JP2013136318A - ドア内装部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】指定された組み合わせによって複数部材を組み合わせるときに、色調の誤組を含めた誤組抑制ができ、信頼性向上が可能となるドア内装部材を提供する。
【解決手段】本発明に係るドア内装部材Sは、指定された組み合わせのドアポケット部40、ロワー部30を含む複数部材を組み合わせてなるものであって、ドアポケット部は、少なくとも2つ以上の種類が存在し、ドアポケット部40とロワー部30には、誤組確認部Kが設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明はドア内装部材に係り、特にドア内装部材の組み付けにおいて誤組防止構造を備えたドア内装部材に関する。
ドア内装部材の組み付けにおいて、左右非対称の第1部材を正しい方向で組み付けるために、第1部材にリブを第2部材に切欠きを設けたものは公知であった(特許文献1)。
特許文献1の技術は、バックボード(1)に、機構部品(2)を適正位置に配設した場合に適合する適合凹部(12)を設け、機構部品が誤って組付けた場合に、バックボード(1)が固定できないようにしたものである。つまり、特許文献1の技術は、構成部品が左右対称などで異なる場合に、誤組を防止するための技術である。
一方、ドア内装部品などの内装樹脂部品において、色の組み合わせのある製品がある。つまり、内装部品において、構成部品そのものは同一であるが、構成部品の彩色が異なる(同一色ではない)ように構成した製品が存在する。この製品に用いられる構成部品は、彩色は違うが異なる構成部品ではないため、特許文献1の技術では、対応することができない。このように彩色が異なるが同一構成の部品であるために、指定されたものとは異なる色の組み合わせが生じてしまう場合があった。特に、類似色が存在する場合には、色調誤組の虞が大いにあった。
このため、同一構成の部品において複数の彩色がある場合、色調の誤組を防止するために、人による外観検査を行っている。そして、信頼性を向上させるために、カラー識別装置や、バーコードなどで管理している。このようにカラー識別装置や、バーコードなどで、誤組が生じないように管理しているが、製造効率が悪く、製品のコストアップ要因になっている。
特開2002−347494号公報
部品の取り付け時の誤組防止において、指定された組み合わせで第1部材・第2部材ともに、指定された組み合わせと異なる部材同士の誤組を抑制することが望まれる。また、同一構成で、彩色等のみ異なる少なくとも2つ以上の種類がある部材同士を組み合わせる時に、誤組のおそれを、特別な装置を必要とせずに、色調の誤組防止の信頼性を向上させることが望まれる。
さらに、部品の取り付け時の誤組防止において、誤組確認部を設ける場合には、誤組確認部の大型化を抑制することが望まれる。さらにまた、開口部がある部材に誤組確認部を設ける場合には、開口部に影響を与えないようにすることが望まれる。
本発明の目的は、指定された組み合わせによって複数部材を組み合わせるときに、指定された組み合わせと異なる部材同士の誤組を抑制することができ、色調の誤組を含めた誤組抑制ができ、信頼性向上が可能となるドア内装部材を提供することにある。
また他の目的は、特別な装置などを必要とせず、簡単に誤組確認が可能なドア内装部材を提供することにある。
さらに他の目的は、誤組確認部を設ける場合、誤組確認部の大型化を抑制し、開口部がある部材に誤組確認部を設ける場合、開口部に影響を与えない誤組確認部を備えたドア内装部材を提供することにある。
前記課題は、本発明に係るドア内装部材によれば、指定された組み合わせの第1部材、第2部材を含む複数部材を組み合わせてなるドア内装部材であって、前記指定された複数部材のうち少なくとも前記第1部材、第2部材には、少なくとも2つ以上の種類が存在し、前記第1部材と第2部材には、前記種類に応じて配置が異なる誤組確認部が設けられていること、により解決される。
このように、誤組確認部が種類に応じて設けられているため、指定された組み合わせと異なる部材同士の誤組を抑制できる。
また、前記指定された組み合わせの第1部材、第2部材は、前記誤組確認部を除いた形状は同じで、色が異なるものに適用すると好適である。このように形状が同じでも、色が違うだけで誤組の抑制が可能である。
また、前記誤組確認部は、前記第1部材に凹部を、前記第2部材に凸部を設けて形成されると好適である。このように凹凸で構成すると、簡単な構造で、誤組の確認が可能であり、作業性が向上する。特に、凸部をガイドにできるために、組付性向上を図れる。
さらに、前記ドア内装部材は、ドアライニングであり、前記第1部材はドアポケット部であり、前記第2部材は前記ドアポケット部が取り付けられる部材であり、前記ドアポケット部に凹部を形成し、前記ドアポケット部が取り付けられる部材に凸部が形成されてなるような構成の場合に、より好適に適用できる。
このように、第1部材であるドアポケット部に凹部を設け、第2部材であるドアポケット部が取り付けられる部材であるロアー部に凸部を設けることで、ドアライニングにおける誤組をより確実に行える。
また、前記第1部材に設けた誤組確認部としての凹部は、貫通孔であると好適である。このようにすると、挿入部を目で見て確認できるので、誤組の確認が容易になる。
さらに、前記凸部の突出量は係合したときに、前記凹部より突出するような長さで構成されていると好適である。このように凹部より突出することで、目で見えない位置でも手で凸部が挿入しているか確認することが可能となる。
そして、前記誤組確認部は前記第1部材を取り付けた部材の自由面側に存在する最も近い突出部を避けた位置に設けられていると好適である。このように構成すると、誤組確認部を遮る部材を避けて組み付けることになり誤組確認が容易になる。
さらに、前記第2部材に設けた誤組確認部は、前記第2部材の取り付け部に設けていると好適である。このように構成することにより、誤組確認部の大型化を抑制することが可能となる。
また、前記誤組確認部は、前記第1部材と前記第2部材を合わせている合わせ面に設けると好適である。このように構成することにより、前記第2部材に開口部がある時に、誤組確認部は開口部外周に設けるようになり、開口部に影響を与えないようにすることが可能となる。
さらに、前記誤組確認部は、異なる形状と異なる位置とを複数備えていると好適である。このように前記誤組確認部は異なる形状と異なる位置とを複数備えているので、指定された組み合わせの時にだけ正しく組み合わさるように適宜選択することが可能となる。
さらにまた、前記誤組確認用に設けられた凸部は、前記凹部又は貫通孔と組み合わせ後に溶着されていると好適である。このように凸部は凹部或いは貫通孔を突出しているので、取り付け後に溶着させることで、誤組確認用凸部を溶着でき、取り付けの固定部が増加することになり、剛性が向上する。
請求項1の発明によれば、誤組確認部が種類に応じて設けられているため、指定された組み合わせと異なる部材同士の誤組を抑制できる。
請求項2の発明によれば、形状が同じでも、色が違うだけで誤組の抑制が可能である。
請求項3の発明によれば、簡単な構造で、誤組の確認が可能であり、作業性が向上する。特に、凸部をガイドにできるために、組付性向上を図れる。
請求項4の発明によれば、ドアライニングにおける誤組をより確実に行える。
請求項5の発明によれば、挿入部を目で見て確認できるので、誤組の確認が容易になる。
請求項6の発明によれば、目で見えない位置でも手で凸部が挿入しているか確認することが可能となる。
請求項7の発明によれば、誤組確認部を遮る部材を避けて組み付けることになり誤組確認が容易になる。
請求項8の発明によれば、誤組確認部の大型化を抑制することが可能となる。
請求項9の発明によれば、前記第2部材に開口部がある時に、誤組確認部は開口部外周に設けるようになり、開口部に影響を与えないようにすることが可能となる。
請求項10の発明によれば、指定された組み合わせの時にだけ正しく組み合わさるように適宜選択することが可能となる。
請求項11の発明によれば、誤組確認用凸部を溶着でき、取り付けの固定部が増加することになり、剛性が向上する。
内装部材としてのドアライニング車室側からみた説明図である。 図1の裏側からみた説明図である。 誤組確認部の説明図である。 第1部材としてのドアポケット部の部分拡大説明図である。 第1部材の例としてのドアポケット部の内側からみた説明図である。 第1部材であるドアポケット部の図5X部の部分説明図である。 第1部材であるドアポケット部の図5X部の他の例を示す部分説明図である。 第2部材としてのロワー部側に設けた誤組確認部の説明図である。 誤組確認部の組み合わせた状態の説明図である。 図9のイ−イ断面、ロ−ロ断面、ハ−ハ断面説明図である。 図10のロ−ロ断面に相当する他の例の断面説明図である。 図6の変形例の説明図である。 図7の変形例の説明図である。 誤組確認部の他の例を示す説明図である。 誤組確認部の更に他の例を示す説明図である。 他の実施形態を示す図2と同様な説明図である。 図16の組み付けの説明図である。 誤組確認部の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配設等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることはもちろんである。
図1乃至図18は本発明に係るものであり、図1は内装部材としてのドアライニング車室側からみた説明図、図2は図1の裏側からみた説明図、図3は誤組確認部の説明図、図4は第1部材としてのドアポケット部の部分拡大説明図、図5は第1部材の例としてのドアポケット部の内側からみた説明図、図6は第1部材であるドアポケット部の図5X部の部分説明図、図7は第1部材であるドアポケット部の図5X部の他の例を示す部分説明図、図8は第2部材としてのロワー部側に設けた誤組確認部の説明図、図9は誤組確認部の組み合わせた状態の説明図、図10は図9のイ−イ断面、ロ−ロ断面、ハ−ハ断面説明図、図11は図10のロ−ロ断面に相当する他の例の断面説明図、図12は図6の変形例の説明図、図13は図7の変形例の説明図、図14は誤組確認部の他の例を示す説明図、図15は誤組確認部の更に他の例を示す説明図、図16は他の実施形態を示す図2と同様な説明図、図17は図16の組み付けの説明図、図18は誤組確認部の説明図である。
本実施形態では、ドア内装部材としてドアライニングSを例にして説明する。このドアライニングSは、車両に開閉可能に支持されたドアの車室側に室内装飾等の目的で設けられる部材であり、例えば、合成樹脂によって形成され、室内装飾だけでなく、遮音、吸音、および、衝突時の乗員の保護用の部材としての機能を持っている。
本実施形態のドアライニングSは、図1及び図2で示されるように、アッパー部10と、センター部20と、ロワー部30とを備えており、アッパー部10とロワー部30は連結されてドアライニングを形成している。そして、装飾性を多様化するために、アッパー部10にはドア開閉用のノブ等(図示省略)を装備し、ロワー部30の下方には、ドアポケット部40を設けている。またセンター部20には、アームレスト70等を設けている。
また、このドアライニングには、窓ガラスを上昇および下降させるパワーウインドスイッチ(図示省略)や、スピーカ(図1ではスピーカ(図示省略)のスピーカグリル50)や、ドアロック装置を施錠および解錠するためのドアロックノブ(図示省略)や、ドアを開放するためのインサイドハンドル(図示省略)等が設置されている。
ドアライニングSは、上記のように装飾性を多様化するために、複数の異なる部材を用いているが、さらに、これらの複数の異なる部材について、それぞれ同一形状の部材でありながら異なる色彩の複数の部材が用いられている。例えば、ドアポケット部40について、内側の色が、図1の状態のように一部露見するときに、車室内側の色彩との関係やユーザーの好みに応じて、同一形状の部材でありながら複数の色のものが用いられている。このように本実施形態のドアライニングSには、予め色が決められたもので組み合わせが指定されている。しかし、組み付け側である裏面側からは、組み付け時に車室内側の色彩を見ることが困難である。このような状態のときに、本発明の誤組確認部が好適に用いられる。そして、この指定された組み合わせの第1部材としてのドアポケット部40と、第2部材としてのロワー部30を例にして、誤組防止のための誤組確認部Kについて説明する。
上記ドアポケット部40をロアー部30に取り付けるときの、誤組確認部Kは、ドアポケット部40とロワー部30の当接部分に、一方に凹部或いは貫通孔を形成し、他方に凸部或いは突起部材を形成し、これらの組み合わせが可能な場合、すなわち突起或いは突起部材が凹部或いは貫通孔に入り込んで、ドアポケット部40とロワー部30が組み付けのため当接可能な状態になるように構成するものである。具体的には次のように構成されている。
ロワー部30の裏面側は、図2及び図4で示すように、裏側へ若干膨出されており、この膨出された部分に開口が設けられている。そして、この開口を覆うように裏側からドアポケット部40が配置されている。これにより、図1のように車室側からドアポケット40の開口から入れ物が可能となる。このように、ロワー部30とドアポケット部40との組み付けのときに、本実施形態では、図2及び図3で示す誤組確認部Kが設けられている。
ドアポケット部は、図4及び図5で示すように、ポケット本体41と、連結リブ42と、連結孔43とを備えている。一方、ロアー部30のポケット部40の取付け位置には、突起したボス部(図8及び図9参照)31,33が形成されており、連結リブ42の当接面42b側とロアー部30とを当接させて、上記ボス部31,33を連結リブ42の連結孔43に嵌入させて、さらに連結孔43から突出したボス部を溶融させて、固定するようになっている。
図2及び図3で示す誤組確認部Kは、複数のものを用いた例を示している。この例では、ロワー部30に4つの凸部(或いは突起部)34(34a〜34d)のいずれかが配置可能になっている。例えば、A色、B色、C色、D色について、位置をずらして凸部34a〜34dのいずれか一つだけ形成されて、当該凸部に該当する色が特定されるように構成されている。図3では、A色について凸部34aが形成されているために、A色の位置の凸部34aに合致する仮想線で示すドアポケット40の連結リブ42の凹部又は貫通孔42cが形成されたものだけが組み合わせ可能になっている。このように構成すると、ロワー部30に凸部が設けられているために、所定の色以外は、凹部又は貫通孔内に挿入できず、凸部が邪魔になり、組み付けができない。つまり、誤組確認部Kの凹凸が一致しない場合には、組み付けができないように構成されている。上記色の例としては、黒、グレー、アイボリー、茶等が挙げられるが、これに限るものでないことは勿論である。
これらの凸部34(34a〜34d)は、ロワー部30を樹脂で成形するときに、凸部部分がアンダーカットになるために、左右型(上下型)の間に、凸部部分を形成する入れ子型を用いて、成形している。このように、色によりロワー部30の凸部(或いは突起部)と連結リブの凹部(或いは貫通孔)の位置を異ならしめている。
一方、このロワー部30に形成された凸部(或いは突起部)34(34a〜34d)に嵌まり込むための、ドアポケット部40に形成された連結リブ42の凹部(或いは貫通孔)なども、上述の凸部(或いは突起部)34と同様に、凹部(或いは貫通孔)42cがアンダーカットになるために、左右型(上下型)の間に、凹部(或いは貫通孔)を成形するための型として入れ子を用いて成形している。このように、型を入れ子にして色により凸部或いは突起部の位置を変え、型を入れ子にして色により切欠き部或いは貫通孔(穴)の位置を変えるようにして製造することが可能である。
なお上記例では、アンダーカット部となる部分の凸部(或いは突起部)34(34a〜34d)と貫通孔(或いは凹部)42cについて、入れ子型を用いた例を示したが、入れ子型に変えてスライド型を用いても、同様に成形することが可能となる。
本実施形態の誤組確認部Kは、ロワー部30の自由面側に存在する最も近い突出部を避けた位置に設けられている。具体的には、誤組確認部Kは、図2及び図4で示すように、連結リブ42側に設けられており、ロワー部30の自由面側に存在する最も近い突出部であるスピーカ(図示省略)のスピーカグリル50の近傍、或いはロワー部30側の端部にある縁部37、さらにはセンター部20に配置される部材などを避けた位置に設けられている。このように、誤組確認部Kを遮る部材(本実施形態ではスピーカグリル50の近傍や縁部37)を避けて組み付けることになり誤組確認が容易になる。
以上のように、指定された組み合わせによって配置の異なる誤組確認部Kを設けることで、誤組の抑制ができるだけでなく、凹凸の多い構造であるドアライニングSにおいて誤組確認が容易な位置に誤組確認部Kを設けている。これにより、色調の誤組の防止、信頼性向上が可能となる。また特別な装置などを必要としないため、コストアップとならない。
次に、図4以降で示す他の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態で同様部材、同様配置については、同一符号を付してその説明を省略する。
図4で示す実施形態では、図5示す連結リブ42の鎖線枠Xの部分に、図6(A)で示す色の状態のときには、切欠き部45aを形成し、図6(B)で示す色の状態のときには、切欠き部45bを形成する。つまり、誤組確認部Kとして、例えば、連結リブ42には、位置の異なる切欠き部45a(図6(A)で示す色)と切欠き部45b(図6(B)で示す色)を形成し、それぞれの切欠き部45a,45bに対応する凸部35a,35bをロワー部30側で、連結リブ42との当接面に形成する。
すなわち、図8及び図9で示すように、ロワー部30側にはボス部31,31が立設されており、このボス部31,31の間に誤組確認部Kを構成する凸部35a又は凸部35bが形成されている。
図8(A)で示す場合には、ボス部31に台座リブ32が形成された例であり、この場合には、ロワー部30が、ドアポケット部40の連結リブ42との取付面が、より低い位置にある場合に有効である。
図8(B)で示す例では、台座リブ32が設けられていない例を示している。ロワー部30側にはボス部33,33が立設されており、このボス部33,33の間に誤組確認部Kを構成する凸部35bが形成されている。
これらのいずれでも、誤組確認部Kを構成する凸部35aと凸部35bが、連結リブ42に向かって立設されている。
一方、前述のように、切欠き部(図6(A)(B)参照)45a,45bのうちどれかが形成されている場合、例えば図6(A)で示すように、切欠き部45aが形成されている本実施形態では、図9及び図10で示すように、誤組確認部Kを構成する凸部35aと切欠き部45aが一致して、このとき設定された彩色の部材(本実施形態ではドアポケット部40)を確実に取り付けることが可能となる。なお、図10(A)は図9のイ−イ断面であり、図10(B)は図9のロ−ロ断面であり、図10(C)は誤組確認部K以外のロワー部30とドアポケット部40の当接面の状態を示す断面である。
このように構成すると、それぞれの凸部35a,35bが邪魔にならないで、この凸部35a,35bと切欠き部45a,45bが合致する場合にのみ組み付けが可能となる。このとき、凸部35a,35bの突出量は、いずれか切欠き部45a,45bに係合したときに、切欠き部45a,45bの面(即ち連結リブ42a)より突出するような長さで構成されている。このため、目視、触指等によって、容易に確認できる。
上記図6の実施形態では、切欠き部45a,45bを用いた例であるが、図7及び図11で示す実施形態は、貫通孔46a,46bを用いた例である。このように貫通孔46a,46bを用いて、凸部35a,35bと係合できる場合にのみ組み付けが可能なように構成することもできる。このとき凸部35a,35bの突出量は、いずれか貫通孔46a,46bに挿入したときに、貫通孔46a,46bより突出するような長さで構成されている。このように構成すると、凸部35a,35bの挿入部を目で見て確認できるので、誤組の確認が容易になる。
なお、上記実施形態では、切欠き部45a,45bや貫通孔46a,46bが、連結孔43と同様に連結リブ42の幅内に位置して形成されているので、誤組確認部Kの大型化を抑制することが可能となる。このように第2部材であるロワー部30の誤組確認部Kは、第1部材であるドアポケット部40を取り付けるためのいずれかの部分に設けることが可能であるので、誤組確認部Kの大型化を抑制することが可能となる。
図12は、図6の切欠き部45a,45bを凹部47a,47bとした例であり、図13は図7の貫通孔46a,46bを凹部48a,48bとした例である。第1部材であるドアポケット部40に凹部47a,47bを、第2部材であるロワー部30に凸部(図示省略)を設けて形成されている。この場合、凸部の突出量は、凹部47a,47b,48a,48bの深さより小さいように構成する。このように、切欠き部や貫通孔ではなく、凹部とすることによっても、同様の効果を奏することができるだけでなく、簡単な構造で、誤組の確認が可能であり、作業性が向上する。特に、凸部(図示省略)をガイドにできるために、組付性向上を図れる。
以上のように、誤組確認部Kは、第1部材であるドアポケット部40と第2部材であるロワー部30を合わせている合わせ面に設けているので、第2部材であるロワー部30に開口部がある時に、誤組確認部Kは開口部外周に設けるようになり、開口部に影響を与えないようにすることが可能となる。
上記各実施形態において、凸部の突出量は係合したときに、前記切欠きや貫通孔より若干突出するような長さで構成されている。このように切欠きや貫通孔より突出することで、目で見えない位置でも手で凸部が挿入しているか確認することが可能となる。
上記各実施形態では、誤組確認部Kを構成する凸部又は突起部が同じ形状の場合で、切欠き部、凹部又は貫通孔も同じ形状の場合について説明しているが、図14及び図15で示すように、凸部或いは突起を異なる形状で、異なる位置にしたものを複数備えているように構成することもできる。つまり、図14で示す例では、断面十字状の凸部38aと、断面矩形状の凸部38bを用いており、これら凸部38a,38bが挿通できる十字状の貫通孔49a、矩形状の貫通孔49bを形成している。本実施形態のように誤組確認部Kは異なる形状と異なる位置とを複数備えているので、指定された組み合わせの時にだけ正しく組み合わさるように適宜選択することが可能となる。
前述の各実施形態において、誤組確認部Kを構成する凸部又は突起部35a,35b,38a,38bは、切欠き部,凹部又は貫通孔45a,45b,46a,46b,47a,47b,48a,48b,49a,49bと組み合わせ後に、切欠き部,凹部又は貫通孔45a,45b,46a,46b,47a,47b,48a,48b,49a,49bの部分を溶融させて連結リブ42との間で溶着されているように構成している。このように凸部35a,35b,38a,38bは、切欠き部,凹部或いは貫通孔45a,45b,46a,46b,47a,47b,48a,48b,49a,49bが連結リブ42から突出しているので、取り付け後に溶着させることで、誤組確認部Kを構成する凸部又は突起部35a,35b,38a,38bの上部で溶着でき、ロワー部30とドアポケット部40との取り付けの固定部が増加することになり、剛性が向上する。
図16乃至図18は、他の実施形態を示すものであり、本実施形態では、前記実施形態のように連結リブ42が帯状に形成されているものではなく、連結リブ42は連結孔33に個別に設けられている例を示すものである。なお符号36はドアポケット部40内に車室内側から物を入れるために配置された開口部、符号40cは前記実施形態の符号42cと同じような貫通孔である。
このような実施形態の場合、前記各実施態様のように連結リブ42とロワー部30との当接面に誤組確認部Kを形成するスペースがないが、記号Xで示される鎖線部分に、誤組確認部Kが形成される。この誤組確認部Kは、ロアー部30或いはドアポケット部40の一方にリブでも凸部(ボス)でも突起形状をしたものを設け、これに組み合わされる貫通孔(穴)でも凹部でも、ロアー部30或いはドアポケット部40の他方に設けている。そして、ロワー部30の凸部は、ドアポケット部40と組み付けられた時に隠れる部位に設けられる。つまり、この実施態様によれば、図18で示すように、図3で示したのと同様な誤組確認部Kとすることが可能であり、その詳細な説明は図18に図3と同一符号を付して省略する。
本発明は、「誤組確認部は、異なる形状を複数備え、指定された種類の部材に形成された誤組確認部の形状が、前記異なる形状のうち同一形状として一致した場合に部材が係合するように構成されていることを特徴とするドア内装部材。」を含むもので、このように構成すると、誤組確認部は指定された組み合わせの時にだけ正しく組み合わさり、異なる組み合わせの部材同士では第1部材と第2部材に設けられた誤組確認部の形状が対応していないため、組み付かない。これにより、誤組の抑制の効果がより増すものとなる。
10 アッパー部
20 センター部
30 ロワー部
34(34a〜34d) 凸部(或いは突起部)
31,33 ボス部
35a,35b,38a,38b 凸部
36 開口部
37 縁部
40 ドアポケット部
40c,42c 貫通孔
41 ポケット本体
42 連結リブ
43 連結孔
45a,45b 切欠き部
46a,46b 貫通孔
47a,47b,48a,48b 凹部
49a,49b 貫通孔
50 スピーカグリル
70 アームレスト
K 誤組確認部
S ドア内装部材(ドアライニング)

Claims (11)

  1. 指定された組み合わせの第1部材、第2部材を含む複数部材を組み合わせてなるドア内装部材であって、
    前記指定された複数部材のうち少なくとも前記第1部材、第2部材には、少なくとも2つ以上の種類が存在し、前記第1部材と第2部材には、前記種類に応じて配置が異なる誤組確認部が設けられていることを特徴とするドア内装部材。
  2. 前記指定された組み合わせの第1部材、第2部材は、前記誤組確認部を除いた形状は同じで、色が異なることを特徴とする請求項1記載のドア内装部材。
  3. 前記誤組確認部は、前記第1部材に凹部を、前記第2部材に凸部を設けて形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のドア内装部材。
  4. 前記ドア内装部材は、ドアライニングであり、前記第1部材はドアポケットであり、前記第2部材は前記ドアポケットが取り付けられる部材であり、前記ドアポケットに凹部を形成し、前記ドアポケットが取り付けられる部材に凸部が形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のドア内装部材。
  5. 前記第1部材に設けた誤組確認部としての凹部は、貫通孔であることを特徴とする請求項3又は4記載のドア内装部材。
  6. 前記凸部の突出量は係合したときに、前記凹部より突出するような長さで構成されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載のドア内装部材。
  7. 前記誤組確認部は前記第1部材を取り付けた部材の自由面側に存在する最も近い突出部を避けた位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のドア内装部材。
  8. 前記第2部材に設けた誤組確認部は、前記第2部材の取り付け部に設けていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のドア内装部材。
  9. 前記誤組確認部は、前記第1部材と前記第2部材を合わせている合わせ面に設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のドア内装部材。
  10. 前記誤組確認部は、異なる形状と異なる位置とを複数備えてなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のドア内装部材。
  11. 前記誤組確認用に設けられた凸部は、前記凹部又は貫通孔と組み合わせ後に溶着されていることを特徴とする請求項3乃至10のいずれか一項に記載のドア内装部材。
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JP2015124977A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 ダイキン工業株式会社 室内機

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