JP3181818U - 組立式梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納空間が複数の空間に仕切られた組立式梱包箱において、組立工数の低減を図る。
【解決手段】第2側板3の端辺のうち底板6と反対側の上端辺から底板6側に突出した仕切フラップであって、上端辺から底板6側に延びる突出板、及び該突出板の端辺から第1側板2側に突出した仕切板8B、8Cを有する仕切フラップ8を備える。これにより、仕切板8B、8Cを有する仕切フラップ8が第2側板3に設けられているので、組立式梱包箱の組立工程に加えて、仕切部材を収納空Aに配設する工程を別途必要としない。また、仕切フラップ8は、蓋板7が設けられた第1側板2ではなく、第1側板2と対向する第2側板3に設けられている。このため、シート材から展開部材を切り出す等した際に、破棄する箇所を低減できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、物品が収納される組立式梱包箱に関する。
組立式梱包箱とは、例えば特許文献1に示されるように、所定形状に切断成形等されたシート材が折り曲げられて構成された箱である。
なお、シート材とは、例えば、厚紙や段ボール紙等の紙製のシート、又は金属板若しくは樹脂板等の折り曲げ加工が可能な板材をいう。また、所定形状に切断成形等されたシート材、つまり折り曲げられる前のシート材を展開部材ともいう。
特許第4678040号明細書
ところで、組立式梱包箱内に複数の物品が収納される場合においては、組立式梱包箱内の収納空間を複数の空間に仕切る仕切部材が配設される。この仕切部材は、多くの場合、組立式梱包箱が組み立てられた後、所定形状に折り曲げ形成されたシート材を収納空間に配設することにより構成されている。なお、当該仕切部材は、組立式梱包箱とは別に設けられたシート材である。
つまり、上記方式の組立式梱包箱では、組立式梱包箱の組立工程に加えて、仕切部材を収納空間に配設する工程を別途必要とするといった問題がある。
本考案は、上記点に鑑み、収納空間が複数の空間に仕切られた組立式梱包箱において、組立工数の低減を図ることを目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために、収納空間(A)の第1壁面(A1)を構成する第1側板(2)と、収納空間(A)を挟んで第1側板(2)と反対側に位置し、収納空間(A)の第2壁面(A2)を構成する第2側板(3)と、第1側板(2)と第2側板(3)とを連結し、収納空間(A)の第3壁面(A3)を構成する第3側板(4)と、収納空間(A)を挟んで第3側板(4)と反対側に位置するとともに、第1側板(2)と第2側板(3)とを連結して収納空間(A)の第4壁面(A4)を構成する第4側板(5)と、第1側板(2)及び第2側板(3)のうち少なくとも一方の側板の端辺から他方の側板側に突出し、収納空間(A)の第5壁面(A5)を構成する底板(6)と、収納空間(A)を挟んで底板(6)と反対側に位置するとともに、第1側板(2)の端辺(2B)から第2側板(3)側に突出した蓋板であって、第1側板(2)に対して揺動可能な蓋板(7)と、第2側板(3)の端辺のうち底板(6)と反対側の端辺(以下、上端辺(3B)という。)から底板(6)側に突出した仕切フラップであって、上端辺(3B)から底板(6)側に延びる突出板(8A)、及び突出板(8A)の端辺から第1側板(2)側に突出した仕切板(8B、8C)を有する仕切フラップ(8)とを備えることを特徴とする。
本考案では、仕切板(8B、8C)を有する仕切フラップ(8)が第2側板(3)に設けられているので、従来に係る組立式梱包箱と異なり、組立式梱包箱の組立工程に加えて、仕切部材を収納空(A)に配設する工程を別途必要としない。
また、仕切フラップ(8)は、蓋板(7)が設けられた第1側板(2)ではなく、第1側板(2)と対向する第2側板(3)に設けられている。このため、本考案では、後述するように、シート材から展開部材を切り出す等した際に、破棄する箇所を低減できる。
なお、本考案は、以下のような構成であってもよい。
すなわち、請求項2に記載の考案のごとく、仕切板(8B、8C)の板面は、突出板(8A)と交差する方向に拡がっているとともに、第3側板(4)又は第4側板(5)と対向した構成としてもよい。
また、請求項3に記載の考案のごとく、仕切板(8B、8C)のうち底板(6)側の端部(以下、仕切端(8H)という。)は、突出板(8A)の延び方向先端(以下、突出端(8J)という。)より底板(6)側に位置しており、さらに、上端辺(3B)から仕切端(8H)までの寸法(H1)を、第1側板(2)と第2側板(3)との距離(W3)より大きくしてもよい。
また、請求項4に記載の考案のごとく、上端辺(3B)から突出端(8J)までの寸法(H2)を、第1側板(2)と第2側板(3)との距離(W3)以下としてもよい。
また、請求項5に記載の考案では、突出端(8J)から仕切端(8H)に連なる部位に、突出板(8A)の延び方向に対して傾いた傾斜部(8K)を設けてもよい。
さらに、請求項6に記載の考案のごとく、仕切板(8B、8C)は、突出板(8A)を挟んで両側に設けられていてもよい。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本考案は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
(a)は本考案の第1実施形態に係る組立式梱包箱1の斜視図であり、(b)は収納空間Aの説明図である。 本考案の第1実施形態に係る組立式梱包箱1を底板6側から見た図である。 本考案の第1実施形態に係る組立式梱包箱1の蓋板7を開いた状態を示す図である。 図3のB−B断面図である。 本考案の第1実施形態に係る組立式梱包箱1の組立工程の途中を示す図である。 本考案の第1実施形態に係る組立式梱包箱1の展開部材10である。 本考案の実施形態に係る組立式梱包箱1の特徴を説明するための比較例を示す図である。 本考案の第1実施形態に係る組立式梱包箱1の組立工程の途中を示す図である。 本考案の第1実施形態に係る組立式梱包箱1の組立工程の途中を示す図である。 本考案の第2実施形態に係る組立式梱包箱1の展開部材10である。
以下に説明する「考案の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、実用新案登録請求の範囲に記載された考案特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
以下、本考案の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものであり、本考案は、各図に付された方向に限定されるものではない。
(第1実施形態)
1.組立式梱包箱の構成
本実施形態に係る組立式梱包箱1は、図1(a)に示すように、物品を収納するための収納空間Aを有する。本実施形態に係る収納空間Aは、図1(b)に示すように、少なくとも4つの壁面が直方形状となる六面体である。以下、六面体状の収納空間Aを形成する6つの壁面A1〜A6を図1(b)に示すように定義する。
すなわち、第1壁面A1は頂点P1〜P4を有する仮想面である。第2壁面A2は頂点P5〜P8を有する仮想面である。第3壁面A3は頂点P1、P3、P7、P5を有する仮想面である。第4壁面A4は頂点P2、P4、P8、P6を有する仮想面である。第5壁面A5は頂点P3、P4、P8、P7を有する仮想面である。第6壁面A6は頂点P1、P2、P6、P5を有する仮想面である。
そして、図1(a)に示すように、第1側板2は収納空間Aの第1壁面A1を構成する。第2側板3は、収納空間Aを挟んで第1側板2と反対側に位置する側板であって、収納空間Aの第2壁面A2を構成する。
第3側板4は、第1側板2と第2側板3とを連結する側板であって、収納空間Aの第3壁面A3を構成する。第4側板5は、収納空間Aを挟んで第3側板4と反対側に位置する側板であって、第1側板2と第2側板3とを連結して収納空間Aの第4壁面A4を構成する。
底板6は収納空間Aの第5壁面A5を構成する。なお、本実施形態に係る底板6は、図2に示すように、第1底板6A及び第2底板6Bを有して構成されている。第1底板6Aは、第1側板2の端辺2Aから第2側板3側に突出した板材である。
第2底板6Bは、第2側板3の端辺3Aから第1側板2側に突出した板材である。そして、第1底板6A及び第2底板6Bは、第3側板4から第4側板5に至る範囲に設けられている。このため、収納空間Aの第5壁面A5は、底板6により閉塞された状態となる。
なお、本実施形態では、第2底板6Bの突出寸法、つまり端辺3Aから先端まで寸法W2は、第1底板6Aの突出寸法、つまり端辺2Aから先端までの寸法W1より大きい寸法となっている。そして、第1底板6Aと第2底板6Bとが重なる部位においては、第2底板6Bが第1底板6Aより内側、つまり収納空間A側に位置し、第1底板6Aは第2底板6Bより外側に位置している。
因みに、第2底板6Bの突出寸法W2は、第5壁面A5全体を第2底板6Bにて覆うことが可能な寸法である。具体的には、突出寸法W2は、第1側板2と第2側板3との距離の略98%以上、100%以下の寸法である。第1底板6Aの突出寸法W1は、第2底板6Bの突出寸法W2の略50%である。
なお、第3側板4及び第4側板5の端辺であって、底板6側の端辺4A、5Aそれぞれには、底板6を補強する補強フラップ4B、5Bが設けられている。補強フラップ4Bのうち折り線より第1底板6A側の部位は、接着剤又はステープラー等により第1底板6Aに連結されている。同様に、補強フラップ5Bのうち折り線より第2底板6B側の部位は、接着剤又はステープラー等により第2底板6Bに連結されている。
蓋板7は、図1(a)に示すように、収納空間Aを挟んで底板6と反対側に位置し、かつ、第1側板2の端辺2Bから第2側板3側に突出した板材である。そして、蓋板7は、端辺2Bを揺動中心線として第1側板2に対して揺動できる。
第3側板4及び第4側板5の端辺であって、蓋板7側の端辺4C、5Cそれぞれには、蓋フラップ4D、5Dが設けられている。蓋フラップ4D、5Dは、蓋板7と共に収納空間Aを閉塞する。
蓋フラップ4Dは、端辺4Cを揺動中心線として第3側板4に対して揺動可能である。蓋フラップ5Dは、端辺5Cを揺動中心線として第4側板5に対して揺動可能である。そして、蓋板7により収納空間Aが閉塞される際には、蓋フラップ4D、5Dは、蓋板7よりも内側に位置し、蓋板7は蓋フラップ4D、5Dより外側に位置する。
なお、本実施形態に係る組立式梱包箱1は、底板6を下面とし、蓋板7側を上面として使用することを想定している。つまり、第6壁面A6は、物品が収納空間Aに対して出し入れされる際の開口部となる。
そして、作業者は、収納空間A、つまり組立式梱包箱に物品を出し入れする際には、蓋板7及び蓋フラップ4D、5Dを図1(a)の二点鎖線で示す位置に揺動させて前記開口部を開く。
また、組立式梱包箱1は、図3に示すように、収納空間Aを2つ以上(本実施形態では、3つ)の空間に仕切る第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを有している。第1仕切板8B及び第2仕切板8Cは、第2側板3に設けられた仕切フラップ8に設けられている。
仕切フラップ8は、図4に示すように、第2側板3の端辺のうち底板6と反対側の端辺(以下、上端辺3Bという。)から底板6側に突出した部位である。そして、仕切フラップ8は、突出板8A、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを有している。
突出板8Aは、上端辺3Bから底板6側に延びる板状の部位である。第1仕切板8Bは、突出板8Aの端辺8Dから第1側板2側に突出した板状の部位である。第2仕切板8Cは、突出板8Aの端辺8Eから第1側板2側に突出した板状の部位である。
つまり、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cは、突出板8Aを挟んで両側に設けられている。このため、本実施形態に係る収納空間Aは、図3に示すように、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cにより3つの空間に仕切られる。
なお、第1仕切板8Bの板面8F及び第2仕切板8Cの板面8Gは、突出板8Aと交差する方向に拡がっている。そして、第1仕切板8Bの板面8Fは、第3側板4と対向している。第2仕切板8Cの板面8Gは、第4側板5と対向している。このため、本実施形態では、収納空間Aは、第3側板4側から第4側板5側に向かう向きにおいて、複数に仕切られた構成となる。
また、図4に示すように、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cのうち底板6側の端部(以下、仕切端8Hという。)は、突出板8Aの延び方向先端(以下、突出端8Jという。)より底板6側に位置している。なお、「突出板8Aの延び方向」とは、上端辺3Bに対して直交する方向のうち上端辺3Bから離間する向きをいう。
そして、上端辺3Bから仕切端8Hまでの寸法H1は、第1側板2と第2側板3との距離W3(図3参照)より大きい寸法となっている。上端辺3Bから突出端8Jまでの寸法H2は、第1側板2と第2側板3との距離W3以下の寸法となっている。
なお、第1側板2と第2側板3との距離W3は、図3では、第1側板2の内壁面から第2側板3の外壁面までの寸法として規定されている。しかし、第1側板2と第2側板3との距離W3は図3の定義に厳格に限定されるものではなく、寸法H1、H2及び距離W3の寸法関係が以下の状態となれば十分である。
すなわち、仕切フラップ8が図5に示す状態にあるときに、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cの仕切端8H側が、第1側板2又は蓋板7に引っ掛かって係止された状態となり、かつ、突出板8Aの突出端8J側が第1側板2から離間した状態となる寸法関係となっていればよい。
因みに、仕切フラップ8が図5に示す状態にあるときとは、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cが突出板8Aに対して略平行であって、かつ、突出板8Aが第2側板3と略直交する状態をいう。
また、突出端8Jから仕切端8Hに連なる部位には傾斜部8Kが設けられている。傾斜部8Kは、突出端8J及び仕切端8Hのうち少なくとも一方が、突出板8Aの延び方向に対して傾いた直線状又は曲線状に傾斜した部位である。因みに、本実施形では、仕切端8Hに直線状の傾斜を設けることにより傾斜部8Kを構成している。
そして、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cのうち上端辺3B側には、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cと差込フラップ7Aとの干渉を回避する逃げ部8Lが設けられている。逃げ部8Lは、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cのうち上端辺3B側が、突出端8J側に陥没した部位である。
そして、本実施形態に係る逃げ部8Lは、突出板8Aに近づくほど仕切端8H側に近づくように、上端辺3Bと平行な方向に対して傾斜した傾斜辺を有している。なお、差込フラップ7Aとは、図1に示すように、蓋板7の先端側に設けられた部位であって、蓋板7にて開口部が閉塞されたときに、蓋板7が開放側に揺動変位することを抑止する部位である。
2.組立式梱包箱の展開部材
第1側板2〜第4側板5、底板6、蓋板7及び仕切フラップ8は、図6に示すように、1枚の展開部材10に予め設けられている。そして、組立式梱包箱1は、図6の破線で示す箇所を折曲部として折り曲げられることにより組み立てられる。
なお、組立式梱包箱1を組み立てる際には、斜線で示された部位、つまり糊代9及び、補強フラップ4B、5Bの一部を事前に接着剤等にて対応する箇所に連結する必要がある。
具体的には、糊代9は第4側板5の内面に連結される。補強フラップ4Bのうち折り線より第1底板6A側の部位は、第1底板6Aに連結される。補強フラップ5Bのうち折り線より第2底板6B側の部位は、第2底板6Bに連結される。
3.本実施形態に係る組立式梱包箱の特徴
本実施形態では、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを有する仕切フラップ8が第2側板3に設けられているので、従来に係る組立式梱包箱と異なり、組立式梱包箱1の組立工程に加えて、仕切部材を収納空間Aに配設する工程を別途必要としない。
また、仕切フラップ8は、蓋板7が設けられた第1側板2ではなく、第1側板2と対向する第2側板3に設けられている。このため、本実施形態では、シート材から展開部材10を切り出す等した際に、破棄する箇所を低減できる。
すなわち、仮に、従来に係る組立式梱包箱のように、仕切部材を展開部材10とは別の部材にて構成した場合には、仕切フラップ8が不要となるので、破棄する箇所が本実施形態に比べて大きくなる。
また仮に、蓋フラップ4D、5Dに仕切部材を設けた場合には、図7に示すように、仕切部材を含む蓋フラップ4D、5Dの部分が蓋板7より、紙面上側に拡大してしまう。このため、仮に、蓋フラップ4D、5Dに仕切部材を設けた場合には、破棄する箇所が本実施形態に比べて更に大きくなる。
以上のように、本実施形態では、シート材から展開部材10を切り出す等した際に、破棄する箇所を低減できる。
また、本実施形態では、仕切端8Hは突出端8Jより底板6側に位置し、かつ、上端辺3Bから仕切端8Hまでの寸法H1は、第1側板2と第2側板3との距離W3より大きいことを特徴としている。
これにより、本実施形態では、仕切フラップ8が収納空間A内に折り込まれる前においては、図5に示すように、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cの仕切端8H側は、第1側板2又は蓋板7に係止された状態となる。
そして、上端辺3Bを揺動中心として、図5に示す状態から更に仕切フラップ8が底板6側に揺動変位すると、図8に示すように、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cの仕切端8H側は、第1側板2又は蓋板7に係止されたまま、突出板8Aのみが底板6側に揺動変位する。
このとき、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cの仕切端8Hは、第1側板2の端辺2Bに対して滑り接触しながら底板6側に移動するので、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cは、図8→図9の順に示すように、突出板8Aに対して立ち上がるように、突出板8Aに対して折り曲がっていく。
上記のように、本実施形態では、仕切フラップ8が収納空間A内に折り込まれていくと、これに呼応して、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cは、自動的に突出板8Aに対して折り曲がっていく。
このため、突出板8Aが第2側板3の内壁に接触可能な程度まで仕切フラップ8が収納空間A内に折り込まれると、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cは、図3に示すように、第3側板4又は第4側板5と対向する状態まで突出板8Aに対して折り曲がっていく。
また、本実施形態では、上端辺3Bから突出端8Jまでの寸法H2は、第1側板2と第2側板3との距離W3以下であることを特徴としている。
これにより、本実施形態では、仕切フラップ8が収納空間A内に折り込まれる前においては、図5に示すように、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cの仕切端8H側は、第1側板2又は蓋板7に係止された状態となり、かつ、突出板8Aは、第1側板2又は蓋板7に係止されない。
このため、仕切フラップ8が収納空間A内に折り込まれていく際に、仕切端8Hのみを第1側板2の端辺2Bに対して滑り接触させることができる。つまり、突出板8Aの突出端8J側が第1側板2又は蓋板7に係止された状態とならない。したがって、仕切フラップ8が収納空間A内に折り込まれていく際に、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを確実に突出板8Aに対して折り曲がらせることができる。
因みに、仮に、突出板8Aの突出端8J側が第1側板2等に係止された状態となっていると、作業者は、仕切フラップ8を収納空間A内に折り込む際に比較的大きな力で仕切フラップ8を収納空間A内に折り込む必要がある。このため、突出端8J側が第1側板2等に係止された状態となっていると、組立作業性が低下するおそれがある。
また、本実施形態では、突出端8Jから仕切端8Hに連なる部位には、突出板8Aの延び方向に対して傾いた傾斜部8Kが設けられていることを特徴としている。これにより、本実施形態では、図8に示すように、仕切端8Hが第1側板2の端辺2Bに対して滑り接触する際に、仕切端8Hが端辺2Bに対して滑らかに滑っていく。
したがって、本実施形態では、仕切フラップ8が収納空間A内に折り込まれていく作動に応じて、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを滑らかに突出板8Aに対して折り曲げていくことができる。
因みに、突出端8Jから仕切端8Hに連なる部位が段差状に形成されていると、仕切フラップ8が収納空間A内に折り込まれていく際に、当該段差が第1側板2の端辺2Bに係止されるように引っ掛かるので、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを滑らかに折り曲げることができない。
また、本実施形態では、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cは、突出板8Aを挟んで両側に設けられていることを特徴としている。これにより、本実施形態では、突出板8Aを収納空間A側に押圧するように仕切フラップ8を折り曲げることにより、容易に、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを突出板8Aに対して折り曲げていくことができる。
すなわち、仮に、第2仕切板8Cが設けられておらず、第1仕切板8Bのみが仕切フラップ8に設けられている場合において、突出板8Aを収納空間A側に押圧するように仕切フラップ8を折り曲げると、片側のみ力が作用するため、仕切フラップ8が捻れるおそれがある。そして、仕切フラップ8を折り込む際に仕切フラップ8が捻れると、第1仕切板8Bが突出板8Aに対して折り曲がらない可能性がある。
これに対して、本実施形態では、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cは、突出板8Aを挟んで両側に設けられているので、仕切フラップ8が折り込まれる際に仕切フラップ8が捻れる可能性が低い。したがって、突出板8Aを収納空間A側に押圧することにより、容易に、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを突出板8Aに対して折り曲げていくことができる。
なお、本実施形態では、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cと突出板8Aとの境界、つまり折曲部となる部位に、ミシン目等の折曲誘導部を設けている。これにより、突出板8Aを収納空間A側に第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを突出板8Aに対して確実に折り曲げることができる。
ところで、本実施形態では、第3側板4側、及び第4側板5側に物品を載置した状態で、仕切フラップ8を収納空間A側に折り込むと、特に、効果的である。
つまり、第3側板4側、及び第4側板5側に物品を載置した状態で、仕切フラップ8が収納空間A側に折り込まれると、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cは、その載置された物品に滑り接触しながら突出板8Aに対して折り曲がっていく。
このため、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを容易に折り曲げることができるとともに、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cが元の状態に戻ることが抑制される。したがって、第3側板4側、及び第4側板5側に物品を載置した状態で、仕切フラップ8を収納空間A側に折り込むと、物品を収納したままの状態で、容易かつ素早く収納空間Aを仕切ることができる。
また、本実施形態に係る逃げ部8Lは、突出板8Aに近づくほど仕切端8H側に近づくように、上端辺3Bと平行な方向に対して傾斜した傾斜辺を有していることも特徴とする。これにより、蓋板7が開口部を閉塞する向きに揺動する際に、差込フラップ7Aを予め設定された所定に位置に案内することができる。
したがって、作業者は、蓋板7を容易に閉めることができる。なお、「予め設定された所定に位置」とは、例えば、第2側板3の内壁面と差込フラップ7Aとが接触可能な位置である。
(第2実施形態)
本実施形態は、図10に示すように、第1仕切板8B及び第2仕切板8Cのうちいずれか一方(例えば、第2仕切板8C)を廃止したものである。これにより、本実施形態では、収納空間Aは2つの空間に仕切られる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、底板6を下面としたが、本考案に係る組立式梱包箱の使用はこれに限定されるものではなく、例えば、底板6を側面側として使用してもよい。
また、上述の実施形態では、収納空間Aが直方体であったが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば、収納空間Aが立方体状であってもよい。
また、上述の実施形態では、第1仕切板8B等が第3側板4又は第4側板5と対向していたが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば、第1仕切板8B等が底板6と対向した構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、仕切端8Hは突出端8Jより底板6側に位置し、かつ、上端辺3Bから仕切端8Hまでの寸法H1は、第1側板2と第2側板3との距離W3より大きい寸法となっていたが、本考案はこれに限定されるものではない。
つまり、上述の実施形態では、仕切フラップ8が収納空間A内に折り曲げられていくと、これに呼応して第1仕切板8B及び第2仕切板8Cが突出板8Aに対して折り曲がっていくものであった。
しかし、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば、作業者が突出板8Aに対して第1仕切板8B及び第2仕切板8Cを折り曲げた後、仕切フラップ8を収納空間A側に折り込んでもよい。
そして、このように組立式梱包箱1を組み立てる場合には、仕切端8Hは突出端8Jより底板6側に位置し、かつ、上端辺3Bから仕切端8Hまでの寸法H1を、第1側板2と第2側板3との距離W3より大きい寸法とする必要はない。
また、上述の実施形態では、上端辺3Bから突出端8Jまでの寸法H2は、第1側板2と第2側板3との距離W3以下の寸法となっていたが、本考案はこれに限定されるものではなく、寸法H2を距離W3より大きくしてもよい。
なお、寸法H2を距離W3より大きくすると、仕切フラップ8を収納空間A側に折り込む前においては、突出端8Jが第1側板2に係止された状態となる。しかし、仕切フラップ8を収納空間A側に折り込む力により、第1側板2及び第2側板3のうち少なくとも一方が他方から離間するように撓むので、寸法H2を距離W3より大きくしても組立式梱包箱1を組み立てることができる。
また、上述の実施形態に係る傾斜部8Kは、仕切端8Hの一部のみに設けられていたが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば、突出端8Jと仕切端8Hとに跨るように傾斜部8Kを設ける、若しくは仕切端8H全域に傾斜部8Kを設ける、又は傾斜部8Kを廃止する等としてもよい。
また、上述の実施形態に係る傾斜部8Kは、直線状であったが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば、曲線状の傾斜部8Kであってもよい。
また、上述の実施形態では、第1底板6Aと第2底板6Bとが異なる形状であったが、本考案は図2に示す形状・構成に限定されるものではなく、例えば、第1底板6Aと第2底板6Bとを合同又は相似形状としてもよい。
また、本考案は、実用新登録請求の範囲に記載された考案の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… 組立式梱包箱 2… 第1側板 3… 第2側板 4… 第3側板
4B… 補強フラップ 4D… 蓋フラップ 5… 第4側板
5B… 補強フラップ 5D… 蓋フラップ 6… 底板 6A… 第1底板
6B… 第2底板 7… 蓋板 8B… 第1仕切板 8C… 第2仕切板
8… 仕切フラップ 8A… 突出板 8K… 傾斜部

Claims (6)

  1. 物品が収納される六面体状の収納空間を有し、シート材が折り曲げられて前記収納空間が構成された組立式梱包箱において、
    前記収納空間の第1壁面を構成する第1側板と、
    前記収納空間を挟んで前記第1側板と反対側に位置し、前記収納空間の第2壁面を構成する第2側板と、
    前記第1側板と前記第2側板とを連結し、前記収納空間の第3壁面を構成する第3側板と、
    前記収納空間を挟んで前記第3側板と反対側に位置するとともに、前記第1側板と前記第2側板とを連結して前記収納空間の第4壁面を構成する第4側板と、
    前記第1側板及び前記第2側板のうち少なくとも一方の側板の端辺から他方の側板側に突出し、前記収納空間の第5壁面を構成する底板と、
    前記収納空間を挟んで前記底板と反対側に位置するとともに、前記第1側板の端辺から前記第2側板側に突出した蓋板であって、前記第1側板に対して揺動可能な蓋板と、
    前記第2側板の端辺のうち前記底板と反対側の端辺(以下、上端辺という。)から前記底板側に突出した仕切フラップであって、前記上端辺から前記底板側に延びる突出板、及び前記突出板の端辺から前記第1側板側に突出した仕切板を有する仕切フラップと
    を備えることを特徴とする組立式梱包箱。
  2. 前記仕切板の板面は、前記突出板と交差する方向に拡がっているとともに、前記第3側板又は前記第4側板と対向していることを特徴とする請求項1に記載の組立式梱包箱。
  3. 前記仕切板のうち前記底板側の端部(以下、仕切端という。)は、前記突出板の延び方向先端(以下、突出端という。)より前記底板側に位置しており、
    さらに、前記上端辺から前記仕切端までの寸法は、前記第1側板と前記第2側板との距離より大きいことを特徴とする請求項2に記載の組立式梱包箱。
  4. 前記上端辺から前記突出端までの寸法は、前記第1側板と前記第2側板との距離以下であることを特徴とする請求項3に記載の組立式梱包箱。
  5. 前記突出端から前記仕切端に連なる部位には、前記突出板の延び方向に対して傾いた傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の組立式梱包箱。
  6. 前記仕切板は、前記突出板を挟んで両側に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の組立式梱包箱。
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