JP2013137395A - 自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自着ラベルの自着接着剤層3に熱転写インクリボンのインクを直接、転写印字することにより自着接着剤層3を不活性化することに着目したもので、ラベル基材2の表面側に設けた感熱発色剤層4と、感熱発色剤層4の上層に設けた剥離剤層5と、を有するとともに、自着接着剤層3に熱転写インクリボンのインクを転写積層することにより接着剤不活性化層20を形成したことを特徴とする。
【選択図】図4
Description
ラベル基材は、表面が比較的粗いクラフト紙や上質紙その他任意の紙材あるいは合成樹脂材などからこれを構成する。
自着接着剤層の自着接着剤は、自着接着剤層の面どうしを接触加圧すれば互いに強固に接着するが、無理やりはがそうとすれば自着接着剤層自体が自着ラベルの裏面側からはがされてしまうほどである一方、自着接着剤層を他の部材に押し付けても接着しにくい特性を有している。
したがって、一般的な感圧接着剤層を有するラベルが剥離紙(台紙)をその裏打ちに必要とするのに対して、剥離紙自体を必要としないので、省資源であるとともに環境への負荷がより少ないという利点がある。
従来は、自着接着剤層に紫外線硬化型のニスやメジウムなどを種々の印刷パターンで塗工印刷する不活性化方法が採用されている。
しかして、この不活性化方法には、大型の印刷機その他の設備を必要とし、パターン塗工時にピッチやレイアウトが制限されること、あるいは小ロットでの生産が困難であるため高コストであること、など諸々の問題がある。
図1は、上記自着ラベル7A(図4)の材料となる自着ラベル7の複数枚を帯状に連続して構成した自着ラベル連続体1の平面図、図2は、図1のII−II線断面図である。
自着ラベル連続体1は、帯状のラベル基材2と、ラベル基材2の裏面側に設けた自着接着剤層3と、ラベル基材2の表面側に設けた感熱発色剤層4と、感熱発色剤層4の上層に設けた剥離剤層5と、を有する。
ラベル基材2には、所定のラベルピッチでミシン目などによる分離用切断線6を形成し、単葉の自着ラベル7を形成可能としている。
ただし、位置検出用マーク8としては、ラベル基材2の裏面側(図2中、実線)あるいは自着接着剤層3の裏面側(図2中、仮想線)のいずれであってもよい。
すなわち、熱転写プリンター10は、自着ラベル連続体1の供給部11と、位置検出部12と、印字部13と、を有する。
サーマルヘッド15およびプラテンローラー16の間に自着ラベル連続体1を挟持して、プラテンローラー16の回転にともなってサーマルヘッド15の発熱走査により、熱転写インクリボン17のインクを自着ラベル連続体1(自着ラベル7)の自着接着剤層3上に転写積層することにより、接着剤不活性化層20(図4)を形成する。
当該熱転写インクリボン17としては、たとえば(株)サトーの熱転写インクリボンT222Aが好ましい。
たとえば、図5は、接着剤不活性化層20の印字パターン21の一例を示す自着ラベル連続体1Aの裏面図であって、一般的に入手可能な熱転写プリンター10を用いることにより、接着剤不活性化層20および自着接着剤層3を、従来の大型印刷機では対応が困難な市松模様に印字している。
もちろん、必要に応じてこれ以外の任意の印字パターンを形成可能である。
図6は、自着接着剤層3への可変情報22として、たとえば「糊どうし以外は、貼り付かないラベルです。」などの注意書きを印字した自着ラベル連続体1Aの裏面図であり、熱転写プリンター10により印字作成した可変情報22による説明を自着ラベル7Aに表示可能である。
図8は、ラベル基材2の感熱発色剤層4内に第1の可変情報を印字するためのサーマルプリンター24の概略側面図であって、サーマルプリンター24は、前述した熱転写プリンター10(図3)と同様の構成であり、熱転写インクリボン17の供給軸18および巻取り軸19を備えていない点のみが異なる。
図9は、第1の可変情報および第2の可変情報を印字するための両面印字プリンター25の概略側面図であって、両面印字プリンター25は、熱転写プリンター10(図3)およびサーマルプリンター24(図8)と同様に、自着ラベル連続体1の供給部11および位置検出部12を有するとともに、第1の印字部26および第2の印字部27を備えている。
第2の印字部27は、前記サーマルヘッド15およびプラテンローラー16と、熱転写インクリボン17の供給軸18および巻取り軸19と、を有し、自着ラベル連続体1の裏面側に位置する自着接着剤層3上に接着剤不活性化層20を転写印字可能である。
たとえば図10は、自着ラベル連続体1A(自着ラベル7A)を封筒として作成した場合を例にとって説明する自着ラベル7Aの表面側を示す平面図、図11は、自着ラベル7Aの裏面図である。
自着ラベル7Aの表面側には、自着ラベル7Aの中心に位置する折畳み線28を境界として、その左右に第1の領域29および第2の領域30を画成する。
第1の領域29には、両面印字プリンター25の第1の印字部26において、自着ラベル7Aの感熱発色剤層4内に、第1の可変情報として、封筒の差出し人の住所氏名31を印字するとともに、第2の領域30には受取り人の住所氏名32を印字する。
第3の領域33には、両面印字プリンター25の第2の印字部27において、第2の可変情報として、所定の印字パターン(たとえば、長方形状のパターン)による接着剤不活性化層35を積層印字するとともに、第4の領域34には、所定の可変情報(たとえば、「拝啓・・・」などの内容)としての接着剤不活性化層36を積層印字する。
ただし、接着剤不活性化層35が占める範囲を、接着剤不活性化層36が占める範囲36Aより大きくしておくことにより、接着剤不活性化層35が確実に接着剤不活性化層36を覆うことができるようにしておくことが望ましい。
ただし、このはがし操作において、周縁部の自着接着剤層3の部分は、ラベル基材2からはがれてしまうほどであるため、開封されたことが明瞭となる。
したがって封筒37は、事実上、親展としての機能を果たすことも可能であり、このような封筒37を両面印字プリンター25(図9)により容易に、かつ状況に応じて臨機応変に作成可能である。
1A 自着ラベル連続体(自着ラベル7Aの複数枚、図4)
2 ラベル基材
3 自着接着剤層
4 感熱発色剤層
5 剥離剤層
6 分離用切断線
7 自着ラベル(図1、図2)
7A 自着ラベル(実施例、図4)
8 位置検出用マーク
9 固定情報
10 熱転写プリンター(図3)
11 供給部
12 位置検出部
13 印字部
14 位置検出センサー
15 サーマルヘッド
16 プラテンローラー
17 熱転写インクリボン
18 供給軸
19 巻取り軸
20 接着剤不活性化層
21 印字パターン(図5)
22 可変情報(図6)
23 可変情報(図7)
24 サーマルプリンター(図8)
25 両面印字プリンター(図9)
26 第1の印字部
27 第2の印字部
28 折畳み線(図10)
29 第1の領域
30 第2の領域
31 差出し人の住所氏名
32 受取り人の住所氏名
33 第3の領域(図11)
34 第4の領域
35 接着剤不活性化層
36 接着剤不活性化層
36A 接着剤不活性化層36が占める範囲
37 封筒(図12)
Claims (7)
- ラベル基材と、
このラベル基材の裏面側に設けた自着接着剤層と、を有する自着ラベルであって、
前記ラベル基材の表面側に設けた感熱発色剤層と、
この感熱発色剤層の上層に設けた剥離剤層と、を有するとともに、
前記自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層することにより接着剤不活性化層を形成したことを特徴とする自着ラベル。 - 当該自着ラベルは、これを熱転写プリンターに装填して、前記熱転写インクリボンの前記インクを前記自着接着剤層に転写印字することを特徴とする請求項1記載の自着ラベル。
- 前記接着剤不活性化層は、所定の印字パターンで前記自着接着剤層にこれを形成することを特徴とする請求項1または2記載の自着ラベル。
- 前記接着剤不活性化層は、所定の可変情報として前記自着接着剤層にこれを形成することを特徴とする請求項1または2記載の自着ラベル。
- 前記ラベル基材の前記感熱発色剤層内に第1の可変情報を印字するとともに、
前記自着接着剤層にこの第1の可変情報に関連する第2の可変情報を印字することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の自着ラベル。 - 前記自着接着剤層に、当該自着ラベルの中心に位置する折畳み線を境界として、
所定の印字パターンによる前記接着剤不活性化層と、
所定の可変情報としての前記接着剤不活性化層と、を画成して印字することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の自着ラベル。 - ラベル基材と、
このラベル基材の裏面側に設けた自着接着剤層と、を有する自着ラベルの接着剤不活性化方法であって、
前記ラベル基材は、
その表面側に設けた感熱発色剤層と、
この感熱発色剤層の上層に設けた剥離剤層と、を有するとともに、
前記自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層して、接着剤不活性化層を形成することを特徴とする自着ラベルの接着剤不活性化方法。
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