JP2013141701A - 基板製造方法、および改質層形成装置 - Google Patents

基板製造方法、および改質層形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の基板製造方法においては、より高い製造効率を得るためには不都合がある。
【解決手段】被加工物10の表面に平行な分離予定面30に改質層20を形成し、改質層20を境界として被加工物10から基板を分離する基板製造方法であって、集光レンズ60aの光軸50aが分離予定面30に含まれるように集光レンズ60aを配置し、集光レンズ60aにレーザー光40aを入射させ、集光レンズ60aを透過したレーザー光40aを被加工物10の表面に入射させることによって、分離予定面30に改質部20aを形成する改質部形成ステップと、被加工物10と集光レンズ60aとの相対的な位置関係を変化させながら改質部形成ステップを繰り返すことによって、複数の改質部20aから構成される改質層20を形成する改質層形成ステップと、改質層20を境界として被加工物10から基板を分離する基板分離ステップと、を備えた基板製造方法である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば、レーザー光エネルギーの多光子吸収にともなう非線形吸収効果を利用して固着力の弱い改質層を形成し被加工物の一部を剥離する、基板製造方法、および改質層形成装置に関する。
たとえば、シリコン(Si)またはガリウム砒素(GaAs)などの結晶からなる円柱状または角柱状の柱状インゴットである被加工物から半導体デバイスの製造に用いられる基板を製造することができる。
被加工物から基板を分離する方法として、ワイヤーソーまたはダイヤモンドブレードソーを使って被加工物を物理的に切削加工する方法が、知られている。
現在では、ダイヤモンドブレードソーを使ってウエハーを1枚ずつ切断する方法は時間がかかるので、複数のワイヤーソーを使って同時に複数のウエハーを切断する方法が主流になっている。
しかしながら、このような被加工物を物理的に切削加工する方法においては、厚さが100μm以下である薄いウエハーを得ることがそもそも困難である。
また、当該方法においては、切り屑として粉末化してしまう無駄な切代が多くなりやすい。
これに対し、被加工物から基板を分離する別の方法として、レーザー光エネルギーの多光子吸収にともなう非線形吸収効果を利用して固着力の弱い改質層を形成し被加工物の一部を剥離する方法が、知られている。
そこで、図7および8を主として参照しながら、そのような従来の基板製造方法について具体的に説明する(たとえば、特許文献1参照)。
なお、図7は、従来の基板製造方法の、改質層120の形成を説明するための模式的な斜視図である。
また、図8は、従来の基板製造方法の、改質層120の形成を説明するための模式的な部分断面図である。
まず、被加工物110の側表面に垂直な方向からのレーザー光141が、胴巻き状の切り欠き110aが形成されるように、被加工物110の側表面に照射される。
つぎに、被加工物110の上表面に垂直な方向からのレーザー光140が、集光レンズ160を通過したレーザー光140の集光点が切り欠き110aによって決定される分離予定面130に合わせられ、改質層120が切り欠き110aから被加工物110の内部に向かって延在する平面状の加工領域として形成されるように、被加工物110の上表面に照射される。
かくして、改質層120より上表面側にある被加工物110の一部を剥離して薄いウエハーを得ることができる。
特開2006−245498公報
しかしながら、上述された従来の基板製造方法においては、より高い製造効率を得るためには不都合があることが判明した。
より具体的に説明すると、改質層120はラグビーボールのようなほぼ回転楕円体状の多数の改質部で構成される。
そのような改質部120aは、レーザー光140のエネルギーの多光子吸収にともなう多結晶化によって生成されるので、矢印X1で示される方向に長く伸びる。すなわち、上記の回転楕円体の長軸の方向は矢印X1で示される方向であり、回転楕円体の短軸の方向は矢印X1で示される方向に垂直な方向である。
ここに、矢印X1で示される方向は、レーザー光140が集光レンズに入射される方向であるが、被加工物110の上表面に垂直な方向であり、集光レンズ160の光軸150の方向と実質的に一致する。
レーザー光140は、改質層120が被加工物110の上表面に平行な平面内に延在するように、パルスレーザーを走査することによって照射される。
そして、レーザー光140を照射する走査方向の加工ピッチp1は、改質部120aの走査方向についての径に若干のスペースが加えられた大きさを持っている。
このため、当該走査方向が上記の回転楕円体の短軸の方向であるので、加工ピッチp1を十分に広げることが困難であった。
さらに、被加工物110の上表面に垂直な方向が回転楕円体の長軸の方向であるので、基板を分離するための切代が大きくなる恐れがあった。
なお、レーザー光140を利用せずにレーザー光141のみを利用することによって改質層120を形成するとすると、結晶中での伝達距離が長くなって被加工物110の中心部付近でのレーザー透過率が低下するので、大きい径を持った被加工物から大きい面積を持った基板を製造することは困難である。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、より高い製造効率を得ることが可能な、基板製造方法、および改質層形成装置を提供することを目的とする。
第1の本発明は、被加工物の表面に平行な分離予定面に改質層を形成し、前記改質層を境界として前記被加工物から基板を分離する基板製造方法であって、
集光レンズの光軸が前記分離予定面に含まれるように前記集光レンズを配置し、前記集光レンズにレーザー光を入射させ、前記集光レンズを透過した前記レーザー光を前記被加工物の前記表面に入射させることによって、前記分離予定面に改質部を形成する改質部形成ステップと、
前記被加工物と前記集光レンズとの相対的な位置関係を変化させながら前記改質部形成ステップを繰り返すことによって、複数の前記改質部から構成される前記改質層を形成する改質層形成ステップと、
前記改質層を境界として前記被加工物から前記基板を分離する基板分離ステップと、
を備えた基板製造方法である。
第2の本発明は、前記改質部形成ステップおよび前記改質層形成ステップにおいて、複数本のレーザービームを利用する多分岐同時レーザー加工を行う、第1の本発明の基板製造方法である。
第3の本発明は、前記集光レンズは、配置されたときに前記被加工物と物理的に干渉すべき部分を凸レンズから除去することによって得られるレンズである、第1の本発明の基板製造方法である。
第4の本発明は、前記集光レンズは、前記光軸に平行な平面状のレンズ切断面で前記凸レンズを切断し、前記光軸を含む部分を前記凸レンズから除去することによって得られるレンズである、第3の本発明の基板製造方法である。
第5の本発明は、前記改質部形成ステップおよび前記改質層形成ステップにおいて、前記レンズ切断面が前記被加工物の前記表面に近接するように前記集光レンズを配置し、前記集光レンズの入射面の形状に整形された前記レーザー光を前記光軸に平行に前記集光レンズに入射させる、第4の本発明の基板製造方法である。
第6の本発明は、前記改質層形成ステップにおいて、前記集光レンズに前記レーザー光を入射させる方向に関して、前記集光レンズと前記改質部とが互いに遠ざかるように、前記被加工物と前記集光レンズとの相対的な位置関係を変化させる、第1の本発明の基板製造方法である。
第7の本発明は、前記被加工物はシリコンインゴットである、第1の本発明の基板製造方法である。
第8の本発明は、被加工物の表面に平行な分離予定面に改質層を形成する改質層形成装置であって、
レーザー光を出射するレーザー光源と、
光軸が前記分離予定面に含まれるように配置され、前記レーザー光を前記被加工物の前記表面に入射させることによって、前記分離予定面に改質部を形成する集光レンズと、
前記被加工物と前記集光レンズとの相対的な位置関係を変化させる位置関係変化ユニットと、
を備え、
複数の前記改質部から構成される前記改質層は、前記被加工物と前記集光レンズとの相対的な位置関係が変化させられることによって形成される改質層形成装置である。
本発明により、より高い製造効率を得ることが可能な、基板製造方法、および改質層形成装置を提供することができる。
(A)本発明における実施の形態の基板製造方法の、改質層の形成を説明するための模式的な部分平面図、(B)本発明における実施の形態の基板製造方法の、改質層の形成を説明するための模式的な部分断面図、(C)本発明における実施の形態の基板製造方法の、改質層の形成を説明するための模式的な部分右側面図 本発明における実施の形態の基板製造方法の、改質層の形成を説明するための模式的な部分拡大平面図 (A)本発明における比較例の基板製造方法の、改質層の形成を説明するための模式的な部分断面図、(B)本発明における比較例の基板製造方法の、改質層の形成を説明するための模式的な部分右側面図 本発明における実施の形態の基板製造方法の、多分岐同時レーザー加工を説明するための模式的な部分平面図 本発明における実施の形態の基板製造方法の、被加工物と集光レンズとの相対的な位置関係の変化を説明するための模式的な部分断面図 本発明における実施の形態の改質層形成装置の模式的な部分断面図 従来の基板製造方法の、改質層の形成を説明するための模式的な斜視図 従来の基板製造方法の、改質層の形成を説明するための模式的な部分断面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
はじめに、図1(A)〜(C)を主として参照しながら、本実施の形態の基板製造方法について説明する。
なお、図1(A)は本発明における実施の形態の基板製造方法の、改質層20の形成を説明するための模式的な部分平面図であり、図1(B)は本発明における実施の形態の基板製造方法の、改質層20の形成を説明するための模式的な部分A−A断面図であり、図1(C)は本発明における実施の形態の基板製造方法の、改質層20の形成を説明するための模式的な部分右側面図である。
本実施の形態の基板製造方法は、被加工物10の表面に平行な分離予定面30に改質層20を形成し、改質層20を境界として被加工物10から基板を分離する基板製造方法であって、改質部形成ステップと、改質層形成ステップと、基板分離ステップと、を備えている。
改質部形成ステップにおいて、集光レンズ60aの光軸50aが分離予定面30に含まれるように集光レンズ60aを配置し、集光レンズ60aにレーザー光40aを入射させ、集光レンズ60aを透過したレーザー光40aを被加工物10の表面に入射させることによって、分離予定面30に改質部20aを形成する。
改質層形成ステップにおいて、被加工物10と集光レンズ60aとの相対的な位置関係を変化させながら改質部形成ステップを繰り返すことによって、複数の改質部20aから構成される改質層20を形成する。
基板分離ステップにおいて、改質層20を境界として被加工物10から基板を分離する。
なお、集光レンズ60aは、配置されたときに被加工物10と物理的に干渉すべき部分を凸レンズから除去することによって得られるレンズである。
より具体的には、集光レンズ60aは、光軸50aに平行な平面状のレンズ切断面で凸レンズを切断し、光軸50aを含む部分を凸レンズから除去することによって得られるレンズである。
また、改質部形成ステップおよび改質層形成ステップにおいて、レンズ切断面が被加工物10の表面に近接するように集光レンズ60aを配置し、集光レンズ60aの入射面の形状に整形されたレーザー光40aを光軸50aに平行に集光レンズ60aに入射させる。
また、被加工物10はシリコンインゴットである。
つぎに、本実施の形態の基板製造方法についてより具体的に説明する。
柱状インゴットなどの被加工物10からの基板の分離は、被加工物10の内部の分離予定面30の近傍に形成された改質層20を境界として行われる。
改質層20は、ラグビーボールのようなほぼ回転楕円体状の多数の改質部で構成される。
そのような改質部20aは、レーザー光40aのエネルギーの多光子吸収にともなう多結晶化によって生成されるので、矢印Xaで示される方向に長く伸びる。すなわち、上記の回転楕円体の長軸の方向は矢印Xaで示される方向であり、回転楕円体の短軸の方向は矢印Xaで示される方向に垂直な方向である。
ここに、矢印Xaで示される方向は、レーザー光40aが集光レンズ60aに入射される方向であるが、被加工物110の上表面に平行な方向であり、集光レンズ60aの光軸50aの方向と実質的に一致する。
レーザー光40aは被加工物10の上表面に対して斜めに入射されるが、光軸50aは被加工物10の上表面に平行な分離予定面30内に配置されるので、レーザー光40aは被加工物10の上表面に対しての入射角度が小さい多くの成分を持っている。
したがって、レーザー光がつぎに説明されるように被加工物10の上表面に対して単純に斜めに入射される場合(図3参照)と比較して、改質部20aが被加工物10の上表面に平行な上記の回転楕円体の長軸の方向にかなり長く伸びる。
レーザー光40aは、改質層20が被加工物10の上表面に平行な平面内に延在するように、パルスレーザーを走査することによって照射される。
そして、レーザー光40aを照射する走査方向の加工ピッチpaは、改質部20aの走査方向についての径に若干のスペースが加えられた大きさを持っている。
このため、当該走査方向が上記の回転楕円体の長軸の方向であるので、加工ピッチpaを十分に広げることができる。
さらに、被加工物10の上表面に垂直な方向が回転楕円体の短軸の方向であるので、基板を分離するための切代が大きくなる恐れがかなり少ない。
つぎに、本実施の形態の基板製造方法についてさらにより具体的に説明する。
集光レンズ60aは、半径rの円板状の底面を持っている丸い凸レンズを、当該底面の中心に向かっての外周側の最外点からの高さhの光軸50aに平行な平面状のレンズ切断面で切断することによって得られる。
ここに、高さhは半径rよりも大きいので、レンズ切断面は光軸50aを越えた位置にあり、光軸50aを含む部分(点線で図示されている)が除去される。
すなわち、集光レンズ60aは、光軸50aが被加工物10の内部の分離予定面30内に配置されるように、被加工物10と物理的に干渉する部分が除去されたカットレンズとしてのレンズ片である。
集光レンズ60aは、レンズ切断面が被加工物10の上表面に平行であるように、被加工物10に近接して配置される。
レーザー光40aは、集光レンズ60aの入射開口に応じて整形されたレーザー平行光として集光レンズ60aに入射される。
もちろん、整形される前のレーザー光40aはレーザー光140と同等であるので、両者のエネルギーはレーザー光40aを整形する際に発生する微小なロスを無視すれば変わらない。
被加工物10がシリコンの単結晶からなるシリコンブロック、すなわちシリコンインゴットであるならば、レーザー光40aの波長はレーザー光40aがシリコンに対して透過性を持っているように選択される。
シリコンの屈折率は空気のそれよりも高いので、被加工物10の上表面に対して斜めに入射されたレーザー光40aは屈折して被加工物10に進入する。
そして、レーザー光40aは、被加工物10内部の分離予定面30内に焦点を結ぶように集光レンズ60aによって集光される。
レーザー光40aのエネルギーは、分離予定面30内の集光点付近において時間的および空間的に圧縮される。
そのため、集光点付近においては、局所的に非常に高いエネルギー密度状態を持った光軸50aに沿って伸びる領域が形成され、局所的に非常に高い吸収特性がレーザー光40aのエネルギーの多光子吸収にともなう非線形吸収効果により得られる。
集光点付近においては、シリコンの結晶格子が乱され、多結晶化が高密度転位により発生するので、ほぼ回転楕円体状の多数の改質部で構成される改質層20が形成される。
そのような改質部20aに関しては、シリコンの体積が局所的に膨張するので、水平クラックが回転楕円体の長軸の方向についての両端に発生する。
したがって、被加工物10の側表面から被加工物10の内部に向かって延在する平面状の加工領域として形成される改質層20においては、水平クラックが順次に発生させられ、割断の起点が形成される。
かくして、固着力の弱い改質層20より上表面側にある被加工物10の一部を外部応力または熱応力による割断によって剥離してウエハーを得ることができる。
本実施の形態によれば、厚さがほぼ100μmである薄いウエハーを得ることができる。
たとえば、集光レンズ60aは、半径rが5mmである円板状の底面を持っている丸い凸レンズを、当該底面の中心に向かっての外周側の最外点からの高さhが5.5mmである光軸50aに平行な平面状のレンズ切断面で切断することによって得られればよい。
このとき、集光レンズ60aの高さHは4.5mmであり、レンズ切断面と被加工物10の上表面との間の空隙gは0.4mmであり、改質層20の深さdは切代が無視されたウエハーの厚さとほぼ等しい100μmである(図面においては、容易な理解のために、図示されている寸法の比率が実際のそれとは異なっている)。
さらに、たとえば、本発明における実施の形態の基板製造方法の、改質層20の形成を説明するための模式的な部分拡大平面図である図2に示されているように、改質層20は長軸の方向の径δaが30μmであり短軸の方向の径δbが5μmであるほぼ回転楕円体状の多数の改質部で構成されており、長軸の方向の加工ピッチpaが50μmであり、短軸の方向の加工ピッチpbが10μmであればよい。
このとき、長軸の方向の隣接する改質部同士のスペースσa(=pa−δa)は20μmであり、短軸の方向の隣接する改質部同士のスペースσb(=pb−δb)は5μmである。
もちろん、隣接する改質部同士のスペースがより小さいほど、割断による剥離をより容易に行うことができる。
しかしながら、このようなスペースは、必ずしもゼロでなければならないということはない。
これは、上記の大きさ程度のスペースがあっても、剥離は容易に行うことができ、何らの問題なく加工ピッチを十分に広げることができるからである。
すなわち、本実施の形態においては、前述されたように、改質部20aが長軸の方向にかなり長く伸びる。
したがって、径δaは十分に大きく、加工ピッチpaが広げられても、スペースσaはあまり大きくならないから、剥離は容易に行うことができる。
いうまでもないが、改質層20が形成される分離予定面30は二次元的に広がっているので、ある一方向についての加工がその一方向に垂直な方向について移動しながら交互に繰り返される。
たとえば、分離予定面30は、矢印Xaで示される方向と、矢印Xaで示される方向に垂直な矢印Xbで示される方向と、に広がっている。
そして、複数の矢印Yで示されるように、分離予定面30においては、一列の加工が矢印Xbで示される方向に被加工物10の一方の端から他方の端まで行われ、矢印Xaで示される方向とは反対の方向にずれたつぎの一列の加工が矢印Xbで示される方向とは反対の方向に被加工物10の他方の端から一方の端まで行われ、このような加工は繰り返される。
ところで、本発明における比較例の基板製造方法の、改質層220の形成を説明するための模式的な部分A−A断面図である図3(A)、および本発明における比較例の基板製造方法の、改質層220の形成を説明するための模式的な部分右側面図である図3(B)に示されているように、レーザー光240が集光レンズ260に入射される方向である、集光レンズ260の光軸250の方向と実質的に一致する矢印X2で示される方向が単純に被加工物210の上表面に対して斜めに傾けられた角度であるとすると、改質部220aはただ矢印X2で示される方向に長く伸びるだけである。
これは、局所的に非常に高いエネルギー密度状態を持った領域は、光軸250に沿って伸びるからである。
したがって、被加工物210からの基板の分離が分離予定面230の近傍に形成された改質層220を境界として行われるとすると、加工ピッチp2を十分に広げることはできず、基板を分離するための切代が大きくなる恐れも残ってしまう。
なお、本発明における実施の形態の基板製造方法の、多分岐同時レーザー加工を説明するための模式的な部分平面図である図4に示されているように、改質部形成ステップおよび改質層形成ステップにおいて、複数本のレーザービームを利用する多分岐同時レーザー加工を行うことが望ましい。
矢印Xで示される方向から入射されたレーザー光40は、それぞれ、ハーフミラー80a、80b、…、80nによって分岐され、矢印Xaで示される方向に反射され、集光レンズ60a、60b、…、60nに入射される。
光軸50、50a、50b、…、50nは、それぞれレーザー光40、40a、40b、…、40nの光軸である。
光軸50の方向は矢印Xで示される方向であり、光軸50a、50b、…、50nの方向は矢印Xaで示される方向である。
レーザー光40a、40b、…、40nは、それぞれ、集光レンズ60a、60b、…、60nの手前に挿入された回折光学素子70a、70b、…、70nによってさらに分岐されてもよい。
一本のレーザービームを利用する連続的なレーザー加工が行われてももちろんよいが、複数本のレーザービームを利用する多分岐同時レーザー加工が行われれば、ある一方向についての加工が一度に行われるので、加工のバラツキがより小さくなり、加工時間が短縮され、加工コストが低減され、品質の均一性が向上される。
多分岐の程度を増やせば、その一方向についての加工が同時により多く行われるので、上記の効果はより顕著である。
たとえば、レーザー光40のパルス周波数が1kHzであり、矢印Xaで示される一方向についての加工ピッチpaが0.1mmであるならば、当該方向についての走査速度は100mm/秒である。
太陽電池などの用途に一般的に用いられる上表面が一辺の長さ160mmの四角形の形状を持った被加工物10に関しては、当該方向についての走査は1.6秒で完了される。
このような場合において、ピコ秒クラスのパルス幅が短いレーザー光が利用されるならば、10μJ程度の加工エネルギーが必要であるので、加工ピッチpaが8μmであるとすれば、分岐数は20000であり、必要な平均出力は200Wである。
間引きが可能であり、加工ピッチpaが80μmであるとすれば、分岐数は2000であり、必要な平均出力は20Wである。
また、本発明における実施の形態の基板製造方法の、被加工物10と集光レンズ60aとの相対的な位置関係の変化を説明するための模式的な部分断面図である図5に示されているように、改質層形成ステップにおいて、集光レンズ60aにレーザー光40aを入射させる方向に関して、集光レンズ60aと改質部20aとが互いに遠ざかるように、被加工物10と集光レンズ60aとの相対的な位置関係を変化させることが望ましい。
これは、加工が矢印Xaで示される方向とは反対の方向である後退方向に行われる場合においては、レーザー光40aは改質部が以前に形成される時にレーザー光40aが通過した、温度が上昇している可能性がある部分10aを通過しないからである。
もしも集光レンズ60aにレーザー光40aを入射させる方向に関して、集光レンズ60aと改質部20aとが互いに近づくように、被加工物10と集光レンズ60aとの相対的な位置関係を変化させるならば、集光されるレーザー光40aの特性が変化する恐れがある。
これは、加工が矢印Xaで示される方向である前進方向に行われるそのような場合においては、レーザー光40aは改質部が以前に形成される時にレーザー光40aが通過した部分を通過し、そのような部分においては従って温度がかなり上昇している可能性があるからである。
もちろん、このような温度が上昇する可能性は、矢印Xaで示される方向に垂直な矢印Xbで示される方向についてはほとんどなく、何らの問題なく上述の多分岐同時レーザー加工を行うことができる。
また、本発明における実施の形態の改質層形成装置の模式的な部分断面図である図6に示されているような、被加工物10の表面に平行な分離予定面30に改質層20を形成する改質層形成装置は、本発明に含まれる。
このような改質層形成装置は、レーザー光源91と、集光レンズ60aと、位置関係変化ユニット92と、を備えている。
レーザー光源91は、レーザー光40aを出射する手段である。
集光レンズ60aは、光軸50aが分離予定面30に含まれるように配置され、レーザー光40aを被加工物10の表面に入射させることによって、分離予定面30に改質部20aを形成する手段である。
位置関係変化ユニット92は、被加工物10と集光レンズ60aとの相対的な位置関係を変化させる手段である。
複数の改質部20aから構成される改質層20は、被加工物10と集光レンズ60aとの相対的な位置関係が変化させられることによって形成される。
したがって、本発明によれば、加工時間を短縮し加工コストを低減すると同時に、安定して安価にデバイスを製造することが可能となる。
本発明における基板製造方法、および改質層形成装置は、より高い製造効率を得ることが可能であり、たとえば、レーザー光エネルギーの多光子吸収にともなう非線形吸収効果を利用して固着力の弱い改質層を形成し被加工物の一部を剥離するために有用である。
10 被加工物
20 改質層
20a 改質部
30 分離予定面
40a レーザー光
50a 光軸
60a 集光レンズ

Claims (8)

  1. 被加工物の表面に平行な分離予定面に改質層を形成し、前記改質層を境界として前記被加工物から基板を分離する基板製造方法であって、
    集光レンズの光軸が前記分離予定面に含まれるように前記集光レンズを配置し、前記集光レンズにレーザー光を入射させ、前記集光レンズを透過した前記レーザー光を前記被加工物の前記表面に入射させることによって、前記分離予定面に改質部を形成する改質部形成ステップと、
    前記被加工物と前記集光レンズとの相対的な位置関係を変化させながら前記改質部形成ステップを繰り返すことによって、複数の前記改質部から構成される前記改質層を形成する改質層形成ステップと、
    前記改質層を境界として前記被加工物から前記基板を分離する基板分離ステップと、
    を備えた基板製造方法。
  2. 前記改質部形成ステップおよび前記改質層形成ステップにおいて、複数本のレーザービームを利用する多分岐同時レーザー加工を行う、請求項1記載の基板製造方法。
  3. 前記集光レンズは、配置されたときに前記被加工物と物理的に干渉すべき部分を凸レンズから除去することによって得られるレンズである、請求項1記載の基板製造方法。
  4. 前記集光レンズは、前記光軸に平行な平面状のレンズ切断面で前記凸レンズを切断し、前記光軸を含む部分を前記凸レンズから除去することによって得られるレンズである、請求項3記載の基板製造方法。
  5. 前記改質部形成ステップおよび前記改質層形成ステップにおいて、前記レンズ切断面が前記被加工物の前記表面に近接するように前記集光レンズを配置し、前記集光レンズの入射面の形状に整形された前記レーザー光を前記光軸に平行に前記集光レンズに入射させる、請求項4記載の基板製造方法。
  6. 前記改質層形成ステップにおいて、前記集光レンズに前記レーザー光を入射させる方向に関して、前記集光レンズと前記改質部とが互いに遠ざかるように、前記被加工物と前記集光レンズとの相対的な位置関係を変化させる、請求項1記載の基板製造方法。
  7. 前記被加工物はシリコンインゴットである、請求項1記載の基板製造方法。
  8. 被加工物の表面に平行な分離予定面に改質層を形成する改質層形成装置であって、
    レーザー光を出射するレーザー光源と、
    光軸が前記分離予定面に含まれるように配置され、前記レーザー光を前記被加工物の前記表面に入射させることによって、前記分離予定面に改質部を形成する集光レンズと、
    前記被加工物と前記集光レンズとの相対的な位置関係を変化させる位置関係変化ユニットと、
    を備え、
    複数の前記改質部から構成される前記改質層は、前記被加工物と前記集光レンズとの相対的な位置関係が変化させられることによって形成される改質層形成装置。
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