JP2013151443A - イソシアヌレート化合物 - Google Patents

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Abstract

【課題】エポキシ樹脂の原料としての他、従来知られた熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂の原料として使用できるイソシアヌレート化合物の提供。
【解決手段】脂環式エポキシ基を有する下記の化学式で示されるイソシアヌレート化合物。
Figure 2013151443

[式中、nは1〜3の整数を表し、Xは、メチル基、アリル基、グリシジル基、3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル基を表し、Yは、メチル基、アリル基、グリシジル基、3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル基を表す。]
【選択図】なし

Description

本発明は、脂環式エポキシ基または、脂環式エポキシ基とグリシジル基を有するイソシアヌレート化合物に関するものである。
イソシアヌレート化合物を熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂の原料として用いた場合には、同化合物の有するリジッドなトリアジン骨格が、樹脂を構成する重合体の分子中に取り込まれることにより、樹脂の機械的強度、寸法安定性、耐熱性、耐薬品性、耐加水分解性、耐候性(耐光性)、難燃性、電気的特性等を改善することができる。そのため、樹脂が使用される用途や、樹脂に求められる特性に応じて、数多くの種類のイソシアヌレート化合物が開発・検討され、また実用にも供されている。
本発明に類似する物質として、特許文献1には、例えば化学式(IV)で示されるイソシアヌレート化合物が開示されている。この物質は脂環式エポキシ基を有するところから、エポキシ樹脂の原料として好適なものである。
Figure 2013151443
特開2010−1424号公報
本発明は、エポキシ樹脂の原料としての他、従来知られた熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂の原料としての用途が期待される、新規なイソシアヌレート化合物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、化学式(I)、化学式(II)または化学式(III)で示されるイソシアヌレート化合物を合成し得ることを認め、本発明を完成するに至ったものである。
Figure 2013151443
Figure 2013151443
Figure 2013151443
本発明のイソシアヌレート化合物は、トリアジン環と共に、脂環式エポキシ基または、脂環式エポキシ基とグリシジル基を有する物質であるので、従来知られたエポキシ化合物との併用や代替が可能であり、これを硬化させて得られるエポキシ樹脂は、優れた耐候性や耐熱性を発揮することが期待される。
本発明のイソシアヌレート化合物を、従来知られた熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂の原料として使用した場合には、同化合物の有するリジッドなトリアジン骨格が、重合体の分子中に取り込まれることにより、当該樹脂の機械的強度、寸法安定性、耐熱性、耐薬品性、耐加水分解性、耐候性(耐光性)、難燃性、電気的特性等の改善が期待される。
また、エポキシ化合物(樹脂)やシリコン化合物(樹脂)による改質や、それらとの併用により、前記の改善効果を高めることも期待される。
例えば、特開2002−341101号公報には(引用により本明細書に含む)、「(A)SiH基と反応性を有する炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有機化合物、(B)1分子中に少なくとも2個のSiH基を含有するケイ素化合物、(C)ヒドロシリル化触媒、及び(D)SiH基と反応性を有する炭素−炭素二重結合を1分子中に1個含有する化合物、を必須成分として含有することを特徴とする光学材料用組成物」が記載されている(請求項1)。
そして、(A)成分として、トリアリルイソシアヌレートが例示され(段落0034)、(D)成分として、モノアリルジベンジルイソシアヌレートやモノアリルジグリシジルイソシアヌレートが例示されており(段落0089)、これらのイソシアヌレート化合物の代わりに、または、これらと併用して、本発明の内のアリル基を有するイソシアヌレート化合物の利用が期待される。
また、この公報には、当該光学材料用組成物に、熱硬化性樹脂のエポキシ樹脂として、トリグリシジルイソシアヌレート、モノアリルジグリシジルイソシアヌレートやジアリルモノグリシジルイソシアヌレートを添加し得る点が記載されている(段落0107〜0108)が、これらの代わりに、またはこれらと併用する、本発明のイソシアヌレート化合物の利用が期待される。
本発明のイソシアヌレート化合物およびその重合物は、発光ダイオード、プラスチックレンズ、プリズム、光ファイバー、情報記録媒体用基板、フィルター等の光学部品等の材料、具体的には、半導体素子/集積回路(IC他)、個別半導体(ダイオード、トランジスタ、サーミスタなど)、LED(LEDランプ、チップLED、受光素子、光半導体用レンズなど)、センサー(温度センサー、光センサー、磁気センサー)、受動部品(高周波デバイス、抵抗器、コンデンサなど)、機構部品(コネクター、スイッチ、リレーなど)、自動車部品(回路系、制御系、センサー類、ランプシールなど)、接着剤(光学部品、光学ディスク、ピックアップレンズなど)、光学用フィルムの表面部コーティング剤等に使用される樹脂の原料としての利用が期待される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、前記の化学式(I)、化学式(II)または化学式(III)で示されるイソシアヌレート化合物である。
化学式(I)で示されるイソシアヌレート化合物は、
1,3,5−トリス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレート、
1,3,5−トリス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル)イソシアヌレートおよび
1,3,5−トリス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルプロピル)イソシアヌレートを包含する。
化学式(II)で示されるイソシアヌレート化合物は、
1,3−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)−5−モノメチルイソシアヌレート、
1,3−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル)−5−モノメチルイソシアヌレート、
1,3−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルプロピル)−5−モノメチルイソシアヌレート、
1−モノアリル−3,5−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレート、
1−モノアリル−3,5−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル)イソシアヌレート、
1−モノアリル−3,5−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルプロピル)イソシアヌレート、
1,3−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)−5−モノグリシジルイソシアヌレート、
1,3−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル)−5−モノグリシジルイソシアヌレートおよび
1,3−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルプロピル)−5−モノグリシジルイソシアヌレートを包含する。
化学式(III)で示されるイソシアヌレート化合物は、
1−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)−3,5−ジメチルイソシアヌレート、
1−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル)−3,5−ジメチルイソシアヌレート、
1−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルプロピル)−3,5−ジメチルイソシアヌレート、
1,3−ジアリル−5−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレート、
1,3−ジアリル−5−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル)イソシアヌレート、
1,3−ジアリル−5−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルプロピル)イソシアヌレート、
1−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)−3,5−ジグリシジルイソシアヌレート、
1−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル)−3,5−ジグリシジルイソシアヌレートおよび
1−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルプロピル)−3,5−ジグリシジルイソシアヌレートを包含する。
本発明のイソシアヌレート化合物のうち、3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル基を有するイソシアヌレート化合物は、前駆体となるイソシアヌレート化合物(以下、前駆体Aと云う)とクロロ酢酸3−シクロヘキセニルメチルエステルとの反応により得られる生成物を、更にエポキシ化することにより合成することができる。
前記の前駆体Aは、
イソシアヌル酸、
1−モノメチルイソシアヌレート、
1,3−ジメチルイソシアヌレート、
1−モノアリルイソシアヌレートおよび
1,3−ジアリルイソシアヌレートである。
前駆体Aとクロロ酢酸3−シクロヘキセニルメチルエステルとの反応は、反応溶媒中、塩基性物質の存在下において加熱攪拌することにより進行する。
前記の反応溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド等の極性溶媒を使用することができる。
また、この反応の反応時間および反応温度は、使用する原料、反応溶媒や反応スケール等に応じて適宜設定すればよいが、好ましくは各々6〜12時間および60〜100℃である。
前記の塩基性物質としては、水素化ナトリウムや、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を使用することができる。
また、本発明のイソシアヌレート化合物のうち、3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル基と同プロピル基を有するイソシアヌレート化合物については、前駆体となるモノ、ビスまたはトリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート化合物(以下、前駆体B(1)と云う)もしくは、モノ、ビスまたはトリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレート化合物(以下、前駆体B(2)と云う)と、3−シクロヘキセン−1−メタノールとの脱水反応により得られる生成物を、更にエポキシ化することにより合成することができる。
前記の前駆体B(1)は、
1,3,5−トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート、
1,3−ビス(2−カルボキシエチル)−5−モノメチルイソシアヌレート、
1−モノアリル−3,5−ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート、
1−モノ(2−カルボキシエチル)−3,5−ジメチルイソシアヌレートおよび
1,3−ジアリル−5−モノ(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートであり、
前記の前駆体B(2)は、
1,3,5−トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレート、
1,3−ビス(3−カルボキシプロピル)−5−モノメチルイソシアヌレート、
1−モノアリル−3,5−ビス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレート、
1−モノ(3−カルボキシプロピル)−3,5−ジメチルイソシアヌレートおよび
1,3−ジアリル−5−モノ(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートである。
前記の脱水反応は、酸性条件下において、生成する水を系外に除去することにより進行する。
前記の反応溶媒としては、例えばトルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素や、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素を使用することができる。
また、この反応の反応時間および反応温度は、使用する原料、反応溶媒や反応スケール等に応じて適宜設定すればよいが、好ましくは各々4〜12時間および80〜150℃である。なお、反応温度が80℃未満の場合には反応が遅くなる。
前記の前駆体Aと前駆体B(1)および前駆体B(2)のエポキシ化の手段としては、公知の方法を採用することができる。このような方法としては、例えばオキソン試薬を用いた方法や、過酢酸、メタクロロ過安息香酸等の過酸を用いる方法や、タングステン酸ナトリウムを触媒とした過酸化水素を用いる方法を挙げることができる。
以下、本発明を実施例に示した合成試験によって具体的に説明する。
なお、合成試験に使用した原料の1,3−ジメチルイソシアヌレートについては、「Edwin M. Smolin;Lorence Rapoport.“Isocyanuric acid and derivatives”.
The chemistry of heterocyclic compounds. s-Triazines and derivatives.,
INTERSCIENCE PUBLISHERS, INC., 1959, p.389-422.」に記載された方法に従って合成した。1,3,5−トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートについては、特開平8−81461号公報に記載された方法に従って合成した。1,3−ビス(2−カルボキシエチル)−5−モノメチルイソシアヌレートについては、特開平8−81461に記載された方法に準拠して、1−モノメチルイソシアヌレートを出発物質として合成した。1,3,5−トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートについては、特開2004−352662号公報に記載された方法に従って合成した。
また、クロロ酢酸3−シクロヘキセニルメチルエステルの合成方法を、参考例1に示した。
上記以外の主な原料は、以下のとおりである。
[原料]
・3−シクロヘキセン−1−メタノール(東京化成工業社製)
・クロロ酢酸(和光純薬工業社製)
・パラトルエンスルホン酸一水和物(和光純薬工業社製)
・メタクロロ過安息香酸(東京化成工業社製)
・イソシアヌル酸(四国化成工業社製)
・1−モノメチルイソシアヌレート(四国化成工業社製)
・1−モノアリルイソシアヌレート(四国化成工業社製)
・1,3−ジアリルイソシアヌレート(四国化成工業社製)
〔参考例1〕
<クロロ酢酸3−シクロヘキセニルメチルエステルの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、クロロ酢酸11.34g(120.0mmol)、3−シクロヘキセン−1−メタノール13.46g(120.0mmol)、パラトルエンスルホン酸一水和物913mg(4.8mmol)およびトルエン120mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を還流下にて攪拌しながら、反応の進行と共に生成する水を、4時間に渡って、系外に留去した。
続いて、反応液を室温まで冷却して、炭酸水素ナトリウム水溶液20mLで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、蒸留操作(100℃/500Pa)により、無色液体として、化学式(V)で示される標題の物質20.96g(収率93%)を得た。
Figure 2013151443
〔実施例1−1〕
<1,3,5−トリス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた300mLフラスコに、イソシアヌル酸4.78g(37.0mmol)、クロロ酢酸3−シクロヘキセニルメチルエステル20.96g(111.0mmol)、炭酸ナトリウム11.76g(111.0mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド185mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を100℃にて終夜攪拌した後、減圧下にて濃縮乾固した。得られた濃縮物に水55mLを添加し、クロロホルム55mLと混合・振盪し静置した後、有機層(以下、抽出液と云う)を分離した。
このクロロホルム抽出操作を更に2回行い、これらの抽出液を混合して、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去し、2−プロパノールによる再結晶操作により、化学式(VI)で示される標題の物質を、白色結晶として17.36g(収率80%)得た。
Figure 2013151443
〔実施例1−2〕
<1,3,5−トリス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、実施例1−1の1,3,5−トリス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレート5.36g(9.15mmol)およびジクロロメタン60mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を氷冷して、メタクロロ過安息香酸(純度65%)8.02g(30.2mmol)を添加した後、室温まで昇温して終夜攪拌を行った。
次いで、10%亜硫酸ナトリウム水溶液60mLを添加し、クロロホルム60mLと混合・振盪し静置した後、有機層(以下、抽出液と云う)を分離した。
このクロロホルム抽出操作を更に2回行い、これらの抽出液を混合して、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去し、得られた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=2/1、v/v)により精製し、白色結晶2.96g(収率51%)を得た。
得られた結晶の融点およびH−NMRスペクトルデータは、以下のとおりであった。
・融点:113.6−116.3℃
1H-NMR (CDCl3) δ:4.64(s,6H),
3.95-4.06(m,6H), 3.14-3.21(m,6H), 1.02-2.19(m,21H).
また、この結晶のIRスペクトルデータは、図1に示したチャートのとおりであった。
これらのスペクトルデータより、得られた生成物は、化学式(VII)で示される標題のイソシアヌレート化合物であるものと同定した。
Figure 2013151443
〔実施例2−1〕
<1,3,5−トリス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルエチル)イソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、1,3,5−トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート3.45g(10.0mmol)、3−シクロヘキセン−1−メタノール3.37(30.0mmol)、パラトルエンスルホン酸76mg(0.4mmol)およびトルエン20mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を還流下にて攪拌しながら、反応の進行と共に生成する水を、終夜に渡って、系外に留去した。
続いて、反応液を室温まで冷却して、炭酸水素ナトリウム水溶液20mLで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去することにより、化学式(XIII)で示される標題の物質を、黄色液体として6.28g(収率100%)得た。
Figure 2013151443
〔実施例2−2〕
<1,3,5−トリス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル)イソシアヌレートの合成>
温度計と攪拌機を備えた100mLフラスコに、実施例2−1の1,3,5−トリス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルエチル)イソシアヌレート6.28g(10.0mmol)およびジクロロメタン30mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を氷冷して、メタクロロ過安息香酸(純度65%)8.76g(33.0mmol)を添加した後、室温まで昇温して終夜攪拌を行った。
次いで、10%亜硫酸ナトリウム水溶液30mLを添加し、クロロホルム30mLと混合・振盪し静置した後、有機層(以下、抽出液と云う)を分離した。
このクロロホルム抽出操作を更に2回行い、これらの抽出液を混合して、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去し、得られた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=1/1、v/v)により精製し、無色液体2.06g(収率31%)を得た。
得られた液体のH−NMRスペクトルデータは、以下のとおりであった。
1H-NMR (CDCl3) δ:4.20(t,6H),
3.86-3.95(m,6H), 3.14-3.20(m,6H), 2.66(t,6H), 1.03-2.19(m,21H).
また、この液体のIRスペクトルデータは、図2に示したチャートのとおりであった。
これらのスペクトルデータより、得られた生成物は、化学式(IX)で示される標題のイソシアヌレート化合物であるものと同定した。
Figure 2013151443
〔実施例3−1〕
<1,3,5−トリス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルプロピル)イソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、1,3,5−トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレート1.94g(5.0mmol)、3−シクロヘキセン−1−メタノール2.19(19.5mmol)、パラトルエンスルホン酸48mg(0.3mmol)およびトルエン10mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を還流下にて攪拌しながら、反応の進行と共に生成する水を、4時間に渡って、系外に留去した。
続いて、反応液を室温まで冷却して、炭酸水素ナトリウム水溶液10mLで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去することにより、化学式(X)で示される標題の物質を、黄色液体として3.25g(収率97%)得た。
Figure 2013151443
〔実施例3−2〕
<1,3,5−トリス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルプロピル)イソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、実施例3−1の1,3,5−トリス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルプロピル)イソシアヌレート3.14g(4.7mmol)およびジクロロメタン30mLを添加し、反応液を調製した。
この反応液を氷冷して、メタクロロ過安息香酸(純度65%)4.12g(15.5mmol)を添加した後、室温まで昇温して終夜攪拌を行った。
次いで、10%亜硫酸ナトリウム水溶液30mLを添加し、クロロホルム30mLと混合・振盪し静置した後、有機層(以下、抽出液と云う)を分離した。
このクロロホルム抽出操作を更に2回行い、これらの抽出液を混合して、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去し、得られた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=1/1、v/v)により精製し、無色液体3.00g(収率31%)を得た。
得られた液体のH−NMRスペクトルデータは、以下のとおりであった。
1H-NMR (CDCl3) δ:3.85-3.95(m,12H),
3.15-3.19(m,6H), 2.38(t,6H), 0.96-2.19(m,27H).
また、この液体のIRスペクトルデータは、図3に示したチャートのとおりであった。
これらのスペクトルデータより、得られた生成物は、化学式(XI)で示される標題のイソシアヌレート化合物であるものと同定した。
Figure 2013151443
〔実施例4−1〕
<1−モノアリル−3,5−ビス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、1−モノアリルイソシアヌレート2.35g(13.9mmol)、クロロ酢酸3−シクロヘキセニルメチルエステル5.77g(30.6mmol)、炭酸ナトリウム2.21g(20.9mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミド12gを投入し、反応液を調製した。
この反応液を60℃にて3時間攪拌した後、減圧下にて濃縮乾固した。得られた濃縮物に水14mLを添加し、クロロホルム14mLと混合・振盪し静置した後、有機層(以下、抽出液と云う)を分離した。
このクロロホルム抽出操作を更に2回行い、これらの抽出液を混合して、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去し、溶媒を留去することにより、化学式(XII)で示される標題の物質を、褐色液体として6.50g(収率99%)得た。
Figure 2013151443
〔実施例4−2〕
<1−モノアリル−3,5−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレートの合成>
温度計と攪拌機を備えた100mLフラスコに、実施例4−1の1−モノアリル−3,5−ビス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレート3.00g(6.34mmol)、ジクロロメタン20mLを投入して、反応液を調製した。
この反応液を氷冷して、メタクロロ過安息香酸(純度65%)3.36g(12.68mmol)を添加した後、室温まで昇温して終夜攪拌を行った。
次いで、10%亜硫酸ナトリウム水溶液20mLを添加し、クロロホルム20mLと混合・振盪し静置した後、有機層(以下、抽出液と云う)を分離した。
このクロロホルム抽出操作を更に2回行い、これらの抽出液を混合して、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去し、得られた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=1/1、v/v)により精製し、無色液体2.92g(収率91%)を得た。
得られた液体のH−NMRスペクトルデータは、以下のとおりであった。
1H-NMR (CDCl3) δ:5.83-5.90(m,1H),
5.27(dd,2H), 4.63(s,4H), 4.50(d,2H), 3.95-4.05(m,4H), 3.14-3.20(m,4H),
1.01-2.19(m,14H).
また、この液体のIRスペクトルデータは、図4に示したチャートのとおりであった。
これらのスペクトルデータより、得られた生成物は、化学式(XIII)で示される標題のイソシアヌレート化合物であるものと同定した。
Figure 2013151443
〔実施例5〕
<1,3−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)−5−モノグリシジルイソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、実施例4−1の1−モノアリル−3,5−ビス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレート3.00g(6.34mmol)およびジクロロメタン20mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を氷冷して、メタクロロ過安息香酸(純度65%)5.55g(20.9mmol)を添加した後、室温まで昇温して終夜攪拌を行った。
次いで、10%亜硫酸ナトリウム水溶液20mLを添加し、クロロホルム20mLと混合・振盪し静置した後、有機層(以下、抽出液と云う)を分離した。
このクロロホルム抽出操作を更に2回行い、これらの抽出液を混合して、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去し、得られた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=1/1、v/v)により精製し、無色液体2.91g(収率88%)を得た。
得られた液体のH−NMRスペクトルデータは、以下のとおりであった。
1H-NMR (CDCl3) δ:4.63(s,4H),
3.98-4.22(m,6H), 3.14-3.24(m,5H), 2.81(t,1H), 2.68(dd,1H), 1.01-2.19(m,14H).
また、この液体のIRスペクトルデータは、図5に示したチャートのとおりであった。
これらのスペクトルデータより、得られた生成物は、化学式(XIV)で示される標題のイソシアヌレート化合物であるものと同定した。
Figure 2013151443
〔実施例6−1〕
<1,3−ビス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルエチル)−5−モノメチルイソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、1,3−ビス(2−カルボキシエチル)−5−モノメチルイソシアヌレート5.74g(20.0mmol)、3−シクロヘキセン−1−メタノール6.73(60.0mmol)、パラトルエンスルホン酸152mg(0.8mmol)およびトルエン20mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を還流下にて攪拌しながら、反応の進行と共に生成する水を、3時間に渡って、系外に留去した。
続いて、反応液を室温まで冷却して、炭酸水素ナトリウム水溶液20mLで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去することにより、化学式(XV)で示される標題の物質を、黄色液体として9.48g(収率100%)得た。
Figure 2013151443
〔実施例6−2〕
<1,3−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルエチル)−5−モノメチルイソシアヌレートの合成>
温度計と攪拌機を備えた100mLフラスコに、実施例6−1の1,3−ビス(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルエチル)−5−モノメチルイソシアヌレート4.75g(10.0mmol)およびジクロロメタン20mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を氷冷して、メタクロロ過安息香酸(純度65%)5.84g(22.0mmol)を添加した後、室温まで昇温して終夜攪拌を行った。
次いで、10%亜硫酸ナトリウム水溶液20mLを添加し、クロロホルム20mLと混合・振盪し静置した後、有機層(以下、抽出液と云う)を分離した。
このクロロホルム抽出操作を更に2回行い、これらの抽出液を混合して、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去し、得られた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=1/1、v/v)により精製し、無色液体4.57g(収率90%)を得た。
得られた液体のH−NMRスペクトルデータは、以下のとおりであった。
1H-NMR (CDCl3) δ:4.19(t,4H),
3.85-3.92(m,4H), 3.34(s,3H), 3.14-3.19(m,4H), 2.67(t,4H), 1.01-2.19(m,14H).
また、この液体のIRスペクトルデータは、図6に示したチャートのとおりであった。
これらのスペクトルデータより、得られた生成物は、化学式(XVI)で示される標題のイソシアヌレート化合物であるものと同定した。
Figure 2013151443
〔実施例7−1〕
<1,3−ジアリル−5−モノ(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、1,3−ジアリルイソシアヌレート1.43g(10.0mmol)、クロロ酢酸3−シクロヘキセニルメチルエステル1.85g(15.0mmol)、炭酸ナトリウム1.06g(10.0mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミド20mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を60℃で3時間攪拌した後、減圧下にて濃縮乾固した。濃縮物に水20mLを添加し、クロロホルム20mLで2回抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去することにより、化学式(XVII)で示される標題の物質を、褐色液体として3.20g(収率89%)得た。
Figure 2013151443
〔実施例7−2〕
<1,3−ジアリル−5−モノ(3,4−エポキシシクロヘキシルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレートの合成>
温度計および攪拌機を備えた100mLフラスコに、実施例7−1の1,3−ジアリル−5−モノ(3−シクロヘキセニルメトキシカルボニルメチル)イソシアヌレート2.98g(8.25mmol)およびジクロロメタン25mLを投入し、反応液を調製した。
この反応液を氷冷して、メタクロロ過安息香酸(純度65%)2.19g(8.25mmol)を添加した後、室温まで昇温して終夜攪拌を行った。
次いで、10%亜硫酸ナトリウム水溶液25mLを添加し、クロロホルム25mLと混合・振盪し静置した後、有機層(以下、抽出液と云う)を分離した。
このクロロホルム抽出操作を更に2回行い、これらの抽出液を混合して、硫酸ナトリウムで乾燥した後、揮発分を留去し、得られた生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=1/1、v/v)により精製し、無色液体2.45g(収率79%)を得た。
得られた液体のH−NMRスペクトルデータは、以下のとおりであった。
1H-NMR (CDCl3) δ:5.82-5.92(m,2H),
5.26(dd,4H), 4.63(s,2H), 4.50(d,4H), 3.95-4.04(m,2H), 3.13-3.19(m,2H),
0.99-2.17(m,7H).
また、この液体のIRスペクトルデータは、図7に示したチャートのとおりであった。
これらのスペクトルデータより、得られた生成物は、化学式(XVIII)で示される標題のイソシアヌレート化合物であるものと同定した。
Figure 2013151443
実施例1−2で得られた結晶のIRスペクトルチャートである。 実施例2−2で得られた液体のIRスペクトルチャートである。 実施例3−2で得られた液体のIRスペクトルチャートである。 実施例4−2で得られた液体のIRスペクトルチャートである。 実施例5で得られた液体のIRスペクトルチャートである。 実施例6−2で得られた液体のIRスペクトルチャートである。 実施例7−2で得られた液体のIRスペクトルチャートである。
本発明によれば、エポキシ樹脂をはじめ、従来知られた熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂の原料としての用途が期待されるイソシアヌレート化合物を提供することができる。

Claims (1)

  1. 化学式(I)、化学式(II)または化学式(III)で示されるイソシアヌレート化合物。
    Figure 2013151443
    Figure 2013151443
    Figure 2013151443
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