JP2013135822A - 島設備の台間装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック部材の交換作業を容易且つ円滑に行わせることができる島設備の台間装置を提供する。
【解決手段】装置本体2と、遊技機の前扉を開放するのを規制又は許容し得るロック手段13とを具備した島設備の台間装置において、ロック手段13は、装置本体2に対して前後方向に摺動可能なアーム部Dと、該アーム部Dの先端部に取り付けられ、当該アーム部Dが後退した状態でロック位置とされるとともに前進した状態で非ロック位置とされ、当該非ロック位置にあるときアーム部Dに対して揺動可能なロック部材13aと、アーム部Dの先端部で突出方向に付勢されたピン状の係止部材24cを有するとともに、当該係止部材24cが突出状態と没入状態との間で移動可能とされ、突出状態にてロック部材13aと係止して当該ロック部材13aの揺動軸を成す連結手段24とを具備したものである。
【選択図】図10

Description

本発明は、島設備の隣接する遊技機間に設置される島設備の台間装置に関するものである。
通常、パチンコ店内に設置された島設備には、複数の遊技機(パチンコ遊技機やスロットマシン等)が並設されており、その隣接する遊技機間には台間装置が設置されている。かかる従来の台間装置として、例えば特許文献1にて開示されているように、遊技機の前扉をロックするロック手段を具備したものが提案されている。このロック手段は、前後方向に移動可能なアーム部と、アーム部の先端部に取り付けられて遊技機の前扉の開閉動作を規制するロック部材とを有するとともに、ロック部材は、遊技機の種類に応じて適宜交換可能とされていた。
特開2011−87726号公報
しかしながら、上記従来の台間装置においては、ロック部材とアーム部とがビス等で強固に連結されていたため、ロック部材を交換する際、ビス等の取り外しが困難となってしまい、交換時の作業性が悪化してしまうという問題があった。なお、島設備の遊技機を交換する際、新たに設置される遊技機の前扉の形状等に応じて多数のロック部材を一斉に交換する場合があることから、当該ロック部材の交換時における作業性に関する不具合は解消されるべきものであった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ロック部材の交換作業を容易且つ円滑に行わせることができる島設備の台間装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、島設備における遊技機の側方近傍に設置可能とされた装置本体と、前記装置本体に配設されるとともに、前記遊技機の前扉を開放するのを規制又は許容し得るロック手段とを具備した島設備の台間装置において、前記ロック手段は、前記装置本体に対して前後方向に摺動可能なアーム部と、該アーム部の先端部に取り付けられ、当該アーム部が後退した状態でロック位置とされるとともに前進した状態で非ロック位置とされ、当該非ロック位置にあるとき前記アーム部に対して揺動可能なロック部材と、前記アーム部の先端部で突出方向に付勢されたピン状の係止部材を有するとともに、当該係止部材が突出状態と没入状態との間で移動可能とされ、突出状態にて前記ロック部材と係止して当該ロック部材の揺動軸を成す連結手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の島設備の台間装置において、前記係止部材は、前記アーム部に対して左右一対形成されるとともに、前記ロック部材を嵌入可能な取外治具により前記一対の係止部材が没入状態とされ、当該ロック部材の取外しが可能とされることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の島設備の台間装置において、前記取外治具は、前記ロック部材に対する嵌入状態で前記一対の係止部材に対応する位置に形成された一対の押圧ピンを具備するものとされ、当該一対の押圧ピンで前記一対の係止部材を同時に押圧して没入状態とし得ることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、アーム部の先端部で突出方向に付勢されたピン状の係止部材を有するとともに、当該係止部材が突出状態と没入状態との間で移動可能とされ、突出状態にてロック部材と係止して当該ロック部材の揺動軸を成す連結手段を具備したので、ロック部材の交換作業を容易且つ円滑に行わせることができる。
請求項2の発明によれば、係止部材は、アーム部に対して左右一対形成されるとともに、ロック部材を嵌入可能な取外治具により一対の係止部材が没入状態とされ、当該ロック部材の取外しが可能とされるので、ロック部材の取外し作業を容易且つ円滑に行わせることができる。
請求項3の発明によれば、取外治具は、ロック部材に対する嵌入状態で一対の係止部材に対応する位置に形成された一対の押圧ピンを具備するものとされ、当該一対の押圧ピンで一対の係止部材を同時に押圧して没入状態とし得るので、ロック部材の取外し作業をより一層容易且つ円滑に行わせることができる。
本発明の実施形態に係る島設備の台間装置を示す正面図 同台間装置の内部構成を示す側面図 同台間装置を示す背面図 同台間装置におけるロック手段(アーム部の摺動前)の詳細を示す側面図 同台間装置におけるロック手段(アーム部の摺動前)の詳細を示す断面図 同台間装置におけるロック手段(アーム部の摺動後)の詳細を示す側面図 同台間装置におけるロック手段(アーム部の摺動後)の詳細を示す断面図 同台間装置における連結手段を示す外観図 同台間装置における連結手段の内部構成を示す模式図 同台間装置における連結手段によるロック部材の連結状態を示す模式図 同台間装置におけるロック手段のロック部材を示す拡大図 同台間装置における取外治具を示す平面図 同台間装置における取外治具によりロック部材を嵌入させた状態を示す図12におけるXIII−XIII線断面図 同台間装置における取外治具によりロック部材を嵌入させた状態を示す底面図 同台間装置が適用されるパチンコ遊技機を示す正面図 同台間装置が適用されるパチンコ遊技機を示す側面図 同台間装置におけるロック手段を示す模式図であり、(a)短い寸法のロック部材(b)長い寸法のロック部材を示す図 同台間装置が設置される島設備全体を示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る島設備の台間装置は、図18に示すように、パチンコ遊技店における島設備Sの隣接するパチンコ遊技機P間に設置され、前方(同図中手前側)に向かって送風することによりエアカーテンを形成可能なものであり、図1〜3に示すように、装置本体2と、ファン部材3と、モータ4と、吸入口5と、吐出口6と、案内部材12と、ロック手段13と、制御基板14と、収容部22とを有して構成されている。
パチンコ遊技機Pは、図15、16に示すように、島設備Sに固定される固定枠Pbと、固定枠Pbに対して開閉自在とされた前扉Paとを有しており、前扉Paには、ガラス枠と遊技盤取付枠(内枠)とが形成されている。然るに、右側縁部に形成された鍵穴に鍵を差し込みつつ所定方向に回転させることにより、前扉Paを固定枠Pbに対して開放し得るようになっている。尚、同図中符号Pcは、前扉Paを固定枠Pbに対して開閉可能とするヒンジを示している。
装置本体2は、台間装置1の筐体を成すもので全体として上下に細長い箱型形状とされており、島設備Sにおけるパチンコ遊技機Pの側方近傍に設置可能とされるとともに内部に種々構成要素が収容されている。かかる装置本体2は、上下寸法がパチンコ遊技機Pの高さ寸法と略同一とされており、その前面2aを島設備Sの前方に臨ませつつ背面2b及び側面(上面及び下面も同様)を島設備S内に臨ませて固定されるようになっている。尚、図中符号22は、パチンコ遊技機Pの遊技内容に関する説明が記載された説明書を収容可能な収容部を示しており、符号22aは、収容した説明書を係止するための係止手段を示している。また、符号2cは、収容部22に説明書を挿入するための挿入口を示している。
ここで、本実施形態に係る装置本体2には、その側方近傍のパチンコ遊技機Pにおける前扉Paの開放を規制するロック手段13が配設されている。かかるロック手段13は、図2及び図4〜8に示すように、装置本体2の前後方向に亘って略直線状に固定された摺動レール19と、該摺動レール19に沿って摺動して前進又は後退可能とされた可動部材20及びアーム部Dと、アーム部Dの先端部に形成されたロック部材13aと、可動部材20及びロック部材13aをロック位置から非ロック位置に向かって前進側に付勢するスプリングs(付勢手段)と、可動部材20及びアーム部Dを所定位置で係止させる揺動部材15と、該揺動部材15を動作させるソレノイド23(解除手段)とから主に構成されている。
可動部材20には、その長手方向に亘って複数(本実施形態においては4つ)の転動部材21が形成されている。かかる転動部材21は、それぞれが摺動レール19に対して当接しつつ軸L2を中心に転動自在に配設されており、可動部材20及びアーム部Dの前後方向の摺動に伴って転動することにより、当該可動部材20及びアーム部Dの摺動を滑らか且つスムーズに行わせ得るよう構成されている。
可動部材20には、略水平方向に延びて装置本体2に対して前後方向に摺動可能なアーム部Dが連結されているとともに、当該アーム部Dの先端部にロック部材13aが取り付けられている。これにより、アーム部Dは、可動部材20の摺動と共に装置本体2に対して前後方向に摺動可能とされている。ロック部材13aは、フック状に形成された例えば樹脂成形品から成るもので、図16に示すように、アーム部Dが後退した状態でロック位置(α)とされるとともに前進した状態で非ロック位置(β)とされるようになっている。
ここで、本実施形態に係るロック部材13aは、連結手段24によりアーム部Dの先端部に連結されるとともに、非ロック位置にあるときアーム部Dに対して揺動可能とされている。すなわち、ロック部材13aは、図11に示すように、非ロック位置(β)にあるとき連結手段24を揺動軸としてアーム部材Dに対して揺動自在(フリーな状態)とされているとともに、ロック位置(α)にあるとき連結手段24を中心とした当該揺動が規制されるよう構成されている。
より具体的に説明すると、図5に示すように、アーム部Dが後退した状態とされてロック部材13aがロック位置(α)にあるとき、当該ロック部材13aの周囲をカバー部材18が覆うよう構成されており、当該カバー部材18の開口縁部18aによりロック部材13aの揺動が規制されているのである。また、ロック部材13aがロック位置(α)にあるとき、当該ロック部材13aの背面がストッパTのストッパ面Taと当接又は近接した状態となっており、これによってもロック部材13aの揺動が規制されている。
これにより、非ロック位置(β)にあるロック部材13aを揺動させてパチンコ遊技機Pの前扉Paを開放させ易くすることができる一方、ロック位置(α)にあるロック部材13aの揺動を規制して当該前扉Paのロック(開放の規制)を確実に行わせることができる。また、可動部材20が前進して非ロック位置(β)にあるとき、ロック部材13aに対して作業者等が干渉してしまったとしても、当該ロック部材13aが揺動自在となっているので、過度に荷重が付与されるのを抑制でき、破損等を回避することができる。
揺動部材15は、揺動軸15bを中心に揺動自在とされるとともに、スプリング(不図示)によって常時上方へ付勢されており、その先端には可動部材20の外周面に形成された凹凸形状の被係止部20aに対して係止可能な爪部15aが形成されている。而して、爪部15aが被係止部20aに係止することにより可動部材20及び該可動部材20と連結されたアーム部Dを係止することができ、図2、5で示す如く、ロック部材13aを後退側(即ち、ロック位置(α))で保持させることができる。この状態においては、その側方近傍のパチンコ遊技機Pにおける前扉Pa(前面枠及びガラス枠)の前方近傍にロック部材13aが位置することとなり、当該前扉Paの開放を規制し得るようになっている。
解除手段としてのソレノイド23は、その作動軸23aが揺動部材15と連結されており、当該ソレノイド23に通電して作動軸23aを作動させることにより、揺動部材15をスプリング(不図示)の付勢力に抗して揺動させ得るよう構成されている。これにより、爪部15aが被係止部20aから離間して係止が解かれることとなり、可動部材20がスプリングsの付勢力で前進側に摺動するので、図16に示すように、ロック部材13aをロック位置(α)から非ロック位置(β)に略直線状に移動させ得るようになっている。
而して、可動部材20が前進側に摺動すると、ロック部材13aがパチンコ遊技機Pにおける前扉Paから更に前方に遠ざかり、当該前扉Paの開放を許容し得ることとなる。このように、ソレノイド23(解除手段)によって可動部材20に対する係止を解除すればロック位置(α)にある可動部材20及びロック部材13aがスプリングs(付勢手段)の付勢力にて非ロック位置(β)まで自動的に移動することとなり、ロック解除時の作業性を向上させることができる。
尚、可動部材20に形成された被係止部20aの凹凸形状は、当該可動部材20の摺動方向に亘って複数形成されているため、爪部15aの係止を任意部位にて行わせれば、可動部材20を任意位置にて保持させることができる。従って、ロック部材13aのロック位置(α)及び非ロック位置(β)をパチンコ遊技機Pの形態に合わせて設定することができる。
一方、本実施形態に係るロック部材13aは、アーム部Dの先端部に対して脱着可能とされており、当該ロック部材13aがパチンコ遊技機Pの前扉Paにおける被ロック部位(ロック部材13aがロック位置にあるときにロックされる部位)及びその近傍の形状又は寸法に応じたものに任意交換可能とされている。例えば、図17(a)に示すように長手寸法t’が比較的短いロック部材13a’が軸L1に取り付けられている場合、当該ロック部材13a’を軸L1から取り外し、同図(b)に示すような長手寸法t”が比較的短いロック部材13a”を取り付けて交換することにより、パチンコ遊技機Pの前扉Paにおける被ロック部位及びその近傍の形状または寸法に応じたものに交換することができる。
然るに、形状又は寸法が互いに異なる複数のロック部材13a(例えば、上記ロック部材13a’及び13a”の如き)が用意されるとともに、当該ロック部材13aのうちパチンコ遊技機Pの前扉Paの形状又は寸法に応じて選択されたものがロック手段13(即ち、可動部材20の先端に形成された軸L1)に取り付け可能とされるようにするのが好ましい。この場合、図17で示すように、交換対象のロック部材13a’、13a”は、ロック位置でパチンコ遊技機Pの前扉Paと対向する面(例えば、同図中符号sf’及びsf”)が種々形状及び寸法とされたものを用意しておき、当該前扉Paの形状及び寸法に応じて選択するのが好ましい。
ここで、本実施形態に係るロック手段13は、上述したアーム部D及びロック部材13aに加え、連結手段24を具備して構成されている。かかる連結手段24は、図8〜10に示すように、円筒状の金属製部品から成る本体部材24aと、該本体部材24a内に収容された付勢手段としてのスプリング24bと、該スプリング24bで付勢された係止部材24cと、本体部材24aの外周に取り付けられた支持部材24dとから主に構成されている。なお、支持部材24dは、全体として略円筒状部品とされるとともに、一部に平面から成る取付面24daが形成されており、当該取付面24daがアーム部Dの先端部における所定部位と当接して組み付けられている。
係止部材24cは、スプリング24bによる付勢力によってアーム部Dの先端部で突出方向に付勢された左右一対のピン状の部材から成り、それぞれの基端部にフランジ部24caが形成されている。このフランジ部24caにより本体部材24aに対する係止部材24cの抜け止めが図られている。また、係止部材24cは、突出状態と没入状態との間で移動可能とされ、突出状態にてロック部材13aと係止して当該ロック部13aの揺動軸を成すものとされている。
すなわち、ロック部材13aの所定部位には、図10に示すように、一対の取付孔13aaが形成されており、突出状態の係止部材24cが当該取付孔13aaにそれぞれ挿入することによりロック部材13aをアーム部Dの先端部で係止し得るのである。また、スプリング24bの付勢力に抗して係止部材24cを突出状態から没入状態まで移動させることにより、当該係止部材24cによる係止を解くことができ、ロック部材13aをアーム部Dの先端部から取外し可能とされている。
さらに、本実施形態においては、ロック部材13aを嵌入可能な取外治具25により一対の係止部材24cが没入状態とされ、当該ロック部材13aの取外しが可能とされている。かかる取外治具25は、図12〜14に示すように、嵌入部25aと、操作部25bの先端に形成されるとともに付勢手段としてのスプリング25dで付勢された一対の押圧ピン25cと、位置決め壁25eとを有して構成されている。
嵌入部25aは、ロック部材13aを嵌入し得る溝形状から成り、当該嵌入部25aにてロック部材13aを嵌入した状態で取外治具25のロック部材13aに対する幅方向(図10、13中左右方向)の位置決めが図られるようになっている。操作部25bは、スプリング25dにて突出する方向(図10、13における外側に向かう方向)に常時付勢されており、スプリング25dによる付勢力に抗して押し込まれることで、押圧ピン25cを内側に向かって移動可能とされている。
一対の押圧ピン25cは、取外治具25のロック部材13aに対する嵌入状態で一対の係止部材24cに対応する位置にそれぞれ形成されたものであり、嵌入状態において操作部25bを同時に押し込み操作すると、一対の係止部材24cを同時に押圧して没入状態とすることができるものである。しかして、操作部25bを押し込み操作して係止部材24cを没入状態とした後、取外治具25と共にロック部材13aを取外し方向に移動させれば、当該ロック部材13aをアーム部Dの先端部から取り外すことができる。なお、押圧ピン25cの先端は略球面形状とされており、ロック部材13aの取外し時の摺動抵抗が低減されている。
位置決め壁25eは、取外治具25がロック部材13aに対して嵌入した状態において、当該ロック部材13aの端面(図10中下面)と当接する壁部から成るものである。すなわち、ロック部材13aに対して位置決め壁25eを当接させつつ嵌入部25aにて嵌入すると、一対の押圧ピン25cがそれぞれ係止部材24cと対向した位置になるよう位置決めされるのである。これにより、確実且つ円滑に、ロック部材13aの取外し作業を行わせることができる。
なお、装置本体2には、その前面2a上部に操作手段7(後で詳述する)、表示灯9及び噴出口10が形成されている。表示灯9は、複数個のLEDで形成され、ファン部材3の駆動状態(モータ4の駆動状態)やロック手段13の作動状態を点灯表示し得るようになっている。噴出口10は、静電霧化微粒子水発生装置11(図2参照)で生じた帯電微粒子水を前方(遊技者側)に噴霧させるための開口である。当該静電霧化微粒子水発生装置11は、背面2bに設けたノズル11aから水を供給することにより、この水を静電霧化作用で帯電微粒子水とするためのものであり、これにより、遊技者近傍の空気が清浄化されたり加湿されて、快適な遊技空間が得られるようになっている。
ファン部材3は、所謂クロスフローファンと称されるファンから成り、図2に示すように、装置本体2内で上下方向に延びた回転軸を中心に回転可能に配設されるとともに、側面に送風のための羽根が形成された略円筒状のものから成る。かかるファン部材3は、フレームにおいて回転自在に取り付けられており、当該フレームの上部にはモータ4が形成されている。
当該モータ4は、ファン部材3を回転軸を中心として回転駆動させるための駆動源である。而して、本実施形態においては、ファン部材3とモータ4とを同一フレームに組み付けて一体とすることにより送風ユニットYを構成しており、当該送風ユニットYが装置本体2内において上下方向に複数(本実施形態においては2つ)並設されている。尚、本実施形態においては、送風ユニットYが上下に2つ配設されているが、上下方向に亘って1つ配設したもの、或いは3つ以上配設したものとしてもよい。即ち、装置本体2に形成された吸入口5及び吐出口6の形成位置や他の構成要素の配設関係に応じて送風ユニットYを任意の位置で配設することができるのである。
吸入口5は、装置本体2の背面2bで開口し、ファン部材3の回転駆動により当該装置本体2内に空気を吸入し得るものである。尚、吸入口5の他、装置本体2の側面で開口し、ファン部材3の回転駆動により当該装置本体2内に空気を吸入し得る吸入口も形成されている。然るに、本実施形態においては、吸入口5は、装置本体2の背面2b及び側面に形成されているが、前面2a以外の他の面(装置本体2の上面又は下面)に形成するようにしてもよい。尚、図2中符号16は吸入口5を覆った活性炭フィルタを示しており、当該吸入口5から吸入される空気を濾過して浄化し得るようになっている。
吐出口6は、装置本体2の前面2a側で上下方向に延びてスリット状に開口し、ファン部材3の回転駆動により吸入口5から吸入した空気を吐出させることにより前方に向かって送風し得るものであり、かかる送風により隣接するパチンコ遊技機P間において所謂エアカーテンを形成することができる。即ち、本実施形態においては、吸入口5が装置本体2の背面2b(及び側面)に形成されているため、吐出口6を装置本体2の前面2aにおける広い範囲に亘って形成させることができ、エアカーテンの高さ方向(上下方向)の幅(空気の流れで形成される壁の高さ)を大きく設定することができるのである。
更に、装置本体2の前面2a上部には、ファン部材3の駆動をオン・オフ操作(即ち、モータ4のオン・オフ操作)するための又は当該ファン部材3の回転速度を任意に調整するための操作手段7が配設されている。具体的には、かかる操作手段7は、押圧操作及び回転操作が可能な操作摘みから成り、押圧操作によりファン部材3が回転駆動開始又は停止されるとともに、回転操作により可変抵抗器8(図2参照)を作用させてモータ4に送られる電流を変化させ、当該ファン部材3を任意の回転速度に調整し得るようになっている。
案内部材12は、ファン部材3からの送風を吐出口6まで案内するもので、装置本体2の内部空間を左右に仕切る仕切板から成り、その表面でファン部材3からの送風を吐出口6まで導いて案内させるようになっている。即ち、ファン部材3の回転駆動により吸入口5から吸入した空気は、吐出口6に向かって流れる過程において、案内部材12の表面で整流されつつ当該吐出口6に導かれて案内されるよう構成されているのである。
更に、上下の案内部材12のうち上方に取り付けられた案内部材12における裏面には、図2に示すように、所定の電気回路が形成された制御基板14が取り付けられている。かかる制御基板14は、装置本体2内に配設された種々電機部品(モータ4やソレノイド23等)を制御するためのマイコン等を具備したプリント基板から成るもので、ネジ等の汎用的締結手段にて案内部材12の裏面側に固定されている。
これにより、ファン部材3からの送風により、エアカーテンを形成することができるのに加え、制御基板14の冷却を図ることができる。即ち、エアカーテンを形成するための送風を流用し、その送風にて制御基板14におけるマイコン等が過熱してしまうのを抑制することができるのである。而して、制御基板14の過熱を防止することができるとともに当該制御基板14のための別個の冷却手段が不要とされる。尚、図2中符号17は、制御基板14から突出形成された冷却手段を示している。
上記実施形態によれば、アーム部Dの先端部で突出方向に付勢されたピン状の係止部材24cを有するとともに、当該係止部材24cが突出状態と没入状態との間で移動可能とされ、突出状態にてロック部材13aと係止して当該ロック部材13aの揺動軸を成す連結手段24を具備したので、ロック部材13aの交換作業を容易且つ円滑に行わせることができる。
また、上記実施形態によれば、係止部材24cは、アーム部Dに対して左右一対形成されるとともに、ロック部材13aを嵌入可能な取外治具25により一対の係止部材24cが没入状態とされ、当該ロック部材13aの取外しが可能とされるので、ロック部材13aの取外し作業を容易且つ円滑に行わせることができる。さらに、取外治具25は、ロック部材13aに対する嵌入状態で一対の係止部材24cに対応する位置に形成された一対の押圧ピン25cを具備するものとされ、当該一対の押圧ピン25cで一対の係止部材24cを同時に押圧して没入状態とし得るので、ロック部材13aの取外し作業をより一層容易且つ円滑に行わせることができる。
なお、ロック部材13aは、パチンコ遊技機Pの前扉Paにおける被ロック部位及びその近傍の形状又は寸法に応じたものに任意交換可能とされたので、ロック手段13をロック位置と非ロック位置との間で動作させる過程でパチンコ遊技機Pの前扉Paと干渉してしまうのを確実に回避することができるとともに、台間装置の設置コストを抑制しつつパチンコ遊技機Pの前扉Paの形態に合わせたロック手段13を具備させることができる。
また、形状又は寸法が互いに異なる複数のロック部材13aが用意されるとともに、当該ロック部材13aのうちパチンコ遊技機Pの前扉Paの形状又は寸法に応じて選択されたものがロック手段13に取り付け可能とされたので、より容易且つ適切にパチンコ遊技機Pの前扉Paに応じたロック部材13aに交換することができる。交換対象のロック部材13aは、図17の如きものに限定されず、面sf’、sf”の突出長さ(図中左側への延出寸法)や突出角度等が種々変更されたもの、或いは種々のキャラクタ等に模したものであってもよい。
ロック手段13は、装置本体2の前後方向に亘って略直線状に形成された摺動レール19と、該摺動レール19に沿って摺動して前進又は後退可能とされた可動部材20及びアーム部Dと、アーム部Dの先端部に形成され、当該アーム部Dが後退した状態でロック位置(α)とされるとともに前進した状態で非ロック位置(β)とされるロック部材13aとを備えたので、ロック部材13aをロック位置(α)と非ロック位置(β)との間で動作させる過程でパチンコ遊技機Pの前扉Paと干渉してしまうのを確実に回避することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばファン部材3及びモータ4を具備しないもの(その場合、吸入口5及び吐出口6も形成されない)としてもよく、更には操作手段7、表示灯9及び静電霧化微粒子水発生装置11、収容部22等を具備しないもの(即ち、専らパチンコ遊技機Pの前扉Paをロックし得る台間装置等)としてもよく、更には他の機能が付加されたもの(例えば、プリペイドカード投入口等が形成された台間装置等)としてもよい。
更に、本実施形態においては、左右一対の係止部材24cにてアーム部Dの先端部にロック部材13aが係止されているが、単一の係止部材或いは3つ以上の係止部材によりロック部材13aを係止するものであってもよい。取外治具25は、嵌入部25a又は位置決め壁25e等の位置決めのための部位が形成されないものであってもよい。また、本実施形態においては、パチンコ遊技機Pが並設された島設備Sに適用されているが、スロットマシン等他の遊技機が並設された島設備に適用することができる。
アーム部の先端部で突出方向に付勢されたピン状の係止部材を有するとともに、当該係止部材が突出状態と没入状態との間で移動可能とされ、突出状態にてロック部材と係止して当該ロック部材の揺動軸を成す連結手段を具備した島設備の台間装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用できる。
1 台間装置
2 装置本体
2c 挿入口
3 ファン部材
4 モータ
5 吸入口
6 吐出口
7 操作手段
8 可変抵抗器
9 表示灯
10 噴出口
11 静電霧化微粒子水発生装置
12 案内部材
13 ロック手段
13a ロック部材
14 制御基板
15 揺動部材
16 活性炭フィルタ
17 冷却手段
18 カバー部材
19 摺動レール
20 可動部材
21 転動部材
22 収容部
22a 係止手段
23 ソレノイド(解除手段)
24 連結手段
24c 係止部材
25 取外治具
25c 押圧ピン
S 島設備
P パチンコ遊技機
D アーム部
s スプリング(付勢手段)
α ロック位置
β 非ロック位置

Claims (3)

  1. 島設備における遊技機の側方近傍に設置可能とされた装置本体と、
    前記装置本体に配設されるとともに、前記遊技機の前扉を開放するのを規制又は許容し得るロック手段と、
    を具備した島設備の台間装置において、
    前記ロック手段は、
    前記装置本体に対して前後方向に摺動可能なアーム部と、
    該アーム部の先端部に取り付けられ、当該アーム部が後退した状態でロック位置とされるとともに前進した状態で非ロック位置とされ、当該非ロック位置にあるとき前記アーム部に対して揺動可能なロック部材と、
    前記アーム部の先端部で突出方向に付勢されたピン状の係止部材を有するとともに、当該係止部材が突出状態と没入状態との間で移動可能とされ、突出状態にて前記ロック部材と係止して当該ロック部材の揺動軸を成す連結手段と、
    を具備したことを特徴とする島設備の台間装置。
  2. 前記係止部材は、前記アーム部に対して左右一対形成されるとともに、前記ロック部材を嵌入可能な取外治具により前記一対の係止部材が没入状態とされ、当該ロック部材の取外しが可能とされることを特徴とする請求項1記載の島設備の台間装置。
  3. 前記取外治具は、前記ロック部材に対する嵌入状態で前記一対の係止部材に対応する位置に形成された一対の押圧ピンを具備するものとされ、当該一対の押圧ピンで前記一対の係止部材を同時に押圧して没入状態とし得ることを特徴とする請求項2記載の島設備の台間装置。
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JPH0772558A (ja) * 1993-06-29 1995-03-17 Ricoh Co Ltd 原稿押え装置のヒンジユニット
JP2006034654A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Seiko Epson Corp 連結具、時計用バンドおよび時計
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