JP2013147289A - 荷崩れ防止材 - Google Patents
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Abstract
【課題】一人で作業でき、作業性の高い荷崩れ防止材を提供する。
【解決手段】複数の物品からなる被梱包物(1)の荷崩れを防止する荷崩れ防止材(10)であって、被梱包物(1)の上面に載置され、仮固定部(3)を有する上部部材(2)と;仮固定部(3)と接合する接続部(5)を有し、被梱包物(1)の少なくとも一部の側面を覆うように被梱包物(1)の側面に外接するように配置されるガイド部材(4)と;仮固定部(3)に対して仮固定でき、被梱包物(1)とガイド部材(4)とを側面側から締め付けることにより梱包する締め具(6)と;を備え、ガイド部材(4)が、接続部(5)を仮固定部(3)に接続することにより仮固定され、さらに、締め具(6)が、仮固定部(3)に仮固定されることを特徴とする、荷崩れ防止材を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の物品からなる被梱包物(1)の荷崩れを防止する荷崩れ防止材(10)であって、被梱包物(1)の上面に載置され、仮固定部(3)を有する上部部材(2)と;仮固定部(3)と接合する接続部(5)を有し、被梱包物(1)の少なくとも一部の側面を覆うように被梱包物(1)の側面に外接するように配置されるガイド部材(4)と;仮固定部(3)に対して仮固定でき、被梱包物(1)とガイド部材(4)とを側面側から締め付けることにより梱包する締め具(6)と;を備え、ガイド部材(4)が、接続部(5)を仮固定部(3)に接続することにより仮固定され、さらに、締め具(6)が、仮固定部(3)に仮固定されることを特徴とする、荷崩れ防止材を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、荷崩れ防止材に関する。
従来、複数の物品からなる被梱包物の荷崩れを防止する方法として、ストレッチフィルムを使用する方法が行われてきたが、ストレッチフィルムを繰り返して使用することができず、梱包を解いた際にごみが発生し、環境負荷が高いという問題があった。
特許文献1には、環状帯体の表面側に、該環状帯体を横切る線状接合部に主緊縛用帯端片を設けた荷崩れ防止用バンドであって、主緊縛用帯端片の略先端部の片面に第1面ファスナーを設け、主緊縛用帯端片を環状帯体に重ねたときに対向する環状帯体の外側表面の線状接合部に隣接した位置に第2面ファスナーが固定された硬質板を設け、かつ該硬質板に隣接する位置に、硬質板の短縁で反転したときに第2面ファスナーと嵌合する第3面ファスナーを設け、さらに第3面ファスナーと隣接する位置又は間隔をあけた位置に第1面ファスナーと嵌合する第4面ファスナーを設けた複数の荷物群を固定することを特徴とする荷崩れ防止用バンドが記載されている。しかしながら、この荷崩れ防止用バンドでは、複数の荷物群に対する位置決めがしにくく、一人で作業するのは容易でなく、作業性は十分とはいえない。また、梱包された荷物群が外から見えにくいという問題がある。
本発明の課題は、このような事情の下、種々の大きさの荷物群に対応でき汎用性が高く、複数の荷物群に対するガイド部材ならびに締め具の位置決めが容易で、一人で作業でき、高い作業性を有する荷崩れ防止材を提供することにある。好ましくは、リサイクルして繰り返し使用することによりゴミの発生を防止し、環境にやさしい梱包を可能とする。また、好ましくは、梱包された荷物群の外からの視認を可能とする。
すなわち、本発明の荷崩れ防止材は、複数の物品からなる被梱包物の荷崩れを防止する荷崩れ防止材であって、前記被梱包物の上面に載置される上部部材と、前記被梱包物の少なくとも一部の側面を覆うように前記被梱包物の側面に外接するように配置されるガイド部材とを備える。前記上部部材は、仮固定部を有する。また、前記ガイド部材は、前記仮固定部と接合する接続部を有する。さらに、本発明の荷崩れ防止材は、前記被梱包物と前記ガイド部材とを側面側から締め付けることにより梱包する締め具を備え、前記締め具は、前記仮固定部に対して仮固定される。さらに、前記ガイド部材は、前記接続部を前記仮固定部に接続することにより仮固定され、前記締め具は、前記仮固定部に仮固定される。
また、本発明の荷崩れ防止材は、複数の物品からなる被梱包物の荷崩れを防止する荷崩れ防止材であって、ガイド部材と締め具とを備える。ガイド部材は、第1仮固定部を有し、上記被梱包物の少なくとも一部の側面を覆うように上記被梱包物の側面に外接するように配置される。締め具は、上記第1仮固定部に対して仮固定でき、上記被梱包物と上記ガイド部材とを側面側から締め付けることにより梱包する。
本発明の荷崩れ防止材によれば、種々の大きさの荷物群に対応できる高い汎用性が得られ、複数の物品からなる被梱包物に対するガイド部材ならびに締め具の位置決めが容易で、一人で作業でき、高い作業性を実現できる。また、好ましくは、リサイクルして繰り返し使用することもできるため、ゴミの発生を防止し、環境にやさしい梱包材として使用することもできる。また、好ましくは、梱包された荷物群の外からの視認を可能とすることもできる。
[荷崩れ防止材]
本発明の荷崩れ防止材は、複数の物品からなる被梱包物の荷崩れを防止する荷崩れ防止材であって、前記被梱包物の上面に載置される上部部材と、前記被梱包物の少なくとも一部の側面を覆うように前記被梱包物の側面に外接するように配置されるガイド部材とを備える。前記上部部材は、仮固定部を有する。また、前記ガイド部材は、前記仮固定部と接合する接続部を有する。さらに、本発明の荷崩れ防止材は、前記被梱包物と前記ガイド部材とを側面側から締め付けることにより梱包する締め具を備え、前記締め具は、前記仮固定部に対して仮固定される。さらに、前記ガイド部材は、前記接続部を前記仮固定部に接続することにより仮固定され、前記締め具は、前記仮固定部に仮固定される。
本発明の荷崩れ防止材は、複数の物品からなる被梱包物の荷崩れを防止する荷崩れ防止材であって、前記被梱包物の上面に載置される上部部材と、前記被梱包物の少なくとも一部の側面を覆うように前記被梱包物の側面に外接するように配置されるガイド部材とを備える。前記上部部材は、仮固定部を有する。また、前記ガイド部材は、前記仮固定部と接合する接続部を有する。さらに、本発明の荷崩れ防止材は、前記被梱包物と前記ガイド部材とを側面側から締め付けることにより梱包する締め具を備え、前記締め具は、前記仮固定部に対して仮固定される。さらに、前記ガイド部材は、前記接続部を前記仮固定部に接続することにより仮固定され、前記締め具は、前記仮固定部に仮固定される。
また、本発明の荷崩れ防止材は、上記上部部材を備えていなくてもよい。この場合には、上記仮固定部は、ガイド部材に設けられる(この場合の仮固定部を、以下、第1仮固定部と称する)。
被梱包物としては、特に限定されず、底面が正方形、長方形、円形等、任意の形状の被梱包物に適用できる。被梱包物としては、ダンボール箱群、飲料ケース群、積層されたダンボール紙などにも適用できる。被梱包物の大きさとしては、被梱包物を運搬するパレットの大きさにも拠るが、例えば、縦・横・高さがそれぞれ50〜200cm程度のものに適用できる。
<上部部材の構成>
上部部材は、被梱包物の上面に載置される部材であり、木製、紙製、プラスチック製、金属製などの天板、格子状のパネル、シートなどが使用できる。また、上部部材は、ネット、網でもよく、布なども使用できる。上部部材の大きさは特に限定されず、被梱包物の上面より大きくても小さくても良いが、被梱包物の上面と同程度か少し大きい程度である場合には、被梱包物の埃よけとしても機能でき、好ましい。上部部材の大きさとしては、具体的には、例えば、縦50〜150cm程度、横50〜150cm程度、厚さ0.5〜10cm程度とすることができる。
上部部材は、被梱包物の上面に載置される部材であり、木製、紙製、プラスチック製、金属製などの天板、格子状のパネル、シートなどが使用できる。また、上部部材は、ネット、網でもよく、布なども使用できる。上部部材の大きさは特に限定されず、被梱包物の上面より大きくても小さくても良いが、被梱包物の上面と同程度か少し大きい程度である場合には、被梱包物の埃よけとしても機能でき、好ましい。上部部材の大きさとしては、具体的には、例えば、縦50〜150cm程度、横50〜150cm程度、厚さ0.5〜10cm程度とすることができる。
上部部材は、仮固定部を有する。仮固定部の少なくとも1部は、被梱包物の側面に垂れ下がるように配置される。仮固定部の形状は、被梱包物の側面に垂れ下がることができれば特に限定されないが、帯板形状、三角形状、四角形状、半円形状などのいずれでもよい。仮固定部は、上部部材と一体であってもよく、別部材を適宜の方法で上部部材に連結してもよい。別部材の場合の連結方法としては、例えば、上部部材に設けた穴に、仮固定部の先端を結びつける方法、接着剤で固定する方法などが挙げられる。この場合に、穴の位置は特に限定されず、被梱包物の梱包し易い位置を選定できる。
仮固定部の数は、後述のガイド部材の使用数以上であればよいが、例えば2〜5本とすることができる。リサイクルして多様な被梱包物に使用するためには、4つ以上設けられていることが好ましい。そして、ガイド部材を2又は3本使用する場合には、残る1つ又は2つの仮固定部は未使用状態のまま梱包すればよい。上部部材における仮固定部の位置は、ガイド部材を、被梱包物を固定する位置の近傍に仮固定できるように、例えば四角形状の天板の4隅などが好ましい。また、上記天板を使用せずに第1仮固定部を設ける場合、第1仮固定部は後述の複数のガイド部材の全てに設けられていても良いが、少なくとも1つのガイド部材に設けられていればよい。
仮固定部、第1仮固定部としては、フレキシブルなプラスチック製、布製などの帯板が好ましく、その一部にマジックテープ(登録商標、以下同じ)などの面ファスナーが取り付けられていることが好ましい。仮固定部は、マジックテープそのものであっても良い。仮固定部の大きさは、被梱包物の側面に垂れ下がることができ、後述のガイド部材ならびに締め付け具を仮固定できれば特に限定されない。垂れ下がった部分の長さは、例えば7〜200cm、好ましくは10〜150cm、より好ましくは20〜90cmとすることができる。また、第1仮固定部の大きさとしては、後述のガイド部材の全面に設けられてもよいし、5〜20cm程度の幅で設けられても良い。
<ガイド部材の構成>
ガイド部材は、仮固定部と接合する接続部を有し、被梱包物の側面を覆うように被梱包物の側面に外接するように配置される。ガイド部材としては、木製、紙製、プラスチック製、金属製などのプレートが使用でき、好ましくは断面が略L字形状のプレートが使用できる。プレートは、格子状、網状であってもよい。ガイド部材は、合紙製やダンボール紙製とすると、強度が十分であり、かつ安価であるため好ましい。
ガイド部材は、仮固定部と接合する接続部を有し、被梱包物の側面を覆うように被梱包物の側面に外接するように配置される。ガイド部材としては、木製、紙製、プラスチック製、金属製などのプレートが使用でき、好ましくは断面が略L字形状のプレートが使用できる。プレートは、格子状、網状であってもよい。ガイド部材は、合紙製やダンボール紙製とすると、強度が十分であり、かつ安価であるため好ましい。
ガイド部材の長さは、被梱包物の高さに合わせて適宜選択でき、積み上げられた最上部の物品と最下部の物品の高さ方向の一部の側面を覆うことができればよい。最上部の物品では、上端から10cm程度より下部が覆われていることが好ましい。最下部の物品では、上からの荷重で位置が安定しやすいため、少なくとも半分の高さより上部が覆われていることが好ましい。ガイド部材の取り扱いのし易さの観点からは、50〜200cm程度の長さが好ましい。ガイド部材の上端が被梱包物の高さより低いと、他の梱包物を上に重ねることができるため好ましい。
また、断面が略L字形状である場合、一辺の長さは、例えば3〜20cm、好ましくは3〜15cmとすることができる。略L字形状の2つの辺の長さは、同程度でも、異なっていてもよい。
本発明の荷崩れ防止材では、ガイド部材に接続部を設けて上記仮固定部と接合し、ガイド部材を被梱包物近傍に固定する。具体的には、ガイド部材は、接続部を上記仮固定部に接合され、ぶら下がった状態などの仮固定状態とすることができる。接続部としては、仮固定部と対応して接合できれば、特に限定されず、係合穴、フック、面ファスナー等が挙げられる。ガイド部材における接続部の位置は、ガイド部材の上端〜30cm程度、好ましくは上端〜15cm程度の範囲とすることができる。接続部は、ガイド部材の全面に設けられてもよいし、5〜20cm程度の幅で設けられても良い。このような位置に接続部を配置することにより、ガイド部材をより効果的にぶら下げる等して仮固定できる。上記天板を使用しない場合には、ガイド部材は、被梱包物に立てかけて配置できる。天板を使用しない場合、接続部はなくてもよい。第1仮固定部は、後述のバンドを後で本締めする場合に効果的な位置に仮固定できるように配置できる。
<締め具の構成>
締め具は、ガイド部材に仮固定でき、側面からガイド部材を介して被梱包物を巻回し、被梱包物を周囲から締め付けて被梱包物の荷崩れを防止して固定できるものであれば特に限定されない。締め具としては、固定手段を有するバンドが挙げられる。バンドの素材としては、布、皮、ポリマー等が挙げられる。固定手段としては、バックル、面ファスナー、ポリマーの熱圧着、結ぶ等が挙げられるが、強固に固定でき、繰り返し再使用が可能なため、バックルが好ましい。例えば、バンド(又はベルト)の一端にバックルを配置し、バンドの他端をバックルに挿入し、巻き締め方向にバンドを面ファスナー等で固定できる。締め具の幅は、特に限定されず、1〜100cm程度とすることができる。本発明の荷崩れ防止材では、ガイド部材を使用し、角のみで固定できるため、締め具の幅は1〜10cm程度とすることができる。締め具の幅を狭くすると、被梱包物が外部から見易く、商品の識別が容易になり好ましい。
締め具は、ガイド部材に仮固定でき、側面からガイド部材を介して被梱包物を巻回し、被梱包物を周囲から締め付けて被梱包物の荷崩れを防止して固定できるものであれば特に限定されない。締め具としては、固定手段を有するバンドが挙げられる。バンドの素材としては、布、皮、ポリマー等が挙げられる。固定手段としては、バックル、面ファスナー、ポリマーの熱圧着、結ぶ等が挙げられるが、強固に固定でき、繰り返し再使用が可能なため、バックルが好ましい。例えば、バンド(又はベルト)の一端にバックルを配置し、バンドの他端をバックルに挿入し、巻き締め方向にバンドを面ファスナー等で固定できる。締め具の幅は、特に限定されず、1〜100cm程度とすることができる。本発明の荷崩れ防止材では、ガイド部材を使用し、角のみで固定できるため、締め具の幅は1〜10cm程度とすることができる。締め具の幅を狭くすると、被梱包物が外部から見易く、商品の識別が容易になり好ましい。
また、締め具の長さは、被梱包材の大きさにより適宜選択できるが、例えば、3〜12m程度、好ましくは4〜8m程度とすることができる。バンドは1本でも良く、複数(例えば2〜5本)使用してもよい。
締め具の被梱包物への位置決めは、仮固定部または第1仮固定部に締め具を接合することにより行う。接合は、仮固定部または第1仮固定部に対応する接合手段により行うことができる。例えば、仮固定部及び第1仮固定部が係合穴、フック、雄型面ファスナーの場合には、それぞれフック、係合穴、雌型面ファスナーをバンドにピン止め、接着等により設けることができる。また、バンドを雌型面ファスナーで形成しても良い。なお、上記した各面ファスナーの雄雌は逆でもよい。
<使用態様>
本発明の荷崩れ防止材では、まず、被梱包物の上面に、上部部材を載置する(ステップ1)。そして、被梱包物の側面側に仮固定部を垂れ下げる(ステップ2)。この場合に、仮固定部の少なくとも一部をフレキシブルにすることにより、被梱包物の上面と上部部材との大きさが異なっていても、被梱包物の側面側に仮固定部を垂れ下げることができる。すなわち、本発明の荷崩れ防止材では、種々の大きさの被梱包物に対して適用することが可能である。
本発明の荷崩れ防止材では、まず、被梱包物の上面に、上部部材を載置する(ステップ1)。そして、被梱包物の側面側に仮固定部を垂れ下げる(ステップ2)。この場合に、仮固定部の少なくとも一部をフレキシブルにすることにより、被梱包物の上面と上部部材との大きさが異なっていても、被梱包物の側面側に仮固定部を垂れ下げることができる。すなわち、本発明の荷崩れ防止材では、種々の大きさの被梱包物に対して適用することが可能である。
次に、仮固定部に、ガイド部材の接合部を接合して、例えば、ぶら下げる等して、ガイド部材を被梱包物の側面の近傍に仮固定する(ステップ3)。この場合に、仮固定部において接合部を接合する位置を調節することにより、ガイド部材を安定してぶら下げる等して仮固定できる。また、天板を使用しない場合には、上記ステップ1〜3の代わりに、ガイド部材を被梱包物の側面に立てかける等して仮固定する(ステップ1’)。
続いて、締め具の略一端などの少なくとも一箇所を仮固定部または第1仮固定部に接合し、接合されていない方の締め具を持って被梱包物の周囲を巻回して軽く仮締めする。そして、ガイド部材の被梱包物に対する位置、ならびに上下位置を決めて締め具をさらに締める(ステップ4)。さらに、締め具を強固に締め上げ(本締め)、被梱包物を固定する(ステップ5)。
次に、このようにして梱包された梱包体を目的地まで搬送する(ステップ6)。目的地において、締め具の締めを解除して梱包体から外し、ガイド部材を取り除き、上部部材を取り除くことにより、梱包体を解梱できる(ステップ7)。ステップ6で被梱包物から取り除いた締め具、ガイド部材及び上部部材は、荷崩れ防止材として再使用できる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態に係る荷崩れ防止材10について図面を用いて説明する。
図1に荷崩れ防止材10を示す。1は、被梱包物としてのダンボール箱群(縦110cm×横110cm×高さ150cm程度)であり、台7上に載置されている。2は、上部部材としての略四角形のプラスチック段ボール製の天板(縦90cm×横90cm×厚さ0.4cm程度)である。天板2は、ダンボール箱群1の上面に載置されている。3は、仮固定部としての雄型マジックテープ(幅2.5cm×長さ90cm程度)であり、天板2の四角に設けられた穴に一端が挿入され、天板2に固定されている。上記雄型マジックテープ3は、ダンボール箱群1の側面側に垂れ下げて配置されている。雄型マジックテープ3は、両面マジックテープであってもよい。
以下、本発明の一実施形態に係る荷崩れ防止材10について図面を用いて説明する。
図1に荷崩れ防止材10を示す。1は、被梱包物としてのダンボール箱群(縦110cm×横110cm×高さ150cm程度)であり、台7上に載置されている。2は、上部部材としての略四角形のプラスチック段ボール製の天板(縦90cm×横90cm×厚さ0.4cm程度)である。天板2は、ダンボール箱群1の上面に載置されている。3は、仮固定部としての雄型マジックテープ(幅2.5cm×長さ90cm程度)であり、天板2の四角に設けられた穴に一端が挿入され、天板2に固定されている。上記雄型マジックテープ3は、ダンボール箱群1の側面側に垂れ下げて配置されている。雄型マジックテープ3は、両面マジックテープであってもよい。
4は、ガイド部材としての合紙製の「角あて」である。角あて4は、略L型の断面を有し、ダンボール箱群1を固定し、4隅の角をガードするように配置されている。図1の点線は、奥の角あて4の概略位置と雄型マジックテープ3(上部のみ)を示す。略L型の1辺はそれぞれ7.5cm程度、高さ90cm程度である(図1では、角あての長さは幾分長く示されている)。角あて4は、ダンボール箱群1の4角に配置されているが、対向する2つの角、又はいずれか3つの角のみに配置されていてもよい。角あて4の長さは、ダンボール箱群1の固定ができれば特に限定されない。5は、接続部としての雌型マジックテープである。6は、締め具としてのバンドであり、一端に雌型マジックテープ素材が取り付けられている。
荷崩れ防止材10による梱包作業としては、まず、ダンボール箱群1の上面に、天板2を載せて、ダンボール箱群1の側面に雄型マジックテープ3を垂れ下げる。次に、雄型マジックテープ3に、角あて4に取り付けた雌型マジックテープ5を付けて、角あて4をぶら下げる。次に、バンド6の雌型マジックテープ部分を雄型マジックテープ3に付けて固定後、固定されていない方のバンド6を持ってダンボール箱群1の周囲を回り、バンド6の両端を合わせて、軽く仮締めする。そして、バンド6をさらに締めながら、角あて4のダンボール箱群1に対する位置、ならびに上下位置を決める。さらに、バンド6を強固に締め上げて、ダンボール箱群1を固定する。角あて4とバンド6が仮固定されているため、一人でも、バンド6の位置調整を簡単に行うことができる。
このようにして梱包されたダンボール箱群1は目的地まで搬送され、目的地において、バンド6を緩めて外し、角あて4を取り除き、天板2を取り除くことにより、解梱できる。ダンボール箱群1から取り除いたバンド6、角あて4、及び天板2は、荷崩れ防止材として再使用できる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
以上、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
<変形例>
本発明の別の一実施形態に係る荷崩れ防止材11を図2に示す。図2において、図1と同一の符号を付した部材は、上記実施形態と同様の部材を示す。荷崩れ防止材11では、台7上に載置されたダンボール箱群1の4隅に、角あて4を立てかけて配置する。角あて4には、第1仮固定部31としての雄型マジックテープが取り付けられている。第1仮固定部31は、ガイド部材の全面に設けられてもよいし、5〜20cm程度の幅で設けられても良い。第1仮固定部31は、後述のバンド6を後で本締めする場合に効果的な位置に仮固定できるように配置できる。
本発明の別の一実施形態に係る荷崩れ防止材11を図2に示す。図2において、図1と同一の符号を付した部材は、上記実施形態と同様の部材を示す。荷崩れ防止材11では、台7上に載置されたダンボール箱群1の4隅に、角あて4を立てかけて配置する。角あて4には、第1仮固定部31としての雄型マジックテープが取り付けられている。第1仮固定部31は、ガイド部材の全面に設けられてもよいし、5〜20cm程度の幅で設けられても良い。第1仮固定部31は、後述のバンド6を後で本締めする場合に効果的な位置に仮固定できるように配置できる。
本発明の荷崩れ防止材は、種々の大きさの荷物群に対応できるため汎用性が高く、また、一人で作業できる作業性の高い荷崩れ防止材として利用できる。好ましくは、リサイクルして繰り返し使用することもできるため、ゴミの発生を防止し、環境にやさしい梱包材として使用することもできる。また、好ましくは、梱包された荷物群の外からの視認が可能な荷崩れ防止材として利用できる。
1:被梱包物としてのダンボール箱群、2:上部部材としての天板、3、31:仮固定部としての雄型マジックテープ、4:ガイド部材としての角あて、5:接続部としての雌型マジックテープ、6:締め具としてのバンド、7:台、10、11:荷崩れ防止材
Claims (2)
- 複数の物品からなる被梱包物(1)の荷崩れを防止する荷崩れ防止材(10)であって、
前記被梱包物(1)の上面に載置され、仮固定部(3)を有する上部部材(2)と;
前記仮固定部(3)と接合する接続部(5)を有し、前記被梱包物(1)の少なくとも一部の側面を覆うように前記被梱包物(1)の側面に外接するように配置されるガイド部材(4)と;
前記仮固定部(3)に対して仮固定でき、前記被梱包物(1)と前記ガイド部材(4)とを側面側から締め付けることにより梱包する締め具(6)と;
を備え、
前記ガイド部材(4)は、前記接続部(5)を前記仮固定部(3)に接続することにより仮固定され、
前記締め具(6)は、前記仮固定部(3)に仮固定される、荷崩れ防止材。 - 複数の物品からなる被梱包物(1)の荷崩れを防止する荷崩れ防止材(11)であって、
第1仮固定部(31)を有し、前記被梱包物(1)の少なくとも一部の側面を覆うように前記被梱包物(1)の側面に外接するように配置されるガイド部材(4)と;
前記第1仮固定部(31)に対して仮固定でき、前記被梱包物(1)と前記ガイド部材(4)とを側面側から締め付けることにより梱包する締め具(6)と;
を備える、荷崩れ防止材。
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