JP5941284B2 - 照明制御システム及び照明制御方法 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献2に記載の技術において、照明制御システムは、複数の目標地点の照度を目標照度に素早く収束させることが困難であったり、照明器具の光度の制御手順が複雑となったり、照明器具の目標地点の照度が所望の照度に収束しなかったり(照明器具の光度の制御の無限ループが生じたり)、照明器具の光度の制御途中に影響度が変化した場合には当該変化に対応することが困難であるという問題点があった。
なお、以下の図中に記載する一点鎖線は、それぞれの構成が電気的に接続されていることを示している。
なお、図4から図7中に記載する二点鎖線の矢印は、照明器具L1からL9の光の道筋及び光度を示している。
目標照度とは、室内空間R1内で照度が制御される目標地点、すなわち照度センサS1からS4においてそれぞれ目標となる照度値である。目標照度は、照度センサS1からS4に対してそれぞれ設定される。目標照度は、室内空間R1に在室する人によって、任意に設定可能に構成される。なお、目標照度は、予め設定されて制御装置10に記憶されていてもよい。
なお、照明制御システム1においては、照度センサS2だけでなく、照度センサS1、S3及びS4に対しても、当該照度センサS1、S3及びS4による計測照度が(当該当該照度センサS1、S3及びS4に対してそれぞれ設定された)目標照度に近付くような照明器具L1からL9の制御が同時に行われる。
なお、入力電圧と遮蔽度については、以下で説明する。
しかし、ステップS101では、予測照度と目標照度との照度値の差が小さく、かつ各照明器具L1からL9の電圧の合計ができるだけ小さくなるようにシミュレーションを行うことにより、一つの照明パターンが選定される。以下では、このステップS101において制御装置10により選定された照明パターンを、「第一照明パターンIp1」と称する。
なお、本実施形態において、照明パターンの選定方法(各照明器具L1からL9の入力電圧の決定方法)は、3種類に区分される。前記3種類に区分された照明パターンの選定方法(各照明器具L1からL9の入力電圧の決定方法)についての詳細は後述する。
図3に示すステップS102において、ステップS101にて選定された第一照明パターンIp1に基づいて、照明器具L1からL9の光度が、制御装置10により制御されている。
より詳細には、ステップS101にて選定された第一照明パターンIp1に基づいて生成された、照明器具L1からL9への供給電圧の調整に関する信号(コマンド)が、制御装置10から発信される。そして、照明器具L1からL9は、第一照明パターンIp1となるように供給電圧が制御される。
図3に示すステップS103において、照度センサS2による計測照度と目標照度との照度値の差異が、制御装置10により演算される。
より詳細には、制御装置10に設定された目標照度に関するデータと、制御装置10が受信した照度センサS2による計測照度に関する信号(データ)とを比較して、照度センサS2による計測照度と目標照度との照度値の差異が、制御装置10により演算される。以下では、このステップS103において、照度センサS2により計測された照度(計測照度)を、「第一計測照度Mi1」と称する。
ここで、計測照度と目標照度との照度値の差異を演算するのは、実際の空間では、前記で示される照明パターンに各照明器具L1からL9を制御しても、外壁部等の反射の影響や照明器具の個体差や障害物の影響などにより、照度センサS2の計測照度の照度値が、ステップS101で計算された予測照度の照度値と同一にはならないので、その差を今後のステップで調整するためである。
図3に示すステップS104において、ステップS103にて演算された照度センサS2による第一計測照度Mi1と目標照度との照度値の差異が「0」(ゼロ)であるか否かが、制御装置10により判定される。
その結果、ステップS103にて演算された照度センサS2による第一計測照度Mi1と目標照度との照度値の差異が「0」(ゼロ)であると制御装置10により判定された場合には、室内空間R1の照明の制御(照度の調整)は一旦停止する。
一方、ステップS103にて演算された照度センサS2による第一計測照度Mi1と目標照度との照度値の差異が「0」(ゼロ)でないと制御装置10により判定された場合には、制御装置10は、ステップをステップS105へ移行させる。
このような場合には、ステップS103にて演算された照度センサS2による第一計測照度Mi1と目標照度との照度値の差異が、前記一定の許容範囲に含まれると制御装置10により判定された場合には、室内空間R1の照明の制御(照度の調整)は一旦停止する。
一方、ステップS103にて演算された照度センサS2による第一計測照度Mi1と目標照度との照度値の差異が、前記一定の許容範囲に含まれないと制御装置10により判定された場合には、制御装置10は、ステップをステップS105へ移行させる。
遮蔽度とは、照明器具L1からL9の光度が、照度センサS2に対してそれぞれどれだけ遮蔽されるかの度合いを示すものである。すなわち、遮蔽度は、照明器具L1からL9のそれぞれの照明器具に対して推定される。遮蔽度は、室内空間R1に存在している(光の道筋を遮る)遮蔽物の存在や、室内空間R1を構成している外壁部や天井等の光の反射率や、窓から室内空間R1内に進入する外部光や、各照明器具L1からL9のの個体差の影響等の、照明器具L1からL9がある目標地点を照らすときの照度に対して影響を及ぼす種々(全ての)の要素(外的要因)に応じて変更される。
ここで、照明器具L1からL9の光度は、照度センサS2の位置における計測照度が予測照度と同一の照度値になると仮定し、予測照度と目標照度との照度値の差が小さくなるように算出された第一照明パターンIp1に基づいて制御されている。つまり、遮蔽度が正しく与えられていれば、第一計測照度Mi1は目標照度に近似の照度値となるはずである。従って、S103で演算された誤差は、遮蔽度の不正確さによるものと仮定し、新しい遮蔽度の推定を行う。このように遮蔽度は、照明器具L1からL9の光度(第一照明パターンIp1)と、照度センサS2による第一計測照度Mi1とステップS101にて演算された予測照度との照度値の差異と、の関係により推定される。以下では、このステップS105において、制御装置10により推定された照明器具L1からL9の遮蔽度を、それぞれ「第一遮蔽度Ki1からKi9」と称する。
図3に示すステップS106において、照明パターンのシミュレーション(演算)にて用いられる遮蔽度のデータが、ステップS105にて推定された第一遮蔽度Ki1からKi9に関するデータとなるように、制御装置10において設定(置換)される。
図3に示すステップS101において、ステップS106にて制御装置10に設定された(ステップS105にて推定された)第一遮蔽度Ki1からKi9に関するデータを用いて、照度センサS2による計測照度、すなわちこのステップにおける予測照度が目標照度となるような、(第一照明パターンIp1とは異なる)照明パターン(照明器具L1からL9の入力電圧とその時の予測照度)のシミュレーション(演算)が行われる。
これらの照明パターンの選定方法には、全ての電圧の合計をできるだけ最小にするという省エネに関する項が設けられている。また、照明の光度の変更をできるだけ小さくしながら、遮蔽度の推定も効率よく行うことが可能な照明パターンの選定も可能となる。したがって、照明制御システム1は、省エネ化を図ると共に、照明変更による不快の程度が小さくなるような制御ができる。
第二照明パターンIp2は、初期値の遮蔽度(遮蔽なし)を用いて選定された第一照明パターンIp1と異なり、第一計測照度Mi1と予測照度との照度値の差から計算された第一遮蔽度Ki1からKi9に関するデータを用いて選定される。このように、第一遮蔽度Ki1からKi9に関するデータを用いて照明パターンを選定することにより、照度センサS2に対して、照明器具L1からL9の光が、それぞれどれだけ遮蔽されているかを考慮して、第二照明パターンIp2を選定することができる。
つまり、本実施形態において、第二照明パターンIp2は、照明器具L1からL3及びL9の遮蔽度が大きい(数式1における遮蔽係数が小さい)ことを考慮して設定されている。
図3に示すステップS102において、ステップS101にて新しく選定された第二照明パターンIp2に基づいて、照明器具L1からL9の光度が、制御装置10により制御される。
図3に示すステップS103において、照度センサS2による計測照度と目標照度との照度値の差異が、制御装置10により演算される。以下では、このステップS103において、照度センサS2により計測された照度(計測照度)を、「第二計測照度Mi2」と称する。
図3に示すステップS104において、再び移行したステップS103にて演算された照度センサS2による第二計測照度Mi2と目標照度との照度値の差異が「0」(ゼロ)であるか否かが、制御装置10により判定される。
その結果、再び移行したステップS103にて演算された照度センサS2による第二計測照度Mi2と目標照度との照度値の差異が「0」(ゼロ)であると制御装置10により判定された場合には、室内空間R1の照明の制御(照度の調整)は一旦停止する。
一方、再び移行したステップS103にて演算された照度センサS2による第二計測照度Mi2と目標照度との照度値の差異が「0」(ゼロ)でないと制御装置10により判定された場合には、制御装置10は、ステップをステップS105へ再び移行させる。
新たに推定される遮蔽度は、制御装置10によって、再び移行したステップS103にて新しく演算された照度センサS2による第二計測照度Mi2と再び移行したステップS101にて演算された予測照度との照度値の差異と、前回演算された照度センサS2による第一計測照度Mi1とそのステップS101での予測照度との照度値の差異と、に基づいて推定される。すなわち、遮蔽度は、照度センサS2による計測照度とそのときの予測照度との照度値の差異に関する複数のデータを参照しつつ、現在の照度センサS2による計測照度とそのときのステップS101で得られた予測照度との照度値の差異をできるだけ縮めるように更新される。
なお、以下では、このステップS105において、制御装置10により新しく推定された遮蔽度を、「第二遮蔽度Ki1からKi9」と称する。
ただし、遮蔽度の推定途中(計測照度の照度値が目標照度の照度値に収束するまでの間)に遮蔽度が大きく変わった場合には、過去のステップで得られた計測照度と予測照度との照度値の差を消去して、最初から推定しなおすこともできる。
図3に示すステップS106において、照明パターンのシミュレーション(演算)にて用いられる遮蔽度のデータが、第一遮蔽度Ki1からKi9から変更されて、第二遮蔽度Ki1からKi9に関するデータとなるように、制御装置10において設定(置換)される。
図3に示すステップS101において、ステップS106にて制御装置10に設定された(ステップS105にて推定された)第二遮蔽度Ki1からKi9に関するデータを用いて、照度センサS2による計測照度、すなわちこのステップにおける予測照度が目標照度と同一の照度値になるような、(第一照明パターンIp1及び第二照明パターンIp2とは異なる)照明パターン(照明器具L1からL9の入力電圧とその時の予測照度)のシミュレーション(演算)が制御装置10により行われる。
第三照明パターンIp3は、(第一遮蔽度Ki1からKi9に関するデータを用いて選定された)第二照明パターンIp2と異なり、第二遮蔽度Ki1からKi9に関するデータを用いて選定される。なお、第二遮蔽度Ki1からKi9は、第一遮蔽度Ki1からKi9を用いて演算された予測照度とその時の計測照度との照度値の差も用いて推定されたものである。このように、第三照明パターンIp3を選定するときに、第二遮蔽度Ki1からKi9に関するデータを用いることにより、照度センサS2に対して、照明器具L1からL9の光が、それぞれどれだけ遮蔽されているかを、前ステップ(または第一遮蔽度Ki1からKi9を用いた場合)より正確に考慮して第三照明パターンIp3を選定することができる。
つまり、本実施形態において第三照明パターンIp3は、第二照明パターンIp2の選定時より、正確な遮蔽度に基づいて選定される。その結果、遮蔽されている照明器具L1からL3及びL9の光度がより小さくなり、遮蔽されていない照明器具L4からL8の光度がより大きくなるような照明パターンが選定されるようになる。
図3に示すステップS102において、ステップS101にて新しく選定された第三照明パターンIp3に基づいて、照明器具L1からL9の光度が、制御装置10により制御される。
図3に示すステップS103において、照度センサS2による計測照度と目標照度との照度値の差異が、制御装置10により演算される。以下では、このステップS103において、照度センサS2により計測された照度(計測照度)を、「第三計測照度Mi3」と称する。
図3に示すステップS104において、再び移行したステップS103にて演算された照度センサS2による第三計測照度Mi3と目標照度との照度値の差異が「0」(ゼロ)であるか否かが、制御装置10により判定される。
その結果、再び移行したステップS103にて演算された照度センサS2による第三計測照度Mi3と目標照度との照度値の差異が「0」(ゼロ)であると制御装置10により判定された場合には、室内空間R1の照明の制御(照度の調整)は一旦停止する。
一方、再び移行したステップS103にて演算された照度センサS2による第三計測照度Mi3と目標照度との照度値の差異が「0」(ゼロ)でないと制御装置10により判定された場合には、制御装置10は、ステップをステップS105へ再び移行させる。なお、ステップS105へ移行した後は、ステップS106、ステップS101・・・と、順番に移行する。
制御装置10は、照度センサS2による計測照度とその時のステップS101における予測照度との照度値の差異に基づいて、照明器具L1からL9の照度センサS2に対するそれぞれの遮蔽度(第一遮蔽度Ki1からKi9・第二遮蔽度Ki1からKi9・・・)を繰り返し演算(推定)する。そして、制御装置10は、推定された遮蔽度(第一遮蔽度Ki1からKi9・第二遮蔽度Ki1からKi9・・・)に基づいて、次の照明パターンを演算し、照度センサS2による計測照度の照度値が目標照度の照度値に近付くように、当該照明器具L1からL9の光度をそれぞれ繰り返し制御する。
また、外部光6は時間の経過とともに変化するので、収束した後に所定の時間経過毎に前記制御を行う構成としてもよい。
なお、遮蔽度の推定程度により、予測照度と実際の計測照度との照度値に差が生じるが、図3に示すステップを繰り返すことによりその差が小さくなり、最終的に計測照度の照度値が目標照度の照度値に近付くこととなる。
また、第二制御(ゆらぎ照明制御)方法では、アクティビティが低い(遮蔽度の推定が不適切であると判断されるとき)ほど、現在の照明器具への供給電圧の係数が大きくなると共に最適制御により得られた照明器具の供給電圧(局所最適解)の係数が小さくなる。さらに、ノイズはアクティビティが低いほど大きくなる。
すなわち、第二制御(ゆらぎ照明制御)方法では、アクティビティが高いときは、最適制御に近付き、予測照度と目標照度との照度値の差を減少させる制御を行い、アクティビティが低いときは、大きなノイズにより、さまざまな入力電圧を試すことで正確な遮蔽度の推定をするという制御を行うこととなる。
なお、アクティビティについての詳細な説明は後述する。
例えば、アクティビティの決定に遮蔽度のオンライン分散を用いた場合、遮蔽度のオンライン分散から計算した値が小さい場合には、アクティビティが大きくなり、遮蔽度のオンライン分散から計算した値が大きい場合には、アクティビティが小さくなる。
光度の制御が可能な複数の照明器具L1からL9と、
照度を計測する複数の照度センサS1からS4と、
前記各照度センサS1からS4による計測照度が入力されると共に前記各照明器具L1からL9の光度を制御する制御装置10と、
を具備する照明制御システムであって、
前記制御装置10は、
前記各照明器具L1からL9の光度を制御して、前記各照度センサS1からS4による計測照度と、前記計測照度が入力される前に前記制御装置10により予測された前記各照度センサS1からS4位置における予測照度との(照度値の)差に基づいて、前記各照明器具L1からL9の前記各照度センサS1からS4に対する遮蔽度を推定し、
前記推定された遮蔽度に基づいて、前記各照度センサS1からS4位置における予測照度を更新し、前記更新された予測照度が予め設定された目標照度に近付くように前記各照明器具L1からL9の光度を制御することにより、前記各照度センサS1からS4による計測照度を前記予め設定された目標照度に近付けるものである。
前記制御装置10は、
前記各照度センサS1からS4による計測照度を予め設定された目標照度に近付ける際に、前記複数の照明器具L1からL9のうち前記推定された遮蔽度が相対的に大きな照明器具の光度を減少させると共に、前記推定された遮蔽度が相対的に小さな照明器具の光度を増加させるように当該複数の照明器具L1からL9の照度を制御するものである。
前記更新された予測照度が予め設定された目標照度に近付くように前記各照明器具L1からL9の光度を制御する際に、生体ゆらぎ理論を取り入れるものである。
光度の制御が可能な複数の照明器具L1からL9と、
照度を計測する複数の照度センサS1からS4と、
前記各照度センサS1からS4による計測照度が入力されると共に前記各照明器具L1からL9の光度を制御する制御装置10と、
で実行される照明制御方法であって、
前記制御装置10によって、前記各照明器具L1からL9の光度を制御して、前記各照度センサS1からS4による計測照度と、前記計測照度が入力される前に前記制御装置10により予測された前記各照度センサS1からS4位置における予測照度との(照度値の)差に基づいて、前記各照明器具L1からL9の前記各照度センサS1からS4に対する遮蔽度を推定する第一工程(ステップS105)と、
前記制御装置10によって、前記推定された遮蔽度に基づいて、前記各照度センサS1からS4位置における予測照度を更新し、前記更新された予測照度が予め設定された目標照度に近付くように前記各照明器具L1からL9の光度を制御することにより、前記各照度センサS1からS4による計測照度を前記予め設定された目標照度に近付ける第二工程(ステップS101からステップS102)と、を含むものである。
前記第二工程(ステップS101からステップS102)は、
前記制御装置10によって、前記各照度センサS1からS4による計測照度を予め設定された目標照度に近付ける際に、前記複数の照明器具L1からL9のうち前記推定された遮蔽度が相対的に大きな照明器具の光度を減少させると共に、前記推定された遮蔽度が相対的に小さな照明器具の光度を増加させるように当該複数の照明器具L1からL9の照度を制御する第三工程(ステップS102)を含むものである。
10 制御装置
L1からL9 照明器具
S1からS4 照度センサ
Claims (5)
- 光度の制御が可能な複数の照明器具と、
照度を計測する複数の照度センサと、
前記各照度センサによる計測照度が入力されると共に前記各照明器具の光度を制御する制御装置と、
を具備する照明制御システムであって、
前記制御装置は、
前記各照明器具の光度を制御して、前記各照度センサによる計測照度と、前記計測照度が入力される前に前記制御装置により予測された前記各照度センサ位置における予測照度との差に基づいて、前記各照明器具の前記各照度センサに対する遮蔽度を推定し、
前記推定された遮蔽度に基づいて、前記各照度センサ位置における予測照度を更新し、前記更新された予測照度が予め設定された目標照度に近付くように前記各照明器具の光度を制御する光度制御を行うことにより、前記各照度センサによる計測照度を前記予め設定された目標照度に近付けるものであり、
前記制御装置は、
過去に予測された予測照度と、前記過去に予測された予測照度に対応する計測照度と、の差異の総和が最も小さくなる遮蔽度の値を、前記推定された遮蔽度の値として用いる、
ことを特徴とする照明制御システム。 - 前記制御装置は、
前記更新された予測照度と前記予め設定された目標照度との差異が最も小さくなるような前記各照明器具の光度である第一の光度を算出し、前記各照明器具の光度が前記第一の光度となるように前記光度制御を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。 - 前記制御装置は、
前記第一の光度、現在の各照明器具の光度及びノイズに基づいて前記各照明器具の光度である第二の光度を算出し、前記各照明器具の光度が前記第二の光度となるように前記光度制御を行うものであり、
前記第二の光度を算出する際に、
前記推定された遮蔽度の評価値であるアクティビティを算出し、前記アクティビティが高いほど前記第一の光度の重み付けを大きくすると共に前記ノイズを小さく設定し、前記アクティビティが低いほど前記現在の各照明器具の光度の重み付けを大きくすると共に前記ノイズを大きく設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の照明制御システム。 - 光度の制御が可能な複数の照明器具と、
照度を計測する複数の照度センサと、
前記各照度センサによる計測照度が入力されると共に前記各照明器具の光度を制御する制御装置と、
で実行される照明制御方法であって、
前記制御装置によって、前記各照明器具の光度を制御して、前記各照度センサによる計測照度と、前記計測照度が入力される前に前記制御装置により予測された前記各照度センサ位置における予測照度との差に基づいて、前記各照明器具の前記各照度センサに対する遮蔽度を推定する第一工程と、
前記制御装置によって、前記推定された遮蔽度に基づいて、前記各照度センサ位置における予測照度を更新し、前記更新された予測照度が予め設定された目標照度に近付くように前記各照明器具の光度を制御する光度制御を行うことにより、前記各照度センサによる計測照度を前記予め設定された目標照度に近付ける第二工程と、を含み、
前記第一工程において、
前記制御装置は、
過去に予測された予測照度と、前記過去に予測された予測照度に対応する計測照度と、の差異の総和が最も小さくなる遮蔽度の値を、前記推定された遮蔽度の値として用いる、
ことを特徴とする照明制御方法。 - 前記第二工程において、
前記制御装置は、
前記更新された予測照度と前記予め設定された目標照度との差異が最も小さくなるような前記各照明器具の光度である第一の光度を算出し、前記各照明器具の光度が前記第一の光度となるように前記光度制御を行う、
ことを特徴とする請求項4に記載の照明制御方法。
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