JP2015085710A - インストルメントパネル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 センタールーバー機構の開口幅を充分確保しつつ、配置に必要な車幅方向の幅を極力小さくすることが可能なインストルメントパネル構造を提供する。【解決手段】 インストルメントパネル本体1の空調の吹き出し開口部に配設されるセンタールーバー機構7の吹出し口側の開口部を覆う枠部材70を囲む、隣接する機能部品を前記枠部材70の開口部に配列されたフィン71よりも車室内側に突出させて設け、該機能部品の意匠面を構成するパネル面で前記枠部材70の車幅方向両側を覆うとともに、かつ前記枠部材70の上下両側を覆うオーナメントを8,9車室内側に突出させて設け、少なくとも互いに隣接する前記機能部品のパネル面および前記オーナメント8,9の内部を空洞断面に形成したインストルメントパネル構造。【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の運転席前部に配設されるインストルメントパネルに設けられた空調の吹き出しルーバー機構における開口部周縁部を、隣接する機能部品の意匠面を構成するパネル面で覆うようにしたインストルメントパネル構造に関する。
車両の運転席前部に配設されるインストルメントパネルには、通常、空調の吹き出し口がインストルメントパネルの両側および中央部分に配設されている。これらの吹き出し口は、インストルメントパネルに設けられた矩形状の開口部に、吹き出し口ユニットを組み付けて吹き出しルーバー機構を構成している。
従来、この種の吹き出し口ユニットとしては、インストルメントパネルの開口部に吹き出し本体を組み付け、この吹き出し本体の前面に、意匠面を構成するガーニッシュとしての枠パネルを組み付けるようにした先行技術(特許文献1)が知られている。
特開2008−290468号公報
インストルメントパネルの乗員に対面する意匠面には、車幅方向に亘って、様々な機能部品が配置されている。この機能部品としては、インストルメントパネルの中央部にはカーナビゲイションシステムのディスプレイ、およびオーディオ機器類などが配置され、その周囲を囲むように枠状の意匠部材であるオーディオガーニッシュが配置されている。そして、その両側にはセンタールーバー機構部が配置され、助手席側のルーバー機構部、さらに車幅方向外側には、開閉するリッドを備えた収納ボックス機構が配置されている。一方、運転席側のルーバー機構部の車幅方向外側には、メーター類を取り囲む意匠パネルとしてのクラスターパネルが配置されている。
このように、車幅方向に多くの機能部品を並べて配置する場合、それぞれの機能部品の配置スペースが充分確保できないことがある。例えば、オーディオ機器やカーナビゲイションシステムのディスプレイの幅を狭めた場合、画面の視認性が低下するため、好ましくない。また、収納ボックスの幅を狭めることも収納部の容量を低下させることになり、極力避けることが望ましい。
本発明は、センタールーバー機構の開口幅を充分確保しつつ、配置に必要な車幅方向の幅を極力小さくすることが可能なインストルメントパネル構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、インストルメントパネル本体の空調の吹き出し開口部に配設されるセンタールーバー機構の吹出し口側の開口部を覆う枠部材を囲む、隣接する機能部品を前記枠部材の開口部に配列されたフィンよりも車室内側に突出させて設け、該機能部品の意匠面を構成するパネル面で前記枠部材の車幅方向両側を覆うとともに、かつ前記枠部材の上下両側を覆うオーナメントを車室内側に突出させて設け、少なくとも互いに隣接する前記機能部品のパネル面および前記オーナメントの内部を空洞断面に形成したことにある。
またさらに、本発明は、前記機能部品を構成する収納ボックスのリッドと前記オーナメント側端部との合わせ部において、前記オーナメントの外面を車室内側に突出する湾曲面に形成するとともに、前記収納ボックスのリッド側面部に、前記オーナメントの湾曲面に対応する半円弧状の凹形状を形成したことにある。
また、本発明は、前記機能部品を構成するオーディオガーニッシュと前記オーナメント側端部との合わせ部において、前記オーディオガーニッシュ側面部に、前記オーナメントの湾曲面に対応する半円弧状の凹形状を形成したことにある。
さらに、本発明は、前記機能部品を構成するクラスターパネルと前記オーナメント側端部との合わせ部において、前記クラスターパネル側面部に、前記オーナメントの湾曲面に対応する半円弧状の凹形状を形成したことにある。
またさらに、本発明は、前記オーディオガーニッシュの下部側に配設されたヒーターコントロールパネルの両側部上端部にアーム部を延出し、該アーム部に前記枠部材の下部側を覆うオーナメントを一体成形したことにある。
本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
インストルメントパネル本体の空調の吹き出し開口部に配設されるセンタールーバー機構の吹出し口側の開口部を覆う枠部材を囲む、隣接する機能部品を前記枠部材の開口部に配列されたフィンよりも車室内側に突出させて設け、該機能部品の意匠面を構成するパネル面で前記枠部材の車幅方向両側を覆うとともに、かつ前記枠部材の上下両側を覆うオーナメントを車室内側に突出させて設け、少なくとも互いに隣接する前記機能部品のパネル面および前記オーナメントの内部を空洞断面に形成したので、センタールーバー機構の開口部を通過した風が、周囲を取り囲む機能部品の壁部により、すぐに周囲に広がることがなく、車両後方に向けて吹き出されようにする整流効果を得ることができる。少なくとも互いに隣接する前記機能部品のパネル面および前記オーナメントの内部を空洞断面に形成したことから、車両衝突時などでセンタールーバー機構の配置個所に乗員がぶつかるような場合においても、センタールーバー機構の開口部を形成する剛性の高い枠部材に衝突するのを、開口部の周囲を囲む部品が防いでいる。周囲の部品は自らの空洞をつぶしながら変形することにより衝撃を吸収することができる。通常、フィン部は箱状の枠部材に比べて剛性が低いため、枠部材への当接が避けられれば、高い衝撃が乗員に入力されるのを防ぐ効果が得られる。
前記上部側に配設されるオーナメントを前記枠部材とともに組み付ける前記インストルメントパネル本体に、車幅方向に沿って車体の前後方向に突出幅の異なる段差部を形成し、該段差部の底面側に前記枠部材の開口部上端部に設けられたフランジ部を配置し、前記段差部によって前記枠部材の車幅方向の動きを規制したので、オーナメントを車両後方に向けて凸となる半円弧としたことにより内部に段差部を設ける空間を確保することができる。これにより、段差の無い平面で枠部材を係止する場合に比べて、段差部でセンタールーバー機構の枠部材の横方向の動きを規制することができる。
前記オーナメントの裏面に前記インストルメントパネル本体に向けて突出する係止部を車幅方向に沿って2か所に設け、前記第1の係止部は、前記枠部材のフランジ部に形成された穴に挿通されてから前記インストルメントパネル本体に係合され、かつ前記第2の係止部は、前記インストルメントパネル本体に直接係合されて取り付けられることから、第2の係止部でインストルメントパネル本体にオーナメントを係止すると同時に第1の係止部でセンタールーバー機構の上部を挟持させることができ、インストルメントパネル本体にそれぞれオーナメントとセンタールーバー機構を取り付ける場合に比べて3つの部品の関係性を持たせることができ、衝撃などが入力されたときに、各部品の互いの位置関係を保つことができる。オーナメントのインストルメントパネル本体への固定が、同時にセンタールーバー機構の挟持効果をもたらし、固定機構をそれぞれ設ける場合に比べて、固定の数を減らすことができる。
前記機能部品を構成する収納ボックスのリッドと前記オーナメント側端部との合わせ部において、前記オーナメントの外面を車室内側に突出する湾曲面に形成するとともに、前記収納ボックスのリッド側面部に、前記オーナメントの湾曲面に対応する半円弧状の凹形状を形成したので、角部が存在しないため、リッドが閉まる時に干渉するのを防ぐことができ、互いの隙間を極力近づけることができる。したがって、外観として長い時間、乗員の視線に晒されるリッドを閉じた状態において、高い外観を得ることができる。
前記機能部品を構成するオーディオガーニッシュと前記オーナメント側端部との合わせ部において、前記オーディオガーニッシュ側面部に、前記オーナメントの湾曲面に対応する半円弧状の凹形状を形成したので、干渉が発生し難いため、着脱動作が容易となり、干渉による傷つきなども防ぐことができる。
この場合、オーナメントが半円弧でなく矩形の場合、これに重なるオーディオガーニッシュ側の逃げとなる凹形状も矩形とすると、オーディオやカーナビゲイションシステムの交換などのメンテナンス時にオーディオガーニッシュの着脱時に、矩形の角部同士が干渉する恐れがある。
前記機能部品を構成するクラスターパネルと前記オーナメント側端部との合わせ部において、前記クラスターパネル側面部に、前記オーナメントの湾曲面に対応する半円弧状の凹形状を形成したので、干渉が発生し難いため、着脱動作が容易となり、干渉による傷つきなども防ぐことができる。
前記オーディオガーニッシュの下部側に配設されたヒーターコントロールパネルの両側部上端部にアーム部を延出し、該アーム部に前記枠部材の下部側を覆うオーナメントを一体成形したので、枠部材の下部側を覆うオーナメントの組付けが容易となり作業性が向上する。
本発明の実施の形態によるインストルメントパネル構造を示す正面図である。 図1のセンタールーバー機構部分を拡大して示す斜視図である。 図2の収納ボックスとオーディオガーニッシュに挟まれたセンタールーバー機構を分解して示す分解斜視図である。 図3の枠部材を拡大して示す斜視図である。 図3のオーナメントの裏側を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図1のD−D線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図9を参照しながら詳細に説明する。
図1は、車室内の前部に設けられた右ハンドル車のインストルメントパネルを示したもので、インストルメントパネル本体1には、向かって右側に、スピードメータ、燃料計等の計器盤が配設され、その周囲を覆う意匠パネル、所謂、クラスターパネル2が設けられ、向かって左側に上部側の収納ボックス3が設けられている。向かって中央にはナビゲイションシステムおよびオーディオユニット等が組み付けられ、その周囲を覆う意匠パネル、所謂、オーディオガーニッシュ4が配設され、オーディオガーニッシュ4の下部側に、エアコンあるいはヒータ等の空調装置の意匠パネル、所謂、ヒーターコントロールパネル5が配設されている。
前記インストルメントパネル本体1の左右には、車室内両側の空調装置の吹き出し口となるルーバー機構6が配設され、前記オーディオガーニッシュ4の両側には、図2に示すように、車室内中央の空調装置の吹き出し口となるセンタールーバー機構7,7が設けられている。前記クラスターパネル2、収納ボックス3、オーディオガーニッシュ4、ヒーターコントロールパネル5は、それぞれ樹脂成形で、センタールーバー機構7,7よりも室内側に突出するように配置されており、かつ内部断面に空洞部が設けられて衝撃を吸収する緩衝作用を持たせるように構成されている。
センタールーバー機構7,7の構造を図3ないし図9を参照しながら説明する。
図3は向かってオーディオガーニッシュ4の左側のセンタールーバー機構7および周辺部品を分解して示したものである。センタールーバー機構7は、図4に示すように、吹出し口側の開口部を覆う矩形状をした枠部材70に、上下方向に一定間隔で設けられた水平方向の複数のフィン71と、車幅方向に一定間隔で設けられた垂直方向の複数のフィン72を前後に設けたものである。センタールーバー機構7は、前記フィン71にノブ73が摺動自在に組み付けられており、このノブ73の上下の向きを変える操作でフィン71の向きを上下方向に変えるとともに,ノブ73を車幅方向に摺動させてフィン72の向きを車幅方向に変えるものである。前記枠部材70の上部には穴74aを設けたフランジ部74が車幅方向に一定幅で設けられており、このフランジ部74の一側には室内側に膨出した半円状の突出部74bが設けられている。この突出部74bの端には車体前方側に延出された突片75が設けられ、この突片75の外面側の先に後方に向けて折り曲げられた係止部75aが設けられている。また、フランジ部74の他端側には車体前方側に延出された突片76が設けられ、この突片76には、爪状の係止部76aが設けられている。
さらに、枠部材70の下部には穴77aを設けたフランジ部77が全幅で設けられており、このフランジ部77の一側には室内側に膨出した半円状の突出部77bが設けられている。そして、この突出部77bの端には車体前方側に延出された突片78(図9参照)が設けられ、この突片78の先に後方に向けて折り曲げられた係止部78aが設けられている。前記フランジ部77の下部側には、さらに下方向に延出したアーム部79が設けられ、このアーム部79の側部には車体前方側に延出された突片79aが設けられ、この突片79aの先に係止部79bが設けられている。
図3に戻って、前記枠部材70の上部側のフランジ部74には、突出部74bの外側を覆うようにして断面半円状のオーナメント8が設けられている。このオーナメント8は、図5に示すように、樹脂成形により車両後方に向けて凸となる半円弧状に形成されており、この半割状のオーナメント本体80の裏面に軸方向の2か所に係止部81,82が一体成形または接着等により組み付けられている。オーナメント本体80の一側縁部には内径側に向けて突出するフランジ部80aが設けられている。また、オーナメント本体80の長手方向の上下の縁部80bには、薄肉の縁部83,84が設けられ、この縁部83,84の内面側に補強リブ85が軸方向に複数個設けられている。
前記第1の係止部81の構造は、オーナメント本体80の裏面車幅方向に互いに対向して車体前方に向けて立設した一対のリブ状の突片81a相互間を略水平方向の平板81bで結合したもので、一対の突片81aのそれぞれ上下の縁部には途中に段差部81cが設けられている。前記第2の係止部82は、オーナメント本体80の裏面に車体前方に向けて略水平方向に立設した平板状の突片82aの上面中心線上にリブ状の突片82bを略垂直方向に立設したものである。リブ状の突片82bには鉤状の係合部82cが設けられている。平板状の突片82aの先端には下部側に爪部82dが設けられている。
第1の係止部81は、図3に示された前記枠部材70のフランジ部74に形成された穴74aに挿通されてから前記インストルメントパネル本体1の係合突部11に設けられた穴11aに係合され、かつ前記第2の係止部82は、前記インストルメントパネル本体1の係合突部12に設けられた穴12aに直接係合されて取り付けられている。前記インストルメントパネル本体1の係合突部11、12は、前記枠部材70の組付け位置にフランジ部74に対向して設けられており、係合突部11の横に室内側に向けて延出した突出部13が設けられて係合突部11、12との間に車体の前後方向の段差部14が形成されている。
図8は、このインストルメントパネル本体1の段差部14に対応させて前記枠部材70のフランジ部74を組み付けた状態を示している。インストルメントパネル本体1の段差部14の突出部13に枠部材70の突出部74bを組み付け、枠部材70の係止部75aを、インストルメントパネル本体1に組み付けられた収納ボックスのボックス本体31に設けられた係合爪部31aに係合させて枠部材70の係止部75aが固定されている。前記枠部材70の上部に設けられた突片76は、前記インストルメントパネル本体1の係合突部11、12の間隙に挿入されて係止部76aを前記インストルメントパネル本体1の図示しない係止部に係合させることで固定されている。
図9に示すように、前記枠部材70の下部側のフランジ部77には、突出部77bの外側を覆うようにして車両後方に向けて凸となる断面半円弧状の樹脂製のオーナメント9が設けられている。このオーナメント9は、前記ヒーターコントロールパネル5の両側に上方に向けて延出されたアーム部51の先端に一体で成形されたものである。なお、オーナメント9の組み付け構造は、前記オーナメント8のような図5に示した構造にしてもよく、あるいは、ヒーターコントロールパネル5の固定によって固定されるので、より簡単な組み付け構造を採用することもできる。
図2および図3に示すように前記枠部材70の上部側フランジ部74には、オーナメント8が組み付けられて覆われており、前記枠部材70の下部側のフランジ部77には、オーナメント9が配置されて覆われている。また、枠部材70の右側縁部には、隣接するオーディオガーニッシュ4の縁部が組み付けられて覆われている。そして、枠部材70の左側縁部には、収納ボックス3のリッド32が隣接して配置されて縁部を覆うように設けられている。収納ボックス3のリッド32は、図示しないヒンジ機構により、下部の回転軸を中心に下方へ開く構造となっている。収納ボックス3のリッド32には、側面後部側に前記オーナメント8,9に対応する位置に車両前方に向けて開口する半円形の凹部32a、32bがそれぞれ設けられているので、リッド32を開閉する際のオーナメント8,9との干渉を防ぐことができる為、リッド32とオーナメント8,9との隙間を極力小さくすることができる。
なお、オーディオガーニッシュ4の右側のセンタールーバー機構7の場合には、収納ボックス3の代わりに前記クラスターパネル2とオーディオガーニッシュ4との間に配置されることになる。クラスターパネル2の場合、収納ボックス3のリッド32のように開け閉めがないので、摺動による損傷はなく、クラスターパネル2によってセンタールーバー機構7の隣接部を密着させても問題は生じない。
次にセンタールーバー機構7の組み付け手順を説明する。
まず、枠部材70を収納ボックス3とオーディオガーニッシュ4との間の組付け位置に配置し、枠部材70の上部側フランジ部74をインストルメントパネル本体1の係合突部11、12の前面に位置合わせする(図3参照)。インストルメントパネル本体1の段差部14の突出部13に枠部材70の上部側フランジ部74の突出部74bを合わせると、枠部材70のフランジ部74に形成された穴74aがインストルメントパネル本体1の係合突部11に設けられた穴11aに合致する。この際、インストルメントパネル本体1の係合突部11、12の間隙に枠部材70の上部に設けられた突片76が挿入され、突片76に設けられた係止部76aがインストルメントパネル本体1の図示しない係止部に係合する。そして、枠部材70の上部側フランジ部74の穴74aに第1の係止部81を挿通させてオーナメント8を組み付ける。オーナメント8の第1の係止部81は枠部材70の上部側フランジ部74の穴74aを通してインストルメントパネル本体1の係合突部11に設けられた穴11aに係合して組み付けられる(図8参照)。
また、オーナメント8の第2の係止部82は、インストルメントパネル本体1の係合突部12に設けられた穴12aに直接挿入されて爪部82dが係止部(図示せず)に係合して取り付けられる。
一方、枠部材70の下部側のフランジ部77には、突出部77bの外側を覆うようにして断面半円状の樹脂製のオーナメント9が配置される。このオーナメント9は、ヒーターコントロールパネル5をインストルメントパネル本体1の組付け位置に組み付けることで、アーム部51とともに枠部材70の下部側を覆うようにして配置される。
そして、収納ボックス3をインストルメントパネル本体1の組付け位置に組み付けると、枠部材70の係止部75aおよび係止部78aに収納ボックスのボックス本体31に設けられた係合爪部31aが係合して枠部材70が固定される(図8及び図9参照)。このとき、収納ボックス3のリッド32が隣接して配置されて枠部材70の縁部を覆うので、収納ボックス3のリッド32が枠部材70の左側(片側)縁部の意匠面を構成する。一方、枠部材70の右側(他方側)縁部は、オーディオガーニッシュ4の縁部が組み付けられて覆われ意匠面を構成する。また、枠部材70の上下部には、オーナメント8、9が配置されて意匠面を構成する。収納ボックス3のリッド32およびオーディオガーニッシュ4は隣接する側面部に凹形状を形成しているので、この凹形状をオーナメント8、9の端部に被せるようにして組み付けられている。
こうして枠部材70の左右および上下のフランジ部は周辺部品、すなわち、収納ボックス3のリッド32、オーディオガーニッシュ4、オーナメント8、9のパネル面、すなわち意匠面で覆われるので、従来のような意匠面を構成するガーニッシュ等を省略することができる。
また、枠部材70はインストルメントパネル本体1の段差部14の突出部13に枠部材70の突出部74bを組み付け、オーナメント8の第1の係止部81を枠部材70の上部側フランジ部74の穴74aを通してインストルメントパネル本体1の係合突部11に設けられた穴11aに係合して組み付けているので、インストルメントパネル本体1の段差部14に枠部材70の突出部74bが係合して、枠部材70の車幅方向の動きが規制される(図8参照)。
上記実施の形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
インストルメントパネル本体1の空調の吹き出し開口部に配設されるセンタールーバー機構7の枠部材70を囲む、隣接する機能部品、すなわち、収納ボックス3のリッド32およびオーディオガーニッシュ4を前記枠部材70の開口部に配列されたフィン71よりも車室内側に突出させて設けている。そして、該機能部品の意匠面を構成するパネル面で前記枠部材70の車幅方向両側を覆うとともに、かつ前記枠部材70の上下両側をオーナメント8,9で覆っているので、従来のような枠部材70の周囲を覆うガーニッシュを用いる必要がない。したがって、その分、枠部材70の車幅方向の長さを短縮して他の機能部品のスペースを充分に採ることができる。
少なくとも互いに隣接する前記機能部品、収納ボックス3のリッド32およびオーディオガーニッシュ4のパネル面および前記オーナメント8,9の内部を空洞断面に形成したので、センタールーバー機構7の開口部を通過した風が、周囲を取り囲む機能部品の壁部により、すぐに周囲に広がることがなく、車両後方に向けて吹き出されようにする整流効果を得ることができる。また、少なくとも互いに隣接する前記機能部品、すなわち、収納ボックス3のリッド32およびオーディオガーニッシュ4のパネル面および前記オーナメント8,9の内部を空洞断面に形成したことから、車両衝突時などでセンタールーバー機構7の配置個所に乗員がぶつかるような場合においても、センタールーバー機構7の開口部を形成する剛性の高い枠部材70に衝突するのを、開口部の周囲を囲む部品、収納ボックス3のリッド32およびオーディオガーニッシュ4およびオーナメント8,9によって防ぐことができる。そして、周囲の部品、収納ボックス3のリッド32およびオーディオガーニッシュ4およびオーナメント8,9は自らの空洞を潰しながら変形することにより衝撃を吸収することができる。通常、フィン部は枠部材70が取り付けられる箱状のルーバーハウジングに比べて剛性が低いため、ルーバーハウジングへの直接的な接触が避けられれば、高い衝撃が乗員に入力されるのを防ぐ効果が得られる。
上記実施の形態では、前記上部側に配設されるオーナメント8を前記枠部材70とともに組み付ける前記インストルメントパネル本体1に、車幅方向に沿って車体の前後方向に突出幅の異なる段差部14をインストルメントパネル本体1の表面に設けられた係合突部12より突出する突出部13を設けることで形成している。該段差部14の底面側、係合突部12に前記枠部材70の開口部上端部に設けられたフランジ部74を配置し、前記段差部14によって前記枠部材70の車幅方向の動きを規制したので、オーナメント8を車両後方に向けて凸となる半円弧としたことによりオーナメント8の内部に段差部を設ける空間を確保することができる。これにより、段差の無い平面で枠部材70を係止する場合に比べて、段差部14でセンタールーバー機構7の枠部材70の横方向の動きを規制することができる。
前記オーナメント8の裏面に前記インストルメントパネル本体1に向けて突出する係止部を車幅方向に沿って2か所に設け、前記第1の係止部81は、前記枠部材70のフランジ部74に形成された穴74aに挿通されてから前記インストルメントパネル本体1に係合される。また、前記第2の係止部82は、前記インストルメントパネル本体1に直接係合されて取り付けられることから、第2の係止部82でインストルメントパネル本体1にオーナメント8を係止すると同時に第1の係止部81でセンタールーバー機構7の上部を挟持させることができる。よって、インストルメントパネル本体1にそれぞれオーナメント8,9とセンタールーバー機構7を取り付ける場合に比べて3つの部品の関係性を持たせることができ、衝撃などが入力されたときに、各部品の互いの位置関係を保つことができる。オーナメント8のインストルメントパネル本体1への固定が、同時にセンタールーバー機構7の挟持効果をもたらし、固定機構をそれぞれ設ける場合に比べて、固定の数を減らすことができる。
前記機能部品を構成する収納ボックス3のリッド32と前記オーナメント8側端部との合わせ部において、前記オーナメント8の外面を車室内側に突出する湾曲面に形成する。そして、前記収納ボックス3のリッド32側面部に、前記オーナメント8の湾曲面に対応する半円弧状の凹形状32aを形成したので、オーナメント8および収納ボックス3のリッド32に角部が存在しないため、リッド32が閉まる時に干渉するのを防ぐことができ、互いの隙間を極力近づけることができる。したがって、外観として長い時間、乗員の視線に晒されるリッド32を閉じた状態において、高い外観を得ることができる。
前記機能部品を構成するオーディオガーニッシュ4と前記オーナメント8、9側端部との合わせ部において、前記オーディオガーニッシュ4側面部に、前記オーナメント8、9の湾曲面に対応する半円弧状の凹形状4a、4bを形成したので、オーディオガーニッシュ4とオーナメント8、9の間に干渉が発生し難いため、着脱動作が容易となり、干渉による傷つきなども防ぐことができる。
前記機能部品を構成するクラスターパネル2と前記オーナメント側端部8、9との合わせ部において、前記クラスターパネル2側面部に、前記オーナメント8、9の湾曲面に対応する半円弧状の凹形状2a、2bを形成したので、クラスターパネル2とオーナメント側端部8、9との間に干渉が発生し難いため、着脱動作が容易となり、干渉による傷つきなども防ぐことができる。
前記オーディオガーニッシュ4の下部側に配設されたヒーターコントロールパネル5の両側部上端部にアーム部51を延出し、該アーム部51に前記枠部材70の下部側を覆うオーナメント9を一体成形したので、枠部材70の下部側を覆うオーナメント9の組付けが容易となり作業性が向上する。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、例えば、上記実施の形態で詳細に説明したセンタールーバー機構7の構成は、左ハンドル車の場合には、収納ボックス3とクラスターパネル2の配置が逆になるだけで、そのままセンタールーバー機構7の場合に適用することができる。また、オーナメント8の構造も左右を逆にして同様にそのまま適用することができる。さらに、オーナメント8の第1の係止部81および第2の係止部82の構造も枠部材70とともにインストルメントパネル本体1に組み付けることができる構造であれば、種々の構造を適用することができる。 また、本発明は、前記上部側に配設されるオーナメントを前記枠部材とともに組み付ける前記インストルメントパネル本体に、車幅方向に沿って車体の前後方向に突出幅の異なる段差部を形成し、該段差部の底面側に前記枠部材の開口部上端部に設けられたフランジ部を配置し、前記段差部によって前記枠部材の車幅方向の動きを規制した構造に適用できる。
さらに、本発明は、前記オーナメントの裏面に前記インストルメントパネル本体に向けて突出する係止部を車幅方向に沿って2か所に設け、前記第1の係止部は、前記枠部材のフランジ部に形成された穴に挿通されてから前記インストルメントパネル本体に係合され、かつ前記第2の係止部は、前記インストルメントパネル本体に直接係合されて取り付けられる構造に適用できる。
その他、本発明の技術的範囲を変更しない範囲内で適宜、変更して実施しうることは言うまでもない。
1 インストルメントパネル本体
2 クラスターパネル
3 収納ボックス
4 オーディオガーニッシュ
5 ヒーターコントロールパネル
6 ルーバー機構
,7 センタールーバー機構
8,9 オーナメント
11、12 係合突部
13 突出部
14 段差部
70 枠部材
74,77 フランジ部
75 突片
80 オーナメント本体
81 第1の係止部
82 第2の係止部

Claims (5)

  1. インストルメントパネル本体の空調の吹き出し開口部に配設されるセンタールーバー機構の吹出し口側の開口部を覆う枠部材を囲む、隣接する機能部品を前記枠部材の開口部に配列されたフィンよりも車室内側に突出させて設け、該機能部品の意匠面を構成するパネル面で前記枠部材の車幅方向両側を覆うとともに、かつ前記枠部材の上下両側を覆うオーナメントを車室内側に突出させて設け、少なくとも互いに隣接する前記機能部品のパネル面および前記オーナメントの内部を空洞断面に形成したことを特徴とするインストルメントパネル構造。
  2. 前記機能部品を構成する収納ボックスのリッドと前記オーナメント側端部との合わせ部において、前記オーナメントの外面を車室内側に突出する湾曲面に形成するとともに、前記収納ボックスのリッド側面部に、前記オーナメントの湾曲面に対応する半円弧状の凹形状を形成したことを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
  3. 前記機能部品を構成するオーディオガーニッシュと前記オーナメント側端部との合わせ部において、前記オーディオガーニッシュ側面部に、前記オーナメントの湾曲面に対応する半円弧状の凹形状を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のインストルメントパネル構造。
  4. 前記機能部品を構成するクラスターパネルと前記オーナメント側端部との合わせ部において、前記クラスターパネル側面部に、前記オーナメントの湾曲面に対応する半円弧状の凹形状を形成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインストルメントパネル構造。
  5. 前記オーディオガーニッシュの下部側に配設されたヒーターコントロールパネルの両側部上端部にアーム部を延出し、該アーム部に前記枠部材の下部側を覆うオーナメントを一体成形したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインストルメントパネル構造。
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