JP2013151073A - 液体噴射装置、および、液体噴射装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 駆動信号発生回路は、基準電位VBから当該基準電位よりも高い加圧電位VMまで電位を変化させる加圧要素p1を有する前段加圧波形を噴射駆動波形の前に発生させ、当該前段加圧波形により圧電素子を駆動して圧力室を封止する作動面を圧力室の内側に変位させた状態から、噴射駆動波形による噴射動作を行わせる。
【選択図】図4
Description
前記ノズルから液体を噴射させる噴射駆動波形を発生する駆動波形発生手段と、を備え、
前記圧力発生手段は、前記作動面が前記圧力室の開口面よりも当該圧力室の外側に位置する基準状態に対応する基準電位よりも印加電位が高まるほど、当該作動面を基準状態から当該圧力室の内側に変位させる一方、印加電位が前記基準電位よりも低くなるほど前記作動面を基準状態から前記圧力室の外側に変位させるように構成され、
前記駆動波形発生手段は、前記基準電位から当該基準電位よりも高い加圧電位まで電位を変化させる加圧要素を有する前段加圧波形を前記噴射駆動波形の前に発生させ、当該前段加圧波形により前記作動面を前記圧力室の内側に変位させた状態から前記噴射駆動波形による液体噴射動作を行わせることを特徴とする。
前記噴射駆動波形は、前記加圧電位維持要素の後に続いて、当該加圧電位維持要素の後端電位である加圧電位から前記基準電位よりも低い第1の電位まで降下して前記作動面を前記圧力室に対して基準状態よりも外側に変形させる第1の変化要素と、前記第1の電位から前記加圧電位よりも高い第2の電位まで上昇して前記作動面を前記圧力室に対して基準状態よりも内側に向けて変形させる第2の変化要素と、を少なくとも含む構成を採用することが望ましい。
前記ノズルから液体を噴射させる噴射駆動波形を発生する駆動波形発生手段と、を備え、
前記圧力発生手段は、前記作動面が前記圧力室の開口面よりも当該圧力室の外側に位置する基準状態に対応する基準電位よりも印加電位が高まるほど、当該作動面を基準状態から当該圧力室の内側に変位させる一方、印加電位が前記基準電位よりも低くなるほど前記作動面を基準状態から前記圧力室の外側に変位させるように構成された液体噴射装置の制御方法であって、
前記基準電位から当該基準電位よりも高い加圧電位まで電位を変化させる加圧要素を有する前段加圧波形を前記噴射駆動波形の前に発生させ、当該前段加圧波形により前記作動面を前記圧力室の内側に変位させた状態から前記噴射駆動波形による液体噴射動作を行わせることを特徴とする。
図4は、本実施形態における駆動信号発生回路43が発生する駆動信号COMの構成の一例を説明する図である。なお、同図において横軸は時間を、縦軸は電位を、それぞれ示している。本実施形態における駆動信号COMは、合計3つの噴射駆動パルスP1〜P3を単位周期T内に含む信号である。本実施形態において、駆動信号COMの単位周期Tは、3つの期間(パルス発生期間)t1〜t3に区分されている。そして、期間t1で第1噴射駆動パルスP1が発生し、期間t2で第2噴射駆動パルスP2が発生し、期間t3で第3噴射駆動パルスP3が発生する。これらの駆動パルスの詳細については後述する。
上記の基準電位VBが圧電素子18に継続的に供給されている間、図5(a)に示すように、作動面は、圧力室20の開口面よりも少し外側(ノズル形成基板15側とは反対側)に位置する状態となる。即ち、基準電位VBが圧電素子18に供給されると、圧電素子18が圧力室20の外側に少し撓んだ状態となる。本実施形態においては、この状態が基準状態である。駆動信号COMの各噴射駆動パルスP1〜P3の何れもが圧電素子18に供給されない間は、上記の基準電位VBが圧電素子18に継続的に印加されるので、単位周期内でインクを噴射するノズル23(以下、適宜、噴射ノズルという。)および同一の単位周期内でインクを噴射しないノズル23(以下、適宜、非噴射ノズルという。)の何れも図5(a)に示す基準状態となる。以下、この基準状態における圧力室20の容積を基準容積と言う。なお、インクの噴射制御については後述する。
本実施形態における記録制御では、ある単位周期Tにおいてインクの噴射を行うノズル23(噴射ノズル)に対応する圧電素子18に対して駆動信号COMの噴射駆動パルスP1〜P3の少なくとも何れか1つが印加される一方で、当該単位周期Tにおいてインクの噴射が行われないノズル23(非噴射ノズルという)に対応する圧電素子18に対しては、基準電位VBが単位周期Tにおいて継続して印加されるように構成されている。具体的には、記録媒体の所定の位置に大ドットを形成する場合、単位周期T内の3つの噴射駆動パルスP1〜P3が噴射ノズルの圧電素子18に順次印加されることで、当該ノズルから3回連続してインクが噴射される。また、中ドットを形成する場合、単位周期T内の2つの噴射駆動パルスP1,P3が噴射ノズルの圧電素子18に順次印加されることで、当該ノズルから2回連続してインクが噴射される。さらに、小ドットを形成する場合、単位周期T内の1つの噴射駆動パルスP2が噴射ノズルの圧電素子18に印加されることで、当該ノズルからインクが1回だけ噴射される。そして、ドットを形成しない非記録の場合、非噴射ノズルの圧電素子18には基準電位VBが継続して印加されるので、圧電素子18は変位しない。
上記実施形態では、噴射駆動波形の前に前段加圧波形が発生される構成を例示したが、この変形例の噴射駆動パルスP′は、噴射駆動波形の前に前段加圧波形が発生されるとともに噴射駆動波形の後に後段波形が発生され、さらに、基準電位と加圧電位との電位差の分だけ、噴射駆動波形全体の電位が第1実施形態のものよりも高くなっている点が、相違している。後段波形は、噴射駆動波形の制振要素p7の後に続く後段ホールド要素p8と、後段ホールド要素p8の後端電位から基準電位VBまで電位が変化する後段復帰要素p9とから構成されている。本実施形態においては、噴射駆動波形の制振要素p7の後端電位が、加圧電位VMに設定されている。そして、後段ホールド要素p8は、加圧電位VMを一定時間維持する。後段復帰要素p9は、加圧電位VMから基準電位VBまで一定勾配で電位が変化する要素である。この後段復帰要素p9の電位勾配は、当該後段復帰要素p9が圧電素子18に印加されたときにノズル23からインクが噴射されない程度の値に設定されている。このように、噴射駆動波形の前に前段加圧波形が発生されると共に噴射駆動波形の後に後段波形が発生され、噴射駆動波形全体の電位が基準電位VBと加圧電位VMとの電位差の分だけ高く設定されることにより、第1実施形態と比較して、圧電素子18および作動面が圧力室20の内側の位置で変位する。これにより、噴射ノズルに対応する圧力室20の隔壁33を隣の圧力室20側へ押圧しつつインクの噴射が行われる。その結果、隔壁33の上下動がより効果的に抑制される。なお、その他の構成については第1実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
Claims (3)
- 液体を噴射するノズル、当該ノズルに連通する圧力室、及び、当該圧力室の開口面を封止する作動面を変形させることで当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の駆動によって前記ノズルから液体を噴射させる液体噴射ヘッドと、
前記ノズルから液体を噴射させる噴射駆動波形を発生する駆動波形発生手段と、を備え、
前記圧力発生手段は、前記作動面が前記圧力室の開口面よりも当該圧力室の外側に位置する基準状態に対応する基準電位よりも印加電位が高まるほど、当該作動面を基準状態から当該圧力室の内側に変位させる一方、印加電位が前記基準電位よりも低くなるほど前記作動面を基準状態から前記圧力室の外側に変位させるように構成され、
前記駆動波形発生手段は、前記基準電位から当該基準電位よりも高い加圧電位まで電位を変化させる加圧要素を有する前段加圧波形を前記噴射駆動波形の前に発生させ、当該前段加圧波形により前記作動面を前記圧力室の内側に変位させた状態から前記噴射駆動波形による液体噴射動作を行わせることを特徴とする液体噴射装置。 - 前記前段加圧波形は、前記加圧要素の後に続いて、当該前記加圧要素の後端電位である加圧電位を維持する加圧電位維持要素を有し、
前記噴射駆動波形は、前記加圧電位維持要素の後に続いて、当該加圧電位維持要素の後端電位である加圧電位から前記基準電位よりも低い第1の電位まで降下して前記作動面を前記圧力室に対して基準状態よりも外側に変形させる第1の変化要素と、前記第1の電位から前記加圧電位よりも高い第2の電位まで上昇して前記作動面を前記圧力室に対して基準状態よりも内側に向けて変形させる第2の変化要素と、を少なくとも含むことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。 - 液体を噴射するノズル、当該ノズルに連通する圧力室、及び、当該圧力室の開口面を封止する作動面を変形させることで当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の駆動によって前記ノズルから液体を噴射させる液体噴射ヘッドと、
前記ノズルから液体を噴射させる噴射駆動波形を発生する駆動波形発生手段と、を備え、
前記圧力発生手段は、前記作動面が前記圧力室の開口面よりも当該圧力室の外側に位置する基準状態に対応する基準電位よりも印加電位が高まるほど、当該作動面を基準状態から当該圧力室の内側に変位させる一方、印加電位が前記基準電位よりも低くなるほど前記作動面を基準状態から前記圧力室の外側に変位させるように構成された液体噴射装置の制御方法であって、
前記基準電位から当該基準電位よりも高い加圧電位まで電位を変化させる加圧要素を有する前段加圧波形を前記噴射駆動波形の前に発生させ、当該前段加圧波形により前記作動面を前記圧力室の内側に変位させた状態から前記噴射駆動波形による液体噴射動作を行わせることを特徴とする液体噴射装置の制御方法。
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