JP3139258U - 荷崩れ防止ネット - Google Patents
荷崩れ防止ネット Download PDFInfo
- Publication number
- JP3139258U JP3139258U JP2007009068U JP2007009068U JP3139258U JP 3139258 U JP3139258 U JP 3139258U JP 2007009068 U JP2007009068 U JP 2007009068U JP 2007009068 U JP2007009068 U JP 2007009068U JP 3139258 U JP3139258 U JP 3139258U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- side portion
- prevention net
- collapse prevention
- luggage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Pallets (AREA)
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
Abstract
【課題】繰返し使用ができるとともに、一人で梱包作業ができる集積した荷物の形を保つための荷崩れ防止ネットであり、横に凹凸や高さが違う場合でも対応できる荷崩れ防止ネットを提供する。
【解決手段】集積した荷物を横から巻き包む荷崩れ防止ネットであり、この荷崩れ防止ネットが荷物の周囲を囲包するネットで構成される周側部1と、周側部の少なくとも上辺二箇所に荷物の上に部分的に載せ掛けられる変形可能な載掛部2とを有するものであり、載掛部と周側部の上辺の個所に絞り径を調整できる絞り紐4を周回させるとともに、周側部の両端部に周側部で荷物を締め付けた状態で固定できる雄雌の面ファスナー3を複数段で取り付ける。
【選択図】図3
【解決手段】集積した荷物を横から巻き包む荷崩れ防止ネットであり、この荷崩れ防止ネットが荷物の周囲を囲包するネットで構成される周側部1と、周側部の少なくとも上辺二箇所に荷物の上に部分的に載せ掛けられる変形可能な載掛部2とを有するものであり、載掛部と周側部の上辺の個所に絞り径を調整できる絞り紐4を周回させるとともに、周側部の両端部に周側部で荷物を締め付けた状態で固定できる雄雌の面ファスナー3を複数段で取り付ける。
【選択図】図3
Description
本考案は、荷物が運送中に荷崩れを起こしたりするのを防止する荷崩れ防止ネットに関するものである。
荷物を運送するときには、荷物をパレットの上に集積した状態で積むことから、運送中の振動や加減速によって荷物が崩れることがある。このため、荷崩れ防止方策を施すが、従来は、荷物の周囲をラップ巻きすることが多かった。これによると、巻き作業に手間がかかる上に資材代が嵩み、梱包コストを高めていた。また、一度使用したラップは廃棄処分するしかなく、無駄を生じさせるし、地球環境へ悪影響も与えていた。そこで、本出願人は、下記特許文献1に示される繰返し使用が可能な荷崩れ防止カバーを提案し、相応の効果を上げていた。
ただ、織物性であることから、重くて作業性に問題があるし、上下の丈の調整ができないといったことがあった。パレットの上に集積される荷物はその丈も様々であり、丈の短い荷物の場合、カバーの下端に余りが生じ、これが重なって邪魔になったり、パレットを覆ってフォーク挿入孔を塞ぐといったことがあった。一方、下記特許文献2には、カバーをネット製のもので構成することで、軽量で中が透視できる案件が提案されている。そして、ネットであるから、荷物が変形した集積姿態をとる場合も、それに倣うといった利点を有するものになっている。
しかし、この先行例のものは、ネットに周回させた弾性紐で荷物を締め付けるだけのものであるから、荷物の周囲長如何によっては締付力(荷物の固定力)が弱く、荷崩れを起こすことがある。また、ネットの丈は当然に調整できないものになっており、この荷物の丈は梱包する荷物によってその都度違うことは上記したとおりである。加えて、このネットは荷物の上から被せるものであるため、丈の長い荷物に対しては作業者が昇る台を必要としたりして梱包作業が危険で煩雑なものとなっている。
登録実用新案公報第3116169号公報
登録実用新案公報第3107177号公報
本考案は、以上の課題を解決したものであり、台等を必要とせずに一人で作業でき、荷物の丈が短い場合にも、ネットの長さを最適なものにできるようにしたものである。
このため、本考案は、請求項1に記載した、集積した荷物を横から巻き包む荷崩れ防止ネットであり、この荷崩れ防止ネットが荷物の周囲を囲包するネットで構成される周側部と、周側部の少なくとも上辺二箇所に荷物の上に部分的に載せ掛けられる変形可能な載掛部とを有するものであり、載掛部と周側部の上辺の個所に絞り径を調整できる絞り紐を周回させるとともに、周側部の両端部に周側部で荷物を締め付けた状態で固定できる雄雌の面ファスナーを複数段で取り付けたことを特徴とする荷崩れ防止ネットを提供したものである。
また、本考案は、以上の荷崩れ防止ネットにおいて、請求項2に記載の面ファスナーに代え又は併用して縛り紐が用いられる手段、請求項3に記載の縛り紐が周側部に全面的に沿わされている手段、請求項4に記載の絞り紐が周回される周側部の上辺にも二つの載掛部が形成される手段を提供する。
請求項1の手段によると、周側部は荷物の周囲を巻き包むものであるから、地上に居たままで作業ができる(台等を必要としない)。これにおいて、載掛部を荷物の上に載せ掛けておけば、周側部がずり落ちることがないから、周側部の巻付けが簡単で確実である。また、載掛部は周側部による荷物の梱包形態をより安定させるのにも寄与する。一方、周側部の巻付けが終了すると、一定に締め付けた状態で面ファスナーで固定しておけば、荷物をその姿態に固定できる(荷崩れがない)。
もちろん、周側部はネットであるから、荷物の集積姿態が横に凸凹したものであっても、ネットが変形してこれに倣う。また、荷物の丈に長短がある場合、絞り紐の輪を調整することで、周側部の下端を適正な位置にできる(絞り径を小さくすれば下端は上がり、大きくすれば下がる) 。請求項2の手段によれば、面ファスナーの数を減らせてコストが安くなるし、耐久性も高いし、請求項3の手段によれば、荷物に対する締付力が一層強くなる。請求項4の手段によれば、周側部のずり落ちを防止して梱包形態がより安定する。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考案に係る荷崩れ防止ネットの斜視図であるが、この防止ネットは、荷物の周囲を巻き包む周側部1と、周側部1の上辺の少なくとも二箇所に設けられる載掛部2とを有する。周側部1は、麻や木綿或いは樹脂の糸を用いて所定の網目の長方形をしたネットであり、左右に展開できるものである。載掛部2は、ゴム布や上記素材のネットからなる変形可能なもので、周側部1の上辺の少なくとも二箇所に設けられるものである。
ところで、パレットの大きさは一辺が1100mm程度と規格化されており、この上に載せる集積荷物の縦、横の大きさも自ずと決まる。また、多くの場合、集積形態は直方体とされることから、載掛部2を設ける個所は、荷物の裏側の二つのコーナー付近にするのが適する。そして、周側部1を荷物に巻き回した場合(梱包形態)、載掛部2はそのコーナーに三角形の形で載せ掛けられるようにしておく。周側部1は折畳み、展開、梱包の各形態をとることから、載掛部2はこれに対応するように変形可能にしているのである。
以上の周側部1の両端部には、一方には雄3a、他方には雌3bの面ファスナー3が複数段で取り付けられている。雄3aの方は直方体形状の荷物の一方の前面に取り付け、雌3bの方は他方の前面に取り付ける。なお、雌3bの方は側面まで回り込ませておくのが適する。雄3aがコーナーを回るから、締付力をより一層強くできるからである。面ファスナー3の段数は荷物の丈や個々の荷物の大きさによって設定する(図では三段になっているが、これに限るものではない)。一般に荷物の丈は最大でも2m程度であるから、2〜5位の段数にしておけばよい。
載掛部2と周側部1の上辺の箇所にかけては絞り紐4が周回される。絞り紐4は、これを絞ることで載掛部2と他の箇所との距離を絞ることができるもので、これの絞り加減(輪の大きさ)で周側部1の丈を長短に調整できるものである。このため、絞り紐4は輪にするために載掛部2や周側部1の上辺とに摺動可能に固定される必要があるが、載掛部2をネットで構成すれば、その網目に通しておけばよいし、布等で構成すれば、適当な案内リング(図示省略)を取り付けておいてもよい。
一方、周側部1については、その網目に通しておいてもよいし、適当な案内リング5を取り付けていてもよい。絞り紐4を良好に絞るためには、絞り紐4を通す周側部1の上辺の個所は、荷物の表側の二つのコーナー付近にするのが適する。また、このコーナー付近に三角形の載掛部2を形成し、これに他の載掛部2と同様な構成で絞り紐4を通してもよい。こうすると、載掛部2はコーナーの四カ所に形成され、周側部1による荷物の梱包形態が安定する。
次に、以上の防止ネットの使用方法について説明すると、図2〜図3はその説明図であるが、まず、パレット6の上に個々の荷物7を載せて集積した形態にする。次いで、載掛部2を荷物7の上に載せ掛け、周側部1を荷物7の外周に回して巻き包む。このとき、載掛部2によって周側部1がずり落ちることがないから、周側部1の巻回しが容易である。以上が終了すると、絞り紐4を適当に絞って端同士を結び、周側部1の下端がパレット6にかからないようする。次に、荷物7が崩れないように面ファスナー3で荷物を締め付けて固定すれば、梱包作業は終了する。一方、荷物7の運送、保管が済めば、この防止ネットを外しておく。そして、これを折り畳んで保管しておけば、次の梱包に用いることができるから、無駄がなくて省資源的である。
なお、集積した荷物7の周囲長は様々であるから、周側部1の展開長さを荷物7の最大周囲長に合わせておくと、この寸法の周囲長を有する荷物7であれば周側部1の端部同士はやや重なることになるし、小さい周囲長のものであれば、重なりが大きくなる。しかし、いずれにしても、面ファスナー3で荷物7を締め付けて固定できる。図4は荷物7の丈が短い場合の梱包姿態であるが、このように、絞り紐4を絞ることで周側部1は上にずり上がり、その下端がパレット6にかからない。
このように、絞り紐4を設けることは、荷物7に対する周側部1の梱包姿態を安定させることにも寄与する。ところで、周側部1による荷物7の締付けは、荷物7の側面や裏面はネット自体によって行うことになるが、ネットの強度を相応のものにしておくことで、これが可能なものになる。これにより、荷物7の集積形態が横に凹凸しているような場合も、良好に締め付けることができるものになる。
以上は、締付部材として面ファスナー3を用いたものであるが、これに代え又は併用して縛り紐であってもよい。縛り紐の場合は端を結ぶことになるが、これを平面的な周側部1の合わせ部で行うとすれば、強く締め付けられないこともある。このため、結び個所をコーナーまで延ばし、ここで結べば強く縛ることができる。この場合、縛り紐を周側部1に全面的に沿わせておいてもよい。こうすると、荷物7を縛り紐で直接締め付けることになるから、荷崩れ防止が一層確実になる。縛り紐を用いると、面ファスナー3を減らせて価格が安い上に耐久性の高いものになるし、折り畳んで収納するときにもスペースをとらない利点がある。
1 周側部
2 載掛部
3 面ファスナー
3a 〃 の雄
3b 〃 の雌
4 絞り紐
5 案内リング
6 パレット
7 荷物
2 載掛部
3 面ファスナー
3a 〃 の雄
3b 〃 の雌
4 絞り紐
5 案内リング
6 パレット
7 荷物
Claims (4)
- 集積した荷物を横から巻き包む荷崩れ防止ネットであり、この荷崩れ防止ネットが荷物の周囲を囲包するネットで構成される周側部と、周側部の少なくとも上辺二箇所に荷物の上に部分的に載せ掛けられる変形可能な載掛部とを有するものであり、載掛部と周側部の上辺の個所に絞り径を調整できる絞り紐を周回させるとともに、周側部の両端部に周側部で荷物を締め付けた状態で固定できる雄雌の面ファスナーを複数段で取り付けたことを特徴とする荷崩れ防止ネット。
- 面ファスナーに代え又は併用して縛り紐が用いられる請求項1の荷崩れ防止ネット。
- 縛り紐が周側部に全面的に沿わされている請求項2の荷崩れ防止ネット。
- 絞り紐が周回される周側部の上辺にも二つの載掛部が形成される請求項1〜3いずれかの荷崩れ防止ネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009068U JP3139258U (ja) | 2007-11-24 | 2007-11-24 | 荷崩れ防止ネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009068U JP3139258U (ja) | 2007-11-24 | 2007-11-24 | 荷崩れ防止ネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3139258U true JP3139258U (ja) | 2008-02-07 |
Family
ID=43289488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007009068U Expired - Fee Related JP3139258U (ja) | 2007-11-24 | 2007-11-24 | 荷崩れ防止ネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139258U (ja) |
-
2007
- 2007-11-24 JP JP2007009068U patent/JP3139258U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20180127898A (ko) | 적재물 포장 커버 | |
US20200283209A1 (en) | Transportation base load unitizer | |
JP3120439U (ja) | 梱包装置 | |
JP3139258U (ja) | 荷崩れ防止ネット | |
US3524543A (en) | Unitized packing device | |
KR200449420Y1 (ko) | 랩핑대용 포장커버 | |
KR200454669Y1 (ko) | 재사용 가능한 팰릿커버 | |
JP3116414U (ja) | 荷崩れ防止用の帯状部材 | |
JP3166592U (ja) | 荷崩れ防止用ネット | |
JP3172486U (ja) | 荷崩れ防止バンド | |
JP3137361U (ja) | 荷崩れ防止ベルト | |
JP3121822U (ja) | 荷崩れ防止具 | |
JP4091818B2 (ja) | ネット併用型運搬物用荷くずれ防止装置 | |
JP2023156839A (ja) | 梱包構造および結束用バンド | |
JP3107177U (ja) | 荷崩れ防止ネット | |
JP3231028B2 (ja) | 荷崩れ防止網 | |
JP7296492B1 (ja) | 荷崩れ防止シート | |
JPH09290859A (ja) | 荷物の梱包方法及び梱包用ネット | |
JPH0128042Y2 (ja) | ||
KR20130001244U (ko) | 운송용 그물망 | |
JP2009067452A (ja) | 荷崩れ防止バンド | |
JP3203220U (ja) | ネットを備えた搬送用コンテナにおけるネット固定具 | |
JP3120430U (ja) | 荷崩れ防止具 | |
JP3091557U (ja) | 載積物倒壊防止用用具 | |
RU173999U1 (ru) | Средство для крепления груза на поддоне |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |