JP2013164708A - 硬貨識別用磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易でかつ各コイルの位置関係のばらつきに起因するセンサ性能の低下を抑制することができる硬貨識別用磁気センサを提供する。
【解決手段】計測対象の硬貨が通過する開口部と該開口部に向けて突出する複数の凸部を有する磁性材料製板状体のコアプレート10と、コアプレートの開口部を通過する硬貨の上方及び下方に設けられた複数のコイルとを備える硬貨識別用磁気センサ1で、コイルの全てをコアプレート10の凸部をコアとして形成する。コアの位置ずれをなくすため、全てのコイルのコアを1枚の板状体であるコアプレート10を利用して形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、硬貨識別に利用する硬貨の磁気特性を計測するための硬貨識別用磁気センサに関する。
従来、硬貨の識別計数を行う硬貨処理装置では、硬貨の磁気特性を計測するための硬貨識別用磁気センサが利用されている。硬貨の磁気特性を計測して、例えば、硬貨の厚さ、直径及び材質を特定することにより金種識別及び真偽識別を行う。
例えば、特許文献1では、3つのコイルを利用して構成された透過型の硬貨識別用磁気センサが開示されている。このセンサでは、搬送路の下方に1つの励磁用コイルが配置され、搬送路を搬送される硬貨上方で励磁用コイルに対応する位置に2つの検知用コイルが配置される。そして、励磁用コイルによって励磁された磁界内を硬貨が通過することによる磁束の変化が検知用コイルによって検知される。
また、特許文献2では、5つのコイルを利用した透過型及び反射型の両方の磁界の変化を計測する硬貨識別用磁気センサが開示されている。このセンサでは、反射型の励磁用コイル(1次コイル)及び検知用コイル(2次コイル)と、2つの透過型の励磁用コイル(1次コイル)とが搬送路下方に配置され、搬送路を搬送される硬貨上方で透過型励磁用コイルに対応する位置に2つの透過型の検知用コイル(2次コイル)が配置される。そして、透過磁界の変化の検出に加えて、反射型励磁用コイルによって励磁された渦電流磁界内を硬貨が通過することによる磁束の変化が反射型検知用コイルによって検知される。
特開平7−220133号公報 特許第3363290号公報
しかしながら、上記従来技術によれば、硬貨識別用磁気センサを構成する各部品の製造誤差や複数コイルを利用して磁気センサを組み立てる際の組立誤差によってセンサ特性にばらつきが生ずる場合がある。
例えば、硬貨識別用磁気センサは、樹脂製のセンサケース内に、透過型励磁用コイル、透過型検知用コイル、反射型励磁用コイル及び反射型検知用コイルと、励磁用コイルのドライブや検知用コイルから得られた信号を処理するための回路基板等を配置して組み立てられる。このとき、各部品の製造誤差や各コイルをセンサケースに組み付ける際の組立誤差によって各コイルの位置がずれる場合がある。
具体的には、励磁用コイルと検知用コイルの位置関係、搬送路上方に並設される2つの透過型コイルの位置関係、透過型コイルと反射型コイルの位置関係等がずれる可能性がある。この結果、センサ特性にばらつきが生じ、センサ性能が低下する場合がある。
また、コイルは被覆電線を巻線としてこれを磁性材料から成るコアに巻回して形成されるが、複数のコアに巻線を巻回して、さらに各コイルをセンサケース内に組み付けて硬貨識別用磁気センサを製造する作業は手間のかかる作業となる。また、各コイルを形成する巻線の両端をセンサケース内に配置される回路基板に半田付けする作業も同様に手間のかかる作業となる。このため、硬貨識別用磁気センサの製造は、時間及びコストのかかるものとなっていた。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたもので、製造が容易でかつ各コイルの位置関係のばらつきに起因するセンサ性能の低下を抑制することができる硬貨識別用磁気センサを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、硬貨識別用磁気センサであって、識別対象の硬貨が通過する開口部と該開口部に向けて突出する複数の凸部を有する磁性材料製板状体のコアプレートと、前記開口部を通過する硬貨の上方及び下方に設けられた複数のコイルとを備え、前記コイルの全てが前記コアプレートの凸部をコアとして形成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、空隙を挟んで対向する前記凸部をコアとする前記コイルを利用して少なくとも1つの透過型磁気センサが形成され、該透過型磁気センサを含む磁気回路が閉ループを形成することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記コアプレートには、前記開口部を通過する硬貨の上方に2つの凸部、前記硬貨の下方に3つの凸部が形成されており、前記コイルは、硬貨上方の2つの前記凸部の各々をコアとして巻線が巻回された2つの透過型検知用コイルと、硬貨下方の3つの前記凸部のうち中央の凸部をコアとして巻線が巻回された反射型検知用コイルと、硬貨下方の3つの前記凸部をコアとして3つの前記凸部全てを内側に含むように巻線が巻回された励磁用コイルとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、硬貨上方の前記凸部を貫通させる貫通穴を有する樹脂製筒型形状の上側コイル用ボビンをさらに備え、前記透過型検知用コイルは、硬貨上方の前記凸部が前記貫通穴を貫通した状態にある前記上側コイル用ボビンに巻線を巻回して形成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、硬貨下方の3つの前記凸部を貫通させる貫通穴を有する樹脂製の下側コイル用ボビンをさらに備え、前記反射型検知用コイル及び前記励磁用コイルは、硬貨下方の3つの前記凸部が前記貫通穴を貫通した状態にある前記下側コイル用ボビンに巻線を巻回して形成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記下側コイル用ボビンは、側面凸型形状を有し、前記反射型検知用コイルは前記側面凸型形状の中央突出部分に巻線を巻回して形成され、前記励磁用コイルは前記側面凸型形状の下側部分に巻線を巻回して形成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記コアプレートは、パーマロイ板によって形成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記コアプレートは、計測対象の硬貨が通過する前記開口部と、前記コアプレート外部とを連通させるように前記板状体の一部を切り欠いた形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、磁気特性の検知に利用する全てのコアを1枚のコアプレートの凸部として一体成形したので、センサ特性に大きく影響するコアの位置ずれをなくすことができる。
また、本発明によれば、一体成形されたコアプレートで空隙を挟んで対向する凸部をコアとするコイルを利用して透過型磁気センサを形成することにより、複数の透過型磁気センサを形成する場合でも励磁用コイルと検知用コイルの間の空隙の間隔を均一にすることができるので、センサ感度を均一にすることができる。また、1枚のコアプレートを利用することにより透過型磁気センサを含む磁気回路が閉ループ回路となるので、硬貨が通過することによる磁束の変化を高い感度で検出することができる。
また、本発明によれば、1枚のコアプレートを利用して、2つの透過型磁気センサと1つの反射型磁気センサとを、各センサを構成する各コイルの位置ずれを生ずることなく形成することができる。
また、本発明によれば、上側コイル用ボビンを利用して透過型検知用コイルを形成するので、予め巻線を巻回した上側コイル用ボビンをコアプレートに組み付けることで容易にコイルを組み立てることができる。
また、本発明によれば、反射型検知用コイルと、透過型検知用コイル及び反射型検知用コイルで利用する磁界を励磁するための励磁用コイルとを、1つの下側コイル用ボビンを利用して形成することができるので、部品点数を減らすことができる。また、各コイル用の巻線を予め巻回した下側コイル用ボビンをコアプレートに組み付けることで容易にコイルを組み立てることができる。
また、本発明によれば、側面が凸型の下側コイル用ボビンの下部に励磁用コイルの巻線を巻回して、中央突出部に反射型検知用コイルの巻線を巻回することで、励磁用コイルによって透過型検知用コイル及び反射型検知用コイルで利用する磁界を励磁しながら、反射型検知用コイルによって反射型の磁気特性を正確に計測することができる。
また、本発明によれば、コアプレートにパーマロイを利用することで高性能な硬貨識別用磁気センサとすることができる。
また、本発明によれば、コアプレートに硬貨の磁気特性を計測するための開口部とコアプレート外部とを接続する切り欠き部が形成されているので、硬貨識別用磁気センサを搬送路に設置した後でも、搬送路で利用する搬送ベルトを容易に交換することができる。
図1は、本発明に係る硬貨識別用磁気センサの利用例を示す図である。 図2は、本実施形態に係る硬貨識別用磁気センサと搬送路との位置関係を示す図である。 図3は、本実施形態に係る硬貨識別用磁気センサの構成概略を示すブロック図である。 図4は、本実施形態に係る硬貨識別用磁気センサの外観を示す斜視図である。 図5は、本実施形態に係る硬貨識別用磁気センサの構成部品を示す図である。 図6は、本実施形態に係るコアプレートに形成される各コイルを示す斜視図である。 図7は、本実施形態に係るコアプレートに各コイルを形成する方法を示す図である。 図8は、本実施形態に係るコアプレートの形状を示す図である。 図9は、本実施形態に係るコアプレートと搬送ガイドの位置関係を示す図である。 図10は、本実施形態に係る硬貨識別用磁気センサで異なる形状のコアプレートを利用する例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る硬貨識別用磁気センサについて詳細に説明する。図1は、硬貨処理装置内での硬貨識別用磁気センサ1(以下「磁気センサ」と記載する)の利用例を示す模式図である。図1では、磁気センサ1の外形を破線で、磁気センサ1に至る硬貨処理装置内の搬送路100を一点鎖線で示している。
磁気センサ1は内部に1枚のコアプレート10を有している。コアプレート10は、コイルのコアを形成するための磁性材料から成る板状体であるが、詳細については後述する。このコアプレート10の一部領域で形成される凸部をコアとして、2つの透過型検知用コイル12a及び12bと、反射型検知用コイル15と、透過型励磁用コイル及び反射型励磁用コイルとして動作する励磁用コイル14の4つのコイルが形成されている。このように透過型及び反射型の両方で磁気特性を計測することにより、硬貨の厚さ、直径及び材質を特定して金種識別及び真偽識別を行うことができる。
透過型検知用コイル12aは、貫通穴を有する四角筒型形状の上側コイル用ボビン11aに絶縁被覆銅線の巻線を巻回して、この上側コイル用ボビン11aの貫通穴をコアプレート10の凸部に通すことによって形成される。透過型検知用コイル12bも同様に巻線を巻回した上側コイル用ボビン11bを利用して形成される。
反射型検知用コイル15及び励磁用コイル14は、1つの下側コイル用ボビン13を利用して形成される。下側コイル用ボビン13は、貫通穴を有する四角筒の両側に該四角筒より貫通穴方向に短い四角筒を各々底面を合わせて一体成形した側面凸型形状を有する。下側コイル用ボビン13の3つの貫通穴は、各々対応するコアプレート10の凸部に合わせて形成されている。ただし、本実施形態がこれに限定されるものではなく、ボビンの上部に反射型検知用コイル15の巻線を巻回して、下部に励磁用コイル14の巻線を巻回することができれば、下側コイル用ボビン13が他の形状を有するものであっても構わない。
そして、下側コイル用ボビン13では、側面凸型形状中央の突出部を形成する四角筒上部に反射型検知用コイル15の巻線が巻回され、内部に3つの貫通穴を有する凸型下部領域に励磁用コイル14の巻線が巻回される。この下側コイル用ボビン13の3つの貫通穴に、対応するコアプレート10の3つの凸部を通すことによって反射型検知用コイル15及び励磁用コイル14が形成される。
磁気センサ1は、コアプレート10下側の励磁用コイル14及び反射型検知用コイル15と、上側の透過型検知用コイル12a及び12bとの間で、硬貨101の搬送方向に、搬送路100上を搬送されてきた硬貨101が通過する開口部を有している。硬貨101がこの開口部を通過する際に磁気特性の計測が行われる。
図2は、搬送路101への磁気センサ1の配置状態を説明する図である。図2(a)は磁気センサ1を上方から見た図であり、同図(b)は磁気センサ1を側面から見た図である。図2(a)及び(b)に示すように、搬送路100では、突起を有する搬送ベルト102によって、矢印で示した搬送方向へ硬貨101が搬送される。磁気センサ1は搬送路100上方の一部領域が解放されており、搬送路100への設置後も搬送ベルト102の取り付けや取り外しができるようになっている。これを実現するため、図1に示すように、コアプレート10は、硬貨101が通過する開口部とコアプレート10外部とを接続するようにコアプレート10の一部が切り欠かれた形状を有している。
図3は、磁気センサ1の構成概略を示す機能ブロック図である。磁気センサ1は、複数のコイルが形成されたコアプレート10と回路基板20とを有している。コアプレート10には、発振コイルである励磁用コイル14と、受信コイルである透過型検知用コイル12及び反射型検知用コイル15とが形成される。
図3に示すように、回路基板20は、例えば3周波が合成されたパルス信号を生成するPWM回路21と、PWM回路21によって生成されたパルス信号の不要な高周波成分を除いてコイルに印加するアナログ信号を生成するためのフィルタ22と、フィルタ22によって生成されたアナログ信号を増幅して励磁用コイル14に印加するドライバ23とを有している。また、回路基板20には、透過型検知用コイル12及び反射型検知用コイル15によって検出された信号を増幅するためのアンプ24と、アンプ24によって増幅された信号をA/D変換するためのA/Dコンバータ25と、A/Dコンバータ25から出力されたデジタル信号を保存するためのメモリ26と、メモリ26に保存された信号を利用して硬貨識別を行う硬貨識別処理部27と、温度を考慮して計測結果の補正を行うために硬貨識別処理部27に接続された温度センサ28とを有している。硬貨識別処理部27は、検知用コイル12及び15で計測された信号から、PWM回路21で生成される合成信号の周波数成分に対応する各信号を抽出するためのFFT変換や、得られた各信号に基づく硬貨識別等の処理を行う。これらの処理については、例えば、国際公開第2010/052798号に開示された従来技術を利用することができるので詳細な説明は省略する。なお、磁気センサ1は、硬貨の識別に利用する信号29を硬貨識別処理部27から外部装置に向けて出力する機能を有している。
図4は、磁気センサ1の外観形状の一例を示す斜視図である。磁気センサ1のセンサケース1a及び1bの片側には硬貨処理装置内にあるモータやソレノイド等からのノイズを防ぐためのシールド板40が設けられている。また、磁気センサ1は、センサケース1a及び1bに設けられたリブ1cによって支持された搬送ガイド30を有している。磁気センサ1は、この搬送ガイド30の上面が、硬貨処理装置の搬送路100の搬送面の一部を形成するように硬貨処理装置内に設置される。
搬送ガイド30は、硬貨101が搬送される搬送面の一部に貫通穴を有しており、この貫通穴には透明部材30aが嵌め込まれている。硬貨処理装置では、この透明部材30aの上下に投光部及び受光部が設置される。そして、投光部から投光される光が搬送路100を搬送されてきた硬貨101で遮られたことを受光部で検知することによって、硬貨識別の処理タイミングが決定される。また、日本の50円硬貨のように硬貨に穴がある場合には、この穴の存在を投光部及び受光部によって検知して、硬貨識別に利用できるようになっている。
なお、搬送ガイド30の材質としては、硬貨101が通過することによって摩耗しないように、硬質樹脂を利用することが好ましく、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂を利用する。また、搬送ガイド30は、この上を通過する硬貨101の磁気特性を正確に計測できるように、静電気の発生を防止する材質であることが好ましい。このため、例えば、PPS樹脂を利用して搬送ガイド30を成形する際に、導電性粒子を付加することにより導電性硬質樹脂とする。また、透明部材30aとしては、例えば、アクリル樹脂を利用する。
図5は、磁気センサ1を構成する各構成要素を説明する図である。このように、センサケース1a及び1bの内部には、図1及び図3で説明したコアプレート10と、図3で説明した回路基板20とが含まれている。
まず、搬送ガイド30が組み付けられたコアプレート10が、一方のセンサケース1a内へ組み付けられる。そして、次に、コアプレート10を覆うように回路基板20がセンサケース1a内に組み付けられる。回路基板20はビス20aによってセンサケース1aに対して固定される。そして、さらに、センサケース1aを閉じるように、他方のセンサケース1bが組み付けられてビス1dによって固定される。また、一方のセンサケース1a外側には、シールド板40が組み付けられる。
センサケース1a及び1bの材質としては硬質樹脂を利用することが好ましく、例えば、PPS樹脂を利用する。また、コアプレート10の材質としては、初透磁率が大きくかつ磁気保持力の小さい磁性材料合金を利用することが好ましく、例えば、パーマロイ等、JIS−C−2531で規定されるPC2種合金を利用する。なお、コアプレート10は、数mmの単層板であってもよいし、複数の薄板を貼り合わせた積層板であっても構わない。
図6は、図5に示すコアプレート10に形成されるコイルを示す斜視図である。図5に示すように磁気センサ1を組み立てる際には、図6に示すように予め上側コイル用ボビン11a及び11bと下側コイル用ボビン13とが、コアプレート10に組み付けられた状態にある。
図7は、図6に示すコアプレート10と、上側コイル用ボビン11a及び11bと、下側コイル用ボビン13との組み付け状態を示す図である。上側コイル用ボビン11aは、2つのピン51a及び52aを有している。透過型検知用コイル12aは、巻線を、ピン51aに巻回した後、上側コイル用ボビン11aに巻回し、さらにピン52aに巻回することによって形成される。このように、巻線の一方の端部がピン51aに巻回して固定され、他方の端部がピン52aに巻回して固定された状態で、上側コイル用ボビン11aがコアプレート10に組み付けられる。上側コイル用ボビン11bも、同様に、巻線の一方の端部がピン51bに巻回され、他方の端部がピン52bに巻回された状態でコアプレート10に組み付けられる。
また、下側コイル用ボビン13は、励磁用コイル14で利用される2つのピン53及び54と、反射型検知用コイル15で利用される2つのピン55及び56とを有している。励磁用コイル14は、巻線を、ピン53に巻回した後、下側コイル用ボビン13に巻回し、さらにピン54に巻回することによって形成される。また、反射型検知用コイル15も同様に、巻線を、ピン55に巻回した後、下側コイル用ボビン13に巻回し、さらにピン56に巻回することによって形成される。こうして、励磁用コイル14の巻線の各端部がピン53及び54に巻回して固定され、反射型検知用コイル15の巻線の各端部がピン55及び56に巻回して固定された状態で、下側コイル用ボビン13がコアプレート10に組み付けられる。
なお、巻線は表面を絶縁された絶縁電線であり、例えば、ポリウレタン銅線等のエナメル被覆線が利用される。また、巻線の線径や巻数は、全コイルで同一とする必要はない。例えば、励磁用コイル14では、透過型検知用コイル12a及び12bや、反射型検知用コイル15に比べて、巻線の線径を太くしたり、巻き数を少なくしてもよい。
また、上側コイル用ボビン11a及び11bと、下側コイル用ボビン13の材質としては、巻線を巻回するときの応力で変形しない硬質樹脂材を利用することが好ましく、例えば、センサケース1a及び1bと同様にPPS樹脂を利用する。また、ピン51〜56の材質としては、導電性金属材料を利用する。
図5に示すように、回路基板20には、上側コイル用ボビン11a及び11bと、下側コイル用ボビン13の各ピン51〜56が通る貫通穴20a〜20dが設けられている。各貫通穴20a〜20dは、銅に金メッキを施した導電性金属材料を利用して形成されており、回路基板20上の対応する回路と接続されている。
具体的には、透過型検知用コイル12aの巻線端部が固定されたピン51a及び52aが通る貫通穴20aと、透過型検知用コイル12bの巻線端部が固定されたピン51b及び52bが通る貫通穴20bは、図3に示すアンプ24に接続されている。また、反射型検知用コイル15の巻線端部が固定されたピン55及び56が通る貫通穴20cも同様にアンプ24に接続されている。そして、励磁用コイル14の巻線端部が固定されたピン53及び54が通る貫通穴20dは、図3に示すドライバ23に接続されている。
磁気センサ1では、図5に示すようにセンサケース1aにコアプレート10及び回路基板20を組み付けたときに、各ピン51〜56が回路基板20表面よりセンサケース1b側へ突出するようになっている。各コイルを形成して各ピン51〜56に固定される巻線は、表面が被覆された絶縁電線である。しかし、回路基板20の各貫通穴20a〜20dと各穴から突出した各ピン51〜56とをハンダ付けする際に、熱により絶縁電線の被覆が溶けて、各ピン51〜56と巻線の間が導通する。この結果、1回のピンのハンダ付け作業によって、ピンと、このピンに固定されたコイルの巻線と、回路基板20に形成された対応する回路とを、同時に、電気的に接続することができる。
このように、コイルを形成する各巻線を回路基板20にハンダ付けする作業を、ボビンに設けられたピン51〜56と回路基板20に設けられた貫通穴20a〜20dとを利用して容易に行うことができる。また、ハンダ付け作業を、巻線に比べて硬質なピンを利用した作業とすることで、ハンダ付け作業を容易に自動化することができる。
上側コイル用ボビン11a及び11bと、下側コイル用ボビン13とは、図7に示すように、コアプレート10へ組み付けられる。具体的には、予め巻線を巻回した状態にある上側コイル用ボビン11aが、該ボビンの貫通穴にコアプレート10上側一方の凸部10aを通すように組み付けられる。同様に、予め巻線を巻回した状態にある上側コイル用ボビン11bが、該ボビンの貫通穴にコアプレート10上側他方の凸部10bを通すように組み付けられる。また、予め巻線を巻回した状態にある下側コイル用ボビン13は、該ボビンの中央部の貫通穴にコアプレート10下側中央部の凸部10dを通すと共に、コアプレート10下側の2つの凸部10c及び10eを各々対応するボビンの貫通穴に通すように組み付けられる。
この結果、一方の透過型検知用コイル12aはコアプレート10の凸部10aをコアとするコイルとなり、他方の透過型検知用コイル12bはコアプレート10の凸部10bをコアとするコイルとなる。また、反射型検知用コイル15は、コアプレート10の凸部10dの上方領域をコアとするコイルとなる。
また、励磁用コイル14は、コアプレート10の3つの凸部10c〜10eをコアとするコイルとなる。すなわち、励磁用コイル14は、3つの凸部10c〜10eの各々に別々に巻線を巻回したものではなく、3つの凸部10c〜10e全てを内側に含むようにその外側に巻線を巻回したコイルとなる。
磁気センサ1では、1つの励磁用コイル14によって、3つの検知用コイルに対して磁界を励磁することができる。具体的には、励磁用コイル14を駆動することによって、コアプレート10の凸部10cにより透過型検知用コイル12aに対して磁界を励磁し、凸部10eにより透過型検知用コイル12bに対して磁界を励磁することができる。また、凸部10dにより反射型検知用コイル15に対して磁界を励磁することができる。
図8は、コアプレート10の形状と、計測対象となる硬貨径との関係を示す図である。コアプレート10は、図8(a)に示すように、外形の一部に切り欠き10fを有している。この切り欠き10fによって、コアプレート10の表裏、上下及び左右を容易に判定できるので、図7に示すように上側コイル用ボビン11a及び11bと下側コイル用ボビン13とをコアプレート10に組み付ける作業や、図5に示すように磁気センサ1を組み立てる作業を、容易に自動化することができる。
図8(a)に示す硬貨101が通過する開口部の隙間寸法bは、磁気センサ1が計測対象とする複数硬貨のうち最大厚を有する硬貨101の厚さaと、コアプレート10を内部に納めるセンサケース1aの対応する部分の肉厚tとによって決定される。例えば、硬貨101の上下に位置するセンサケース1aの肉厚を各々t(mm)、最大の硬貨厚をa(mm)とすると、コアプレートの隙間寸法bは、t×2+a(mm)より1mm程度大きいことが好ましい。具体的には、センサケース肉厚t=0.5mm、硬貨の最大厚さa=2.5mmの場合、隙間寸法は4〜5mm程度であることが好ましい。
また、コアプレート10の形状に関し、硬貨101の磁気特性を正確に計測するために、各コイルのコアの図8左右方向(硬貨径方向)両端端部を利用しないように各部の寸法が設定されている。これは、コア端部ではセンサ感度が低下するためである。具体的には、図8(a)に示すように、励磁用コイル14のコアとして機能するコアプレート10の凸部10c及び10eの左右方向外側両端から、計測対象とする複数硬貨のうち最大径を有する硬貨101の径方向両端までの寸法c及びdが、各々1mm以上となるように設定される。例えば、硬貨101の最大径が26.5mmである場合、コアプレート10の凸部10c及び10dの硬貨径方向外側両端の間の寸法W1は、28.5mm(=26.5+2)以上に設定される。
また、図8(b)に示すように、コアプレート10の凸部10c及び10eの左右方向(硬貨径方向)内側端部から、計測対象とする複数硬貨のうち最小径を有する硬貨101の対応する端部までの寸法e及びfについても、同様に、各々1mm以上となるように設定される。具体的には、例えば、硬貨101の最小径が20.0mmである場合、図8(a)に示す寸法W1が28.5mmであるとして、図8(b)に示す凸部10c及び10eの寸法W2及びW3は、各々9.5mm(=28.5−20+1)以上に設定される。例えば、W2及びW3の寸法が10mmに設定される。
なお、硬貨101が搬送される際の図8左右方向の位置は、搬送状態によって変化する。このため、コアプレート10を通過する際の硬貨101の搬送位置を規制することが好ましい。
図9は、硬貨101の搬送位置を規制する場合のコアプレート10の各凸部10a〜10eと、搬送ガイド30との位置関係を示す図である。このように、コアプレート10の開口部を通過する際の硬貨101の図9左右方向の位置を、搬送ガイド30によって規制する。具体的には、コアプレート10の凸部10c及び10eの左右方向外側両端から、硬貨位置を規制する搬送ガイド30の対応する側壁までの寸法c及びdが1mm以上となるように設定されている。これにより、感度の低いコア端部で硬貨101の磁気特性が計測されることを回避することができる。
コアプレート10の形状に関し、透過型検知用コイル12a及び12bのコアとして機能する凸部10a及び10bについては、図8左右方向の外側両端の位置が、図8(a)に示すように、励磁用コイル14側の凸部10c及び10eの外側両端の位置と同一となるように形成されている。また、凸部10a及び10bの図8左右方向の内側端部の位置についても、図8(b)に示すように、硬貨101に面する端部で凸部10c及び10eの内側端部の位置と同一となるように形成されている。
本実施形態では、搬送ベルトを容易に交換できるようにコアプレート10上側の一部が切り欠かれた形状を有する場合を示したが、コアプレート10の形状がこれに限定されるものではない。具体的には、図10に示すように、コアプレート10が、矩形平板の外周全周及びコイルを形成するための凸部を残して、硬貨101が通過する開口部が型抜きされた形状を有するものであってもよい。この場合には、各コアの位置ずれを防ぐことができることに加えて、励磁用コイル14と透過型検知用コイル12a及び12bとにより閉ループの磁気回路を形成することになるので、高感度の透過型磁気センサとすることができる。
上述してきたように、本実施形態によれば、1枚の板状のコアプレート10を利用して、コアプレート10に形成された凸部10a〜10eをコアとする複数のコイルを形成するので、各コイルの位置がずれることがなく、コイルの組立誤差に起因する磁気センサ1のばらつきを抑制することができる。また、予め巻線を巻回したボビンをコアプレート10に組み付けることにより、コアプレート10の凸部10a〜10eをコアとするコイルを容易に形成することができる。これにより、別々のコアを利用して各コイルを形成する場合に比べて部品点数を減らしてコストや組立工数を削減することもできる。
また、複数の検知用コイルに対して磁界を励磁する励磁用コイル14を1つとし、さらに励磁用コイル14と反射型検知用コイル15に利用するボビンを下側コイル用ボビン13として一体化することで、部品点数を減らしてコスト及び組立工数を削減することができる。
以上のように、本発明は、コアに巻線を巻回して形成した複数のコイルを利用して、硬貨識別に利用する硬貨の磁気特性を計測する硬貨識別用磁気センサで、コイルの組立誤差等に起因するセンサ性能のばらつきを解消するために有用な技術である。
1 硬貨識別用磁気センサ
1a、1b センサケース
10 コアプレート
11a、11b 上側コイル用ボビン
12a、12b 透過型検知用コイル
13 下側コイル用ボビン
14 励磁用コイル
15 反射型検知用コイル
20 回路基板
21 PWM回路
22 フィルタ
23 ドライバ
24 アンプ
25 A/Dコンバータ
26 メモリ
27 硬貨識別処理部
28 温度センサ
30 搬送ガイド
30a 透明部材
40 シールド板
51〜56 ピン
100 搬送路
101 硬貨
102 搬送ベルト

Claims (8)

  1. 識別対象の硬貨が通過する開口部と該開口部に向けて突出する複数の凸部を有する磁性材料製板状体のコアプレートと、
    前記開口部を通過する硬貨の上方及び下方に設けられた複数のコイルと
    を備え、
    前記コイルの全てが前記コアプレートの凸部をコアとして形成されることを特徴とする硬貨識別用磁気センサ。
  2. 空隙を挟んで対向する前記凸部をコアとする前記コイルを利用して少なくとも1つの透過型磁気センサが形成され、該透過型磁気センサを含む磁気回路が閉ループを形成することを特徴とする請求項1に記載の硬貨識別用磁気センサ。
  3. 前記コアプレートには、前記開口部を通過する硬貨の上方に2つの凸部、前記硬貨の下方に3つの凸部が形成されており、
    前記コイルは、
    硬貨上方の2つの前記凸部の各々をコアとして巻線が巻回された2つの透過型検知用コイルと、
    硬貨下方の3つの前記凸部のうち中央の凸部をコアとして巻線が巻回された反射型検知用コイルと、
    硬貨下方の3つの前記凸部をコアとして3つの前記凸部全てを内側に含むように巻線が巻回された励磁用コイルと
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の硬貨識別用磁気センサ。
  4. 硬貨上方の前記凸部を貫通させる貫通穴を有する樹脂製筒型形状の上側コイル用ボビン
    をさらに備え、
    前記透過型検知用コイルは、硬貨上方の前記凸部が前記貫通穴を貫通した状態にある前記上側コイル用ボビンに巻線を巻回して形成されることを特徴とする請求項3に記載の硬貨識別用磁気センサ。
  5. 硬貨下方の3つの前記凸部を貫通させる貫通穴を有する樹脂製の下側コイル用ボビン
    をさらに備え、
    前記反射型検知用コイル及び前記励磁用コイルは、硬貨下方の3つの前記凸部が前記貫通穴を貫通した状態にある前記下側コイル用ボビンに巻線を巻回して形成されることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の硬貨識別用磁気センサ。
  6. 前記下側コイル用ボビンは、側面凸型形状を有し、
    前記反射型検知用コイルは前記側面凸型形状の中央突出部分に巻線を巻回して形成され、前記励磁用コイルは前記側面凸型形状の下側部分に巻線を巻回して形成されることを特徴とする請求項5に記載の硬貨識別用磁気センサ。
  7. 前記コアプレートは、パーマロイ板によって形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の硬貨識別用磁気センサ。
  8. 前記コアプレートは、計測対象の硬貨が通過する前記開口部と、前記コアプレート外部とを連通させるように前記板状体の一部を切り欠いた形状を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の硬貨識別用磁気センサ。
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