JP2013137865A - 燃料電池用水蒸気改質触媒の使用方法及び水素製造システム - Google Patents

燃料電池用水蒸気改質触媒の使用方法及び水素製造システム Download PDF

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Abstract

【課題】白金・ロジウム系水蒸気改質触媒上の炭素析出を防ぐとともに、アンモニアの生成も抑制することができ、窒素と重質炭化水素の両方が含まれる都市ガスからの水素製造を可能とする。
【解決手段】燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法であって、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上の炭素析出を防ぐことを特徴とする燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法及びそのためのシステム。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池用水蒸気改質触媒の使用方法及び水素製造システムに関し、より詳しくは、燃料電池用の燃料である水素製造用の炭化水素の水蒸気改質触媒として、白金・ロジウム系触媒の前段の低温域に予備改質触媒として炭素析出に強いルテニウム系触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換することによって、白金・ロジウム系触媒上への炭素析出を防ぐようにしてなる炭化水素の水蒸気改質触媒の使用方法、水素製造方法及び前記炭化水素の水蒸気改質触媒の使用方法を利用する水素製造システムに関する。
水素は燃料電池、例えば固体高分子形燃料電池(PEFC)の燃料としても使用される。水素の工業的製造法の一つとして天然ガス、都市ガスその他の炭化水素の水蒸気改質法がある。炭化水素の水蒸気改質法では、水蒸気改質器が用いられ、炭化水素が水蒸気による改質反応により水素リッチな改質ガスへ変えられる。水蒸気改質器は概略、バーナーあるいは燃焼触媒を配置した燃焼部と改質触媒を配置した改質部とにより構成される。水蒸気改質器を以下適宜“改質器”とも言う。
図1は水蒸気改質器を模式的に示す図である。概略、バーナーあるいは燃焼触媒を配置した燃焼部(加熱部)と改質触媒を配置した改質部とにより構成される。改質部では炭化水素が水蒸気による改質反応により水素リッチな改質ガスへ変えられる。改質部での反応進行のために外部から熱が供給され、炭化水素を原料とする場合には600℃以上の温度が必要である。このため燃焼部における燃料ガスの空気(燃焼用空気)による燃焼により発生した燃焼熱(ΔH)が改質部に供給される。燃焼触媒としては、例えばPt等の貴金属触媒が用いられる。
図2は、上記のような水蒸気改質器を用い、炭化水素(原料ガス)の供給からPEFCに至るまでの態様例を説明する図である。改質触媒は原料ガス中の硫化水素、メルカプタン等の硫黄化合物により被毒して性能劣化を来たすので、それらの硫黄化合物を除去するために脱硫器へ導入される。
改質部での改質反応は吸熱反応であるので、その進行のために燃焼部において都市ガス等の燃料ガスを空気により燃焼させ、発生した燃焼熱(ΔH)を改質部に供給する。ここで、燃焼部に供給する燃料は、改質部で改質ガスへ変える炭化水素と同じく通常都市ガス等の炭化水素系燃料であるので、本明細書中、両者を区別するため、適宜、燃焼部に供給する燃料を燃料ガスと言い、改質部へ供給する炭化水素を原料ガスと言う。
改質部での改質で得られる改質ガスには、水素のほかに、未反応の炭化水素、未反応の水蒸気に加え、二酸化炭素、一酸化炭素(CO)が副生して8〜15%(容量、以下同じ)程度含まれている。このため改質ガス中のCOは、シフト反応により水蒸気と反応させて水素と二酸化炭素へ変えるためにCO変成部に供給される。この反応で必要な水蒸気としては改質部で未反応の残留水蒸気が利用される。
CO変成部から出る改質ガスは、未反応の炭化水素と余剰水蒸気を除けば、水素、二酸化炭素、COからなっている。このうち水素が目的とする成分であるが、CO変成部を経た改質ガスについても、COは完全には除去されず、微量ではあるがなおCOが含まれている。このため改質ガスは、さらにCOを除去するためにCO除去部に供給される。例えばPEFCの燃料とする場合、CO除去部で、改質ガス中のCOを10ppm(容量ppm、以下同じ)以下、さらには1ppmというように低減させる。
ところで、天然ガス中にはBTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)等の重質炭化水素が含まれている(特許文献1:特開2007−016149号公報)。日本に輸入している液化天然ガス(LNG)は、LNGタンカーで輸送される前にガスを精製し、不純物を取り除いているため、LNGを原料として使用している都市ガス中の不純物はごく微量である。しかし、都市ガスにBTX等の重質炭化水素がある程度の量含まれる場合があり、また、不純物として、数%程度の窒素が都市ガス中に含まれる場合もある。
都市ガスは燃料電池用の燃料水素の製造原料としても利用される。都市ガスの成分であるメタン、プロパン、ブタン等の炭化水素を改質して水素を製造し、当該水素を固体高分子形燃料電池(PEFC)や固体酸化物形燃料電池(SOFC)などの燃料として利用するものである。改質法としては水蒸気改質法や部分燃焼法などが使用される。
ところが、都市ガスから水素を製造するに際して、都市ガス等の炭化水素系燃料ガス中に窒素が含まれていると、その改質時に、改質触媒による生成水素と当該窒素からアンモニアが生成し、これが燃料電池反応の阻害要因となり、燃料電池本体を被毒させる要因となる。そのようなアンモニア生成を抑制する手段として、水蒸気改質触媒に、白金やロジウムあるいはその両成分を担持させてなる触媒を用いる方法が提案されている(特許文献2〜5)。
特許文献2(特開2005−174783号公報)には、改質器、CO変成器、COを選択的に酸化して除去するCO選択酸化器から構成される燃料改質システムを備える固体高分子型燃料電池(PEFC)発電システムにおいて、PEFC本体を劣化させる要因となるアンモニアの生成を抑制することにより、長時間にわたって電池効率の高い、安定運転を行わせるPEFC発電システムが記載されている。
すなわち、水蒸気改質器からCO変成器を経て生成した水素リッチガスと空気とのCO選択酸化反応によりCOを除去するCO選択酸化器へ至るそれら各触媒層にアンモニア生成活性を抑制する白金触媒またはロジウム触媒、あるいはそれら両触媒を充填使用する。これにより電池本体を被毒させる要因となるアンモニアの生成を抑制し、さらにCO選択酸化器の出口側にアンモニア除去用触媒を備えることにより、長期間にわたって電池効率の高い、安定運転を行わせるPEFC発電システムとしたものである。
また、特許文献3(特開2003−031247号公報)においては、窒素を含有する原燃料もしくは原燃料と窒素を含有する混合物を改質して得られる水素リッチガス中のアンモニア濃度を、アンモニア除去器により5ppb以下、好ましくは0.5ppb以下とする。これにより、これを燃料とするPEFCについて9万時間以上(すなわち10年以上)の長期耐久性を確保できるとされている。
特許文献4(特開2003−146615号公報)では、炭化水素と水蒸気と空気から水蒸気改質反応と部分酸化反応で水素を製造するに際して、担持白金触媒を用いることにより、アンモニアの副生を抑えるとしている。さらに、特許文献5(特開2003−132926号公報)には、水素ガスの1部をアンモニア除去装置に通過させた後、その水素ガスを脱硫器に導入するようにした燃料電池発電装置用改質器が記載されている。
特開2007−016149号公報 特開2005−174783号公報 特開2003−031247号公報 特開2003−146615号公報 特開2003−132926号公報
Proc SPE/EPA Explor Prod Environ Conf 1997, p.17-27(1997) − F.D.Skinner 外2名著"Absorption of BTEX and Other Organics and Distribution Between Natural Gas Sweetening Unit Streams"−
ところで、都市ガス中にBTX等の重質炭化水素が含まれている場合、白金・ロジウム系の改質触媒上に炭素が析出し、それにより触媒活性が低下してしまうので、当該白金・ロジウム系の改質触媒は重質炭化水素が含まれる都市ガスには使用することが不可能であった。
本発明に係る燃料電池の燃料である水素製造用水蒸気改質触媒の使用方法、燃料電池用水素製造装置による水素製造方法及び燃料電池用水素製造システムは、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒の前段の低温域に予備改質触媒として炭素析出に強いとされるルテニウム系触媒を充填、配置し、重質炭化水素をメタンにまで変換することによって、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒上の炭素析出を防ぐことを目的とする。
また、都市ガス中に窒素が含まれているとアンモニアが生成し、PEFC等の燃料電池本体を被毒させ、燃料電池性能を劣化させるので、アンモニアの生成は抑制する必要があった。特に、都市ガス中に窒素に加えて、BTX等の重質炭化水素が含まれている場合、白金・ロジウム系の改質触媒上に炭素析出が発生し、それにより触媒活性が低下してしまうので、当該白金・ロジウム系の改質触媒は窒素と重質炭化水素の両方が含まれる都市ガスには使用することが不可能であった。
本発明に係る燃料電池用水蒸気改質触媒の使用方法及び水素製造システムでは、水蒸気改質触媒層の上流における低温域でのみルテニウム系触媒を使用することによって、アンモニアの生成も抑制することができ、窒素と重質炭化水素の両方が含まれる都市ガスからの水素製造を可能とすることを目的とするものである。
本発明(1)は、燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法であって、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上の炭素析出を防ぐことを特徴とする燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法である。
本発明(2)は、燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造装置による水素製造方法であって、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上の炭素析出を防ぐことを特徴とする燃料電池用水素製造装置による水素製造方法である。
本発明(1)〜(2)において、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域でのみルテニウム系触媒を使用することによって、アンモニアの生成も抑制することができ、窒素と重質炭化水素の両方が含まれる都市ガスからの水素製造を可能にすることができるものである。上記水蒸気改質触媒層の前段の低温域の温度範囲として好ましくは350〜450℃の範囲で選定することができる。
本発明(2)は、本発明(1)の燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法に対して、燃料電池用水素製造装置による水素製造方法として捉えたものである。
本発明(3)は、燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造システムであって、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、前記白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上への炭素析出を防ぐようにしてなることを特徴とする燃料電池用水素製造システムである。
本発明は、燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる水素製造方法及びシステムにおいて、前記改質部における触媒層を2つに分け、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に予備改質触媒として炭素析出に強い触媒であるルテニウム触媒を配置し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して、前記ルテニウム触媒において重質炭化水素をメタンにまで変換することによって、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上への炭素析出を防ぐことができる。
そのように、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に予備改質触媒として炭素析出に強い触媒であるルテニウム触媒を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換することによって、ルテニウム触媒に続く前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒上への炭素析出を防ぐことができる。また、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層の上流の低温域でのみルテニウム触媒を使用することによって、都市ガス中に含まれる窒素に起因するアンモニアの生成も抑制することができ、窒素と重質炭化水素の両方が含まれる都市ガスからの水素製造を可能とすることができる。
本発明(1)は、燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法である。そして、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、前記白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上への炭素析出を防ぐことを特徴とする。
本発明(2)は、燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造装置による水素製造方法である。そして、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、前記白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上への炭素析出を防ぐことを特徴とする。
本発明(1)〜(2)において、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域でのみルテニウム系触媒を使用することによって、アンモニアの生成も抑制することができ、窒素と重質炭化水素の両方が含まれる都市ガスからの水素製造を可能にすることができるものである。上記水蒸気改質触媒層の前段の低温域の温度範囲として好ましくは350〜450℃の範囲で選定することができる。
本発明(3)は、燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造システムである。そして、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上の炭素析出を防ぐようにしてなることを特徴とする。
ここで、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒は、水蒸気改質活性金属として白金、ロジウムの各単独または白金、ロジウムの両成分を含む水蒸気改質触媒であり、例えばアルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、セリアなどからなる粉末状、粒状等の担体に水蒸気改質活性金属として白金、ロジウムの各単独成分または白金、ロジウムの両成分を担持した形で構成される。
また、ルテニウム触媒つまりルテニウム水蒸気改質触媒は、水蒸気改質活性金属としてルテニウムを含む水蒸気改質触媒であり、例えばアルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、セリアなどからなる粉末状、粒状等の担体に水蒸気改質活性金属としてルテニウムを担持した形で構成される。
前述のとおり、都市ガス中に、不純物として特に窒素が含まれていると、改質触媒により窒素からアンモニアが発生し、PEFC等の燃料電池本体を被毒させる要因となる。アンモニア生成を抑制する手段としては、水蒸気改質触媒に白金やロジウム、あるいは白金、ロジウムの両成分を担持させる方法が提案されている(特許文献2)。
ところで、都市ガスあるいは天然ガス中に窒素(N2)が含まれていると、ルテニウム(Ru)系触媒は450〜680℃という高温でN2をNH3へ変換する。また、都市ガスあるいは天然ガス中にBTX等の重質炭化水素が含まれていると、白金・ロジウム(Pt−Rh)系触媒上に炭素析出が生じ、触媒活性が低下してしまう。このため、それらルテニウム(Ru)系触媒、白金・ロジウム系触媒を窒素と重質炭化水素の両方が含まれる都市ガスあるいは天然ガスに使用することは不可能であった。
図3にそれらの要点部分を示している。図3(a)のとおり、都市ガスあるいは天然ガス中に窒素(N2)が含まれていると、ルテニウム(Ru)系触媒は450〜680℃という高温でN2をNH3へ変換する。また、図3(b)のとおり、都市ガスあるいは天然ガス中にBTX等の重質炭化水素が含まれていると、白金・ロジウム(Pt−Rh)系触媒上に炭素析出が生じ、触媒活性が低下してしまう。
本発明に係る燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法においては、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上の炭素析出を防ぎ、白金・ロジウム系水蒸気改質触媒の劣化を防ぐことができる。
また、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域でのみルテニウム系触媒を使用することによって、アンモニアの生成を抑制することができ、窒素と重質炭化水素の両方が含まれる都市ガスからの水素製造を可能にすることができるものである。上記水蒸気改質触媒層の前段の低温域の温度範囲は、好ましくは350〜450℃の範囲で選定することができる。図4にそれらの要点部分を示している。
前述のとおり、天然ガス中にはBTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)等の重質炭化水素が含まれている。天然ガスは地中のガス田等から産出する炭化水素を主成分とする可燃性ガスであり、水素およびメタン、プロパン、ブタンなどの軽質炭化水素以外に、それらの重質炭化水素が含まれている。
日本に輸入している液化天然ガス(LNG)は、LNGタンカーで輸送される前にガスを精製し、不純物を取り除いているため、LNGを原料として使用している都市ガス中の不純物はごく微量である。その一方で、都市ガスにBTX等の重質炭化水素が含まれる場合がある。また、都市ガスや天然ガス中に不純物として、数vol%前後の窒素が含まれている場合もあり、それによりアンモニア生成の問題が生じる。表1に天然ガスの組成例を示している(非特許文献1)。
Figure 2013137865
以下、実験例に基づき本発明をさらに詳しく説明するが、本発明がこれら実験例により制限されないことはもちろんである。
〈試験装置、試験操作の説明〉
図5は、本実験例で使用した試験装置、その操作を説明する図である。図5のとおり、本試験装置は、マスフローコントローラー:MFC1、MFC2、気化器21、ヒーター24を備える反応器22、気液分離器25、GC−FID(水素炎イオン化検出器)26等を備える。反応器22中には改質触媒23が充填される。図5中、Pはポンプ、V1〜V4は開閉弁であり、1〜11は流体の導管である。気化器21には天然ガスと純水の混合流の加熱用のヒーターが配置されるが、図示は省略している。
図5において、その試験操作時に、天然ガス(=試験ガス)を、その流れ方向でみて順次、開閉弁V1を備える導管1から、開閉弁V1、マスフローコントローラー:MFC1、導管2、気化器21、導管3、改質触媒23を配置した反応器(=水蒸気改質器)22、導管4、気液分離器25を経て、GC−FID26に流通させる。
一方、それと同時に、純水をポンプPの駆動により導管10、マスフローコントローラー:MFC2、導管11、開閉弁:V2、導管12を経て、導管2へ導入し、マスフローコントローラー:MFC1を経て流通する天然ガスへ混入させる。天然ガスと純水との混合流は気化器21に導入され、ここで純水を水蒸気とし反応器22へ導入される。
反応器22は、その作動時にヒーター24により反応温度に加熱される。その温度は通常は450〜680℃(その入口で450℃、出口で680℃)である。反応器22では改質触媒23の触媒作用により天然ガスの水蒸気改質により水素、一酸化炭素等を主成分とする改質ガスが生成する。
生成改質ガスは、導管4を介して気液分離器25へ導入され、冷媒との間接熱交換により冷却され、導管6、7、開閉弁V4、導管8を経てGC−FID26に流通させる。生成改質ガス中のアンモニア(NH3)濃度はJIS K009により測定した。
図5中の(b)図は、反応器22中、改質触媒を2段に(つまり2層に)配置して試験する態様を示している。図5(b)のとおり、反応器22中、改質触媒23(その1)と改質触媒23(その2)との2層に配置する。この態様での試験は、図4に示すように、前段にRu系の改質触媒層を配置し、これに続く後段にPt−Rh系の改質触媒層を配置する。この配置での試験は本発明に相当する態様の試験である。
〈実験例1:改質触媒によるBTX分解試験〉
図5の試験装置を使用し、前述試験操作により試験した。試験ガスとしてBTXを含む都市ガスを使用し、予備改質触媒:ルテニウム系触媒(田中貴金属工業株式会社製:TRC10−2)によるBTX分解性能試験を行った。図5(a)において、改質触媒23としてルテニウム系予備改質触媒を充填、配置して試験した。実験条件は、GHSV=2,000h-1、触媒層温度:入口=350℃、出口=450℃、S/C=2.8とした。表2にその結果を示している。
表2のとおり、予備改質触媒出口のBTX濃度はGC−FID(検出下限値=約0.1ppm)によるガス分析の結果は“N.D.”つまり検出下限値以下であった。その結果から予備改質触媒でBTXが分解されていることがわかる。このように、予備改質触媒によりBTXが分解されているので、当該ルテニウム系予備改質触媒層の後段に配置するPt−Rh系改質触媒層にBTXが流入することを防ぐことができる。これにより、炭素の析出を防ぐことができるものである。
Figure 2013137865
〈実験例2:改質触媒によるアンモニア生成量確認試験〉
図5(b)の試験装置を使用し、前述試験操作により試験した。試験ガスとして都市ガスに窒素を混合したガスを使用して、水蒸気改質反応を実施し、各条件でのアンモニア生成量の確認試験を実施した。図5(b)において、改質触媒23(その1)としてルテニウム系予備改質触媒を充填、配置し、また、改質触媒23(その2)として白金−ロジウム系改質触媒を充填、配置して試験した。実験条件、その結果は表3のとおりである。
従来技術のルテニウム系触媒一段改質条件(触媒層温度:入口=450℃、出口=650℃)では、窒素濃度4.5vol%で25〜35ppm程度のアンモニアが生成するのに対し、白金−ロジウム系触媒では窒素濃度27vol%でも、アンモニア濃度0.40ppmと極く微量であった。
また、ルテニウム系触媒でも、予備改質条件(触媒層温度:入口=450℃、出口=550℃)では、窒素濃度4.5vol%でアンモニア生成量が4〜12ppm程度となり、予備改質にルテニウム系触媒、本改質に白金・ロジウム系触媒を使用する場合、従来技術よりアンモニア生成を抑制することができる。
より詳しくは、表3のとおり、ルテニウム系触媒(触媒層温度:入口=400℃、出口=650℃)では、(1)窒素濃度4.5vol%、SV=140h-1でアンモニア濃度34.20ppm、(2)窒素濃度4.5vol%、SV=450h-1でアンモニア濃度25.67ppmの値を示している。
これに対して、ルテニウム系触媒(触媒層温度:入口=450℃、出口=550℃)では、(3)窒素濃度4.5vol%、SV=600h-1でアンモニア濃度11.84ppm、(4)窒素濃度4.5vol%、SV=2,000h-1でアンモニア濃度4.01ppmであり、触媒層温度:入口=450℃、出口=550℃で良好なアンモニア生成抑制効果が達成できることを示している。
一方、白金−ロジウム系触媒(触媒層温度:入口=450℃、出口=680℃)では、(5)窒素濃度27vol%、SV=300h-1でアンモニア濃度0.40ppmのアンモニアが生成し、白金−ロジウム系触媒では窒素濃度27vol%でも、アンモニア濃度0.40ppmと極く微量であった。
Figure 2013137865
図1は水蒸気改質器を模式的に示す図である。 図2は、図1に示すような水蒸気改質器を用い、炭化水素(原料ガス)の供給からPEFCに至るまでの態様例を示す図である。 図3は、窒素を含む都市ガス等の改質時における使用触媒と温度条件等の如何によるNH3生成の有無等を説明する図である。 図4は、本発明におけるRu触媒とPt−Rh触媒の配置関係を説明する図である。 図5は、本実験例で使用した試験装置、操作を説明する図である。
V1〜V4 開閉弁
生成改質ガスは、導管4を介して気液分離器25へ導入され、冷媒との間接熱交換により冷却され、導管6、7、開閉弁V4、導管8を経てGC−FID26に流通させる。生成改質ガス中のアンモニア(NH3)濃度はJIS K 009により測定した。

Claims (6)

  1. 燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法であって、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、前記白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上への炭素析出を防ぐことを特徴とする燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法。
  2. 請求項1に記載の燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法において、前記ルテニウム触媒層の温度を350〜450℃とすることを特徴とする燃料電池用水素製造装置における水蒸気改質触媒の使用方法。
  3. 燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造装置による水素製造方法であって、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、前記白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上への炭素析出を防ぐことを特徴とする燃料電池用水素製造装置による水素製造方法。
  4. 請求項3に記載の燃料電池用水素製造装置による水素製造方法において、前記ルテニウム触媒層の温度を350〜450℃とすることを特徴とする燃料電池用水素製造装置による水素製造方法。
  5. 燃焼部及び改質部を含む水蒸気改質器に順次、CO変成部及びCO除去部を連結してなる燃料電池用水素製造システムであって、白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層の前段の低温域に窒素をアンモニアへ変換しない予備改質触媒としてルテニウム触媒層を配置して重質炭化水素をメタンにまで変換し、次いで前記白金・ロジウム系の水蒸気改質触媒層を配置して改質ガスを生成することによって、前記白金・ロジウム系水蒸気改質触媒層上への炭素析出を防ぐようにしてなることを特徴とする燃料電池用水素製造システム。
  6. 請求項5に記載の燃料電池用水素製造システムにおいて、前記ルテニウム触媒層の温度を350〜450℃とすることを特徴とする燃料電池用水素製造システム。
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