JP2011051276A - 液体吐出装置、及び、その制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体の経過時間に応じた着弾位置のズレを抑制することが可能な液体吐出装置、及び、その制御方法を提供する。
【解決手段】圧電振動子の作動により圧力発生室内に圧力変動を与え、当該圧力室に充填されたインク滴Iをノズル開口から吐出する記録ヘッド2と、記録ヘッドと吐出されたインク滴Iが着弾する記録紙6とを相対的に移動させるキャリッジ移動機構および紙送り機構と、圧電振動子を駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生回路と、インクの吐出終了時点からの経過時間を計時するタイマー回路と、タイマー回路の計時した経過時間に基づいて、駆動パルスの吐出タイミングを変更する制御部とを備えた。
【選択図】図10
【解決手段】圧電振動子の作動により圧力発生室内に圧力変動を与え、当該圧力室に充填されたインク滴Iをノズル開口から吐出する記録ヘッド2と、記録ヘッドと吐出されたインク滴Iが着弾する記録紙6とを相対的に移動させるキャリッジ移動機構および紙送り機構と、圧電振動子を駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生回路と、インクの吐出終了時点からの経過時間を計時するタイマー回路と、タイマー回路の計時した経過時間に基づいて、駆動パルスの吐出タイミングを変更する制御部とを備えた。
【選択図】図10
Description
本発明は、インクジェット式記録ヘッドなどの液体吐出ヘッドを備えた液体吐出装置、及び、その制御方法に関するものであり、特に、ノズルに連通する圧力室に圧力変動を与えて、圧力室内の液体をノズルから吐出させる液体吐出装置、及び、その制御方法に関する。
液体吐出装置は、液体を吐出(噴射)可能な液体吐出ヘッドを備え、この液体吐出ヘッドから各種の液体を吐出する装置である。この液体吐出装置の代表的なものとして、例えば、液体吐出ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)を備え、この記録ヘッドのノズルから液滴状のインクを記録紙等の記録媒体(吐出対象物)に対して吐出・着弾させることで画像等の記録を行うインクジェット式プリンター(以下、単にプリンターという。)等の画像記録装置を挙げることができる。また、近年においては、この画像記録装置に限らず、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造装置等、各種の製造装置にも液体噴射装置が応用されている。
例えば、上記の記録ヘッドでは、液体状のインクを封入したインクカートリッジ(以下、単にカートリッジという)からのインクが導入されると共に、リザーバーから圧力発生室を経てノズルに至る一連の液体流路が形成された流路ユニットや圧力発生室の容積を変動可能な圧力発生素子を有するアクチュエーターユニットなど備えている。
上記プリンターには、例えば、圧力発生素子などの製造誤差や吐出するインクの種類の違いによる物性(例えば、粘性)に応じた調整値が予め設定され、当該調整値に基づいてドットの記録位置を調整するプリンターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記プリンターでは、インクが吐出されない状態で放置されていると、ノズル内のインクの自由表面(メニスカス)がノズルの大気開放口を通してノズルの外側の大気に晒されるために、インク溶媒が自然蒸発して、インクの増粘が生じる。そして、このようなインクの増粘が進むと、ノズルから吐出されるインクの量が低下したり或いはインクが吐出されない等の吐出不良が発生したり、インクの飛翔方向が曲がることにより着弾位置がズレる等の不具合を招く虞がある。なお、記録ヘッドのノズル形成面をキャップ部材などで封止したとしても、キャップ部材とノズル内のインクのメニスカスとの間に空間が形成され、この空間に滞留する空気にインクのメニスカスが晒されてしまい、インク溶媒の自然蒸発を完全に抑制することは困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体の粘度変化に起因する着弾位置のズレを抑制することが可能な液体吐出装置、及び、その制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の液体吐出装置は、アクチュエーターの作動により圧力室内に圧力変動を与え、当該圧力室に充填された液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドと吐出された液体が着弾する吐出対象物とを相対的に移動させる走査機構と、
前記アクチュエーターを駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生部と、
前記液体の吐出終了時点からの経過時間を計時する計時部と、
前記計時部の計時した経過時間に基づいて、前記駆動パルスの吐出タイミングを変更する制御部とを備えたことを特徴とする。
なお、「液体の吐出終了時点」とは、駆動パルスによる吐出動作の終了時点である。また、吐出動作が終了した後、ノズルから液体を強制的に排出するフラッシング動作を行ってからノズル形成面をキャップ部材によりキャッピングする構成においては、キャッピングした時点を吐出終了時点とすることもできる。
前記液体吐出ヘッドと吐出された液体が着弾する吐出対象物とを相対的に移動させる走査機構と、
前記アクチュエーターを駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生部と、
前記液体の吐出終了時点からの経過時間を計時する計時部と、
前記計時部の計時した経過時間に基づいて、前記駆動パルスの吐出タイミングを変更する制御部とを備えたことを特徴とする。
なお、「液体の吐出終了時点」とは、駆動パルスによる吐出動作の終了時点である。また、吐出動作が終了した後、ノズルから液体を強制的に排出するフラッシング動作を行ってからノズル形成面をキャップ部材によりキャッピングする構成においては、キャッピングした時点を吐出終了時点とすることもできる。
この構成によれば、アクチュエーターの作動により圧力室内に圧力変動を与え、圧力室に充填された液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドと吐出された液体が着弾する吐出対象物とを相対的に移動させる走査機構と、アクチュエーターを駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生部と、液体の吐出終了時点からの経過時間を計時する計時部と、計時部の計時した経過時間に基づいて、駆動パルスの吐出タイミングを変更する制御部とを備えたので、メニスカス付近の液体の粘度変化によって液体の吐出速度が変化した場合においても、経過時間に応じた吐出タイミングで液体を吐出することにより、着弾位置のズレを抑制することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記計時部の計時した経過時間が長い程、前記駆動パルスの吐出タイミングを本来の吐出タイミングよりも早めることが望ましい。
なお、「本来の吐出タイミング」とは、液体の吐出タイミングを変更する前の駆動パルスで液体を吐出するタイミング、即ち、定常状態のタイミングを意味する。
なお、「本来の吐出タイミング」とは、液体の吐出タイミングを変更する前の駆動パルスで液体を吐出するタイミング、即ち、定常状態のタイミングを意味する。
この構成によれば、制御部は、計時部の計時した経過時間が長い程、駆動パルスの吐出タイミングを本来の吐出タイミングよりも早めるので、液体の増粘が進んだ場合においても、着弾位置のズレを抑制することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記液体の吐出再開後からの累積吐出量に応じて、本来の吐出タイミングに戻すように前記駆動パルスの吐出タイミングを徐々に遅らせることが望ましい。
この構成によれば、制御部は、液体の吐出再開後からの累積吐出量に応じて、本来の吐出タイミングに戻すように駆動パルスの吐出タイミングを徐々に遅らせるので、メニスカス付近の増粘した液体が吐出再開後に吐出されて、メニスカス付近の液体の粘性が回復した場合においても、経過時間と吐出再開後からの累積吐出量とに応じた吐出タイミングで液体を吐出できる。これにより、着弾位置のズレを抑制することができる。
上記構成において、複数の前記ノズルからなるノズル群を複数形成し、
前記制御部は、前記ノズル群のノズル開口から吐出される液体の種類と、前記経過時間とに基づいて、前記駆動パルスの吐出タイミングを変更することが望ましい。
前記制御部は、前記ノズル群のノズル開口から吐出される液体の種類と、前記経過時間とに基づいて、前記駆動パルスの吐出タイミングを変更することが望ましい。
この構成によれば、複数のノズルからなるノズル群を複数形成し、制御部は、ノズル群のノズル開口から吐出される液体の種類と、経過時間とに基づいて、駆動パルスの吐出タイミングを変更するので、液体の種類毎にメニスカス付近の液体の粘度が変化して、液体の吐出速度が変化した場合においても、液体の種類と経過時間とに応じた吐出タイミングで各液体を吐出できる。これにより、各液体の着弾位置のズレを抑制することができる。
また、本発明の液体吐出装置の制御方法は、発生した駆動パルスによって駆動するアクチュエーターの作動により圧力室内に圧力変動を与え、当該圧力室に充填された液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドと、吐出されたインクが着弾する吐出対象物と、を相対的に移動させながら、前記ノズルから吐出した液体を該吐出対象物に着弾させる液体吐出装置の制御方法であって、
前記液体の吐出終了時点からの経過時間を計時し、当該経過時間に基づいて、前記駆動パルスの吐出タイミングを変更することを特徴とする。
この制御方法によれば、メニスカス付近の液体の粘度変化によって液体の吐出速度が変化した場合においても、経過時間に応じた吐出タイミングで液体を吐出できる。これにより、着弾位置のズレを抑制することができる。
前記液体の吐出終了時点からの経過時間を計時し、当該経過時間に基づいて、前記駆動パルスの吐出タイミングを変更することを特徴とする。
この制御方法によれば、メニスカス付近の液体の粘度変化によって液体の吐出速度が変化した場合においても、経過時間に応じた吐出タイミングで液体を吐出できる。これにより、着弾位置のズレを抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下においては、本発明の液体噴射装置の一例として図1に示すインクジェット式プリンター(以下、プリンターと略記する)を例示する。
図1に例示したプリンター1は、記録ヘッド2が取り付けられると共に、インクカートリッジ3が着脱可能に取り付けられるキャリッジ4と、記録ヘッド2の下方に配設されたプラテン5と、記録ヘッド2(キャリッジ4)をシート状の記録紙6(本発明における吐出対象物の一種)の幅方向Xに移動させるキャリッジ移動機構7(本発明における走査機構の一種)と、ヘッド移動方向Xに直交する方向である紙送り方向に記録紙6を搬送する紙送り機構19とを備えて概略構成されている。ここで、紙幅方向とは、主走査方向(図1中に符号Xで示す)であり、紙送り方向とは、副走査方向(図1中に符号Yで示す)である。
キャリッジ4は、主走査方向Xに沿って架設されたガイドロッド8に軸支された状態で取り付けられていると共に、駆動プーリー9と遊転プーリー10の間に掛け渡したタイミングベルト11が接続されている。駆動プーリー9はパルスモーター12の回転軸に接合されており、このパルスモーター12の作動により、キャリッジ4と共に記録ヘッド2が、ガイドロッド8に沿って主走査方向Xに沿って移動する。この様に、本実施形態では、ガイドロッド8、駆動プーリー9、遊転プーリー10、タイミングベルト11、パルスモーター12によってキャリッジ移動機構7が構成されている。
記録ヘッド2(キャリッジ4)の主走査方向Xの位置は、リニアエンコーダー13によって検出され、検出信号が位置情報(エンコーダーパルス)として制御部14(図4参照)に送信される。これにより、制御部14はこのリニアエンコーダー13からの位置情報に基づいて記録ヘッド2の走査位置を認識しながら、記録ヘッド2による記録動作や、この記録動作とは関係なくインク滴(本発明における液体の一種であり、図10中に符号Iで示す)の捨て打ちを行うフラッング動作等を制御することができる。
紙送り機構19は、駆動源としての紙送りモーター15、この紙送りモーター15によって回転駆動される紙送りローラー16等により構成される。この紙送り機構19は、副走査時において、制御部14の制御の下、紙送りモーター15を駆動して紙送りローラー16を回転させることにより、プラテン5上に載置された記録紙6を紙送り方向(副走査方向Y)に搬送するように構成されている。
記録ヘッド2の移動範囲内におけるプラテン5の外側(図1において右側)の領域には、記録ヘッド2の走査の基点位置であるホームポジションが設定されている。このホームポジションには、記録ヘッド2のノズルプレート33(図2参照)の表面をクリーニングするためのワイパー機構17と、このノズルプレート33を封止可能なキャッピング機構18とが配設されている。
上記キャッピング機構18のキャップ部材18´とプラテン5の吸液部材22とは、フラッシング動作時にも用いられる。即ち、フラッシング動作の実行時において、キャップ部材18´と吸液部材22は、記録ヘッド2から吐出されたインク滴Iの受けとして用いられる。
次に、図2を参照して、上記記録ヘッド2について説明する。図2に例示した記録ヘッド2は、本発明の液体吐出ヘッドの一種であり、キャリッジ移動機構7による主走査方向Xへの移動状態で液体状のインクをインク滴Iとしてノズル開口40から吐出可能に構成されている。
この記録ヘッド2は、ケース25と、このケース25内に収納される振動子ユニット26と、ケース25の底面(先端面)に接合される流路ユニット27等を備えている。上記のケース25は、例えば、エポキシ系樹脂により作製され、その内部には振動子ユニット26を収納するための収納空部28が形成されている。振動子ユニット26は、圧力発生素子として機能する圧電振動子29(本発明におけるアクチュエーターの一種)と、この圧電振動子29が接合される固定板30と、圧電振動子29に駆動信号等を供給するためのフレキシブルケーブル31とを備えている。圧電振動子29は、圧電体層と電極層とを交互に積層した圧電板を櫛歯状に切り分けることで作製された積層型であって、積層方向に直交する方向に伸縮可能な縦振動モードの圧電振動子である。
この記録ヘッド2は、ケース25と、このケース25内に収納される振動子ユニット26と、ケース25の底面(先端面)に接合される流路ユニット27等を備えている。上記のケース25は、例えば、エポキシ系樹脂により作製され、その内部には振動子ユニット26を収納するための収納空部28が形成されている。振動子ユニット26は、圧力発生素子として機能する圧電振動子29(本発明におけるアクチュエーターの一種)と、この圧電振動子29が接合される固定板30と、圧電振動子29に駆動信号等を供給するためのフレキシブルケーブル31とを備えている。圧電振動子29は、圧電体層と電極層とを交互に積層した圧電板を櫛歯状に切り分けることで作製された積層型であって、積層方向に直交する方向に伸縮可能な縦振動モードの圧電振動子である。
流路ユニット27は、流路形成基板32の一方の面にノズルプレート33を、流路形成基板32の他方の面に弾性板(封止板)34をそれぞれ接合して構成されている。この流路ユニット27には、リザーバー36と、インク供給口37と、圧力発生室38(本発明における圧力室の一種)と、ノズル連通口39と、ノズル開口40(本発明におけるノズルの一種)とを設けている。そして、インク供給口37から圧力発生室38及びノズル連通口39を経てノズル開口40に至る一連のインク流路が、ノズル開口40毎に対応して形成されている。
上記ノズルプレート33は、ドット形成密度に対応したピッチ(例えば180dpi)で複数のノズル開口40を列状に穿設した金属製の薄いプレートである。本実施形態では、このノズルプレート33をステンレス製の板材によって構成し、複数のノズル開口40からなるノズル列41(ノズル群の一種。)を複数設けている。そして、1つのノズル列41は、例えば180個のノズル開口40によって構成される。そして、本実施形態における記録ヘッド2は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の合計4種類のインクを吐出可能に構成されており、第1ノズル列から第4ノズル列までの合計4列のノズル列が、各色に対応させてノズルプレート33に形成されている。
上記弾性板34は、支持板42の表面に弾性体膜43を積層した二重構造である。本実施形態では、金属板の一種であるステンレス板を支持板42とし、この支持板42の表面に樹脂フィルムを弾性体膜43としてラミネートした複合板材を用いて弾性板34を作製している。そして、この弾性板34には、圧力発生室38の容積を変化させるダイヤフラム部44と、リザーバー36の一部を封止するコンプライアンス部45が設けられている。
上記のダイヤフラム部44は、エッチング加工等によって支持板42を部分的に除去することで作製される。即ち、このダイヤフラム部44は、支持板42の一部を除去することなく残して形成され、圧電振動子29の先端面が接合される島部46と、この島部46を囲うようにして支持板42を除去して樹脂フィルムのみとして形成された薄肉弾性部47とからなる。上記のコンプライアンス部45は、リザーバー36の開口面に対向する領域の支持板42を、ダイヤフラム部44と同様にエッチング加工等によって除去することにより作製され、リザーバー36に貯留された液体の圧力変動を吸収するダンパーとして機能する。
そして、上記の島部46には圧電振動子29の先端面が接合されているので、この圧電振動子29の自由端部を伸縮させることで圧力発生室38の容積を変動させることができる。この容積変動に伴って圧力発生室38内のインクに圧力変動が生じる。そして、記録ヘッド2は、この圧力変動を利用してノズル開口40からインク滴Iを吐出させるようになっている。
図4はプリンター1の電気的な構成を示すブロック図である。このプリンター1は、プリンターコントローラー49とプリントエンジン50とで概略構成されている。プリンターコントローラー49は、ホストコンピューター(図示せず)等の外部装置からの印刷データ等が入力される外部インターフェース(外部I/F)51と、各種データ等を記憶するRAM52と、各種データ処理のための制御ルーチン等を記憶したROM53と、CPU等からなる制御部14と、発振回路54と、記録ヘッド2へ供給する駆動信号を発生する駆動信号発生回路55(本発明における駆動信号発生部の一種)と、印刷データをドット毎に展開(データ変換)することで得られた吐出データや駆動信号等をプリントエンジン50に出力するための内部インターフェース(内部I/F)56と、計時部として機能して計時動作を行うタイマー回路57と、を備えている。
プリントエンジン50は、記録ヘッド2と、キャリッジ移動機構7と、紙送り機構19とから構成されている。記録ヘッド2は、印字データがセットされるシフトレジスタ(SR)58と、シフトレジスタ(SR)58にセットされた印字データをラッチするラッチ回路59と、電圧増幅器として機能するレベルシフター60と、圧電振動子29に対する駆動信号の供給を制御するスイッチ回路61と、圧電振動子29とを備えている。また、プリントエンジン50は、この他に、印字データの上位ビット群及び下位ビット群に基づいて、後述する駆動信号COMを構成する各吐出パルスを選択するためのパルス選択データを生成する図示しないデコーダーを備えている。
上記の制御部14は、ROM53に記憶された動作プログラム等に従ってプリンター1の各部を制御する。また、制御部14は、外部インターフェース51を介して外部装置から入力された印刷データを、記録ヘッド2においてインク滴Iの吐出に用いられる吐出データに変換する。
駆動信号発生回路55は、図5に示すように、1画素分の区間(1吐出周期又は1記録周期)において主として第1吐出パルスP1と第2吐出パルスP2と第3吐出パルスP3との3つの駆動パルスを繰り返し単位とした初期駆動信号COMを発生する。以下、これらの吐出パルスP1〜P3を、適宜、予め設定された初期駆動パルスPと総称する。また、駆動信号発生回路55は、タイマー回路57の計時した経過時間に基づいて、吐出タイミングが変更された後述する補正駆動パルスP´を含む補正駆動信号COM′を発生する。そして、駆動信号発生回路55は、この駆動信号COM(COM´)を内部I/F56を介して記録ヘッド2側に供給する。なお、初期駆動パルスPとは、プリンター1に予め設定されているタイミング変更前の駆動パルスを意味し、補正駆動パルスP´とは、吐出タイミングをインクの吐出終了時点からの経過時間に基づいて吐出タイミングを変更した駆動パルスを意味する。また、インクの吐出終了時点とは、駆動パルスによる吐出動作の終了時点である。
図6は、上記駆動信号発生回路55が発生する駆動信号COMにおける初期駆動パルスPの構成を説明する波形図である。
図6に示すように、初期駆動パルスPは、基準電位VBから最高電位VHまで一定勾配で電位を上昇させる第1予備膨張要素p11と、第1予備膨張要素p11の後端電位である最高電位VHを一定時間維持する第1膨張ホールド要素p12と、最高電位VHから最低電位VLまで比較的急峻な勾配で電位を降下させる第1吐出要素p13と、最低電位VLを一定時間維持する第1収縮ホールド要素p14と、最低電位VLから基準電位VBまで一定勾配で電位を復帰させる第1復帰膨張要素p15とから構成されている。
図6に示すように、初期駆動パルスPは、基準電位VBから最高電位VHまで一定勾配で電位を上昇させる第1予備膨張要素p11と、第1予備膨張要素p11の後端電位である最高電位VHを一定時間維持する第1膨張ホールド要素p12と、最高電位VHから最低電位VLまで比較的急峻な勾配で電位を降下させる第1吐出要素p13と、最低電位VLを一定時間維持する第1収縮ホールド要素p14と、最低電位VLから基準電位VBまで一定勾配で電位を復帰させる第1復帰膨張要素p15とから構成されている。
上記駆動パルスPが圧電振動子29に供給されると次のように作用する。まず、予備膨張要素p11が圧電振動子29に供給されると、当該圧電振動子29が収縮し、これに伴って圧力発生室38が基準電位VBに対応する基準容積から最高電位VHに対応する最大容積まで膨張する。これにより、ノズル開口40に露出しているメニスカスが圧力発生室38側に引き込まれる。この圧力発生室38の膨張状態は、膨張ホールド要素p12の供給期間中に亘って一定に維持される。
膨張ホールド要素p12の後に続いて吐出要素p13が圧電振動子29に供給されると当該圧電振動子29が伸長し、これにより、圧力発生室38が上記最大容積から最低電位VLに対応する最小容積まで急激に収縮する。この圧力発生室38の急激な収縮によって圧力発生室38内のインクが加圧され、これにより、ノズル開口40からは数pl〜数十plのインクが吐出される。この圧力発生室38の収縮状態は、収縮ホールド要素p14の供給期間に亘って短時間維持され、その後、復帰膨張要素p15が圧電振動子29に供給されて、圧力発生室38が最低電位VLに対応する容積から基準電位VBに対応する基準容積まで復帰する。
ここで、前回吐出終了時からの経過時間(吐出が行われなかった時間)に対する着弾位置ズレ量について図7を用いて説明する。なお、この場合、インクを吐出するタイミングは一定である。このグラフに示すように、キャリッジ移動機構7によって記録ヘッド2を走査方向Xに沿って走査させながら、初期駆動パルスPを圧電振動子29に供給してインクを吐出させる場合に、インクの吐出終了時点からの経過時間(h)が変化すると、ノズル開口40内のメニスカス側のインクの粘度が経過時間に応じて変化して、記録紙6に着弾するインクの着弾位置(図10中に符号PXで示す)が本来目標とする着弾位置(図10中に符号P0で示す)から先方へずれる。これは、大気に開放されたノズル開口40内のインクは、メニスカス側から圧力発生室38側に向かってインクの増粘が徐々に進むことにより、ノズル開口40から吐出されたインクの飛翔(吐出)速度が低下することに起因する。即ち、飛翔速度が低下すると、記録紙6に着弾するまでの時間が延びるため、走査方向Xにおける飛翔距離が長くなるからである。
具体的には、記録紙6からノズル開口40までの距離(PG)を1.2mm、キャリッジ移動速度を0.9m/sとし、例えば、経過時間が40時間の場合には、インクの粘度が3.6mPa・sから4.9mPa・sに増粘することで、インクの飛翔(吐出)速度Vmが6.3m/sから5.5m/2に低下するために、初期駆動パルスPを記録ヘッド2に供給したときの着弾位置ズレ量は、走査方向Xにおよそ24μm後退する(ズレる)ことが実験結果から判る。なお、記録ヘッド2を走査せずに固定状態とし、紙送り機構19によって記録紙6を副走査方向Yに沿って搬送する構成の場合、所謂ラインヘッドでは、副走査方向Yに着弾位置が後退する。この場合には、紙送り機構19が、本発明における走査機構として機能する。また、本発明では、キャリッジ移動機構7による走査方向Xに沿った記録ヘッド2の走査と、紙送り機構19による副走査方向Yに沿った記録紙6の搬送を同時に行なう構成としても良い。
続いて、補正駆動パルスの構成について図8を用いて説明する。
本発明のプリンター1では、インクの吐出終了時点からの経過時間が長い程、補正駆動信号COM´を初期駆動信号COMよりも早めることで、ノズル開口40からインクを吐出する吐出タイミングTbを本来の吐出タイミングTaよりも早めている。これにより、インク滴Iの着弾位置ズレ量を低下させている。図8に示すように、補正駆動信号COM´の補正駆動パルスP´は、初期駆動パルスPの各波形要素p11〜p15と同様な波形成分からなる波形要素p21〜p25から構成されており、各波形要素p21〜p25の供給時間t21〜25が初期駆動パルスPの各波形要素p11〜p15の供給時間t11〜15よりもΔT(s)早められている。即ち、補正駆動パルスP´の供給時間t23の始端(供給開始時点)は、初期駆動パルスPの供給時間t23の始端よりもΔT(s)早くなり、補正駆動パルスP´の吐出タイミングTbは、初期駆動パルスPの吐出タイミングTaよりもΔT(s)早くなるように設定されている。
本発明のプリンター1では、インクの吐出終了時点からの経過時間が長い程、補正駆動信号COM´を初期駆動信号COMよりも早めることで、ノズル開口40からインクを吐出する吐出タイミングTbを本来の吐出タイミングTaよりも早めている。これにより、インク滴Iの着弾位置ズレ量を低下させている。図8に示すように、補正駆動信号COM´の補正駆動パルスP´は、初期駆動パルスPの各波形要素p11〜p15と同様な波形成分からなる波形要素p21〜p25から構成されており、各波形要素p21〜p25の供給時間t21〜25が初期駆動パルスPの各波形要素p11〜p15の供給時間t11〜15よりもΔT(s)早められている。即ち、補正駆動パルスP´の供給時間t23の始端(供給開始時点)は、初期駆動パルスPの供給時間t23の始端よりもΔT(s)早くなり、補正駆動パルスP´の吐出タイミングTbは、初期駆動パルスPの吐出タイミングTaよりもΔT(s)早くなるように設定されている。
つまり、本発明のプリンター1では、タイマー回路57をプリンターコントローラー49に備えており、タイマー回路57は、駆動パルスP,P´による吐出動作の終了時点から経過した経過時間の計時を行う。そして、制御部14は、この経過時間を予め算出されたルックアップテーブルと照合して、吐出タイミング変更時間を算出し、算出した吐出タイミング変更時間に応じて初期駆動パルスPの吐出タイミングを変更した補正駆動パルスP´を駆動信号発生回路55に発生させる。具体的には、例えば、前述した実験条件と同様に、記録紙6からノズル開口40までの距離(PG)が1.2mm、キャリッジ移動速度が0.9m/sであるときに、経過時間が12時間の場合には、図9に示すように、補正駆動パルスP´の記録周期における発生タイミングを全体的に17μs早めることで、吐出タイミングTbを初期駆動パルスPの吐出タイミングTaよりも17μs早めるようにする。これにより、記録ヘッド2b(図10中に一点鎖線で示す)から吐出されるインク滴Ibを、本来目標とする着弾位置、即ち、経過時間が0時間の場合に初期駆動パルスPを記録ヘッド2a(図10中に実線で示す)に供給して吐出させたインク滴Iaが着弾する着弾位置P0に着弾させることができる。言い換えると、インク滴Iaを吐出する際の記録ヘッド2aの走査方向Xにおける位置が、着弾位置P0と、吐出タイミングを変更しない初期駆動パルスPを発生させることによるインク滴Iaの着弾位置PXとの差分だけ走査方向Xの手前側にズラされ(早められ)ている。
また、経過時間が26時間の場合には、補正駆動パルスP´の吐出タイミングTcを初期駆動パルスPの吐出タイミングTaよりも38μs早めるように変更することで、記録ヘッド2c(図10中に二点鎖線で示す)から吐出されるインク滴Icを本来の着弾位置P0に着弾させることができる。このように、経過時間に応じて吐出タイミングを適切に変更することにより、インクの粘度変化を起因とする着弾位置のズレを抑制することができる。
なお、駆動パルスの発生タイミングの変更は、例えば、エンコーダーパルスに基づいて生成されるタイミング信号の発生タイミングを変更することで実現することができる。
なお、駆動パルスの発生タイミングの変更は、例えば、エンコーダーパルスに基づいて生成されるタイミング信号の発生タイミングを変更することで実現することができる。
ところで、フラッシング量に対する着弾位置ズレ量について図11を用いて説明する。本発明のプリンター1は、フラッシング動作を行うことでノズル開口40内のメニスカス付近の増粘したインクを記録ヘッド2内から排出することで、インクの粘度を回復させるように構成されている。例えば、前述した実験条件と同様に、記録紙6からノズル開口40までの距離(PG)を1.2mm、キャリッジ移動速度を0.9m/sとし、記録ヘッド2を走査方向Xに往復走査(片方の向きへの走査の2倍の走査)とし、非吐出の経過時間を60時間としたときに、フラッシング量が0の場合には着弾位置ズレ量が39.3μmであるのに対して、吐出再開後から累積したフラッシング量が48μgになると、着弾位置ズレ量が3.0μmに低下することが図11の実験結果から判る。つまり、フラッシング動作や印刷動作によってインクが吐出されるほど、増粘したインクが排出されるので、インクの粘度が回復していく。このため、本発明に係るプリンター1では、吐出再開後からの累積吐出量に応じて、初期駆動パルスPの吐出タイミングTaに戻すように補正駆動パルスP´の吐出タイミングTを徐々に遅くするようにしている。即ち、吐出再開後からの累積吐出量を算出し、当該累積吐出量に応じて、初期駆動パルスPの吐出タイミングTaに戻すように補正駆動パルスP´の吐出タイミングTを遅くすることで、インク滴Iの着弾位置PXのズレ量を低下させることができる。したがって、フラッシング動作によって増粘が回復された場合や、印刷動作中にインクが噴射されることによって増粘が回復した場合においても、適切な着弾位置にインクを着弾させることができる。
このように、本実施形態のプリンター1は、圧電振動子29の作動により圧力発生室38内に圧力変動を与え、圧力発生室38に充填されたインクをノズル開口40から吐出する記録ヘッド2と、記録ヘッド2と吐出されたインクが着弾する記録紙6とを相対的に移動させるキャリッジ移動機構7及び紙送り機構19と、圧電振動子29を駆動する駆動パルスP,P´を発生する駆動信号発生回路55と、インクの吐出終了時点からの経過時間を計時するタイマー回路57と、タイマー回路57の計時した経過時間に基づいて、補正駆動パルスP´の吐出タイミングTbを初期駆動パルスPの吐出タイミングTaから変更する制御部14とを備えたので、メニスカス付近のインクの粘度変化によってインクの吐出速度が変化した場合においても、経過時間に応じた吐出タイミングTでインクを吐出できる。これにより、着弾位置PXのズレを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、制御部14は、タイマー回路57の計時した経過時間が長い程、補正駆動パルスP´の吐出タイミングTbを初期駆動パルスPの吐出タイミングTaよりも早めるので、インクの増粘が進んだ場合においても、経過時間に応じた吐出タイミングでインクを吐出できる。これにより、着弾位置のズレを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、制御部14は、インクの吐出再開後からの累積吐出量に応じて、初期駆動パルスPの吐出タイミングTaに戻すように補正駆動パルスP´の吐出タイミングTbを徐々に遅らせるので、メニスカス付近の増粘したインクが吐出再開後に吐出されて、メニスカス付近のインクの粘性が回復した場合においても、経過時間と吐出再開後からの累積吐出量とに応じた吐出タイミングでインクを吐出することにより、着弾位置PXのズレを抑制することができる。
ところで、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
上記実施形態では、本発明における駆動パルスの一例として、図6,8に示す駆動パルスP,P´を挙げたが、パルスの形状は例示したものに限られない。少なくとも、圧力発生室38を予備的に膨張させる膨張要素と、圧力発生室38の膨張状態を所定時間維持する膨張ホールド要素と、圧力発生室38を収縮させてノズル開口40からインクを吐出させる吐出要素とを有する駆動パルスであれば、任意の波形のものを用いることができる。
また、補正駆動パルスP´は、ノズル列41のノズル開口40から吐出されるインクの種類に応じてノズル列41毎に異ならせてもよい。例えば、比較的粘性の低い種類のインクについては標準的な補正駆動パルスP´を供給することとし、このインクよりも粘性の高いインクについては標準的な補正駆動パルスP´とは異なるとともに、このインクの粘性に応じてインクの吐出タイミングTbを早めるように補正した補正駆動パルスP´を供給してインクの着弾位置PXが予め設定した着弾位置P0になるようにしてもよい。この様に構成すると、インクの種類に起因する吐出特性を補完することができ、すべての色彩のインクで設定された着弾位置P0にインクを吐出することができる。
粘性の異なる複数種類のインクとしては、同じタイプのインクであってインクの色の異なるインク(例えば、ブラックインクとカラーインク)であってもよいし、異なるタイプのインク(例えば、染料インクや顔料インク)であってもよいし、その他のタイプのインクであって粘性の異なるインクであってもよい。これにより、インクの種類毎にメニスカス付近のインクの粘度が変化して、インクの吐出速度が変化した場合においても、インクの種類と経過時間とに応じた吐出タイミングで各インクを吐出できる。これにより、各インクの着弾位置I´のズレを抑制することができる。
また、上記実施形態では、経過時間が長い程、インクが増粘する例を示したが、本発明は、これには限らず、経過時間が長い程、インクの粘度が低下する場合には、制御部14は、タイマー回路57の計時した経過時間が長い程、補正駆動パルスP´の吐出タイミングTbを初期駆動パルスPの吐出タイミングTaよりも遅くすることで、経過時間に応じた吐出タイミングでインクを吐出できる。これにより、着弾位置P0のズレを抑制することができる。
また、上記実施形態では、本発明における吐出駆動部として所謂縦振動モードの圧電素子38を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、所謂撓み振動モードの圧電素子のように、圧力発生室38毎に設けられるものであってもよい。
また、本発明は、上記プリンター1以外の液体吐出装置にも適用できる。例えば、ディスプレー製造装置、電極製造装置、チップ製造装置等にも本発明を適用することができる。
1…プリンター,2…記録ヘッド,6…記録紙,7…キャリッジ移動機構,14…制御部,19…紙送り機構,29…圧電振動子,38…圧力発生室,40…ノズル開口,41…ノズル列,55…駆動信号発生回路,57…タイマー回路
Claims (5)
- アクチュエーターの作動により圧力室内に圧力変動を与え、当該圧力室に充填された液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドと吐出された液体が着弾する吐出対象物とを相対的に移動させる走査機構と、
前記アクチュエーターを駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生部と、
前記液体の吐出終了時点からの経過時間を計時する計時部と、
前記計時部の計時した経過時間に基づいて、前記駆動パルスの吐出タイミングを変更する制御部とを備えたことを特徴とする液体吐出装置。 - 前記制御部は、前記計時部の計時した経過時間が長い程、前記駆動パルスの吐出タイミングを本来の吐出タイミングよりも早めることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記制御部は、前記液体の吐出再開後からの累積吐出量に応じて、本来の吐出タイミングに戻すように前記駆動パルスの吐出タイミングを遅くすることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 複数の前記ノズルからなるノズル群を複数形成し、
前記制御部は、前記ノズル群のノズル開口から吐出される液体の種類と、前記経過時間とに基づいて、前記駆動パルスの吐出タイミングを変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の液体吐出装置。 - 発生した駆動パルスによって駆動するアクチュエーターの作動により圧力室内に圧力変動を与え、当該圧力室に充填された液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドと、吐出されたインクが着弾する吐出対象物と、を相対的に移動させながら、前記ノズルから吐出した液体を該吐出対象物に着弾させる液体吐出装置の制御方法であって、
前記液体の吐出終了時点からの経過時間を計時し、当該経過時間に基づいて、前記駆動パルスの吐出タイミングを変更することを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009203438A JP2011051276A (ja) | 2009-09-03 | 2009-09-03 | 液体吐出装置、及び、その制御方法 |
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JP2011051276A true JP2011051276A (ja) | 2011-03-17 |
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ID=43940798
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JP2009203438A Pending JP2011051276A (ja) | 2009-09-03 | 2009-09-03 | 液体吐出装置、及び、その制御方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2498205A2 (en) | 2011-03-09 | 2012-09-12 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
JP2015128825A (ja) * | 2014-01-06 | 2015-07-16 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置、および、液体噴射装置の制御方法 |
-
2009
- 2009-09-03 JP JP2009203438A patent/JP2011051276A/ja active Pending
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