JP2013159341A - 空気調和機の包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被包装体1の胴部以外の両端部を保持する緩衝用発泡スチロール3と、複数の折り曲げ部4が幅方向全体に亘って形成されており、緩衝用発泡スチロール3の外周に沿って折り曲げ部4が折り曲げられることで被包装体1の胴部を覆う外装用スリーブ状段ボール2と、を備え、外装用スリーブ状段ボール2には、被包装体1の胴部を覆った際に、被包装体1の側面と対向する位置に外装用スリーブ状段ボール2の変形を促す座屈誘導部6が幅方向全体に亘って形成されている。
【選択図】図1
Description
以下、本発明の実施の形態1を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の包装体100の分解組立図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の包装体100の斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る外装用スリーブ状段ボール2の展開図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る外装用スリーブ状段ボール2の面取部13が変形した斜視図である。
まず、上述したように、一対の緩衝用発泡スチロール3が、被包装体1の両端部を挟み込む。次に、外装用スリーブ状段ボール2が被包装体1及び緩衝用発泡スチロール3を包む。このとき、複数の折り曲げ部4(つまり、外装用スリーブ状段ボール2の角部)は、緩衝用発泡スチロール3の角部とそれぞれ係合する。そして、外装用スリーブ状段ボール2の外周面を結束バンド14で結束して固定する。
このようにして、図2に示される空気調和機の包装体100が出来上がる。出来上がった空気調和機の包装体100について、緩衝用発泡スチロール3の沈み込みが発生した場合、外装用スリーブ状段ボール2に胴膨れや座屈が発生するよりも先に、座屈誘導部6が折れる。これにより、図4に示されるように、外装用スリーブ状段ボール2の長手方向側面の上部及び下部に面取部13が形成される。
以下、本発明の実施の形態2を図5〜図11に基づいて説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の包装体100の分解組立図である。図6は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の包装体100の斜視図である。図7は、本発明の実施の形態2に係る緩衝用発泡スチロール3の斜視図である。図8は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の包装体100を短側面方向から見た図である。図9は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の包装体100を短側面方向から見た図であり、リブ状の突起10が座屈誘導部6を押し始めた時の図である。図10は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の包装体100を短側面方向から見た図であり、外装用スリーブ状段ボール2の面取部13が変形した図である。図11は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の包装体100の斜視図であり、外装用スリーブ状段ボール2の面取部13が変形した図である。
なお、本実施の形態2で用いられる被包装体1及び外装用スリーブ状段ボール2は、実施の形態1と同様であるため、説明を割愛する。
まず、図5に示される被包装体1、外装用スリーブ状段ボール2、緩衝用発泡スチロール3、及び結束バンド14を組み合わせることにより、図6、図8に示されるような空気調和機の包装体100が出来上がる。このように空気調和機の包装体100が出来上がった後に、物流時の段積み等の天面方向から大きな荷重が掛かり、緩衝用発泡スチロール3の沈み込みが発生した場合、圧縮により緩衝用発泡スチロール3の高さ寸法が短くなり側面に膨らんでくる。このとき、図9に示されるように、座屈誘導部6が内側から突起10により押されることにより、座屈誘導部6の折れが促進される。そして、図10、図11に示されるように、突起10が外装用スリーブ状段ボール2を面取部13とするように押し上げられる。
以下、本発明の実施の形態3を図12〜図15に基づいて説明する。
図12は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の包装体100の分解組立図である。図13は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の包装体100の斜視図である。図14は、本発明の実施の形態3に係る外装用スリーブ状段ボール2の展開図である。図15は、本発明の実施の形態3に係る外装用スリーブ状段ボール2の面取部13が変形した斜視図である。
なお、本実施の形態3で用いられる被包装体1及び緩衝用発泡スチロール3は、実施の形態1と同様であるため、説明を割愛する。
まず、図12に示される被包装体1、外装用スリーブ状段ボール2、緩衝用発泡スチロール3、及び結束バンド14を組み合わせることにより、図13に示される空気調和機の包装体100が出来上がる。出来上がった空気調和機の包装体100について、緩衝用発泡スチロール3の沈み込みが発生した場合、外装用スリーブ状段ボール2に胴膨れや座屈が発生するよりも先に、座屈誘導罫線8が折れる。これにより、図15に示されるように、外装用スリーブ状段ボール2の長手方向側面の上部及び下部に面取部13が形成される。
以下、本発明の実施の形態4を図16〜図19に基づいて説明する。
図16は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の包装体100の分解組立図である。図17は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の包装体100の斜視図である。図18は、本発明の実施の形態4に係る外装用スリーブ状段ボール2の展開図である。図19は、本発明の実施の形態4に係る外装用スリーブ状段ボール2の面取部13が変形した斜視図である。
なお、本実施の形態4で用いられる被包装体1及び緩衝用発泡スチロール3は、実施の形態1と同様であるため、説明を割愛する。
まず、図16に示される被包装体1、外装用スリーブ状段ボール2、緩衝用発泡スチロール3、及び結束バンド14を組み合わせることにより、図17のような空気調和機の包装体100が出来上がる。出来上がった空気調和機の包装体100について、緩衝用発泡スチロール3の沈み込みが発生した場合、外装用スリーブ状段ボール2に胴膨れや座屈が発生するよりも先に、混合線9が折れる。これにより、図19に示されるように、外装用スリーブ状段ボール2の長手方向側面の上部及び下部に面取部13が形成される。
以下、本発明の実施の形態5を図20〜図23に基づいて説明する。
図20は、本発明の実施の形態5に係る空気調和機の包装体100の分解組立図である。図21は、本発明の実施の形態5に係る空気調和機の包装体100の斜視図である。図22は、本発明の実施の形態5に係る外装用スリーブ状段ボール2の展開図である。図23は、本発明の実施の形態5に係る外装用スリーブ状段ボール2の面取部13が変形した斜視図である。
なお、本実施の形態5で用いられる被包装体1及び緩衝用発泡スチロール3は、実施の形態1と同様であるため、説明を割愛する。
まず、図20に示される被包装体1、外装用スリーブ状段ボール2、緩衝用発泡スチロール3、及び結束バンド14を組み合わせることにより、図21に示される空気調和機の包装体100が出来上がる。
次に、完成した空気調和機の包装体100について、緩衝用発泡スチロール3の沈み込みが発生した場合、外装用スリーブ状段ボール2に胴膨れや座屈が発生するよりも先に、座屈誘導部6が折れる。これにより、図22に示されるように、外装用スリーブ状段ボール2の長手方向側面の上部及び下部に面取部13が形成される。
以下、本発明の実施の形態6を図24〜図27に基づいて説明する。
図24は、本発明の実施の形態6に係る空気調和機の包装体100の分解組立図である。図25は、本発明の実施の形態6に係る空気調和機の包装体100の斜視図である。図26は、本発明の実施の形態6に係る外装用スリーブ状段ボール2の展開図である。図27は、本発明の実施の形態6に係る外装用スリーブ状段ボール2の面取部13が変形した斜視図である。
なお、本実施の形態6で用いられる被包装体1及び緩衝用発泡スチロール3は、実施の形態1と同様であるため、説明を割愛する。
まず、図24に示される被包装体1、外装用スリーブ状段ボール2、緩衝用発泡スチロール3、及び結束バンド14を組み合わせることにより、図25に示される空気調和機の包装体100が出来上がる。
次に、出来上がった空気調和機の包装体100について、緩衝用発泡スチロール3の沈み込みが発生した場合、外装用スリーブ状段ボール2に胴膨れや座屈が発生するよりも先に、座屈誘導部6が折れる。これにより、図27に示されるように、外装用スリーブ状段ボール2の長手方向側面の上部及び下部に面取部13が形成される。
Claims (8)
- 被包装体の胴部以外の両端部を保持する緩衝材と、
複数の折り曲げ部が幅方向全体に亘って形成されており、前記緩衝材の外周に沿って前記折り曲げ部が折り曲げられることで前記被包装体の胴部を覆う外装用スリーブ状段ボールと、を備え、
前記外装用スリーブ状段ボールには、
前記被包装体の胴部を覆った際に、前記被包装体の側面と対向する位置に前記外装用スリーブ状段ボールの変形を促す座屈誘導部が幅方向全体に亘って形成されている
ことを特徴とする空気調和機の包装体。 - 前記緩衝材には、
前記外装用スリーブ状段ボールが前記被包装体の胴部を覆った状態で前記座屈誘導部と当接する、リブ状の突起が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の包装体。 - 前記座屈誘導部は、
前記折り曲げ部で構成される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機の包装体。 - 前記座屈誘導部は、
前記折り曲げ部とミシン線とを組み合わされて構成される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機の包装体。 - 前記折り曲げ部は、
罫線又は裏ライナー線で構成される
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和機の包装体。 - 前記座屈誘導部の両端部のそれぞれを切り欠いて前記緩衝材の外周の一部を露出させる切欠部が、前記外装用スリーブ状段ボールの前記緩衝材側の側面に形成されている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和機の包装体。 - 前記切欠部は、三角形状に形成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の空気調和機の包装体。 - 前記切欠部は、台形状に形成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の空気調和機の包装体。
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