JP2013146182A - 受電装置及び給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電装置への給電における電力伝送効率の減少を抑制可能な給電システム、及び、給電と同時に行われる通信の安定性を確保可能な給電システムを得る。
【解決手段】交流電源と、第1の電磁誘導コイルと、第1の共鳴コイルと、及び第1のコンデンサとを有する送電装置と、第2の共鳴コイルと、第2のコンデンサと、第2の電磁誘導コイルとを有するアンテナ部と、整流回路と、蓄電装置と、当該蓄電装置に流れる電流値を検出する電流検出回路と、当該蓄電装置にかかる電圧値を検出する電圧検出回路とを有する充電回路部と、当該検出された電流値及び電圧値を基に選択信号を生成する制御回路と、当該選択信号によりオン状態又はオフ状態となる複数のスイッチと、当該複数のスイッチのそれぞれに電気的に接続された受動素子とを有する通信制御部と、を有する受電装置とを有する給電システムに関する。
【選択図】図1

Description

開示される発明の一態様は、受電装置及び給電システムに関する。
様々な電子機器の普及が進み、多種多様な製品が市場に出荷されている。近年では、携帯電話及びデジタルビデオカメラ等の携帯型の電子機器の普及が顕著である。また電力を基に動力を得る電気自動車等の電気推進移動体も製品として市場に登場しつつある。
携帯電話、デジタルビデオカメラまたは電気推進移動体には、蓄電手段である蓄電装置(バッテリ、蓄電池ともいう)が内蔵されている。当該蓄電装置の給電は、殆どが給電手段である家庭用交流電源より直接的に接触させて行われているのが現状である。また蓄電装置を具備しない構成または蓄電装置に給電された電力を用いない構成では、家庭用交流電源より配線等を介して直接給電し動作させているのが現状である。
一方で非接触により蓄電装置の給電または負荷への給電を行う方式についての研究開発も進んでおり、代表的な方式として、電磁結合方式(電磁誘導方式ともいう)(特許文献1参照)、電波方式(マイクロ波方式ともいう)、磁界共鳴方式(共振方式ともいう)(特許文献2及び特許文献3参照)が挙げられる。
特許文献2に示されるように、磁界共鳴方式の非接触給電技術においては、電力を受ける側の装置(以下、受電装置という)及び電力を供給する側の装置(以下、送電装置という)のそれぞれが、共鳴コイルを有している。また受電装置及び送電装置には、それぞれ電磁誘導コイルが設けられている。送電装置における電源から共鳴コイルへの給電、及び、受電装置における共鳴コイルから負荷への給電は、電磁誘導コイルを介して行われる。
送電装置の共鳴コイル及び受電装置の共鳴コイルは、特定の周波数で磁界共鳴現象が発現するよう、それぞれの共振周波数(LC共振)が一致するよう設定されている。
これら送電装置の共鳴コイル及び受電装置の共鳴コイルが対向し、磁界共鳴現象を起こすことにより、当該共鳴コイル間距離が離れている状態でも、効率の良い電力伝送が実現できる(非特許文献1参照)。
特開2011−223716号公報 特開2011−29799号公報 特開2011−166883号公報
「ワイヤレス給電2010 非接触充電と無線電力伝送のすべて」日経エレクトロニクス、2010年3月、pp.66−81
ところが、蓄電装置への充電が進行すると、蓄電装置への充電電流が減少し、受電装置の抵抗値が増大するという問題が生じる。
受電装置の抵抗値が増大することは、磁界共鳴現象にて電力伝送を行う共鳴コイル同士の結合に多大な影響を与え、その結果、電力伝送効率が減少する恐れが生じる。例えば、受電装置の抵抗値が増大することで、共鳴コイルのLC共振が維持できず、発現していた磁界共鳴現象が起こらなくなる。
また非接触給電システムにおいて、電磁誘導コイル及び共鳴コイルを用いて、給電と同時に送電装置及び受電装置間で通信を行うと、送電装置及び受電装置それぞれの情報が交換できるので好適である。例えば、蓄電装置への充電完了した場合、蓄電装置への充電完了という情報を受電装置から送電装置へ送信し、送電装置から受電装置への電力伝送を停止させる。これにより、蓄電装置への過充電を防ぐことが可能である。
しかしながら受電装置の抵抗値が増大すると、受電装置及び送電装置間で送信される変調信号の変調度に影響が生じる。変調信号の変調度に影響が生じると、送電装置又は受電装置の一方、又はその両方が受信した変調信号を読み取ることができず、その結果、送電装置及び受電装置間で通信の安定性を確保できなくなるという恐れが生じる。
以上を鑑みて、開示される発明の一様態は、蓄電装置への給電における電力伝送効率の減少を抑制可能な給電システムを得ることを課題の一とする。
また開示される発明の一様態は、給電と同時に行われる通信の安定性を確保可能な給電システムを得ることを課題の一とする。
開示される発明の一様態は、共鳴コイルと、コンデンサと、電磁誘導コイルとを有するアンテナ部と、整流回路と、蓄電装置と、当該蓄電装置に流れる電流値を検出する電流検出回路と、当該蓄電装置にかかる電圧値を検出する電圧検出回路とを有する充電回路部と、当該検出された電流値及び電圧値を基に選択信号を生成する制御回路と、当該選択信号によりオン状態又はオフ状態となる複数のスイッチと、当該複数のスイッチのそれぞれに電気的に接続された受動素子とを有する通信制御部と、を有することを特徴とする受電装置に関する。
開示される発明の一様態は、交流電源と、第1の電磁誘導コイルと、第1の共鳴コイルと、及び第1のコンデンサとを有する送電装置と、第2の共鳴コイルと、第2のコンデンサと、第2の電磁誘導コイルとを有するアンテナ部と、整流回路と、蓄電装置と、当該蓄電装置に流れる電流値を検出する電流検出回路と、当該蓄電装置にかかる電圧値を検出する電圧検出回路とを有する充電回路部と、当該検出された電流値及び電圧値を基に選択信号を生成する制御回路と、当該選択信号によりオン状態又はオフ状態となる複数のスイッチと、当該複数のスイッチのそれぞれに電気的に接続された受動素子とを有する通信制御部と、を有する受電装置とを有することを特徴とする給電システムに関する。
蓄電装置への充電が進行すると、蓄電装置の抵抗値が増大し、受電装置全体の抵抗値が増大する。これにより、電力伝送効率が減少してしまう。しかしながら、蓄電装置に流れる電流値及び蓄電装置にかかる電圧値に基づき、通信制御部に設けられた受動素子のうち最適なものを接続する。これにより、磁界共鳴現象にて電力伝送を行う共鳴コイル同士の結合への影響を抑制し、送電装置及び受電装置間の電力伝送効率が常に最良の状態を維持することができる。
また、蓄電装置への充電が進行して蓄電装置さらには受電装置の抵抗値が増大すると、給電と同時に行われる送電装置及び受電装置間での通信において、通信に用いられる変調信号の変調度が変化する。変調信号の変調度が変化し、信号として読み取り不可能な状態になった場合、送電装置及び受電装置間での通信は不可能となる。よって、蓄電装置への充電が進行して受電装置の抵抗値が増大すると、通信の不安定さが増大してしまう。しかしながら、蓄電装置に流れる電流値及び蓄電装置にかかる電圧値に基づき、通信制御部に設けられた受動素子のうち最適なものを接続することにより、送電装置及び受電装置間の変調信号の変調度が常に最良の状態を維持することができる。これにより、送電装置及び受電装置間での通信を安定化させることが可能である。
開示される発明の一様態において、当該受動素子は、コンデンサ、コイル、及び抵抗のいずれか一であることを特徴とする。
開示される発明の一様態において、当該複数のスイッチは、それぞれトランジスタであることを特徴とする。
開示される発明の一様態により、蓄電装置への給電における電力伝送効率の減少を抑制可能な給電システムを得ることができる。
また開示される発明の一様態により、給電と同時に行われる通信の安定性を確保可能な給電システムを得ることができる。
給電システムの回路図。 給電システムの動作を示すフローチャート。 給電システムの回路図。 電圧振幅を説明する図。 負荷を変化させた場合の周波数及び電力伝送効率との関係を示す図。 負荷の抵抗値と通信成功確率との関係を示す図。 負荷の抵抗値と電力伝送効率との関係を示す図。
以下、本明細書に開示された発明の実施の態様について、図面を参照して説明する。但し、本明細書に開示された発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本明細書に開示された発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に示す図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
なお、図面等において示す各構成の、位置、大きさ、範囲などは、説明を分かりやすくするために、実際の位置、大きさ、範囲などを表していない場合がある。このため、開示する発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、範囲などに限定されない。
なお、本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの序数は、構成要素の混同を避けるために付すものであり、数的に限定するものではないことを付記する。
<給電システムの構成>
図1は、無線通信機能を組み込んだ給電システムの回路図である。図1に示す給電システムは、送電装置100及び受電装置110を有する。
図1に示す給電システムでは、送電装置100で発生させる電磁波に振幅変調をかけ、当該振幅変調をかけた電磁波(変調信号)を用いて送電装置100及び受電装置110間で無線通信を行う。なお、送電装置100から受電装置110へ送信される変調信号を送信信号とする。また受電装置110から送電装置100へ送信される変調信号を返信信号とする。
送電装置100は、交流電力を生成する交流電源101、第1の電磁誘導コイル102、第1の共鳴コイル103、第1のコンデンサ104を有している。
また受電装置110は、第2のコンデンサ111、第2の共鳴コイル112、及び第2の電磁誘導コイル113を有するアンテナ部114を有している。また受電装置110は、整流回路115、平滑化回路116、電流検出回路117、電圧検出回路118、及び蓄電装置119を有する充電回路部130を有している。さらに受電装置110は、制御回路121、信号受信回路122、及び調整回路126を有する通信制御部120を有している。調整回路126は、第1のスイッチであるトランジスタ124_1、第1の受動素子であるコンデンサ125_1、第2のスイッチであるトランジスタ124_2、第2の受動素子であるコイル125_2、第n−1のスイッチであるトランジスタ124_n−1、第n−1の受動素子である抵抗125_n−1、第nのスイッチであるトランジスタ124_n、第nの受動素子である抵抗125_nを有している。
なお、nは2以上の自然数である。また本実施の形態では、第1の受動素子としてコンデンサ125_1、第2の受動素子としてコイル125_2、第n−1の受動素子として抵抗125_n−1、第nの受動素子として抵抗125_nを用いたが、第1の受動素子乃至第nの受動素子それぞれは、コンデンサ、コイル、抵抗のいずれか一を用いればよく、図1で示す第1の受動素子、第2の受動素子、第n−1の受動素子、第nの受動素子は、あくまで一例である。第1の受動素子乃至第nの受動素子それぞれとしてどのような受動素子を用いるか、また受動素子の数(nの数)の決定方法の詳細については後述する。
交流電源101は、所定の周波数の交流電力を生成する電源である。交流電源101の第1の端子及び第2の端子は、第1の電磁誘導コイル102の一方の端子及び他方の端子にそれぞれ電気的に接続されている。
ここで「電気的に接続」とは直接電気的に接続されることの他、間接的に電気的に接続されることも含む。従って、交流電源101の第1の端子及び第2の端子は、第1の電磁誘導コイル102の一方の端子及び他方の端子にそれぞれ直接電気的に接続されることの他、交流電源101の第1の端子及び第2の端子は、別の電極や配線を介して、第1の電磁誘導コイル102の一方の端子及び他方の端子にそれぞれ電気的に接続されることも含む。
第1の共鳴コイル103の一方の端子及び他方の端子は、第1のコンデンサ104の一方の端子及び他方の端子にそれぞれ電気的に接続されている。
交流電源101から第1の共鳴コイル103への給電は、第1の電磁誘導コイル102を介して電磁結合方式を用いて行われる。
送電装置100の第1の電磁誘導コイル102、及び後述する受電装置110の第2の電磁誘導コイル113は、例えば1ループ程度に巻かれたコイルであり、送電装置100の第1の共鳴コイル103、及び後述する受電装置110の第2の共鳴コイル112は、例えば数ループ程度に巻かれたコイルである。
送電装置100の第1の共鳴コイル103、及び後述する受電装置110の第2の共鳴コイル112は、両端が開放されたコイルである。当該第1の共鳴コイル103及び第2の共鳴コイル112は、浮遊容量によるコンデンサを有する。これによって、当該第1の共鳴コイル103及び第2の共鳴コイル112は、LC共振回路となる。なお、コンデンサは浮遊容量方式に限らず、コイルの両端にコンデンサを電気的に接続してLC共振回路を実現してもよい。
送電装置100の第1の共鳴コイル103及び受電装置110の第2の共鳴コイル112は、特定の周波数で磁界共鳴現象が発現するよう、それぞれの共振周波数(LC共振)が一致するよう設定されている。
これら送電装置100の第1の共鳴コイル103及び受電装置110の第2の共鳴コイル112が対向し、磁界共鳴現象を起こすことにより、当該共鳴コイル間距離が離れている状態でも、効率の良い電力伝送が実現できる。
なおコイルを用いた電力伝送技術において、高い伝送効率を示す指標となるパラメータとしてk×Qがある(kは結合係数、Qは共鳴コイルのQ値)。結合係数kは、給電側の共鳴コイルと受電側の共鳴コイルとの結合の度合いを示す係数である。またQ値は、共振回路の共振のピークの鋭さを表す値である。磁界共鳴方式の給電技術では、高い伝送効率を実現するため、当該第1の共鳴コイル103及び共第2の共鳴コイル112として、Q値が非常に高く設定された共鳴コイル(例えば、Qは100より大きい(k×Qが1より大きい))を用いることが好ましい。
受電装置110において、第2の共鳴コイル112の一方の端子及び他方の端子は、第2のコンデンサ111の一方の端子及び他方の端子にそれぞれ電気的に接続されている。
なお図1において、送電装置100は、第1の電磁誘導コイル102、第1の共鳴コイル103、及び第1のコンデンサ104(送電素子とする)、並びに、受電装置110は、第2の電磁誘導コイル113、第2の共鳴コイル112、及び第2のコンデンサ111(受電素子とする)を有しているが、これに限定されない。当該送電素子及び当該受電素子は、それぞれ、ヘリカルアンテナを用いた磁界型の素子や、メアンダラインアンテナを用いた電界型の素子を用いてもよい。
第2の電磁誘導コイル113の一方の端子は、整流回路115の第1の端子、及び通信制御部120の第1の端子に電気的に接続されている。第2の電磁誘導コイル113の他方の端子は、整流回路115の第2の端子、及び通信制御部120の第2の端子に電気的に接続されている。
整流回路115は、交流電力を直流電力に変換する交流−直流変換器(AC−DCコンバータ)として機能する。本実施の形態の整流回路115として、例えば、4つのダイオードから構成される整流ブリッジを用いる。整流回路115の第1の端子は、第2の電磁誘導コイル113の一方の端子、及び通信制御部120の第1の端子に電気的に接続されている。整流回路115の第2の端子は、第2の電磁誘導コイル113の他方の端子、及び通信制御部120の第2の端子に電気的に接続されている。整流回路115の第3の端子は、平滑化回路116の第1の端子、及び電流検出回路117の第1の端子に電気的に接続されている。整流回路115の第4の端子は、接地されている。
平滑化回路116は、整流回路115から出力された直流電力を蓄え、かつ放出することにより、直流電力を平滑化する機能を有する。平滑化回路116として、本実施の形態ではコンデンサを用いる。平滑化回路116の第1の端子は、整流回路115の第3の端子、及び電流検出回路117の第1の端子に電気的に接続されている。平滑化回路116の第2の端子は、接地されている。なお平滑化回路116は、必要がなければ設けない構成にすることも可能である。
電流検出回路117は、蓄電装置119に流れる電流値を検出する回路である。電流検出回路117の第1の端子は、整流回路115の第3の端子、及び平滑化回路116の第1の端子に電気的に接続されている。電流検出回路117の第2の端子は、電圧検出回路118の第1の端子、及び蓄電装置119の正極に電気的に接続されている。電流検出回路117の第3の端子は、通信制御部120の第3の端子に電気的に接続されており、蓄電装置119に流れる電流値の情報(信号)を通信制御部120に入力する。
電圧検出回路118は、蓄電装置119にかかる電圧値を検出する回路である。電圧検出回路118の第1の端子は、電流検出回路117の第2の端子、及び蓄電装置119の正極に電気的に接続されている。電圧検出回路118の第2の端子は、蓄電装置119の負極に電気的に接続されており、接地されている。電圧検出回路118の第3の端子は、通信制御部120の第4の端子に電気的に接続されており、蓄電装置119にかかる電圧値の情報(信号)を通信制御部120に入力する。
蓄電装置119の正極は、電流検出回路117の第2の端子、及び電圧検出回路118の第1の端子に電気的に接続されている。蓄電装置119の負極は、電圧検出回路118の第2の端子に電気的に接続されており、接地されている。
上述のように、通信制御部120は、制御回路121、信号受信回路122、及び調整回路126を有している。
制御回路121は、送電装置100から送信される送信信号を処理及び解析する機能や、受電装置110の情報を有する返信信号を生成する機能を有する。さらに制御回路121は、電流検出回路117にて検出された蓄電装置119に流れる電流値の情報(信号)及び電圧検出回路118にて検出された蓄電装置119にかかる電圧値の情報(信号)が入力され、当該電流値の情報及び電圧値の情報を基に、第1のスイッチ乃至第nのスイッチのオン状態及びオフ状態を制御する選択信号を生成する機能を有する。当該選択信号に基づいて、第1のスイッチ乃至第nのスイッチはオン状態又はオフ状態となり、第1のスイッチ乃至第nのスイッチに接続されている受動素子のうち、オン状態となるスイッチに接続されている受動素子が電気的に機能する。
制御回路121の第1の端子は、通信制御部120の第1の端子であり、トランジスタ124_1のソース又はドレインの一方、トランジスタ124_2のソース又はドレインの一方、トランジスタ124_n−1のソース又はドレインの一方、及びトランジスタ124_nのソース又はドレインの一方に電気的に接続されている。制御回路121の第2の端子は、通信制御部120の第2の端子であり、信号受信回路122の第1の端子、コンデンサ125_1の一方の端子、コイル125_2の一方の端子、抵抗125_n−1の一方の端子、及び抵抗125_nの一方の端子に電気的に接続されている。制御回路121の第3の端子は、通信制御部120の第3の端子であり、電流検出回路117の第3の端子に電気的に接続されている。制御回路121の第4の端子は、通信制御部120の第4の端子であり、電圧検出回路118の第3の端子に電気的に接続されている。制御回路121の第5の端子は、トランジスタ124_1のゲート、トランジスタ124_2のゲート、トランジスタ124_n−1のゲート、及びトランジスタ124_nのゲートに電気的に接続されている。制御回路121の第6の端子は、信号受信回路122の第2の端子に電気的に接続されている。
信号受信回路122は、デコーダともいい、受信した送信信号を、制御回路121が解析できるように信号を整形する。また信号受信回路122は、ノイズ等の除去を行う機能を有する。信号受信回路122の第1の端子は、制御回路121の第2の端子、コンデンサ125_1の一方の端子、コイル125_2の一方の端子、抵抗125_n−1の一方の端子、及び抵抗125_nの一方の端子に電気的に接続されている。信号受信回路122の第2の端子は、制御回路121の第6の端子に電気的に接続されている。
第1のスイッチであるトランジスタ124_1のソース又はドレインの一方は、制御回路121の第1の端子、トランジスタ124_2のソース又はドレインの一方、トランジスタ124_n−1のソース又はドレインの一方、及びトランジスタ124_nのソース又はドレインの一方に電気的に接続されている。トランジスタ124_1のソース又はドレインの他方は、コンデンサ125_1の他方の端子に電気的に接続されている。トランジスタ124_1のゲートは、制御回路121の第5の端子、トランジスタ124_2のゲート、トランジスタ124_n−1のゲート、及びトランジスタ124_nのゲートに電気的に接続されている。
第1の受動素子であるコンデンサ125_1の一方の端子は、制御回路121の第2の端子、信号受信回路122の第1の端子、コイル125_2の一方の端子、抵抗125_n−1の一方の端子、及び抵抗125_nの一方の端子に電気的に接続されている。コンデンサ125_1の他方の端子は、トランジスタ124_1のソース又はドレインの他方に電気的に接続されている。
第2のスイッチであるトランジスタ124_2のソース又はドレインの一方は、制御回路121の第1の端子、トランジスタ124_1のソース又はドレインの一方、トランジスタ124_n−1のソース又はドレインの一方、及びトランジスタ124_nのソース又はドレインの一方に電気的に接続されている。トランジスタ124_2のソース又はドレインの他方は、コイル125_2の他方の端子に電気的に接続されている。トランジスタ124_2のゲートは、制御回路121の第5の端子、トランジスタ124_1のゲート、トランジスタ124_n−1のゲート、及びトランジスタ124_nのゲートに電気的に接続されている。
第2の受動素子であるコイル125_2の一方の端子は、制御回路121の第2の端子、信号受信回路122の第1の端子、コンデンサ125_1の一方の端子、抵抗125_n−1の一方の端子、及び抵抗125_nの一方の端子に電気的に接続されている。コイル125_2の他方の端子は、トランジスタ124_2のソース又はドレインの他方に電気的に接続されている。
第n−1のスイッチであるトランジスタ124_n−1のソース又はドレインの一方は、制御回路121の第1の端子、トランジスタ124_1のソース又はドレインの一方、トランジスタ124_2のソース又はドレインの一方、及びトランジスタ124_nのソース又はドレインの一方に電気的に接続されている。トランジスタ124_n−1のソース又はドレインの他方は、抵抗125_n−1の他方の端子に電気的に接続されている。トランジスタ124_n−1のゲートは、制御回路121の第5の端子、トランジスタ124_1のゲート、トランジスタ124_2のゲート、及びトランジスタ124_nのゲートに電気的に接続されている。
第n−1の受動素子である抵抗125_n−1の一方の端子は、制御回路121の第2の端子、信号受信回路122の第1の端子、コンデンサ125_1の一方の端子、コイル125_2の一方の端子、及び抵抗125_nの一方の端子に電気的に接続されている。抵抗125_n−1の他方の端子は、トランジスタ124_n−1のソース又はドレインの他方に電気的に接続されている。
第nのスイッチであるトランジスタ124_nのソース又はドレインの一方は、制御回路121の第1の端子、トランジスタ124_1のソース又はドレインの一方、トランジスタ124_2のソース又はドレインの一方、及びトランジスタ124_n−1のソース又はドレインの一方に電気的に接続されている。トランジスタ124_nのソース又はドレインの他方は、抵抗125_nの他方の端子に電気的に接続されている。トランジスタ124_n−1のゲートは、制御回路121の第5の端子、トランジスタ124_1のゲート、トランジスタ124_2のゲート、及びトランジスタ124_nのゲートに電気的に接続されている。
第nの受動素子である抵抗125_nの一方の端子は、制御回路121の第2の端子、信号受信回路122の第1の端子、コンデンサ125_1の一方の端子、コイル125_2の一方の端子、及び抵抗125_n−1の一方の端子に電気的に接続されている。抵抗125_nの他方の端子は、トランジスタ124_nのソース又はドレインの他方に電気的に接続されている。
なお上述のように、第1の受動素子乃至第nの受動素子それぞれは、コンデンサ、コイル、抵抗のいずれか一を用いればよく、図1で示す第1の受動素子、第2の受動素子、第n−1の受動素子、第nの受動素子は、あくまで一例である。調整回路126に設けられた第1の受動素子乃至第nの受動素子のうち、どの受動素子を用いるか、すなわち、どの受動素子に接続されたスイッチをオン状態にするかは、充電が進行するにつれて増大する受電装置110の蓄電装置119の抵抗値の情報(信号)に基づき、送電装置100及び受電装置110間の電力伝送効率及び変調信号の変調度が最良となるように決定する。なお蓄電装置119の抵抗値の情報(信号)は、蓄電装置119に流れる電流値の情報(信号)及び蓄電装置119にかかる電圧値の情報(信号)から計算される。制御回路121は、蓄電装置119の抵抗値の情報(信号)に基づいて、蓄電装置119への充電が進行すると同時に、いずれのスイッチをオン状態又はオフ状態とし、いずれの受動素子を用いるかを決定する。
以上により、送電装置及び受電装置間の電力伝送効率が常に最良の状態を維持することができる。よって、蓄電装置への給電における電力伝送効率の減少を抑制可能な給電システムを得ることができる。
また送電装置及び受電装置間の通信に用いられる変調信号の変調度が常に最良の状態を維持することができる。よって、給電と同時に行われる通信の安定性を確保可能な給電システムを得ることができる。
<動作を示すフローチャート>
図2は、本実施の形態の給電システムの動作を示すフローチャートである。
まず、送電装置100が交流電力を送電及び送信信号を送信する(S101)。交流電力及び送信信号は、第1の電磁誘導コイル102から第1の共鳴コイル103へ電磁結合にて伝送される。第1の共鳴コイル103及び第1のコンデンサ104、並びに、第2の共鳴コイル112及び第2のコンデンサ111は、それぞれの共振周波数(LC共振)が同じになるよう調整されている。これにより第1の共鳴コイル103及び第2の共鳴コイル112との間で特定の周波数で磁界共鳴現象が発現し、受電装置110が交流電力を受電及び送信信号を受信することができる(S102)。
受電した交流電力を充電回路部130へ入力し、受信した送信信号を通信制御部120へ入力する(S103)。
充電回路部130では、入力された交流電力が整流回路115にて整流され、交流電力から直流電力に変換される(S104)。
得られた直流電力が蓄電装置119に入力される際に、蓄電装置119を流れる電流値が電流検出回路117により、蓄電装置119にかかる電圧値が電圧検出回路118により検出される(S105)。得られた電流値及び電圧値の情報(信号)は、それぞれ通信制御部120の制御回路121に入力される。また、当該直流電力により蓄電装置119が充電される(S106)。
またステップS103の後、通信制御部120へ入力された送信信号は、信号受信回路122へ入力される(S111)。信号受信回路122では、送信信号を制御回路121が解析できるように送信信号を整形する。
信号受信回路122にて整形された送信信号は制御回路121へ入力され、制御回路121にて解析される(S112)。
ステップS105にて検出された電流値及び電圧値の情報(信号)が、制御回路121へ入力される。入力された情報(信号)を基に、制御回路121が第1の受動素子乃至第nの受動素子のいずれを用いれば、送電装置100及び受電装置110間の最良の電力伝送効率及び変調信号(送信信号及び返信信号)の最良の変調度が得られるかを決定する(S113)。
ステップS113での決定に基づき、制御回路121がいずれのスイッチをオン状態又はオフ状態にするかを決定する選択信号を生成し、当該選択信号により第1の受動素子乃至第nの受動素子に接続されているスイッチのオン状態及びオフ状態を切り替える(S114)。これにより、最良の電力伝送効率及び最良の変調度となるように、受電装置110の抵抗値が変化する。
ステップS114により、最良の変調度となった返信信号が受電装置110から送電装置100へ送信される(S115)。
当該返信信号を受信した送電装置100は、受信した返信信号に基づいて、新たな送信信号を受電装置110へ送信する。
以上により、本実施の形態の給電システムでは、蓄電装置119への充電の進行と共に、受電装置110の抵抗値が上昇しても、常に最良の伝送効率で交流電力を伝送し、かつ最良な変調度の変調信号で通信を行うことが可能である。
以上本実施の形態により、蓄電装置への給電における電力伝送効率の減少を抑制しかつ、給電と同時に行われる通信の安定性を確保することができる。
本実施例では、開示される発明の一様態の給電システムにて行った測定の結果について説明する。
<給電システムの構成>
図3に本実施例で用いた給電システムの構成を示す。図3に示す給電システムは、送電装置100及び受電装置140を有している。なお図3に示す送電装置100及び図1に示す送電装置100は同様であるため、その説明は実施の形態1の説明を援用する。
図3に示す受電装置140は、アンテナ部114、負荷部142、及び通信制御部141を有している。負荷部142は、整流回路115、平滑化回路116、電流検出回路117、電圧検出回路118、負荷129を有している。通信制御部141は、抵抗131、スイッチ132、ダイオード133、及び制御回路135を有している。また、スイッチ132の第1の端子及び制御回路135は配線134で接続されている。
受電装置140のアンテナ部114、整流回路115、平滑化回路116、電流検出回路117、及び電圧検出回路118は実施の形態1と同様のため、その説明は実施の形態1の説明を援用する。
受電装置140の負荷129は、図1の蓄電装置119の代わりに設けられている。また受電装置140の抵抗131は、図1の調整回路126の代わりに設けられている。本実施例では、調整回路126中のトランジスタ124_1乃至トランジスタ124_nのオン状態及びオフ状態を切り替える代わりに、抵抗131の抵抗値を変化させることにより、変調信号の変調度を調整した。また比較として、抵抗131の抵抗値を変化させず、変調信号の変調度を調整しないものについても測定を行った。以上の条件で、電力伝送効率及び通信成功確率との関係を調べた。
負荷129に流れる電流値は、電流検出回路117によって検出される。また負荷129にかかる電圧値は、電圧検出回路118によって検出される。当該検出された電流値及び電圧値は、制御回路135に入力される。抵抗131の第1の端子は、通信制御部141の第1の端子であり、第2の電磁誘導コイル113の一方の端子、整流回路115の第1の端子、及びダイオード133の入力端子に電気的に接続されている。抵抗131の第2の端子は、スイッチ132の第2の端子に電気的に接続されている。
スイッチ132は、第1の端子に入力される制御回路135からの信号に基づき、第2の端子及び第3の端子の電気的接続及び非接続を制御する。スイッチ132の第1の端子は、配線134を介して制御回路135の第2の端子に電気的に接続されている。なお、配線134の電位を電位Vcとする(詳細は後述)。スイッチ132の第2の端子は、抵抗131の第2の端子に電気的に接続されている。スイッチ132の第3の端子は、通信制御部141の第2の端子であり、第2の電磁誘導コイル113の他方の端子、及び整流回路115の第2の端子に電気的に接続されている。
ダイオード133の入力端子は、抵抗131の第1の端子に電気的に接続されている。ダイオード133の出力端子は、制御回路135の第1の端子に電気的に接続されている。
制御回路135は、送電装置100から送信される送信信号を処理及び解析する機能や、受電装置140の情報を有する返信信号を生成する機能や、抵抗131の抵抗値を制御する機能や、配線134を介してスイッチ132の第1の端子に印加される電位Vcを制御する機能を有する。
制御回路135の第2の端子から出力されるハイレベル電位又はローレベル電位を、配線134を用いて、スイッチ132の第1の端子に印加する。これにより、制御回路135の第2の端子から出力される電位がハイレベル電位の場合は、スイッチ132の第2の端子及び第3の端子が電気的に接続され、制御回路135の第2の端子から出力される電位がローレベル電位の場合は、スイッチ132の第2の端子及び第3の端子は電気的に接続されない。
制御回路135の第1の端子は、ダイオード133の出力端子に電気的に接続されている。制御回路135の第2の端子は、配線134を介してスイッチ132の第1の端子に電気的に接続されている。制御回路135の第3の端子には、電流検出回路117からの電流値の情報(信号)が入力される。制御回路135の第4の端子には、電圧検出回路118からの電圧値の情報(信号)が入力される。
<電力伝送>
図5に、負荷129の抵抗値を、50Ω、100Ω、1000Ω、5000Ωに変化させた場合の周波数及び電力伝送効率との関係を示す。図5には、例えば、RFID技術を用いた無線通信システムの周波数として用いられる13.56MHzにおいて、負荷129の抵抗値が上がるほど電力伝送効率が下がることが示されている。
図7では、抵抗131の抵抗値を変化させた場合と変化させない場合において、負荷129の抵抗値と電力伝送効率との関係を示す。図7において、周波数は13.56MHzで測定した。なお抵抗131の抵抗値を変化させる場合は、図2のフローチャートに基づき、負荷129に流れる電流値及び負荷129にかかる電圧値をフィードバックさせて抵抗131の抵抗値を変化させた。
図7に示されるように、抵抗131の抵抗値を変化させた場合では、電力伝送効率は90%以上でほぼ一定である。しかしながら、抵抗131の抵抗値を変化させない場合では、負荷129の抵抗値が増大するにつれ電力伝送効率は減少し、特に負荷129の抵抗値が100Ω付近で急激に減少する。このように抵抗131の抵抗値を変化させない場合では、負荷129の抵抗値が増大するにつれ電力伝送効率は減少する。
本実施例により、抵抗131の抵抗値を変化させ、変調信号の変調度を調整した給電システムでは、電力伝送効率の減少が抑制可能であることが明らかになった。
<通信>
図4は、抵抗131の抵抗値を変化させた場合の配線134の電位Vcの電圧振幅及び交流電源101の電位V0の電圧振幅を示す図である。なお図4(A)及び図4(C)において、縦軸は電位Vcであり、横軸は時間である。また図4(B)及び図4(D)において、縦軸は電位V0であり、横軸は時間である。また図4(A)及び図4(B)は通信成功時、図4(C)及び図4(D)は通信不成功時の電位Vcの電圧振幅及び電位V0の電圧振幅を示している。なお図4(A)及び図4(C)に示される電位Vcの電圧振幅は、いずれも同じものである。電位Vcがハイレベル電位からローレベル電位に変化すると、電位V0の電圧振幅が小さくなる。逆に、電位Vcがローレベル電位からハイレベル電位に変化すると、電位V0の電圧振幅が大きくなる。
なお本実施例では、ハイレベル電位を3.3V、及び、ローレベル電位を0Vとした。
図4(B)及び図4(D)に示されるしきい値電位Vtとは、ハイレベル電位かローレベル電位かを決定する基準となる電位である。本実施例では、電圧振幅の極大値がしきい値電位Vtより大きい場合はハイレベル電位であるとみなし、電圧振幅の極大値がしきい値電位Vtより小さい場合はローレベル電位であるとみなしている。なお本実施例において、しきい値電位Vtの値は、電位V0のノイズの電圧の振幅を考慮して決定される。
図4(B)に示されるように、通信成功時では、電位Vcのハイレベル電位からローレベル電位への変化、又は電位Vcのローレベル電位からハイレベル電位への変化に対応する電位V0の電圧振幅に、充分な差が見られる。このように電位V0の電圧振幅に充分な差が存在する場合は、変調信号の授受を行うことができる。
一方、図4(D)に示されるように、電位Vcがハイレベル電位からローレベル電位へ変化、又は電位Vcがローレベル電位からハイレベル電位へ変化しても、通信不成功時では、電位V0の電圧振幅には充分な差が見られない。すなわち、図4(D)に示される電位V0の電圧振幅では、常にハイレベル電位とみなされ、この電圧振幅では信号が伝達できない。よって、図4(D)に示される電位V0が得られる場合は、通信は不可能である。
また図6では、抵抗131の抵抗値を変化させた場合と変化させない場合において、負荷129の抵抗値と通信成功確率との関係を示す。図6においても、周波数は13.56MHzで測定した。
なお本実施例では、送電装置100から受電装置140へ変調信号(送信信号)を送信、受電装置140が当該送信された変調信号を受信、受電装置140が当該受信した変調信号に対する変調信号(返信信号)を送電装置100に返信する動作を1回とし、当該動作を50回行った。図6における通信成功確率とは、当該動作50回のうち通信が成功した回数を割合にしたものである。
図6に示されるように、抵抗131の抵抗値を変化させた場合では、通信成功確率は90%以上でほぼ一定である。しかしながら、抵抗131の抵抗値を変化させない場合では、負荷129の抵抗値が増大するにつれ通信成功確率は減少し、負荷129の抵抗値が30Ωの時に通信成功確率は0%となってしまう。つまり、抵抗131の抵抗値を変化させない場合において、負荷129の抵抗値が30Ω以上では、送電装置100及び受電装置140間の通信は不可能である。
以上本実施例により、負荷129が増大した場合においても、抵抗131の抵抗値を変化させれば、電力伝送効率の減少が抑制可能であることが明らかになった。
また本実施例により、負荷129が増大した場合においても、抵抗131の抵抗値を変化させ、変調信号の変調度を調整すれば、通信の安定性を確保できることが明らかになった。
100 送電装置
101 交流電源
102 第1の電磁誘導コイル
103 第1の共鳴コイル
104 第1のコンデンサ
110 受電装置
111 第2のコンデンサ
112 第2の共鳴コイル
113 第2の電磁誘導コイル
114 アンテナ部
115 整流回路
116 平滑化回路
117 電流検出回路
118 電圧検出回路
119 蓄電装置
120 通信制御部
121 制御回路
122 信号受信回路
124_1 トランジスタ
124_2 トランジスタ
124_n−1 トランジスタ
124_n トランジスタ
125_1 コンデンサ
125_2 コイル
125_n−1 抵抗
125_n 抵抗
126 調整回路
129 負荷
130 充電回路部
131 抵抗
132 スイッチ
133 ダイオード
134 配線
135 制御回路
140 受電装置
141 通信制御部
142 負荷部

Claims (6)

  1. 共鳴コイルと、コンデンサと、電磁誘導コイルとを有するアンテナ部と、
    整流回路と、蓄電装置と、前記蓄電装置に流れる電流値を検出する電流検出回路と、前記蓄電装置にかかる電圧値を検出する電圧検出回路とを有する充電回路部と、
    前記検出された電流値及び電圧値を基に選択信号を生成する制御回路と、前記選択信号によりオン状態又はオフ状態となる複数のスイッチと、前記複数のスイッチのそれぞれに電気的に接続された受動素子とを有する通信制御部と、
    を有することを特徴とする受電装置。
  2. 請求項1において、
    前記受動素子は、コンデンサ、コイル、及び抵抗のいずれか一であることを特徴とする受電装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記複数のスイッチは、それぞれトランジスタであることを特徴とする受電装置。
  4. 交流電源と、第1の電磁誘導コイルと、第1の共鳴コイルと、及び第1のコンデンサとを有する送電装置と、
    第2の共鳴コイルと、第2のコンデンサと、第2の電磁誘導コイルとを有するアンテナ部と、
    整流回路と、蓄電装置と、前記蓄電装置に流れる電流値を検出する電流検出回路と、前記蓄電装置にかかる電圧値を検出する電圧検出回路とを有する充電回路部と、
    前記検出された電流値及び電圧値を基に選択信号を生成する制御回路と、前記選択信号によりオン状態又はオフ状態となる複数のスイッチと、前記複数のスイッチのそれぞれに電気的に接続された受動素子とを有する通信制御部と、
    を有する受電装置と、
    を有することを特徴とする給電システム。
  5. 請求項4において、
    前記受動素子は、コンデンサ、コイル、及び抵抗のいずれか一であることを特徴とする給電システム。
  6. 請求項4又は請求項5において、
    前記複数のスイッチは、それぞれトランジスタであることを特徴とする給電システム。
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