JP2013145859A - 半導体製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サセプタの配置や熱伝導性に起因する温度分布及びヒーターの発熱ムラに起因する温度分布を解消し、基板における高い温度均一性を実現し、厚み分布や組成不均一のない結晶成長を行う。
【解決手段】基板を搭載するサセプタと、サセプタを加熱する加熱手段とを備えた半導体製造装置において、基板を搭載するサセプタ4を、空隙45を持って配置される二つの部材(第一部材41及び第二部材43)で構成し、基板が搭載される側に位置する部材43(第二部材)の、第一部材41と対向する面に反射層432を形成する。反射層432は、第二部材の全面に設けても、分散的に設けてもよく、第一部材から放射される熱を拡散させる効果を有し、これにより第二部材が受け取る熱の均一化を図ることができる。
【選択図】図2
【解決手段】基板を搭載するサセプタと、サセプタを加熱する加熱手段とを備えた半導体製造装置において、基板を搭載するサセプタ4を、空隙45を持って配置される二つの部材(第一部材41及び第二部材43)で構成し、基板が搭載される側に位置する部材43(第二部材)の、第一部材41と対向する面に反射層432を形成する。反射層432は、第二部材の全面に設けても、分散的に設けてもよく、第一部材から放射される熱を拡散させる効果を有し、これにより第二部材が受け取る熱の均一化を図ることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、反応室内に設置した基板の表面に結晶成長させて半導体を製造する装置に関し、特に基板を設置するサセプタの構造に特徴を持つ半導体製造装置に関する。
半導体製造装置には、基板の種類や基板の設置構造、反応ガスの供給方法、などによって種々の構造のものが使用されている。近年、膜厚を原子層オーダで制御することができるMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)が多用されている。MOCVD等の半導体製造装置は、共通する基本的な構成として、基板を支持するサセプタ、サセプタを介して基板を加熱するヒーターなどを備えている。
良好な特性を持つ半導体を製造するために、基板上に組成や膜厚が均一な結晶が成長されることが要求される。結晶の厚みや組成の不均一は、半導体の特性、例えば電流電圧特性、電流発光特性、発光波長に分布を与え、歩留まりを低下させる原因となる。結晶を均一に成長させるためには、基板の温度を一定に保つことが重要であり、このため、基板を支持するサセプタ表面の温度が均一であることが極めて重要である。サセプタに温度分布があると、結晶層に厚みの分布を生じ、またInGaNやAlGaNなどの三次元混晶を成長する場合には組成分布が生じる。
従来の半導体製造装置では、口径が2インチや3インチの基板を用いた成長では比較的良好な結晶を得ることができたが、基板の大きさが4インチ或いは6インチを超える大口径の基板を用いた結晶成長では、基板表面に大きな温度分布が発生しやすく結晶にばらつきが生じるという問題があった。
大口径化した基板に熱分布を生じさせる大きな原因は、周辺部品であるヒーターやサセプタの発熱や熱伝導率のばらつきである。例えば、サセプタは、SiCやカーボン材料をSiC膜で覆ったものなど均質な材料で形成されているが、不純物の混入等により熱伝導率が一様ではない場合がある。またヒーターを配置する位置によっても熱分布を生じる。一般にサセプタとほぼ同面積のヒーターをサセプタの裏面(基板搭載面の裏側の面)に配置した場合には、サセプタの側面から放熱しやすいため、図8(a)に示すようにサセプタの中心の方が温度が高く周辺で低くなる熱分布を生じやすい。またヒーターをサセプタの側面に配置した場合には、図8(b)に示すようにサセプタ周辺で温度が高く中心の方が温度が低くなる熱分布を生じやすい。さらに、ヒーター自体も、加工寸法の誤差やヒーター基材の密度ムラに起因する抵抗のばらつきによって、図8(c)に示すような温度ムラを発生する。ヒーターの温度ムラは、上記サセプタの熱分布と相俟って、サセプタの基板搭載面に不均一な温度分布を生じさせる。なお、図8においてはいずれも図面右端がサセプタの中央にあたり、それ以外の部分は省略している。省略している部分についてはサセプタ中央にて対称となる構造と温度分布となっている。
上述した基板表面温度分布の抑制という課題に対し、特許文献1には、サセプタの外周部に溝を設けることにより、基板が搭載される中央部と外周部とを熱的に遮断する構造が提案されている。また特許文献2には、サセプタの基板搭載部分に、球面状の凹部と環状の凸部を持つ均熱調整板を配置し、基板の周辺を凸部で支持し、基板の中心に向ける熱は凹部を介して与えるようにした構造が提案されている。
特許文献1に記載された技術では、図8(a)に示す温度分布をある程度緩和することができるが、大口径の基板に対してはさらなる温度分布の解消が必要である。また図8(c)に示すヒーター自体の温度分布が与える影響を解消することはできない。特許文献2に記載された技術は、凸部で支持された周辺部と中央部との温度差の解消には効果的であるものの、中央部においてはヒーターの発熱ムラの影響を受けやすく、最終的に基板表面の温度分布を十分に解消することができない。
本発明は、サセプタの配置や熱伝導性に起因する温度分布のみならず、ヒーターの発熱ムラに起因する温度分布をも解消し、基板における高い温度均一性を得ること、これにより厚み分布や組成不均一のない結晶成長を行うことが可能な半導体製造装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の半導体製造装置は、反応室と、前記反応室内に設置され、基板を搭載するサセプタと、前記サセプタを加熱する加熱手段とを備え、前記サセプタと前記加熱手段との間に、前記加熱手段から直接又は間接的に放射される輻射熱の少なくとも一部を反射する反射層或いは反射部材を配置したことを特徴とする。
本発明の半導体製造装置の一態様によれば、基板を搭載するサセプタを、空隙を持って配置される二つの部材(第一部材及び第二部材)で構成し、基板が搭載される側に位置する部材(第二部材)の、第一部材と対向する面に輻射熱を反射する反射層を形成する。反射層は、全面であってもよいし、反射パターンとして部分的に設けてもよい。反射層は、第一部材から放射される熱を拡散させる効果を有し、これにより第二部材が受け取る熱の均一化を図ることができる。
本発明の半導体製造装置の別の態様によれば、基板搭載面と受熱面とを有するサセプタの受熱面側に、輻射熱を透過する熱透過部(貫通孔)と輻射熱を反射する反射部を持つ反射部材を配置する。サセプタが空隙を持って配置される二つの部材からなる場合には、これら二つの部材間の空間に反射部材を配置する。反射部材は1でも複数でもよい。
本発明によれば、サセプタの基板搭載面と反対側に、反射層或いは反射部を持つ反射部材を配置したことにより、ヒーターから直接或いはサセプタの第二部材を介して間接的に放射される熱の熱ムラを平準化することができ、基板が搭載されるサセプタの表面において均一性の高い温度分布を実現することができる。
以下、本発明をMOCVD装置に適用した実施形態を、図面を参照して説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明が適用されるチャンネルフロー方式のMOCVD装置の概要を示す図である。このMOCVD装置100は、有機金属材料を用いて、サファイア、シリコン、シリコンカーバイト、ガリウム砒素、窒化アルミニウム等の基板上に化合物半導体結晶を成長させる装置であり、外部と気密にされたチャンネルフロー方式の反応容器1と、反応容器1内に材料ガスを供給するためのガス供給管2、3と、基板9を搭載するサセプタ4と、サセプタ4の裏面側に配置されたヒーター5と、サセプタ4及びヒーター5を取り囲む遮熱板6と、サセプタ4を回転させる回転機構7と、反応容器1に接続された排気管8とを備えている。
図1は、本発明が適用されるチャンネルフロー方式のMOCVD装置の概要を示す図である。このMOCVD装置100は、有機金属材料を用いて、サファイア、シリコン、シリコンカーバイト、ガリウム砒素、窒化アルミニウム等の基板上に化合物半導体結晶を成長させる装置であり、外部と気密にされたチャンネルフロー方式の反応容器1と、反応容器1内に材料ガスを供給するためのガス供給管2、3と、基板9を搭載するサセプタ4と、サセプタ4の裏面側に配置されたヒーター5と、サセプタ4及びヒーター5を取り囲む遮熱板6と、サセプタ4を回転させる回転機構7と、反応容器1に接続された排気管8とを備えている。
反応容器1は、材料ガスを混合して送りながら基板上で反応させるためのフローチャンネル10と、サセプタ4、ヒーター5及び遮熱板6が格納されるヒーター室11とからなり、ヒーター室11には、不図示のパージガス供給管が接続されており、窒素ガス、水素ガス、アルゴンガス等の不活性ガス(パージガス)が導入される。
材料ガスは、成膜すべき結晶によって異なるが、例えばトリメチルガリウム、トリエチルガリウム、トリメチルインジウム、トリメチルアルミニウム等の有機金属ガスの他に、例えばアンモニアガス、シランガス、ジシランガス、ホスフィン、アルシンなどの複数種類が用いられる。これらガスの種類に合わせて、複数のガス供給管2、3が設けられる。フローチャンネル10内部は、ガス毎に流路が仕切られており、基板9の上部でこれらガスが混合されて反応する構造になっている。反応に使われなかった余剰の材料ガスや反応によって生じた副生ガスなどは、排気管8から反応容器1の外部に排出される。
サセプタ4は、上から基板搭載面を見たとき、ほぼ円形の形状を有し、基板搭載面と反対側の面に、回転機構7の回転軸が固定され、回転軸の周りを高速で回転するように構成されている。サセプタの詳細については後述する。ヒーター5は、サセプタ4とほぼ同じ面積を持つ円形の形状を有し、その中心部は回転機構7の回転軸が貫通する穴が形成されていて、回転系からは切り離されている。遮熱板6は、低熱伝導性の材料、例えばBN、窒化アルミからなる板材で、サセプタ4の底面及びヒーター5を囲むように、側面及び底面側に複数枚を重ねた状態で配置される。
サセプタ4について、図2を参照して詳述する。サセプタ4は、対向配置された下サセプタ41(第一部材)と上サセプタ43(第二部材)の二つの部材からなる。下サセプタ41及び上サセプタ43は直径が同一の円盤状であって、上サセプタ43が基板搭載面を有し、下サセプタ41が回転機構に固定されている。下サセプタ41には、上サセプタ43に対向する面の周囲に沿って凸部41aが形成されており、この環状凸部41aで囲まれた部分が円柱状の凹部41bになっている。上サセプタ43は、下サセプタ41の環状の凸部41aに固定されている。これにより、上サセプタ43と下サセプタ41との間には、凹部41bの形状に対応する中空層(空隙)45が形成される。下サセプタ41の裏面側の形状は、図示するように、平坦でもよいし、ヒーターの形状や配置に応じて、中心から周辺部に向かって傾斜を持たせたり、曲面にするなど適宜変更することができる。
下サセプタ41の厚みは、特に限定されないが、ヒーターの配置を上サセプタと対向する面においた場合、1〜100mm程度が好ましく、後述のようにヒーターの位置を下サセプタと上サセプタの位置より90°回転させ円筒状ヒーターを下サセプタの周囲に配置した場合も同様の厚みであることが好ましい。厚みをこの範囲とすることにより、ヒーター5の熱を効率よく上面に伝達し且つ熱ムラをある程度均熱化することができる。下サセプタ41の凸部41aの高さは、下サセプタ41と上サセプタ43との空隙の間隔を規定するものであり、20μm以上であることが好ましい。空隙の間隔を20μm以上とすることにより、後述する上サセプタ43の反射層432による熱の拡散効果(熱分布を平準化する効果)を効果的に得ることができる。間隔の上限は特に限定されないが、熱伝導効率等を考慮し100μm程度が好適である。凸部41aの幅(厚み)は、上サセプタ43の直径の20%以下であることが好ましく、また上サセプタ43の半径と基板の半径との差よりも小さいことが好ましい。つまり凸部41aで囲まれる凹部41bの半径が基板の半径よりも大きくなるように、凸部41aの幅を決めることが好ましい。典型的な例として、上サセプタ43の半径が約100mmの場合、凸部41aの厚みは20mm以下であることが好ましい。
なお図示する例では、凹部41bの底面は平坦であり、中空層45の形状が円筒形状であるが、凹部41bの底面形状は平坦以外でもよく、例えば図3(a)〜(c)に示すように、球面状や円錐状の凹部であってもよいし、階段状になっていてもよい。
下サセプタ41は、ヒーター5からの熱を効率よく伝導するために等方的な熱伝導性を有し、熱伝導率の高い材料から成ることが好ましい。具体的には、グラファイト等のカーボン材料、SiC、表面をSiCでコートしたカーボン材料などを用いることができる。
次に上サセプタ43について説明する。上サセプタ43は、図4に示すように、基板搭載面である上面と下面とが平坦な円筒形状を有し、円筒の軸方向に、高い熱伝導率の材料からなる高熱伝導層431と、輻射熱を反射する材料からなる反射層432とを積層した構造を有する。反射層432側が中空層45(図2)に面するように配置され、高熱伝導層431上に基板搭載面が形成されている。この構造により、下サセプタ41から輻射される熱の多くは反射層432で反射されるので、上サセプタ43は主として反射層432と下サセプタ41との間及びヒーター室11に存在するパージガスの熱伝導によって加熱される。ガスを介した熱伝導であるため、上サセプタ43にはヒーター5の発熱ムラの影響を受けることなく、均一な温度分布が形成される。また放熱しやすい上サセプタ43の周辺部のみが、下サセプタ41の凸部41aから熱伝導によって熱が与えられるので、周辺部の温度の低下が防止され、上サセプタ43全体としての均熱化が図られる。
本実施形態における上サセプタ43の温度分布を概略的に示すグラフを図5(a)に示す。図5中、太矢印は熱の移動の様子を示している。なお図5においては図8同様いずれも図面右端がサセプタの中央にあたり、それ以外の部分は省略している。省略している部分についてはサセプタ中央にて対称となる構造と温度分布になっている。図8(a)に示した従来のサセプタの温度分布と比較して、サセプタ周囲の温度が上がり、また中央部分で分布が解消されていることがわかる。サセプタ周囲の温度が高くなるのは、中空層45のガスの熱伝導率が0.02W/mK程度であるのに対して凸部41aとの接触部の熱伝導率は少なくとも100倍程度大きくなることに起因している。
上サセプタ43の高熱伝導層431の材料としては、下サセプタ41と同様の材料を用いることができるが、下サセプタ41の材料と同一でも異なっていてもよい。特に熱伝導率が100W/mK以上の材料を用いることが好ましい。熱伝導率が100W/mK以上の高熱伝導性材料を用いることにより、反射層322が下サセプタ41からの輻射熱を反射しても、ヒーター室内のガスや下サセプタ41の凸部41aを介して伝わる熱を効率よく層内に伝達することができ、速やかに均熱化を図ることができる。高熱伝導層431の材料として、具体的には、カーボン材料やSiC(炭化ケイ素)を用いることができ、カーボン材料としては等方的な熱伝導性を持つグラファイトが特に好適である。またカーボン材料をSiCでコートした材料を用いてもよい。
高熱伝導層431の厚みは、限定されるものではないが、2〜10mm程度とする。
反射層432は、下サセプタ43から輻射される熱(赤外線)を吸収せず、反射することでヒーターの発熱ムラによって生じる熱分布を抑制するものであり、高熱伝導層431よりも輻射熱に対する反射率の高い白色材料からなる。反射率は、具体的には90%以上が好ましい。反射層を構成する材料として、具体的には、窒化ホウ素(BN)、パイロリティックBN(PBN)、アルミナなどが挙げられる。なおPBNのように熱伝達に異方性のある材料を用いる場合には、熱伝導性がよい方向がサセプタ面と垂直な方向になるように膜形成することが望ましい。
高熱伝導層431上に反応層432を積層する手法は特に限定されないが、反射層432として、例えばBN或いはPBNを用いる場合には、CVD(Chemical Vapor Deposition)により高熱伝導層の上に気相成長させて成膜することができる。またアルミナを用いる場合には、プラズマ溶射により成膜することができる。膜厚は、好ましくは100μm以上とする。100μm以上とすることにより、厚みムラのない反射層を形成することができる。また反射層432の厚みの上限は、特に限定されないが、厚みが厚すぎると上サセプタ43の熱伝導性に影響を与えるおそれがあるので、高熱伝導層431の厚みの10%程度が好ましい。
次に、本実施形態の半導体製造装置(MOCVD)の動作の一例を簡単に説明する。
まず、サセプタ4上に基板9をセットし、反応容器1内を不活性ガスを充填し、ヒーター5を加熱して、サセプタ温度を所望の温度、例えば1000℃に加熱する。次いで、ガス供給管2から、不活性ガス等を供給し、反応容器1内の圧力を一定にして基板をアニールする。
次いでサセプタ温度を反応温度に設定して、ガス供給管2、3から材料ガスを供給し、基板上にInGaN層、AlGaN層或いはGaN層などの層を成膜する。次にサセプタ温度をアニールに必要な温度に設定し、生成した結晶膜をアニールする。必要に応じて、上記工程を繰り返し、単層或いは多層の結晶膜を基板上に形成する。
上記結晶成長工程及びアニール工程では、膜の厚み及び組成の均一性は、サセプタの温度分布に大きく依存するが、本実施形態のMOCVDでは、サセプタ4として、二重構造であって中空の内部に反射層を持つサセプタを採用しているので、図5(a)に示すような均一な表面温度を保つことができ、半導体製造の歩留まりを大幅に改善することができる。
<第二実施形態>
図6に、本実施形態のMOCVD装置の概要を示す。このMOCVD装置も、基本的な構造は図1のMOCVDと同じであるが、サセプタ40の構造が異なる。以下、同一の要素の説明は省略し、異なる点を中心に説明する。
図6に、本実施形態のMOCVD装置の概要を示す。このMOCVD装置も、基本的な構造は図1のMOCVDと同じであるが、サセプタ40の構造が異なる。以下、同一の要素の説明は省略し、異なる点を中心に説明する。
本実施形態のサセプタ40も、下サセプタ41と上サセプタ43の二重構造であり、下サセプタ41と上サセプタ43との間に中空層45を備えること、上サセプタ43が高熱伝導層431と反射層432とを備えること、は第一実施形態と同じである。本実施形態では、上サセプタ43は、高熱伝導層431の上に、低熱伝導層433を備えていることが特徴である。
本実施形態の上サセプタ40の詳細を図7に示す。
低熱伝導層433は、高熱伝導層431から基板9への熱の伝導を鈍化し、それによってサセプタ43表面温度を均熱化する。低熱伝導層433の材料としては、高熱伝導層431より熱伝導率の低い材料、具体的には熱伝導率が100W/mK以下の材料を用いる。熱伝導率が100W/mK以下の材料としては、アルミナ(熱伝導率:25〜38W/mK)、BN(熱伝導率:30〜120W/mK)などが挙げられる。一方、低熱伝導層433の表面は、基板9が搭載する基板搭載面であり、材料ガスや反応ガスに曝される。このため低熱伝導層433は、これらガスと反応しない材料であることが好ましい。以上の観点から、低熱伝導層433の材料として、アルミナが最も好ましい。
低熱伝導層433は、高熱伝導層431から基板9への熱の伝導を鈍化し、それによってサセプタ43表面温度を均熱化する。低熱伝導層433の材料としては、高熱伝導層431より熱伝導率の低い材料、具体的には熱伝導率が100W/mK以下の材料を用いる。熱伝導率が100W/mK以下の材料としては、アルミナ(熱伝導率:25〜38W/mK)、BN(熱伝導率:30〜120W/mK)などが挙げられる。一方、低熱伝導層433の表面は、基板9が搭載する基板搭載面であり、材料ガスや反応ガスに曝される。このため低熱伝導層433は、これらガスと反応しない材料であることが好ましい。以上の観点から、低熱伝導層433の材料として、アルミナが最も好ましい。
低熱伝導層433の形成方法は、反射層と同様に、例えばBNであればCVDによる気相成長、アルミナであればプラズマ溶射などを採用することができる。低熱伝導層433の厚みは、特に限定されないが、100〜500μmが好ましい。このような範囲とすることにより、膜厚が均一な層を形成することができ且つ上サセプタ43全体としての良好な熱伝導性を保つことができる。
本実施形態のサセプタ4においても、下サセプタ41から上サセプタ43への熱の移動は第一実施形態と同様であり、下サセプタ41の凸部41aと上サセプタ43の周辺部との接触部分から伝導によって熱が移動する。また下サセプタ41から中空層45を介して上サセプタ43に輻射された熱は、反射層432で反射されて直接上サセプタ43を加熱するのには使われないが、中空層45やヒーター室内に充填されたパージガスを加熱し、これら加熱されたパージガスからの熱伝導によって上サセプタ43が加熱される。上サセプタ43が受けた熱は高熱伝導層431に効率よく伝達された後、低熱伝導層433から基板9側に伝達される。この際、低熱伝導層433によって熱の伝導が鈍化される結果、周辺部で高くなる温度分布(図5(a))が解消されて、低熱伝導層433表面では図5(b)に示すようなより均一性の高い温度分布となる。
以上、本発明の半導体製造装置を第一及び第二実施形態により具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、上サセプタ43を下サセプタ41の周囲に形成した凸部41aで支持する構造を示したが、下サセプタ41の凸部41aの代わりに別部材で上サセプタ43を支持する構造を採用してもよい。
また上サセプタ43を支持する位置は、ヒーター5の配置に応じて変更することができる。上記実施形態では、ヒーター5が下サセプタ41の下側に配置される構造を示したが、円筒状のヒーター5を下サセプタ41の周囲に配置することも可能であり、その場合には、サセプタには、図8(b)に示すように中央部で温度が低くなる温度分布が生じる。このヒーター配置構造の場合には、例えば、下サセプタ41の中央に近い部分に上サセプタ43を支持する凸部を形成し、この凸部を通して直接下サセプタ41からの熱が上サセプタ43に伝導するようにしてもよい。
<第三実施形態>
本実施形態の半導体製造装置も、サセプタが上下2つの部材からなること、上サセプタの下面に反射層が形成されていることは第一及び第二実施形態と同様である。本実施形態は、上サセプタの下面に反射層を分散的に設けたこと、即ち、輻射熱に対し反射性を持つ部分と吸収性の高い部分(熱吸収部)を分散して配置したことが特徴である。
本実施形態の半導体製造装置も、サセプタが上下2つの部材からなること、上サセプタの下面に反射層が形成されていることは第一及び第二実施形態と同様である。本実施形態は、上サセプタの下面に反射層を分散的に設けたこと、即ち、輻射熱に対し反射性を持つ部分と吸収性の高い部分(熱吸収部)を分散して配置したことが特徴である。
図9に本実施形態の半導体製造装置の概要を示す。図9もMOCVD装置に適用した実施形態を示している。このMOCVD装置は、サセプタを除く、他の要素は上述した第一及び第二の実施形態と同じであるので、説明を省略する。
サセプタ4の構造を図10に示す。サセプタ4は、第一実施形態と同様に、対向配置された下サセプタ41と上サセプタ43とからなる。下サセプタ41の外周に沿って形成された凸部41aに上サセプタ43が固定されており、下サセプタ41と上サセプタ43との間には空隙45が形成されている。
図10では平板状の下サセプタ41を示しているが、下サセプタ41の形状は図3(a)〜(c)に示したように種々の形状とすることができる。また下サセプタ41の材料は、第一実施形態と同様に、グラファイト等のカーボン材料、SiC、表面をSiCで被覆したカーボン材料などの熱伝導性の高い材料を用いる。
上サセプタ43は、高い熱伝導率の材料から成り、基板搭載面である上面と下面とが平坦な円筒形状を有し、下面に、赤外線に対し高い反射性を持つ材料を用いた反射層からなる反射パターン42が形成されている。上サセプタ41の高い熱伝導率の材料としては下サセプタ41と同様の材料を用いることができ、特に熱伝導率が100W/mK以上の材料を用いることが好ましい。赤外線に対し高い反射性を持つ材料としては、BN、PBN、アルミナ等の白色のセラミックスが好適である。
反射パターン42は、上サセプタ43の下面全面を反射層が覆うのではなく、反射層の部分421と反射層が形成されていない部分(熱吸収層)422とが交互に或いは分散して配置されるようなパターンである。反射層421は、下サセプタ41からの放射熱を反射するが、反射層が形成されていない部分422では、下サセプタ41からの放射熱が直接上サセプタ43に当たる。
反射パターン42の具体例を図11(a)〜(d)に示す。(a)及び(b)は上サセプタの下面から見た図で、(a)は反射層421を同心円状に設けたもの、(b)はドット状に設けたものである。図では反射層421を分かりやすくするためにハッチングで示している。また図11(c)及び(d)は、(b)に示す反射層の一つの側面図である。図示するように反射層をドット状に形成する場合、ドットは円柱状(c)であっても半球状(d)であってもよい。図示していないが、ドット形状は円柱状のみならず角柱や半楕円球であってもよい。同様に反射層が(a)に示すように線状である場合、線の方向と直交する断面の形状は、四角形(c)であっても半円形(d)等であってもよい。またドットの配列は、図11(b)では直交する二方向に配列した例を示しているが、列毎に行方向の位置をずらした配置、例えば最密充填等の配置であってもよい。また図11(a)に示す同心円状の反射パターンの場合、後述するパターン形成方法上の要請により、反射層の一つの円は一部が分断されていてもよい。その他、例示していないが、反射層の形状は、格子状、折れ線状、螺旋状などの形状を取りえる。
反射パターン42における反射層の部分421と反射層がない部分422との割合(面積の割合)は、反射パターンの形状によっても異なるが、20:80〜80:20の範囲が好ましく、図11(a)のような同心円状のパターンの場合には、両者の割合がほぼ同程度(40:60〜60:40)であることが好ましい。また図11(b)のようなドット状のパターンの場合には、反射層の部分:反射層のない部分が20:80〜80:20であることが好ましい。
次に反射パターン42が形成された上サセプタ43における熱の伝導について、図12を参照して説明する。図示するように、ヒーター5によって加熱された下サセプタ41から放出される熱のうち、一部は下サセプタ41と上サセプタ43との間に存在するガスを介した熱伝導により上サセプタ43の下面に到達し、上サセプタ43の下面を均等に加熱する。一方、輻射熱として放出された熱は、上サセプタ43の下面に到達するが、反射層がある部分421では反射され、反射層がない部分422では上サセプタ43の下面に到達し、高熱伝導性材料である上サセプタ43を伝導し、基板9が載置されている上サセプタ43の上面に到達する。ここで、反射層がない部分422から上サセプタ4に伝達される熱は図中点線で示すように放射状に広がり、反射層がある部分421の真上にも広がる。反射層421の直上の部分は輻射熱を受けていないので、反射パターン42が形成された上サセプタ43の下面では、図13の最下段に示すような温度分布を生じているが、両側に位置する反射層のない部分422から熱が伝達されるため、サセプタの上面に行くに従い温度分布は均一化され、上サセプタ43の上面は、図13の最上段に示すように、ほぼ均一な温度分布が達成される。
反射パターン42における反射層421及び反射層のない部分422の間隔は、上述した熱の伝達を考慮して適切な範囲に設定することが好ましい。具体的には、上サセプタ43の厚みtに対し、反射層と反射層との間隔d1、即ち反射層で挟まれる部分422の幅は厚みtの1〜10%程度であれば均熱効果を期待できるが、tに対するd1の比率を小さくするほどその効果は高い。同様に反射層4051の幅d2(反射層が図11(a)に示すような線状の場合にはその幅、反射層が図11(b)に示すようなドット状の場合にはドットの径)についても厚みtの1〜10%程度であれば均熱効果を期待できるが、tに対するd2の比率を小さくするほどその効果は高い。
反射パターン42は、上サセプタ43の表面(下面)に所定のマスク(反射パターンにおける反射層がない部分を覆うマスクパターン)を施した状態で反射層を形成する材料を気相成長(CVD)、蒸着、プラズマ溶射などを用いて成膜することにより形成することができる。具体的には、窒化ホウ素はCVDで、アルミナはプラズマ溶射で成膜することができる。反射層421の厚みは、限定されるものではないが、十分な反射率を確保するために100μmが好ましく、100μm〜200μm程度とすることが好ましい。
本実施形態のMOCVDは、部分的な反射層からなる反射パターンを上サセプタの下面に設けることにより、第一実施形態と同様に、ヒーター5が発生する熱の不均一や下サセプタ41からの熱の分布がそのまま上サセプタに反映することを抑制することができるとともに、全面を反射層とした場合(第一実施形態)に比べ、下サセプタからの輻射熱の一部を直接上サセプタで受けて利用できるので熱効率を向上することができる。熱効率の向上によりヒーターの消費電力を抑えることができ、ヒーターの長寿命化、ヒーター交換頻度の低減と稼働率の向上などの付随的な効果をえることができる。
なお図10及び図12では、上サセプタの下面を平坦な面とし、その平坦な面に部分的な反射層からなる反射パターンを形成した場合を示したが、図14(a)に示すように、上サセプタ43の下面に反射パターンに対応する凹凸を形成し、その凹部を反射層421を構成する材料で埋めて、反射パターン形成後の下面が平坦な面となるようにしてもよい。
また図10に示す実施形態では、上サセプタ43は均質な材料で形成されている場合を示しているが、本実施形態においても、第二実施形態と同様に、上サセプタ43を構成する高熱伝導層431の上に、低熱伝導層433を設けることも可能である(図14(b))。低熱伝導層は、高熱伝導層から基板への熱の伝導を鈍化し、サセプタ表面温度を均熱化するものであり、材料、形成方法、及び膜厚は第二実施形態で説明したとおりであり、説明を省略する。
<第四実施形態>
本実施形態は、第三実施形態のように、反射パターンを上サセプタの下面に積層するのではなく、独立した反射部材として、上サセプタと下サセプタとの間に配置することが特徴である。
本実施形態は、第三実施形態のように、反射パターンを上サセプタの下面に積層するのではなく、独立した反射部材として、上サセプタと下サセプタとの間に配置することが特徴である。
図15に本実施形態の半導体製造装置の概要を示す。図15もMOCVD装置に適用した実施形態を示している。このMOCVD装置は、サセプタ4及び反射部材48を除く、他の要素は上述した第一及び第二の実施形態と同じであるので、説明を省略する。
サセプタ4及び反射部材48の配置を図16に示す。サセプタ4は、第一実施形態と同様に、対向配置された下サセプタ41と上サセプタ43とからなるが、この下サセプタ41と上サセプタ43との間の空間に、多数の貫通孔が形成された反射部材48が配置されている。反射部材48は、少なくとも、下サセプタ41に対向する面が輻射熱に対し反射性を有し、下サセプタ41からの輻射熱の一部を反射部と、輻射熱の一部を透過する透過部とが交互に或いは分散して配置された構造を有する。
貫通孔483は、下サセプタ41から放射される熱の一部を透過する熱透過部を構成するものであり、その形状は、線状、円柱状などの形状を取りえる。図17に貫通孔の一例を示す。図では反射部材の四分の一のみを示し、他の部分を省略しているが、反射部材の全体に図示するような貫通孔が形成されている。この例では、反射部材48の面に沿って二次元方向に円柱状の貫通孔を配列している。
反射部481は、輻射熱に対し反射性を持つ材料からなる。このような材料として、具体的には、窒化ホウ素、PBN、アルミナ等の白色のセラミックスを使用することができる。反射部481は、反射部材48を構成する基材の表面を上述した熱反射層の材料で被覆することにより形成してもよいし、反射部材48自体を上述した輻射熱に対し反射性を持つ材料で形成してもよい。被覆する場合は、反射部材48をサセプタ4と同様の熱吸収性の材料で作成し、その表面に気相成長(CVD)、蒸着、プラズマ溶射等の方法により、反射性材料の膜を形成する。膜は、反射部材48全体を被覆してもよいし、輻射熱があたる面のみを被覆してもよい。
反射部材48の厚みは、特に限定されるものではないが、下サセプタ41と上サセプタ43との適切な間隔や機械的強度を考慮し、0.5mm〜1.5mm程度が好適である。
このように、下サセプタ41と上サセプタ43との間に反射部材48を配置した場合、第三実施形態の反射パターンを設けた場合と同様に、下サセプタ41からの輻射熱は反射部材48の熱透過部を通過して上サセプタ43の下面に当たり、上サセプタ43内を熱伝導により放射状に伝達されて基板搭載面に向かう(図12参照)。反射部材48の熱反射部481では、下サセプタ41からの輻射熱が反射されるため、熱反射部の真上に位置する上サセプタ43下面の部分には輻射熱は殆ど届かないが、上サセプタ43内で上述した放射状の熱伝導が生じることによって、上サセプタ43の基板搭載面では、面内の熱分布が緩和され、均一性のよい温度分布となる。また反射部材48を、上サセプタ43に対し間隙をもって配置した場合には、貫通孔483を通過した輻射熱が間隙を通過する際に放射状に広がるため、上サセプタ下面に均等に到達する。また貫通孔483を通過する際にその内壁面で反射され拡散されるので、上サセプタ43下面の輻射熱が当たる領域の面積は、貫通孔483の投影面積より広がり、反射部材48でまびかれた輻射熱が、上サセプタ下面にさらに均等化されて到達する。このため、上サセプタ43内部の熱伝導時の拡散効果がより増大し、サセプタ上面(基板搭載面)における高い均熱性を得ることができる。
貫通孔483の径及び隣接する貫通孔と貫通孔との間隔は、上述した効果を得られるように、上サセプタ43の厚みtとの関係で決めることが好ましい。具体的には図18に示すように、貫通孔の径d2及び貫通孔と貫通孔と間隔d1は、それぞれ、厚みtの1〜10%程度が好ましいが、d1、d2のtに対する比率は小さいほどより高い均熱化の効果を期待できる。例えば、上サセプタ43の厚みが5mmの場合、d1及びd2はそれぞれ100μm程度とする。貫通孔483の径d2及び間隔d1を上記範囲とすることにより、反射部481よって間引かれた輻射熱が上サセプタ43の基板搭載面に均一に広がることができる。
上下サセプタ間における反射部材48の位置は、特に限定されず、反射部材48を上サセプタ43に密着して配置することも可能であるが、反射部材48を上サセプタ43から所定の距離、離して配置した場合には、この距離の間の輻射熱の拡散効果、貫通孔内での熱反射による効果を得ることができるので好ましい。具体的には、反射部材48と上サセプタ43との間隔を10μm〜100μm程度とすることが好ましい。また下サセプタ41からの輻射熱を反射するという反射部材48として機能を果たすために、下サセプタ41からの距離も同程度(10μm〜100μm)とすることが好ましい。なお、反射部材48を上サセプタ43に密着させた配置は、反射部材48がサセプタ4と別部材であることを除き、上サセプタ43の下面に直接反射層を設ける第三実施形態と同じである。
反射部材48を下サセプタ41と上サセプタ43との間に固定する構造としては、図16に示したように、例えば、下サセプタ41外周のリング状凸部41aと同形状の凸部48aを反射部材48の外周に一体で形成するか、リング状部材を固定し、その上に上サセプタ43を固定することができる。
本実施形態のMOCVDは、熱反射部481と熱透過部(貫通孔)483とを設けた反射部材48を上下サセプタの間に配置することにより、第三実施形態と同様に、下サセプタからの熱の分布がそのまま上サセプタに反映することを抑制することができ、且つ第一実施形態に比べ、熱効率を向上することができる。さらに、本実施形態によれば、反射部材をサセプタと独立した部材で形成したので、反射部材を、損傷の激しく交換頻度の高い上サセプタと同時に交換する必要がなく、反射部材の長寿命化を図ることができる。
本実施形態においても、上サセプタ43を構成する高熱伝導層の上に、低熱伝導層を設ける等の変更(図14(b))が可能である。また下サセプタ41の形状の変更(図3(a)〜(c))も可能である。
<第五実施形態>
上述した第四実施形態は、上サセプタと下サセプタとの間に1枚の反射部材を配置したものであるが、本実施形態は反射部材を複数用いたことを特徴としている。本実施形態においても、サセプタ及び反射部材の構造以外の構成は、他の実施形態と同様であるので、以下、サセプタ及び反射部材の構造について、図19を参照して説明する。
上述した第四実施形態は、上サセプタと下サセプタとの間に1枚の反射部材を配置したものであるが、本実施形態は反射部材を複数用いたことを特徴としている。本実施形態においても、サセプタ及び反射部材の構造以外の構成は、他の実施形態と同様であるので、以下、サセプタ及び反射部材の構造について、図19を参照して説明する。
図19は、反射部材48を2枚用いたMOCVD装置のサセプタ構造を示す図である。各反射部材48の構造は、第四実施形態と同様であり、所定の厚みの熱反射性材料から成る板に、熱透過部となる複数の貫通孔483が形成されている。個々の反射部材48の厚み、貫通孔の径、貫通孔と貫通孔との間の間隙、貫通孔の形状および配列は、第四実施形態と同様である。
2枚の反射部材48は、貫通孔の形状、大きさや間隔が互いに同一でも異なっていてもよい。図19に示す例では、貫通孔483の形状、大きさ及び間隔が同一である2枚の反射部材48を用い、ただし、貫通孔483が上下の反射部材48で重ならない配置としている。例えば上側の反射部材48の貫通孔の真下には下側の反射部材48の反射部が位置し、下側の反射部材48の貫通孔の真上には上側の反射部材の反射部が位置する。このように上下の反射部材48で貫通孔483の位置が互い違いになるように配置した場合、下サセプタ41からの輻射熱は、上サセプタ43の下面に直接当たることはなく、貫通孔の内壁面で反射し拡散された輻射熱のみが上サセプタ43の下面に到達する。これにより反射部材によってできる熱ムラがより緩和され、熱効率の向上を図りつつ、基板搭載面におけるより高い均熱性を達成することができる。
2枚の反射部材48の間の間隔は、10μm〜100μm程度とすることが好ましい。2枚の反射部材48のうち一方は、サセプタ(上サセプタ43又は下サセプタ41)に密着して配置されていてもよい。反射部材48を上下のサセプタ41、43との間に配置する手法は、第四実施形態と同様の手法即ち隣接する部材の一方の外周にリング状凸部を設けてそれに他方を固定する方法を採用することができる。
本実施形態によれば、第四実施形態の効果に加え、さらなる熱の拡散効果とそれに伴う基板搭載面の均熱化を図ることができる。なお図19に示す例では、2枚の反射部材を用いる場合を示しているが、反射部材の数は2枚に限定されず、熱効率が低下しない範囲で増やすことができる。上下サセプタの適切な間隔を考慮すると、好適な反射数の数は1枚(第四実施形態)〜5枚程度である。反射部材を増やした場合にも、互いの貫通孔が重ならないように配置することが好ましい。
なお上述した第三〜第五実施形態で参照する図9及び図15では、ヒーター5が下サセプタ41の下側に配置されている場合を示したが、これら実施形態は円筒状ヒーターを下サセプタの側面に配置した構造のMOCVD装置についても同様に適用することができる。
<第六実施形態>
本実施形態は、第五実施形態と同様に複数の反射部材を用いるとともに、第一〜第五実施形態で採用している下サセプタをなくしたことを特徴としている。
本実施形態は、第五実施形態と同様に複数の反射部材を用いるとともに、第一〜第五実施形態で採用している下サセプタをなくしたことを特徴としている。
図20に本実施形態のMOCVD装置の概要を示す。図示するように、このMOCVD装置は、基板搭載面を持つサセプタ400の、基板搭載面と反対側に複数の反射部材48が互いに間隔を持って配置され、その下側にヒーター5が配置されている。
個々の反射部材48の構造は、第四及び第五実施形態と同様であり、且つ反射部材48の関係も同様である。即ち、反射部材48は、互いに好適には10μm〜100μmの間隔を持ち、且つ隣接する反射部材の貫通孔同士が重ならないように配置されている。
複数の反射部材48を重ねて配置した場合、ヒーター5からの輻射熱は、各反射部材48の貫通孔を通過しながら拡散されて、ヒーター自体の熱の不均一が緩和された状態で、最上に位置する反射部材48から放出される。このように複数の反射部材からなる構造は、ヒーターの熱を均熱化して上サセプタに伝えるという下サセプタの機能と同様の機能を持つので、下サセプタに相当する部材は不要となる。しかも反射部と熱透過部とを組み合わせた反射部材を重ねることにより、熱効率を落とすことなく下サセプタよりさらに高い均熱化効果を得ることができる。
以上、本発明の半導体製造装置の各実施形態を説明したが、一つの実施形態の特徴は他の実施形態の特徴を阻害しない限り、組み合わせることも可能であり、また一つの実施形態について説明した変更例は、その実施形態の特徴を阻害しない限り、他の実施形態でも採用することができる。
また上記実施形態では、サセプタの上面に基板を搭載する構造の装置を示したが、サセプタの下面に基板を搭載し、上面側に配置したヒーターで基板を加熱する構造であっても同様に適用できる。その場合は、上記実施形態の上サセプタを下に、下サセプタを上に、逆にした構造とすればよい。
さらに本発明は、チャンネルフロー型のMOCVD装置のみならず、2フロータイプやシャワーベッドからガスを供給する方式の装置等にも適用でき、またMOCVD以外の半導体製造装置、例えば、スパッタ装置等にも適用することができる。
さらに本発明は、チャンネルフロー型のMOCVD装置のみならず、2フロータイプやシャワーベッドからガスを供給する方式の装置等にも適用でき、またMOCVD以外の半導体製造装置、例えば、スパッタ装置等にも適用することができる。
本発明によれば、膜厚及び組成が均一で、半導体としての特性に優れた結晶膜を歩留まり良く製造することができる。
1・・・反応容器、2、3・・・ガス供給管、4、40、400・・・サセプタ、5・・・ヒーター、6・・・遮熱板、7・・・回転機構、8・・・排気管、9・・・基板、10・・・フローチャンネル部、11・・・ヒーター室、41・・・下サセプタ(第一部材)、41a・・・凸部、41b・・・凹部、42・・・反射パターン、421・・・反射層、422・・・反射層のない部分、43・・・上サセプタ(第二部材)、431・・・高熱伝導層、432・・・反射層、433・・・低熱伝導層、45・・・中空層(空隙)、48・・・反射部材、481・・・熱透過部、483・・・貫通孔(熱反射部)。
Claims (14)
- 反応室と、前記反応室内に設置され、基板を搭載するサセプタと、前記サセプタを加熱する加熱手段とを備えた半導体製造装置であって、
前記サセプタは、前記基板を搭載する第一の面(基板搭載面)と、前記第一の面の反対側となる第二の面を有し、
前記サセプタの前記第二の面に接して又は離間して配置された前記反射部材を備え、
当該反射部材の、前記第二の面に対向する面と反対側の面の少なくとも一部は、赤外線に対する反射率が前記第二の面よりも高いことを特徴とする半導体製造装置。 - 反応室と、前記反応室内に設置され、基板を搭載するサセプタと、前記サセプタを加熱する加熱手段とを備えた半導体製造装置であって、
前記サセプタと前記加熱手段との間に、前記加熱手段から直接又は間接的に放射される輻射熱の少なくとも一部を反射する反射部材を配置したことを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項1又は2に記載の半導体製造装置であって、
前記サセプタは、前記加熱手段からの熱を受ける受熱面を持つ第一部材と、前記第一部材に対し、空隙を持って配置され、前記第一部材と対向する面と反対側の面に前記基板を搭載する面(基板搭載面)を持つ第二部材とを備え、
前記反射部材は、前記第一部材と前記第二部材との間に配置されることを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の半導体製造装置であって、
前記反射部材は、前記サセプタの基板搭載面を持つ部材の、当該基板搭載面と反対側の面に、所定のパターンで形成された反射層からなることを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の半導体製造装置であって、
前記反射部材は、複数の貫通孔を有する反射板からなることを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項5に記載の半導体製造装置であって、
前記反射板は、当該反射板の主平面に直交する方向に互いに間隔を持って複数配置されていることを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項6に記載の半導体製造装置であって、
前記複数の反射板は、隣接する反射板の貫通孔同士が互いに重ならないように配置されていることを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項4ないし7のいずれか一項に記載の半導体製造装置であって、
前記反射層又は前記貫通孔は、円筒状、角柱状、リング状、格子状、放射状或いはそれらの組合せであることを特徴とする半導体製造装置。 - 反応室と、前記反応室内に設置され、基板を搭載するサセプタと、前記サセプタを加熱する加熱手段とを備えた半導体製造装置であって、
前記サセプタは、前記加熱手段からの熱を受ける受熱面を持つ第一部材と、前記第一部材に対し、空隙を持って配置され、前記第一部材と対向する面と反対側の面に前記基板を搭載する面(基板搭載面)を持つ第二部材とを備え、
前記第二部材は、高熱伝導層と、当該高熱伝導層を形成する材料よりも熱反射率の高い材料からなる反射層とを有し、前記反射層が前記第一部材と対向するように配置されていることを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項3又は9に記載の半導体製造装置であって、
前記第一部材は、前記第二部材の前記裏面に対向する面の周囲に環状凸部を有し、前記環状凸部が前記第二部材に当接し、前記環状凸部で囲まれる凹部と前記第二部材の前記裏面との間に空隙が設けられていることを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項4又は9に記載の半導体製造装置であって、
前記反射層を形成する材料はアルミナ、窒化ホウ素から選ばれることを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項9から11のいずれか一項に記載の半導体製造装置であって、
前記高熱伝導層は、熱伝導率が100W/mK以上の高熱伝導性材料からなることを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項9から12のいずれか一項に記載の半導体製造装置であって、
前記第二部材は、前記基板搭載面側に、前記熱伝導層の熱伝導率より熱伝導率が低い材料からなる低熱伝導層を有することを特徴とする半導体製造装置。 - 請求項9から13のいずれか一項に記載の半導体製造装置であって、
前記加熱手段は、前記第一部材の、前記第二部材と対向する面と反対側に配置されていることを特徴とする半導体製造装置。
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