JP2013145930A - 弾性表面波装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電基板の上にIDT電極を覆うように絶縁膜が形成されている弾性表面波装置であって、共振特性やフィルタ特性などの周波数特性が良好な弾性表面波装置を提供する。
【解決手段】弾性表面波装置1は、圧電基板10と、IDT電極11と、圧電基板10の上に、IDT電極11を覆うように形成されている絶縁膜16と、絶縁膜16の上に形成されている周波数調整膜備17とを備えている。絶縁膜16の表面16aには、複数の電極指12a、13aの形状に対応した形状の複数の凸部16a1が形成されている。絶縁膜16の表面16aに形成された凸部16a1の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置と、当該凸部16a1に対応する電極指12a、13aの弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置とは、弾性表面波伝搬方向Dにおいて異なっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、弾性表面波装置及びその製造方法に関する。特には、本発明は、IDT電極を覆うように形成されている絶縁膜を備える弾性表面波装置及びその製造方法に関する。
近年、共振子や帯域フィルタなどに弾性表面波装置が多用されるようになってきている。弾性表面波装置は、圧電基板と、圧電基板の上に形成されているIDT電極とを備えている。弾性表面波装置では、IDT電極により励振された弾性波は、圧電基板の表面を、弾性表面波として伝搬する。
この弾性表面波装置においては、例えば、圧電基板の上に、周波数温度特性を改善する目的や、圧電基板の表面を保護する目的などのため、IDT電極を覆うように絶縁膜を形成することがある。
例えば、下記の特許文献1には、LiNbOからなる圧電基板の上に、IDT電極を覆うように絶縁層を形成することが記載されている。また、特許文献1には、IDT電極の密度を大きくすることでIDT電極の反射係数を大きくすることにより、絶縁層を形成することにより発生するリップルの周波数位置を、共振周波数−反共振周波数の帯域外にシフトさせることによって、周波数特性を改善することが記載されている。
WO2005/034347 A1号公報 特開2009−201168号公報
上述のような絶縁膜の形成方法としては、例えば、上記の特許文献2に記載のようなバイアススパッタリング法が挙げられる。バイアススパッタリング法によれば、IDT電極と絶縁膜との間に隙間が生じ難い。このため、信頼性の高い弾性表面波装置を作製することができる。
しかしながら、バイアススパッタリング法により絶縁膜を形成した場合、絶縁膜の表面に、IDT電極の形状に対応した形状の凹凸が形成されるため、上記の特許文献1にも記載のように、IDT電極の密度を大きくしたとしても、十分に大きな反射係数を得ることができないという問題があった。具体的には、特許文献1の図40から明らかなように、絶縁膜の表面に凹凸が形成されている場合は、CuやAgなどの密度が大きな材料によりIDT電極を形成したとしても、密度が小さいAlによりIDT電極を形成した場合よりも反射係数が小さくなる場合があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであって、圧電基板の上にIDT電極を覆うように絶縁膜が形成されている弾性表面波装置であって、共振特性やフィルタ特性などの周波数特性が良好な弾性表面波装置を提供することにある。
本発明に係る弾性表面波装置は、圧電基板と、IDT電極と、絶縁膜とを備えている。IDT電極は、圧電基板の上に形成されている。IDT電極は、互いに間挿し合っている一対のくし歯状電極を備えている。一対のくし歯状電極のそれぞれは、複数の電極指を有する。絶縁膜は、圧電基板の上に、IDT電極を覆うように形成されている。絶縁膜の表面には、複数の電極指の形状に対応した形状の複数の凸部が形成されている。絶縁膜の表面に形成された凸部の弾性表面波伝搬方向における中心の位置と、当該凸部に対応する電極指の弾性表面波伝搬方向における中心の位置とは、弾性表面波伝搬方向において異なっている。絶縁膜の上に形成されている周波数調整膜をさらに備えている。
本発明に係る弾性表面波装置のある特定の局面では、弾性表面波装置は、圧電基板、IDT電極、絶縁膜及び周波数調整膜を有する弾性表面波共振子を複数備えるラダー型の弾性表面波フィルタである。この場合、弾性表面波フィルタの耐電力性を向上することができる。
本発明に係る弾性表面波装置の他の特定の局面では、0<X/P≦0.29である。但し、Xは、絶縁膜の表面に形成された凸部の弾性表面波伝搬方向における中心の位置と、当該凸部に対応する電極指の弾性表面波伝搬方向における中心の位置との弾性表面波伝搬方向における距離である。Pは、複数の電極指のピッチである。この場合、周波数調整膜の膜厚を調整することにより容易に周波数調整を行い得るため、より良好な周波数特性を得ることができる。
本発明に係る弾性表面波装置の別の特定の局面では、絶縁膜及び周波数調整膜のそれぞれは、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化タンタル、酸化チタン、ダイヤモンドまたはダイヤモンドライクカーボンからなる。
本発明に係る弾性表面波装置のさらに他の特定の局面では、絶縁膜が、SiOからなり、周波数調整膜がSiNからなる。この構成によれば、弾性表面波装置の周波数温度特性を改善することができると共に、弾性表面波装置の耐湿性を改善することができる。
本発明に係る弾性表面波装置のさらに別の特定の局面では、圧電基板は、120°〜135°回転YカットX伝搬LiNbO基板により構成されており、弾性表面波装置は、レイリー波をメインモードとするものである。この場合、SH波に起因するスプリアスを抑圧することができ、良好な周波数特性を得ることができる。
本発明に係る弾性表面波装置の製造方法は、上記本発明に係る弾性表面波装置の製造方法に関する。本発明に係る弾性表面波装置の製造方法では、絶縁膜をバイアススパッタリング法により形成する。このため、IDT電極と絶縁膜との間に隙間が生じ難く、信頼性の高い弾性表面波装置を製造することができる。
本発明に係る弾性表面波装置の製造方法では、圧電体からなるウエハの一方の表面の上に、複数のIDT電極、絶縁膜及び周波数調整膜を形成した後に、ウエハを複数に分割して複数の弾性表面波装置を作製する。IDT電極は、共振周波数が設定共振周波数よりも高くなるように形成する。絶縁膜は、ターゲットの中心と、ウエハの中心とが一致しないようにウエハを配置した状態でバイアススパッタリング法により形成する。周波数調整膜を形成した後に、前駆複数の弾性表面波装置となる領域毎に、IDT電極の共振周波数が設定共振周波数に近づくように周波数調整膜の厚みを調整する。この方法によれば、ウエハのいずれの部分からも弾性表面波装置も設定共振周波数と実質的に等しい共振周波数を有する弾性表面波装置を作製することができる。
本発明では、絶縁膜の表面に形成された凸部の弾性表面波伝搬方向における中心の位置と、当該凸部に対応する電極指の弾性表面波伝搬方向における中心の位置とは、弾性表面波伝搬方向において異なっており、かつ、絶縁膜の上に周波数調整膜が形成されている。このため、不要波に起因する周波数特性の劣化を抑制でき、良好な周波数特性を得ることができる。
第1の実施形態に係る弾性表面波装置の略図的平面図である。 第1の実施形態に係る弾性表面波装置の一部分を拡大した略図的断面図である。 X(凸部の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置と、その凸部に対応する電極指の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置との距離)/P(電極指のピッチ)と、弾性表面波装置のレイリー波の共振周波数との関係を表すグラフである。 X(凸部の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置と、その凸部に対応する電極指の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置との距離)/P(電極指のピッチ)と、凸部の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置が1nm変化したときの弾性表面波装置のレイリー波の共振周波数(Fr(レイリー波))の変化量(ΔFr)との関係を表すグラフである。 X(凸部の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置と、その凸部に対応する電極指の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置との距離)/P(電極指のピッチ)と、弾性表面波装置のレイリー波の反共振周波数(Fa(レイリー波))との関係を表すグラフである。 X(凸部の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置と、その凸部に対応する電極指の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置との距離)/P(電極指のピッチ)と、凸部の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置が1nm変化したときの弾性表面波装置のレイリー波の反共振周波数の変化量(ΔFa)との関係を表すグラフである。 X/Pと、SH波のリップルの周波数(F(SH))との関係を表すグラフである。 X/Pと、F(SH)/Fr(レイリー波)との関係を表すグラフである。 X/Pと、F(SH)/Fa(レイリー波)との関係を表すグラフである。 スパッタリング装置の模式図である。 複数のウエハが固定された回転テーブルの略図的平面図である。 ウエハの略図的平面図である。 周波数調整膜の膜厚調整後のウエハの略図的断面図である。 第2の実施形態に係る弾性表面波装置の模式的構成図である。 実施例及び比較例における送信側フィルタ部のフィルタ特性を表すグラフである。図15において、一点破線で示すグラフが実施例に係るグラフで、実線で示すグラフが比較例に係るグラフである。 実施例及び比較例における送信側フィルタ部のフィルタ特性を表すグラフである。図16において、一点破線で示すグラフが実施例に係るグラフで、実線で示すグラフが比較例に係るグラフである。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図1に示す弾性表面波装置1を例に挙げて説明する。但し、弾性表面波装置1は、単なる例示である。本発明に係る弾性表面波装置は、弾性表面波装置1に何ら限定されない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る弾性表面波装置の略図的平面図である。図2は、第1の実施形態に係る弾性表面波装置の一部分を拡大した略図的断面図である。なお、図1においては、説明の便宜上、絶縁膜16及び周波数調整膜17の描画を省略している。
図1及び図2に示す弾性表面波装置1は、弾性表面波を利用した弾性表面波共振子である。弾性表面波装置1は、レイリー波(P波+SV波)をメインモードとして利用するものである。このため、弾性表面波装置1においては、SH波は不要波である。
弾性表面波装置1は、圧電基板10を備えている。圧電基板10は、適宜の圧電体により形成することができる。圧電基板10は、例えば、LiNbO基板、LiTaO基板、水晶基板などにより構成することができる。なお、本実施形態では、圧電基板10は、120°〜135°回転YカットX伝搬LiNbO基板により構成されている例について説明する。
図1に示すように、圧電基板10の上には、IDT電極11と、IDT電極11の弾性表面波伝搬方向Dの両側に位置する一対の反射器14,15とが形成されている。図1に示すように、IDT電極11は、互いに間挿し合っている一対のくし歯状電極12,13を備えている。くし歯状電極12,13は、弾性表面波伝搬方向Dに対して垂直に延びる複数の電極指12a、13aを有する。
IDT電極11は、適宜の導電材料により形成することができる。IDT電極11は、例えば、Al、Pt、Au、Ag、Cu、Ti、Ni、Cr及びPdからなる群から選ばれた金属、またはAl、Pt、Au、Ag、Cu、Ti、Ni、Cr及びPdからなる群から選ばれた一種以上の金属を含む合金により構成することができる。また、IDT電極11は、上記金属や合金により形成された複数の導電膜の積層体により構成することもできる。
なお、本実施形態では、IDT電極11は、交差幅重み付けされたものであるが、本発明において、IDT電極の構成は、特に限定されない。IDT電極は、例えば、交差幅重み付けされていない正規型のIDT電極であってもよい。
図2に示すように、圧電基板10の上には、IDT電極11を覆うように、絶縁膜16が形成されている。この絶縁膜16は、例えば、周波数温度特性を改善するために形成された周波数温度特性改善膜であってもよいし、弾性表面波が伝搬する圧電基板10の表面を保護するために形成された保護膜であってもよい。絶縁膜16が周波数温度特性改善膜である場合は、絶縁膜16は、圧電基板10と正負の符号が異なる周波数温度係数(TCF)を有する材料により形成するか、または、圧電基板10と正負の符号が等しく、TCFの絶対値が圧電基板10のTCFの絶対値よりも小さい材料により形成することが好ましい。
具体的には、絶縁膜16は、例えば、SiOなどの酸化ケイ素、SiNなどの窒化ケイ素、Alなどの酸化アルミニウム、AlNなどの窒化アルミニウム、Taなどの酸化タンタル、TiOなどの酸化チタン、ダイヤモンドまたはダイヤモンドライクカーボンにより形成することができる。
絶縁膜16の厚みは、IDT電極11により励振された弾性波が弾性表面波となるような厚み、すなわち、弾性波が絶縁膜16の表面にもエネルギー分布を持つような厚みである限りにおいて特に限定されない。絶縁膜16の厚みは、例えば、IDT電極11の厚み以上、弾性表面波の波長の60%以下とすることができる。
絶縁膜16の上には、絶縁膜16を覆うように周波数調整膜17が形成されている。この周波数調整膜17は、周波数調整膜17の厚みを調整することにより、弾性表面波装置1の周波数特性を調整するための膜である。このため、周波数調整膜17の厚みは、周波数調整膜17が形成されていない状態における弾性表面波の周波数特性と、予め定められた設定周波数特性とに応じて適宜設定することができる。
周波数調整膜17の材質は、周波数調整が行えるものである限りにおいて特に限定されない。周波数調整膜17は、例えば、SiOなどの酸化ケイ素、SiNなどの窒化ケイ素、Alなどの酸化アルミニウム、AlNなどの窒化アルミニウム、Taなどの酸化タンタル、TiOなどの酸化チタン、ダイヤモンドまたはダイヤモンドライクカーボンにより形成することができる。周波数調整膜17は、例えば、上記絶縁膜16と同一材料からなる膜であってもよいし、異なる材料からなる膜であってもよい。例えば、絶縁膜16を、SiOにより形成し、周波数調整膜17をSiNにより形成してもよい。この場合、周波数調整膜17が耐湿性の高いSiNにより形成されているため、弾性表面波装置1の耐湿性を向上することができる。また、SiOからなる絶縁膜16が圧電基板10の上に形成されているため、弾性表面波装置の周波数温度特性を向上することができる。
図2に示すように、絶縁膜16の圧電基板10とは反対側の表面16aには、複数の電極指12a、13aの形状に対応した複数の凸部16a1が形成されている。本実施形態においては、凸部16a1の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置と、その凸部16a1に対応する電極指12a、13aの弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置とが弾性表面波伝搬方向Dにおいて異なっている。このため、不要波であるSH波に起因するリップルを、メインモードであるレイリー波の共振周波数と反共振周波数との間の周波数帯域の外側に位置させ得る。従って、SH波に起因するリップルの影響が抑制された、高い周波数特性を実現することができる。
以下、この効果について、実際の実験例に基づいて詳細に説明する。
図3は、X/Pと、弾性表面波装置1のレイリー波の共振周波数との関係を表すグラフである。図4は、X/Pと、凸部16a1の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置が1nm変化したときの弾性表面波装置1のレイリー波の共振周波数の変化量(ΔFr)との関係を表すグラフである。図5は、X/Pと、弾性表面波装置1のレイリー波の反共振周波数との関係を表すグラフである。図6は、X/Pと、凸部16a1の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置が1nm変化したときの弾性表面波装置1のレイリー波の反共振周波数の変化量(ΔFa)との関係を表すグラフである。
なお、
X:凸部16a1の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置と、その凸部16a1に対応する電極指12a、13aの弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置との距離(図2を参照)、
P:IDT電極11の電極指12a、13aのピッチ(弾性表面波の波長の1/2)、
である。
図3〜図6に記載の式及びグラフは、最小二乗法により算出した近似式及びそのグラフである。
図3〜図6に示すグラフは、弾性表面波装置1が下記の設計パラメータを有するときのグラフである。
圧電基板10:127°回転YカットX伝搬LiNbO基板
IDT電極11:圧電基板10側から、NiCr膜(厚み:10nm)/Pt膜(厚み:33nm)/Ti膜(厚み:10nm)/AlCu膜(厚み:130nm)/Ti膜(厚み:10nm)がこの順番で積層された積層膜
絶縁膜16:厚み620nmのSiO
凸部16a1の高さ:38nm
周波数調整膜17:厚み20nmのSiN膜
IDT電極11における電極指12a、13aのピッチ(P):0.935μm
IDT電極11のデューティー:0.475
IDT電極11の対数:180
IDT電極11の平均交差幅:28μm
図3〜図6に示すように、X/Pが大きくなるに従って、メインモードであるレイリー波の共振周波数と反共振周波数とのそれぞれが低周波数側にシフトしていくことが分かる。
図7は、X/Pと、SH波のリップルの周波数(F(SH))との関係を表すグラフである。図8は、X/Pと、F(SH)/Fr(レイリー波)との関係を表すグラフである。図9は、X/Pと、F(SH)/Fa(レイリー波)との関係を表すグラフである。なお、F(SH)は、SH波のリップルの周波数である。Fr(レイリー波)は、レイリー波の共振周波数である。Fa(レイリー波)レイリー波の反共振周波数である。図8及び図9に記載の式及びグラフは、最小二乗法により算出した近似式及びそのグラフである。
図7に示すように、不要モードであるSH波のリップルの周波数も、レイリー波の共振周波数や反共振周波数と同様に、X/Pの増大と共に低周波数側にシフトする傾向にある。しかしながら、図4及び図6に示すように、レイリー波の共振周波数や反共振周波数は、X/Pが減少するにつれて大きく低周波数側にシフトするのに対して、図7に示すように、SH波のリップルの周波数のX/Pの減少に伴うシフト量は小さい。従って、図8及び図9に示すように、X/Pを大きくすることにより、すなわち、弾性表面波伝搬方向Dにおいて、凸部16a1の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心を、電極指12a、13aの弾性表面波伝搬方向Dにおける中心からずらしていくことによって、SH波のリップルの周波数を、レイリー波の共振周波数や反共振周波数から遠ざけることができる。例えば、SH波のリップルの周波数を、レイリー波の共振周波数と反共振周波数との間の周波数帯域外にシフトさせることができる。その結果、良好な共振特性を実現することができる。
次に、本実施形態の弾性表面波装置1の製造方法の一例について、主として図10〜図13を参照しながら説明する。
まず、圧電体からなるウエハ20(図10を参照)を用意する。このウエハ20は、複数の圧電基板10の基となるものである。ウエハ20が後の工程において複数に分割されることにより複数の圧電基板10(図1,2を参照)が作製される。
次に、ウエハ20の上に、複数のIDT電極11を形成する。IDT電極11の形成方法は、特に限定されない。IDT電極11は、例えば、スパッタリング法や、蒸着法などにより形成することができる。このIDT電極11の形成工程において、IDT電極11は、絶縁膜16や周波数調整膜17を形成しない状態における共振周波数が、予め設定された狙いの設定共振周波数よりも高くなるように形成する。
次に、絶縁膜16を形成する。本実施形態では、絶縁膜16は、バイアススパッタリング法により形成する。具体的には、まず、図10及び図11に示すように、複数のIDT電極11が形成された複数のウエハ20を、回転テーブル21に設置する。詳細には、複数のウエハ20は、回転テーブル21の中心軸A回りに、周方向に沿って配列する。なお、図10では、回転テーブル21を平板状に描画しているが、回転テーブル21は、例えば、ドーム状であってもよい。
次に、図10に示すように、複数のウエハ20を設置した回転テーブル21をスパッタリング装置22のチャンバ23内に取り付ける。なお、このスパッタリング装置22は、RFスパッタリング装置であってもよいし、DCスパッタリング装置であってもよいし、マグネトロンスパッタリング装置であってもよい。
次に、回転テーブル21を中心軸A回りに回転させつつ、回転テーブル21に対向するように配置されたターゲット24と回転テーブル21との間に電圧を印加しながら、バイアススパッタリングを行う。ここで、ターゲット24は、ターゲット24の中心軸が中心軸A上に位置するように配置する。このため、ターゲット24の中心とウエハ20の中心とは一致していない。従って、ウエハ20の法線方向から視て、ターゲット24から斜め方向に飛散した粒子がウエハ20上に堆積していく。従って、図2に示すように、凸部16a1の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置と、その凸部16a1に対応する電極指12a、13aの弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置とが弾性表面波伝搬方向Dにおいて異なるように絶縁膜16が形成される。ここで、凸部16a1の弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置と、その凸部16a1に対応する電極指12a、13aの弾性表面波伝搬方向Dにおける中心の位置との距離Xは、ウエハ20に対する粒子の入射角に依存している。具体的には、粒子の入射角が大きくなるほど、距離Xが大きくなる。このため、距離Xは、ウエハ20への粒子の入射角を調整することにより制御することができる。
次に、絶縁膜16の上に、周波数調整膜17を形成する。周波数調整膜17の形成方法は特に限定されない。周波数調整膜17は、例えば、スパッタリング法や、CVD法などにより形成することができる。
次に、周波数調整膜17の膜厚の調整を行う。上述のように、距離Xは、粒子の入射角に依存している。このため、図12に示すように、ウエハ20のうち、中心軸Aに近い部分と中心軸Aから遠い部分とでは、距離Xが異なっている。このため、周波数調整膜17の膜厚を調整せずに、ウエハ20をカッティングラインLでカッティングすることにより複数に分割して複数の弾性表面波装置1を作製した場合、ウエハ20の中心軸Aに近い部分から作製された弾性表面波装置1と、ウエハ20の中心軸Aから遠い部分から作製された弾性表面波装置1とで、距離Xがばらつき、周波数特性が異なることとなる。従って、周波数調整膜17の形成後に、ウエハ20の複数の弾性表面波装置1となる領域毎に、予め高く設定されていたIDT電極11の共振周波数が、所望する設定共振周波数に近づくように周波数調整膜17の厚みを調整する。このため、図12及び図13に示すように、例えば、周波数調整膜17が酸化ケイ素からなる場合は、膜厚を薄くした方が共振周波数が低周波数側にシフトするため、ウエハ20のうち、中心軸Aに近い領域は大きくエッチングされ、周波数調整膜17が薄くなる。一方、ウエハ20のうち、中心軸Aから遠い領域は、あまりエッチングされず、周波数調整膜17が厚くなる。このようにすることにより、製造される弾性表面波装置1の周波数特性のばらつきを小さくすることができる。
しかしながら、周波数調整膜17の膜厚を調整することにより調整することができる共振周波数の大きさには上限がある。通常、周波数調整膜17により調整できる共振周波数の範囲は、3MHzである。また、距離Xは、±10nmの範囲でばらつく。このため、距離Xが、レイリー波のΔFaが0.15MHz以下となるような範囲内とすることが好ましい。ここで、図6より、レイリー波のΔFaが0.15MHz以下とするためには、X/Pを0.29以下とする必要がある。このため、0<X/P≦0.29であることが好ましい。
なお、上記第1の実施形態では、レイリー波をメインモードとして利用し、SH波を不要モードとする例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。本発明に係る弾性表面波装置は、例えば、SH波をメインモードとして利用するものであってもよい。SH波をメインモードとした場合、不要波であるレイリー波はX/Pの増大と共にSH波に対して低周波数側にシフトする。そのため、レイリー波に起因するリップルをSH波の共振周波数と反共振周波数との間の周波数帯域の外側に位置させ得る。
以下、本発明の好ましい形態の他の例について説明する。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。また、下記の第2の実施形態において、図1及び図2を上記第1の実施形態と共通に参照する。
(第2の実施形態)
図14は、第2の実施形態に係る弾性表面波装置2の模式的構成図である。
上記第1の実施形態では、弾性表面波装置が弾性表面波共振子である例について説明した。但し、本発明に係る弾性表面波装置は、弾性表面波共振子に限定されない。本発明は、弾性表面波共振子以外の、例えば弾性表面波フィルタや弾性表面波分波器などにも好適に適用することができる。
図14に示す本実施形態の弾性表面波装置2は、本発明が実施された弾性表面波フィルタ部を備える弾性表面波分波器である。具体的には、本実施形態の弾性表面波装置2は、UMTS−Band2のデュプレクサである。
弾性表面波装置2は、アンテナ34に接続されるアンテナ端子30と、送信側信号端子31と、第1及び第2の受信側平衡信号端子32a、32bとを備えている。アンテナ端子30と、第1及び第2の受信側平衡信号端子32a、32bとの間には、平衡−不平衡変換機能を有する所謂バランス型の受信側フィルタ部33が接続されている。受信側フィルタ部33の構成は、特に限定されない。受信側フィルタ部33は、例えば、弾性表面波や弾性境界波などの弾性波を利用した縦結合共振子型弾性波フィルタ部により構成することができる。
一方、アンテナ端子30と、送信側信号端子31との間には、送信側フィルタ部40が接続されている。この送信側フィルタ部40は、アンテナ端子30と送信側信号端子31とを接続している直列腕41を備えている。直列腕41には、複数の直列腕共振子S1〜S3が直列接続されている。また、直列腕41とグラウンド電位との間には、複数の並列腕42a〜42cが接続されている。各並列腕42a〜42cには、並列腕共振子P1〜P3がそれぞれ接続されている。
本実施形態では、直列腕共振子S1〜S3のうちの少なくとも一つが、反共振周波数が送信側フィルタ部40の通過帯域高域側に位置するように、形成されている。このような直列腕共振子を設けることにより、フィルタ特性の急峻性が高められている(以下、この反共振周波数が送信側フィルタ部40の通過帯域高域側に位置している直列腕共振子を、「急峻性向上用直列腕共振子」と称呼することとする。)。
そして、本実施形態では、この急峻性向上用直列腕共振子が、上記第1の実施形態で説明した弾性表面波装置1からなる弾性表面波共振子により構成されている。
通常、直列腕共振子の反共振周波数は、通過帯域外に位置している。このため、通過帯域外に位置する反共振点を有する直列腕共振子において生じるリップルは、反共振周波数付近に発生するため、フィルタ特性に及ぼす影響が少ない。
それに対して、急峻性向上用直列腕共振子では、反共振周波数が送信側フィルタ部40の通過帯域高域側に位置しているため、急峻性向上用直列腕共振子において生じるリップルが通過帯域と減衰帯域との間の過渡帯域に位置することとなる。
ここで、通常、弾性表面波を利用した送信側フィルタ部40においては、過渡帯域において耐電力性が弱くなる傾向にある。また、この過渡帯域にリップルが位置していると、耐電力性がさらに弱くなる傾向にある。
しかしながら、本実施形態では、上述のように、急峻性向上用直列腕共振子が上記第1の実施形態で説明した弾性表面波装置1からなる弾性表面波共振子により構成されている。このため、不要波であるSH波に起因するリップルの周波数位置を反共振周波数から高周波数側に遠ざけることができる。従って、高い耐電力性を実現することができる。
この効果を実際の実験例に基づいてさらに詳細に説明する。
図15及び図16は、実施例及び比較例における送信側フィルタ部のフィルタ特性を表すグラフである。なお、図15及び図16において、一点破線で示すグラフが実施例に係るグラフで、実線で示すグラフが比較例に係るグラフである。
図15及び図16に示す実施例及び比較例における設計パラメータは以下の通りである。
直列腕共振子S1;対数:168,交差幅:30μm、波長:1.89μm、デューティー:0.49
並列腕共振子P1;対数:141,交差幅:58μm、波長:1.97μm、デューティー:0.48

直列腕共振子S2−1;対数:230,交差幅:42μm、波長:1.91μm、デューティー:0.48
直列腕共振子S2−2;対数:208,交差幅:38μm、波長:1.90μm、デューティー:0.45
並列腕共振子P2;対数:120,交差幅:49μm、波長:1.96μm、デューティー:0.48

直列腕共振子S3;対数:168,交差幅:30μm、波長:1.89μm、デューティー:0.48
並列腕共振子P3;対数:104,交差幅:43μm、波長:1.96μm、デューティー:0.52
比較例においては、全ての共振子S1〜S3,P1〜P3において、距離X=0nmである。
実施例においては、最も長い波長を有する直列腕共振子S2−1以外の共振子において距離X=0nmであり、直列腕共振子S2−1において距離X=200nmである。
図15及び図16に示すように、実線で示す比較例においては、1918MHz付近に大きなリップルR1が発生している。それに対して、一点破線で示す実施例においては、最も長い波長を有する直列腕共振子S2−1において距離X=200nmとされているため、リップルR2の位置が、比較例のリップルR1よりも高域側となり、かつ、リップルの大きさが小さくなっている。具体的には、比較例よりも実施例の方が、リップルの周波数位置が10MHz以上高域側となっている。このように、本発明が適用された実施例では、リップルの位置を、耐電力性に大きく影響する過渡帯域から遠ざけることができる。また、リップルが発生することで挿入損失が大きくなることに起因する発熱も抑制できる。従って、高い耐電力性を得ることができる。
1,2…弾性表面波装置
10…圧電基板
11…IDT電極
12,13…くし歯状電極
12a、13a…電極指
14,15…反射器
16…絶縁膜
16a…表面
16a1…凸部
17…周波数調整膜
20…ウエハ
21…回転テーブル
22…スパッタリング装置
23…チャンバ
24…ターゲット
30…アンテナ端子
31…送信側信号端子
32a、32b…受信側平衡信号端子
33…受信側フィルタ部
34…アンテナ
40…送信側フィルタ部
41…直列腕
42a〜42c…並列腕
P1〜P3…並列腕共振子
S1〜S3…直列腕共振子

Claims (8)

  1. 圧電基板と、
    前記圧電基板の上に形成されており、それぞれ複数の電極指を有し、互いに間挿し合っている一対のくし歯状電極を備えるIDT電極と、
    前記圧電基板の上に、前記IDT電極を覆うように形成されている絶縁膜と備え、
    前記絶縁膜の表面に、前記複数の電極指の形状に対応した形状の複数の凸部が形成されている弾性表面波装置であって、
    前記絶縁膜の表面に形成された凸部の弾性表面波伝搬方向における中心の位置と、当該凸部に対応する電極指の弾性表面波伝搬方向における中心の位置とは、弾性表面波伝搬方向において異なっており、
    前記絶縁膜の上に形成されている周波数調整膜をさらに備える、弾性表面波装置。
  2. 前記圧電基板、前記IDT電極、前記絶縁膜及び前記周波数調整膜を有する弾性表面波共振子を複数備えるラダー型の弾性表面波フィルタである、請求項1に記載の弾性表面波装置。
  3. 前記絶縁膜の表面に形成された凸部の弾性表面波伝搬方向における中心の位置と、当該凸部に対応する電極指の弾性表面波伝搬方向における中心の位置との弾性表面波伝搬方向における距離をXとし、前記複数の電極指のピッチをPとしたときに、
    0<X/P≦0.29である、請求項1または2に記載の弾性表面波装置。
  4. 前記絶縁膜及び前記周波数調整膜のそれぞれは、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化タンタル、酸化チタン、ダイヤモンドまたはダイヤモンドライクカーボンからなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の弾性表面波装置。
  5. 前記絶縁膜が、SiOからなり、前記周波数調整膜がSiNからなる、請求項4に記載の弾性表面波装置。
  6. 前記圧電基板は、120°〜135°回転YカットX伝搬LiNbO基板により構成されており、レイリー波をメインモードとする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の弾性表面波装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の弾性表面波装置の製造方法であって、
    前記絶縁膜をバイアススパッタリング法により形成する、弾性表面波装置の製造方法。
  8. 圧電体からなるウエハの一方の表面の上に、複数の前記IDT電極、前記絶縁膜及び前記周波数調整膜を形成した後に、前記ウエハを複数に分断して複数の弾性表面波装置を作製し、
    前記IDT電極は、共振周波数が設定共振周波数よりも高くなるように形成し、
    前記絶縁膜は、ターゲットの中心と、前記ウエハの中心とが一致しないように前記ウエハを配置した状態でバイアススパッタリング法により形成し、
    前記周波数調整膜を形成した後に、前駆複数の弾性表面波装置となる領域毎に、前記IDT電極の共振周波数が前記設定共振周波数に近づくように前記周波数調整膜の厚みを調整する、請求項7に記載の弾性表面波装置の製造方法。
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