JP2013132571A - 浄水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スラリーが返送される凝集攪拌槽中の浄化対象水の濁度を早く所望の濁度にすることができ、かつ、スラリーが返送される凝集攪拌槽中の浄化対象水の濁度を所望の濁度に維持する作業を容易に行える浄水装置を得る。
【解決手段】浄化対象水中の不純物を凝集させる凝集攪拌槽12と、凝集攪拌槽に凝集剤を投入する凝集剤投入装置と、スラリー槽と、スラリー槽からスラリーを凝集攪拌槽に返送するスラリー返送装置とを備え、凝集攪拌槽は、入口側に設けられた攪拌処理部31と、出口側に設けられた整流部32と、攪拌処理部と整流部とを仕切るとともに凝集攪拌槽の内底部において攪拌処理部と整流部とを連通させる連通路を形成する仕切部33とを備え、凝集攪拌槽の出口と連通して浄化対象水をスラリー槽側に排出する排出路(管路12a)及び整流部32の少なくとも一方には、浄化対象水中の不純物粒子の大きさを外部から目視確認可能な確認部50を備えた。
【選択図】図3

Description

この発明は濁水等の浄化対象水を浄化するための浄水装置に関する。
原水槽、炭酸ガス反応器、凝集剤反応槽、中継槽、凝集沈澱槽、放流槽、スラリー槽、フィルタープレスを備えた浄水装置において、スラリー槽から凝集剤反応槽にスラリーを返送することによって凝集剤反応槽での粒子同士の凝集力を高め、浄化性能を向上させた浄水装置が知られている。
特開2001−129558号公報
上述した浄水装置では、凝集剤反応槽中の浄化対象水の濁度を濁度計で確認して所望の濁度(例えば5000ppm程度)に保つようにしているが、凝集剤反応槽中の浄化対象水の濁度が所望の濁度に保たれていれば必ず凝集剤反応槽中で所望の凝集効果が得られているというわけではない。
本発明は、スラリーが返送される凝集槽中での凝集効果を外部から目視確認できるようにした浄水装置を提供する。
本発明の浄水装置は、浄化対象水と凝集剤とを攪拌して浄化対象水中の不純物を凝集させる凝集攪拌槽と、凝集攪拌槽に凝集剤を投入する凝集剤投入装置と、浄化対象水中の不純物を凝集させたスラリーを収容するスラリー槽と、スラリー槽からスラリーを凝集攪拌槽に返送するスラリー返送装置とを備え、前記凝集攪拌槽は、浄化対象水の入口側に設けられた攪拌処理部と、浄化対象水の出口側に設けられた整流部と、前記攪拌処理部と前記整流部とを仕切るとともに前記凝集攪拌槽の内底部において前記攪拌処理部と前記整流部とを連通させる連通路を形成する仕切部とを備え、前記凝集攪拌槽の浄化対象水の出口と連通して浄化対象水をスラリー槽側に排出する排出路及び前記整流部の少なくとも一方には、浄化対象水中の不純物粒子の大きさを外部から目視確認可能な確認部を備えたので、凝集攪拌槽で所望の凝集効果が得られていないことを確認部を介して確認できて、凝集攪拌槽において早く所望の凝集効果が得られるように処理できるので、浄化済水の濁度を早く所望の濁度にすることができる。
確認部の内側を流れる浄化対象水中の不純物粒子を撮影する撮影手段と、当該撮影手段で撮影された画像を入力して不純物粒子の大きさを判定し判定結果を出力する判定手段とを備えたので、判定手段から出力された判定結果に基づいて、凝集剤の投入量やスラリーの返送量を調整でき、浄化済水の濁度を早く所望の濁度にすることができる。
前記判定結果に基づいて前記凝集剤投入装置を制御して前記凝集攪拌槽への凝集剤投入量を調整する制御手段を備えたので、凝集剤の投入量を自動制御できて、凝集攪拌槽において早く所望の凝集効果が得られるようになるので、浄化済水の濁度を早く所望の濁度にすることができる。また、凝集攪拌槽内での凝集状態を反映した投入量制御を行うため、凝集攪拌槽においてより早く所望の凝集効果が得られるようになる。
前記判定結果に基づいて前記スラリー返送装置を制御して前記凝集攪拌槽へのスラリー返送量を調整する制御手段を備えたので、スラリー返送量を自動制御できるとともに、凝集攪拌槽内での凝集状態を反映したスラリー返送量制御を行うため、凝集攪拌槽においてより早く所望の凝集効果が得られる。
浄水装置のブロック構成図。 浄水装置の構成図。 凝集攪拌槽を示す斜視図。 判定手段を備えた浄水装置のブロック構成図。
実施形態1.
浄水装置は、例えば、ダム工事やトンネル工事等の作業において発生する土粒子等の混じった濁水を浄化して河川に流すための処理装置である。
図1に示すように、浄水装置は、浄化対象水としての濁水の原水が投入される原水槽10、炭酸ガス反応器11、炭酸ガス反応器11に炭酸ガスを注入するための炭酸ガス注入装置11A、凝集攪拌槽12、凝集攪拌槽12に凝集剤としてのポリ塩化アルミニウム(以下、PACという)を投入するためのPAC投入装置12A、凝集攪拌槽12に凝集剤としてのカチオン系高分子凝集剤を投入するためのカチオン系高分子凝集剤投入装置12B、凝集攪拌槽12に苛性ソーダを投入するための苛性ソーダ投入装置12C、凝集反応槽13、凝集沈澱槽14、凝集沈殿槽14に凝集剤としてのアニオン系高分子凝集剤を投入するためのアニオン系高分子凝集剤投入装置14A、放流槽15、スラリー槽16、フィルタープレス17を備えるとともに、スラリー返送処理部20を備える。
図2に示すように、原水槽10内にはポンプ10aが設けられ、ポンプ10aの吐出口と炭酸ガス反応器11の入口とが管路10bにより連通可能に接続され、炭酸ガス反応器11の出口と凝集攪拌槽12の入口とが管路11aにより連通可能に接続される。ポンプ10aとしては、浄化対象水を原水槽10から炭酸ガス反応器11経由で凝集攪拌槽12に送出できる容量のものを用いる。凝集攪拌槽12の出口36と凝集反応槽13の入口とが管路12aにより連通可能に接続される。凝集反応槽13内にはポンプ13aが設けられ、ポンプ13aの吐出口と凝集沈殿槽14の入口とが管路13bにより連通可能に接続される。凝集沈殿槽14の内底部の出口14aとポンプ14bの吸込口とが管路14cにより連通可能に接続され、ポンプ14bの吐出口とスラリー槽16の入口とが管路14dにより連通可能に接続される。
凝集攪拌槽12、凝集反応槽13、凝集沈殿槽14、スラリー槽16には、それぞれ攪拌機18が設置されている。
凝集攪拌槽12では、攪拌機18を例えば360rpm程度で回転させて、凝集攪拌槽12中の浄化対象水、PAC、カチオン系高分子凝集剤、苛性ソーダを攪拌して混ぜる。凝集反応槽13では、浄化対象水中の土粒子等の不純物粒子が沈殿しない程度に攪拌する。凝集沈殿槽14では、凝集沈殿槽14中の浄化対象水にアニオン系高分子凝集剤が投入れた後に攪拌機を例えば60rpm程度で回転させて、アニオン系高分子凝集剤によって土粒子等の不純物粒子を凝集させることで大型のフロック(土粒子等の塊)を形成させて沈殿させる。スラリー槽16では、スラリーの沈殿固化を防ぐために攪拌する。
凝集攪拌槽12、放流槽15には、それぞれ浄化対象水の濁度を計測する濁度計19が設けられている。
凝集攪拌槽12では、濁度計19で凝集攪拌槽12中の浄化対象水の濁度を計測し、浄化対象水中の平均浮遊物質量が所望の値になるように管理している。
放流槽15では、濁度計19で放流槽15中の浄化対象水の濁度を計測し、浄化対象水中の平均浮遊物質量が所定値以下になっていることを確認してから放流槽15の浄化済水を河川等に放流するようにしている。
尚、本発明の浄水装置では、濁度計19で計測した濁度を平均浮遊物質量に換算し、濁度を平均浮遊物質量の単位であるppmで管理している。このため、本明細書では、濁度をppmで表記している。
凝集攪拌槽12は、浄化対象水と凝集剤としてのPAC及びカチオン系高分子凝集剤とを攪拌して、PAC及びカチオン系高分子凝集剤によって浄化対象水中の粒子等の不純物を凝集させる槽である。
図3に示すように、凝集攪拌槽12は、浄化対象水の入口側に設けられた攪拌処理部31と、浄化対象水の出口側に設けられた整流部32と、攪拌処理部31と整流部32とを仕切る仕切部33とを備える。仕切部33は、攪拌処理部31と整流部32とを仕切るとともに凝集攪拌槽12の内底部において攪拌処理部31と整流部32とを連通させる連通路38を形成する例えば仕切板により構成される。即ち、攪拌処理部31と整流部32との間は、連通路38以外は仕切部33によって遮断されている。
整流部32は、縦整流部32aと集水整流部32bとを備える。縦整流部32aは、攪拌処理部31から連通路38を経由した浄化対象水を下方から上方に向けて整流する。集水整流部32bは、縦整流部32を囲む凝集攪拌槽12の上側壁面部より横方向に張出すように設けられた樋により形成される。つまり、集水整流部32bを形成する樋は、一端側が縦整流部32aと連通した浄化対象水の入口に形成され、他端側の壁に管路12aの入口が連通可能に連結された凝集攪拌槽12の出口36が形成され、上部が開口され、かつ、凝集攪拌槽12の深さよりも浅い底浅の樋により形成される。
よって、攪拌処理部31で攪拌された不純物を含む浄化対象水は、凝集攪拌槽12の内底面34と仕切部33の下端35との間で形成された連通路38を経由して縦整流部32aに入り、縦整流部32aから集水整流部32b、凝集攪拌槽12の出口36、排出路としての管路12aを経由してスラリー槽16側の凝集反応槽13に自然流下する。
整流部32、又は、凝集攪拌槽12の出口36と連通した排出路としての管路12aの少なくとも一方には、整流部32、又は、管路12aを流れる浄化対象水中の不純物粒子の大きさや形等によって判断可能な不純物粒子の凝集状態を外部から目視確認可能な確認部50を備える。
整流部32の確認部50は、例えば、上述した集水整流部32bを形成する樋の上部開口、又は、光透過性を有した所謂透明又は半透明の材料により形成された集水整流部32bの少なくとも一方により構成される。集水整流部32bが光透過性を有した材料により形成される場合、集水整流部32bは樋の上部開口が閉塞された構成であってもよい。即ち、整流部32の確認部50は、整流部32から凝集攪拌槽12の出口36に到る前に浄化対象水中の不純物粒子の大きさや形等を監視者が目視で確認して浄化対象水中の不純物粒子の凝集状態の良否を確認できるように形成された構成である。
管路12aの確認部50は、例えば、排出路としての管路12aの全部又は一部が光透過性を有した材料により形成されたことにより、管路12aの外側から管路12a内を流れる浄化対象水中の不純物粒子の大きさや形等を監視者が目視で確認して浄化対象水中の不純物粒子の凝集状態の良否を確認できるように形成された構成である。
図2に示すように、凝集沈殿槽14は、上部に排水樋40を備える。この排水樋40に入り込む上澄み水が浄化済水として排水樋40、管路41(図1参照)を通って放流槽15まで流れる。
スラリー槽16は、下部に沈殿したスラリーを収納する図外の収納箱を備え、この収納箱を引き出せる構造となっている。そして、スラリーが収納された収納箱をフィルタープレス17に搬送し、スラリーをフィルタープレス17に通して脱水ケーキにする。そして、フィルタープレス17において絞り出た水分が原水槽10に戻される。フィルタープレス17において絞り出た水分は、例えば、フィルタープレス17の出口と原水槽10の入口とが管路17a(図1参照)により連通可能に接続された管路17aを経由して原水槽10に送られたり、あるいは、貯留された後に原水槽1に運搬される。
スラリー返送処理部20は、スラリー返送装置21と、スラリー返送量調整装置22とを備える。
スラリー返送装置21は、スラリー槽16の返送出口23と、ポンプ24と、スラリー槽16の返送出口23とポンプ24の吸込口とを連通可能に接続する管路25と、ポンプ24の吐出口と凝集攪拌槽12とを連通可能に接続する管路27とを備えた構成である。
スラリー返送量調整装置22は、凝集攪拌槽12の近傍の図外の操作盤に設けられたスラリー返送量調整ボリューム28と、スラリー返送量調整ボリューム28からの信号に応じて吐出量を変化させる上記ポンプ24と、スラリー返送量調整ボリューム28からの制御信号をポンプ24に出力する信号線29とを備える。
また、図示しないが、上述した操作盤には、PAC投入装置12AによるPAC投入量を調整するためのPAC投入量調整ボリューム、カチオン系高分子凝集剤投入装置12Bによるカチオン系高分子凝集剤投入量を調整するためのカチオン系高分子凝集剤投入量調整ボリュームが設けられている。
また、図示しないが、アニオン系高分子凝集剤投入装置14Aによるアニオン系高分子凝集剤投入量を調整するためのアニオン系高分子凝集剤投入量調整ボリュームを備える。当該アニオン系高分子凝集剤投入量調整ボリュームは、監視者が上述した操作盤を操作する位置から凝集沈殿槽14内の浄化対象水中の不純物粒子の状態を観測可能な場合においては上述した操作盤に設けられ、監視者が上述した操作盤を操作する位置から凝集沈殿槽14内の浄化対象水中の不純物粒子の状態を観測不可能な場合においては凝集沈殿槽14の近傍に設けた図外の操作盤に設けられる。
従って、操作者が上述した各ボリュームを操作することによって、スラリーの返送量、各凝集剤の投入量を調整できる。
よって、監視者が確認部50を介して浄化対象水中の不純物粒子の大きさや形等を目視確認することで凝集状態の良否を判断し、スラリー返送量調整ボリューム28、PAC投入量調整ボリューム、カチオン系高分子凝集剤投入量調整ボリュームを操作することができるので、スラリー返送量、PAC投入量、カチオン系高分子凝集剤投入量を適切に調整できる。また、凝集沈殿槽14内の浄化対象水中の不純物粒子の状態を確認しながらアニオン系高分子凝集剤投入量調整ボリュームを操作できるので、アニオン系高分子凝集剤投入量を適切に調整できる。
図2において、11eは炭酸ガス反応器11の支持脚、12eは凝集攪拌槽12の支持脚、14eは凝集沈殿槽14の支持脚である。例えば凝集攪拌槽12は支持脚12eで支持されて凝集反応槽13よりも高い位置に設置されることにより、浄化対象水は凝集攪拌槽12の出口36から凝集反応槽13に自然流下によって移動するように構成される。
例えばダムやトンネル工事において発生した濁水を浄水装置で浄化する場合、当該濁水を浄化対象水として原水槽10に送る。浄化対象水は、炭酸ガス反応器11を通過してpHが7程度になった後に凝集攪拌槽12に入る。
例えばPAC投入装置12A、カチオン系高分子凝集剤投入装置12Bは、原水槽10のポンプ10aの駆動に連動して駆動し、凝集攪拌槽12に連続して一定量(例えば、Xcc/分、Xは例えば任意の数値)のPAC、カチオン系高分子凝集剤を投入するように構成されている。
凝集攪拌槽12中の浄化対象水にPAC、カチオン系高分子凝集剤が投入され、攪拌機18で攪拌されることによってこれらが混合され、凝集剤の作用によって浄化対象水中の不純物粒子同士が凝集する。凝集攪拌槽12の浄化対象水は、自然流下により凝集反応槽13に流下する。凝集攪拌槽12及び凝集反応槽13で浄化対象水を一定時間滞留させることで、凝集剤と不純物粒子を反応させて、凝集剤による凝集効果を発揮させる。
そして、ポンプ13aを駆動させて凝集反応槽13の浄化対象水を凝集沈殿槽14に移動させる。例えばアニオン系高分子凝集剤投入装置14Aは、ポンプ13aの駆動に連動して駆動し、凝集沈殿槽14に連続して一定量(例えば、Ycc/分、Yは例えば任意の数値)のアニオン系高分子凝集剤を投入するように構成されている。凝集沈殿槽14では、凝集沈殿槽14内の浄化対象水が攪拌され、この際、アニオン系高分子凝集剤による凝集効果によって、さらに大きな不純物粒子の塊(大型フロック)が形成されて、沈殿する。
凝集沈殿槽14において上澄み水は浄化済水として放流槽15に送られる。また、アニオン系高分子凝集剤によりカチオン系高分子凝集剤の魚毒性を消すことができるので、浄化済水を河川に放流することができるようになる。尚、カチオン系高分子凝集剤の魚毒性を消すために、アニオン系高分子凝集剤の投入量とカチオン系高分子凝集剤の投入量との関係がアニオン系高分子凝集剤≧カチオン系高分子凝集剤となるようにする。
放流槽15においては、監視者が放流槽15での浄化済水の濁度を濁度計で確認し、当該計測濁度を換算表で平均浮遊物質量に換算し、平均浮遊物質量が所定値(例えば5ppm)以下であることを確認してから、浄化済水を河川に放流する。放流槽15での浄化済水の平均浮遊物質量が所定値(例えば5ppm)以下でなければ、当該浄化済水は放流されずに、原水槽10や凝集攪拌槽12等に返送される。
そして、凝集沈殿槽14において沈殿したスラリーをポンプ14bを駆動してスラリー槽16に移動させ、スラリー槽16からフィルタープレス17にスラリーを搬送し、フィルタープレス17において脱水ケーキ(スラリーの塊)にされるとともに、フィルタープレス17において絞り出た水分が原水槽10に戻される。
上述した処理においては、凝集攪拌槽12での浄化対象水の濁度が低い場合、浄化対象水中の不純物粒子が小さくて軽く、凝集攪拌槽12に凝集剤を入れたとしても凝集のための核となる不純物粒子が無いため、小さい不純物粒子が凝集しないことがあると考えられる。
そこで、凝集攪拌槽12での凝集効果を高めるため、スラリー槽16において一度沈殿した重い不純物粒子を有するスラリーの一部をスラリー槽16から凝集攪拌槽12に戻して、凝集攪拌槽2中の浄化対象水の濁度を高い状態に一定にすることに着目した。例えば、スラリー槽16から凝集攪拌槽12にスラリーを戻して凝集攪拌槽12中の浄化対象水の濁度が所望値(目標濁度)になるように調整した。即ち、凝集攪拌槽12中の浄化対象水の濁度を原水の濁度よりも高くする。このようにすることで、スラリー中の大きくて重い不純物粒子の塊が凝集の核となって当該核となる不純物粒子の塊に小さくて軽い不純物粒子が付着して凝集効果が高まることが期待され、凝集沈殿槽14において小さくて軽い不純物粒子も沈殿させることができるようになって凝集沈殿槽14から放流槽15に送られる浄化済水の濁度を小さくできることが期待される。
例えば、スラリー槽16に所定量以上のスラリーが溜まった後、ポンプ24を駆動させ、スラリー槽16から凝集攪拌槽12に連続して一定量(例えば、Zl(リットル)/分、Zは例えば任意の数値)のスラリーを返送する。
尚、スラリー槽16に既にスラリーが存在する場合は、原水槽10のポンプ10aを駆動して原水槽10から凝集攪拌槽12へ浄化対象水を送るとともにポンプ24を駆動してスラリー槽16から凝集攪拌槽12にスラリーを返送する。即ち、ポンプ10aとポンプ24とを同時に駆動させる(連動させる)。
しかしながら、上記のようにスラリー槽16から凝集攪拌槽12にスラリーを戻して凝集攪拌槽12中の浄化対象水の濁度が目標濁度になるように調整するだけでは、凝集攪拌槽12中での凝集効果が高まっていない可能性もある。つまり、凝集攪拌槽12内の浄化対象水への凝集剤の投入量の不足、凝集攪拌槽12内の浄化対象水のpHの低下、凝集攪拌槽12へのスラリー返送量の不足等によって、所望の凝集効果が得られない可能性がある。
そこで、監視者は、整流部32や管路12aを流れる浄化対象水中の不純物粒子の大きさや形等を確認部50を介して外部から目視観察し、不純物粒子の塊(フロック)が、例えば、大きさ0.5mmよりも小さい球状であったり、歪な形状である場合には、凝集効果が悪いというように凝集状態を判断して、凝集攪拌槽12へのPAC、カチオン系高分子凝集剤等の凝集剤の投入量や、凝集攪拌槽12へのスラリーの返送量を増量するようにボリュームを操作することにより、例えば、不純物粒子の塊が、早期に、大きさ0.5mm〜1.0mm程度の球状になり、凝集攪拌槽12において早期に所望の凝集効果が得られるようになる。
尚、凝集攪拌槽12には凝集攪拌槽12内の浄化対象水のpHを計測する図外のpH計測器が設置されている。従って、監視者は、当該pH計測器で測定される凝集攪拌槽12中の浄化対象水のpHが7未満になったことを確認したならば、苛性ソーダ投入装置12Cの例えば図外の苛性ソーダ出口開閉弁を開くことにより、浄化対象水中に所定量の苛性ソーダが投入され、PACの凝集効果が最適に発揮されるように浄化対象水のpHが7〜7.5に維持される。
原水槽10のポンプ10aは、例えば原水槽10中の浄化対象水の残量が所定量以下になった場合に停止され、ポンプ10aの停止に伴って凝集攪拌槽12への凝集剤の投入及びスラリー返送も停止される。
また、PAC、カチオン系高分子凝集剤、苛性ソーダが凝集攪拌槽12中の浄化対象水に混ざりやすいように、PAC投入装置12A、カチオン系高分子凝集剤投入装置12B、苛性ソーダ投入装置12Cを凝集攪拌槽12の入口(管路11aの出口)付近に設置して、凝集攪拌槽12の浄化対象水入口付近にPAC、カチオン系高分子凝集剤、苛性ソーダを投入することが好ましい。また、ポンプ24の吐出口と凝集攪拌槽12とを連通可能に接続する管路27において凝集攪拌槽12へのスラリー返送出口26も凝集攪拌槽12の入口(管路11aの出口)付近に設置して、凝集攪拌槽12の浄化対象水入口付近から凝集攪拌槽12にスラリーを返送することが好ましい(図2参照)。また、アニオン系高分子凝集剤が凝集沈殿槽14中の浄化対象水に混ざりやすいように、アニオン系高分子凝集剤投入装置14Aを凝集沈殿槽14の入口(管路13bの出口)付近に設置して、凝集沈殿槽14の浄化対象水入口付近にアニオン系高分子凝集剤を投入することが好ましい。
あるトンネル工事現場での実績として、トンネル工事において発生した濁水(原水)の濁度が500〜3000ppmであった場合において、監視者は、凝集攪拌槽12の濁度計19を観測して凝集攪拌槽12の浄化対象水の濁度が例えば目標濁度5000ppm程度になっていることを確認するとともに、確認部50を介して観察される不純物粒子の塊が、大きさ0.5mm〜1.0mm程度の球状になるまで、凝集攪拌槽12へのPAC、カチオン系高分子凝集剤等の凝集剤の投入量や、凝集攪拌槽12へのスラリーの返送量を増量するようにボリュームを操作したことによって、凝集攪拌槽12において早期に所望の凝集効果が得られ、最終的な浄化済水の濁度を早期に5ppm以下にできた。
実施形態1の浄水装置では、凝集攪拌槽12に確認部50を設けたことにより、凝集剤が投入され、かつ、スラリーが返送される凝集攪拌槽12での凝集効果を確認部50を介して目視確認できるようにしたので、凝集攪拌槽12で所望の凝集効果が得られていないことを確認できて、攪拌槽12において早く所望の凝集効果が得られるように処理できるので、凝集沈殿槽14から放流槽15に送られる浄化済水の濁度を早く所望の濁度にすることができる。
また、樋により形成された集水整流部32bを備え、浄化対象水が凝集攪拌槽12の出口36から排出される前に浄化対象水が集水整流部32bに一旦集まるように構成されて、確認部50が当該集水整流部32bにより形成されたので、浄化対象水中の不純物粒子の状態を正確に観測しやすくなり、浄化済水の濁度を早く所望の濁度にするための処理を正確に行えるようになる。
尚、確認部50を介して観察される不純物粒子の塊を0.5mm〜1.0mm程度の球状にするために、凝集攪拌槽12での目標濁度をどれくらいにすればよいかは、濁水の状況によって変る。
従って、本実施形態1においては、濁水の状況に応じて凝集攪拌槽12での目標濁度を決め、監視者は、濁度計19を観測して目標濁度程度になったことを確認してから凝集攪拌槽12での凝集状態を確認部50を介して目視確認し、凝集状態が悪いと判断した場合においては、スラリー返送量調整ボリューム28、PAC投入量調整ボリューム、カチオン系高分子凝集剤投入量調整ボリュームを操作して、スラリー返送量、PAC投入量、カチオン系高分子凝集剤投入量の増減を適切に調整することによって、観察される不純物粒子の塊を、早期に、大きさ0.5mm〜1.0mm程度の球状にできるので、浄化済水の濁度を早期に所望の濁度にできる。
また、整流部は、集水整流部32bを備えずに縦整流部32aの壁に凝集攪拌槽12の出口36を備えた構成であっても良く、この場合、確認部50は縦整流部32aの上部開口、又は、光透過性を有した所謂透明又は半透明の材料により形成された縦整流部32aの壁の少なくとも一方により構成される。縦整流部32aの壁が光透過性を有した材料により形成される場合、縦整流部32aの上部開口は閉塞された構成であってもよい。
実施形態2.
確認部50の近傍に確認部50の内側を流れる浄化対象水中の不純物粒子の状態を監視する後述のカメラ等の撮像手段を設置し、監視者が遠隔地から当該カメラの監視画像を監視してスラリー返送量、PAC投入量、カチオン系高分子凝集剤投入量の増減を適切に調整するようにしてもよい。
実施形態3.
図4に示すように、確認部50の外側から確認部50の内側を流れる浄化対象水中の不純物の状態を撮影する撮影手段の一例としてのカメラ60と、当該カメラ60で撮影された画像を入力して不純物粒子の大きさを判定して判定結果を出力する判定手段70とを備えた浄水装置とした。
例えば、画像マッチング法で判定する場合、コンピュータにより構成される判定手段70はサンプル画像記憶手段71を備え、サンプル画像記憶手段71には、例えば原水槽10に投入される濁水の種類毎の良否判定サンプル画像を登録しておく。濁水の種類としては、例えば、基礎処理水等+湧水、基礎処理水等+雨水+湧水、雨水+湧水、湧水、等である。
図4を参照し、構成例を説明する。カメラ60を確認部50の上下左右のいずれかの側に設置固定し、カメラ60で撮影する浄化対象水の背景面には浄化対象水中の不純物粒子と異なる色の背景板61を設置固定して、背景と不純物粒子とが判別しやすい画像を撮影できるようにする。例えば、不純物粒子は、黒色、灰色などの暗色系が多いので、白色等の明色系の背景板61を用いる。
操作者が原水槽10に投入された濁水の種類を判定手段70に入力する。判定手段70は、入力された濁水の種類に応じた不純物粒子凝集状態の良否判定サンプル画像を選択する。判定手段70は、確認部50の内側を流れる浄化対象水中の不純物の状態を撮影したカメラ60からの撮影画像を入力し、逐次入力されてくる入力画像の不純物粒子凝集状態と良否判定サンプル画像の不純物粒子凝集状態とを比較し、入力画像の不純物粒子凝集状態の大きさと良否判定サンプル画像の不純物粒子凝集状態の大きさとの違いが所定のしきい値以下となったか否かを判定する。尚、以下、逐次入力されてくる入力画像のフロックの大きさとサンプル画像のフロックの大きさとの違いが所定のしきい値以下であると判定された場合の判定結果を良判定結果といい、逐次入力されてくる入力画像のフロックの大きさとサンプル画像のフロックの大きさとの違いが所定のしきい値よりも大きいと判定された場合の判定結果を不良判定結果という。
実施形態3によれば、判定手段70から出力された判定結果が不良判定結果であれば、監視者は、凝集攪拌槽12へのPAC、カチオン系高分子凝集剤等の凝集剤の投入量や凝集攪拌槽12へのスラリーの返送量を増量するようにボリュームを操作することにより、凝集攪拌槽12において早く所望の凝集効果が得られるようになるので、凝集沈殿槽14から放流槽15に送られる浄化済水の濁度を早く所望の濁度にすることができる。
実施形態4.
前述した判定手段70から出力される判定結果に基づいて、PAC、カチオン系高分子凝集剤、アニオン系高分子凝集剤の投入量を制御する制御手段を備えた構成とした。即ち、判定手段70から出力される判定結果に基づいて、PAC、カチオン系高分子凝集剤、アニオン系高分子凝集剤の投入量を自動制御可能な構成とした。
実施形態4の場合、原水槽10に投入された濁水の濁度値を計測する図外の濁度計を原水槽10に設置しておき、制御手段80は、原水槽10の濁度計から出力された濁度値を入力する。また、操作者が原水槽10に投入された濁水に対する凝集攪拌槽12での目標濁度値を制御手段80に入力する。
実施形態4の制御について説明する。まず、制御手段80は、目標濁度値と原水槽10に投入された濁水の実際の濁度値を入力して、(凝集攪拌槽12での目標濁度値)−(原水槽10に投入された濁水の濁度値)に応じて、各凝集剤の1分当りの投入量、スラリーの1分当りの返送量の初期値を求め、各凝集剤の投入量、スラリーの返送量が初期値となるように各ボリュームを調整する。
そして、制御手段80は、凝集攪拌槽12に設けられた濁度計19から凝集攪拌槽12内の浄化対象水の実際の濁度値を逐次入力して、凝集攪拌槽12内の浄化対象水の実際の濁度値が目標濁度値となるようにスラリー返送量調整ボリューム28を調整することで、スラリー返送量の増減を制御する。
また、判定結果に基づいて、PAC投入量調整ボリューム、カチオン系高分子凝集剤投入量調整ボリューム、アニオン系高分子凝集剤投入量調整ボリュームを調整して、凝集剤の投入量の増減を制御する。さらに、制御手段80は、凝集攪拌槽12に設けられた図外のpH計測器から凝集攪拌槽12内の浄化対象水のpH値を逐次入力し、凝集攪拌槽12内の浄化対象水のpH値が7〜7.5になるように、苛性ソーダ投入装置12Cの例えば図外の苛性ソーダ出口開閉弁を開閉制御して苛性ソーダの投入量を制御する。
即ち、制御手段80は、不良判定結果を入力した場合には、各凝集剤の投入量を増量するように各凝集剤投入量調整ボリュームを制御し、良判定結果を入力した場合には、各凝集剤の投入量を維持したり減らすように各凝集剤投入量調整ボリュームを制御する。
実施形態4によれば、判定手段70から出力される判定結果に基づいて、PAC、カチオン系高分子凝集剤、アニオン系高分子凝集剤の投入量を自動制御できて、凝集攪拌槽12において早く所望の凝集効果が得られるようになるので、凝集沈殿槽14から放流槽15に送られる浄化済水の濁度を早く所望の濁度にすることができる。また、凝集攪拌槽12内での凝集状態を反映した投入量制御を行うため、凝集攪拌槽12においてより早く所望の凝集効果が得られるようになり、効果的である。
実施形態5.
判定手段70から出力される判定結果に基づいて、凝集攪拌槽12へのスラリーの返送量を制御するとともに、PAC、カチオン系高分子凝集剤、アニオン系高分子凝集剤の投入量を制御する制御手段を備えた構成とした。即ち、判定結果に基づいて、スラリーの返送量、PAC、カチオン系高分子凝集剤、アニオン系高分子凝集剤の投入量を自動制御可能な構成とした。
実施形態5では、制御手段が、判定手段70から出力される判定結果に基づいて凝集攪拌槽12へのスラリーの返送量を制御することが、実施形態4と異なる。
即ち、実施形態5における制御手段は、不良判定結果を入力した場合には、スラリー返送量を増量するようにスラリー返送量調整ボリューム28を制御し、良判定結果を入力した場合には、スラリー返送量を維持したり減らすようにスラリー返送量調整ボリューム28を制御するとともに、実施形態4と同じように、PAC投入量調整ボリューム、カチオン系高分子凝集剤投入量調整ボリューム、アニオン系高分子凝集剤投入量調整ボリュームを制御する。
実施形態5によれば、判定手段70から出力される判定結果に基づいて、スラリーの返送量、PAC、カチオン系高分子凝集剤、アニオン系高分子凝集剤の投入量を自動制御できて、凝集攪拌槽12において早く所望の凝集効果が得られるようになるので、凝集沈殿槽14から放流槽15に送られる浄化済水の濁度を早く所望の濁度にすることができる。実施形態5の場合、判定手段70から出力される判定結果に基づいてスラリーの返送量を制御するため、実施形態4のような凝集攪拌槽12内の浄化対象水の濁度値を監視することによるスラリー返送量制御を行わなくてもよくなり、また、凝集攪拌槽12内での凝集状態を反映したスラリー返送量制御を行うため、凝集攪拌槽12においてより早く所望の凝集効果が得られるようになり、効果的である。
実施形態6.
原水槽10に投入される濁水の種類に応じて、各凝集剤の1分当りの投入量、スラリーの1分当りの返送量の制御パターンを予め決めておき、制御手段が、原水槽10に投入される濁水の種類に応じて決められる制御パターンに従って各ボリュームを調整し、各凝集剤の投入量、スラリーの返送量を制御するようにした構成としてもよい。
10 原水槽、11 炭酸ガス反応器、12 凝集攪拌槽、12a 管路(排出路)、13 凝集反応槽、14 凝集沈殿槽、15 放流槽、16 スラリー槽、
17 フィルタープレス、21 スラリー返送装置、22 スラリー返送量調整装置、
31 攪拌処理部、32 整流部、33 仕切部、36 凝集攪拌槽の出口、
38 連通路、50 確認部、60 カメラ(撮影手段)、70 判定手段。

Claims (4)

  1. 浄化対象水と凝集剤とを攪拌して浄化対象水中の不純物を凝集させる凝集攪拌槽と、凝集攪拌槽に凝集剤を投入する凝集剤投入装置と、浄化対象水中の不純物を凝集させたスラリーを収容するスラリー槽と、スラリー槽からスラリーを凝集攪拌槽に返送するスラリー返送装置とを備え、
    前記凝集攪拌槽は、浄化対象水の入口側に設けられた攪拌処理部と、浄化対象水の出口側に設けられた整流部と、前記攪拌処理部と前記整流部とを仕切るとともに前記凝集攪拌槽の内底部において前記攪拌処理部と前記整流部とを連通させる連通路を形成する仕切部とを備え、
    前記凝集攪拌槽の浄化対象水の出口と連通して浄化対象水をスラリー槽側に排出する排出路及び前記整流部の少なくとも一方には、浄化対象水中の不純物粒子の大きさを外部から目視確認可能な確認部を備えたことを特徴とする浄水装置。
  2. 確認部の内側を流れる浄化対象水中の不純物粒子を撮影する撮影手段と、当該撮影手段で撮影された画像を入力して不純物粒子の大きさを判定し判定結果を出力する判定手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の浄水装置。
  3. 前記判定結果に基づいて前記凝集剤投入装置を制御して前記凝集攪拌槽への凝集剤投入量を調整する制御手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の浄水装置。
    浄水装置。
  4. 前記判定結果に基づいて前記スラリー返送装置を制御して前記凝集攪拌槽へのスラリー返送量を調整する制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の浄水装置。
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