JP2013133612A - 固定具および防水構造体 - Google Patents

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Nobuyuki Sakai
信之 坂井
Yutaka Matsuda
豊 松田
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Abstract

【課題】防水シートの破損を防止することができ、また、防水シートを建造物に設ける作業を容易に行うことができる固定具および防水構造体を提供すること。
【解決手段】固定具3は、防水シート4と、防水シート4の下面側に設けられた面ファスナー5とを備える面ファスナー付き防水シート2を建造物の躯体10に固定するものである。この固定具3は、板片6と、板片6の下面側に設けられ、躯体10に板片6を固定する固定部であるビス8と、板片6の上面から上方に向かって突出し、防水構造体1の面ファスナー5の一部と係合する複数の突起71を有する面ファスナー7とを備えている。突起71は、ピン状の突起本体711と、突起本体711の先端部に設けられ、面ファスナー5と係合する頭部712とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定具および防水構造体に関するものである。
建造物の躯体、具体的には、例えば、建造物の屋上や屋根に、防水シートが設けられている。防水シートを建造物の躯体に設ける施工方法としては、例えば、下記の方法が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
まず、建造物の躯体の上面の防水シートを設ける部位全体に、躯体側の面ファスナーを固着する。この場合、躯体の上面に下地層を設け、その下地層の上面に躯体側の面ファスナーを固着してもよい。
次に、防水シートと、防水シートの一方の面側に設けられた防水シート側の面ファスナーとを有する面ファスナー付き防水シートを用意しておき、その面ファスナー付き防水シートの防水シート側の面ファスナーを躯体側の面ファスナーに固定する。このようにして、建造物に対して防水シートが固定される。なお、前記面ファスナー付き防水シートおよび躯体側の面ファスナーにより、防水構造体が構成される。
しかしながら、このような従来の防水構造体では、建造物に対して防水シートの全面を固定するので、例えば、躯体の動きや下地の亀裂により、防水シートが破損するという問題がある。
また、建造物に対して防水シートの全面を固定するので、その防水シートを建造物に設ける作業に手間がかかり、また全面固定のためコストもかかるという問題がある。
特開2010−255336号公報
本発明の目的は、防水シートの破損を防止することができ、また、防水シートを建造物に設ける作業を容易に行うことができる固定具および防水構造体を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(12)の本発明により達成される。
(1) 防水シートと、前記防水シートの裏面側に設けられた防水シートの面ファスナーとを有する面ファスナー付き防水シートを建造物に固定する固定具であって、
板片と、
前記板片の一方の面側に設けられ、前記建造物に前記板片を固定する固定部と、
前記板片の他方の面から突出し、前記防水シートの面ファスナーの一部に係合する複数の突起を有する固定具の面ファスナーと、を備える固定具。
(2) 前記突起は、ピン状の突起本体と、前記突起本体の先端部に設けられ、前記防水シートの面ファスナーと係合する頭部とを有する上記(1)に記載の固定具。
(3) 前記固定部は、前記板片を貫通して前記建造物に前記板片を固定する棒状部を有している上記(1)または(2)に記載の固定具。
(4) 前記板片は、樹脂材料で構成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の固定具。
(5) 前記板片は、樹脂材料で構成された第1の層と、金属材料で構成された第2の層とが積層された積層体であり、
前記突起は、前記第1の層から突出し、前記固定部は、前記第2の層側に設けられている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の固定具。
(6) 前記突起は、樹脂材料で構成され、前記板片の全部または一部と一体的に成形されたものである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の固定具。
(7) 前記板片の前記他方の面側に設けられ、前記固定具の面ファスナーと係合した前記防水シートの面ファスナーを接着する接着剤を有する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の固定具。
(8) 防水シートと、前記防水シートの裏面側に設けられた防水シートの面ファスナーとを有する面ファスナー付き防水シート、および、
上記(1)ないし(7)のいずれかに記載された複数の固定具を備える防水構造体。
(9) 前記防水シートの面ファスナーは、ピン状の突起本体と、前記突起本体の先端部に設けられ、前記固定具の面ファスナーと係合する頭部とを有する複数の突起を備える上記(8)に記載の防水構造体。
(10) 前記防水シートの面ファスナーは、前記固定具の面ファスナーと係合する繊維または複数のループ状の係合部を有する上記(8)に記載の防水構造体。
(11) 前記面ファスナー付き防水シートの平面視での形状は、長方形をなしており、
前記固定具は、前記面ファスナー付き防水シートの長辺方向および短辺方向に沿ってそれぞれ複数個配置されている上記(8)ないし(10)のいずれかに記載の防水構造体。
(12) 前記固定具は、前記面ファスナー付き防水シートの長辺方向、短辺方向、または長辺方向と短辺方向のいずれかに沿って等間隔で配置されている上記(11)に記載の防水構造体。
本発明によれば、固定具の面ファスナーが防水シートの面ファスナーの一部と係合するので、防水シートの面ファスナーがその全面に亘って係合する場合に比べて、躯体の動きや下地の亀裂による防水シートの破損や損傷を防止または抑制することができる。
また、固定具の面ファスナーが防水シートの面ファスナーの一部と係合するので、防水シートの面ファスナーがその全面に亘って係合する場合に比べて、防水シートを建造物に設ける作業を容易かつ迅速に行うことができ、コストも格段に抑えることができる。
本発明の防水構造体の第1実施形態(固定具を躯体に設けた状態)を示す側面図である。 図1に示す防水構造体を躯体に設けた状態を示す側面図である。 図1に示す防水構造体を躯体に設けた状態を示す平面図である 本発明の防水構造体の第2実施形態における固定具を示す側面図である。 本発明の防水構造体の第3実施形態における固定具を示す側面図である。 本発明の防水構造体の第4実施形態(固定具のみ躯体に設けた状態)を示す側面図である。 本発明の防水構造体の第5実施携帯(固定具のみ躯体に設けた状態)を示す側面図である。
以下、本発明の固定具および防水構造体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の防水構造体の第1実施形態(固定具を躯体に設けた状態)を示す側面図、図2は、図1に示す防水構造体を躯体に設けた状態を示す側面図、図3は、図1に示す防水構造体を躯体に設けた状態を示す平面図である。
なお、以下では、図1および図2中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」として説明を行う。
図1〜図3に示す防水構造体1は、建造物の屋根や屋上等の躯体10の上面に設けられる(敷設される)ものである。この防水構造体1は、面ファスナー付き防水シート2と、躯体10の上面に固定され、面ファスナー付き防水シート2を躯体10に固定する複数の固定具3とを有している。
なお、本実施形態では、躯体10の上面に、直接、固定具3を固定しているが、これに限らず、例えば、躯体10の上面に図示しない下地層を設け、その下地層を通して躯体10に固定具3を固定してもよい。
下地層としては、特に限定されないが、例えば、躯体10の上面に敷設された図示しない断熱材(断熱層)と、断熱材の上面に敷設された不燃性繊維を含有する図示しない不燃絶縁層(絶縁層)とで構成したもの等が挙げられる。
断熱材の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム、フェノールフォーム等、合成樹脂の発泡成形体などが挙げられる。
また、不燃絶縁層としては、特に限定されず、例えば、不燃性繊維を含有する樹脂シート等が挙げられる。
また、下地層は、上記断熱層と絶縁層の2層で構成されているものに限定されず、1層で構成されていてもよく、また、3層以上で構成されていてもよい。
また、躯体10の形態としては、特に限定されず、例えば、表面が凹凸の金属屋根である下地デッキプレート、フラットデッキプレート、瓦棒、RC(reinforced concrete)、ALC(autoclaved light weight concrete)等が挙げられる。
面ファスナー付き防水シート2は、可撓性を有し、シート状をなしている。この面ファスナー付き防水シート2は、可撓性を有する防水シート4と、防水シート4の下面(裏面)側に設けられた面ファスナー(防水シートの面ファスナー)5とを備えている。なお、面ファスナー付き防水シート2については、後に詳述する。
固定具3は、板片6と、板片6の下面(裏面)(一方の面)側に設けられ、躯体10に板片6を固定する固定部であるビス(棒状部)8と、板片6の上面(他方の面)から上方に向かって突出し、面ファスナー付き防水シート2の面ファスナー5の一部と係合する複数の突起71を有する面ファスナー(固定具の面ファスナー)7とを備えている。
板片6の平面視での形状は、本実施形態では、円形をなしている。なお、板片6の平面視での形状は、円形には限定されず、この他、例えば、楕円形、三角形、四角形、五角形等の多角形等が挙げられる。
また、板片6の構成材料としては、特に限定されず、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等の各種汎用樹脂材料が挙げられる。
また、板片6の中央部には、板片6をその厚さ方向(上下方向)に貫通する貫通孔61が形成されている。
ビス8は、板片6の貫通孔61に挿入して使用されるものであり、その基端部(上側の端部)に、貫通孔61に挿入した際に板片6に係合する頭部(係合部)81を有している。
板片6を躯体10の上面に載置した状態で、ビス8を板片6の貫通孔61に挿入し(貫通させ)、さらにビス8を所定方向に回転させて躯体10に螺合し、これにより、板片6が躯体10に固定される。なお、ビス8の上面と板片6の上面とで段差のない連続面が形成されることが好ましい。貫通孔61の上面側の部分(ビス8の頭部81と接触する部分)が金属で補強してあってもよい。また、前記ビス8により板片6が躯体10に固定された状態から、ビス8を前記と逆方向に回転させると、ビス8が上方に移動し、そのビス8による板片6の躯体10への固定が解除される。これにより、板片6を躯体10から取り外すことができる。
なお、固定具3のビス8および貫通孔61の数は、それぞれ、本実施形態では、1つであるが、これに限らず、複数であってもよい。
また、板片6は、樹脂材料と金属材料とが積層された積層体であってもよい。
また、固定部としては、前記ビス8には限定されず、その他、例えば、板片6に固着された棒状部や、板片6と一体的に形成された棒状部等が挙げられる。
面ファスナー7は、板片6の上面に、その板片6の上面から上方に向かって突出するように形成された複数の突起71で構成されている。突起71の構成材料としては、特に限定されず、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等の各種汎用樹脂材料が挙げられる。また、本実施形態では、突起71は、板片6と一体的に成形されたものである。なお、突起71と板片6とを別々に形成し、後から互いを固着してもよいことは、言うまでもない。
突起71は、ピン状の突起本体711と、突起本体711の先端部(上側の端部)に設けられ、面ファスナー5と係合する頭部712とを有している。したがって、固定具3上に面ファスナー付き防水シート2を載置し、面ファスナー付き防水シート2をその下方の固定具3に押し付けると、固定具3の面ファスナーの突起71の頭部712と、後述する面ファスナー付き防水シート2の面ファスナー5の突起53の頭部532とが係合し、面ファスナー付き防水シート2が躯体10に固定される。また、前記面ファスナー付き防水シート2が躯体10に固定された状態で、面ファスナー付き防水シート2を上方に引っ張り上げると、面ファスナー7の突起71の頭部712と、面ファスナー5の突起53の頭部532との係合が外れ、面ファスナー付き防水シート2が躯体10から取り外される。
ここで、突起71の配置は、特に限定されず、諸条件応じて適宜設定されるものである。本実施形態では、各突起71は、図1中の左右方向に沿って等間隔で配置されており、また、図1の紙面に対して垂直な方向に沿って等間隔で配置されている。
また、突起71の単位面積当たりの本数(配置密度)は、特に限定されず、諸条件応じて適宜設定されるものである。この場合、突起71の単位面積当たりの本数は、例えば、1つの突起71の面ファスナー5との接合力に応じて設定する。すなわち、前記接合力が強いほど、突起71の単位面積当たりの本数は、少なく設定される。
なお、突起71の単位面積当たりの本数は、10〜100本/cm程度であることが好ましく、20〜50本/cm程度であることがより好ましい。
また、突起71の長手方向の長さL1は、特に限定されず、諸条件応じて適宜設定されるものであるが、0.1〜5cm程度であることが好ましく、0.2〜2cm程度であることがより好ましい。
ここで、突起71の頭部712の形状は、球状、半球状、フック状等、面ファスナー付き防水シート2の面ファスナー5と固定される形状で有れば、特に限定されるものではない。
面ファスナー付き防水シート2は、防水シート4と、防水シート4の下面に固着された面ファスナー5とを備えている。面ファスナー5の防水シート4への固着方法は、特に限定されず、例えば、溶着、接着剤による接着等が挙げられる。
面ファスナー付き防水シート2の平面視での形状は、本実施形態では、長方形をなしている。なお、面ファスナー付き防水シート2の平面視での形状は、長方形には限定されず、この他、例えば、正方形等が挙げられる。
また、防水シート4の構成材料としては、特に限定されず、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン樹脂等の各種一般的に防水材で使用している樹脂材料が挙げられる。
また、面ファスナー5は、可撓性を有する基板51と、基板51の下面から下方に向かって突出し、固定具3の面ファスナー7と係合する複数の突起53で構成された面ファスナー本体52とを備えている。突起53は、ピン状の突起本体531と、突起本体531の先端部(下側の端部)に設けられ、面ファスナー7と係合する頭部532とを有している。
なお、面ファスナー本体52については、前述した固定具3の面ファスナー7と同様であるので、その説明は、省略する。
また、防水構造体1における固定具3の配置、すなわち、面ファスナー付き防水シート2に対する固定具3の配置は、特に限定されず、諸条件応じて適宜設定されるものである。本実施形態では、固定具3は、面ファスナー付き防水シート2の長辺方向および短辺方向に沿ってそれぞれ複数個配置されている。また、固定具3は、防水構造体1の長辺方向にある一定の区画で等間隔に配置されており、また、面ファスナー付き防水シート2の短辺方向にある一定の区画で等間隔に配置されている。
また、固定具3の面ファスナー付き防水シート2の長辺方向のピッチP1は、特に限定されず、諸条件応じて適宜設定されるものであるが、50〜2000mm程度であることが好ましく、300〜1500mm程度であることがより好ましい。
また、固定具3の面ファスナー付き防水シート2の短辺方向のピッチP2は、特に限定されず、諸条件応じて適宜設定されるものであるが、50〜2000mm程度であることが好ましく、300〜1500mm程度であることがより好ましい。
なお、ピッチP1とピッチP2とは、同一であってもよく、また、異なっていてもよい。
以上説明したように、この防水構造体1によれば、固定具3の面ファスナー7が面ファスナー付き防水シート2の面ファスナー5の一部と係合するので、面ファスナー5がその全面に亘って係合する場合に比べて、躯体10の動きや下地の亀裂による防水シートの破損や損傷を防止または抑制することができる。
また、固定具3の面ファスナー7が面ファスナー付き防水シート2の面ファスナー5の一部と係合するので、面ファスナー5がその全面に亘って係合する場合に比べて、防水シート4を建造物の躯体10に設ける作業を容易かつ迅速に行うことができ、コストも格段に抑えることができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の防水構造体の第2実施形態における固定具を示す側面図である。なお、以下では、図4中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」として説明を行う。
以下、第2実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図4に示す第2実施形態の防水構造体1では、固定具3の板片6は、樹脂材料で構成された第1の層62と、金属材料で構成された第2の層63とが積層された積層体で構成されている。これにより、板片6の剛性を高くすることができる。
なお、第1の層62は、第2の層63の上側に位置しており、突起71は、第1の層62から突出、すなわち第1の層62の上面に、その第1の層62の上面から上方に向かって突出するように形成されている。そして、ビス8は、第2の層63側に設けられている。なお、板片6は、2層以上の積層体であってもよい。
また、本実施形態では、突起71は、板片6の一部、すなわち第1の層62と一体的に成形されたものである。なお、突起71と第1の層62とを別々に形成し、後から互いを固着してもよいことは、言うまでもない。
この防水構造体1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
図5は、本発明の防水構造体の第3実施形態における固定具を示す側面図である。なお、以下では、図5中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」として説明を行う。
以下、第3実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図5に示す第3実施形態の防水構造体1では、固定具3は、板片6の上面(他方の面)側に設けられ、面ファスナー7の突起71と係合した面ファスナー5の突起53を接着する接着剤11を有している。これにより、面ファスナー付き防水シート2を固定具3により強固に固定することができる。なお、接着剤11としては、特に限定されず、各種のものを用いることができる。
この防水構造体1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第4実施形態>
図6は、本発明の防水構造体の第4実施形態(固定具のみ躯体に設けた状態)を示す側面図である。なお、以下では、図6中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」として説明を行う。
以下、第4実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図6に示す第4実施形態の防水構造体1では、面ファスナー付き防水シート2の面ファスナー5の面ファスナー本体52aは、固定具3の面ファスナー7の突起71と係合する複数の繊維54で構成されている。この繊維54は、不規則にループを形成し、そのループと突起71とが係合するようになっている。なお、1本の繊維54により面ファスナー本体52aを構成してもよいことは、言うまでもない。
この防水構造体1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第5実施形態>
図7は、本発明の防水構造体の第5実施形態(固定具のみ躯体に設けた状態)を示す側面図である。なお、以下では、図7中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」として説明を行う。
以下、第5実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図7に示す第5実施形態の防水構造体1では、面ファスナー付き防水シート2の面ファスナー5の面ファスナー本体52bは、固定具3の面ファスナー(固定具の面ファスナー)7の後述する突起72と係合する複数のループ状の係合部55を有している。
また、固定具3の面ファスナー7の突起72は、ピン状の突起本体721と、突起本体721の先端部(上側の端部)に設けられ、面ファスナー5の係合部55と係合するフック状部(頭部)722とを有している。
この防水構造体1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
以上、本発明の固定具および防水構造体を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、面ファスナー付き防水シート、固定具および防水構造体は、前記実施形態では、建造物の屋根や屋上等の躯体の上面に設けられるものであるが、本発明では、これに限定されず、建造物の他の部位に設けられるものでもよい。
1 防水構造体
2 面ファスナー付き防水シート
3 固定具
4 防水シート
5 面ファスナー(防水シート側)
51 基板
52、52a、52b 面ファスナー本体
53 突起
531 突起本体
532 頭部
54 繊維
55 係合部
6 板片
61 貫通孔
62 第1の層
63 第2の層
7 面ファスナー(固定具側)
71 突起
711 突起本体
712 頭部
72 突起
721 突起本体
722 フック状部
8 ビス
81 頭部
10 躯体
11 接着剤
L1 長さ
P1、P2 ピッチ

Claims (12)

  1. 防水シートと、前記防水シートの裏面側に設けられた防水シートの面ファスナーとを有する面ファスナー付き防水シートを建造物に固定する固定具であって、
    板片と、
    前記板片の一方の面側に設けられ、前記建造物に前記板片を固定する固定部と、
    前記板片の他方の面から突出し、前記防水シートの面ファスナーの一部に係合する複数の突起を有する固定具の面ファスナーと、を備える固定具。
  2. 前記突起は、ピン状の突起本体と、前記突起本体の先端部に設けられ、前記防水シートの面ファスナーと係合する頭部とを有する請求項1に記載の固定具。
  3. 前記固定部は、前記板片を貫通して前記建造物に前記板片を固定する棒状部を有している請求項1または2に記載の固定具。
  4. 前記板片は、樹脂材料で構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の固定具。
  5. 前記板片は、樹脂材料で構成された第1の層と、金属材料で構成された第2の層とが積層された積層体であり、
    前記突起は、前記第1の層から突出し、前記固定部は、前記第2の層側に設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の固定具。
  6. 前記突起は、樹脂材料で構成され、前記板片の全部または一部と一体的に成形されたものである請求項1ないし5のいずれかに記載の固定具。
  7. 前記板片の前記他方の面側に設けられ、前記固定具の面ファスナーと係合した前記防水シートの面ファスナーを接着する接着剤を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の固定具。
  8. 防水シートと、前記防水シートの裏面側に設けられた防水シートの面ファスナーとを有する面ファスナー付き防水シート、および、
    請求項1ないし7のいずれかに記載された複数の固定具を備える防水構造体。
  9. 前記防水シートの面ファスナーは、ピン状の突起本体と、前記突起本体の先端部に設けられ、前記固定具の面ファスナーと係合する頭部とを有する複数の突起を備える請求項8に記載の防水構造体。
  10. 前記防水シートの面ファスナーは、前記固定具の面ファスナーと係合する繊維または複数のループ状の係合部を有する請求項8に記載の防水構造体。
  11. 前記面ファスナー付き防水シートの平面視での形状は、長方形をなしており、
    前記固定具は、前記面ファスナー付き防水シートの長辺方向および短辺方向に沿ってそれぞれ複数個配置されている請求項8ないし10のいずれかに記載の防水構造体。
  12. 前記固定具は、前記面ファスナー付き防水シートの長辺方向、短辺方向、または長辺方向と短辺方向のいずれかに沿って等間隔で配置されている請求項11に記載の防水構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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