JP2013139239A - 車両補強構造 - Google Patents

車両補強構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013139239A
JP2013139239A JP2012001213A JP2012001213A JP2013139239A JP 2013139239 A JP2013139239 A JP 2013139239A JP 2012001213 A JP2012001213 A JP 2012001213A JP 2012001213 A JP2012001213 A JP 2012001213A JP 2013139239 A JP2013139239 A JP 2013139239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
roof
reinforcing
reinforcing member
welded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012001213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6056143B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Nakaaki
和義 中明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2012001213A priority Critical patent/JP6056143B2/ja
Priority to DE201210223607 priority patent/DE102012223607A1/de
Priority to CN201210581750.3A priority patent/CN103192884B/zh
Priority to US13/734,767 priority patent/US8651566B2/en
Publication of JP2013139239A publication Critical patent/JP2013139239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056143B2 publication Critical patent/JP6056143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/06Fixed roofs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】簡潔な構成でサイドボディとルーフとの境界付近の剛性向上を図ることが可能な車両補強構造を提供する。
【解決手段】車両補強構造100は、ルーフ部材と、上部にルーフ部材に沿って伸びる延長部114を有するピラー部材108と、延長部114とルーフ部材とにまたがって接合される補強部材112とを備える。補強部材112は、車両前後方向へ伸び延長部114に溶接される第1溶接部W1と、車幅方向へ伸びてルーフ部材の前縁に溶接される第2溶接部W2とを有す。第1溶接部W1と第2溶接部W2は、互いの両端を直線で結んだ仮想領域L1が補強部材112の領域内にほぼ納まるよう設けられる。補強部材112はさらに、第1溶接部W1の車内側であって第2溶接部W2の後方にピラー部材108およびルーフ部材に接合していない開放領域S1を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の側壁と天井との境界付近を補強する車両補強構造に関するものである。
車両のサイドボディやルーフなどの基礎構造は、剛性を確保するために複数のパネル部材を重ね合わせて構成されている。このような基礎構造のうち、サイドボディとルーフの境界付近は、車両が不測の衝撃を受けた際に荷重が集中しやすいことが知られている。特に、サイドボディはルーフを支える必要があるため剛性が高く設定されていることが多く、前述の荷重が集中した場合にはサイドボディよりもルーフに変形が生じやすいことが、例えば北米の法規(FMVSS216a)におけるルーフクラッシュテストを通じて確認され、懸念されている。
例えば特許文献1に記載の車両上側部構造では、ガセットと呼ばれる補強部材をサイドボディのピラーとルーフとにまたがせて取り付けている。詳しくは、車両の車幅方向の断面において、ガセットはピラーとルーフとの間の角を埋めるように斜めに取り付けられている。特許文献1ではこの構成によって、特に側突時においてピラーが車内側へ入り込むことを防いでいる。
特開2010−221825号公報
現在、車両のさらなるコンパクト化が要請されていて、上記のようなサイドボディ等およびそれらを補強する構造においても簡潔な構成が望まれている。その点、上記特許文献1のガセットは、ピラーとルーフとの間において車内側に張り出ている。このような構成は、室内空間を狭めることにもつながるため、改善の余地がある。
本発明は、このような課題に鑑み、簡潔な構成でサイドボディとルーフとの境界付近の剛性向上を図ることが可能な車両補強構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両補強構造の代表的な構成は、車両のサイドボディとルーフとの境界付近を補強する車両補強構造であって、板金から形成されルーフを構成するルーフ部材と、板金から形成されサイドボディのうちピラーを構成するピラー部材であって、上下方向へ伸びた上部にルーフ部材の側縁に沿って伸びる延長部を有するピラー部材と、延長部とルーフ部材とにまたがって接合される補強部材とを備え、補強部材は、車両前後方向へ伸びるよう設けられ延長部に溶接される第1溶接部と、車幅方向へ伸びるよう補強部材の前側もしくは後側に設けられルーフ部材に溶接される第2溶接部とを有し、第1溶接部と第2溶接部の両端同士を直線で結んだ仮想的な領域は補強部材の領域内にほぼ納まり、補強部材はさらに、第1溶接部の車内側であって車両前後方向における第2溶接部の反対側にピラー部材およびルーフ部材のどちらとも接合していない開放領域を有することを特徴とする。
通常、ピラー部材はルーフ部材よりも厚みがあって剛性が高いため、このピラー部材に上記延長部を設けてルーフ部材に沿わせそこで両者を接合させている。しかし、ピラー部材は厚みがあるために重くもなりやすく、延長部を広く設けると車両重量の増大を招いてしまう。そこで上記構成では、補強部材を備えていて、この補強部材を利用することで延長部を増大させることなく、高い剛性でピラー部材とルーフ部材とを接合させている。
上記の補強部材は、互いに別方向に伸びるよう設けられた第1溶接部および第2溶接部によってピラー部材とルーフ部材とをつないでいる。特に、これら各溶接部の車内側や車両前後方向の一方側には開放領域が設けられている。この構成によって、例えば第2溶接部が補強部材の前側に設けられていた場合、ピラー部材から車内方向へと荷重が加わる際、第1溶接部から加わった荷重はそのまま車内方向へ直進してルーフ部材に加えられるわけではなく、まず斜め車両前方に存在する第2溶接部へ向かって伝わる。すなわち補強部材へは、曲げ剛性を高く発揮できる斜め方向へ荷重が加えられる。
さらに上記構成では、補強部材に加えられた斜め車両前方へ向かう荷重に対して、第2溶接部材は車幅方向に伸びている。すなわち、第2溶接部にも荷重は斜めに加えられる。これらのように、第1・第2溶接部が、車幅方向において並んでおらず、また互いに異なる方向へ伸びていることで、第1・第2溶接部および補強部材自体への局所的な応力集中を防いで破損を防止している。
以上のように、上記補強部材によって高い剛性をもって荷重を吸収することができるため、車両が衝撃を受けた際に各部材の破損を防ぐことができる。特に、ピラー部材よりも剛性の低くなりがちなルーフ部材の変形を好適に防ぐことが可能になる。
当該車両補強構造はさらに、補強部材の領域内に段差部を備え、段差部では、車幅方向および車両前後方向のいずれにも、補強部材と延長部またはルーフ部材とが共に屈曲しているとよい。この構成により、各部材を組み付ける際の位置決めが簡単になり、作業労力を減らすことができる。
上記の第1溶接部は、段差部のうち補強部材と延長部とが車幅方向で互いに面接触している個所に設けられるとよい。これにより、車幅方向の荷重が発生した場合に第1溶接部に応力集中が起こることを防止し、第1溶接部の破損を防止できる。
上記のルーフ部材は、それぞれ板金で形成された車外側のルーフアウタとルーフアウタの車内側に車幅方向へ伸びるよう設置されるルーフメンバとを含み、第2溶接部は、ルーフアウタとルーフメンバとが接している2重接触領域に設けられるとよい。このように、ルーフ部材のなかでも特に剛性の高い2重接触領域に第2溶接部を設けることで、補強部材を介して伝わる荷重を好適に吸収して破損の発生を防ぐことができる。
以上のように、簡潔な構成でサイドボディとルーフとの境界付近の剛性向上を図ることが可能な車両補強構造を提供することが可能である。
本実施形態にかかる車両補強構造を示した図である。 図1(b)の車両補強構造を上方から見て示した図である。 当該車両補強構造を各方向から示した図である。 図3(b)の各断面図である。 図3(b)の矢視F図である。 補強部材の各変形例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかる車両補強構造100を示した図である。図1(a)では、車両補強構造100を実施した車両102の基礎構造を概略的に示している。
図1(a)に示す車両102において、本実施形態にかかる車両補強構造100は、サイドボディ104とルーフ105との車両前側における境界付近を補強している。特に本実施形態では、車両補強構造100は、サイドボディ104のうちフロントピラー部材108と、ルーフ105を構成しているルーフ部材106との境界付近の前側(A部付近)において剛性の向上を図っている。
図1(b)は、図1(a)のA部拡大図である。図1(b)に示している各部材は、それぞれ板金から形成されているパネル部材である。まず、フロントピラー部材108は、車外側のサイドボディアウタ108aと、車内側のピラーインナ108bとの2つのパネル部材を含んで構成されている。また、ルーフ部材106においても、車外側のルーフアウタ106aと、ルーフアウタ106aの前側かつ車内側にて車幅方向へ伸びるよう設置されているルーフフロントメンバ106bとの2つのパネル部材を含んで構成されている。
一般的に、フロントピラー部材108はルーフ部材106を支える必要があるため、ルーフ部材106よりも厚みがあって剛性が高い。そこで、従来は、フロントピラー部材に、ルーフ部材に沿った延長部を広く設け、この延長部で両者を接合していた。しかし、本実施形態では、補強部112を利用して両者を接合していて、これによって後述する延長部114はその領域が省略されて簡潔な構成となっている。
補強部材112は、フロントピラー部材108とルーフ部材106とにまたがって接合され、これらを補強する部材である。本実施形態では、補強部材112は、下方のピラーインナ108bと、上方のルーフフロントメンバ106bとの間に設置される。特に、補強部材112は、ピラーインナ108bの延長部114に設置される。この延長部114は、車両上下方向に伸びたピラーインナ108bのうち、その上部においてルーフフロントメンバ106bの側縁に沿って車幅方向に伸びている部位である。
図2は、図1(b)の車両補強構造100を上方から見て示した図である。このうち図2(a)は、フロントピラー部材108と補強部材112のみを示している。図2(a)に示すように、補強部材112には、延長部114に溶接される第1溶接部W1が設けられている。第1溶接部W1は、車幅方向の車外側において、車両前後方向へ伸びるよう設けられている。
図2(b)は、図2(a)の車両補強構造100にルーフフロントメンバ106bを加えた図である。図2(b)に示すように、補強部材112には、ルーフフロントメンバ106bの前縁に溶接される第2溶接部W2が設けられている。第2溶接部W2は、車両前後方向の前側において、車幅方向へ伸びるよう設けられている。
上記説明したように、第1溶接部W1と第2溶接部W2とは、互いに別々の方向へ伸びるよう設けられている。ここで、第1溶接部W1と第2溶接部W2とは、互いの両端同士を直線で結んだ仮想的な領域(仮想領域L1)が、補強部材112の領域内にほぼ納まるよう設けられている。これは、どちらか一方の溶接部から荷重が補強部材112へ印加した場合、他方の溶接部へその荷重が伝わる際に、補強部材112に局所的な応力集中が発生することを防止するための構成である。これにより、補強部材112の破損を防ぎ、荷重を好適に吸収することが可能になっている。
図3は、当該車両補強構造100を各方向から示した図である。図3(a)は、図2(b)にルーフアウタ106aを加えた図である。図3(a)に示すように、ルーフアウタ106aはルーフ105の外装である。ルーフアウタ106aを取り付けた状態では補強部材112(図2(b)参照)やルーフフロントメンバ106bは視認できない。
図3(b)は、図3(a)の矢視B図である。図3(b)に示すように、補強部材112は、下方の延長部114と、上方のルーフフロントメンバ106bに挟まれる位置に設置され、これらに溶接によって接合されている。以下、この図3(b)を基準にして、さらなる説明を行う。
図4は、図3(b)の各断面図である。図4(a)は、図3(b)のC−C断面図である。このC−C断面図は、図3(b)の車幅方向および車両前後方向に対して斜めに通る断面である。図4(a)に示すように、補強部材112と延長部114とが共に屈曲している第1段差部M1と、補強部材112とルーフフロントメンバ106bとが共に折れ曲がっている第2段差部M2が設けられている。これら各段差部は、補強部材112の領域内において、車幅方向においても(図4(b)の第1段差部M1参照)、また車両前後方向においても(図4(c)の第2段差部M2参照)いずれかが存在するよう設けられている。この構成により、補強部材112を各部材に組み付ける際の位置決めが簡単になるため、作業労力を減らすことが可能になっている。なお、段差部は複数設けられていてもよく、連続して全体として1つの段差部となっていてもよい。
図4(b)は、図3(b)のD−D断面図である。図4(b)に示すように、第1溶接部W1は、第1段差部M1であって、そのうちの補強部材112と延長部114とがそれぞれほぼ上下方向へ伸びていて、車幅方向で互いに面接触している車幅方向接触領域E1に設けられている。これによって、ピラーインナ108bから補強部材112へかかる荷重、および補強部材112からピラーインナ108bへかかる荷重が車幅方向であるのに対し、第1溶接部W1のせん断方向は上下方向を向くため、このせん断方向への荷重の印加が避けられる。この構成によって、第1溶接部W1の破損が防止されている。
図4(c)は、図3(c)のE−E断面図である。図4(c)に示すように、第2溶接部W2は、ルーフアウタ106aとルーフフロントメンバ106bとの前縁であって、それらが互いに接している2重接触領域E2に設けられている。このように、ルーフ部材106のなかでも特に剛性の高い2重接触領域E2に補強部材112を接合させることで、補強部材112を介して伝わった荷重を好適に吸収して破損の発生を防ぐことが可能になる。
補強部材112のさらなる構成について説明する。図5は、図3(b)の矢視F図である。この図5は、補強部材112を車内側かつ車両後側から見た斜視図として表わしている。図5に示すように、補強部材112の車内側および車両後側にかけては、補強部材112はルーフフロントメンバ106bおよびピラーインナ108bのどちらとも接合しておらず、開放領域S1が設けられている。
再び図4の各図を参照する。図4(b)に示すように、開放領域S1は、車幅方向において、補強部材112のうち第1溶接部W1の反対側である車内側に設けられている。この構成は、ピラーインナ108bを介して荷重が補強部材112に加えられた際、その荷重を車内方向へ直進させずに分散させるための構成である。
また、図4(c)に示すように、開放領域S1は、車両前後方向において、補強部材112のうち第2溶接部W2の反対側である車両後側に設けられている。この構成もまた、ルーフフロントメンバ106b等を介して荷重が補強部材112に加えられた際、その荷重を車両後方へ直進させずに分散させるための構成である。
当該車両補強構造100では、開放領域S1によって破損の発生をより抑えている。図2(b)を再び参照する。例えばピラー部材から車幅方向内側へと荷重(矢印R1)が加わる際、第1溶接部W1から加わった荷重(矢印R1)はそのまま車内方向へ直進してルーフフロントメンバ106bに加えられるわけではなく、まず斜め車両前方に存在する第2溶接部W2へ向かって伝わる。すなわち補強部材112へは、曲げ剛性を高く発揮できる斜め方向へ荷重(矢印R1)が加えられる。
さらにこの斜め車両前方等へ向かう荷重(矢印R1)に対して、第2溶接部W2は車幅方向に伸びている。これにより、第2溶接部W2へも荷重(矢印R1)は斜めに加えられる。特にこの第2溶接部W2は、剛性の高い2重接触領域E2に設けられている。これらのように、第1・第2溶接部(W1・W2)が、車幅方向において並んでおらず、また互いに異なる方向へ伸びていることで、第1・第2溶接部(W1・W2)および補強部材112自体への局所的な応力集中を防ぎ、高い剛性をもって荷重を吸収することができるため、車両102(図1(a)参照)が衝撃を受けた際に各部材の破損を防ぐことができる。特に、ピラーインナ108bよりも剛性の低くなりがちなルーフフロントメンバ106bの変形を防ぐことが可能である。
以上のように、本実施形態の車両補強構造100であれば、簡潔な構成でサイドボディ104(図1(a)参照)とルーフ105との境界付近の剛性向上を図ることが可能である。これによって、例えば、ピラーインナ108b(図1(b)参照)の延長部114の範囲が、従来のものよりも省略されていて、車両102の軽量化、およびピラーインナ108bの製造時の歩留まりの向上に資することが可能となっている。また、補強部材112はピラーインナ108bおよびルーフフロントメンバ106bに沿って配置されていて、場所をとらないため、室内空間を狭めるおそれがない。
(補強部材の変形例)
上記で説明した補強部材112(図1(b)等参照)は、ルーフ105のうち車両前側に適用され、この領域を補強していた。しかし、補強部材112の構成はこれに限られず、ルーフ105の車両中央側や車両後側にも適用することができる。また、第2溶接部W2および開放領域S1の位置も、補強部材112の構成に限られない。
図6は、補強部材112の各変形例を示した図である。まず、補強部材203は、補強部材112と同じくルーフフロントメンバ106bの領域に取り付けられているが、第2溶接部W3が補強部材202の後側に設けられていて、この第2溶接部W3がルーフフロントメンバ106bの後縁に沿っている。加えて、開放領域S3が補強部材202の車内側かつ前側に設けられていて、これらの点で補強部材203は補強部材112と異なっている。
また、例えば、ルーフアウタ106aの車両中央側に取り付けられるルーフメンバ210と各ピラー部材との境界付近にも、補強部材(強部材204・205)を適用することができる。これら補強部材204・205においても、第2溶接部および開放領域は車両前側もしくは車両後側の任意の位置に設定することができる。また、車両後側のルーフメンバ212と各ピラー部材との境界付近にも、同様に補強部材206・207を備えることが可能である。これら構成の補強部材によっても、簡潔な構成でサイドボディとルーフ105との境界付近の剛性向上を図ることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両の側壁と天井との境界付近を補強する車両補強構造として利用することができる。
L1 …仮想領域、M1 …第1段差部、M2 …第2段差部、W1 …第1溶接部、W2 …第2溶接部、E1 …車幅方向接触領域、E2 …2重接触領域、S1 …開放領域、R1 …矢印、100 …車両補強構造、102 …車両、104 …サイドボディ、105 …ルーフ、106 …ルーフ部材、106a …ルーフアウタ、106b …ルーフフロントメンバ、108 …フロントピラー部材、108a …サイドボディアウタ、108b …ピラーインナ、112・203・204・205・206・207 …補強部材、114 …延長部、210・212 …ルーフメンバ

Claims (4)

  1. 車両のサイドボディとルーフとの境界付近を補強する車両補強構造であって、
    板金から形成され前記ルーフを構成するルーフ部材と、
    板金から形成され前記サイドボディのうちピラーを構成するピラー部材であって、上下方向へ伸びた上部に前記ルーフ部材の側縁に沿って伸びる延長部を有するピラー部材と、
    前記延長部とルーフ部材とにまたがって接合される補強部材とを備え、
    前記補強部材は、
    車両前後方向へ伸びるよう設けられ前記延長部に溶接される第1溶接部と、
    車幅方向へ伸びるよう該補強部材の前側もしくは後側に設けられ前記ルーフ部材に溶接される第2溶接部とを有し、
    前記第1溶接部と第2溶接部の両端同士を結んだ仮想的な領域は前記補強部材の領域内にほぼ納まり、
    前記補強部材はさらに、前記第1溶接部の車内側であって車両前後方向における前記第2溶接部の反対側に前記ピラー部材およびルーフ部材のどちらとも接合していない開放領域を有することを特徴とする車両補強構造。
  2. 当該車両補強構造はさらに、
    前記補強部材の領域内に段差部を備え、該段差部では、車幅方向および車両前後方向のいずれにも、該補強部材と前記延長部またはルーフ部材とが共に屈曲していることを特徴とする請求項1に記載の車両補強構造。
  3. 前記第1溶接部は、前記段差部のうち前記補強部材と延長部とが車幅方向で互いに面接触している個所に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の車両補強構造。
  4. 前記ルーフ部材は、それぞれ前記板金で形成された車外側のルーフアウタと該ルーフアウタの車内側に車幅方向へ伸びるよう設置されるルーフメンバとを含み、
    前記第2溶接部は、前記ルーフアウタとルーフメンバとが接している2重接触領域に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両補強構造。
JP2012001213A 2012-01-06 2012-01-06 車両補強構造 Active JP6056143B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012001213A JP6056143B2 (ja) 2012-01-06 2012-01-06 車両補強構造
DE201210223607 DE102012223607A1 (de) 2012-01-06 2012-12-18 Fahrzeugverstärkungsstruktur
CN201210581750.3A CN103192884B (zh) 2012-01-06 2012-12-27 车辆增强结构
US13/734,767 US8651566B2 (en) 2012-01-06 2013-01-04 Vehicle reinforcing structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012001213A JP6056143B2 (ja) 2012-01-06 2012-01-06 車両補強構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013139239A true JP2013139239A (ja) 2013-07-18
JP6056143B2 JP6056143B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=48652704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012001213A Active JP6056143B2 (ja) 2012-01-06 2012-01-06 車両補強構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8651566B2 (ja)
JP (1) JP6056143B2 (ja)
CN (1) CN103192884B (ja)
DE (1) DE102012223607A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016150702A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 マツダ株式会社 車両の上部車体構造

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6056143B2 (ja) * 2012-01-06 2017-01-11 スズキ株式会社 車両補強構造
US9174680B2 (en) * 2013-10-24 2015-11-03 Ford Global Technologies, Llc Formation in hollow extruded vehicle frame component for subassembly attachment and method of forming the same
US9027989B1 (en) 2013-10-24 2015-05-12 Ford Global Technologies, Llc Extruded body component with notched flange to reduce strain in bending
US9676426B1 (en) * 2016-02-17 2017-06-13 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle roof structure
US10946900B2 (en) * 2017-01-20 2021-03-16 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body front structure
US9975580B1 (en) * 2017-04-11 2018-05-22 Ford Global Technologies, Llc Joint assembly for vehicle body

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03121983U (ja) * 1990-03-28 1991-12-12
JP2006076371A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Mazda Motor Corp 車両用ボディシェルおよびその製造方法
JP2006248346A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Fuji Heavy Ind Ltd スライドドア車両におけるボデー構造
JP2010221825A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Daihatsu Motor Co Ltd 車両における車体上側部構造
WO2013031341A1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-07 本田技研工業株式会社 車体上部構造

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB650859A (en) * 1948-09-23 1951-03-07 Rover Co Ltd Improvements relating to vehicle roof linings
JP2538907Y2 (ja) * 1991-07-25 1997-06-18 マツダ株式会社 車両の上部車体構造
US5836635A (en) * 1996-05-31 1998-11-17 Dorman; John R. Knockdown truck rack apparatus and method
US6578909B1 (en) * 2002-08-16 2003-06-17 Ford Global Technologies, L.L.C. Vehicle roof structure
JP4455152B2 (ja) * 2004-05-11 2010-04-21 本田技研工業株式会社 上部車体構造
US7213874B2 (en) * 2005-03-09 2007-05-08 Nissan Technical Center North America, Inc. Vehicle roof structure
US7407222B2 (en) * 2006-02-27 2008-08-05 Nissan Technical Center North America, Inc. Vehicle body structure
US7290831B2 (en) * 2006-04-06 2007-11-06 Gm Global Technology Operations, Inc. Vehicle with layered roof build
FR2901229B1 (fr) * 2006-05-18 2008-07-04 Renault Sas Liaison entre la traverse de pavillon et le renfort superieur de pied milieu d'un vehicule automobile
JP5046782B2 (ja) * 2007-08-06 2012-10-10 本田技研工業株式会社 車両上部構造
US7543884B2 (en) * 2007-10-30 2009-06-09 Ford Motor Company Clam shell bracket connecting automotive structural members
US8042863B2 (en) * 2008-02-19 2011-10-25 Nissan North America, Inc. Vehicle roof bow assembly
US9045168B2 (en) * 2011-09-29 2015-06-02 Ford Global Technologies, Llc Vehicle roof brace
JP6056143B2 (ja) * 2012-01-06 2017-01-11 スズキ株式会社 車両補強構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03121983U (ja) * 1990-03-28 1991-12-12
JP2006076371A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Mazda Motor Corp 車両用ボディシェルおよびその製造方法
JP2006248346A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Fuji Heavy Ind Ltd スライドドア車両におけるボデー構造
JP2010221825A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Daihatsu Motor Co Ltd 車両における車体上側部構造
WO2013031341A1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-07 本田技研工業株式会社 車体上部構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016150702A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 マツダ株式会社 車両の上部車体構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20130193719A1 (en) 2013-08-01
DE102012223607A1 (de) 2013-07-11
JP6056143B2 (ja) 2017-01-11
CN103192884A (zh) 2013-07-10
CN103192884B (zh) 2015-07-08
US8651566B2 (en) 2014-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6056143B2 (ja) 車両補強構造
US9266568B2 (en) Vehicle body lower section structure
US9180916B2 (en) Vehicle body lower section structure
US9045165B2 (en) Vehicle side portion joining portion structure
JP5627708B2 (ja) 車体側部構造
JP5963060B2 (ja) 車体後部のフロア構造
WO2016208374A1 (ja) 車体前部構造
JP6600873B2 (ja) 車体構造
JP5668595B2 (ja) 車両上部後端構造
JP5573607B2 (ja) 車体前部の補強構造
JP6311961B2 (ja) 車両のフロア構造
JP6733185B2 (ja) 車両サイドボディ構造
JP5686586B2 (ja) 自動車用車体骨格における補強構造
WO2016208409A1 (ja) 車体前部構造
US20230202578A1 (en) Lower vehicle-body structure
JP2006193001A (ja) 三角窓補強構造
JP6511076B2 (ja) 車体構造
JP5115386B2 (ja) 車両用フロア構造
JP2018030445A (ja) 車両後部構造
JP6508575B2 (ja) 車両ルーフ構造
JP2013133009A (ja) 車両後部構造
JP6166789B2 (ja) 車体後部構造
JP6507802B2 (ja) 車両構造
WO2023062676A1 (ja) 車体構造
JP5871682B2 (ja) 車両の車体補強構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6056143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151