JP2013137395A - 自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法 - Google Patents

自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013137395A
JP2013137395A JP2011287980A JP2011287980A JP2013137395A JP 2013137395 A JP2013137395 A JP 2013137395A JP 2011287980 A JP2011287980 A JP 2011287980A JP 2011287980 A JP2011287980 A JP 2011287980A JP 2013137395 A JP2013137395 A JP 2013137395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
self
layer
label
thermal transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011287980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6095888B2 (ja
Inventor
Mikiko Takahashi
未希子 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd, Sato Holdings Corp filed Critical Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd
Priority to JP2011287980A priority Critical patent/JP6095888B2/ja
Publication of JP2013137395A publication Critical patent/JP2013137395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6095888B2 publication Critical patent/JP6095888B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

【課題】大型の印刷機その他の設備などを使用せずに、小ロットおよび低コストで接着剤の不活性化、およびそのパターンを自由に選択可能であって、自着接着剤層3に任意の可変情報を印字可能な自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法を提供すること。
【解決手段】自着ラベルの自着接着剤層3に熱転写インクリボンのインクを直接、転写印字することにより自着接着剤層3を不活性化することに着目したもので、ラベル基材2の表面側に設けた感熱発色剤層4と、感熱発色剤層4の上層に設けた剥離剤層5と、を有するとともに、自着接着剤層3に熱転写インクリボンのインクを転写積層することにより接着剤不活性化層20を形成したことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法にかかるもので、とくに接着剤どうしは接着するが、一般的な紙材やフィルム材などその他の部材には接着しにくい特性を有する自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法に関するものである。
従来からの自着ラベルは、ラベル基材と、ラベル基材の裏面側に設けた自着接着剤層と、を有する。
ラベル基材は、表面が比較的粗いクラフト紙や上質紙その他任意の紙材あるいは合成樹脂材などからこれを構成する。
自着接着剤層の自着接着剤は、自着接着剤層の面どうしを接触加圧すれば互いに強固に接着するが、無理やりはがそうとすれば自着接着剤層自体が自着ラベルの裏面側からはがされてしまうほどである一方、自着接着剤層を他の部材に押し付けても接着しにくい特性を有している。
したがって、一般的な感圧接着剤層を有するラベルが剥離紙(台紙)をその裏打ちに必要とするのに対して、剥離紙自体を必要としないので、省資源であるとともに環境への負荷がより少ないという利点がある。
しかしながら、自着ラベルは剥離紙がないとともに自着接着剤層の面どうしが互いに接着しやすいことから、その取扱いに注意を要するもので、その使用態様に応じて自着接着剤層の一部についてその接着性を消失させる、すなわち、不活性化を行うことが必要になる場合がある。
従来は、自着接着剤層に紫外線硬化型のニスやメジウムなどを種々の印刷パターンで塗工印刷する不活性化方法が採用されている。
しかして、この不活性化方法には、大型の印刷機その他の設備を必要とし、パターン塗工時にピッチやレイアウトが制限されること、あるいは小ロットでの生産が困難であるため高コストであること、など諸々の問題がある。
実開昭60−82440号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、大型の印刷機その他の設備などを使用せずに、小ロットで接着剤の不活性化が可能な自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法を提供することを課題とする。
また本発明は、接着剤不活性化のパターンを自由に選択可能である自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法を提供することを課題とする。
また本発明は、任意の熱転写プリンターに装填して、その自着接着剤層の不活性化が低コストで可能な自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法を提供することを課題とする。
また本発明は、任意の熱転写プリンターに装填して、その自着接着剤層の不活性化を行うとともに、自着接着剤層に任意の可変情報を印字可能な自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、自着ラベルの自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを直接、転写印字することにより自着接着剤層を不活性化することに着目したもので、第一の発明は、ラベル基材と、このラベル基材の裏面側に設けた自着接着剤層と、を有する自着ラベルであって、上記ラベル基材の表面側に設けた感熱発色剤層と、この感熱発色剤層の上層に設けた剥離剤層と、を有するとともに、上記自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層することにより接着剤不活性化層を形成したことを特徴とする自着ラベルである。
第二の発明は、ラベル基材と、このラベル基材の裏面側に設けた自着接着剤層と、を有する自着ラベルの接着剤不活性化方法であって、上記ラベル基材は、その表面側に設けた感熱発色剤層と、この感熱発色剤層の上層に設けた剥離剤層と、を有するとともに、上記自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層して、接着剤不活性化層を形成することを特徴とする自着ラベルの接着剤不活性化方法である。
当該自着ラベルは、これを熱転写プリンターに装填して、上記熱転写インクリボンの上記インクを上記自着接着剤層に転写印字することができる。
上記接着剤不活性化層は、所定の印字パターンで上記自着接着剤層にこれを形成することができる。
上記接着剤不活性化層は、所定の可変情報として上記自着接着剤層にこれを形成することができる。
上記ラベル基材の上記感熱発色剤層内に第1の可変情報を印字するとともに、上記自着接着剤層にこの第1の可変情報に関連する第2の可変情報を印字することができる。
上記自着接着剤層に、当該自着ラベルの中心に位置する折畳み線を境界として、所定の印字パターンによる上記接着剤不活性化層と、所定の可変情報としての上記接着剤不活性化層と、を画成して印字し、たとえば封筒ないし情報伝達用紙として活用することができる。
上記熱転写インクリボンは、たとえば(株)サトーの熱転写インクリボンT222Aが好ましい。
本発明による自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法においては、自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層するようにしたので、必要に応じて、大型の印刷機などを用いることなく、小ロットであっても低コストで任意のパターンで接着剤不活性化層を形成することができる。
とくに第一の発明の自着ラベルによれば、自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層することにより接着剤不活性化層を形成したので、所定の印字パターンあるいは可変情報としての接着剤不活性化層の形成が可能であり、多様な需要に応えることができる自着ラベルとすることができる。
とくに第二の発明の自着ラベルの接着剤不活性化方法によれば、自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層することにより接着剤不活性化層を形成するようにしたので、自着ラベルを熱転写プリンターなど装填して小ロットで、さらには各種の要望に応じて接着剤の不活性化を行うことができる。
本発明の実施例による自着ラベル7Aの材料となる自着ラベル7の複数枚を帯状に連続して構成した自着ラベル連続体1の平面図である。 同、図1のII−II線断面図である。 同、熱転写プリンター10の概略側面図である。 同、自着ラベル7Aの複数枚を帯状に連続して構成した自着ラベル連続体1Aの断面図である。 同、接着剤不活性化層20の印字パターン21の一例を示す自着ラベル連続体1Aの裏面図である。 同、自着接着剤層3への可変情報22として、たとえば「糊どうし以外は、貼り付かないラベルです。」などの注意書きを印字した自着ラベル連続体1Aの裏面図である。 同、自着接着剤層3への可変情報23として、たとえば「(株)○×△専用」などの管理表示をした自着ラベル連続体1Aの裏面図である。 同、ラベル基材2の感熱発色剤層4内に第1の可変情報を印字するためのサーマルプリンター24の概略側面図である。 同、第1の可変情報および第2の可変情報を印字するための両面印字プリンター25の概略側面図である。 同、自着ラベル連続体1A(自着ラベル7A)を封筒として作成した場合を例にとって説明する自着ラベル7Aの表面側を示す平面図である。 同、自着ラベル7Aの裏面図である。 同、完成した封筒37の平面図である。
本発明は、自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層することにより接着剤不活性化層を形成したので、大型の印刷機などを用いることなく、需要に応じて、小ロットかつ低コストの作成が可能な自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法を実現した。
つぎに本発明の実施例による自着ラベルおよびその接着剤不活性化方法を図1ないし図4にもとづき説明する。
図1は、上記自着ラベル7A(図4)の材料となる自着ラベル7の複数枚を帯状に連続して構成した自着ラベル連続体1の平面図、図2は、図1のII−II線断面図である。
自着ラベル連続体1は、帯状のラベル基材2と、ラベル基材2の裏面側に設けた自着接着剤層3と、ラベル基材2の表面側に設けた感熱発色剤層4と、感熱発色剤層4の上層に設けた剥離剤層5と、を有する。
ラベル基材2としては、たとえば、紙、PETフィルム、PPフィルム、合成紙、紙と合成樹脂の複合材料が使用可能である。
ラベル基材2には、所定のラベルピッチでミシン目などによる分離用切断線6を形成し、単葉の自着ラベル7を形成可能としている。
自着接着剤層3の自着接着剤としては、天然ゴムラテックスおよびスチレン・アクリルニトリル共重合体水性エマルジョンを含む、たとえばサイデン化学株式会社のサイビノール加圧接着剤E、あるいは天然ゴムおよびスチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体を含むエラストマーなどを用いることができる。
感熱発色剤層4は、任意の感熱発色剤を塗工した層であって、所定の加熱操作により任意の印字パターンによる情報の印字が可能である。
剥離剤層5は、紫外線硬化型シリコーンなどの剥離剤を塗工した層であって、自着ラベル連続体1をロール状に巻いた形態であっても、自着接着剤層3と感熱発色剤層4とが互いに貼り付いてしまうことを防止可能である。
ラベル基材2の裏面側には、自着ラベル7の位置検出用マーク8を設けている。
ただし、位置検出用マーク8としては、ラベル基材2の裏面側(図2中、実線)あるいは自着接着剤層3の裏面側(図2中、仮想線)のいずれであってもよい。
なお感熱発色剤層4の上層側には、たとえば「部品リスト」などの固定情報9をあらかじめ印刷しておくことができる。
図3は、熱転写プリンター10の概略側面図であって、自着ラベル連続体1は、ロール状としてこれを熱転写プリンター10に装填し、必要に応じて、自着ラベル連続体1の自着接着剤層3の一部領域または全領域を不活性化可能としている。
すなわち、熱転写プリンター10は、自着ラベル連続体1の供給部11と、位置検出部12と、印字部13と、を有する。
供給部11は、帯状の自着ラベル連続体1をロール状に保持し、位置検出部12および印字部13の方向に自着ラベル連続体1を帯状に繰り出し可能である。
位置検出部12は、たとえば光学的な位置検出センサー14を有し、自着ラベル連続体1(自着ラベル7)の位置検出用マーク8を検出して、印字部13に対する自着ラベル7の相対的位置を検出する。
印字部13は、サーマルヘッド15と、プラテンローラー16と、熱転写インクリボン17の供給軸18および巻取り軸19と、を有する。
サーマルヘッド15およびプラテンローラー16の間に自着ラベル連続体1を挟持して、プラテンローラー16の回転にともなってサーマルヘッド15の発熱走査により、熱転写インクリボン17のインクを自着ラベル連続体1(自着ラベル7)の自着接着剤層3上に転写積層することにより、接着剤不活性化層20(図4)を形成する。
図4は、自着ラベル7Aの複数枚を帯状に連続して構成した自着ラベル連続体1Aの断面図であって、自着ラベル連続体1A(自着ラベル7A)は、自着ラベル連続体1(自着ラベル7)を熱転写プリンター10に装填して、熱転写インクリボン17のインクを自着接着剤層3に転写印字して構成した接着剤不活性化層20を有する。
当該熱転写インクリボン17としては、たとえば(株)サトーの熱転写インクリボンT222Aが好ましい。
こうした構成の自着ラベル連続体1A(自着ラベル7A)は、上述のように、ロール状にした自着ラベル連続体1を熱転写プリンター10(図3)に装填し、印字部13において、自着接着剤層3に接着剤不活性化層20を転写積層し、分離用切断線6で切断して単葉の自着ラベル7Aとすることができる。
この接着剤不活性化層20の印字パターンとしては、熱転写プリンター10における印字信号を適宜制御することによって任意のものを転写印字可能である。
たとえば、図5は、接着剤不活性化層20の印字パターン21の一例を示す自着ラベル連続体1Aの裏面図であって、一般的に入手可能な熱転写プリンター10を用いることにより、接着剤不活性化層20および自着接着剤層3を、従来の大型印刷機では対応が困難な市松模様に印字している。
もちろん、必要に応じてこれ以外の任意の印字パターンを形成可能である。
また、接着剤不活性化層20は、所定の可変情報として自着接着剤層3にこれを形成することもできる。
図6は、自着接着剤層3への可変情報22として、たとえば「糊どうし以外は、貼り付かないラベルです。」などの注意書きを印字した自着ラベル連続体1Aの裏面図であり、熱転写プリンター10により印字作成した可変情報22による説明を自着ラベル7Aに表示可能である。
図7は、自着接着剤層3への可変情報23として、たとえば「(株)○×△専用」などの管理表示をした自着ラベル連続体1Aの裏面図であって、熱転写プリンター10により可変情報23を自着ラベル7Aに必要に応じて表示可能である。
もちろん、本発明の自着ラベル連続体1A(自着ラベル7A)によれば、ラベル基材2の感熱発色剤層4に第1の可変情報を印字しているとともに、自着接着剤層3にこの第1の可変情報に関連する第2の可変情報を印字して、自着ラベル7Aの表裏面に互いに関連する可変情報を表示することができる。
図8は、ラベル基材2の感熱発色剤層4内に第1の可変情報を印字するためのサーマルプリンター24の概略側面図であって、サーマルプリンター24は、前述した熱転写プリンター10(図3)と同様の構成であり、熱転写インクリボン17の供給軸18および巻取り軸19を備えていない点のみが異なる。
ただし、熱転写プリンター10(図3)によってあらかじめ自着接着剤層3に接着剤不活性化層20による第2の可変情報を印字しておくとともに、自着ラベル連続体1の感熱発色剤層4および剥離剤層5を表側にしてロール状に巻いた状態で自着ラベル連続体1をサーマルプリンター24(図8)の供給部11に装填し、印字部13において感熱発色剤層4内に第1の可変情報、たとえば自着ラベル7の表書きとしての情報を印字することができる。
さらに、本発明による自着ラベル連続体1Aは、両面印字プリンター25により、上記第1の可変情報および第2の可変情報を印字するように構成することもできる。
図9は、第1の可変情報および第2の可変情報を印字するための両面印字プリンター25の概略側面図であって、両面印字プリンター25は、熱転写プリンター10(図3)およびサーマルプリンター24(図8)と同様に、自着ラベル連続体1の供給部11および位置検出部12を有するとともに、第1の印字部26および第2の印字部27を備えている。
第1の印字部26は、前記サーマルヘッド15およびプラテンローラー16を有し、自着ラベル連続体1の表面側に位置する感熱発色剤層4内に第1の可変情報を印字可能である。
第2の印字部27は、前記サーマルヘッド15およびプラテンローラー16と、熱転写インクリボン17の供給軸18および巻取り軸19と、を有し、自着ラベル連続体1の裏面側に位置する自着接着剤層3上に接着剤不活性化層20を転写印字可能である。
したがって、自着ラベル連続体1を両面印字プリンター25に装填することにより、自着ラベル連続体1の表裏面にそれぞれ必要な可変情報を印字可能である。
たとえば図10は、自着ラベル連続体1A(自着ラベル7A)を封筒として作成した場合を例にとって説明する自着ラベル7Aの表面側を示す平面図、図11は、自着ラベル7Aの裏面図である。
自着ラベル7Aの表面側には、自着ラベル7Aの中心に位置する折畳み線28を境界として、その左右に第1の領域29および第2の領域30を画成する。
第1の領域29には、両面印字プリンター25の第1の印字部26において、自着ラベル7Aの感熱発色剤層4内に、第1の可変情報として、封筒の差出し人の住所氏名31を印字するとともに、第2の領域30には受取り人の住所氏名32を印字する。
さらに、自着ラベル7Aの裏面側の自着接着剤層3に、折畳み線28を境界として、その左右に第3の領域33および第4の領域34を画成する。
第3の領域33には、両面印字プリンター25の第2の印字部27において、第2の可変情報として、所定の印字パターン(たとえば、長方形状のパターン)による接着剤不活性化層35を積層印字するとともに、第4の領域34には、所定の可変情報(たとえば、「拝啓・・・」などの内容)としての接着剤不活性化層36を積層印字する。
ただし、接着剤不活性化層35が占める範囲を、接着剤不活性化層36が占める範囲36Aより大きくしておくことにより、接着剤不活性化層35が確実に接着剤不活性化層36を覆うことができるようにしておくことが望ましい。
このような積層印字後に、折畳み線28の部分で自着ラベル7Aを半分に折り畳めば、自着ラベル7Aの裏面側において、接着剤不活性化層36には接着剤不活性化層35が対向するので、互いに貼り付くことがなく、接着剤不活性化層36および接着剤不活性化層35以外の周縁部における自着接着剤層3が互いに貼り付いてしまうため、接着剤不活性化層36による内容は保護しつつ、封筒37として完成することができる。
図12は、完成した封筒37の平面図であって、封筒37を受け取った受取り人は、周縁部の自着接着剤層3の部分において第3の領域33を第4の領域34からはがすか、あるいは、ハサミなどにより切断することにより、第4の領域34における接着剤不活性化層36の内容(可変情報)を見ることになる。
ただし、このはがし操作において、周縁部の自着接着剤層3の部分は、ラベル基材2からはがれてしまうほどであるため、開封されたことが明瞭となる。
したがって封筒37は、事実上、親展としての機能を果たすことも可能であり、このような封筒37を両面印字プリンター25(図9)により容易に、かつ状況に応じて臨機応変に作成可能である。
もちろん、熱転写プリンター10(図3)により接着剤不活性化層35および接着剤不活性化層36を形成するとともに、サーマルプリンター24(図8)により差出し人の住所氏名31および受取り人の住所氏名32を印字するように、二段階に印字操作を分けて封筒37を作成することもできる。
かくして、本発明の自着ラベル連続体1A(自着ラベル7A)によれば、必要に応じて任意の印字パターン(たとえば印字パターン21(図5))で自着接着剤の不活性化を行うことが可能であるとともに、固定情報9(図1)の表示に加えて、必要に応じて可変情報22、23(図6、図7)、さらには接着剤不活性化層35および接着剤不活性化層36(図11)を表示可能であり、例示した封筒37(図12)はもちろん、その利用範囲を各種の情報伝達、広告表示や管理表示などに拡大可能である。
さらに、従来の感圧ラベルとは異なって剥離紙(台紙)を用いる必要がないので、省資源であるとともに、環境への負荷を低減することができる。
1 自着ラベル連続体(自着ラベル7の複数枚、図1、図2)
1A 自着ラベル連続体(自着ラベル7Aの複数枚、図4)
2 ラベル基材
3 自着接着剤層
4 感熱発色剤層
5 剥離剤層
6 分離用切断線
7 自着ラベル(図1、図2)
7A 自着ラベル(実施例、図4)
8 位置検出用マーク
9 固定情報
10 熱転写プリンター(図3)
11 供給部
12 位置検出部
13 印字部
14 位置検出センサー
15 サーマルヘッド
16 プラテンローラー
17 熱転写インクリボン
18 供給軸
19 巻取り軸
20 接着剤不活性化層
21 印字パターン(図5)
22 可変情報(図6)
23 可変情報(図7)
24 サーマルプリンター(図8)
25 両面印字プリンター(図9)
26 第1の印字部
27 第2の印字部
28 折畳み線(図10)
29 第1の領域
30 第2の領域
31 差出し人の住所氏名
32 受取り人の住所氏名
33 第3の領域(図11)
34 第4の領域
35 接着剤不活性化層
36 接着剤不活性化層
36A 接着剤不活性化層36が占める範囲
37 封筒(図12)

Claims (7)

  1. ラベル基材と、
    このラベル基材の裏面側に設けた自着接着剤層と、を有する自着ラベルであって、
    前記ラベル基材の表面側に設けた感熱発色剤層と、
    この感熱発色剤層の上層に設けた剥離剤層と、を有するとともに、
    前記自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層することにより接着剤不活性化層を形成したことを特徴とする自着ラベル。
  2. 当該自着ラベルは、これを熱転写プリンターに装填して、前記熱転写インクリボンの前記インクを前記自着接着剤層に転写印字することを特徴とする請求項1記載の自着ラベル。
  3. 前記接着剤不活性化層は、所定の印字パターンで前記自着接着剤層にこれを形成することを特徴とする請求項1または2記載の自着ラベル。
  4. 前記接着剤不活性化層は、所定の可変情報として前記自着接着剤層にこれを形成することを特徴とする請求項1または2記載の自着ラベル。
  5. 前記ラベル基材の前記感熱発色剤層内に第1の可変情報を印字するとともに、
    前記自着接着剤層にこの第1の可変情報に関連する第2の可変情報を印字することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の自着ラベル。
  6. 前記自着接着剤層に、当該自着ラベルの中心に位置する折畳み線を境界として、
    所定の印字パターンによる前記接着剤不活性化層と、
    所定の可変情報としての前記接着剤不活性化層と、を画成して印字することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の自着ラベル。
  7. ラベル基材と、
    このラベル基材の裏面側に設けた自着接着剤層と、を有する自着ラベルの接着剤不活性化方法であって、
    前記ラベル基材は、
    その表面側に設けた感熱発色剤層と、
    この感熱発色剤層の上層に設けた剥離剤層と、を有するとともに、
    前記自着接着剤層に熱転写インクリボンのインクを転写積層して、接着剤不活性化層を形成することを特徴とする自着ラベルの接着剤不活性化方法。
JP2011287980A 2011-12-28 2011-12-28 自着ラベルの接着剤不活性化方法 Expired - Fee Related JP6095888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011287980A JP6095888B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 自着ラベルの接着剤不活性化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011287980A JP6095888B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 自着ラベルの接着剤不活性化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013137395A true JP2013137395A (ja) 2013-07-11
JP6095888B2 JP6095888B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=48913180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011287980A Expired - Fee Related JP6095888B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 自着ラベルの接着剤不活性化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6095888B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63113488A (ja) * 1986-10-31 1988-05-18 日本カーバイド工業株式会社 粘着ラベル
JPH08137394A (ja) * 1994-09-14 1996-05-31 Petsutaa:Kk ラベル連続体およびその製造方法
WO2000055832A1 (en) * 1999-03-16 2000-09-21 Sihl Gmbh Tag with cold sealing layer
JP2001242789A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Toppan Forms Co Ltd タグ付き管理ラベル
JP2008238768A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Sato Corp 感熱記録シートおよびその使用方法
JP2009178985A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd ラベル付き合成樹脂成形品
JP2010286808A (ja) * 2009-07-14 2010-12-24 Yukosha:Kk 粘着ラベル

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63113488A (ja) * 1986-10-31 1988-05-18 日本カーバイド工業株式会社 粘着ラベル
JPH08137394A (ja) * 1994-09-14 1996-05-31 Petsutaa:Kk ラベル連続体およびその製造方法
WO2000055832A1 (en) * 1999-03-16 2000-09-21 Sihl Gmbh Tag with cold sealing layer
JP2001242789A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Toppan Forms Co Ltd タグ付き管理ラベル
JP2008238768A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Sato Corp 感熱記録シートおよびその使用方法
JP2009178985A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd ラベル付き合成樹脂成形品
JP2010286808A (ja) * 2009-07-14 2010-12-24 Yukosha:Kk 粘着ラベル

Also Published As

Publication number Publication date
JP6095888B2 (ja) 2017-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012527650A (ja) ラベルアセンブリ及び使用方法
JP2010131869A (ja) 情報記録用粘着シート
JP2013094974A (ja) 配送伝票
JP6015212B2 (ja) 配送伝票
JP2010248316A (ja) 粘着シート及び転写具
JP2014174523A (ja) 台紙なしラベル
JP6095888B2 (ja) 自着ラベルの接着剤不活性化方法
WO2009084298A1 (ja) 台紙なし擬似接着二層ラベル
JP6195575B2 (ja) ラベルアセンブリ及び使用方法
JP2008149590A (ja) 配送用シール
JP2016153857A (ja) ラベルシート
JPH11202774A (ja) シールラベルおよびその製造方法
JP5570291B2 (ja) ラベル
US7923089B1 (en) Integrated shipping label and packing list form
JP2018114661A (ja) ラベル基材の製造方法及びラベル
JP5791888B2 (ja) プリンター用脆質ラベル
JP3886429B2 (ja) 粘着式掲示板装置
JP6303319B2 (ja) 配送伝票
US8449963B1 (en) Integrated form including label and concealed document
JP4362205B2 (ja) 配送伝票
JP3243891U (ja) ラベル連続体
JP3123335U (ja) 用紙
JP5648337B2 (ja) 配送伝票
JP2013114217A (ja) 自着ラベル連続体および自着ラベル
JP3144827U (ja) 両面印刷用基材及び両面ステッカー

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130418

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160408

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161219

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6095888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees