JP2013142982A - 医療支援装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】病院内の電波状態に影響されずに3点確認等の薬剤投与時の適否確認を行う。
【解決手段】第1読取手段は患者識別用記憶媒体から患者識別情報を読み取る。第2読取手段は医療従事者識別用記憶媒体から医療従事者識別情報を読み取る。第3読取手段は、薬剤に付された薬物識別用記憶媒体から、薬剤情報とその薬剤の投与対象である患者の前記患者識別情報と、その薬剤の投与を担当する医療従事者の前記医療従事者識別情報とを読み取る。報知手段は、前記第1読取手段が読み取った前記患者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記患者識別情報とが一致し、且つ、前記第2読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報とが一致した場合には、前記薬剤とその薬剤の投薬対象である患者と投薬担当の医療従事者との組合わせが適正である旨を報知する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、医療支援装置およびプログラムに関する。
従来、病院で患者に点滴や経口薬等の薬剤を投与する際には、投与する薬剤と、投与する看護師と、投与される患者との3点を確認する3点確認方式が一般的に行われている。
また、近年では薬剤投与行為を効率化するため、二次元コード等のコードシンボルやRFID(Radio Frequency Identification)タグに、3点確認に必要な情報を格納しておき、コードリーダやRFIDリーダでそれら情報を読み取ってサーバに問い合わせることにより3点確認を行う技術が開示されている。
しかしながら、従来技術においては、3点確認などの薬剤投与時の適否確認を行う場合に、サーバとのネットワーク通信の状態が良好である必要があり、病院内で電波利用が制限されている場所、或いは電波状態が劣る場所において、薬剤投与時の適否確認を行えないという課題があった。
実施形態の医療支援装置は、第1読取手段と、第2読取手段と、第3読取手段と、報知手段とを備える。第1読取手段は、患者が有し、その患者を識別するための患者識別情報が格納された患者識別用記憶媒体から、前記患者識別情報を読み取る。第2読取手段は、医療従事者が有し、その医療従事者を識別するための医療従事者識別情報が格納された医療従事者識別用記憶媒体から、前記医療従事者識別情報を読み取る。第3読取手段は、薬剤に付され、その薬剤の薬剤情報が格納された薬物識別用記憶媒体から、前記薬剤情報と、その薬剤の投与対象である患者の前記患者識別情報と、その薬剤の投与を担当する医療従事者の前記医療従事者識別情報と、を読み取る。報知手段は、前記第1読取手段が読み取った前記患者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記患者識別情報とが一致し、且つ、前記第2読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報とが一致した場合には、前記薬剤とその薬剤の投薬対象である患者と投薬担当の医療従事者との組合わせが適正である旨を報知する。
図1は、本実施形態にかかる医療支援システムの全体構成を概略的に示す図である。 図2は、ラベルプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、ハンディターミナルの概略的構成を示す正面図である。 図4は、ハンディターミナルのハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、投薬認証が成立した場合の表示画面例を示す図である。 図6は、投薬認証が不成立である場合のエラー表示例を示す図である。 図7は、ハンディターミナルが実行する投薬認証処理の手順を説明するフローチャートである。
図1は、本実施形態にかかる医療支援システム1の全体構成を概略的に示す図である。図1に示すように、医療支援システム1は、看護支援サーバ2と、電子カルテサーバ3と、ラベルプリンタ4と、本実施形態の医療支援装置であるハンディターミナル10とで主に構成される。看護支援サーバ2と、電子カルテサーバ3と、ラベルプリンタ4とは病院内に設けられた有線LAN(Local Area Network)または無線LAN等の通信ネットワークを介して通信可能である。また、ハンディターミナル10は、無線LAN等の無線通信により看護支援サーバ2および電子カルテサーバ3に接続可能である。尚、図1では各装置を夫々1つずつ図示しているが、各装置の数は複数でもよい。
看護支援サーバ2および電子カルテサーバ3は、夫々CPU(Central Processing Unit)などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置と、通信I/F(Interface)等を主に備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成を有している。
看護支援サーバ2は、看護師の医療行為等の計画を格納した看護計画DB(Database)21を備えている。看護計画DB21には、看護師ごとの看護計画が、看護師をユニークに識別する看護師識別情報(例えば、看護師ID)に対応付けられて格納されている。尚、看護計画とは、看護師が患者に対して行う看護行為を日時に対応付けて記したスケジュールのことであり、看護師ごとの業務スケジュールのことである。
電子カルテサーバ3は、患者ごとの電子カルテが、患者をユニークに識別する患者識別情報(例えば、患者ID)に対応付けられて格納される。電子カルテには、患者の氏名や患者の血液型、アレルギー疾患に関する情報、受診科、担当医の氏名等、患者に関する情報である患者情報がその患者の患者IDに対応付けて格納されている。また、電子カルテには、医師がその患者IDの患者に処方した薬剤の薬剤名や投薬量、投薬日時等の薬剤情報が格納されている。
ラベルプリンタ4は、薬剤に貼付されるラベル等を印刷するプリンタである。図2は、ラベルプリンタ4のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、ラベルプリンタ4は、CPU41等の制御装置と、ROM42やRAM43等の記憶装置と、ディスプレイ装置等の表示部44と、タッチパネルやキーボード等の入力部45と、サーマルプリンタ等のプリンタ46と、通信I/F47等を主に備えており、通常のラベルプリンタと同様のハードウェア構成を有している。
ラベルプリンタ4のCPU41は、ROM42に格納されたプログラム(薬剤払出アプリケーション)をRAM43に展開して実行することにより、図2に示すように、薬剤情報取得部411と、患者情報取得部412と、看護師情報取得部413と、印刷制御部414として機能する。
薬剤情報取得部411は、入力部45から入力された患者IDを用いて、その患者に投与する薬剤の薬剤情報を電子カルテサーバ3に問合せ、電子カルテサーバ3の電子カルテDB31から患者IDの患者に処方されている薬剤の薬剤情報を取得する。尚、薬剤情報取得部411は、現在の日時情報または患者に薬剤投与する予定の日時情報をさらに用いて、投薬日時が現在日時または上記予定の日時に近い薬剤の薬剤情報を取得してもよい。
患者情報取得部412は、入力部45から入力された患者IDを用いてその患者IDに対応する患者の氏名等の患者情報を電子カルテサーバ3に問い合わせ、電子カルテサーバ3の電子カルテDB31から患者IDに対応する患者情報を取得する。
看護師情報取得部413は、患者IDと薬剤投与する予定の日時情報を用いて、その患者に対する看護計画を看護支援サーバ2に問合せ、看護支援サーバ2の看護計画DB21から、その薬剤を投与する予定日時においてその患者の担当となっている看護師の看護師IDを取得する。
印刷制御部414は、電子カルテに基づいて処方される薬剤を識別するためのラベル等を印刷する。即ち、印刷制御部414は、入力部45から入力された薬剤の投与対象である患者の患者IDと、薬剤情報取得部411が取得した薬剤情報と、看護師情報取得部413が取得した看護師IDとを少なくとも含めて、電子カルテに基づいて処方される薬剤を識別するための薬剤識別用コードを生成し、この薬剤識別用コードをエンコードして二次元コード等のコードシンボルを生成する。
尚、薬剤識別用コードに含められる情報は上述したものに限定されず、その他の情報を含めてもよい。例えば、印刷制御部414は、患者情報取得部412により取得された患者ID以外の患者情報等を薬剤識別用コードに含めてもよい。
そして、印刷制御部414は、ラベル等の印字媒体に、薬剤名や投与分量、投与日時、患者名、担当看護師名等を印刷するとともに、生成されたコードシンボルを印刷する。印刷後のラベル51(図1参照)は、薬剤の包装等に貼付され、この薬剤が患者に投与される現場において3点確認処理に用いられる。尚、印字媒体に印刷される項目は上述した項目に限定されるものではなく、印刷制御部414は、例えば患者情報取得部412により取得された患者情報をさらに印刷するとしてもよい。
ハンディターミナル10は、看護師等の医療従事者により携帯される携帯型の情報通信端末である。図3は、ハンディターミナル10の概略的構成を示す正面図である。図3に示すように、ハンディターミナル10は、左ユニット102と右ユニット103とを有する。左ユニット102と右ユニット103とは、ヒンジ104によって回動開閉可能に連結されている。
左ユニット102の筐体102aには、液晶表示器等の表示器121が設けられている。表示器121の表面にはタッチパネル122が積層して取り付けられている。タッチパネル122の下段側(図3中下側)の部分には、このタッチパネル122に重ねられてキーシート123が設けられている。キーシート123は、数字を表示するテンキー123a、上下の矢印を表示する矢印キー123b、および「送信」と表示された送信キー123d等を含む。表示器121の上段側(図3中上側)の部分には、音声入力を受け付けるマイク141が設けられている。
右ユニット103の筐体103aには、複数個のキーを有するキーボード131が設けられている。キーとしては、「体温」、「血圧」、「脈拍」、「閲覧」、「記録」等の操作メニューを表示する文字が印刷された複数個のメニューキー132が設けられている。また、メニューキー132には、投薬モード画面70を表示させて投薬処理を行うための投薬キー132a、各種入力の確定等を行うためのエンターキー132e等が設けられている。
図4は、ハンディターミナル10のハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示すように、ハンディターミナル10は、情報処理を実行するマイクロコンピュータとして、CPU11、ROM12及びRAM13を備えている。また、CPU11には、各種インタフェースやバスを介して、表示部14、入力部15、記憶部16、通信I/F17、スピーカ19が接続されている。
また、CPU11には、バーコードや二次元コード等のコードシンボルに記録されたデータを読み取るスキャナ18が接続インタフェースを介して接続される。尚、スキャナ18の代わりに、RFIDリーダを接続し、ICタグに記録されたデータを読み取る形態としてもよい。
CPU11は、ROM12や記憶部16に記憶された各種プログラムを実行することにより、ハンディターミナル10を統括的に制御する。ROM12は、基本動作を行うためのプログラムを記憶している。RAM13は、ハンディターミナル10の主記憶装置であって、CPU11のワークエリアとして機能する。
表示部14は、表示器121や図示しないLED(light Emitting Diode)等の表示デバイスである。CPU11は、表示器121の表示制御を行い、LEDの点灯、点滅等の制御を行う。入力部15は、タッチパネル122、キーボード131、マイク141等の入力デバイスである。
記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体であり、Webブラウザ等の各種プログラムやファイルを記憶している。通信I/F17は、ネットワークを介して接続される看護支援サーバ2、電子カルテサーバ3等との間のデータ通信を行うためのインタフェースである。CPU11は、この通信I/F17を制御し、上記サーバ装置との間で、所定の通信プロトコルに従って種々のデータを送受信する。
また、ハンディターミナル10は、図示しないRTC(Real Time Clock)等の計時装置を具備し、CPU11は、この計時装置が計時する時刻情報に基づいて、現在日時(年月日及び時刻)を取得する。
次に、ハンディターミナル10の機能構成について説明する。図4に示すように、ハンディターミナル10のCPU11は、ROM12や記憶部16に記憶されたプログラムをRAM13に展開して実行することにより、第1読取部111と、第2読取部112と、第3読取部113と、表示制御部114と、投薬認証部115と、報知部116として機能する。
第1読取部111、第2読取部112、第3読取部113、は、スキャナ18によるコード読取処理を制御する。
第1読取部111は、患者が有し、その患者をユニークに識別するための患者識別情報(例えば、患者ID)が格納された患者識別用記憶媒体から、患者識別情報を読み取る。
患者識別用記憶媒体としては、例えば図1に示すように患者のリストバンド52のコードシンボル62を用いることができる。コードシンボル62には、そのコードシンボル62が印刷されたリストバンド52を所有する患者をユニークに識別するためのコード情報として、患者識別用コードが格納されている。患者識別用コードには、患者ID、患者氏名、血液型、性別等の患者情報が含まれている。第1読取部111は、スキャナ18で読み取られた患者識別用コードから各患者情報を読み取る。
第2読取部112は、医療従事者(例えば、看護師)が有し、その医療従事者をユニークに識別するための医療従事者識別情報(例えば、看護師ID)が格納された医療従事者識別用記憶媒体から、医療従事者識別情報を読み取る。尚、本実施形態では医療従事者として看護師を例に挙げて説明するが、医療従事者は医師など投薬権限のある者であれば特に限定されるものではない。
医療従事者識別用記憶媒体としては、例えば図1に示すように、看護師が勤務中に携帯するIDカード53に印刷されているコードシンボル63を用いることができる。コードシンボル63には、そのコードシンボル63が印刷されたIDカード53を所有する看護師をユニークに識別するためのコード情報として、看護師識別用コードが格納されている。看護師識別用コードには、看護師ID、看護師氏名等の看護師情報が含まれている。第2読取部112は、スキャナ18で読み取られた看護師識別用コードから各看護師情報を読み取る。
第3読取部113は、薬剤に付され、その薬剤の薬剤情報が格納された薬剤識別用記憶媒体から、薬剤情報と、その薬剤の投与対象である患者の患者識別情報(例えば、患者ID)と、その薬剤の投与を担当する医療従事者の医療従事者識別情報(例えば、看護師ID)とを読み取る。
薬剤識別用記憶媒体としては、例えば図1に示すように、薬剤のラベル51に印刷されているコードシンボル61を用いることができる。コードシンボル61には、上述したように、その薬剤の薬剤情報と、その薬剤の投与対象である患者の患者情報(例えば、患者ID)と、その薬剤の投与を担当する看護師の看護師情報(例えば、看護師ID)とを少なくとも含む薬剤識別用コードが格納されている。第3読取部113は、スキャナ18で読み取られた薬剤識別用コードから上記各情報を読み取る。
表示制御部114は、入力部15からの入力受付や、スキャナ18による情報読取処理に応じて表示器121への表示出力を制御する。一例として表示制御部114は、メニューキー132の投薬キー132aが選択された場合に、図3に示すように投薬モードの表示画面(投薬モード画面70)を表示器121に表示する。
また、表示制御部114は、第1読取部111が患者のリストバンド52のコードシンボル62から患者情報を読み取った場合に、患者ID、患者氏名等の患者情報を投薬モード画面70に表示する。また、表示制御部114は、第2読取部112が看護師のIDカード53のコードシンボル63から看護師情報を読み取った場合に、看護師IDや看護師の氏名等の看護師情報を投薬モード画面70に表示する。さらに、表示制御部114は、第3読取部113が薬剤のラベル51のコードシンボル61から薬剤情報を読み取った場合に、読み取った薬剤情報として、例えば薬剤名、投薬量、投薬日時等を投薬モード画面70に表示する。
投薬認証部115は、第1読取部111、第2読取部112、第3読取部113が読み取った情報に基づいて、投薬対象の患者と薬剤との組合わせが電子カルテDB31に登録されている適正な組合わせであるか、また、投薬を担当する看護師が看護計画DB21に登録されている適正な担当看護師であるかを判定する。このように、患者と、医療行為を行う担当看護師と、患者に投薬される薬剤の3点が適正である旨を判定(認証)することを、以下では投薬認証(所謂、3点確認)と称する。
より詳細には、投薬認証部115は、第1読取部111が読み取った患者IDと第3読取部113が読み取った患者IDとが一致し、且つ、第2読取部112が読み取った看護師IDと第3読取部113が読み取った看護師IDとが一致する場合に、投薬認証が成立したと判定する。また、投薬認証部115は、患者IDまたは看護師IDの少なくとも一方が一致しない場合には、投薬認証が不成立であると判定する。
報知部116は、投薬認証部115の判定結果に応じて、投薬認証の成立または不成立を、表示部14への表示出力や、スピーカ19による音声出力等によって報知する。
即ち、報知部116は、上述のように投薬認証が成立した場合に、投薬認証が成立した旨、或いは、薬剤と患者と看護師との組合わせが適正である旨を報知する。一例として報知部116は、スピーカ19に「ピピッ」という確認音を出力させるとともに、図5に示すように「投薬認証OK」等のメッセージ71を表示器121に表示させる。これにより、看護師または患者は投薬作業が適正に行われていることを容易に確認することができ、投薬作業の確実性を向上させることができる。
また、報知部116は、投薬認証が成立しなかった場合に、投薬認証が不成立である旨、或いは、薬剤と患者と看護師との組合わせが不適正である旨を報知する。一例として報知部116は、スピーカ19に「ピピピピピピ…」等の警告音を出力させるとともに、図6に示すように「投薬認証エラー」等のエラーメッセージ72を表示器121に表示させる。これにより看護師または患者が投薬作業のミスに気付くことができ、投薬作業の確実性を向上させることができる。
尚、報知部116が行う表示出力や音声出力は上述した例に限定されるものではなく、その他の音声出力や表示や報知方法によって投薬認証の正否を報知してもよい。
次に、ハンディターミナル10の動作例について説明する。図7は、ハンディターミナル10が実行する投薬認証処理の手順を説明するフローチャートである。
まず、表示制御部114は、投薬キー132a(図3参照)が選択されたか否かを判定する(ステップS1)。投薬キー132aが選択されない場合(ステップS1:No)はステップS1に戻り、入力待ちをする。投薬キー132aが選択された場合(ステップS1:Yes)には、表示制御部114は、投薬モード画面70(図3参照)を表示器121に表示する(ステップS2)。
次に、第1読取部111は、スキャナ18によって患者識別用コードが読み取られたか否かを判定する(ステップS3)。患者識別用コードが読み取られない場合(ステップS3:No)にはステップS5に移行する。患者識別用コードが読み取られた場合(ステップS3:Yes)には、表示制御部114は図3に示すように、患者識別用コードから読み取られた患者情報として患者IDや患者氏名を投薬モード画面70に表示する(ステップS4)。
次に、第2読取部112は、スキャナ18によって看護師識別用コードが読み取られたか否かを判定する(ステップS5)。看護師識別用コードが読み取られない場合(ステップS5:No)にはステップS7に移行する。看護師識別用コードが読み取られた場合(ステップS5:Yes)には、表示制御部114は図3に示すように、看護師識別用コードから読み取られた看護師情報として看護師IDや看護師氏名等を投薬モード画面70に表示する(ステップS6)。
次に、第3読取部113は、スキャナ18によって薬剤識別用コードが読み取られたか否かを判定する(ステップS7)。薬剤識別用コードが読み取られない場合(ステップS9:No)にはステップS3に移行する。薬剤識別用コードが読み取られた場合(ステップS7:Yes)には、表示制御部114は図3に示すように、薬剤識別用コードから読み取られた薬剤情報として、薬剤名や投薬量、投薬日時等の情報を投薬モード画面70に表示する(ステップS8)。
そして、投薬認証部115は、ステップS3で患者識別用コードから読み取られた患者IDと、ステップS7で薬剤識別用コードから読み取られた患者IDとが一致するか否かを判定する。また、投薬認証部115は、ステップS5で看護師識別用コードから読み取られた看護師IDと、ステップS7で薬剤識別用コードから読み取られた看護師IDとが一致するか否かを判定する(ステップS9)。
患者IDおよび看護師IDが夫々一致する場合(ステップS9:Yes)には、報知部116は、スピーカ19に「ピピッ」という確認音を出力させるとともに、図5に示すように「投薬認証OK」等のメッセージ71を表示器121に表示させる(ステップS10)。
一方、患者IDまたは看護師情報IDの少なくとも一方が一致しない場合(ステップS9:No)には、報知部116は、スピーカ19に「ピピピピピピ…」等の警告音を出力させるとともに、図6に示すように「投薬認証エラー」等のエラーメッセージ72を表示器121に表示させる(ステップS11)。
以上では本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述では、第1読取部111、第2読取部112、第3読取部113がコードシンボル61、62、63(図1参照)から情報を読み取る例について説明したが、各読取部が読み取り対象とする情報記憶媒体はコードシンボルに限定されるものではない。その他の例として、各読取部は、ICタグや磁気カード等の情報記憶媒体から各種情報を読み取る形態としてもよい。
なお、本実施形態のハンディターミナル10で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。本実施形態のハンディターミナル10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態のハンディターミナル10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のハンディターミナル10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、薬剤に付された記憶媒体から読み取られた患者識別情報と患者が有する記憶媒体から読み取られた患者識別情報とが一致し、且つ、薬剤に付された記憶媒体から読み取られた医療従事者識別情報と医療従事者が有する記憶媒体から読み取られた医療従事者識別情報とが一致した場合には、薬剤とその薬剤の投薬対象の患者と投薬担当の医療従事者との組合わせが適正である旨を報知する。従って、他のサーバへの問合せを行わずとも上記判定を行うことができるため、病院内の電波状態に影響されずに薬剤投与時の薬剤、患者、医療従事者の適否確認を行うことができる医療支援装置およびプログラムを提供することができる。
1…医療支援システム、2…看護支援サーバ、21…看護計画DB、3…電子カルテサーバ、31…電子カルテDB、10…ハンディターミナル、14…表示部、15…入力部、16…記憶部、18…スキャナ、19…スピーカ、102…左ユニット、102a…筐体、103…右ユニット、103a…筐体、104…ヒンジ、111…第1読取部、112…第2読取部、113…第3読取部、114…表示制御部、115…投薬認証部、116…報知部、121…表示器、122…タッチパネル、123…キーシート、123a…テンキー、123d…送信キー、123b…矢印キー、131…キーボード、132…メニューキー、132a…投薬キー、132e…エンターキー、141…マイク、51…ラベル、52…リストバンド、53…IDカード、61、62、63…コードシンボル、70…投薬モード画面、71…メッセージ、72…エラーメッセージ、4…ラベルプリンタ、44…表示部、45…入力部、46…プリンタ、411…薬剤情報取得部、412…患者情報取得部、413…看護師情報取得部、414…印刷制御部。
特開2005−62994号公報

Claims (6)

  1. 患者が有し、その患者を識別するための患者識別情報が格納された患者識別用記憶媒体から、前記患者識別情報を読み取る第1読取手段と、
    医療従事者が有し、その医療従事者を識別するための医療従事者識別情報が格納された医療従事者識別用記憶媒体から、前記医療従事者識別情報を読み取る第2読取手段と、
    薬剤に付され、その薬剤の薬剤情報が格納された薬物識別用記憶媒体から、前記薬剤情報と、その薬剤の投与対象である患者の前記患者識別情報と、その薬剤の投与を担当する医療従事者の前記医療従事者識別情報と、を読み取る第3読取手段と、
    前記第1読取手段が読み取った前記患者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記患者識別情報とが一致し、且つ、前記第2読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報とが一致した場合には、前記薬剤とその薬剤の投薬対象である患者と投薬担当の医療従事者との組合わせが適正である旨を報知する報知手段と、
    を備える医療支援装置。
  2. 前記報知手段は、前記第1読取手段が読み取った前記患者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記患者識別情報との一致、または、前記第2読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報との一致のうち少なくとも一方の一致が成立しない場合にはエラー報知をする、請求項1に記載の医療支援装置。
  3. 前記報知手段は音声出力により前記報知を行う、請求項1または2に記載の医療支援装置。
  4. 医療支援装置を制御するコンピュータを、
    患者が有し、その患者を識別するための患者識別情報が格納された患者識別用記憶媒体から、前記患者識別情報を読み取る第1読取手段と、
    医療従事者が有し、その医療従事者を識別するための医療従事者識別情報が格納された医療従事者識別用記憶媒体から、前記医療従事者識別情報を読み取る第2読取手段と、
    薬剤に付され、その薬剤の薬剤情報が格納された薬物識別用記憶媒体から、前記薬剤情報と、その薬剤の投与対象である患者の前記患者識別情報と、その薬剤の投与を担当する医療従事者の前記医療従事者識別情報と、を読み取る第3読取手段と、
    前記第1読取手段が読み取った前記患者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記患者識別情報とが一致し、且つ、前記第2読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報とが一致した場合には、前記薬剤とその薬剤の投薬対象である患者と投薬担当の医療従事者との組合わせが適正である旨を報知する報知手段と、
    として機能させるためのプログラム。
  5. 前記報知手段は、前記第1読取手段が読み取った前記患者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記患者識別情報との一致、または、前記第2読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報と前記第3読取手段が読み取った前記医療従事者識別情報との一致のうち少なくとも一方の一致が成立しない場合にはエラー報知をする、請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記報知手段は音声出力により前記報知を行う、請求項4または5に記載のプログラム。
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