JPH08137394A - ラベル連続体およびその製造方法 - Google Patents
ラベル連続体およびその製造方法Info
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- JPH08137394A JPH08137394A JP26241795A JP26241795A JPH08137394A JP H08137394 A JPH08137394 A JP H08137394A JP 26241795 A JP26241795 A JP 26241795A JP 26241795 A JP26241795 A JP 26241795A JP H08137394 A JPH08137394 A JP H08137394A
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Abstract
げ、多品種小ロットの生産が可能な、ラベル連続体およ
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ラベル連続体10は、長尺状ラベル基材
14と、感圧型接着剤層16と、剥離層18とを含み、
剥離層18側と感圧型接着剤層16側とが対向して仮着
するように、ラベル基材14が巻き重ねられている。さ
らに、ラベル連続体の製造方法は、工程シートの剥離性
を有する表面に感圧型接着剤層を形成するステップ1
と、ラベル基材の裏面と工程シートの感圧型接着剤層と
を重ね合わせるステップ2と、ラベル基材の表面に、各
ラベルの表示部を形成する印刷層を形成するステップ3
と、ラベル基材の表面に剥離層を形成するステップ4
と、工程シートのみを感圧型接着剤層表面より剥離する
ステップ5と、剥離層と感圧型接着剤層とが対向して仮
着するように、ラベル基材を巻き重ねるステップ6とを
含む。
Description
連続して形成されたラベル連続体およびその製造方法に
関し、特に、たとえば値札やバーコードラベル等として
用いて好適な、いわゆる剥離紙を有しないノンセパ型ラ
ベル連続体およびその製造方法に関する。
紙を有しないラベルとしては、耐熱性を有するポリエチ
レンの裏面にディレードタック型の熱接着性接着剤から
なる感圧型接着剤層を形成したものがある。
ットメルトタイプの感圧型接着剤層を形成したものの場
合は、もともと剥離紙を使わないでも巻き重ねて利用に
要することができる。すなわち、加熱して接着性接着剤
を溶融させて感圧性を付与する前は、接着性を有しない
ため、ロール状に巻き重ねても接着することがない。と
ころが、この従来のノンセパ型ラベルは、製造設備がい
きおい大型にならざるを得ず、設備投資が嵩み、また、
熱接着性接着剤を活性化させるために加熱しなければな
らないためにラベルの基材となるものとしてポリエチレ
ン等の耐熱性に優れたものを選ばざるを得ず、たとえば
極薄テープ状のラベル連続体等のように耐熱性の小さい
ものには対応できない。その他、接着剤層を形成する接
着剤に含まれる成分によって影響を受けないものを選択
しなければならない等、その選択の幅が極めて限定され
たものになる。
圧型接着剤層の選択の幅を拡げ、多品種小ロットの生産
が可能な、ラベル連続体およびその製造方法を提供する
ことである。
は、長尺状ラベル基材と、ラベル基材の裏面に転移して
形成された感圧型接着剤層と、ラベル基材の表面側に形
成された剥離層とを含み、剥離層側と感圧型接着剤層側
とが対向して仮着するように、ラベル基材が巻き重ねら
れた、ラベル連続体である。
表面に印刷層が形成され、印刷層の表面に剥離層が形成
された、請求項1記載のラベル連続体である。
ベル基材の表面であって、剥離層の表面に形成され、且
つ剥離性に優れた印刷インキにて形成された、請求項1
記載のラベル連続体である。
は、感圧型接着剤層とは反対側の表面に感熱発色層が形
成された、請求項1ないし3のいずれかに記載のラベル
連続体である。
なくともその一方の表面が剥離性を有する工程シートを
準備し、工程シートの剥離性を有する表面に感圧型接着
剤層を形成するステップ1と、感圧型接着剤層が転移し
て接着される裏面を備える長尺状ラベル基材を準備し、
該ラベル基材の裏面と工程シートの感圧型接着剤層とを
重ね合わせるステップ2と、ラベル基材の表面に、各ラ
ベルの境界を隔てて各ラベルの表示部を形成する印刷層
を形成するステップ3と、ラベル基材の表面に剥離層を
形成するステップ4と、工程シートのみをラベル基材の
裏面の転移した感圧型接着剤層表面より剥離するステッ
プ5と、剥離層と感圧型接着剤層とが対向して仮着する
ように、ラベル基材を巻き重ねるステップ6とを含む、
ラベル連続体の製造方法である。
テップ1は、シートの表面に剥離剤を印刷・塗布して剥
離性を付与した工程シートを準備するステップを含む、
請求項5記載のラベル連続体の製造方法である。
テップ2は、幅広で長尺状のラベル基材を準備し、該ラ
ベル基材の裏面と工程シートの感圧型接着剤層とを重ね
合わせ、適宜な幅にスリットして、巻き重ねるステップ
を含む、請求項5または6のいずれかに記載のラベル連
続体の製造方法である。
テップ3およびステップ4は、重ねられたラベル基材を
巻き戻して、印刷層および/または剥離層を形成するス
テップを含む、請求項7記載のラベル連続体の製造方法
である。
に形成された剥離層側とラベル基材の裏面側に形成され
た感圧型接着剤層側とが対向して仮着するように、ラベ
ル基材が巻き重ねられているので、巻き戻される。
面に印刷層が形成され、印刷層の表面に剥離層が形成さ
れているので、巻き重ねられたラベル基材が巻き戻され
る。
ル基材の表面である剥離層の表面に形成され、且つ剥離
性に優れた印刷インキにて形成されているので、巻き重
ねられたラベル基材が巻き戻される。
感圧型接着剤層とは反対側の表面に感熱発色層が形成さ
れているので、加熱することにより発色する。
離層側と感圧型接着剤層側とが対向して仮着するように
ラベル基材を巻き重ねるので、巻き重ねられたラベル基
材は巻き戻される。
剥離剤を印刷・塗布して剥離性を付与した工程シートを
もって感圧型接着剤層を形成するので、感圧型接着剤層
は、長尺状ラベル基材と重ね合わされたとき工程シート
から長尺状ラベル基材の表面に転移する。
成された感圧型接着剤層が、ラベル基材の裏面に転移す
る。
程シートとが感圧型接着剤層を挟んで積層されたロール
状積層物が巻き戻され、印刷層および/または剥離層を
形成する。
裏面に転移して感圧型接着剤層が形成されるので、常温
で感圧型接着剤層をラベル基材の表面に形成できる。そ
れゆえに、ラベル基材を選択する場合、比較的耐熱性の
小さい極薄テープ等であっても、対応でき、また、元々
感圧型接着剤層を形成する前のエマルジョンの状態にお
ける感圧型接着剤の溶剤等が転移する前に除去されるの
で、ラベル基材の性質とは関係なく感圧型接着剤層を形
成する感圧型接着剤の選択の幅も拡げられる。さらに、
特に、ラベル基材としてサーマル紙等の熱発色するよう
なものも選択でき、また比較的熱をかけるような転写箔
による印字をするプリンター等、あらゆるプリンターに
も対応が可能となる。
面に印刷層が形成され、印刷層の表面に剥離層が形成さ
れるので、ラベル基材の裏面に形成された感圧型接着剤
層とその表面に形成された剥離層とを対向して仮着する
ようにラベル基材が巻き重ねられても、巻き戻すことが
でき、ラベル連続体から一枚一枚ラベルをカットして利
用することができる。
基材の表面である剥離層の表面に形成され、且つ剥離性
に優れた印刷インキにて形成されているので、ラベル基
材の表面側に形成された剥離層と裏面側に形成された感
圧型接着剤層とが対向して仮着するようにラベル基材が
巻き重ねられても、巻き戻すことができ、ラベル連続体
から個々のラベルにカットして用いることができる。
感圧型接着剤層とは反対側の表面に感熱発色層が形成さ
れているので、サーマルプリンター等によって比較的簡
単に印字をすることが可能となる。
離性を有する表面に形成された感圧型接着剤層と、感圧
型接着剤層が転移して接着される表面を備える長尺状ラ
ベル基材の表面とが重ね合わされ、常温にて、感圧型接
着剤層が工程シートの表面より長尺状ラベル基材の裏面
に転移されるので、比較的耐熱性の小さい極薄のラベル
基材であっても、感圧型接着剤層を形成することができ
る。また、感圧型接着剤層を形成する感圧型接着剤がエ
マルジョン状のときに含んでいた溶剤が除去された状態
で工程シートの表面から転移させて感圧型接着剤層を形
成するので、溶剤等によってラベル基材に影響を及ぼす
ことがない。それゆえに、ラベル基材および感圧型接着
剤層を形成する感圧型接着剤の選択の幅がきわめて広く
なり、また、多品種少量の生産に適する。また、工程シ
ートは、何回も用いることができるので、ゴミとならず
資源の再利用を図ることができる。
離性を有する表面に感圧型接着剤層を形成し、感圧型接
着剤層が転移して接着される長尺状ラベル基材の裏面と
重ね合わせれば、剥離剤の作用により感圧型接着剤層を
工程シートから長尺状ラベル基材の裏面に転移させるこ
とができる。
ラベル基材と工程シートとを準備し、感圧型接着剤層を
もって重ね合わせるようにし、且つ適宜な幅にそれらを
スリットして目的とするラベル基材を形成するようにす
れば、工程シートの剥離性を有する表面に形成される感
圧型接着剤層を、工程シートの左右端を若干残して形成
することができ、両側縁の無駄な部分が僅かですみ、初
期の目的とする幅のラベル基材をより多く形成すること
ができ、きわめて有用である。
な効果を奏する上に、さらに印刷層および/または剥離
層を初期の目的とする部位に適宜形成することができ、
きわめて有用である。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
るラベル連続体を示す図であり、そのうち、(A)は、
その斜視図であり、(B)は、その断面図である。図2
および図3は、図1図示例の製造方法の一例を示す図解
図であり、図2は、その前半の工程を示す図であり、図
3は後半の工程を示す図である。
ラベル12が帯状に連続して形成されたものであり、そ
れぞれ各ラベル12の境界においてカッティングして各
々1枚のラベル12として用いられるものである。
転移して形成された感圧型接着剤層16が形成され、前
記ラベル基材14の表面側に剥離剤層18が形成され、
さらに前記ラベル基材14の表面側であって、ラベル基
材14との間においてラベル基材14の表面の一部に印
刷層20が形成されている。印刷層20は、各ラベル1
2の境界を隔てて各ラベル12の表示部を形成するよう
に、各ラベル12の表示部間において一定の間隔を隔て
て間欠的に形成されている。
うに、ラベルとして使用する前は、前記剥離剤層18側
と前記感圧型接着剤層16が対向して仮着するように、
ラベル基材14がロール状に巻き重ねられている。な
お、この実施例では、ラベル基材14の剥離剤層側18
側表面に感熱発色層22が形成されている。
いては、たとえば紙、合成紙、セロファン、ポリスチレ
ン、ポリエステル等のプラスチックフィルムまたはシー
ト、あるいはアルミホイル等の長尺帯状体があげられる
が、切れ目のない長尺帯状のラベル連続体を各ラベル1
2にカットするために、手あるいはカッター等の機械器
具で切断することができるような素材である必要性があ
る。また、所定間隔を置いてミシン目等の切り目(図示
せず)が穿設され、所定の細片のラベル12に切断し得
るように構成してもよい。
た感圧型接着剤層16は、各ラベル12に接着力を与え
るためのものであり、たとえばアクリル共重合樹脂、ゴ
ム系接着剤等の公知の感圧型接着剤が用いられる。
感熱発色層22は、たとえば透明または単色のロイコ染
料、酸性物質および結着剤の混合物を含む感熱発色剤を
塗布乾燥することによって形成される。この場合、ロイ
コ染料としては、たとえば、クリスリタルバイオレット
ラクトン、3−インドリノ−3−P−ジメチルアミノフ
ェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、2−ジエチルアミノ−7
−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−P−ブチルアニリ
ノフルオランなどがあげられる。
2−ビス(4′−オキシフェニル)プロパン、4−フェ
ニルフェノール、4−ヒドロキシアセトフェノン、2,
2′−ジヒドロキシジフェニル、2,2′−メチレンビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,
4′イソプロピリデンジフェノール、4,4′−イソプ
ロピリデンビス(2−クロルフェノール)、4,4′−
イソプロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,
4′−エチレンビス(2−メチルフェノール)、4,
4′−チオビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノー
ル)等があげられる。
ビニルアルコール、メトキシセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリア
クリルアミド、ポリアクリル酸、デンプン、ゼラチン、
ポリスチレン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の水
溶性あるいは水性エマルジョンなどがあげられる。この
感熱発色層22は、それをプリンターのサーマルヘッド
等が加熱することによって発色させることができる。
は、さらに各ラベル12の境界を隔てて各ラベル12の
表示部を形成する印刷層20が形成されている。この印
刷層20は、一般的な印刷インキを用い、平版、凸版あ
るいはオフセット印刷その他の公知印刷方法により印刷
して形成される。前記ラベル基材14の表面側、すなわ
ち感熱発色層22および印刷層20の表面上に形成され
た剥離剤層18は、たとえば、感熱発色層22に影響を
及ぼさない温度でキュアさせることができる、シリコン
樹脂等の剥離剤を印刷塗布して形成されたものである。
成する剥離剤としては、UVシリコン(いわゆる紫外線
硬化型のシリコン)やEBシリコン(いわゆる電子線硬
化型のシリコン)のように紫外線や電子線でキュアーさ
れ、感熱発色層22に影響を及ぼさないようなものが選
択されるのがよい。
ついて、主として図2および図3に基づいて説明する。
ルムまたはシート状のプラスチック等からなる長尺帯状
の工程シート24をロール状に巻き重ねられたものを準
備する。この工程シート24は、製造工程においてのみ
用いられるものであり、完成したラベル連続体10には
残存しないものである。そして、工程シート24の表面
はシリコン樹脂あるいはフッソ樹脂等の剥離剤を印刷・
塗布され、剥離性を有する剥離層24aが形成されてい
る。
の表面に感圧型接着剤層16を形成する感圧型接着剤2
6を印刷・塗布するのであるが、この接着剤塗布装置1
00は、2つのローラ102aおよび102bを含む。
ローラ102aは、その下部がパン104に溜めた感圧
型接着剤26に浸漬されている。したがって、ローラ1
02aおよび102bを回転させることによって、その
部位に導かれた工程シート24の剥離層24a表面に、
感圧型接着剤26が印刷塗布される。なお、接着剤塗布
装置としては、グラビアロールコーター、リバースロー
ルコーター、エアーナイフコーター等の塗布装置を用い
てもよく、また、スクリーン印刷機等の公知の印刷機を
用いてもよい。
た工程シート24は、たとえばヒーターを含むドライヤ
ー106に導かれる。ドライヤー106では工程シート
24に印刷塗布された感圧型接着剤26が乾燥されて感
圧型接着剤層16として形成される。接着剤26とし
て、EVA系、酢ビ系、アクリル系等の水溶性樹脂を含
む接着剤あるいは塩酸ビ、ウレタン、アクリル等からな
る溶剤型接着剤を用いる場合は、乾燥機を用い、ゴム
系、EVA系のホットメルト型接着剤を用いる場合は、
冷却機を用いる。
た工程シート24の剥離層24a側に、ラベル基材14
となる原紙14aが積層される。ラベル基材14の原紙
14aも、工程シート24と同じ幅に形成され、そのラ
ベル基材14の原紙14aの表面には、すでに感熱発色
層22が形成されている。感熱発色層22は、前記した
感圧型接着剤層26側とは反対側に形成されている。
剤26の層およびラベル基材14とが積層された積層物
は、次の印刷等の工程に導く前に、積層された状態で予
め最終製品たるラベル連続体10の幅とほぼ近似した幅
となるようにスリッタ108でスリットされ、スリット
後にロール状に巻き重ねられる。
続体とが感圧型接着剤26の層をもって積層し仮着され
てなる積層物30はロール状に巻き重ねられ、積層物3
0はロール状に巻き重ねられた状態において、図3に示
す次工程の印刷および剥離剤塗布装置に導かれる。
ねられたロール状積層物30は、図3に示す製造装置に
装填され、積層物30を巻き戻して、印刷層20を形成
するための印刷装置110に導かれる。この印刷装置1
10は、各ラベル12を構成する表示部を印刷するもの
であり、たとえば商品名等の文字や適宜な図柄等からな
る画線を平版、凸版あるいはオフセット印刷等の公知の
印刷装置によって印刷するものである。
30は、ラベル基材14の印刷層20の表面に剥離剤層
18を形成するための剥離剤塗布装置120に導かれ
る。この剥離剤塗布装置120は、メインローラ122
aと該メインローラ122aに対向して設けられたロー
ラ122bを含む。そして、メインローラ122aは、
その下部がパン124に溜められた剥離剤32に浸漬さ
れており、メインローラ122aとローラ122bとに
挟まれている積層物30のラベル基材14の表面にメイ
ンローラ122aで剥離剤32が塗布される。そして、
剥離剤32が印刷塗布された積層物30は、たとえばヒ
ーターを含む乾燥機126に移動される。乾燥機126
では、積層物に印刷塗布された剥離剤32が乾燥されて
剥離剤層18として形成される。そして、剥離剤層18
と積層物30が積層されてなるラベル連続体10は、次
に工程シート除去装置130に導かれる。工程シート除
去装置130は、ローラ132を含み、積層物30の感
圧型接着剤層16表面より工程シート24を剥離し、別
途再利用できるようにロール状に巻き取られる。
は、さらに最適なラベル連続体10の幅となるようにス
リッタ140で両側縁をあるいは一方側縁を切断加工し
ながら、ロール状に巻き重ねられる。
ラベル連続体について説明する。
面図である。図5は、図4図示例の製造方法の一例を示
す図解図である。
異なりラベル基材54の表面に剥離剤層58が形成され
る。さらに剥離剤層58表面に印刷層60が形成されて
いる。もっとも、ラベル基材54の裏面に感圧型接着剤
層56が形成されていることは図1図示例と同様であ
り、またラベル基材54の表面に感熱発色層62が形成
されていることも図1図示例と同様である。また、印刷
層60を形成する印刷インキとしては、それ自身剥離性
を有する印刷インキを選択する必要性がある。
製造工程のうち前半部を担うラベル基材54と加工シー
ト64との積層物70が、図2図示例と同様な装置をも
って製造されるが、この図4図示例の製造方法のうち後
半部を担う製造装置は、図5図示例のように、剥離剤塗
布装置220をもって積層物70のラベル基材54表面
に剥離剤72を印刷塗布するとともに、印刷・塗布され
た剥離剤72をキュアーするための硬化装置でキュアさ
れて剥離剤層58形成し、その下流において、印刷装置
210をもって剥離剤層58の表面に印刷層60を形成
するように構成されている。
示例と異なり、ラベル基材54をラベル連続体50の最
適な幅に調整する装置たるスリッタ240は、工程シー
ト除去装置230によって工程シート64が感圧型接着
剤層56より引き剥がされた後においてスリットするよ
うに、ロール状に巻き重ねられる直前のより下流に設け
られている。
図であり、(A)は、その斜視図であり、(B)は、そ
の断面図である。
り、その前半の工程を示す。
り、その後半の工程を示す。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 長尺状ラベル基材と、 前記ラベル基材の裏面に転移して形成された感圧型接着
剤層と、 前記ラベル基材の表面側に形成された剥離層とを含み、 前記剥離層側と前記感圧型接着剤層側とが対向して仮着
するように、ラベル基材が巻き重ねられた、ラベル連続
体。 - 【請求項2】 ラベル基材の表面に印刷層が形成され、
印刷層の表面に剥離層が形成された、請求項1記載のラ
ベル連続体。 - 【請求項3】 印刷層が、ラベル基材の表面であって、
剥離層の表面に形成され、且つ剥離性に優れた印刷イン
キにて形成された、請求項1記載のラベル連続体。 - 【請求項4】 ラベル基材は、感圧型接着剤層とは反対
側の表面に感熱発色層が形成された、請求項1ないし3
のいずれかに記載のラベル連続体。 - 【請求項5】 少なくともその一方の表面が剥離性を有
する工程シートを準備し、前記工程シートの剥離性を有
する表面に感圧型接着剤層を形成するステップ1と、 前記感圧型接着剤層が転移して接着される裏面を備える
長尺状ラベル基材を準備し、該ラベル基材の裏面と前記
工程シートの感圧型接着剤層とを重ね合わせるステップ
2と、 前記ラベル基材の表面に、各ラベルの境界を隔てて各ラ
ベルの表示部を形成する印刷層を形成するステップ3
と、 前記ラベル基材の表面に剥離層を形成するステップ4
と、 前記工程シートのみを前記ラベル基材の裏面の転移した
感圧型接着剤層表面より剥離するステップ5と、 前記剥離層と前記感圧型接着剤層とが対向して仮着する
ように、ラベル基材を巻き重ねるステップ6とを含む、
ラベル連続体の製造方法。 - 【請求項6】 ステップ1は、シートの表面に剥離剤を
印刷・塗布して剥離性を付与した工程シートを準備する
ステップを含む、請求項5記載のラベル連続体の製造方
法。 - 【請求項7】 ステップ2は、幅広で長尺状のラベル基
材を準備し、該ラベル基材の裏面と前記工程シートの感
圧型接着剤層とを重ね合わせ、適宜な幅にスリットし
て、巻き重ねるステップを含む、請求項5または6のい
ずれかに記載のラベル連続体の製造方法。 - 【請求項8】 ステップ3およびステップ4は、重ねら
れたラベル基材を巻き戻して、印刷層および/または剥
離層を形成するステップを含む、請求項7記載のラベル
連続体の製造方法。
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