JP2013163936A - 車両用ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】係止部材又はロック部材に回転軸としての機能とロック装置本体を固定させる機能とを兼用させることにより、車両用ロック装置の小型化を図る。
【解決手段】着座シートの係止用金具と対応した車体の所定位置に固定可能なロック装置本体1と、ロック装置本体1に取り付けられ、係止用金具を係止した係止位置と係止を解いた非係止位置との間で回転可能とされた係止部材2と、ロック装置本体1に取り付けられ、係止部材2が係止位置にあるとき当該係止部材2をロックするロック位置と当該ロックを解除した非ロック位置との間で回転可能とされたロック部材7と、係止部材2及びロック部材7に取り付けられ、係止部材2及びロック部材7の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体の所定位置に固定する第1軸状部材3及び第2軸状部材8とを具備したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に取り付けられて開閉可能とされた蓋部材を閉状態にて保持すべく、当該蓋部材から突出形成された係止用金具と係止してロックし得る車両用ロック装置に関するものである。
二輪車のタンデムシートなどの着座用シート(蓋部材)は、通常、ヒンジ等により揺動して開閉可能とされており、走行時に当該着座シートを閉状態にて保持すべく車両用ロック装置が車体側に固定されている。かかる車両用ロック装置は、例えば係止用金具と対応した車体の所定位置に固定可能なロック装置本体と、ロック装置本体に取り付けられ、係止用金具を係止した係止位置と係止を解いた非係止位置との間で回転可能な係止部材と、ロック装置本体に取り付けられ、係止部材が係止位置にあるとき当該係止部材をロックするロック位置と当該ロックを解除した非ロック位置との間で回転可能とされたロック部材とを有しており、当該係止部材が係止位置とされてロック部材にてロックされることにより係止用金具を係止してロック可能とされていた。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
上記従来の車両用ロック装置は、ロック装置本体に取付ネジ等を挿通するための挿通孔が形成されており、当該挿通孔に取付ネジ等を挿通して車体に固定可能とされていた。しかしながら、かかる挿通孔は、係止部材及びロック部材の回転範囲より外側(ロック装置本体の両端側)にそれぞれ形成されていたため、当該挿通孔を形成するためのスペースを確保する必要があった。そのため、ロック装置本体を比較的大きなものとせざるを得ず、ロック装置全体が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、係止部材又はロック部材に回転軸としての機能とロック装置本体を固定させる機能とを兼用させることにより、車両用ロック装置の小型化を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、車両に取り付けられて開閉可能とされた蓋部材を閉状態にて保持すべく、当該蓋部材から突出形成された係止用金具と係止してロックし得る車両用ロック装置において、前記蓋部材の係止用金具と対応した車体の所定位置に固定可能なロック装置本体と、該ロック装置本体に取り付けられ、前記係止用金具を係止した係止位置と係止を解いた非係止位置との間で回転可能とされた係止部材と、前記ロック装置本体に取り付けられ、前記係止部材が係止位置にあるとき当該係止部材をロックするロック位置と当該ロックを解除した非ロック位置との間で回転可能とされたロック部材と、前記係止部材及びロック部材の少なくとも一方に取り付けられ、当該係止部材又はロック部材の回転軸を成すとともに、前記ロック装置本体を車体の所定位置に固定する軸状部材とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用ロック装置において、前記軸状部材は、一端側にフランジ部を有しつつ他端側が前記ロック装置本体に形成された嵌合孔に挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部とロック装置本体との間の軸部に前記係止部材又はロック部材が回転可能に取り付けられたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の車両用ロック装置において、前記軸状部材は、他端側の所定位置に段部が形成され、当該段部を嵌合孔の縁部に当接させて組み付けられたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は請求項3記載の車両用ロック装置において、前記軸状部材は、その他端側が前記ロック装置本体の嵌合孔に圧入されて組み付けられたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の車両用ロック装置において、前記軸状部材は、その軸方向に取付ボルトを挿通させる挿通孔が形成されるとともに、当該挿通孔に取付ボルトを挿通させつつその先端側から締付部材を螺合させることにより前記ロック装置本体を車体の所定位置に固定することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の車両用ロック装置において、前記軸状部材は、雄ネジ又は雌ネジから成るネジ部が形成され、当該ネジ部に締付部材又は取付ボルトを螺合させることにより前記ロック装置本体を車体の所定位置に固定することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、係止部材及びロック部材の少なくとも一方に取り付けられ、当該係止部材又はロック部材の回転軸を成すとともに、ロック装置本体を車体の所定位置に固定する軸状部材を具備したので、当該軸状部材によって、係止部材又はロック部材の回転軸としての機能とロック装置本体を固定させる機能とを兼用させることにより小型化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、軸状部材は、一端側にフランジ部を有しつつ他端側がロック装置本体に形成された嵌合孔に挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部とロック装置本体との間の軸部に係止部材又はロック部材が回転可能に取り付けられたので、係止部材又はロック部材の回転をより円滑に行わせることができ、当該係止部材による係止又はロック部材によるロックをスムーズ且つ確実に行わせることができる。
請求項3の発明によれば、軸状部材は、他端側の所定位置に段部が形成され、当該段部を嵌合孔の縁部に当接させて組み付けられたので、軸部におけるフランジ部と段部との間の寸法を確実に確保することができ、係止部材又はロック部材の回転が妨げられてしまうのを回避することができる。
請求項4の発明によれば、軸状部材は、その他端側がロック装置本体の嵌合孔に圧入されて組み付けられたので、ロック装置本体、係止部材又はロック部材、及び軸状部材を予め組み付けてアッシーとすることができ、車体への組付け作業が行われる場所までの搬送をより円滑に行わせることができる。
請求項5の発明によれば、軸状部材は、その軸方向に取付ボルトを挿通させる挿通孔が形成されるとともに、当該挿通孔に取付ボルトを挿通させつつその先端側から締付部材を螺合させることによりロック装置本体を車体の所定位置に固定するので、車両用ロック装置の車体に対する固定をより確実に行わせることができる。
請求項6の発明によれば、前記軸状部材は、雄ネジ又は雌ネジから成るネジ部が形成され、当該ネジ部に締付部材又は取付ボルトを螺合させることによりロック装置本体を車体の所定位置に固定するので、車両用ロック装置の車体に対する固定時の作業性をより向上させることができる。
本発明に係る第1の実施形態の車両用ロック装置を示す正面図 図1におけるII−II線断面図 図1におけるIII−III線断面図 同車両用ロック装置によるロック時の動作を示す模式図 本発明に係る他の実施形態の車両用ロック装置を示す断面図 本発明に係る第2の実施形態の車両用ロック装置を示す正面図 図6におけるVII−VII線断面図 図6におけるVIII−VIII線断面図 本発明に係る第3の実施形態の車両用ロック装置を示す正面図 図9におけるX−X線断面図 図9におけるXI−XI線断面図 本発明に係る第4の実施形態の車両用ロック装置を示す正面図 図12におけるXIII−XIII線断面図 図12におけるXIV−XIV線断面図 本発明に係る車両用ロック装置が適用される二輪車及び着座シートを示す模式図 本発明に係る車両用ロック装置が適用される他の形態の二輪車及び着座シートを示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る車両用ロック装置は、車両に取り付けられてヒンジ等により揺動して開閉可能とされた蓋部材を閉状態にて保持すべく、当該蓋部材から突出形成された係止用金具と係止し得るものであり、図15及び図16に示すように、揺動にて開閉可能とされた着座シートFを有する車両に適用される。
蓋部材としての着座シートFは、その一部に金属製の係止用金具Faが突出形成されており、開状態のとき、二輪車の車体に形成された収容空間を開放させ、例えば荷物等を収容又は取り出し可能とされている。また、通常時(車両の走行時等)においては、着座シートFが閉状態とされ、車体Bに形成された収容空間を塞ぐとともに、本発明に係る車両用ロック装置により閉状態が保持されるよう構成されている。
本実施形態に係る車両用ロック装置は、図1〜3に示すように、ロック装置本体1と、係止部材2と、第1軸状部材3と、ロック部材7と、第2軸状部材8とから主に構成されている。ロック装置本体1は、着座シートF(蓋部材)の係止用金具Faと対応した車体の所定位置に固定可能とされたもので、例えば金属製板材を所定形状にプレス加工したものから成る。このロック装置本体1には、着座シートFが開状態から閉状態に向かって揺動する過程で、係止用金具Faを挿通させ得る切欠き1aが形成されている。
係止部材2は、ロック装置本体1に取り付けられ、係止用金具Faを係止した係止位置(図1参照)と係止を解いた非係止位置(図4(a)参照)との間で回転可能とされた部材から成る。具体的には、係止部材2の所定部位には、溝形状から成る係止部2aが形成されており、当該係止部材2が係止位置にあるとき、図1に示すように、切欠き1aと係止部2aとで係止用金具Faを係止可能とされている。
ロック部材7は、ロック装置本体1における係止部材2と隣接した位置に取り付けられ、係止部材2が係止位置にあるとき当該係止部材2をロックするロック位置(図1参照)と当該ロックを解除した被ロック位置(図4(a)参照)との間で回転可能とされた部材から成る。具体的には、ロック部材7の所定部位には、係止部材2に向かって突出したロック部7aが形成されており、当該係止部材2が係止位置にあるとき、図1に示すように、係止部材2の非ロック部2cにロック部7aが当接し、当該係止部材2の同図中左方向の回転動作を規制(ロック)し得るよう構成されている。
また、係止部材2とロック部材7とはスプリング6にて連結されており、着座シートFが開状態から閉状態に向かって揺動する過程において、図4(a)(b)に示すように、係止用金具Faが係止部2aを押圧して係止部材2を回転させると、ロック部材7も連動してロック位置まで回転し、係止部材2の被ロック部2cにロック部7aが当接してロック可能とされている。
なお、ロック部材7は、車両のイグニッションスイッチ等に形成された操作部(不図示)から延設された操作ワイヤWと連結(具体的には、操作ワイヤWの先端に形成された係止部Waがロック部材7の所定部材に係止)されており、当該操作部を操作することにより操作ワイヤWが引っ張られ、ロック部材7を非ロック位置まで回転させ得るようになっている。この状態において、着座シートFを閉状態から開状態に向かって揺動させれば、係止部材2による係止用金具Faに対する係止が解かれ、ロック部材7が非ロック位置とされ、かつ、係止部材2が非係止位置とされた状態(図4(a)の状態)とすることができる。
第1軸状部材3は、係止部材2に取り付けられ、当該係止部材2の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するものである。この第1軸状部材3は、図2に示すように、一端側にフランジ部3aを有しつつ他端側がロック装置本体1に形成された嵌合孔1bに挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部3aとロック装置本体1との間の軸部3bに係止部材2を回転可能に取り付けたものとされている。すなわち、係止部材2の回転中心には、孔部2bが形成されており、当該孔部2bに第1軸状部材3の軸部3bを挿通させることにより、当該軸部3bを中心として係止部材2が回転可能とされているのである。
また、第1軸状部材3は、他端側(図2中左側)の所定位置に段部3cが形成されており、当該段部3cを嵌合孔1bの縁部に当接させて組み付けられている。これにより、第1軸部材3は、軸部3bにおけるフランジ部3aと段部3cとの間の寸法(すなわち、係止部材2を回転可能にする軸部3bの長手方向の寸法)を確実に確保することができ、係止部材2の回転が妨げられてしまうのを回避することができる。
さらに、第1軸状部材3は、その他端側がロック装置本体1の嵌合孔1bに圧入されて組み付けられている。これにより、本実施形態の車両用ロック装置は、ロック装置本体1、係止部材2(本実施形態においてはロック部材7及び第2軸状部材8も含む)、及び第1軸状部材3を予め組み付けてアッシーとすることができ、車体への組付け作業が行われる場所(車両の組立ライン等)までの搬送をより円滑に行わせることができる。
第2軸状部材8は、ロック部材7に取り付けられ、当該ロック部材7の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するものである。この第2軸状部材8は、図3に示すように、一端側にフランジ部8aを有しつつ他端側がロック装置本体1に形成された嵌合孔1cに挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部8aとロック装置本体1との間の軸部8bにロック部材7を回転可能に取り付けたものとされている。すなわち、ロック部材7の回転中心には、孔部7bが形成されており、当該孔部7bに第2軸状部材8の軸部8bを挿通させることにより、当該軸部8bを中心としてロック部材7が回転可能とされているのである。
また、第2軸状部材8は、他端側(図3中右側)の所定位置に段部8cが形成されており、当該段部8cを嵌合孔1cの縁部に当接させて組み付けられている。これにより、第2軸状部材8は、軸部8bにおけるフランジ部8aと段部8cとの間の寸法(すなわち、ロック部材7を回転可能にする軸部8bの長手方向の寸法)を確実に確保することができ、ロック部材7の回転が妨げられてしまうのを回避することができる。
さらに、第2軸状部材8は、その他端側がロック装置本体1の嵌合孔1cに圧入されて組み付けられている。これにより、本実施形態の車両用ロック装置は、ロック装置本体1、ロック部材7(本実施形態においては係止部材2及び第1軸状部材3も含む)、及び第2軸状部材8を予め組み付けてアッシーとすることができ、車体への組付け作業が行われる場所(車両の組立ライン等)までの搬送をより円滑に行わせることができる。
ここで、本実施形態においては、第1軸状部材3及び第2軸状部材8は、その軸方向に取付ボルト(4、9)を挿通させる挿通孔(3d、8d)が形成されるとともに、当該挿通孔(3d、8d)に取付ボルト(4、9)を挿通させつつその先端側から締付部材(5、10)を螺合させることによりロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するよう構成されている。
すなわち、本実施形態の車両用ロック装置は、ロック装置本体1に対して係止部材2、第1軸状部材3、ロック部材7及び第2軸状部材8を組み付けた状態とした後、取付ボルト4を第1軸状部材3の挿通孔3d及び車体Bの所定位置に形成された取付孔Ba1に挿通させ、当該取付ボルト4の先端側からナットから成る締付部材5を螺合させて締め上げるとともに、取付ボルト9を第2軸状部材8の挿通孔8d及び車体Bの所定位置に形成された取付孔Ba2に挿通させ、当該取付ボルト9の先端側からナットから成る締付部材10を螺合させて締め上げることにより、車体Bの所定位置に固定されるのである。
上記実施形態によれば、第1軸状部材3及び第2軸状部材8は、その軸方向に取付ボルト(4、9)を挿通させる挿通孔(3d、8d)が形成されるとともに、当該挿通孔(3d、8d)に取付ボルト(4、9)を挿通させつつその先端側から締付部材(5、10)を螺合させることによりロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するので、汎用的なボルト及びナット等の締結手段を利用して固定することができ、車両用ロック装置の車体Bに対する固定をより確実に行わせることができる。
なお、上記実施形態に代えて、例えば図5に示すように、ロック装置本体1’における係止部材2及びロック部材7の回転中心近傍を突出させつつその突出部に孔部(1’b、1’c)を形成するとともに、当該孔部(1’b、1’c)に係止部材2及びロック部材7が取り付けられた第1軸状部材3及び第2軸状部材8の他端側(同図中右側)を挿通させた後、リング状部材Rを嵌め込むことで当該第1軸状部材3及び第2軸状部材8をロック装置本体1’に固定させるようにしてもよい。この場合においても、上記実施形態と同様、ロック装置本体1’、係止部材2、ロック部材7、第1軸状部材3及び第2軸状部材8を予め組み付けてアッシーとすることができ、車体Bへの組付け作業が行われる場所(車両の組立ライン等)までの搬送をより円滑に行わせることができる。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る車両用ロック装置は、第1の実施形態と同様、車両に取り付けられてヒンジ等により揺動して開閉可能とされた蓋部材を閉状態にて保持すべく、当該蓋部材から突出形成された係止用金具と係止し得るものであり、図15及び図16に示すように、揺動にて開閉可能とされた着座シートFを有する車両に適用される。そして、本車両用ロック装置は、図6〜8に示すように、ロック装置本体1と、係止部材2と、ロック部材7と、第1軸状部材11と、第2軸状部材12とから主に構成されている。なお、第1の実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
第1軸状部材11は、係止部材2に取り付けられ、当該係止部材2の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するものである。この第1軸状部材11は、図7に示すように、一端側にフランジ部11aを有しつつ他端側がロック装置本体1に形成された嵌合孔1bに挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部11aとロック装置本体1との間の軸部11bに係止部材2を回転可能に取り付けたものとされている。また、第1軸状部材11は、他端側(図7中左側)の所定位置に段部11cが形成されており、当該段部11cを嵌合孔1bの縁部に当接させて組み付けられているとともに、その他端側がロック装置本体1の嵌合孔1bに圧入されて組み付けられている。
第2軸状部材12は、ロック部材7に取り付けられ、当該ロック部材7の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するものである。この第2軸状部材12は、図8に示すように、一端側にフランジ部12aを有しつつ他端側がロック装置本体1に形成された嵌合孔1cに挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部12aとロック装置本体1との間の軸部12bにロック部材7を回転可能に取り付けたものとされている。また、第2軸状部材12は、他端側(図8中右側)の所定位置に段部12cが形成されており、当該段部12cを嵌合孔1cの縁部に当接させて組み付けられているとともに、その他端側がロック装置本体1の嵌合孔1cに圧入されて組み付けられている。
ここで、本実施形態においては、第1軸状部材11及び第2軸状部材12は、雄ネジから成るネジ部(11d、12d)が形成され、当該ネジ部(11d、12d)に締付部材(5、10)を螺合させることによりロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するよう構成されている。すなわち、第1軸状部材11及び第2軸状部材12は、一体的に延設されたネジ部(11d、12d)が形成されており、そのネジ部(11d、12d)の外周に形成されたネジ山にナット等から成る締付部材(5、10)を螺合させて締め上げることにより車両用ロック装置が所定位置に固定されているのである。
本実施形態によれば、第1軸状部材11及び第2軸状部材12は、雄ネジから成るネジ部(11d、12d)が形成され、当該ネジ部(11d、12d)に締付部材(5、10)を螺合させることによりロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するので、第1の実施形態の如き別個の取付ボルト等を不要とすることができ、車両用ロック装置の車体Bに対する固定時の作業性をより向上させることができる。
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
本実施形態に係る車両用ロック装置は、先の実施形態と同様、車両に取り付けられてヒンジ等により揺動して開閉可能とされた蓋部材を閉状態にて保持すべく、当該蓋部材から突出形成された係止用金具と係止し得るものであり、図15及び図16に示すように、揺動にて開閉可能とされた着座シートFを有する車両に適用される。そして、本車両用ロック装置は、図9〜11に示すように、ロック装置本体1と、係止部材2と、ロック部材7と、第1軸状部材13と、第2軸状部材14とから主に構成されている。なお、第1、2の実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
第1軸状部材13は、係止部材2に取り付けられ、当該係止部材2の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するものである。この第1軸状部材13は、図10に示すように、フランジ部13aを有しつつ他端側がロック装置本体1に形成された嵌合孔1bに挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部13aとロック装置本体1との間の軸部13bに係止部材2を回転可能に取り付けたものとされている。また、第1軸状部材13は、他端側(図10中左側)の所定位置に段部13cが形成されており、当該段部13cを嵌合孔1bの縁部に当接させて組み付けられているとともに、その他端側がロック装置本体1の嵌合孔1bに挿通されつつカシメられ、カシメ部13dにより抜け止めが図られて組み付けられている。
第2軸状部材14は、ロック部材7に取り付けられ、当該ロック部材7の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するものである。この第2軸状部材14は、図11に示すように、フランジ部14aを有しつつ他端側がロック装置本体1に形成された嵌合孔1cに挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部14aとロック装置本体1との間の軸部14bにロック部材7を回転可能に取り付けたものとされている。また、第2軸状部材12は、他端側(図11中右側)の所定位置に段部14cが形成されており、当該段部14cを嵌合孔1cの縁部に当接させて組み付けられているとともに、その他端側がロック装置本体1の嵌合孔1cに挿通されつつカシメられ、カシメ部14dにより抜け止めが図られて組み付けられている。
ここで、本実施形態においては、第1軸状部材13及び第2軸状部材14は、雌ネジから成るネジ部(13e、14e)が形成され、当該ネジ部(13e、14e)に取付ボルト(4、9)を螺合させることによりロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するよう構成されている。すなわち、第1軸状部材13及び第2軸状部材14は、車体Bに対する取付面側に凹部が形成されており、当該凹部の内周壁面に雌ネジから成るネジ部(13e、14e)が形成され、これらネジ部(13e、14e)に取付ネジ(4、9)を螺合させて締め上げることにより車両用ロック装置が所定位置に固定されるのである。
本実施形態によれば、第1軸状部材13及び第2軸状部材14は、雌ネジから成るネジ部(13e、14e)が形成され、当該ネジ部(13e、14e)に取付ボルト(4、9)を螺合させることによりロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するので、第1の実施形態の如き別個の締付部材等を不要とすることができ、車両用ロック装置の車体Bに対する固定時の作業性をより向上させることができる。
次に、本発明に係る第4の実施形態について説明する。
本実施形態に係る車両用ロック装置は、先の実施形態と同様、車両に取り付けられてヒンジ等により揺動して開閉可能とされた蓋部材を閉状態にて保持すべく、当該蓋部材から突出形成された係止用金具と係止し得るものであり、図15及び図16に示すように、揺動にて開閉可能とされた着座シートFを有する車両に適用される。そして、本車両用ロック装置は、図12〜14に示すように、ロック装置本体1と、係止部材2と、ロック部材7と、第1軸状部材15と、第2軸状部材16とから主に構成されている。なお、第1〜3の実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
第1軸状部材15は、係止部材2に取り付けられ、当該係止部材2の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するものである。この第1軸状部材15は、図13に示すように、フランジ部15aを有しつつ他端側がロック装置本体1に形成された嵌合孔1bに挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部15aとロック装置本体1との間の軸部15bに係止部材2を回転可能に取り付けたものとされている。また、第1軸状部材15は、他端側(図13中左側)の所定位置に段部15cが形成されており、当該段部15cを嵌合孔1bの縁部に当接させて組み付けられているとともに、その他端側がロック装置本体1の嵌合孔1bに挿通されつつカシメられ、カシメ部15dにより抜け止めが図られて組み付けられている。
第2軸状部材16は、ロック部材7に取り付けられ、当該ロック部材7の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するものである。この第2軸状部材16は、図14に示すように、フランジ部16aを有しつつ他端側がロック装置本体1に形成された嵌合孔1cに挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部16aとロック装置本体1との間の軸部16bにロック部材7を回転可能に取り付けたものとされている。また、第2軸状部材16は、他端側(図14中右側)の所定位置に段部16cが形成されており、当該段部16cを嵌合孔1cの縁部に当接させて組み付けられているとともに、その他端側がロック装置本体1の嵌合孔1cに挿通されつつカシメられ、カシメ部16dにより抜け止めが図られて組み付けられている。
ここで、本実施形態においては、第1軸状部材15及び第2軸状部材16は、雄ネジから成るネジ部(15e、16e)が形成され、当該ネジ部(15e、16e)に締付部材(5、10)を螺合させることによりロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するよう構成されている。すなわち、第1軸状部材15及び第2軸状部材16は、一体的に延設されたネジ部(15e、16e)が形成されており、そのネジ部(15e、16e)の外周に形成されたネジ山にナット等から成る締付部材(5、10)を螺合させて締め上げることにより車両用ロック装置が所定位置に固定されているのである。
本実施形態によれば、第1軸状部材15及び第2軸状部材16は、雄ネジから成るネジ部(15e、16e)が形成され、当該ネジ部(15e、16e)に締付部材(5、10)を螺合させることによりロック装置本体1を車体Bの所定位置に固定するので、第1の実施形態の如き別個の取付ボルト等を不要とすることができ、車両用ロック装置の車体Bに対する固定時の作業性をより向上させることができる。
上記第1〜4の実施形態によれば、係止部材2及びロック部材7に取り付けられ、当該係止部材2又はロック部材7の回転軸を成すとともに、ロック装置本体1を車体の所定位置に固定する軸状部材(第1軸状部材及び第2軸状部材)を具備したので、当該軸状部材によって、係止部材2及びロック部材7の回転軸としての機能とロック装置本体1を固定させる機能とを兼用させることにより小型化を図ることができる。
また、軸状部材(第1軸状部材及び第2軸状部材)は、一端側にフランジ部を有しつつ他端側がロック装置本体1に形成された嵌合孔(1b、1c)に挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部とロック装置本体1との間の軸部に係止部材2及びロック部材7を回転可能に取り付けたので、係止部材2及びロック部材7の回転をより円滑に行わせることができ、当該係止部材2による係止及びロック部材7によるロックをスムーズ且つ確実に行わせることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、例えば第1軸状部材及び第2軸状部材の両方を具備したものに代え、何れか一方の軸状部材が形成されたものとしてもよい。すなわち、本実施形態においては、第1軸状部材と第2軸状部材との両方が組み付けられているが、少なくとも何れか一方具備していれば足り(係止部材及びロック部材の少なくとも一方に取り付けられ、当該係止部材又はロック部材の回転軸を成すとともに、ロック装置本体を車体の所定位置に固定する軸状部材であれば足り)、第1軸状部材のみを具備したもの或いは第2軸状部材のみを具備したものとしてもよい。
また、本実施形態においては、蓋部材は何れも着座シートとされているが、これに代えて、車両に形成された所望の収納部を覆うとともに開閉可能とされた他の蓋部材に適用してもよい。さらに、軸状部材(第1軸状部材又は第2軸状部材)とロック装置本体とが予め組付けられていないもの、或いは上記実施形態とは異なる形態で組み付けられたもの等とすることができる。なお、適用される車両は、二輪車に限定されず、自動車やATV等の他の車両に適用することができる。
係止部材及びロック部材の少なくとも一方に取り付けられ、当該係止部材又はロック部材の回転軸を成すとともに、ロック装置本体を車体の所定位置に固定する軸状部材を具備した車両用ロック装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等に適用することができる。
1 ロック装置本体
2 係止部材
3 第1軸状部材
4 取付ボルト
5 締付部材
6 スプリング
7 ロック部材
8 第2軸状部材
9 取付ボルト
10 締付部材
11 第1軸状部材
12 第2軸状部材
13 第1軸状部材
14 第2軸状部材
15 第1軸状部材
16 第2軸状部材

Claims (6)

  1. 車両に取り付けられて開閉可能とされた蓋部材を閉状態にて保持すべく、当該蓋部材から突出形成された係止用金具と係止してロックし得る車両用ロック装置において、
    前記蓋部材の係止用金具と対応した車体の所定位置に固定可能なロック装置本体と、
    該ロック装置本体に取り付けられ、前記係止用金具を係止した係止位置と係止を解いた非係止位置との間で回転可能とされた係止部材と、
    前記ロック装置本体に取り付けられ、前記係止部材が係止位置にあるとき当該係止部材をロックするロック位置と当該ロックを解除した非ロック位置との間で回転可能とされたロック部材と、
    前記係止部材及びロック部材の少なくとも一方に取り付けられ、当該係止部材又はロック部材の回転軸を成すとともに、前記ロック装置本体を車体の所定位置に固定する軸状部材と、
    を具備したことを特徴とする車両用ロック装置。
  2. 前記軸状部材は、一端側にフランジ部を有しつつ他端側が前記ロック装置本体に形成された嵌合孔に挿通して組み付けられるとともに、当該フランジ部とロック装置本体との間の軸部に前記係止部材又はロック部材が回転可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の車両用ロック装置。
  3. 前記軸状部材は、他端側の所定位置に段部が形成され、当該段部を嵌合孔の縁部に当接させて組み付けられたことを特徴とする請求項2記載の車両用ロック装置。
  4. 前記軸状部材は、その他端側が前記ロック装置本体の嵌合孔に圧入されて組み付けられたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車両用ロック装置。
  5. 前記軸状部材は、その軸方向に取付ボルトを挿通させる挿通孔が形成されるとともに、当該挿通孔に取付ボルトを挿通させつつその先端側から締付部材を螺合させることにより前記ロック装置本体を車体の所定位置に固定することを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の車両用ロック装置。
  6. 前記軸状部材は、雄ネジ又は雌ネジから成るネジ部が形成され、当該ネジ部に締付部材又は取付ボルトを螺合させることにより前記ロック装置本体を車体の所定位置に固定することを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の車両用ロック装置。
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