適度検出手段と、
    を用いて、
    前記各照明器具の光度を調節するための入力電圧を算出するとともに、当該入力電圧に基づいて前記各照明器具の光度を調節する照明制御を繰り返すことにより、前記各快適度検出手段により検出される快適度、又は前記各快適度検出手段により検出される快適度の平均値である平均快適度が、予め設定された目標範囲内となるようにする照明制御方法であって、
    前記各快適度検出手段により検出される快適度に基づいて前記平均快適度を算出する工程と、
    繰り返し行われる照明制御によって算出された複数の前記平均快適度と、当該各平均快適度に基づいてそれぞれ定められた重み係数と、に基づいて前記入力電圧の重み付き平均値を算出する工程と、
    前記入力電圧の重み付き平均値に基づいて、次の照明制御における入力電圧を算出する工程と、
    を含むことを特徴とする、照明制御方法。
  6. 前記入力電圧の重み付き平均値と前回の照明制御における入力電圧との内分点の近傍の値を、前記次の照明制御における入力電圧とすることを特徴とする、
    請求項5に記載の照明制御方法。
  7. 前回の照明制御における平均快適度が高いほど、前記次の照明制御における入力電圧を前記各照明器具の光度が低くなる方向に誘導することを特徴とする、
    請求項5又は請求項6に記載の照明制御方法。
  8. 前記次の照明制御における入力電圧を算出する際に、生体ゆらぎ理論を取り入れることを特徴とする、
    請求項5から請求項7までのいずれか一項に記載の照明制御方法。
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