JP2013158308A - 釣糸巻回用スプールと、このスプールを搭載した魚釣用リール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】魚釣用リールに用いられるスプールは、中空な円筒形状を成す糸巻胴部の円筒内部中央に円盤状を成すリブ部が縦立して設けられ、リブ部の中央に設けられた軸挿入部がスプール軸を嵌装する。糸巻胴部の両端外周に湾曲状に縦立して環状に形成されるフランジ部を設け、さらに、糸巻胴部の周面上で開口面積が異なり、リブ部と繋がる中央部分から両外周のフランジ部へそれぞれに向かって開口面積が小さくなる順に配置される複数の貫通孔を有する構成である。
【選択図】図2
Description
例えば、特許文献1は、中空な糸巻胴部の内周面中央に一体的に接合する円盤形状のリブ部が設けられ、そのリブ部の中心にスプール軸が装嵌された構成のスプールが記載されている。スプールの軽量化を図るために、スプールの糸巻面(糸巻胴部)に同径で複数の貫通孔を形成した技術が提案されている。また、特許文献2は、同様に複数の貫通孔がスプールの外周に沿って列状に配置された構成が提案されている。
図1は、本発明に係る魚釣用リールの全体的な外観構成を示す図である。
この魚釣用リール(以下、リールと称する)1は、スプール5を貫通するスプール軸(図1(b)の符号7)で両側から回転可能に軸支する両軸受型の手巻きリールである。
図1(b)は、第1の実施形態の魚釣用リールに搭載されているスプールの外観構成を示す図である。図2は、スプール側面の外観構成を示す図であり、図3は、図1(b)に示す線分B−Bにおけるスプールの断面構成を示す図である。
次に、第2の実施形態について説明する。図6(a)は、第2の実施形態に係るスプールの外観構成を示す図、図6(b)乃至図6(d)は、それぞれ異なる位置のスプールの側断面構成を示す図である。図7(a)及び図7(b)は、スプールの断面構成を示す図である。本実施形態について、前述した第1の実施形態と同等の構成部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図6(a)に示すように、糸巻胴部12の周回方向と直交する方向で、貫通孔9とフランジ部13との間に、楕円の貫通孔22を形成した構成である。この例では、貫通孔22は、楕円の長い側の径(長さ)で貫通孔10の1/2の長さ、即ち、4倍の面積差となるように設定されている。従って、貫通孔22,10,9の開口面積は、べき乗の関係にある。勿論、貫通孔22は、貫通孔9,10に合わせて、設計により適宜変更されるものであり、その形状や開口面積は限定されるものではない。
次に、第3の実施形態について説明する。図8(a)は、第3の実施形態に係るスプールの外観構成を示す図、図8(b)及び図9(a)は、スプールの側断面構成を示す図である。図9(b)は、開口する孔の形状について説明するための図である。本実施形態について、前述した第1の実施形態と同等の構成部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
さらに、1種類の貫通孔を形成するため、設計が容易であり、形成作業も容易になる。その強度も貫通孔23の開口面積(又は、形状)と配置数により調整できるが、開口幅の狭まり具合を変えることで、微小な調整も容易にできる。
次に、第4の実施形態について説明する。図10は、第4の実施形態に係るスプールの側面構成を示す図である。本実施形態について、前述した第1の実施形態と同等の構成部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のスプール41は、貫通孔の開口形状に多角形、例えば6角形の複数種の貫通孔を用いて、糸巻胴部12の中央を境にして、両フランジ部13側に向かい、開口面積が小さくなるように、公知なハニカム状に配置した構成である。
Claims (5)
- 釣糸を糸巻胴部に巻回保持するスプールであって、
中空な円筒形状を成す糸巻胴部と、
前記糸巻胴部の円筒内部中央に縦立し、円筒内面と直交する方向で全周に亘り一体的に接合し、中央にスプール軸を嵌装する軸挿入部を有する円盤状を成すリブ部と、
前記糸巻胴部の両端で、それぞれに外周に渡って湾曲状に縦立して環状に形成されるフランジ部と、を具備し、
前記糸巻胴部の周面上で周方向に列状に連なり、異なる複数の開口面積を有し、前記リブ部と繋がる中央部分から両外周の前記フランジ部にそれぞれ向かって開口面積が小さくなる順に複数段で配置される複数の貫通孔を有することを特徴とする釣糸巻回用スプール。 - 前記釣糸巻回用スプールにおいて、
前記複数の貫通孔が、少なくとも第1の貫通孔群と、該第1の貫通孔よりも開口面積が小さい第2の貫通孔群とを有し、
複数の前記第1の貫通孔群が前記糸巻胴部の表面側中央を挟んで、前記周面の周方向に列状に配置され、
複数の前記第2の貫通孔群が前記糸巻胴部上の周方向における前記第1の貫通孔群間の中間で、前記フランジ部の近傍に、周方向に列状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の釣糸巻回用スプール。 - 前記釣糸巻回用スプールにおいて、
前記糸巻胴部上の周方向に、開口形状が6角形を成して、異なる複数の開口面積を有し、前記リブ部と繋がる中央部分から両外周の前記フランジ部にそれぞれ向かって開口面積が小さくなる順にハニカム配置される複数の貫通孔を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の釣糸巻回用スプール。 - 釣糸を糸巻胴部に巻回保持するスプールであって、
中空な円筒形状を成す糸巻胴部と、
前記糸巻胴部の円筒内部中央で中空を塞ぎ、円筒内面と直交する方向で全周に亘り一体的に接合し、中央にスプール軸を嵌装する軸挿入部を有する円盤状を成すリブ部と、
前記糸巻胴部の両端で、それぞれに外周に渡って湾曲状に縦立して環状に形成されるフランジ部と、を具備し、
前記糸巻胴部の周面上で、前記リブ部と繋がる中央部分から両外周の前記フランジ部にそれぞれ向かって開口幅が狭くなる形状の複数の貫通孔を有することを特徴とする釣糸巻回用スプール。 - 対向する一対の側壁部を有するリール本体と、
釣糸を糸巻胴部に巻回保持するスプールと、
前記スプールに嵌装され、両端を前記側壁部に取り付けて、前記スプールを回転自在に支持するスプール軸と、
前記スプール軸と機械的に連結され、前記スプールを回転させる駆動機構と、を具備し、
前記スプールは、
中空な円筒形状を成す糸巻胴部と、
前記糸巻胴部の円筒内部中央で縦立し、円筒内面と直交する方向で全周に亘り一体的に接合し、中央にスプール軸を嵌装する軸挿入部を有する円盤状を成すリブ部と、
前記糸巻胴部の両端で、それぞれに外周に渡って湾曲状に縦立して環状に形成されるフランジ部と、
前記糸巻胴部の周面上で、開口面積が異なり、前記リブ部と繋がる中央部分から両外周の前記フランジ部にそれぞれ向かって開口面積が小さくなる順に配置される複数の貫通孔と、を有することを特徴とする釣糸巻回用スプールを搭載した魚釣用リール。
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