JP2013146992A - 記録装置 - Google Patents

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Naoki Kimura
尚己 木村
Tetsuya Miyagawa
哲也 宮川
Masayuki Horikawa
正幸 堀川
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Abstract

【課題】装置本体の上部に設けられた回動可能な開閉体の開姿勢をアームで維持する構成を備えた記録装置において、開閉体の円滑な操作を確保する。
【解決手段】インクジェットプリンター1は、用紙に記録を行う記録部2の上部にスキャナ部3を開閉可能に備えている。スキャナ部3は、アーム17によって開姿勢が維持される。スキャナ部3が開姿勢から閉姿勢へ回動する際、アーム17の下端に設けられた被案内部17cは、ガイドレール16aによって移動方向に案内されつつ案内面16b上を摺動するので、被案内部17cが案内面16b上を摺動する際の円滑性が確保され、その結果スキャナ部3を、ユーザーに引っ掛かり感を与えることなく円滑に回動(開閉)させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ファクシミリやプリンターに代表される記録装置に関し、特に装置本体の上部において回動可能に設けられ、回動することにより開閉可能な開閉体を備える記録装置に関する。
ファクシミリやプリンターに代表される記録装置においては、記録機能の他に、画像読取機能を備えた所謂複合機と呼ばれるものがある。即ち、記録用紙に記録を行う記録装置の本体上部に、スキャナユニットが設けられている。
スキャナユニットは、記録装置本体に対して回動可能に設けられ、回動することにより、開姿勢と閉姿勢とを切り換え可能となっている。スキャナユニットは、通常使用時には閉姿勢で保持されるが、例えば記録装置本体内部で紙ジャムが生じた場合のジャム処理の際や、インクカートリッジ交換の際に、スキャナユニットが開かれる様になっている。
従ってスキャナユニットは、開姿勢を維持できる様に設けられており、開姿勢を維持する為の手段として、特許文献1に示される様な支持部材(アーム或いは支柱などとも言う)が採用される場合もある。
特開2009−239752号公報
近年、記録装置においては小型化の要請が強く、特に装置の高さ方向寸法を小さく抑えることが望まれている。この場合、スキャナユニットの開姿勢を維持する支持部材にも小型化が要請されるが、支持部材を小型化してしまうと、スキャナユニットを大きく開くことができず、ジャム処理作業やインクカートリッジ交換作業の作業性が低下してしまうことになる。
その一方で、装置の高さ方向寸法を小さくしつつ、スキャナユニットの回動角を確保するために支持部材の寸法を維持すると、スキャナユニットを開姿勢から閉姿勢に切り替える際に支持部材の下端部が装置本体の底部に当接するので、支持部材下端部が装置本体の底部に引っ掛かる虞があり、スキャナユニットを開姿勢から閉姿勢に切り替える際の円滑な操作が妨げられる虞がある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、装置本体の上部に設けられた回動可能な開閉体の開姿勢をアーム(支持部材)で維持する構成を備えた記録装置において、開閉体の円滑な操作を確保することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録手段を備える装置本体と、前記装置本体の上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記装置本体の上部を開閉可能な開閉体と、一端側が前記開閉体に回動可能に支持され、他端側が前記装置本体の支持部に支持されることにより前記開閉体の開姿勢を維持するアームと、を備え、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際に、前記アームの他端側に設けられた被案内部が前記装置本体側の案内面上を移動する構成を備え、前記案内面には、前記被案内部を当該被案内部の移動方向に案内するガイド形状が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、開閉体の開姿勢を維持するアームの被案内部を案内する案内面には、前記被案内部をその移動方向に案内するガイド形状が設けられているので、前記開閉体の回動に伴って前記被案内部が前記案内面上を移動する際の円滑性が確保される。その結果、前記開閉体を、ユーザーに引っ掛かり感を与えることなく円滑に回動(開閉)させることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記装置本体には、前記開閉体の閉姿勢において前記アームを収容する収容室が設けられ、前記収容室は、底部に前記案内面を備えるとともに、上部に前記アームが入り込む開口部を備え、前記アームは、前記開閉体の閉姿勢において傾斜状態で前記収容室に収容されることを特徴とする。
本態様によれば、前記アームは、前記開閉体の閉姿勢において傾斜状態で前記収容室に収容されるので、前記アームの長さが長い場合であっても適切にこれを収容することができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記被案内部が、前記収容室の開口部内側と係合可能に形成されたことにより、当該被案内部が、前記アームの他端側先端部の、前記収容室からの抜けを防止する抜け止め機能を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記被案内部が、前記アームの他端側先端部の、前記収容室からの抜けを防止する抜け止め機能を備えるので、前記アームの抜け止め手段を別途設ける構成に比して構造の簡素化と低コスト化を図ることができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記被案内部は、前記開閉体が開姿勢にあるときに前記案内面から離間しており、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際に前記案内面に対して離間状態から接触状態に移り、前記案内面上を移動することを特徴とする。
本態様によれば、前記被案内部は、前記開閉体が開姿勢にあるときに前記案内面から離間しており、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際に前記案内面に対して離間状態から接触状態に移り、前記案内面上を移動するので、前記開閉体の回動可能角を大きく設定することができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記被案内部において前記案内面と接する面が凸球面状或いは筒面状に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記被案内部において前記案内面と接する面が凸球面状或いは筒面状に形成されているので、前記被案内部が前記案内面に対して引っ掛かりなく滑らかに摺接することができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記案内面において前記被案内部と接触する際の接触面積が、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際の前記被案内部の移動方向に沿って増加する様に構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記案内面において前記被案内部と接触する際の接触面積が、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際の前記被案内部の移動方向に沿って増加するので、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に前記被案内部と前記案内面との間の摩擦力が次第に大きくなり、これによって前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に勢いよく回動し装置本体に強く衝突することを防止することができる。
本発明の第7の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記被案内部が、回転可能なローラーにより構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記被案内部が、回転可能なローラーにより構成されているので、前記被案内部が前記案内面に対して引っ掛かりなく滑らかに移動することができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記ローラーが所定の回転抵抗を備え、当該回転抵抗が、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に前記開閉体に制動を与える構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記ローラーが所定の回転抵抗を備え、当該回転抵抗が、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に前記開閉体に制動を与える構成を備えるので、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて勢いよく回動し装置本体に強く衝突することを防止することができる。
本発明の第9の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記被案内部が前記案内面上を摺接する際の摩擦力が、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に前記開閉体に制動を与える構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記被案内部が前記案内面上を摺接する際の摩擦力が、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に前記開閉体に制動を与える構成を備えるので、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて勢いよく回動し装置本体に強く衝突することを防止することができる。
本発明の第10の態様は、第1から第9の態様のいずれかにおいて、前記開閉体が閉姿勢に切り換わる際に前記アームの他端側に設けられた被押圧部を押圧する押圧手段を備え、前記押圧部が前記被押圧部を押圧することにより、前記開閉体が閉じる際に前記開閉体に制動を与える構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記開閉体が閉じる際に前記アームが押圧手段により押圧されることで、前記開閉体が閉じる際に前記開閉体に制動が加わるので、前記開閉体が閉じる際に顕著な衝突音が生じることを防止することができる。
本発明の第11の態様は、第1から第10の態様のいずれかにおいて、前記被案内部の前記案内面に対する移動範囲において前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際の終端位置手前に、前記被案内部が乗り越える段差が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記被案内部の前記案内面に対する移動範囲において前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際の終端位置手前に、前記被案内部が乗り越える段差が設けられているので、ユーザーが前記開閉体を閉じる際にクリック感を生じさせることができ、ユーザーの操作感を向上させることができる。
本発明の第12の態様は、第11の態様において、前記段差が、前記記録装置の筐体を構成する2つのフレームの継ぎ目によって形成されていることを特徴とする。本態様によれば、前記段差が、フレームの継ぎ目によって形成されているので、前記段差を形成する為の専用の構成要素を設ける必要がなく、装置のコストアップを回避することができる。
本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図(スキャナ部クローズ状態)。 本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図(スキャナ部オープン状態)。 アームが入り込む開口部の斜視図。 アームが入り込む収容室の断面図(アーム側面図)。 アームが入り込む収容室の断面斜視図(アーム斜視図)。 収容室内部でのアーム先端部の斜視図。 アームが入り込む収容室の断面斜視図(第2実施形態)。 アームが入り込む収容室の断面斜視図(第3実施形態)。 アームが入り込む収容室の断面斜視図(第4実施形態)。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1は、本発明に係る記録装置の一例としてのインクジェットプリンター1の外観斜視図(スキャナ部3クローズ状態)、図2は同外観斜視図(スキャナ部3オープン状態)、図3はアーム17が入り込む開口部15aの斜視図、図4はアーム17が入り込む収容室Aの断面図(アーム17側面図)、図5はアーム17が入り込む収容室Aの断面斜視図(アーム17斜視図)、図6は収容室A内部でのアーム17先端部の斜視図である。
更に、図7〜図9はアーム17が入り込む収容室の断面斜視図であり、図7は第2実施形態、図8は第3実施形態、図9は第4実施形態、をそれぞれ示している。
図1及び図2において、インクジェットプリンター1は、媒体の一例としての記録用紙にインクジェット記録を行う記録部2の上部に「開閉体」或いは「回動体」としてのスキャナ部3を備えており、即ちインクジェット記録機能に加えてスキャナ機能を備える複合機として構成されている。
スキャナ部3は、記録部2に対して回動可能に設けられており、回動することにより、閉じた状態(図1)と開いた状態(図2)とをとり得る。そしてスキャナ部3が開くことにより、キャリッジ11に搭載されたインクカートリッジ(不図示)の交換作業や、紙ジャムが生じた際のジャム処理作業などが行える様になっている。尚、スキャナ部3が開いた状態を維持する為のアーム(支柱、或いは衝立、或いは支持部材とも言う)17が設けられているが、これについては後に説明する。
スキャナ部3において上部のカバー4は開閉可能なカバーであり、当該カバー4を開放することにより、スキャナ部3の図示しない原稿台が表れる様になっている。
装置前面において符号6は記録が行われて排出された用紙を受ける排紙受けトレイである。排紙受けトレイ6は引き出し式に構成され、図1及び図2は収納された状態を示している。
符号9は、電源ボタンや各種印刷設定・記録実行を行う操作ボタン、印刷設定内容や印刷画像のプレビュー表示などを行う表示部、等を備えて成る操作部であり、符号8は当該操作部を備えるパネルユニットである。このパネルユニット8は、スキャナ部3に設けられており、スキャナ部3の回動に従ってスキャナ部3と一体に変位する様になっている。
図2において符号11はキャリッジであり、このキャリッジ11の底部に記録ヘッド12が設けられている。キャリッジ11が用紙幅方向に移動する過程において記録ヘッド12からインクが吐出されることにより、用紙に記録が実行される。尚、用紙搬送経路において記録ヘッド12の上流側には、用紙を搬送する搬送手段(不図示)が設けられ、またこの搬送手段の上流側には、用紙を搬送手段へと給送する給送手段(不図示)が設けられている。
続いて、スキャナ部3が開いた状態を維持する為のアーム17について説明する。アーム17は、その一端側(上側)が、スキャナ部3に対してアーム取付部14を介して回動可能に支持されている(図2において符号17aは、アーム17の回動軸を示している)。そしてスキャナ部3が開いた状態において、アーム17の他端側(下側)が、記録部2の筐体を構成する上部ハウジング15に形成された支持部15bに支持されることにより、スキャナ部3の開いた状態が維持される様になっている。
アーム17は、図示しない付勢手段によって装置手前側(図4において右側)に回動する方向に(図4において反時計回り方向)付勢された状態となっている。アーム17において支持部15bによって支持される被支持部17bは、アーム17において装置手前側に形成されており、従って被支持部17bと支持部15bとがより確実に係合できる様になっている。
図3に示す様に、上部ハウジング15において支持部15bは、開口部15aの手前側に設けられている。そしてアーム17は、スキャナ部3の開閉状態に拘わらず下側先端部が開口部15aの内側に形成された収容室A(図4、図5)に入り込む様になっており、そしてスキャナ部3が閉じられた状態では、アーム17の全体が図4、図5に示す様に収容室Aに傾斜姿勢で収容される様になっている。従ってアーム17が長い場合であっても、適切にこれを収容することができる。
図4及び図5を参照しつつ、アーム17と収容室Aの構成について更に説明する。アーム17には、下端側先端部に被案内部17cが形成されている。被案内部17cは、アーム17の長手方向に対して直交する方向(図6において左右方向)に突出する様な突起状を成し、アーム17の長手方向に対して直交する方向の両側に設けられている。
被案内部17cは、アーム17の先端を構成する腕部17eに設けられており、この腕部17eの弾性変形により、2つの被案内部17cは、互いに接近する方向に僅かに変位できる様になっている。これにより、被案内部17cは、上部ハウジング15の開口部15aから収容室A内に入り込める様になっており、且つ、入り込んだ後は、被案内部17cが開口部15aの内側、具体的には開口縁部15c(図3)に係合できる様になっている。即ち、被案内部17cが、アーム17下端の、収容室Aからの抜けを防止する抜け止め機能を発揮する様になっている。
ところで、スキャナ部3が閉じた状態において、上述の様にアーム17は収容室A内において傾斜姿勢で収容されるが、スキャナ部3が開姿勢から閉姿勢へ回動する際に、アーム17の下端に設けられた被案内部17cが、収容室A内の底面を構成する案内面16bに対して離間状態から接触状態に移り、そしてスキャナ部3の回動に従って被案内部17cが案内面16b上を移動する様になっている(図4の矢印方向:図4において仮想線及び符号17’で示すアームの状態から、実線及び符号17で示すアームの状態への変位)。
尚、本実施形態では、スキャナ部3が開いた状態において被案内部17cが案内面16bから離間しているが、スキャナ部3が開いた状態において被案内部17cが案内面16bに接していても良い。しかしながら、スキャナ部3が開いた状態において被案内部17cが案内面16bから離間し、その後スキャナ部3の回動に従って被案内部17cが案内面16bに接する様に構成することで、スキャナ部3の回動可能角を大きく設定できる。
案内面16bは、上部ハウジング15の底面と、上部ハウジング15と接続する下部ハウジング16の底面とで形成されており、また案内面16bに沿って、被案内部17cを被案内部17cの移動方向(装置前後方向:図4の左右方向)に案内するガイド形状としてのガイドレール16aが、下部ハウジング16に設けられている。
スキャナ部3が開姿勢から閉姿勢へ回動する際、アーム17の下端に設けられた被案内部17cは、ガイドレール16aによって移動方向に案内されつつ案内面16b上を摺動するので、被案内部17cが移動すべき方向に真っ直ぐに案内される。その結果、被案内部17cが案内面16b上を摺動する際の円滑性が確保され、スキャナ部3を、ユーザーに引っ掛かり感を与えることなく円滑に回動(開閉)させることができる。
また、本実施形態では、被案内部17cにおいて案内面16bと接する面が筒面状に形成されているので、被案内部17cが案内面16bに対して引っ掛かりなく滑らかに摺接することができる。尚、被案内部17cにおいて案内面16bと接する面は、球面状に形成されていても良い。
尚、案内面16bは、例えばコルク、ゴムなどの高摩擦部材を用い、被案内部17cとの間で高い摩擦係数を発揮する様に形成しても良い。即ち、被案内部17cが案内面16b上を摺接する際の摩擦力が、スキャナ部3が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に制動力を発揮する様に構成しても良い。これにより、スキャナ部3が開姿勢から閉姿勢に向けて勢いよく回動し、記録部2に強く衝突することを防止することができ、大きな衝突音の発生やスキャナ部3の故障を防止することができる。
[第2実施形態]
図7は第2実施形態を示している。本実施形態において、アーム17’の先端には被案内部18が設けられている。この被案内部18が上述した被案内部17cと異なるのは、自由回転可能なローラーにより構成されている点である。これにより、被案内部18は案内面16b上をより滑らかに移動することができる。
尚、本実施形態において、被案内部18を構成するローラーが所定の回転抵抗を備える様に構成しても良い。これにより、スキャナ部3が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に制動力が発揮されるので、スキャナ部3が開姿勢から閉姿勢に向けて勢いよく回動し、記録部2に強く衝突することを防止することができ、大きな衝突音の発生やスキャナ部3の故障を防止することができる。
[第3実施形態]
図8は第3実施形態を示している。本実施形態において、下部ハウジング16’と上部ハウジング15との接続部位に段差Dが形成され、即ち、被案内部17cの案内面16b’に対する移動範囲においてスキャナ部3が開姿勢から閉姿勢へ回動する際の終端位置手前に、被案内部17cが乗り越える段差Dが設けられている。これにより、ユーザーがスキャナ部3を閉じる際にクリック感を生じさせることができ、ユーザーの操作感を向上させることができる。
[第4実施形態]
図9は第4実施形態を示している。本実施形態においては、押圧手段としてのコイルばね19が、上部ハウジング15に設けられたばね取付部15dに取り付けられており、スキャナ部3が閉姿勢に切り換わる際にアーム17に設けられた被押圧部17eを押圧し、これによりスキャナ部3が閉じる際の衝撃が緩和される様になっている。従ってこれにより、スキャナ部3が閉じる際に当該スキャナ部3が記録部2に強く衝突することを防止することができ、大きな衝突音の発生やスキャナ部3の故障を防止することができる。
以上説明した各実施形態は一例であり、本発明がこれら各実施形態に限られないことは言うまでもない。特に、記録装置本体の上部に設けられる「開閉体」としては、本実施形態で示したスキャナ部3に限られず、カバーや、原稿を搬送する自動原稿搬送装置など、種々のものを適用することができる。
また、案内面16bにおいて被案内部17cと接触する際の接触面積を、スキャナ部3が開姿勢から閉姿勢へ回動する際の被案内部17cの移動方向に沿って増加する様に構成しても良い。これにより、スキャナ部3が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に被案内部17cと案内面16bとの間の摩擦力が次第に大きくなり、これによってスキャナ部3が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に勢いよく回動し記録部2に強く衝突することを防止することができる。
また、上記各実施形態では本発明を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
1 インクジェットプリンター、2 記録部、3 スキャナ部、4 カバー、5 排紙口、6 排紙受けトレイ、8 パネルユニット、9 操作部、11 キャリッジ、12 記録ヘッド、14 アーム取付部、15 上部ハウジング、15a 開口部、15b 支持部、15c 開口縁部、15d ばね取付部、16 下部ハウジング、16a ガイドレール、17 アーム、17a 回動軸、17b 被支持部、17c 突起、17d 接触面、17e 腕部、17f 被押圧部、18 ローラー、19 コイルばね、A 収容室

Claims (12)

  1. 媒体に記録を行う記録手段を備える装置本体と、
    前記装置本体の上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記装置本体の上部を開閉可能な開閉体と、
    一端側が前記開閉体に回動可能に支持され、他端側が前記装置本体の支持部に支持されることにより前記開閉体の開姿勢を維持するアームと、を備え、
    前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際に、前記アームの他端側に設けられた被案内部が前記装置本体側の案内面上を移動する構成を備え、
    前記案内面には、前記被案内部を当該被案内部の移動方向に案内するガイド形状が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記装置本体には、前記開閉体の閉姿勢において前記アームを収容する収容室が設けられ、
    前記収容室は、底部に前記案内面を備えるとともに、上部に前記アームが入り込む開口部を備え、
    前記アームは、前記開閉体の閉姿勢において傾斜状態で前記収容室に収容される、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記被案内部が、前記収容室の開口部内側と係合可能に形成されたことにより、当該被案内部が、前記アームの他端側先端部の、前記収容室からの抜けを防止する抜け止め機能を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、前記被案内部は、前記開閉体が開姿勢にあるときに前記案内面から離間しており、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際に前記案内面に対して離間状態から接触状態に移り、前記案内面上を移動する、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記被案内部において前記案内面と接する面が凸球面状或いは筒面状に形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置において、前記案内面において前記被案内部と接触する際の接触面積が、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際の前記被案内部の移動方向に沿って増加する様に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記被案内部が、回転可能なローラーにより構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項7に記載の記録装置において、前記ローラーが所定の回転抵抗を備え、当該回転抵抗が、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に前記開閉体に制動を与える構成を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、前記被案内部が前記案内面上を摺接する際の摩擦力が、前記開閉体が開姿勢から閉姿勢に向けて回動する際に前記開閉体に制動を与える構成を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置において、前記開閉体が閉姿勢に切り換わる際に前記アームの他端側に設けられた被押圧部を押圧する押圧手段を備え、
    前記押圧部が前記被押圧部を押圧することにより、前記開閉体が閉じる際に前記開閉体に制動を与える構成を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の記録装置において、前記被案内部の前記案内面に対する移動範囲において前記開閉体が開姿勢から閉姿勢へ回動する際の終端位置手前に、前記被案内部が乗り越える段差が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項11に記載の記録装置において、前記段差が、前記記録装置の筐体を構成する2つのフレームの継ぎ目によって形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
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